2021年4月29日木曜日

機能性表示食品データベース(F1029~F1050)

当該企業が、機能性表示食品制度開始時から届出た商品を全てを確認できます。届出撤回分も確認できます。
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動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧

F1029
2021/3/19
6040001072450
株式会社Stauetic
千葉県野田市三ツ堀1360番地7
ブルーミングベリリカ
加工食品(サプリメント形状)
ターミナリアベリリカ由来没食子酸

本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。
ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、食事に含まれる脂肪や糖の吸収を抑えて、食後の中性脂肪や血糖値の上昇をおだやかにする機能が報告されています。
食後の中性脂肪や血糖値が気になる方に適した食品です。


F1030
2021/3/19
8010001034749
エスエス製薬株式会社
東京都新宿区西新宿三丁目20番2号
ドリエル ナチュラルスリープα
加工食品(サプリメント形状)
GABA、ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリン

本品にはGABAとラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリンが含まれています。
GABAには睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の向上に役立つ機能があることが報告されています。
ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリンには睡眠の質(眠りの深さ・起床時の睡眠に対する満足感)の向上に役立つ機能があることが報告されています。


F1031
2021/3/196040001072450
株式会社Stauetic
千葉県野田市三ツ堀1360番地7
ブルーミングセルナージュ
加工食品(その他)
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)

本品には、葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)が含まれます。
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)には、肥満気味な方の、体重やお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)やウエスト周囲径を減らすのを助ける機能があることが報告されています。
肥満気味な方、BMIが高めの方、肥満気味でお腹の脂肪やウエスト周囲径が気になる方に適した食品です。


F1032
2021/3/19
2290001057298
株式会社ルックルック
福岡県福岡市博多区博多駅東二丁目17番5号
さかなケア
加工食品(サプリメント形状)
EPA・DHA

本品にはEPA・DHAが含まれます。
EPA・DHAには、中性脂肪値を下げる機能があることが報告されています。


F1033
2021/3/22
2010001148554
株式会社天士力薬品(タスリー)
東京都江東区有明三丁目5番7号TOC有明ウエストタワー9F
Deepure(ディーピュア)プーアール茶エキス
加工食品(その他)
プーアール茶由来没食子酸

本品には、プーアール茶由来没食子酸が含まれます。
プーアール茶由来没食子酸には、食事の糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇を穏やかにする機能が報告されています。




F1034
2021/3/22
9500001008248
伊方サービス株式会社
愛媛県西宇和郡伊方町九町字浦安1番耕地1349番1
オレンジライフ 河内晩柑オーラプテンパウダー
加工食品(その他)
オーラプテン

本品にはオーラプテンが含まれます。
オーラプテンには、加齢とともに衰える認知機能の一部である記憶力(日常生活で見聞きした情報を記憶し、思い出す力)を維持する機能があることが報告されています。


F1035
2021/3/22
9010601039873
アサヒビール株式会社
東京都墨田区吾妻橋1丁目23番1号
アサヒスタイルバランスプラスジンジャーサワーテイスト

加工食品(その他)
難消化性デキストリン(食物繊維)

本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。
難消化性デキストリン(食物繊維)には食事の脂肪や糖分の吸収を抑える機能があることが報告されています。


F1036
2021/3/22
9230001007608
ニットービバレッジ株式会社
富山県下新川郡朝日町平柳500番地
機能性表示食品 黒烏龍茶
加工食品(その他)
ローズヒップ由来ティリロサイド

本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。
ローズヒップ由来ティリロサイドには、BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。


F1037
2021/3/23
2180001035109
カゴメ株式会社
愛知県名古屋市中区錦3丁目14番15号
ラブレダブル

加工食品(その他)
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)

本品にはラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)が含まれます。
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)は生きて腸まで届き、お通じと腸内環境を改善すること、肌の潤いを守るのを助けることが報告されています。

10
F1038
2021/3/23
2180001035109
カゴメ株式会社
愛知県名古屋市中区錦3丁目14番15号
KAGOME(カゴメ)ラブレダブル
加工食品(その他)
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)

本品にはラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)が含まれます。
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)は生きて腸まで届き、お通じと腸内環境を改善すること、肌の潤いを保つのを助けることが報告されています。



11
F1039
2021/3/23
2180001035109
カゴメ株式会社
愛知県名古屋市中区錦3丁目14番15号
ラブレダブルW

加工食品(その他)
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)

本品にはラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)が含まれます。
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)は生きて腸まで届き、お通じと腸内環境を改善すること、肌の潤いを保つのを助けることが報告されています。

12
F1040
2021/3/23
9230001007608
ニットービバレッジ株式会社

富山県下新川郡朝日町平柳500番地
機能性表示食品 ブレンド茶
加工食品(その他)
ローズヒップ由来ティリロサイド

本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。
ローズヒップ由来ティリロサイドには、BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。

13
F1041
2021/3/24
8290001081012
株式会社和漢
福岡県福岡市中央区天神二丁目3番36号
尿酸ケア習慣b
加工食品(サプリメント形状)
ルテオリン

本品には,ルテオリンが含まれます。
ルテオリンには尿酸値が高め(5.5mg/dL超~7.0mg/dL未満)な方の尿酸値を下げる機能があることが報告されています。

14
F1042
2021/3/24
4011001098639
株式会社コイル
東京都港区南青山二丁目24番15号
noi ノイ ビフィズス菌+乳酸菌
加工食品(サプリメント形状)
ビフィズス菌BB536

本品にはビフィズス菌BB536が含まれます。
ビフィズス菌BB536には、腸内環境を良好にし、腸の調子を整える機能が報告されています。

15
F1043
2021/3/25
7120001107065
カネカユアへルスケア株式会社(旧社名:ユアヘルスケア株式会社)
東京都港区赤坂1-12-32
わたしのチカラ ENERGY(エナジー)
加工食品(サプリメント形状)
還元型コエンザイムQ10

本品には還元型コエンザイムQ10が含まれるので、一過性のストレスを感じている方の睡眠の質の向上(ぐっすり眠れること、眠りが深いこと、睡眠中に目が覚めないことなど)に役立つ機能や起床時の疲労感の軽減に役立つ機能、一過性のストレスの軽減に役立つ機能があります。



16
F1044
2021/3/25
3011001002279
株式会社伊藤園
東京都渋谷区本町三丁目47番10号
機能性表示食品 黒酢で活力
加工食品(その他)
酢酸

本品には酢酸が含まれます。
酢酸には日常生活で生じる運動程度(5~6METs)の疲労感を軽減する機能があることが報告されています。

17
F1045
2021/3/25
5070001009046
オリヒロプランデュ株式会社
群馬県高崎市下大島町613
ブラックジンジャーサラシア

加工食品(サプリメント形状)
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
サラシア由来サラシノール

本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、BMIが高め(BMI24以上30未満)の方の腹部の脂肪(内臓脂肪及び皮下脂肪)を減らす機能があることが報告されています。
また、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能があることが報告されています。
本品にはサラシア由来サラシノールが含まれています。
サラシア由来サラシノールには食後血糖値の上昇を穏やかにする機能が報告されています。

18
F1046
2021/3/25
3020001005290
高梨乳業株式会社
神奈川県横浜市旭区本宿町5番地
タカナシ 内側からケアするヨーグルト うる肌宣言 100g
加工食品(その他)
LGG(R)乳酸菌(L. rhamnosus GG)
※レジスターマークRを(R)で表記しています

本品にはLGG(R)乳酸菌(L. rhamnosus GG)が含まれます。
LGG(R) 乳酸菌(L. rhamnosus GG)には、ビフィズス菌を増やし腸内環境改善をサポートする機能、肌の潤いを保ち乾燥を緩和する機能があることが報告されています。

19
F1047
2021/3/25
4010001034760
花王株式会社

東京都中央区日本橋茅場町一丁目14番10号
ヘルシア my(マイ)リズムc
加工食品(その他)
コーヒー豆由来クロロゲン酸類

本品はコーヒー豆由来クロロゲン酸類を含みます。
コーヒー豆由来クロロゲン酸類には、肌の水分量を高め乾燥を緩和する機能と、BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能が報告されています。

