2018年12月17日月曜日

眠りの品質テアニンナイト (シックスセンスラボ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

シックスセンスラボ株式会社(法人番号:3290001032671)が消費者庁に届出た機能性表示食品【眠りの品質 テアニンナイト】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D240
【届出日】
2018/10/18
【届出者名】
シックスセンスラボ株式会社
シックスセンスラボ株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
眠りの品質 テアニンナイト
眠りの品質 テアニンナイト楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
L-テアニン、米由来グルコシルセラミド
L-テアニンを含む商品一覧楽天市場

米由来グルコシルセラミドを含む商品一覧
楽天市場

GOOGLE検索をご利用ください。

スポンサーリンク


【表示しようとする機能性】
本品には、L-テアニン・米由来グルコシルセラミドが含まれます。L-テアニンには、睡眠の質を高める(起床時の疲労感を軽減する)ことに役立つ機能が報告されています。米由来グルコシルセラミドには、顔やからだ(頬、くび、背中、足の甲)の肌の潤いを逃しにくくする機能があることが報告されています。睡眠の質(朝目覚めた時の疲労感)が気になる方、肌が乾燥しがちな方に適した食品です。
【想定する主な対象者】
睡眠の質(朝目覚めた時の疲労感)が気になる方、健常な成人で肌が乾燥しがちな方
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
◆L-テアニン
【既存情報の調査】
ヒト試験においてテアニン摂取(最長で210 mg/日を5ヶ月間、最大で2,500 mg/日を4週間)に起因する有害事象は報告されていなかった。本品のL-テアニンは200 mg/日であるため、本品に含まれるL-テアニンの安全性に懸念はないと考えられた。



◆米由来グルコシルセラミド
【喫食実績の調査】
本品の機能性関与成分「米由来グルコシルセラミド」を含む原材料である「セラミド含有米抽出物」を本品と同等量以上配合している食品は2006年以降日本国内で流通しているが、現在までに健康被害の報告はない。

【既存情報の調査】
また、健常成人男女を対象とし、米由来グルコシルセラミドの長期摂取試験を実施した結果、因果関係が認められるような有害事象は発生しなかったことが報告されている。
以下の試験を「セラミド含有米抽出物」について行い、安全性を評価した。
1)急性毒性及び亜慢性毒性の評価
セラミド含有米抽出物の単回摂取時の毒性作用をラットを用いて評価した結果、異常は認められなかった。セラミド含有米抽出物の定期的な摂取時の毒性作用をラットを用いて評価した結果、セラミド含有米抽出物を5 %含む餌を摂取した群において、毒性学的に意義のある変化は認められなかった。以上のことから、セラミド含有米抽出物のラットにおける無毒性量は、セラミド含有米抽出物を5 %含む餌に相当する投与量(雄、雌でそれぞれ3.0、3.4 g/kg体重/日)であると考えられた。
2)遺伝毒性の評価
細菌、ほ乳類培養細胞及びげっ歯類を用いた遺伝毒性試験(DNAや染色体の変異を引き起こす性質について評価する試験)を行い、セラミド含有米抽出物の遺伝毒性作用を評価した。その結果、セラミド含有米抽出物は遺伝毒性を示さないと考えられた。


◆相互作用
各機能性関与成分に関して、医薬品との相互作用あるいは機能性関与成分同士の相互作用が観察されたという報告はなかった。


◆まとめ
以上より、本品の機能性関与成分「L-テアニン」及び「米由来グルコシルセラミド」は、安全性に懸念はないと考えられた。なお、「L-テアニン」、「米由来グルコシルセラミド」以外の原材料は、本品の配合量においては安全性に問題なく、機能性関与成分同士の相互作用もないと考えられるため、適切に摂取する上で安全性に懸念はないと考えられる。
【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
スポンサーリンク
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、次の製造工場にて生産・製造及び品質管理を行っている。
[製造工場1:株式会社東洋新薬 鳥栖工場] 
●GMP:認証取得(NSF-GMP、日健栄協GMP) 
●ISO22000:認証取得
 [製造工場2:中日本カプセル株式会社 養老工場] 
●GMP:認証取得(日健栄協GMP)  
●ISO22000:認証取得
[製造工場3:富士カプセル株式会社 食品工場]  
●GMP:認証取得(NSF-GMP、日健栄協GMP)
[製造工場4:株式会社ニッポー]  
●GMP:認証取得(日健栄協GMP)
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

