株式会社伊藤園が消費者庁に届出た機能性表示食品さらさら むぎ茶の機能性に関する届出者の評価(エビデンス)情報 |
#1 さらさら むぎ茶の表示しようとする機能性 #2 さらさら むぎ茶をおすすめする対象者 #3 さらさら むぎ茶を摂取する上での注意事項 #4 さらさら むぎ茶の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報) #5 さらさら むぎ茶のエビデンス(科学的根拠) |
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過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】 を参照してください。 株式会社伊藤園 |
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機能性表示食品検索 |
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【届出番号】 |
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E716 | |
【届出日】 |
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2020/02/10 | |
【届出者名】 |
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株式会社伊藤園 (3011001002279) |
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楽天市場 株式会社伊藤園 |
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【商品名】 |
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さらさら むぎ茶 | |
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加工食品(その他) | |
【機能性関与成分名】 |
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モノグルコシルヘスペリジン | |
楽天市場 モノグルコシルヘスペリジン |
【表示しようとする機能性】
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本品には、モノグルコシルヘスペリジンが含まれます。 モノグルコシルヘスペリジンには、気温や室内温度が低い時などの血流(末梢血流)を改善し、体温(末梢体温)を維持する機能が報告されています。 |
【想定する主な対象者】 |
健康な成人 |
【安全性の評価方法】 |
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。 既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
「さらさら むぎ茶」は、日本人に馴染みの深い麦茶飲料に既存食品添加物である糖転移ヘスペリジン(モノグルコシルヘスペリジン)を加えたものです。 ヘスペリジンは、温州みかんやオレンジ、レモンに含まれるポリフェノールの一つです。東洋では陳皮(漢方薬)、ヨーロッパでは医薬品原料として使われている成分です。日本では水溶性を高めたモノグルコシルヘスペリジンが販売されており、安全性は十分に確認されています。 当該製品と同様に糖転移ヘスペリジンを添加した飲料として、株式会社伊藤園が2012年7月から日本で販売開始した特定保健用食品「スタイリースパークリング」(炭酸飲料)、2013年4月から販売を開始した「スタイリー炭酸水 レモン味」(炭酸飲料)があります。これらはモノグルコシルヘスペリジンを340mg含んでおり、これまでに7000万本以上の販売実績があり、健康被害に関する情報はありません。また、モノグルコシルヘスペリジンを含む食品のヒトを対象とした試験では、多くの試験で安全性が確認されており、重篤な健康被害は報告されていません。 「さらさら むぎ茶」もモノグルコシルヘスペリジンを178mg含む飲料であり、従来の飲料と同様、安全であると考えていますが、体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談してください。 |
【摂取する上での注意事項】 |
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
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【生産体制】当該製品は、国が認証している食品の安全管理手法(総合衛生管理製造過程)及び国際的な食品の製造・管理方法(FSSC22000)に準じた手順書(株式会社日本キャンパック利根川工場、日本果実工業株式会社山口工場)、または国際的な食品の製造・管理方法(FSSC22000)に準じた手順書(株式会社西日本キャンパック岐阜工場、和歌山県農業協同組合連合会和歌山ノーキョー食品工業株式会社海南工場)を作成し、製造しています。 原材料の受け入れから製品の出荷に至るまでこの手順書をもとに製造することで、均一で衛生管理の行き届いた製品をお客様にお届けしています。 万一、不良品ができた場合には、いつ、どこで発生したのか分かる仕組みになっており、原因を究明できる体制を取っています。 また、製造している工場自体も定期的に監査しています。 不適格な工場は製造を中止し、基準を満たした場合のみ製造できる仕組みになっています。 【製造及び品質管理体制】手順書による製造工程の管理、工場の管理と共に、最終製品は出荷検査を実施しています。 規格に適合した製品のみ出荷する仕組みになっており、安全な製品をお客様にお届けしています。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】
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【標題】モノグルコシルヘスペリジンの血流改善、体温維持効果について 【目的】当該製品を販売するにあたり、モノグルコシルヘスペリジン(ヘスペリジン、ヘスペレチン含む)の血流改善および体温維持の効果に関して科学的な根拠があるのか以下の2つについて文献を調査しました。 1) 健康な方がヘスペリジンを含む食品を摂取すると血流を改善するか 2) 健康な方がヘスペリジンを含む食品を摂取すると体温(末梢)を維持するか 【背景】 ヘスペリジンは温州みかんやオレンジ、レモンに含まれるポリフェノールの一つです。日本では水溶性を高めたモノグルコシルヘスペリジンが販売されており、手や足など末梢部分の体温を維持させる効果が報告されています。しかしヘスペリジンのこれらの効果をそれぞれについて総合的に調べた研究はなかったため、今回調査しました。 【レビュー対象とした研究の特性】 日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には健康な人で試験を実施している文献を探しました。調査の結果、ヘスペリジンの血流改善、体温維持について3件の同じ文献がヒットしました。 なお、レビューは試験対象者に18歳、19歳が含まれる論文も採用しています。 これは、 (1)「日本人の食事摂取基準(2015年)」には「18 歳以上を成人とする。」と書かれていること、 (2)栄養機能食品では18歳以上の年齢階級から算出された値を栄養素等表示基準値としていること、 (3)海外の試験では18歳以上を成人とする国が多いこと、 これら3点について総合的に判断すると、18歳、19歳は成人と同等であると判断できるためです。このため、「選択基準を18歳未満でないこと」としてレビューを実施しました。 【主な結果】 調査した文献には、糖転移ヘスペリジン(主成分モノグルコシルヘスペリジン)を178mg(または340mg)摂取すると、寒冷条件において指、つま先、鼓膜の温度の低下を抑制すること、また、低下した体温の回復を早めることが明らかとなりました。寒冷負荷試験は15℃の冷水に手をつけたあとの末梢血流、末梢体温の回復を見る試験であり、気温や室内温度が低い時に手が冷えることを想定した試験です。また、60℃の温かい飲料摂取後に肌寒い部屋で指先の血流の低下を遅延する効果もありました。この体温を維持する効果は、寒冷条件によって悪化した末梢血液循環の改善を伴うもの、又は、温かい飲料摂取後の末梢血液循環の促進を伴うものでした。 【科学的根拠の質】 糖転移ヘスペリジンの血流改善および体温維持効果を見た文献は、全てが冷えを感じている女性を対象としていました。男性のデータ及び幅広い年齢層での試験が必要ですが、性差・年齢による効果の違いはこれまで報告されていないため、体温を維持させる効果があると判断しました。 モノグルコシルヘスペリジンを178mg摂取することで末梢血流を改善し、指・つま先など末梢体温を維持することが確認されました。 「さらさら むぎ茶」はモノグルコシルヘスペリジンを178mg配合しているため、気温や室内温度が低い時などの健やかな血流(末梢血流)改善し、体温(末梢体温)の維持に役立つことが期待できます。 |
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