20
F1048
2021/3/25
4010001034760
花王株式会社

東京都中央区日本橋茅場町一丁目14番10号
ヘルシア my(マイ)リズムr
加工食品(その他)
コーヒー豆由来クロロゲン酸類

本品はコーヒー豆由来クロロゲン酸類を含みます。
コーヒー豆由来クロロゲン酸類には、肌の水分量を高め乾燥を緩和する機能と、BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能が報告されています。



21
F1049
2021/3/25
2010601048204
アサヒグループ食品株式会社
東京都墨田区吾妻橋1-23-1
濃ーいブルーベリー アイクリア
加工食品(その他)
ルテイン、ゼアキサンチン

本品にはルテイン、ゼアキサンチンが含まれます。
ルテイン、ゼアキサンチンには眼の黄斑色素量を増加する働きがあり、くっきりと見る力(色コントラスト感度)の改善やスマートフォンやパソコンなどから発せられるブルーライトなどの光刺激からの保護により、眼の調子を整えることが報告されています。

22
F1050
2021/3/25
3011001002279
株式会社伊藤園
東京都渋谷区本町三丁目47番10号
機能性表示食品 黒酢で活力 900ml
加工食品(その他)酢酸

本品には酢酸が含まれます。
酢酸には日常生活で生じる運動程度(5~6METs)の疲労感を軽減する機能があることが報告されています。


黒酢で活力900ml(株式会社伊藤園)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社伊藤園の機能性表示食品,機能性表示食品 黒酢で活力 900mlのエビデンス(科学的根拠)

株式会社伊藤園が消費者庁に届出た機能性表示食品【機能性表示食品 黒酢で活力 900ml】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

株式会社伊藤園

【届出番号】
F1050

【届出日】
2021/03/25

【届出者名】
株式会社伊藤園
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
機能性表示食品 黒酢で活力 900ml

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
酢酸
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には酢酸が含まれます。酢酸には日常生活で生じる運動程度(5~6METs)の疲労感を軽減する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健康な成人

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
「機能性表示食品 黒酢で活力 900ml」は酢飲料です。当該製品は酢に含まれる酢酸を関与成分としています。酢飲料は、日本のみならず世界中で親しまれており、喫食実績の多い安全な食品であると考えています。
 当該製品は、弊社で2003年に発売を開始した「黒酢で活性」と同等の酢飲料であり、これまでに約2億3千万本の販売実績があります。日本国内で幅広い世代で男女問わず飲んでいただいており、これまで「黒酢で活性」に起因する重篤な健康被害情報はありませんでした。
 よって、当該製品も安全であると判断しておりますが、体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談して下さい。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
【生産体制】
 当該製品は、ISO22000や国際的な食品の製造・管理方法(FSSC22000)に準じた手順書を作成し、製造しています。原材料の受け入れから製品の出荷に至るまでこの手順書をもとに製造することで、均一で衛生管理の行き届いた製品をお客様にお届けしています。万一、不良品ができた場合には、いつ、どこで発生したのか分かる仕組みになっており、原因を究明できる体制を取っています。
 また、製造している工場自体も定期的に監査しています。不適格な工場は製造を中止し、基準を満たした場合のみ製造できる仕組みになっています。
【製造及び品質管理体制】
 手順書による製造工程の管理、工場の管理と共に、最終製品は出荷検査を実施しています。規格に適合した製品のみ出荷する仕組みになっており、安全な製品をお客様にお届けしています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
「機能性表示食品 黒酢で活力 900ml」に含有する機能性関与成分酢酸の疲労感軽減作用に関する研究レビュー
【目的】
 当該製品を販売するにあたり、酢酸の疲労感軽減作用に関して科学的な根拠があるのか調査しました。調査の際には「健康な成人が酢酸または酢を含む食品を摂取するとプラセボ(偽薬)を摂取した時と比べて疲労感が軽減するのか」を調べた文献を検索しました。
【背景】
 ストレス社会とも言われている現代では、就労人口の60%が疲労感を自覚しているという調査結果もあり、手軽に疲労感を軽減する方法が求められています。その方法の一つとして、日本では伝統的に疲労回復の目的で酢が摂取されてきました。機能性関与成分である酢酸は、これまでに血清トリグリセリドの低下、血圧低下、血糖上昇抑制などの生活習慣病予防が期待される効果の研究がなされています。一方、酢酸の抗疲労効果はヒトによる効果検証事例が少なく、効果は不明確でした。そこで酢酸の抗疲労効果を明らかにし、機能性表示食品等へ応用する事により国民の健康の維持・増進に役立てたいと考えました。
【レビュー対象とした研究の特性】
 日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には「健康な成人が酢酸または酢を含む食品を摂取するとプラセボ(偽薬)を摂取した時と比べて疲労感が軽減するのか」を調べた文献を探しました。調査の結果、1件の文献がヒットしました。
【主な結果】
 採用した1件の文献では、酢酸を666mg以上摂取することで、日常生活で生じる運動程度(5~6METs)の疲労感を軽減させる可能性が高いことが確認されました。採用した論文によると、5~6METsの運動を行ったのち、疲労感(Visual Analogue Scale)を用いて運動後の疲労感を評価したところ、運動30分後および就寝前の身体的疲労感が、プラセボ飲料と比較して試験飲料で有意に減少しました。論文で行った5~6METsの運動は、「改訂版身体活動のメッツ(METs)表」(国立健康・栄養研究所2012年4月11日改訂)を基に一例を示すと、自転車(自転車に乗る:レジャー、5.8METs)、コンディショニング運動(フィットネスクラブでの運動:全般、5.5METs)、家での活動(家具や家財道具の移動、5.8METs)、家での活動(歩行やランニング:子供と遊ぶ、きつい労働、5.8METs)、家での修繕作業(大工仕事:全般、きつい労働、6METs)、職業(歩行や階段を降りる、または立位、5.0METs)等であり、日常生活でも考えうる労作です。よって酢酸は日常生活で生じる運動程度(5~6METs)の疲労感を軽減すると考えられます。
【科学的根拠の質】
 酢酸の疲労感軽減作用を確認した文献はプラセボ対照ランダム化比較試験でした。効果が認められた文献は1報であり、不精確性は中程度と評価しましたが、非直接性、または、盲検性のバイアスリスク、その他の例数減少や選択的アウトカムに関して重篤なバイアスリスクは認められなかった為、評価対象論文のバイアスリスクは低いと考えられました。

 よって、「機能性表示食品 黒酢で活力 900ml」は1日の摂取目安量(180ml)当たり酢酸を667mg以上含有しているため、日常生活で生じる運動程度(5~6METs)の疲労感を軽減させる機能が期待できます。

濃ーいブルーベリーアイクリア(アサヒグループ食品株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

アサヒグループ食品株式会社の機能性表示食品,濃ーいブルーベリー アイクリアのエビデンス(科学的根拠)

アサヒグループ食品株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【濃ーいブルーベリー アイクリア】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品まとめ一覧

アサヒグループ食品株式会社

【届出番号】
F1049

【届出日】
2021/03/25

【届出者名】
アサヒグループ食品株式会社
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【商品名】
濃ーいブルーベリー アイクリア