◆L-テアニン
1.標題
L-テアニンの摂取が睡眠の質改善に及ぼす影響について

2.目的
健常成人がL-テアニンを摂取し就寝すると、プラセボ(偽薬)を摂取した場合と比較して、睡眠の質が改善されているか検証することを目的とした。

3.背景
L-テアニンは、睡眠に対する作用が報告されており、睡眠の質改善作用が期待されている。そこで、ヒトにおけるL-テアニンの睡眠の質に及ぼす影響について評価するため、研究レビューを実施した。

4.レビュー対象とした研究の特性
健常成人にL-テアニンを摂取させ、睡眠の質を評価している文献を検索対象とした。文献の内容を精査し、2研究について評価した。2研究とも健常成人を対象とし、日本で実施された信頼性の高いヒト試験であった。

5.主な結果
2研究どちらも、睡眠感に関するアンケート(OSA睡眠調査票MA版(※))を用いて、起床時の睡眠感が評価されており、「起床時の疲労回復」において、L-テアニンの摂取により、2研究のうち1研究で有意な改善が認められた。残りの1研究では、統計的に有意ではなかったものの、改善傾向がみられたことを考慮し、2研究全体としての最終的な評価においては、L-テアニンは効果を有すると判断した。
また、1研究では、睡眠の質と密接に関わるとされる自律神経活動(交感神経活動、副交感神経活動)が評価されており、L-テアニンの摂取により、交感神経活動が抑制され、副交感神経活動が亢進するという肯定的な結果が得られた。
以上より、L-テアニンは睡眠の質を高める(起床時の疲労感を軽減する)作用を有することが示唆された。
なお、2研究どちらもL-テアニンの摂取量は1日あたり200 mgであった。

6.科学的根拠の質
L-テアニンは、1日あたり200 mgの摂取により、睡眠の質を高める(起床時の疲労感を軽減する)作用を有することが示唆された。ただし、本研究には以下の限界も存在する。
・採用論文が2報であり、被験者が少なかったため、確実性に問題がある可能性は否定できない。
・未公表研究がある可能性は否定できない。

※日本人の起床時の主観的な睡眠感を評価するものとして尺度化されている4肢選択式のアンケート。起床時に16項目の設問に回答することで、被験者の睡眠感を評価できるとされる。


◆米由来グルコシルセラミド
用語説明)経皮水分蒸散量:肌から失われる水分量のこと。

1.標題
植物由来グルコシルセラミドの摂取が経皮水分蒸散量へ及ぼす影響の評価 

2.目的
健常者において、植物由来グルコシルセラミドの経口摂取が、プラセボ(偽薬)摂取時と比較して、経皮水分蒸散量と角層水分量を改善するか検証することを目的とした。

3.背景
植物由来グルコシルセラミドは、経口摂取することで、ヒトの経皮水分蒸散量を改善することが報告されている一方で、そのヒト試験結果の総合性に関する研究報告はない。

4.レビュー対象とした研究の特性
健常者における植物由来グルコシルセラミドの経口摂取が経皮水分蒸散量と角層水分量に及ぼす影響に関する研究(日本語、英語問わない)を検索対象とした。内容を精査し、7研究を評価対象とした。なお、7研究は、全て日本で実施された信頼性の高いヒト試験であり、2研究は女性のみを対象としていた。

5.主な結果
7研究における対象者数は22例~173例、摂取期間は3週~12週、摂取されたグルコシルセラミドの由来は、こんにゃく3報、米1報、とうもろこし、ビート、パイナップル各1報ずつであった。1日あたりの摂取量は5研究が1.8 mgであった。
データの詳細が記載されていなかった1研究と安全性のみを評価項目としていた1研究を除く5研究についてメタアナリシスを実施した結果、公表バイアス※は検出されず、グルコシルセラミドにより経皮水分蒸散量の有意な低下が認められた。部位別に見ても、腕部を除く各部位(顔部、頚部、背部、脚部)において有意な低下が認められた。一方、角層水分量は統計学的に有意な効果は認められなかった。
※公表バイアス:肯定的な研究結果がそうでない研究結果に比べて公表されやすいために起こる結果の偏りのこと。メタアナリシスによって視覚化、検出できる。

