2020年6月12日金曜日

理想のトマ190g(株式会社伊藤園)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社伊藤園が消費者庁に届出た機能性表示食品理想のトマト 190gのエビデンス


株式会社伊藤園が消費者庁に届出た機能性表示食品【理想のトマト 190g】のエビデンス。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



#1
理想のトマト 190gの表示しようとする機能性

#2
理想のトマト 190gの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#3
理想のトマト 190gのエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
株式会社伊藤園
機能性表示食品検索

【届出番号】

F33


【届出日】

2020/04/13


【届出者名】

株式会社伊藤園
(3011001002279)
楽天市場
株式会社伊藤園


【商品名】

理想のトマト 190g


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
GABA
楽天市場
GABA

【表示しようとする機能性】

本品にはGABAが含まれます。
GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能や、デスクワークなどで生じる疲労感を軽減する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
血圧が高めの健康な成人

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
「理想のトマト 190g」はトマトのみを原材料としたトマト飲料です。また、GABAは、トマトに含まれるアミノ酸の一つであり、当該製品に含まれるGABAは原材料のトマトに由来するものです。トマトやトマト飲料は、日本のみならず世界中で親しまれており、喫食実績の多い安全な食品であると考えています。
当該製品は、弊社で2011年5月16日に発売を開始した「理想のトマト」と同等であり、これまでに1270万ケースの販売実績があります。また、幅広い世代で男女問わず飲んでいただいておりますが、「理想のトマト」に起因する重篤な健康被害情報はありませんでした。また、機能性関与成分の2次情報の評価からも、安全性に問題ないと考えられます。
よって、当該製品も安全であると判断しておりますが、体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談していただきたいと考えております。また、降圧剤等の医薬品と併用すると、血圧を下げすぎてしまう可能性がありますので、服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。
降圧剤等の医薬品を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


【生産体制】
当該製品は、総合衛生管理製造過程やISO 22000、FSSC22000に準じた手順書を作成し、製造しています。
原材料の受け入れから製品の出荷に至るまでこの手順書をもとに製造することで、均一で衛生管理の行き届いた製品をお客様にお届けしています。
万一、不良品ができた場合には、いつ、どこで発生したのか分かる仕組みになっており、原因を究明できる体制を取っています。
また、製造している工場自体も定期的に監査しています。
不適格な工場は製造を中止し、基準を満たした場合のみ製造できる仕組みになっています。

【製造及び品質管理体制】
手順書による製造工程の管理、工場の管理と共に、最終製品は出荷検査を実施しています。
規格に適合した製品のみ出荷する仕組みになっており、安全な製品をお客様にお届けしています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



①血圧が高めの方の血圧を下げる機能
【標題】「理想のトマト 190g」に含有する機能性関与成分GABAの血圧低下に関する研究レビュー

【目的】当該製品を販売するにあたり、GABAの血圧降下作用に関して科学的な根拠があるのか「健康な成人がGABAを含む食品を摂取すると血圧が下がるか」について文献を調査しました。

【背景】
GABAは自然界に広く分布するアミノ酸の一種であり、一般に脊椎動物等における抑制性の神経伝達物質として広く知られています。経口摂取した場合の機能として自律神経系に作用することで血圧降下作用を示すことが報告されています。しかし、GABAのこれらの効果を総合的に調べ効果の有無を判断した研究はなかったため、今回調査しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には健康な成人及び軽症高血圧者を対象とした試験を実施している文献を探しました。調査の結果、15件の文献がヒットしました。

【主な結果】
 血圧降下作用について調査した文献には、GABAを12.3mg摂取すると被験者の収縮期血圧(SBP)及び拡張期血圧(DBP)が低下し、軽症血圧者の方を除外して評価しても同様に血圧を低下させることが明らかとなりました。また、正常血圧者のみを対象とした結果においてはSBP及びDBPは低下しないことが明らかとなりました。よって、GABAは血圧が高めの方の血圧を下げる機能がありますが、正常血圧者の血圧は下げないと考えられます。

【科学的根拠の質】
 GABAの血圧効果作用を確認した文献は、15件中11件がRCT、4件が非RCTでした。バイアス・リスクはや非一貫性については中程度でしたが、非直接性、不精確、その他バイアスは低く、総じて研究の妥当性・信頼性は中程度から高程度と考えられました。
 
②デスクワークなどで生じる疲労感を軽減する機能
【標題】「理想のトマト 190g」に含有する機能性関与成分GABAの疲労感軽減作用に関する研究レビュー

【目的】当該製品を販売するにあたり、GABAの疲労感軽減作用に関して科学的な根拠があるのか「健康な成人がGABAを含む食品を摂取すると疲労感が軽減するか」について文献を調査しました。

【背景】
GABAは自然界に広く分布するアミノ酸の一種であり、一般に脊椎動物等における抑制性の神経伝達物質として広く知られています。経口摂取した場合の機能として交換神経を抑制することが報告されており、これにより精神的ストレスを緩和し、最終的に疲労感を軽減させると考えられています。しかし、GABAのこれらの効果を総合的に調べ効果の有無を判断した研究はなかったため、今回調査しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には健康な成人を対象とした試験を実施している文献を探しました。調査の結果、3件の文献がヒットしました。

【主な結果】
 採用した3件のうち2件で、GABAを28mg以上摂取することによる疲労感軽減作用が確認されました。

【科学的根拠の質】
 GABAの疲労感軽減作用を確認した文献は、3件中2件がランダム化比較試験、で1件が非ランダム化比較試験でした。バイアス・リスクはや非一貫性については中~高程度でしたが、非直接性、不精確、その他バイアスは低く、総じて研究の妥当性・信頼性は中程度から高程度と考えられました。

 以上、血圧が高めの方の血圧を下げる機能ではGABAを12.3mg以上摂取すると対照食品を摂取した場合と比較して収縮期血圧(SBP)及び拡張期血圧(DBP)が有意に低下し、また、デスクワークなどで生じる疲労感を軽減する機能ではGABAを28mg以上摂取すると対照食品を摂取した場合と比較して疲労感が有意に低下することが確認されました。
よって、「理想のトマト 190g」はGABAを110mg以上含有しているため、血圧が高めの方の血圧を下げる機能や、デスクワークなどで生じる疲労感を軽減する機能が期待出来ます。

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