機能性表示食品届出情報(10/16~10/22) | ||
【今週の登録番号】 B164・B165・B166・B167 |
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この一週間の届出は受理の公表は、B164~B167の4件 今週は新規成分の届出受理はありませんでした。件数も少なかったですね。 今回は、少しだけ遡って解説したいと思います。 B62 ブラックジンジャー(丸善製薬株式会社) 関与成分 ブラックジンジャー由来5,7-ジメトキシフラボン 機能性表示 「本品にはブラックジンジャー由来5,7-ジメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来5,7-ジメトキシフラボンは中高年齢者において加齢により衰える歩行能力の維持に役立つことが報告されています。」 現在、そして将来に大きな問題となるであろうフレイル対策商品で非常に意義があるものとは思うが、本当に、科学的根拠が充分と言えるのかと疑問も残ります。 本製品は、SRで機能性を評価していますが、なんと最終的に評価して論文はⅠ報であり、それも60歳以上のタイ人を対象としたDBTだけでの評価です。 本当に、これだけで評価して良いのか、私は疑問を持っています。 プラセボと低用量群、高用量群(本製品量)の3群間での比較試験で1群15例の割り付けで8週間の試験で、いくつか評価項目のあるなら、6分間歩行テストのみでプラセボとの間で有意差がついたということで、この機能性が謳われています。 人種差とか、食習慣とか、生活環境とか、タイ人と日本人、タイ国と日本国での違いが、この試験だけで大丈夫と言えるのでしょうか? この試験自体が非常にしっかりしていたとしても、本当に大丈夫なのでしょうか? これを摂取することで、本当に歩行能力維持に役立つと言えるのでしょうか? 私個人としては、現状では、消費者には積極的には勧められません。 |
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【楽天市場】 ジメトキシフラボン含有製品 |
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27年度を振り返って
A8 蹴脂粒
関与成分 キトグルカン(エノキタケ抽出物):エノキタケ由来遊離脂肪酸混合物
機能性表示 「本品は、キトグルカン(エノキタケ抽出物)を配合しており、体脂肪(内臓脂肪)を減少させる働きがあります。体脂肪が気になる方、肥満気味の方に適しています。
」
トクホで許可しなかった成分を機能性表示では認めるのかと言うことで、大変大きな問題になった製品でした。
結局、メーカーは、同一成分を関与成分としたトクホの申請は取り下げ、消費庁は、機能性表示食品としては届出を撤回する安全性の理由は存在しないとして、機能性表示食品としては認める内容の結論となりました。
機能性根拠は、最終製品での臨床試験で評価されています。 BMI25 以上の成人男女 80 名(1群40名)を対象に、当該製品とプラセボ群とのDBT、12 週間の試験で評価されています。 その結果、プラセボ食群と比較して試験食群の体重、BMI、全体脂肪面積、内臓脂肪面積で有意な減少が認められた。 他の多くの科学的根拠としているSRや臨床試験に比べて見劣りするデータではないことは明らかです。 また、安全性に関しても、他の届出製品と比べて、劣るデータはないような気がします。 これを受理しないとなると、受理してはいけないものがまだまだ多数あるような気がします。 本製品の届出に関しては、色々と物議をかもしましたが、他のものと比べると、本当に大問題にする必要があったのかと、今から考えるとクエッションマークがついてしまいます。 |
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【楽天市場】 蹴脂粒 |
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消費者庁に届出られた機能性表示食品のあれこれ。表示する機能性(効果)・エビデンス・主な対象者・機能性関与成分名・安全性に関する評価・製造品質管理情報・摂取する際の注意事項。
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