2021年10月8日金曜日

エノキパウダー(株式会社シー・アクト)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社シー・アクトの機能性表示食品,エノキパウダー のエビデンス(科学的根拠)


株式会社シー・アクトが消費者庁に届出た機能性表示食品【エノキパウダー】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

【届出番号】
G544

【届出日】
2021/08/27

【届出者名】
株式会社シー・アクト
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
エノキパウダー

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
エノキタケ由来脂肪酸(リノール酸、α-リノレン酸)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはエノキタケ由来脂肪酸(リノール酸、α-リノレン酸)が含まれます。エノキタケ由来脂肪酸(リノール酸、αーリノレン酸)には、肥満気味な方の内蔵脂肪・BMIを減らす機能があることが報告されています。肥満気味で内蔵脂肪や高めのBMIが気になる方に適しています。

【想定する主な対象者】
肥満傾向の健常成人

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
エノキタケは、タマバリタケ科のキノコの一種。子実体は古くから食用とされ、エノキダケ、ナメタケ、ナメススキ、ユキノシタとも呼ばれている。1960年代頃から現在は全国で栽培され全国各地で食されている。昭和から平成にかけて生産量は年々増加し 20 年以上にわたり 100,000t以上ものエノキタケが生産され、きのこ類の中では最も生産されている。また、一般家庭のエノキタケに対する平均的な年間購入量は7816g(2014年)であり、1日当たり地平均21.4g消費していることになり、キノコ類では1位の消費量である。
 本品は、長野県産のエノキタケを単純に乾燥・粉末化した商品であり、機能性関与成分を含むその他の成分は、水分を除いた分だけ濃縮(およそ9倍に濃縮)されているものであり、大きな成分変質も無く同様に含んでおり、消化吸収にも大差が無いと考えられる。そして、本品の1日摂取目安量の0.2gは、生鮮エノキタケに換算して1.75g/日となり、日本人の平均的な摂取量と比較しても大差が無く、まったく安全性に問題は無いと判断している。また、類似する食品として 摂取集団、摂取頻度、食習慣等を踏まえた当該成分を含有する食品の日常的な摂取量、機能性関与成分の含有量に関して同等なレベルと考えられ、且つ健康被害情報も特になく問題は無い。また、機能性関与成分である エノキタケ由来脂肪酸(リノール酸、α-リノレン酸、) は様々な食品に含まれ、自然界に広く分布する脂肪酸の一種であることから、日常的に食生活で摂取されている食品成分であると考えられる。
また、複数のデータメースから既存情報による安全性の情報から同等と言える成分についての安全性及び医薬品との相互作用等を確認したが、特に問題となる報告は無かった。
以上のことから、本品は類似する生鮮食品で十分な喫食実績を持っており、且つ、機能性関与成分であるエノキタケ脂肪酸(α-リノレン酸、リノール酸) においても安全性、医薬品との相互作用を懸念する報告はないため、本品の安全性に問題はないと判断する。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量に摂取することにより疾病が治癒したり、より健康が増進するものではあ
りません。一日摂取目安量を参考に、摂りすぎにご注意ください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
認定機関(SGS United Kingdom Ltd)によるFSSC 22000(承認番号JP12/030183)認定工場である、京都グレインシステム株式会社で製造している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
 エノキタケ由来脂肪酸(リノール酸、αーリノレン酸)による、体脂肪・内蔵脂肪・体重・Body mass index(以下、BMI)を減少させる機能に関する研究レビュー
【目的】
エノキタケ由来脂肪酸(リノール酸、αーリノレン酸)の摂取による、肥満傾向を有する健常成人の体脂肪・内蔵脂肪・体重・BMIを改善する効果について、ヒト試験論文のシステマティック・レビューを実施し、検証した。
【背景】
肥満とは、脂肪組織が過剰となった状態と定義され、現在では日本人の25.8%がBMI25以上の肥満傾向にある(厚生労働省 健康局総務課生活習慣病対策室:平成30年国民健康・栄養調査)。肥満は、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病のリスクファクターとなることが知られている。さらに、皮下脂肪より内蔵脂肪が過剰に蓄積すると動脈硬化疾患リスクを保有する頻度が高く、内臓脂肪面積100cm2以上、これに相当するウエスト周囲長(男性85cm以上、女性90cm以上)に加え、血糖、脂質、血圧の異常を2つ以上合併する場合、メタボリックシンドロームとなる。メタボリックシンドロームは生活習慣病を招きやすくなる病態であることから、内蔵脂肪を減らし、肥満傾向を改善することができれば種々の疾患リスクを低減することができるため、その重要性がうかがえる。エノキタケ(F.velutipes)は、タマバリタケ科のキノコの1種であり、エノキタケの熱水抽出物および子実体残渣を脱アセチル化して得られる抽出物は、経口摂取によりBMI25以上の被験者の内蔵脂肪を減少させる効果があることが報告されている。
【レビュー対象とした研究の特性】
  PunbMed、J-DreamⅢ、医中誌Webを、情報源として用いるデータベースとして文献検索を行った(最終検索日2021年1月22日)。その結果、計88報の文献が検索され、採用基準で選抜した結果、計1報が採用されたため、最終的にその1報の文献を評価した。
【主な結果】
  採用された1報の文献から、エノキタケ由来脂肪酸1.2㎎(リノール酸0.9㎎、αーリノレン酸0.3㎎)以上含む食品を摂取することで、内蔵脂肪・体重・BMIを減少させる機能が認められる肯定的な結果が得られた。文献では日本人を対象とした試験が実施されており、エノキタケ由来脂肪酸(リノール酸、α-リノレン酸)の摂取による、内蔵脂肪・BMIを減少させる機能は、科学的根拠があると判断した。
【科学的根拠の質】
本研究レビューの限界として、採用文献が一方のみであったことから研究のバイアスリスクを完全に否定できないことが限界として挙げられる。しかし採用された文献は信頼性の高い試験デザインのRCT(プラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験)で実施され、内蔵脂肪・体重・BMIにおいて対照群と比較して介入群で有意な効果が認められたため、十分なエビデンスを有していると考えられる。したがって、さらなるエビデンスの充実は必要ではあるが、エノキタケ由来脂肪酸(リノール酸、αーリノレン酸)を含む食品の摂取により内蔵脂肪・BMIを減少させる機能を発揮することの有効性が示唆された。

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