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
ルテイン

ゼアキサンチン

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【表示しようとする機能性】

本品にはルテイン、ゼアキサンチンが含まれます。ルテイン、ゼアキサンチンには眼の黄斑色素量を増加する働きがあり、くっきりと見る力(色コントラスト感度)の改善やスマートフォンやパソコンなどから発せられるブルーライトなどの光刺激からの保護により、眼の調子を整えることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常成人 (妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
ルテイン及びその構造異性体であるゼアキサンチンは食品ではケールやほうれん草などの野菜、果物、卵黄などに含まれることから長年の食経験がある。
ルテインはマリーゴールド由来のキサントフィルを主成分とする色素として、平成8(1996)年4月16日に既存の天然添加物として告示されてから現在まで、長年食品添加物として利用されている。Shaoらは米国FNB(Food And Nutrition Board)が使用するリスク評価方法に従い、2006年までのルテインのリスク評価をシステマティックレビューにより実施し、ルテインの安全上限量(OSL:Observed Safe Level)は1日20mgの設定が妥当と評価している。
2018年にJECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)がアフリカンマリーゴールド(Tagetes erecta L.)由来のルテイン及びゼアキサンチンの一日摂取許容量(以下、ADI)について毒性の極めて低い物質に適用される「特定しない」を設定している。EFSA(欧州食品安全機関)では2010年食品添加物としてのルテイン及びゼアキサンチンの再評価に関する科学的意見書を公表し、ADIを1mg/kg体重/日として設定している。
上記の通り、ルテイン及びゼアキサンチンの安全性は高いと考えられる。一方で、摂取量は不明であるが、2005年日本において62歳の女性がルテインを毎日2年間摂取したところ、柑皮症を発症したという症例が1件報告されている。ただし、摂取中止後には血中βカロテン濃度は正常範囲になり、約2ヵ月後には治癒したことから、軽微な1症例と判断できる。この1例以降、現在まで新たな健康被害情報は得られていない。
マリーゴールド(キク科植物)に関するアレルギー情報として、内閣府の食品安全委員会において、ルテインを含有するサプリメントのアレルギーに関する報告があったため、本品にキク科アレルギーの者に対する注意喚起を表示することとした。
ルテイン及びゼアキサンチンと医薬品との相互作用及び機能性関与成分同士の相互作用に関しては、既存のデータベースを検索した結果からは報告例は無かった。
以上の情報により一日摂取目安量当たりのルテイン含有量10mg及びゼアキサンチン2mgの安全性評価は十分であると判断した。

【摂取する上での注意事項】
・本品は、マリーゴールド(キク科)由来の成分が含まれるため、体調や体質により、まれに発疹などのアレルギー症状が出る場合があります。
・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。キャンディの過剰摂取を避けるため、摂取目安量を超えての摂取はお控えください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
ニューロン製菓株式会社は、FSSC 22000認証取得工場である

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(ア)標題
ルテイン、ゼアキサンチンによる眼の視覚機能増進に関する定性的研究レビュー

(イ)目的
リサーチクエスチョン「健常者に、ルテイン及びゼアキサンチンを摂取させると、プラセボ摂取と比較して、眼の視覚機能が増進するか。」の検証を目的として研究レビューを実施した。

(ウ)背景
ルテイン、ゼアキサンチンの眼の視覚機能増進に関しては複数の文献で報告されているが、健常者を対象とした学術文献としての研究レビューはない。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
日本語及び英語文献のデータベースを用いて、健常者に対するルテイン、ゼアキサンチンの眼の視覚機能増進に関して、ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験(以下、RCT)を検索した。最終的に抽出された文献は1報であった。

(オ)主な結果
米国の健康な大学生及び大学院生の男女を対象として、ルテイン10mg/日及びゼアキサンチン2mg/日を1年間摂取させた結果、プラセボ摂取と比べて、スマートフォンやパソコンなどから発せられる有害なブルーライトから眼を保護する働きがある黄斑色素量が有意に増加し、視覚機能として色コントラスト感度(※1)が有意に高まること、光ストレス(※2)からの回復を促すことが示された。
※1:背景色と対象色の2色の違いをどれだけくっきり見分けられるかを示す指標
※2:光波長460nm付近のブルーライトを特に多く含む、キセノンライトの光ストレス

(カ)科学的根拠の質
採用文献はサンプルサイズが大きく(対象者115名)、研究デザインもRCTで、非常に質が高いと言える。黄斑色素量の増加と色コントラスト感度の改善及び光ストレスからの回復速度に非常に高い相関があることからエビデンスレベルは高いと考える。対象者は、米国の健康な大学生及び大学院生であったが、日本と米国では眼の使用に対する生活環境及び食生活などが類似していることや、日本人にルテインを摂取させた場合でも血中ルテイン濃度が増加し、黄斑色素光学密度が増加することが報告されていることから、日本人への外挿は可能であると考えられる。
研究の限界として、健常人を対象としたヒト試験の文献が少ないことがあり、今後更なる検証が望まれる。
(構造化抄録)

【F1048】花王の機能性表示食品:ヘルシア マイリズムrの効果とエビデンス

花王株式会社の機能性表示食品,ヘルシア my(マイ)リズムrのエビデンス(科学的根拠)

花王株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ヘルシア my(マイ)リズムr】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品まとめ一覧

花王株式会社

【届出番号】
F1048

【届出日】
2021/03/25

【届出者名】
花王株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
ヘルシア my(マイ)リズムr

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
コーヒー豆由来クロロゲン酸類
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品はコーヒー豆由来クロロゲン酸類を含みます。コーヒー豆由来クロロゲン酸類には、肌の水分量を高め乾燥を緩和する機能と、BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
肌の乾燥が気になる方、BMIが高めの方(疾病に罹患していない者)

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品は、一日摂取目安量当たり機能性関与成分コーヒー豆由来クロロゲン酸類を270mg含む粉末清涼飲料である。
本品の機能性関与成分コーヒー豆由来クロロゲン酸類の安全性については、食品安全委員会が2009年8月に通知した特定保健用食品評価書「ヘルシアコーヒー 無糖ブラック」、「ヘルシアコーヒー マイルドミルク」により評価が行われている。当該評価書によると、コーヒー豆由来のクロロゲン酸類には十分な食経験があり、安全性試験等の結果からも安全性に問題はないと判断した旨が記載されている。
よって本品の機能性関与成分のコーヒー豆由来クロロゲン酸類は、十分な食経験があり、本品の安全性に関する問題はないと評価する。
なお、医薬品との相互作用についてデータベース及び出典調査の結果、医薬品との相互作用に関する報告はなかった。
以上より、本品を適切に摂取する場合、安全性に問題はないと評価する。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により、より健康が増進するものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、イーエスフーズ株式会社 浜松工場にて、公益財団法人 日本健康・栄養食品協会から受けたGMPの規定に準拠した衛生管理、品質管理に基づき、製造される。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
1.「コーヒー豆由来クロロゲン酸類には、肌の水分量を高め乾燥を緩和する機能が報告されています。」の機能性に関する評価
(ア)標題
機能性関与成分「コーヒー豆由来クロロゲン酸類」による肌の乾燥に及ぼす影響に関する定性的研究レビュー
(イ)目的
肌の乾燥が気になる疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦及び授乳婦は除く)のコーヒー豆由来クロロゲン酸類を含む食品の摂取が、コーヒー豆由来クロロゲン酸類を含まない対照食品の摂取と比較し、肌の乾燥に対する影響について、定性的研究レビューにより検証した。
(ウ)背景
クロロゲン酸類は、肌の乾燥改善や鱗屑改善など、肌に対する効果が報告されている。本研究レビューでは、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の肌の乾燥を緩和する効果を検証するために定性的研究レビューを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
3つのデータベースを対象として、データベース開設時から検索日までの情報を対象に検索を行った。検索の結果、2報を採用論文とした。採用文献はともに、肌の乾燥が気になる健常な日本人成人女性を対象とし、コーヒー豆由来クロロゲン酸類含有食品を8週間摂取させ、角層水分量を対照食品の摂取と比較したランダム化比較試験(RCT)(*)であった。採用文献2報とも、著者に試験食品製造元の社員が含まれていた。
(オ)主な結果
コーヒー豆由来クロロゲン酸類を270mg/日以上摂取することで、肌の乾燥が気になる疾病に罹患していない者の、肌の水分量を増加させることが確認された。なお、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の摂取による、安全性上の問題についての報告はなかった。
(カ)科学的根拠の質
採用文献が2報と少なく、出版バイアスの可能性も否定できないが、2報とも試験参加者が比較的多いRCTで、一貫して肌の乾燥が気になる疾病に罹患していない者に対して、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の摂取による肌の水分量を増加させる効果が認められていることから、肌の水分量を増加させる効果の科学的根拠は担保されていると考えられる。また、採用文献2報とも、日本人成人女性を対象とした試験であったが、皮膚の構造に男女差は無いことから、日本人成人男女への外挿性に問題はないと考えられる。
*ランダム化比較試験(RCT):評価の偏りを避けて客観的に効果を評価できる試験方法で、信頼性の高い結果が得られるとされている試験方法。


