サントリー食品インターナショナル株式会社の機能性表示食品,胡麻麦茶600のエビデンス(科学的根拠) |
サントリー食品インターナショナル株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【胡麻麦茶600】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
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動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 機能性表示食品まとめ一覧 |
【届出番号】 |
G433 |
【届出日】 |
2021/08/04 |
【届出者名】 |
サントリー食品インターナショナル株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
胡麻麦茶600 |
【食品の区分】 |
加工食品(その他) |
■生鮮食品の機能性表示食品 |
【機能性関与成分名】 |
ゴマペプチド(LVYとして) クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはゴマペプチド(LVYとして)が含まれます。ゴマペプチド(LVYとして)には高めの血圧の改善をサポートする機能があることが報告されています。血圧が高めの方に適しています。 |
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【想定する主な対象者】 |
血圧が高めの健常成人 |
■免疫維持に効果の機能性表示食品 ■鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品 ■痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
当該製品は機能性関与成分ゴマペプチド(LVYとして)を一日摂取目安量あたり0.16 mg配合した飲料形態の加工食品である。当該製品そのものでの喫食実績がないため、既存情報を用いてゴマペプチド(LVYとして)の安全性評価を実施した。 <食経験に関する評価> 【既存情報を用いた評価(2次情報)】 当該製品の機能性関与成分であるゴマペプチド(LVYとして)について、2次情報の調査を行った結果、「ゴマ」に関する報告があった。しかし当該製品の機能性関与成分は原材料がゴマと同等ではないため、安全性を確認できるだけの十分な喫食期間を伴った情報は見当たらず、食経験は十分でないと判断した。 <安全性試験に関する評価> 【既存情報を用いた評価(2次情報)】 ヒトでの安全性情報を確認したところ、ゴマ蛋白分解物500 mg(ゴマペプチド(LVYとして)0.16 mgを担保する量を含む)を含有する茶飲料(35名)、または1,000 mg含有するカプセル(14名)を1回/日12週間摂取させた条件で、有害事象は認められなかった。 当該製品への機能性関与成分ゴマペプチド(LVYとして)の配合量(一日摂取目安量あたり0.16 mgを担保する量を含む)に対して、懸念すべき情報は見当たらなかったものの、安全性を評価するために十分な情報を確認することはできなかった。 【既存情報を用いた評価(1次情報)】 当該製品の機能性関与成分であるゴマペプチド(LVYとして)について、1次情報の調査を行った結果、遺伝毒性試験、単回及び反復摂取による毒性試験、ヒトでの過剰摂取試験のいずれにおいても安全性に問題は無いと判断された。 報告された安全性試験においてゴマペプチド(LVYとして)を含む各原料の製法はすべて同一であり、当該製品の機能性関与成分であるゴマペプチド(LVYとして)を含有する原材料は安全性試験に用いられたゴマペプチドB-20と同一である。また、ゴマペプチドB-20について500 mgはLVYを0.16 mg担保する量であることが著者問い合わせにより分かっている。従って、これらの結果から、一日摂取目安量あたりゴマペプチド(LVYとして)を0.16 mg担保する量を配合する当該製品の摂取において、安全性に問題はないと考えられたため、評価は十分と判断した。 |
【摂取する上での注意事項】 |
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。体質によりまれにせきがでることがあります。その際は医師にご相談ください。腎機能が低下している方は医師とご相談の上、飲用してください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
当該製品は、FSSC22000を取得している工場で製造する。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
ア.標題 ゴマペプチド(LVYとして)による血圧低下作用に関するシステマティックレビュー イ.目的 血圧が正常または高めの健常者、Ⅰ度高血圧者を対象として、ゴマペプチド(LVYとして)を含む食品の経口摂取が、プラセボ食品の経口摂取と比較して、血圧低下作用を示すかを、介入研究による報告を収集して検証する。 ウ.背景 ゴマにはタンパク質成分が豊富に含まれており、ゴマを脱脂した後、タンパク質を抽出し分解酵素を作用させて得られたゴマペプチドの1つであるLVYが、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害活性を示すことが報告されている。また、ヒトを対象とした試験においても、ゴマペプチド(LVYとして)の摂取4週間後に有意な血圧低下作用を示すことが確認されている。そこで、ゴマペプチド(LVYとして)の摂取は血圧が正常または高めの健常者、Ⅰ度高血圧者において血圧低下作用を示すか、統合的に検証した。 エ.レビュー対象とした研究の特性 血圧が正常または高めの健常者、Ⅰ度高血圧者において、ゴマペプチド(LVYとして)を含む食品の摂取が、プラセボ食品の摂取と比較して、血圧低下作用を示すかを検証した研究を収集した。国内外のデータベースを使用し、2020年7月10日に検索を行い、検索日以前に発表された文献を網羅的に集めたところ、条件を満たす文献は2報2研究であった。2報2研究はいずれも日本で実施されたプラセボ対照試験で、査読付き(専門家により審査された)論文であった。 オ.主な結果 評価した2研究は、血圧が高めの健常者及びⅠ度高血圧者に一日当たりゴマペプチド(LVYとして)を0.08 mg~0.16 mg含む食品の4週間~12週間摂取により、収縮期血圧及び拡張期血圧によって評価される血圧低下作用において肯定的な結果が示されていた。また、本研究レビューの対象者には軽症者(Ⅰ度高血圧者)が含まれていたが、疾病に罹患していない者(血圧が高めの健常者)のみを対象とした評価においても、ゴマペプチド(LVYとして)の摂取による肯定的な結果が示された。 カ.科学的根拠の質 評価した2研究において、各研究の対象者数が効果の検討に十分であるか不明であったこと、利益相反(研究に影響を与える利害関係)のリスクが懸念されたこと、また、否定的な研究結果が選択的に公開されていない可能性が否定できなかったことから、今後の研究を継続的に検証する必要があると考えられた。 |
消費者庁に届出られた機能性表示食品のあれこれ。表示する機能性(効果)・エビデンス・主な対象者・機能性関与成分名・安全性に関する評価・製造品質管理情報・摂取する際の注意事項。
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