6.科学的根拠の質
米由来を含む植物由来グルコシルセラミドは1.8 mg/日の経口摂取により、経皮水分蒸散量を改善することが示唆された。ただし、本研究には以下の限界も存在する。
・公表バイアスは検出されず、信頼性の高いヒト試験であったが、研究計画の事前登録や利益相反の問題も存在するため、バイアスの混入は否定できない
・摂取期間が最長でも12週間であるため、これ以上継続摂取した際の影響は不明である
・本レビューは、植物由来グルコシルセラミドの1つとして米由来グルコシルセラミドを加えて評価したものであるため、確定的な結論を導くには弱い

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

2018年12月9日日曜日

濃厚ビルベリー(グリーンハウス株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

グリーンハウス株式会社(法人番号:6290001028485)が消費者庁に届出た機能性表示食品【濃厚ビルベリー】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D239
【届出日】
2018/10/17
【届出者名】
グリーンハウス株式会社
グリーンハウス株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
濃厚ビルベリー
濃厚ビルベリー楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
ビルベリー由来アントシアニン
ビルベリー由来アントシアニンを含む商品一覧楽天市場

GOOGLE検索をご利用ください。

スポンサーリンク


【表示しようとする機能性】
本品にはビルベリー由来アントシアニンが含まれます。ビルベリー由来アントシアニンにはピント調節機能をサポートし、目の疲労感を緩和し、目の使用による一時的な首・肩の負担を軽減することが報告されています。
【想定する主な対象者】
健常成人
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
下記の(ア)及び(イ)の情報により機能性関与成分であるビルベリー由来アントシアニンを一日摂取目安量57.6mgで配合する本届出商品を機能性表示食品として販売することは適切であると考えられた。
(ア)喫食実績による食経験の評価
本届出商品は機能性関与成分であるビルベリー由来アントシアニンを一日摂取目安量当たり57.6mg配合した錠剤である。
ビルベリー由来アントシアニンを一日あたり57.6 mg配合した商品A(錠剤)は日本国内にて2001年から販売開始され、1袋に30日分入った商品が現在までに累計180万個以上販売されている。これまでの販売期間において、ビルベリー由来アントシアニンに起因し、安全性が懸念されるような有害事象の報告はない。上記の商品Aに配合されているビルベリー抽出物は本届出商品に配合されているビルベリー抽出物と製造元及び規格が同一であり、いずれも同じ剤形(錠剤)であることから、消化吸収に大きな違いは無いと考えられる。また、商品Aはビルベリー由来アントシアニンを本届出商品の同等量以上含み、共に配合することで変質するような成分や加工工程において変質するといった報告は無いことから、「当該食品と類似する食品」とみなせると考える。
(イ)医薬品との相互作用に関する評価
既存のデータベースを検索した結果、これまでに報告は無い。
【摂取する上での注意事項】
●食物アレルギーのある方は、原材料名をご確認のうえご使用をお決めください。
●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日当たりの摂取目安量を守ってください。
スポンサーリンク
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出商品の製造は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場で、バルク製造から充填包装工程を一貫して行っており、その基準に準拠した製造及び品質管理を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