2.「コーヒー豆由来クロロゲン酸類には、BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能が報告されています。」の機能性に関する評価
(ア)標題
機能性関与成分「コーヒー豆由来クロロゲン酸類」による体脂肪に対する影響に関する定量的研究レビュー(メタアナリシス**)
(イ)目的
疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦を除く、特定保健用食品の試験対象者の肥満1度を含む)のコーヒー豆由来クロロゲン酸類を含む食品の継続摂取が、対照食品の継続摂取と比較した時に、体脂肪に及ぼす影響についてメタアナリシスを実施することで検証した。
(ウ)背景
コーヒー豆由来クロロゲン酸類の継続摂取は、肥満者および肥満傾向の成人の体脂肪および体重を低減させる作用が報告されている。本研究レビューでは、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の体脂肪の低減効果を検証するため、メタアナリシスを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
3つのデータベースを対象として、データベース開設日から検索日までの情報を対象に検索を行った。検索の結果、2報を採用文献とした。採用文献はともに、日本人成人男女の疾病に罹患していない者(肥満1度)を対象とし、コーヒー豆由来クロロゲン酸類含有食品を12週間摂取させ、腹部脂肪面積を対照食品摂取と比較したRCTであった。採用文献2報とも、著者に試験食品製造元の社員が含まれていた。
(オ)主な結果
メタアナリシスの結果、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の摂取により対照食品摂取と比較して、体脂肪を反映(強く相関)する腹部脂肪面積を有意に低減させることが示された。なお、有意な腹部脂肪面積の低減効果が認められた最小有効摂取量は267mg/日であった。このことから、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の一日当たり267mg以上の継続摂取は、疾病に罹患していない日本人成人(肥満1度)の体脂肪を低減させる効果を有することが示された。なお、コーヒー豆由来クロロゲン酸類摂取による、安全性上の問題についての報告はなかった。
(カ)科学的根拠の質
採用文献が2報と少ないが、2報とも試験対象者の多い試験で、メタアナリシスで評価していることから、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の体脂肪の低減効果の科学的根拠は担保されていると考えられる。また、採用文献は全て日本人成人を対象とした試験であるため、コーヒー豆由来クロロゲン酸類は日本人において体脂肪を低減させる機能性を持つと考えられる。
**メタアナリシス:複数の研究の結果を統計学的に統合して効果を評価する方法。RCTのメタアナリシスは、最も質の高い根拠とされている。

【F1047】花王の機能性表示食品:ヘルシア マイリズムcの効果とエビデンス

花王株式会社の機能性表示食品,ヘルシア my(マイ)リズムcのエビデンス(科学的根拠)

花王株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ヘルシア my(マイ)リズムc】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

花王株式会社

【届出番号】
F1047

【届出日】
2021/03/25

【届出者名】
花王株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
ヘルシア my(マイ)リズムc

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
コーヒー豆由来クロロゲン酸類
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品はコーヒー豆由来クロロゲン酸類を含みます。コーヒー豆由来クロロゲン酸類には、肌の水分量を高め乾燥を緩和する機能と、BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
肌の乾燥が気になる方、BMIが高めの方(疾病に罹患していない者)

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品は、一日摂取目安量当たり機能性関与成分コーヒー豆由来クロロゲン酸類を270mg 含む粉末清涼飲料である。
本品の機能性関与成分コーヒー豆由来クロロゲン酸類の安全性については、食品安全委員会が2009年8月に通知した特定保健用食品評価書「ヘルシアコーヒー 無糖ブラック」、「ヘルシアコーヒー マイルドミルク」により評価が行われている。当該評価書によると、コーヒー豆由来のクロロゲン酸類には十分な食経験があり、安全性試験等の結果からも安全性に問題はないと判断した旨が記載されている。
よって本品の機能性関与成分のコーヒー豆由来クロロゲン酸類は、十分な食経験があり、本品の安全性に関する問題はないと評価する。
なお、医薬品との相互作用についてデータベース及び出典調査の結果、医薬品との相互作用に関する報告はなかった。
以上より、本品を適切に摂取する場合、安全性に問題はないと評価する。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により、より健康が増進するものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、イーエスフーズ株式会社 浜松工場にて、公益財団法人 日本健康・栄養食品協会から受けたGMPの規定に準拠した衛生管理、品質管理に基づき、製造される。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
1.「コーヒー豆由来クロロゲン酸類には、肌の水分量を高め乾燥を緩和する機能が報告されています。」の機能性に関する評価
(ア)標題
機能性関与成分「コーヒー豆由来クロロゲン酸類」による肌の乾燥に及ぼす影響に関する定性的研究レビュー
(イ)目的
肌の乾燥が気になる疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦及び授乳婦は除く)のコーヒー豆由来クロロゲン酸類を含む食品の摂取が、コーヒー豆由来クロロゲン酸類を含まない対照食品の摂取と比較し、肌の乾燥に対する影響について、定性的研究レビューにより検証した。
(ウ)背景
クロロゲン酸類は、肌の乾燥改善や鱗屑改善など、肌に対する効果が報告されている。本研究レビューでは、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の肌の乾燥を緩和する効果を検証するために定性的研究レビューを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
3つのデータベースを対象として、データベース開設時から検索日までの情報を対象に検索を行った。検索の結果、2報を採用論文とした。採用文献はともに、肌の乾燥が気になる健常な日本人成人女性を対象とし、コーヒー豆由来クロロゲン酸類含有食品を8週間摂取させ、角層水分量を対照食品の摂取と比較したランダム化比較試験(RCT)(*)であった。採用文献2報とも、著者に試験食品製造元の社員が含まれていた。
(オ)主な結果
コーヒー豆由来クロロゲン酸類を270mg/日以上摂取することで、肌の乾燥が気になる疾病に罹患していない者の、肌の水分量を増加させることが確認された。なお、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の摂取による、安全性上の問題についての報告はなかった。
(カ)科学的根拠の質
採用文献が2報と少なく、出版バイアスの可能性も否定できないが、2報とも試験参加者が比較的多いRCTで、一貫して肌の乾燥が気になる疾病に罹患していない者に対して、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の摂取による肌の水分量を増加させる効果が認められていることから、肌の水分量を増加させる効果の科学的根拠は担保されていると考えられる。また、採用文献2報とも、日本人成人女性を対象とした試験であったが、皮膚の構造に男女差は無いことから、日本人成人男女への外挿性に問題はないと考えられる。
*ランダム化比較試験(RCT):評価の偏りを避けて客観的に効果を評価できる試験方法で、信頼性の高い結果が得られるとされている試験方法。


2.「コーヒー豆由来クロロゲン酸類には、BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能が報告されています。」の機能性に関する評価
(ア)標題
機能性関与成分「コーヒー豆由来クロロゲン酸類」による体脂肪に対する影響に関する定量的研究レビュー(メタアナリシス**)
(イ)目的
疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦を除く、特定保健用食品の試験対象者の肥満1度を含む)のコーヒー豆由来クロロゲン酸類を含む食品の継続摂取が、対照食品の継続摂取と比較した時に、体脂肪に及ぼす影響についてメタアナリシスを実施することで検証した。
(ウ)背景
コーヒー豆由来クロロゲン酸類の継続摂取は、肥満者および肥満傾向の成人の体脂肪および体重を低減させる作用が報告されている。本研究レビューでは、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の体脂肪の低減効果を検証するため、メタアナリシスを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
3つのデータベースを対象として、データベース開設日から検索日までの情報を対象に検索を行った。検索の結果、2報を採用文献とした。採用文献はともに、日本人成人男女の疾病に罹患していない者(肥満1度)を対象とし、コーヒー豆由来クロロゲン酸類含有食品を12週間摂取させ、腹部脂肪面積を対照食品摂取と比較したRCTであった。採用文献2報とも、著者に試験食品製造元の社員が含まれていた。
(オ)主な結果
メタアナリシスの結果、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の摂取により対照食品摂取と比較して、体脂肪を反映(強く相関)する腹部脂肪面積を有意に低減させることが示された。なお、有意な腹部脂肪面積の低減効果が認められた最小有効摂取量は267mg/日であった。このことから、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の一日当たり267mg以上の継続摂取は、疾病に罹患していない日本人成人(肥満1度)の体脂肪を低減させる効果を有することが示された。なお、コーヒー豆由来クロロゲン酸類摂取による、安全性上の問題についての報告はなかった。
(カ)科学的根拠の質
採用文献が2報と少ないが、2報とも試験対象者の多い試験で、メタアナリシスで評価していることから、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の体脂肪の低減効果の科学的根拠は担保されていると考えられる。また、採用文献は全て日本人成人を対象とした試験であるため、コーヒー豆由来クロロゲン酸類は日本人において体脂肪を低減させる機能性を持つと考えられる。
**メタアナリシス:複数の研究の結果を統計学的に統合して効果を評価する方法。RCTのメタアナリシスは、最も質の高い根拠とされている。

