2020年12月3日木曜日

もち麦リゾットチーズ(日清フーズ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

日清フーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品もち麦リゾット チーズのエビデンス(科学的根拠)



日清フーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【もち麦リゾット チーズ】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
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機能性表示食品まとめ一覧

日清フーズ株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F555


【届出日】

2020/10/22


【届出者名】

日清フーズ株式会社
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

もち麦リゾット チーズ


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。
難消化性デキストリン(食物繊維)には、食事から摂取した脂肪や糖の吸収を抑えて、食後の血中中性脂肪や血糖値の上昇を抑制する機能があることが報告されています。
また、おなかの調子を整える機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
食後の血中中性脂肪が気になる健常成人、食後の血糖値が気になる健常成人、おなかの調子を整えたい健常成人

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品に使用している難消化性デキストリンは、トウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維であり、原料としては食経験があると考えられます。重篤な有害事例は報告されていません。
難消化性デキストリンは、特定保健用食品の関与成分として使用されており、2019年3月で387品目が許可取得し、トクホ全体の約36%に相当します。許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態があります。
健康被害についての情報はありませんでしたが、健康な成人10名を対象として、難消化性デキストリンを体重1kgあたり0.7~1.1g摂取させたところ、1.1g/kg体重を摂取した男性1名で下痢の症状が観察された事例がありました。このことから、本品を食する際の体調や体質などを考慮し、包装の「摂取上の注意」に「一度に多量に食べた場合、又は体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。」との内容を記載して注意喚起しています。
データベースを用いて医薬品との相互作用を確認しましたが、該当する情報はありませんでした。
以上のことから、本品の安全性に問題ないとの評価が妥当であると判断した。

【摂取する上での注意事項】
普段の食事と置き換えてお召し上がりください。また、塩分の過剰摂取をさけるため、一日当たりの摂取目安量を超えての摂取はお控えください。一度に多量に食べた場合、又は体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本品は、ISO 22000認証を取得した国内工場で製造しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


【標題】
 難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪の上昇抑制作用、食後血糖値の上昇抑制作用、整腸作用(便通改善作用)についての検証

【目的】
 以下の3つの内容について検証する事を目的とした。
①健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満)に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取する事により、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が見られるか。
②健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取する事により、食後血糖値の上昇抑制作用が見られるか
③健常成人あるいは便秘傾向の成人に対して、難消化性デキストリンを摂取する事により、整腸作用(便通改善作用)が見られるか

【背景】
 近年、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、メタボリックシンドロームを初めとした生活習慣病の患者数が増加している。食生活を見直す事が注目視される中で、食物繊維の重要性が認識されているが、「平成24年国民健康・栄養調査報告」によると食物繊維の摂取不足が推測されている。
 特定保健用食品にも使用されている難消化性デキストリン(食物繊維)には、食後血中中性脂肪の上昇抑制作用、食後血糖値の上昇抑制作用、整腸作用(便通改善作用)が報告されており、健康維持に役立つと考え、難消化性デキストリン(食物繊維)の①食後血中中性脂肪の上昇抑制作用、②食後血糖値の上昇抑制作用、③整腸作用(便通改善作用)について検証した。

【レビュー対象とした研究の特性】
①食後血中中性脂肪の上昇抑制作用
PubMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの4つの文献検索電子データベースを使用し、健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満)を対象に難消化性デキストリン摂取時の食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用について調査し、抽出された研究論文について、その内容の詳細を検討した。

②食後血糖値の上昇抑制作用
PubMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの4つの文献検索電子データベースを使用し、健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)を対象に難消化性デキストリン摂取時の食後血糖値の上昇抑制作用について調査し、抽出された研究論文について、その内容の詳細を検討した。

③整腸作用(便通改善作用)
PubMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの4つの文献検索電子データベースを使用し、健常成人あるいは便秘傾向の成人を対象に難消化性デキストリン摂取時の整腸作用(便通改善作用)について調査し、抽出された研究論文について、その内容の詳細を検討した。

【主な結果】
①食後血中中性脂肪の上昇抑制作用
9報の研究論文が抽出され、統計解析の結果、「食後血中中性脂肪値(2,3,4時間)」「血中濃度曲線下面積(AUC0-6h)」において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群は有意な食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が認められ、さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを摂取することによって、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が期待できることが示された。

②食後血糖値の上昇抑制作用
43報の研究論文が抽出され、統計解析の結果、「食後血糖値30分」「食後血糖値60分」「食後血糖値の濃度曲線下面積(AUC0-120min)」において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群は有意な食後血糖値の上昇抑制作用が認められ、さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを摂取することによって、食後血糖値の上昇抑制作用が期待できることが示された。

③整腸作用(便通改善作用)
26報の研究論文が抽出され、統計解析の結果、「排便回数」「排便量」において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群は有意な便通改善作用が認められ、さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを摂取することによって、整腸作用(便通改善作用)が期待できることが示された。

 
【科学的根拠の質】
 本レビューでは、各アウトカムの総例数は多く不精確性はなく、一貫性があり、また、公表バイアスの存在は否定されなかったが未公表論文を想定してもその影響は小さいと判断された。したがって、本レビューの結果から、難消化性デキストリン(食物繊維)の①食後血中中性脂肪の上昇抑制作用、②食後血糖値の上昇抑制作用、③整腸作用(便通改善作用)について十分な科学的根拠があると考えられた。

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