(ア)標題
ビルベリー由来アントシアニン摂取による目の機能改善に関する研究レビュー
(イ)目的
健常成人に対して、ビルベリー由来アントシアニンを摂取させ、ピント調節機能、目の疲労感、目の使用による一時的な首・肩の負担に対する改善効果について、検証することを目的とした。
(ウ)背景
ビルベリー(Bilberry、学名Vaccinium myrtillus)はツツジ科スノキ属Myrtillus節の低木で、北欧を中心に自生する野生種のブルーベリーである。アントシアニンを含有するビルベリー抽出物は日本、米国において、健康食品として利用され、目の機能改善効果が期待されている。しかしながら、ビルベリー由来アントシアニンが持つ目の機能改善効果について、研究成果を総合的にまとめたレビューがないため、当該研究レビューを通じて検証を行った。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
 生物・医学・科学技術に関する英語及び日本語文献データベース、およびハンドサーチにて検索を実施した結果、VDT作業に従事する健常者を対象とした3報のRCT論文を抽出した。研究レビューに使用した3報の論文のうち、2報の論文著者には試験品に配合したビルベリー抽出物の製造会社社員が含まれている。
(オ)主な結果
健常成人に対して、ビルベリー由来アントシアニン57.6 mg/日(ビルベリー抽出物として160 mg /日)の摂取は目のピント調節機能をサポートし、目の疲労感を緩和し、目の使用による一時的な首・肩の負担を軽減する機能を有することが確認できた。また、ビルベリー由来アントシアニンの摂取に起因する有害事象は認められなかった。
(カ)科学的根拠の質
英語及び日本語文献データベース、およびハンドサーチを用い論文収集を行ったが、未発表のデータが存在する可能性が否定できない。エビデンス全体のバイアスリスクは低程度、非直接性はなし、不精確は中程度、非一貫性はないと評価し、レビュー結果は信頼できるものであると考えられる。なお、本届出商品に配合されているビルベリー抽出物は2報の採用文献で使用された試験品に配合されているビルベリー抽出物との同等性が担保されている。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

ハーブドリンク(小川香料株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

小川香料株式会社(法人番号:5010001039296)が消費者庁に届出た機能性表示食品【ハーブドリンク】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D238
【届出日】
2018/10/17
【届出者名】
小川香料株式会社
小川香料株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
ハーブドリンク
ハーブドリンク楽天市場
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
ウィンターセイボリー由来カルバクロール、ウィンターセイボリー由来チモール
ウィンターセイボリー由来カルバクロールを含む商品一覧楽天市場

ウィンターセイボリー由来チモールを含む商品一覧
楽天市場

GOOGLE検索をご利用ください。

スポンサーリンク


【表示しようとする機能性】
本品には、ウィンターセイボリー由来カルバクロール、ウィンターセイボリー由来チモールが含まれています。ウィンターセイボリー由来カルバクロール、ウィンターセイボリー由来チモールは、肌寒く手足の体表温が徐々に低下していく環境下において、体(末梢)をあたたかく保つ機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
健常成人(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
【安全性の評価方法】
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
1.喫食実績による食経験の評価
届出食品又は類似する食品の食経験はない。
2.既存情報による食経験の評価
カルバクロール、チモールの喫食情報について文献調査をしたところ、以下の報告があった。
・FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)、欧州食品安全機関(EFSA)は、カルバクロール、チモールをflavoring agentとして登録しており、安全性について懸念なしとしている。
・アメリカ食品医薬品局(FDA)は、カルバクロール、チモールをSynthetic flavoring substances and adjuvantsとして登録している。 
・厚生労働省は、カルバクロール、チモールを食品添加物(香料)として登録している。
・米国食品香料製造者協会(FEMA)は、カルバクロール、チモールをFEMA GRASに認定しており、飲料への最大使用量は(カルバクロール26ppm、チモール2.5ppm)と記載している。これを飲料100mLあたりの成分含有量に換算すると、カルバクロール2600μg、チモール250μgに相当する。これは本届出食品の一日当たりの摂取目安量(100mL)中の成分量(カルバクロール75μg、チモール15μg)を大きく上回っている。以上より、カルバクロール、チモールの安全性に懸念はないと考えられる。但し、本届出食品の機能性関与成分はウィンターセイボリー由来カルバクロール、ウィンターセイボリー由来チモールであるため、実際に使用するウィンターセイボリーエキスとしての安全性試験を行うこととした。
3. 安全性試験に関する評価
機能性関与成分「ウィンターセイボリー由来カルバクロール、ウィンターセイボリー由来チモール」を含むウィンターセイボリーエキスについて、細菌を用いる復帰突然変異試験、単回経口投与毒性試験を行い安全な原料であることを確認した。また、健常成人を対象に本届出食品を用いたヒト安全性試験(3倍量4週間の過剰摂取試験、1倍量12週間の長期摂取試験)を行い本届出食品が安全であることを確認した。
4. 医薬品との相合作用、機能性関与成分同士の相互作用
データベース及び文献調査を行った結果、医薬品との相合作用に関する報告及び機能性関与成分同士の相互作用に関する報告はなかった。
5. まとめ
以上より、本届出食品の安全性に懸念はないと判断した。
【摂取する上での注意事項】
●1日当たりの摂取目安量を守ってください。
●本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
スポンサーリンク
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
この製品は、FSSC 22000の認証を取得した、大和製罐株式会社 総合研究所で製造され、品質管理が行われている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