【F1046】高梨乳業の機能性表示食品:タカナシ 内側からケアするヨーグルト うる肌宣言 100gの効果とエビデンス

高梨乳業株式会社の機能性表示食品,タカナシ 内側からケアするヨーグルト うる肌宣言 100gのエビデンス(科学的根拠)

高梨乳業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【タカナシ 内側からケアするヨーグルト うる肌宣言 100g】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品まとめ一覧

高梨乳業株式会社

【届出番号】
F1046

【届出日】
2021/03/25

【届出者名】
高梨乳業株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
タカナシ 内側からケアするヨーグルト うる肌宣言 100g

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
LGG(R)乳酸菌(L. rhamnosus GG)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはLGG(R)乳酸菌(L. rhamnosus GG)が含まれます。LGG(R) 乳酸菌(L. rhamnosus GG)には、ビフィズス菌を増やし腸内環境改善をサポートする機能、肌の潤いを保ち乾燥を緩和する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
おなかの調子が気になる健常な成人。肌の乾燥が気になる健常な成人。

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
LGG(R)乳酸菌(L. rhamnosus GG)は、研究論文数1,000件以上と最も研究されている乳酸菌であり、世界約50カ国以上で商品化されている実績を持つ。

これまで販売実績のある「ヨーグルトおなかへGG!」「ドリンクヨーグルトおなかへGG!」は、本製品と同等量のLGG(R)乳酸菌(L. rhamnosus GG)数を含むヨーグルトであり、類似する食品の条件「①届出をしようとする食品に含まれる機能性関与成分と同じ成分で、同等量以上含有している食品であること。」「②届出をしようとする食品と比べ、機能性関与成分の消化・吸収過程に大きな違いがないこと。」「③食品中の成分による影響や加工工程による影響等により機能性関与成分が変質していない食品であること。」を満たしている。

「ヨーグルトおなかへGG!」「ドリンクヨーグルトおなかへGG!」は、約20年の販売実績があり、これまで製品摂取による問題は何ら発生していない。2010年10月~2020年9月の期間では、1億6千万個以上の販売実績があり、安全性には問題ないと考える。

以上より、本製品は類似食品の喫食実績により十分安全であると評価した。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品は、総合衛生管理製造過程の承認を受けた工場で製造する。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【課題】
機能性関与成分LGG(R)乳酸菌(L. rhamnosus GG)の腸内環境を改善する作用に関する研究レビュー
【目的】
健常な成人が、L. rhamnosus GGを摂取すると、L. rhamnosus GGを含まない対照食を摂取した場合と比較して、腸内環境を改善する作用が期待できるかを検証する。
【背景】
ヒトの腸内には多種多様な細菌が生息している。一部の腸内細菌は、有害なアンモニアやフェノール類などの腐敗産物を腸内で生成する。一方で、善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌は乳酸や酢酸を作り、腐敗産物を生成するような腸内細菌の増殖を抑制している。そのため、腸内の善玉菌が占める割合を増やすことは、体の健康にとって重要である。L. rhamnosus GGは、整腸作用をはじめ、抗アレルギーや肌の保湿など様々な健康効果が報告されている。そこで、L. rhamnosus GGの腸内環境を改善する作用に関する研究レビューを実施した。
【レビュー対象とした研究の特性】
国内外の文献データベースを用いて、健常な成人がL. rhamnosus GGを摂取した際の腸内環境の改善に関する指標を調査した文献を検索したところ、最終的に3報の文献が該当した。3報全てがフィンランドで実施された研究であった。
【主な結果】
健常成人において、L. rhamnosus GGの摂取が、「便中細菌数」「便中酵素活性」「(腸内細菌由来の)尿中腐敗産物」に及ぼす影響について、システマティックレビューを実施した。採用文献3報のうち、L. rhamnosus GGの摂取量が155億個/日の報告ではこれらの指標に有意差は認められなかった。一方で、1日のL. rhamnosus GGの摂取量が200億個の研究1報で便中のビフィズス菌(Bifidobacterium属)の増加が認められたため、1日の摂取量が200億個以上において腸内環境が改善されることが期待できると考えられた。
【科学的根拠の質】
採用文献の各バイアスリスクおよび総合的なバイアスリスクはいずれも中程度であった。レビュー全体として、被験者の偏りや言語バイアスを完全には否定できないため、今後更なる検証が求められる。


【標題】
機能性関与成分LGG(R)乳酸菌(L. rhamnosus GG)の肌の水分量に及ぼす機能性に関するシステマティックレビュー
【目的】
肌の乾燥を自覚している健常な成人がL. rhamnosus GGを摂取すると、それを含まない食品を摂取した場合と比べて、肌の乾燥が改善されることを確認するための研究レビューを行った。
【背景】
肌の状態は外的要因だけでなく、食生活やストレスから起因する腸内環境の悪化が肌の状態に関連してくる。これまでにも様々な食品の摂取により体の中から肌の状態を改善することを目的とした商品が開発されている。そこで、本件はプロバイオティクスである、L. rhamnosus GGの肌への影響に関するデータを精査し、その作用を検証した。
【レビュー対象とした研究の特性】
データベースから、L. rhamnosus GGの肌の乾燥の緩和に関する研究を調査した。調査対象は、健常成人を対象とした、二重盲検並行群間比較試験に限定した。結果、1件の研究が該当した。
【主な結果】
論文は肌の乾燥が気になる健常者を対象とした試験であり、肌の水分量を評価指標とした試験報告であった。L. rhamnosus GGの摂取により、それを含まない食品を摂取した場合と比較して、前腕部の角層水分量が高まることが確認され、肌の乾燥を緩和することが報告されていた。該当文献では有効性が認められた部分は一部であったが、保湿機能に関する肌の構造は、全身に共通であることから、全身の肌で同様の機序と考えられるため、肌全体に外挿することは可能であると考えられる。
【科学的根拠の質】
採用論文には、バイアスリスクの問題はあったが、査読のある雑誌に掲載されており、科学的根拠の質は問題ないと考えられる。また、対象となる文献数が1報と少ないことについては、今後更なる検証が望まれる。

ブラックジンジャーサラシア(オリヒロプランデュ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

オリヒロプランデュ株式会社の機能性表示食品,ブラックジンジャーサラシアのエビデンス(科学的根拠)

オリヒロプランデュ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ブラックジンジャーサラシア】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品まとめ一覧

オリヒロプランデュ株式会社

【届出番号】
F1045

【届出日】
2021/03/25

【届出者名】
オリヒロプランデュ株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
ブラックジンジャーサラシア

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン

サラシア由来サラシノール

クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、BMIが高め(BMI24以上30未満)の方の腹部の脂肪(内臓脂肪及び皮下脂肪)を減らす機能があることが報告されています。また、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能があることが報告されています。
本品にはサラシア由来サラシノールが含まれています。サラシア由来サラシノールには食後血糖値の上昇を穏やかにする機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
健常成人(食後の血糖値が気になる方、BMI が高めの方)

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
【ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン】
 本届出商品での喫食実績は無いため、既存情報による安全性の評価を行ったところ、機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を含むブラックジンジャー抽出物を用いた臨床試験の報告が行われていた。本届出商品と同じ1日摂取目安量であるブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12mg(ブラックジンジャー抽出物150mg)の12週間摂取の試験や、5倍量となるブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン60mg(ブラックジンジャー抽出物750㎎)の4週間摂取の試験において安全性に問題となる事象は報告されていないことから、本届出商品の原材料であるブラックジンジャー抽出物およびブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの安全性は高く、問題はないと考えられた。本製品を適切に摂取する場合、安全性に問題ないと評価した。

