2022年10月31日月曜日

アーモンドミルクマスカット(ダイドードリンコ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

機能性表示食品 届出企業全リスト

ダイドードリンコ株式会社:アーモンドミルクマスカットの効果とエビデンス(科学的根拠)


届出番号・届出日・届出者名・(法人番号) ・商品名・食品の区分・機能性関与成分名
H493
2022/09/06
ダイドードリンコ株式会社
(8120001196529)
アーモンドミルクマスカット
加工食品(その他)
グアーガム分解物(食物繊維)
届出製品全リスト
ダイドードリンコ株式会社

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【表示しようとする機能性】

本品にはグアーガム分解物(食物繊維)が含まれます。
グアーガム分解物(食物繊維)には、善玉菌(ビフィズス菌)を増やして腸内環境を良好にする機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
健常者

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本届出食品の機能性関与成分であるグアーガム分解物(食物繊維)(以下、グアーガム分解物)は、水溶性の食物繊維である。
1.食経験
 本届出食品の機能性関与成分であるグアーガム分解物は、太陽化学株式会社より製品名「サンファイバー」として1988年に上市され、主に食品原料として日本をはじめ世界各国に30年以上販売されている。このグアーガム分解物が配合された食品は国内で多数販売され、2004年からは、1日分あたり3.75g~9gグアーガム分解物を含む粉末状の食品「サンファイバー」として過去に少なくとも5品(以下、対象品)が日本国内で販売されており、これまでに重大な健康被害は報告されていない。
本届出食品はグアーガム分解物を1日摂取目安量当たり3.5g含有し、使用しているグアーガム分解物の製造販売者元及び規格は対象品と同じである。また、対象品はグアーガム分解物を1日分あたり、本届出食品と同等量以上の3.75g~9g含む。そのため、対象品の食経験をもって安全性の評価は十分と考える。
一方、対象品は粉末形態であるが、水溶性であり、水や飲料、スープやみそ汁などの食品に溶かして摂取されている。本届出食品は洋生菓子形態であるが、ゼリー状であり、グアーガム分解物は既に溶解状態にあるため、食品形態による機能性関与成分の消化・吸収性に差はないと考える。
また、本届出食品の配合原料等は対象品と異なるが、機能性関与成分以外の成分や加工工程の影響により機能性関与成分が変質するような食品ではない。
以上より、対象品は評価対象として適していると考えた。

2.安全性試験に関する評価
 既存情報による安全性試験の評価の結果から1日当たりグアーガム分解物(食物繊維として)3.4~5.2gの長期摂取および10.2~30.6gの過剰摂取において、安全性に問題がないことが確認されている。

3.医薬品との相互作用
データベースを用いた調査の結果、理論的に考えられる相互作用として糖尿病治療薬や高血圧薬との併用が副作用を増強させる可能性があることなどが報告されているが、本届出食品の摂取対象者は疾病に罹患していない方であり、健康な方が本届出食品を摂取する場合においては安全性に問題はないと考える。

以上の結果から、本届出食品の安全性に問題はないと判断した。


【摂取する上での注意事項】
摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、FSSC22000、ISO22000認証取得工場にて製造・品質管理を行っています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
本届出食品「アーモンドミルクマスカット」に含有する機能性関与成分“グアーガム分解物(食物繊維)”による、ビフィズス菌を増やして腸内環境を良好にする機能に関するシステマティックレビュー
【目的】
健常者を対象に、グアーガム分解物(食物繊維)の摂取がビフィズス菌を増やして腸内環境を良好にするかについて検証した。
【背景】
腸内細菌の一種であるBifidobacterium属細菌(ビフィズス菌)には、便秘改善や有害菌の排除、発ガン関連酵素の活性低下などの有用作用が報告されており、有用菌の代表として一般に広く知られている。一方、グアーガム分解物には摂取後に糞便中のビフィズス菌が増加したという研究報告はあるものの、網羅的に検索して評価されたことはなかった。
【レビュー対象とした研究の特性】
文献の検索は、英文文献データベースは2021年1月4日に、和文文献データベースは2021年2月22日に、それぞれのデータベースに掲載されている全ての文献を対象に検索した。その結果、健常者を対象とし、グアーガム分解物摂取群とプラセボ摂取群とを比較した試験デザインである2報の文献を評価した。いずれの文献も原料を販売している企業(太陽化学㈱)が資金提供を行い、第三者機関が試験を実施した。論文の著者には太陽化学㈱の従業員が含まれる。
【主な結果】
選定された2報を評価した結果、グアーガム分解物(食物繊維として)を3.5g以上1日1回摂取することにより、プラセボ摂取時と比較して糞便中のビフィズス菌が有意に増加することが認められた。従って、グアーガム分解物にはビフィズス菌を増やして腸内環境を良好にする機能があると考えられる。
【科学的根拠の質】
調査対象の文献2報は査読付き論文であり、研究デザインがランダム化コントロール比較試験(RCT)であったため、いずれも研究の質は高く、各項目に関して一定の根拠が認められた。しかしながら、調査対象の文献が2報と十分とは言えず、未報告研究の存在が否定できないことが研究の限界として挙げられ、更なる臨床研究が望まれる。

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