2021年2月19日金曜日

梅丹梅肉エキスc(小林製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

小林製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品梅丹 梅肉エキスcのエビデンス(科学的根拠)


小林製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【梅丹 梅肉エキスc】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

小林製薬株式会社

【届出番号】
F790

【届出日】
2021/01/08

【届出者名】
小林製薬株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
梅丹 梅肉エキスc

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
クエン酸
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸は日常生活における軽い運動後の一時的な疲労感を軽減することが報告されています。さらに、クエン酸は継続的な摂取により、日常生活の疲労感を軽減することが報告されています。

【想定する主な対象者】
日常生活における軽い運動後の疲労感が気になる方、日常生活において疲労感が気になる方

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
【既存情報を用いた食経験及び安全性の評価】
 クエン酸の急性毒性試験、反復毒性試験等の結果から、安全性上、問題となる情報はありませんでした。食品添加物のFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)による安全性評価において、クエン酸のADI(一日摂取許容量)は「制限しない」とされています。また、健常者にクエン酸を摂取させた2つの臨床試験(①長期摂取試験:クエン酸2700mg/日を12週間摂取、②過剰摂取試験:クエン酸8100mg/日を4週間摂取)においても、有害事象は確認されず、安全性に問題ありませんでした。

以上の結果から、本届出食品のクエン酸の摂取量(1日あたり1000mgもしくは3000mg)は、上記の臨床試験で使用された用量と同等であり、本品を適切に摂取する上で、安全性に懸念はないと判断しました。
なお、クエン酸は単一の化合物であり、由来による性状の差はなく、本品に含まれるクエン酸との同等性はあると判断しています。

【摂取する上での注意事項】
●1日の摂取目安量を守ってください。
●個袋の開封後は賞味期限にかかわらず、お早めにお召し上がりください。
●食物アレルギーの方は原材料名をご確認の上、お召し上がりください。
●個袋の角や切り口で、手や口を切らないようにご注意ください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品を製造する株式会社梅丹本舗紀の川工場ではHACCPの衛生管理手法を参考に、製造者独自の「衛生管理手順書」を作成し運用するとともに、従業員教育を行うなどにより、製造における衛生管理を徹底しています。 またアピ株式会社揖斐川工場は公益財団法人日本健康・栄養食品協会から認定を受けた健康補助食品GMP認定工場で、予め定められた適正な製造基準に従って製造しております。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
クエン酸の疲労感の軽減効果に関するシステマティックレビュー

【目的】
健常者において、クエン酸を含む食品を摂取すると、プラセボ(クエン酸を含まない食品)を摂取した時と比べて、疲労感が軽減するかを検証することを目的にしました。

【背景】
クエン酸の摂取により疲労感が軽減したことを報告した研究はこれまでにもありましたが、健常者を対象とした学術論文としての研究レビューは見当たりませんでした。健常者におけるクエン酸の疲労感の軽減効果を総合的に評価するために本研究レビューを実施しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
PubMed(外国語論文)、J-DreamⅢ(日本語論文)及び医中誌 Web(日本語論文)の3つのデータベースを用いて文献検索した結果、4報の文献を採用しました。4報の文献はいずれも査読付き論文(専門家による審査を経た論文)で、日本人を対象としたランダム化比較試験と呼ばれる信頼性の高い臨床試験でした。

【主な結果】
全ての採用文献で、疲労感はVAS(Visual Analogue Scale)という検査方法で評価されていました。採用文献4報中3報でプラセボと比較して有意な疲労感の軽減効果が認められ、残り1報も軽減傾向が認められており、全体として肯定的な結果であったため、疲労感の軽減効果は科学的な根拠があると判断しました。
また、クエン酸の摂取量に関しては、運動前に1000mgの単回摂取、もしくは1日あたり2700mgの継続摂取において、疲労感の軽減効果が認められました。

【科学的根拠の質】
文献検索は国内外の主要なデータベースを用いており、検索の網羅性は高いと判断していますが、採用文献が4報と少ないことから、出版バイアスの可能性は否定できません。また、採用文献4報中3報でUMIN-CTR等への臨床試験の事前登録がされておらず、バイアスの可能性は否定できません。

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