【サラシア由来サラシノール】
 サラシノールは、インド、タイ、インドネシアなど熱帯地域に広く分布するつる性のサラシア属(Salacia)植物に含まれる。これらの地域では、サラシア属植物の根や幹の熱水抽出物が食後の血糖値を調節する食材として伝統的に利用されてきた。
 公的機関情報を確認した結果、問題となる有害事象は報告されていなかった。

 各機能性関与成分において問題となる有害事象は報告されておらず、機能性関与成分同士の相互作用についても特に報告がないことから問題ないと判断した。
 以上のことから、機能性関与成分としてブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン、サラシア由来サラシノールを配合した本品の安全性に問題はないと考えられる。

【摂取する上での注意事項】
●一日摂取目安量をお守りください。●原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方はご利用を控えてください。●のどに違和感のある場合は、水を多めに飲んでください。●商品によっては色や風味に違いがみられる場合がありますが、品質には問題ありません。●糖尿病薬を服用中の方は、医師、薬剤師に相談してください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
株式会社AFC-HDアムスライフサイエンス:本社工場、第二工場、国吉田工場 健康補助食品GMP(公益財団法人 日本健康・栄養食品協会)

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン】
*腹部の脂肪を減らす機能に関する研究レビュー
ア 標題
 「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取による、腹部の脂肪を減らす機能に関する研究レビュー

イ 目的
 健康な方に対する「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取の効果を、プラセボとの比較で検証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に評価した。

ウ 背景
 ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの脂肪に対する影響に関して、培養ヒト細胞を用いたin vitro実験や、マウスを用いた動物実験では、脂肪の分解を促進する作用があるという研究報告がある。しかし、ヒトを対象とした、脂肪に対する影響を評価した文献を包括的に整理する研究レビューはなかった。今回、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを継続して摂取することによる、腹部脂肪を減らす作用について検証を行った。

エ レビュー対象とした研究の特性
 国内外のデータベースを使用して英語及び日本語の文献を検索し、基準に合致した文献1報(ランダム化比較試験)を採用した。本採用文献の全体解析では、脂質異常・高血糖・高血圧のいずれかに該当する被験者が解析対象に含まれる恐れがあったため、それらに該当しないサブグループ解析の結果を研究レビューの対象とした。本サブグループ解析の対象者は、20-64歳の、BMIが高め(BMIが24以上30未満)の健康な男女52名を被験者とした試験であった。
※BMIはBody Mass Indexのことで、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出される。

オ 主な結果
 採用文献から、健康な被験者が、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12 mgを含む食品を1日1粒、12週間継続して摂取することで、含まない食品を摂取した場合と比較して、腹部の脂肪面積が有意に減少していることが確認された。

カ 科学的根拠の質
 評価した文献が1報のため科学的根拠の一貫性は不明であったものの、日本人を対象としたランダム化比較試験であり、予め設定された試験計画に沿って試験が実施されていた。よって、採用文献のブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12mgを継続して摂取することによって、腹部の脂肪を減らす機能が認められたという結果は信頼できる科学的根拠に基づいていると考えられ、届出製品でも同様の機能が期待できると考えられる。

*脂肪を消費しやすくする機能に関する研究レビュー
ア 標題
 「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取による、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能性に関する研究レビュー

イ 目的
 健常者に対する「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取の効果を、プラセボとの比較で検証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に評価した。

ウ 背景
 依然として肥満を低減することは重要な課題であり、肥満低減には代謝機能を改善し、体脂肪を消費することが重要である。日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪の消費を高めることは肥満の予防に役立つと考えられる。
 ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの脂肪消費に関する研究報告はあるが、包括的に整理する研究レビューはなかった。

エ レビュー対象とした研究の特性
 国内外のデータベースを使用して論文を検索し、基準に合致した文献1報(ランダム化比較試験)を研究レビューの対象とした。なお、本文献は丸善製薬株式会社が費用負担した研究であった。

オ 主な結果
 上記文献はブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12 mgの摂取による、日常活動時の呼吸商を評価しており、呼吸商の有意な低下が認められていた。呼吸商はエネルギー代謝における脂肪と糖の消費割合を示すことから、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12mgには、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能を有する可能性が考えられる。

カ 科学的根拠の質
 採用した文献は1報のみであったため、定性的な研究レビューを実施した。そのため、言語および定量性に関して研究の限界があることから、今後の研究結果が本研究レビューの結果に影響を与える可能性が考えられる。今後の研究に注視することが必要ではあるが、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12 mgの摂取は、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能に対する有効性に一定の根拠があると判断した。


【サラシア由来サラシノール】
標題
 サラシア由来サラシノールの食後血糖値の上昇を抑制する機能に関する研究レビュー

目的
 罹患していない者において、サラシア由来サラシノール(以下サラシノール)の食後血糖値上昇抑制作用を、サラシノールを含まない対照食品(プラセボ)群と比較した臨床試験論文を総合的に評価した研究レビューで明らかにすることを目的とした。

背景
 サラシノールは、腸の糖類分解酵素であるα-グルコシダーゼの働きを阻害することが分かっている。サラシア由来サラシノールの食後血糖値の上昇を緩やかにする機能については、サラシア属植物普及協会(以下協会)機能性表示ワーキンググループが2015年3月に作成した研究レビューで評価されているが、その後新しく実施された臨床試験が報告されたことから、研究レビューを最新の情報をもとに更新する必要があった。

レビュー対象とした研究の特性
 複数のデータベースを用いて、データベース開設あるいは情報搭載時から検索日までを対象とし、2018年7月6日~11日に検索を行った。予め設定した基準に合った論文は2編あり、いずれも事実を示す可能性が高いとされる研究方法(ランダム化比較試験)であった。採用された論文2編の研究のうち、1件は協会会員企業の出資によるもので、もう1件は協会会員企業が会員となる以前に出資して実施されたものであった。

主な結果
 採用された論文2編はいずれも空腹時血糖値が正常域または境界域(126 mg/dL未満)の疾病に罹患していない日本人(18歳未満の者、妊産婦、授乳婦は除く)を対象とした研究で、糖質を含む食事1回あたりサラシノールとして0.03~0.5 mgを摂取したとき、食後血糖値や、食事からの糖の吸収量を示す食後血糖の血中濃度曲線下面積(AUC 0-120 min)がプラセボと比較して減少していた。なお、サラシノールに起因すると考えられる健康被害はなかった。

科学的根拠の質
 採用された論文2編は、いずれもサラシノールを含む製品の販売企業が主宰した試験であり、真の結果と異なる方向に導かれる要因(バイアス)が生じた可能性がある。また、参加者数が少ない、試験の事前登録がされていない、群分け方法の記載がないなど、バイアスを高めてしまう事項も少しあった。しかし、研究レビューの目的に対して、いずれの研究も肯定的で、一貫した結果が得られており、バイアスも基準以下であったことから、今後の研究によって結果が大きく変更される可能性は低いと考えられる。

黒酢で活力(株式会社伊藤園)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社伊藤園の機能性表示食品,機能性表示食品 黒酢で活力のエビデンス(科学的根拠)

株式会社伊藤園が消費者庁に届出た機能性表示食品【機能性表示食品 黒酢で活力】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品まとめ一覧

株式会社伊藤園

【届出番号】
F1044

【届出日】
2021/03/25

【届出者名】
株式会社伊藤園
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
機能性表示食品 黒酢で活力

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
酢酸
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【表示しようとする機能性】

本品には酢酸が含まれます。酢酸には日常生活で生じる運動程度(5~6METs)の疲労感を軽減する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健康な成人