(ア)標題
カルバクロール、チモールの皮膚温度の維持機能についての検証
(イ)目的
健康な人がカルバクロール、チモールを経口摂取することにより、プラセボ(カルバクロール、チモールを含まない食品)と比較して、皮膚温度の維持効果があるか検証することを目的とした。
(ウ)背景
カルバクロール、チモールには手足などの皮膚温度の維持効果についての研究が報告されているが、研究成果全体をまとめたレビューはなかったため、今回、定性的レビューを通じて検証を行った。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
2017年12月13日に、それまでに公表された日本語の文献と英語の文献を調査した。健康な人を対象にした試験で、カルバクロール、チモール摂取とプラセボ(カルバクロール、チモールを含まない食品)摂取の比較により皮膚温度について評価したランダム化比較試験(RCT)を選抜した。選抜された文献について、総合的に機能性の根拠となるか検証した結果、3報の文献を採用した。
(オ)主な結果
レビューの結果、健康な人を対象として、カルバクロール75μg/日、チモール15μg/日の摂取は、肌寒く手足の体表温が徐々に低下していく環境下において、プラセボと比較して有意に末梢体温を維持する効果が認められた。
(カ)科学的根拠の質
本研究レビューでは、英語、日本語の文献を検索対象としたため、英語、日本語以外の言語における有効な文献が検索から漏れている可能性がある。また、UMIN-CTRが活用されていない状況から、出版バイアスが存在する可能性がある。
しかし、採用文献は3報あり、対象となった6試験は全てランダム化比較試験(RCT)において機能性が有効であることが示されていたことから、科学的根拠の質は高いと判断した。
採用文献の対象者は全て若い女性であり、年齢や性別に偏りが認められたが、カルバクロール、チモールが効果を発揮する作用機序を考慮すると、年齢や性別によって有効性に大きな差は生じるとは考えにくく、健康な成人全般に効果が期待される。また、研究の限界としては、試験の全てが肌寒く手足の体表温が徐々に低下していく環境下において行われており、それ以外の環境における効果について評価できなかったことが挙げられる。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

生はと麦茶(株式会社フードアルティメイトネットワーク)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社フードアルティメイトネットワーク(法人番号:3010001110034)が消費者庁に届出た機能性表示食品【生はと麦茶】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D237
【届出日】
2018/10/17
【届出者名】
株式会社フードアルティメイトネットワーク
株式会社フードアルティメイトネットワークの商品一覧楽天市場
【商品名】
生はと麦茶
生はと麦茶楽天市場
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン (食物繊維)
難消化性デキストリンを含む商品一覧楽天市場

