大正製薬株式会社
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大正製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【コレステロールや中性脂肪が気になる方のカプセル】のエビデンス。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】 を参照してください。 大正製薬株式会社 |
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機能性表示食品検索 |
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【届出番号】 |
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E699 | |
【届出日】 |
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2020/01/31 | |
【届出者名】 |
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大正製薬株式会社 (4013301006867) |
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楽天市場 大正製薬株式会社 |
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【商品名】 |
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コレステロールや中性脂肪が気になる方のカプセル | |
機能性表示食品検索 |
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加工食品(サプリメント形状) | |
【機能性関与成分名】 |
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リコピン、DHA・EPA | |
楽天市場 リコピン DHA EPA |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはリコピンが含まれています。リコピンには、LDL(悪玉)コレステロールを低下させる機能があることが報告されています。 本品にはDHA・EPAが含まれています。DHA・EPAには、中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。 |
【想定する主な対象者】 |
LDL(悪玉)コレステロールが気になる健常成人 ・中性脂肪が気になる健常成人 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
下記の(ア)及び(イ)の情報により、機能性関与成分であるリコピンを一日摂取目安量27.8 mg、DHA・EPAを一日摂取目安量275 mgおよび25 mgそれぞれ含有する本品は安全であると判断した。 (ア)既存情報を用いた評価 リコピンおよびDHA・EPAについて既存情報を用いた評価を実施した結果、両成分ともにそれらを原因とする被害情報は認められていない。また、両成分それぞれの一日摂取目安量に対して、その5倍量以上の安全性が評価されていることから、本品の安全性に懸念はないと考えられた。 (イ)医薬品との相互作用に関する評価 リコピンについては、既存のデータベースを検索した結果、ヒトにおける医薬品との相互作用に関する報告は確認されなかったことから、注意喚起を行うべき機能性関与成分と医薬品との相互作用はないものと判断した。DHA・EPAについては、一部の医薬品との相互作用の可能性が報告されているが、機能性関与成分の安全性に問題がない旨が報告されていること、ヒトにおいて医薬品との相互作用を示す具体的な文献がない、または文献において安全性が確認されていることから、注意喚起を行うべき機能性関与成分と医薬品との相互作用はないものと判断した。 |
【摂取する上での注意事項】 |
多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。乾燥剤は誤って召し上がらないでください。本品は天産物を使用しておりますので、収穫時期などにより色・風味のばらつきがありますが、品質には問題ありません。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
本品の製造所である三生医薬株式会社は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMP認証を取得しており、本基準に準拠して生産・製造及び品質管理を行っている。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価】 |
1.リコピン ア 標題 リコピンの経口摂取によるLDLコレステロール低下作用に関する研究レビュー イ 目的 誰に P):疾病に罹患していない者 何をすると I):リコピンの摂取 何と比較して C):プラセボの摂取 どうなるか O):LDLコレステロールの低下 研究デザイン S):ランダム化プラセボ対照比較試験 ウ 背景 リコピンは、トマトなどに豊富に含まれる赤色を呈する色素である。リコピンの摂取はアテローム性動脈硬化症などの心血管疾患リスクを低下させることが報告されており、その機序として抗酸化作用やコレステロール低下作用などが考えられている。 近年、リコピンのLDLコレステロール低下作用についてメタアナリシスの報告もあるが、機能性表示食品のガイドラインに合致した研究レビューは報告されていない。 そこで、これまでの国内外の知見を精査し、標題の研究レビューを行った。 エ レビュー対象とした研究の特性 検索期間を限定せずに、検索日までの全範囲を対象に、PubMed及び医中誌Webの文献データベースを用いて検索した結果(検索日PubMed:2019年12月26日、医中誌Web:2019年12月26日)、LDLコレステロールが境界域(疾病に罹患していない者)及び軽症域の日本人成人男女を対象としたRCT(研究の対象者をランダムに2つのグループに分け、一方には評価しようとするものを摂取させ、もう一方には対照となるものを摂取させて比較する臨床試験)の1文献を抽出した。なお、この文献に届出者(大正製薬株式会社)の関与は無かった。 オ 主な結果 採用した文献は、日本で実施された臨床試験で、LDLコレステロールが境界域及び軽症域の日本人成人男女を対象に、リコピン22.0~27.8 mg/日を12週間摂取させ、境界域での層別解析を行ったものであった。その結果、境界域の者に対し、摂取12週間後において、リコピン摂取群のLDLコレステロールがプラセボ群と比較して有意に低下した。本品はリコピンの一日摂取目安量を27.8mgとすることから、当該機能に対する有効性が期待できるものと判断した。 カ 科学的根拠の質 採用した文献は、症例減少バイアスなどのバイアスリスクがあり、研究の限界として、採用文献が1報のため一貫性が不明で、出版バイアスの可能性も否定できない。しかし、RCTの査読付き文献で肯定的な結果が得られているため、表示しようとする機能性を否定するものではないと判断した。 2.DHA・EPA ア 標題 DHA・EPAの経口摂取による中性脂肪値低下作用に関する研究レビュー イ 目的 誰に P):疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者 何をすると I):DHA・EPAの経口摂取 何と比較して C):プラセボの摂取、もしくはDHA・EPAの介入なし どうなるか O):中性脂肪値の低下 研究デザイン S):ランダム化比較試験(RCT) ウ 背景 DHA・EPAの経口摂取による中性脂肪値を低下させる機能については多数の報告があるが、疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者に限定した場合における有効性は明確でなかった。そこで、これまでの国内外の知見を精査し、標題の研究レビューを行った。 エ レビュー対象とした研究の特性 文献の検索は、検索期間を限定せず、検索日までの全範囲を対象に、RCTであること、DHA・EPAを摂取させる試験であること、疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者を対象としていることを条件に実施した(検索日2016年2月18日)。なお本研究レビューは、届出者(大正製薬株式会社)以外の第三者機関が監修し、届出者の関与は無かった。 オ 主な結果 検索により37報が研究レビューの対象となり、疾病に罹患していない者を対象とした16報のうち10報、中性脂肪値がやや高めの者を対象とした21報のうち15報が、当該の機能性を認めていた。 また、群間比較において当該機能を認めた報告において、1日当たりのDHA・EPAの摂取量は133~10,440 mg、摂取期間は3~14週間であった。 本品は、DHA・EPAの総量として一日摂取目安量を300mgとすることから、当該機能に対する有効性が期待できるものと判断した。 カ 科学的根拠の質 採用文献のエビデンス(科学的根拠)総体について、バイアスリスク(偏りの危険性)は低(0)、エビデンスの強さは強(A)と評価した。なお、日本で実施された研究6報のうち、4報が当該の機能性を肯定しており、日本人への外挿性に問題はないと考えられる。よって、機能性関与成分DHA・EPAを1日当たり133 mg以上摂取することにより、中性脂肪値を低下させる機能が認められると考えられる。 ただし、本研究レビューの限界として、サンプリングバイアス(被験者の偏り)や 言語バイアス(英語と日本語のキーワードのみで検索を行ったことによる偏り)が 完全には否定できないことが挙げられる。 |
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