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
「機能性表示食品 黒酢で活力」は酢飲料です。当該製品は酢に含まれる酢酸を関与成分としています。酢飲料は、日本のみならず世界中で親しまれており、喫食実績の多い安全な食品であると考えています。
 当該製品は、弊社で2003年に発売を開始した「黒酢で活性」と同等の酢飲料であり、これまでに約2億3千万本の販売実績があります。日本国内で幅広い世代で男女問わず飲んでいただいており、これまで「黒酢で活性」に起因する重篤な健康被害情報はありませんでした。
 よって、当該製品も安全であると判断しておりますが、体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談して下さい。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
【生産体制】当該製品は、総合衛生管理製造過程、ISO22000、FSSC22000に準じた手順書を作成し、製造しています。原材料の受け入れから製品の出荷に至るまでこの手順書をもとに製造することで、均一で衛生管理の行き届いた製品をお客様にお届けしています。万一、不良品ができた場合には、いつ、どこで発生したのか分かる仕組みになっており、原因を究明できる体制を取っています。また、製造している工場自体も定期的に監査しています。不適格な工場は製造を中止し、基準を満たした場合のみ製造できる仕組みになっています。【製造及び品質管理体制】手順書による製造工程の管理、工場の管理と共に、最終製品は出荷検査を実施しています。規格に適合した製品のみ出荷する仕組みになっており、安全な製品をお客様にお届けしています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
「機能性表示食品 黒酢で活力」に含有する機能性関与成分酢酸の疲労感軽減作用に関する研究レビュー
【目的】
 当該製品を販売するにあたり、酢酸の疲労感軽減作用に関して科学的な根拠があるのか調査しました。調査の際には「健康な成人が酢酸または酢を含む食品を摂取するとプラセボ(偽薬)を摂取した時と比べて疲労感が軽減するのか」を調べた文献を検索しました。
【背景】
 ストレス社会とも言われている現代では、就労人口の60%が疲労感を自覚しているという調査結果もあり、手軽に疲労感を軽減する方法が求められています。その方法の一つとして、日本では伝統的に疲労回復の目的で酢が摂取されてきました。機能性関与成分である酢酸は、これまでに血清トリグリセリドの低下、血圧低下、血糖上昇抑制などの生活習慣病予防が期待される効果の研究がなされています。一方、酢酸の抗疲労効果はヒトによる効果検証事例が少なく、効果は不明確でした。そこで酢酸の抗疲労効果を明らかにし、機能性表示食品等へ応用する事により国民の健康の維持・増進に役立てたいと考えました。
【レビュー対象とした研究の特性】
 日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には「健康な成人が酢酸または酢を含む食品を摂取するとプラセボ(偽薬)を摂取した時と比べて疲労感が軽減するのか」を調べた文献を探しました。調査の結果、1件の文献がヒットしました。
【主な結果】
 採用した1件の文献では、酢酸を666mg以上摂取することで、日常生活で生じる運動程度(5~6METs)の疲労感を軽減させる可能性が高いことが確認されました。採用した論文によると、5~6METsの運動を行ったのち、疲労感(Visual Analogue Scale)を用いて運動後の疲労感を評価したところ、運動30分後および就寝前の身体的疲労感が、プラセボ飲料と比較して試験飲料で有意に減少しました。論文で行った5~6METsの運動は、「改訂版身体活動のメッツ(METs)表」(国立健康・栄養研究所2012年4月11日改訂)を基に一例を示すと、自転車(自転車に乗る:レジャー、5.8METs)、コンディショニング運動(フィットネスクラブでの運動:全般、5.5METs)、家での活動(家具や家財道具の移動、5.8METs)、家での活動(歩行やランニング:子供と遊ぶ、きつい労働、5.8METs)、家での修繕作業(大工仕事:全般、きつい労働、6METs)、職業(歩行や階段を降りる、または立位、5.0METs)等であり、日常生活でも考えうる労作です。よって酢酸は日常生活で生じる運動程度(5~6METs)の疲労感を軽減すると考えられます。
【科学的根拠の質】
 酢酸の疲労感軽減作用を確認した文献はプラセボ対照ランダム化比較試験でした。効果が認められた文献は1報であり、不精確性は中程度と評価しましたが、非直接性、または、盲検性のバイアスリスク、その他の例数減少や選択的アウトカムに関して重篤なバイアスリスクは認められなかった為、評価対象論文のバイアスリスクは低いと考えられました。

 よって、「機能性表示食品 黒酢で活力」は1日の摂取目安量(200ml)当たり酢酸を667mg以上含有しているため、日常生活で生じる運動程度(5~6METs)の疲労感を軽減させる機能が期待できます。

わたしのチカラエナジー(カネカユアへルスケア株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

カネカユアへルスケア株式会社の機能性表示食品,わたしのチカラ ENERGY(エナジー)のエビデンス(科学的根拠)

カネカユアへルスケア株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【わたしのチカラ ENERGY(エナジー)】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品まとめ一覧

カネカユアへルスケア株式会社(旧社名:ユアヘルスケア株式会社)

【届出番号】
F1043

【届出日】
2021/03/25

【届出者名】
カネカユアへルスケア株式会社
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【商品名】
わたしのチカラ ENERGY(エナジー)

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
還元型コエンザイムQ10
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【表示しようとする機能性】

本品には還元型コエンザイムQ10が含まれるので、一過性のストレスを感じている方の睡眠の質の向上(ぐっすり眠れること、眠りが深いこと、睡眠中に目が覚めないことなど)に役立つ機能や起床時の疲労感の軽減に役立つ機能、一過性のストレスの軽減に役立つ機能があります。

【想定する主な対象者】
一過性のストレスを感じている方(ストレス度が高めの方)

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
<食経験(喫食実績)>
販売しようとする製品と同一の製品は2010年2月より当社から販売しており、その販売実績を食経験(喫食実績)として評価した。

製品名:還元型コエンザイムQ10

喫食実績の評価
・摂取集団:16歳~102歳(男性4割、女性6割)
・形状:ソフトカプセル
・1日摂取目安量:1粒(還元型コエンザイムQ10:100mg)
・販売期間:2010年2月~販売中(2021年3月現在)
・販売量:6,630万食分(30食入りパウチ221万袋(2020年5月時点)
・健康被害:本製品並びに機能性関与成分と因果関係があると判断された事例は報告されていない。

以上、食経験(喫食実績)の評価により、本製品の安全性に問題はないと判断した。また、補足として既存情報による安全性試験の評価や医薬品との相互作用も調べたが、これらについても特段問題はないと判断した。

<既存情報による安全性試験の評価>
本製品の摂取量を上回る用量(1日200~300mg)の機能性関与成分含有食品の長期摂取試験(26~96週間)など、既存情報による安全性試験の評価から、本製品並びに機能性関与成分の安全性には問題がないと判断した。

<医薬品との相互作用>
3種類のデータベースを検索したが、還元型コエンザイムQ10と医薬品との相互作用について、特に問題となる報告はなかった。また、原料メーカーが還元型コエンザイムQ10の販売を開始した2006年以来、医薬品との相互作用も報告されていない。

なお、本製品に使用している還元型コエンザイムQ10(原料名:カネカQHTM)は、米国FDA(食品医薬品局)により1日最大摂取量300mgの安全性データが認められ、新規ダイエタリー成分としての申請が2005年10月に受理されている。また、2008年には米国FDAのGRAS制度に基づき、原料メーカーが安全性試験の結果を踏まえて自己認証GRASを実施し、専門家による安全性パネル評価を受けている。

さらに、製品パッケージやホームページ等で、摂取上の注意事項を消費者へ提供するほか、本製品における健康被害事例は「カネカユアヘルスケア株式会社」で収集し、問題が発生した場合には迅速に消費者庁や保健所等に連絡する体制を整えている。また、コエンザイムQ10に関する健康被害事例についても原料メーカーで継続して収集しており、十分な健康被害事例の収集体制を構築している。

【摂取する上での注意事項】
●開封後はお早めにお召し上がりください。●原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方は、お召し上がりにならないでください。●本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日摂取目安量を守ってください。●持ち運び時は、カプセルの破損等にご注意ください。●お子様の手の届かない所に保存してください。●まれに体質や体調により、合わない場合(発疹、胃部不快感など)があります。その際は摂取を中止してください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品の製造に関して、すべての工程をGMP認証工場で製造しており、製品の生産及び品質管理に関しては、GMPの取組みに基づき実施されている。