GOOGLE検索をご利用ください。

スポンサーリンク


【表示しようとする機能性】
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には、食後に上がる血糖値や血中中性脂肪を抑える機能があることが報告されています。食後に上がる血糖値や中性脂肪が気になる方に適した食品です。
【想定する主な対象者】
・食後に上がる血中中性脂肪が気になる方 ・食後に上がる血糖値が気になる方
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
「生はと麦茶」は、茶飲料や健康食品で一般的に用いられる食品原料に難消化性デキストリン(食物繊維)を5g配合したブレンド茶です。
難消化性デキストリンは、トウモロコシのでん粉由来の水溶性食物繊維であり、その原料のデキストリンは、米国食品医薬局(FDA)よりGRAS(一般に安全とみなされる)に分類されています(21CFRのパート184,1277)。また、多くの特定保健用食品に使用され、食品カテゴリとしても清涼飲料水、即席みそ汁、米菓、ソーセージ、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態がある。
特定保健用食品(規格基準型)における難消化性デキストリン(食物繊維)の1日の摂取目安量は糖の吸収を穏やかにする効果を謳う場合、4~6gと定められており、この範囲の摂取量においては食経験があり、安全であることが確認されている。本届出製品の1日摂取目安量は5gであることから、1日摂取目安量を守って摂取した場合、安全性に問題はないと判断した。過剰摂取を避けるため、摂取上の注意に「1日の摂取目安量を守ってください。」と記載した。
また、特定保健用食品を取得している難消化性デキストリンを関与成分とした製品は、すべて松谷化学工業㈱製であり、本届出製品の関与成分と同一であることから、上記情報で安全性評価が十分であるとした。
医薬品との相互作用については調査した限りみつからなかった。
【摂取する上での注意事項】
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
スポンサーリンク
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
株式会社サーフビバレッジ 石森工場にて生産します。当該食品は、「ISO22000]および、食品安全の認証規格「FSSC22000」を取得している工場にて生産・製造及び品質管理を行っています。当社及び製造委託工場双方での厳格なダブルチェック体制をとり、常に安全・安心な製品の出荷・販売体制を維持しています。また、当社は各工場において、法令や社内規則の遵守、施設・設備の適切な維持管理、品質管理の手順・記録が適切であるかを監査し、品質管理の徹底を図っています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】
難消化性デキストリン(食物繊維)を用いた健常成人および血中中性脂肪がやや高めの成人に対する食後血中中性脂肪上昇抑制と、難消化性デキストリン(食物繊維)を用いた健常成人に対する食後血糖値の上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)
【目的】
難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取することによる、食後血中中性脂肪値の上昇抑制および、食後血糖値の上昇抑制作用について調査することを目的とした。

【背景】
現在、食の欧米化や慢性的な運動不足等により生活習慣病患者が増加している。難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取しない対照群と比較して、難消化性デキストリン(食物繊維)の摂取による食後血中中性脂肪値の上昇抑制および、食後血糖値の上昇抑制作用には健康の維持・増進が期待できることから、システマティックレビュー(メタアナリシス)を実施した。
【レビュー対象とした研究の特性】
論文検索はこれまでに公表されている論文を対象として、食後血中中性脂肪値の上昇抑制は2015年6月25日、食後血糖値の上昇抑制は2014年12月25と2015年1月5日に4つの日本語と英語の電子データベースを使用した。データの偏りを避けるため、食後血中中性脂肪値の上昇抑制は健常成人と血中中性脂肪値がやや高めの成人(血中中性脂肪値150~199mg/dL)、食後血糖値の上昇抑制は健常成人を対象に難消化性デキストリン(食物繊維)を用いたランダム化比較試験(RCT)を収集した。最終的に「食後血中中性脂肪値の上昇抑制」は9報、「食後血糖値の上昇抑制」は43報のRCT論文が抽出され各論文の質の評価を行った。
【主な結果】
難消化性デキストリン(食物繊維)の摂取群は対照群と比較して有意な結果が得られた。食事と合わせて難消化性デキストリン(食物繊維)を5g摂取することにより食後血中中性脂肪値の上昇抑制および、食後血糖値の上昇抑制作用が期待できることが示された。また、中性脂肪値についてはやや高めの方を除き、健常成人のみを対象とした場合についても解析・評価を行ったが、同様に食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が期待できることが示された。
【科学的根拠の質】
難消化性デキストリン(食物繊維)は食後血中中性脂肪値の上昇抑制および、食後血糖値の上昇抑制作用を有することが確認された。ただし、今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。また、食事療法だけでなく、運動療法、その他生活習慣などとの交絡因子の影響について、さらなる研究が必要と考えられる。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

血糖サポート(株式会社ファンケル)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社ファンケル(法人番号:3020001000366)が消費者庁に届出た機能性表示食品【血糖サポート】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D236
【届出日】
2018/10/16
【届出者名】
株式会社ファンケル
株式会社ファンケルの商品一覧楽天市場
【商品名】
血糖サポート
血糖サポート楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
バナバ葉由来コロソリン酸
バナバ葉由来コロソリン酸を含む商品一覧楽天市場

