2021年7月20日火曜日

母心生えごま油(株式会社母心ジャパン)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社母心ジャパンの機能性表示食品,母心 生えごま油のエビデンス(科学的根拠)

株式会社母心ジャパンが消費者庁に届出た機能性表示食品【母心 生えごま油】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

株式会社母心ジャパン

【届出番号】
G176

【届出日】
2021/05/29

【届出者名】
株式会社母心ジャパン
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
母心 生えごま油

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
α-リノレン酸
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはα-リノレン酸が含まれます。α-リノレン酸には血圧が高めの方に適した機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
血圧が高めの方

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
母心生えごま油(本品)は、α-リノレン酸を約60g含有し、一日当たりの摂取目安量は2.7gに相当する。
α-リノレン酸(ALA)は、ω3(n-3)系の多価不飽和脂肪酸で、ヒトの体内では合成されないため食物から摂取する必要があり、必須脂肪酸に分類される。生体内で同じω3系列のエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)に一部変換されるが、これを多く含む食品は少なく、エゴマはその機能性から注目されているところである。
本品は2016年12月の販売開始以来、月間で2000本程を販売しており、製造元のコメガ社(KOMEGA Co., Ltd.、韓国)の情報からは年間で約80tのえごま油を生産し、諸外国に流通させているが、健康被害の情報は同様に得ていない

本品は十分な食経験に裏付けられた安全な食品ではあるが、本届出にあたっては、安全性全般についての情報を網羅的に調査し集約することを目的として広範な調査を実施した。

その結果、「健康食品」の安全性・有効性情報 素材情報データベースより,本品の機能性関与成分である「α-リノレン酸」および本品の原材料である「エゴマ」について確認を行ったところ概ね安全であるとの情報を得た。

さらに文献調査を実施し、安全性に関連して、Takeuchiら(2007)、Ezakiら(1999)の報告をもとに本品の安全性を確認した(別紙様式II-1)。

今回の調査から、α-リノレン酸の安全性について、それが危惧される特記すべき事項はなく、また健康被害情報(副作用報告)は見受けられなかったことから食品成分として安全であり、また本品のα-リノレン酸としての一日当たりの摂取目安量2.7gは安全な摂取量であると判断された。

【摂取する上での注意事項】
●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
FSSC 22000に準拠

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
標題:えごま油に含有する機能性関与成分α-リノレン酸による血圧に対する機能性に関する研究レビュー

目的:血圧が高めの方を対象として、α-リノレン酸(ALA)含有食品を摂取することにより、ALAを全くもしくはほとんど含まない対照となるプラセボ食品等の摂取群と比較して、血圧に対する機能性があるかを検証するために研究レビューを実施した。
背景:高血圧患者に対するALAの機能性やその作用機序については知られているが、より正常血圧に近い血圧高めの方に対する機能性についてはあまり知られていない。

レビュー対象とした研究の特性:2021年1月までに公表された論文でメタアナリシス、シスマティックレビュー、ランダム化比較試験(RCT)、準RCTを対象に検索を行った。スクリーニングの結果、RCT論文1報が採用された。

主な結果:スクリーニングの結果、採用された1報において、ALA2.6g/日による12週間の介入を行った結果、正常高値血圧者においてALA摂取群は対照食品摂取群と比較して介入後の収縮期および拡張期血圧が有意に低値を示したことが報告されていた(それぞれ、p<0.05)。この結果より、ALA摂取は血圧が高めの方に適した機能があることに対して肯定的であった。また、ALAと関連性のある有害事象は見られなかった。採用文献は1報であったが、質は高く、本機能性を評価することに問題ないと判断した。

科学的根拠の質:全体のバイアス・リスクは低バイアスであり、評価を行った2名の結果もほぼ一致していた。非直接性は本研究レビューで設定したPICO全ての項目において0であり、非直接性なしと評価した。不精確は合計サンプル数が107例であり、十分なサンプル数であると考え、精確と評価した。非一貫性は採用文献が1報であったため非一貫性高と評価し、今後の更なる研究が求められるが、採用文献では有意な効果があることが示唆されていた。以上を総合的に評価した結果、研究の妥当性・信頼性は中から高程度であると考えられ、機能性の評価に値すると判断した。

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