【機能性の評価方法】
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
ア 標題
本製品摂取による睡眠の質改善、一過性のストレス・疲労感軽減効果について
イ 目的
本製品を摂取することで、一過性のストレスを感じている方の睡眠の質の改善や一過性のストレス・起床時の疲労感の軽減が認められるかを検証した
ウ 背景
一過性のストレスは睡眠の質を悪化させ疲労回復を遅らせることがあるが、これらは互いに密接に関連している。還元型コエンザイムQ10(以下、還元型CoQ10)は疲労感を軽減することが報告されているが、そのほか、自律神経(副交感神経活動)の働き(ストレスの指標ともなる)を維持したり、睡眠中の覚醒回数を減少させたりすることが報告されている。以上から、一過性のストレスを感じている健康な方に本製品を摂取させ、睡眠の質・一過性のストレス・起床時の疲労感に与える影響を検討した。
エ 方法
本試験では一過性のストレスを感じている健康な方を対象とした。試験参加者60名をランダムに2群に分け、一方には還元型CoQ10を含まないカプセル(プラセボ)を、もう一方には還元型CoQ10を含むカプセル(本製品)を8週間摂取させ、睡眠の質・一過性のストレス・起床時の疲労感の評価を行った。
オ 主な結果
試験参加者60名のうち8名は途中で試験から脱落したため、計52名(プラセボ群28名、製品群24名)について評価を行ったが、プラセボ群との比較では有意な改善は認められなかった。一方で、ストレス度が一定以上の方(プラセボ群14名、製品群10名)については、プラセボ群との比較で睡眠の質が有意に改善すること(ぐっすり眠れた、眠りが深かった、睡眠中に目が覚めなかった、などの評価点の向上)、一過性のストレスが有意に軽減すること(ストレス度を【最良の状態:ストレスを全く感じない最良の感覚】~【最悪の状態:ストレスフルな最悪の感覚】、として評価)、起床時の疲労感が有意に改善すること(疲れがとれている、身体がシャキッとしている、さわやかな気分である、などの評価点の向上)が認められた。なお、本試験で安全性に関する問題は発生しなかった。
カ 科学的根拠の質
一過性のストレスを感じている健康な方において、還元型CoQ10が睡眠の質改善や一過性のストレス・起床時の疲労感軽減に役立つ効果が確認された。
今回の試験では客観的データの一部が取得できなかったことやサンプル数が小さかったことが課題である。今後はより被験者数を増やし、客観的データを精度良く得ることが必要である。

【F1042】コイルの機能性表示食品:ノイ ビフィズス菌+乳酸菌の効果とエビデンス

株式会社コイルの機能性表示食品,noi ノイ ビフィズス菌+乳酸菌のエビデンス(科学的根拠)

株式会社コイルが消費者庁に届出た機能性表示食品【noi ノイ ビフィズス菌+乳酸菌】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

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株式会社コイル

【届出番号】
F1042

【届出日】
2021/03/24

【届出者名】
株式会社コイル
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【商品名】
noi ノイ ビフィズス菌+乳酸菌

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
ビフィズス菌BB536
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはビフィズス菌BB536が含まれます。ビフィズス菌BB536には、腸内環境を良好にし、腸の調子を整える機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
おなかの調子を整えたい健康な成人(ただし、妊産婦及び授乳婦を除く。)

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
○機能性関与成分「ビフィズス菌BB536」に関する評価
ビフィズス菌は母乳栄養児から初めて分離され、乳児の健康に寄与する有用な腸内菌として注目されてきた。その後の研究によりビフィズス菌は乳児から高齢者まで幅広い年齢層の腸内に存在し、有用菌としてヒトの健康維持に寄与していることが認められている。ビフィズス菌BB536は1969年に健康な乳児から分離され、DNAの相同性および糖分解性状からビフィズス菌の一種であるビフィドバクテリウム ロンガムであることが確認されている。ヒトの腸内に存在するビフィズス菌には現在12の菌種があるが、ビフィドバクテリウム ロンガムはヒトの腸内に年齢を問わず検出され、乳児から高齢者まで幅広くヒト腸内に存在する主要なビフィズス菌の一種であることが認められている。
ビフィズス菌BB536は1977年にビフィズス菌含有牛乳「森永ビヒダス」として初めて食品に利用され、1980年からは「ビヒダスプレーンヨーグルト」に、更に1991年からはビフィズス菌含有牛乳「森永カルダス」に利用され全国に販売されている。菌末製品としては2005年からビフィズス菌カプセル「ビヒダスBB536」として、2008年からは「ビフィズス菌末 BB536」として販売されている。現在まで食品として乳児から高齢者まで幅広い年齢層に食され、その食経験は約39年に及ぶが安全性上の問題はみられていない。更に1996年には「ビヒダスプレーンヨーグルト」が、2001年には「森永ビヒダス」と「森永カルダス」が各々特定保健用食品の許可を取得し、その安全性と保健機能が認められている。また、2009年にはアメリカ食品医薬品局からGRAS(Generally Recognized As Safe、「一般的に安全と認められたもの」)認定を受け、食品としての安全性がアメリカにおいても認められた。
以上の食経験および特定保健用食品としての実績などをもとにビフィズス菌BB536は十分な安全性が確認されている。
○類似する食品に関する評価
本製品(150億/2カプセル)と同じビフィズス菌BB536を含む類似品の「ビヒダスBB536」(150億/2カプセルあたり)が、2005年から日本全国で販売され、これまで本品に起因する安全上の大きな有害事象はみられていない。また、本製品と同じ製品が2020年6月より販売されているが、同じく有害事象や健康被害の申し出は全くない。

【摂取する上での注意事項】
●本品は大量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取量目安を守ってください。●食物アレルギーのある方は、原材料名をご確認の上ご使用をお決め下さい。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品の製造に関しては、2つの工場で製造を行っている。そのうちの1つである第1工場は、国内GMP(公益財団法人 日本健康・栄養食品協会)認証工場で、原材料の加工(打錠・カプセル製造等)~最終包装までの一貫製造でのGMPを取得し製造を行っている。製品の生産及び品質管理、最終包装まで、国内GMPの取組みに基づき実施されている。第2工場では食品衛生法に沿った厳格な管理の元、最終包装を行っている。本食品の機能性関与成分であるビフィズス菌は BB536 であることを確認しており、その含有量は一般財団法人 日本食品分析センターにおいて、培養法により、製品に表示された量が含まれていることが確認されている。 届出後においても、届出者らによって、ロット毎に機能性関与成分であるビフィズス菌 BB536 の定量を実施する。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
標題:ビフィズス菌BB536摂取と排便状況および腸内環境に及ぼす影響

目的:ビフィズス菌BB536の摂取が、健康な成人の腸内環境(腸内細菌が作り出す腐敗産物である便中アンモニア量)と腸の調子(排便頻度)に及ぼす影響を、文献を網羅的に調べることで検討した。
背景:排便が滞るなど消化器官が正常に活動できなくなると、健康状態に関係する生活の質(QOL)が低下するほか、腸内で有害な腐敗産物が増加する。ビフィズス菌や乳酸菌の摂取が、正常な消化器官の活動を助ける可能性が報告されているが、ビフィズス菌BB536が消化器官の活動に及ぼす影響について、文献を網羅的に調べた研究レビューはない。
レビュー対象とした研究の特性:健康な成人に、ビフィズス菌BB536を20億以上含む食品、またはビフィズス菌BB536のみを除いた対照食品を1週間以上摂取させ、排便頻度と便中アンモニア量を比較調査した文献を探した。国内外の5つの文献データベースを検索したところ(2014年11月)、牛乳や発酵乳などの食品形態でビフィズス菌BB536を20億~200億/日の用量で摂取した7つの文献が見つかり、これらの文献の中に10個のヒト試験の結果が記載されていた。
主な結果:排便頻度を調べた6つの試験結果は、1つが増加を示さなかったが5つが増加を示し、これらの結果を統計学的に統合した解析の結果は増加を示した。また、便中アンモニア量を調べた4つの試験(3文献)の結果については、対照食品摂取群と比較して減少を示した研究は1つであったが、その他2つの試験でもビフィズス菌BB536摂取時期における便中アンモニア量の減少傾向や摂取終了後の増加が見られた。これらの結果を統計学的に統合した解析の結果は、ビフィズス菌BB536摂取が便中アンモニア量を減少させることを示した。これらの結果から、ビフィズス菌BB536を含む食品の摂取は、健康な成人の腸内環境を良好にし、腸の調子を整えると考えられた。
科学的根拠の質:検索された10の試験のうち、2つが研究の精度が高いとされるランダム化比較試験で、8つが研究の精度が低いとされる非ランダム化比較試験だった。精度が低い試験も含めて評価したことから、評価の信頼性は限定されるが、試験結果に顕著なバラつきは認められず、評価結果は妥当だと判断された。
(構造化抄録)