GOOGLE検索をご利用ください。

スポンサーリンク


【表示しようとする機能性】
本品にはバナバ葉由来コロソリン酸が含まれます。バナバ葉由来コロソリン酸は、血糖値が高めの方の血糖値を下げる機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
血糖値が高めの中高年の方(空腹時血糖値100~125mg/dLまたは75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値140~199㎎/dL)
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
1.食経験の評価
 当該製品の類似製品において、お客様から申し出のあった体調変化には、湿疹や胃の痛みなどがありましたが、販売個数に対する申し出の割合は他製品と同程度に低い値を示しています。また、申し出の内容を個別に検討した結果、お客様の体調や体質に起因する可能性が高い、もしくは当該製品の類似製品との因果関係は低いと判断しました。従って、当該製品の摂取により拡大の恐れのある健康被害が発生する可能性は低く、安全性は高いと評価しています。当該製品と当該製品の類似製品の同等性は高く、当該製品の安全性も十分に高いと評価いたしました。
当該製品摂取中の体調変化の申し出については、今後も情報を収集し、必要に応じて情報開示する体制を整えています。

2.医薬品との相互作用に関する評価
 医薬品と当該製品の機能性関与成分であるバナバ葉由来コロソリン酸との相互作用の報告について、内容を精査した結果、相互作用を起こす可能性は低いと判断いたしました。
 今後も当該製品の機能性関与成分と医薬品の相互作用について定期的に情報を収集し、必要に応じて情報更新を行います。
【摂取する上での注意事項】
食経験の評価から、当該商品の摂取に関する安全性は十分に評価されていると考えていますが、商品パッケージに次の記載を行い、注意を促しています。

●原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方は摂取しないでください。
●妊娠・授乳中の方、お子様は摂取しないでください。
●商品により多少の色の違いがありますが、品質に問題ありません。
●乳幼児の手の届かないところに置いてください。
●ぬれた手で触らず、衛生的にお取扱いください。
●開封後はなるべく早くお召し上がりください。
●乾燥剤は誤って召し上がらないでください。
スポンサーリンク
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
株式会社ファンケル美健 横浜工場 2施設 (国内GMP認証あり)、バイホロン株式会社 (国内GMP、米国GMP認証あり)
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題:バナバ葉由来コロソリン酸の摂取による血糖値低下に関する研究レビュー

目的:血糖値が高めの方を含む健康な方に対するバナバ葉由来コロソリン酸摂取の効果を、対照食品と比較することで検証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に判断することを目的としました。

背景:バナバ葉由来コロソリン酸が血糖値を低下させる作用について、ヒトで行われた研究報告がありましたが、健康な成人の血糖値低下効果について調べた研究を総合的に整理するレビューは行われていませんでした。

レビュー対象とした研究の特性:複数の研究論文のデータベースを用いて、各データベースに情報が搭載されてから検索日(2018年6月)までの期間に公表された論文を収集しました。基準に見合った論文は2編あり、真実を示す可能性が高いとされる研究方法(ランダム化比較試験)を用いた研究が1編含まれていました。なお、個々の研究において利益相反(何らかの利害関係が衝突するような事項)に関する申告はありませんでした。

主な結果:2編は20~70歳の血糖値が高めの方を含む健常男女を対象として、血糖値を下げる効果について肯定的な結果を示していました。2編のうちの1編では、空腹時血糖値とHbA1c(過去1~2か月の平均血糖値を反映する指標)について、バナバ葉由来コロソリン酸0.9mg/日の摂取により、対照食品の摂取と比較して明らかに低下しました。もう1編では、食後血糖値曲線下面積(食事摂取後の血糖上昇を総合的に示す指標)について、バナバ葉由来コロソリン酸0.25~1.0mg/日の摂取により、対照食品の摂取と比較して明らかに低下しました。この効果は空腹時血糖値が90mg/dL未満の正常な血糖値の方では認められませんでした。このことより、バナバ葉由来コロソリン酸は血糖値が正常な方に対し必要以上に血糖値を下げないと考えられました。

科学的根拠の質:2編における研究の妥当性や信頼性も調べました。真の値とは異なる結果を導く可能性を高める要因をバイアスと呼びます。収集された研究は、全体的に中レベルのバイアスのリスクがあり、2編の試験方法が異なったことから一貫性を考察できませんでした。論文全体の妥当性や信頼性において少し難点があり、情報源が十分でないことから今後の研究に注目することが必要と考えています。

以上より、現時点では、血糖値が高めの方の血糖値を下げる機能があると考えられました。
(構造化抄録)

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。