2021年7月30日金曜日

機能性表示食品リストとエビデンス(G236~G264)

当該企業が、機能性表示食品制度開始時から届出た商品を全てを確認できます。届出撤回分も確認できます。
社名のリンクをクリックすると外部サイトでご確認ください。




動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧



G236
2021/6/10
9011001017684
株式会社ニップン
東京都千代田区麹町4-8
アマニリノレン2.6
加工食品(その他)
α-リノレン酸

本品にはα-リノレン酸が含まれています。
α-リノレン酸には、血圧が高めの方に適した機能があること、血中の悪玉(LDL)コレステロール値を低下させる機能があることが報告されています。


G237
2021/6/10
1350001008320
南日本酪農協同株式会社
宮崎県都城市姫城町32街区3号
LP432(エルピーヨンサンニ)飲料
加工食品(その他)
難消化性デキストリン(食物繊維)

本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。
難消化性デキストリン(食物繊維)には、食後の血中中性脂肪や血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。


G238
2021/6/10
8010601023878
株式会社ダイショー
東京都墨田区亀沢1丁目17番3号
GABA(ギャバ)配合ゆず茶
加工食品(その他)
GABA

本品にはGABAが含まれます。
GABAには仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや、疲労感を緩和する機能があることが報告されています。


G239
2021/6/10
7080101008580
株式会社三協
静岡県富士市伝法573番地の13
SANKYO(サンキョウ)コエンザイムQ10&朝までの睡眠
加工食品(サプリメント形状)
還元型コエンザイムQ10

本品には還元型コエンザイムQ10が含まれます。
還元型コエンザイムQ10には、一過性のストレスを感じている方の睡眠の質の向上(ぐっすり眠れること、眠りが深いこと、睡眠中に目が覚めないことなど)に役立つ機能や起床時の疲労感の軽減に役立つ機能、一過性のストレスの軽減に役立つ機能があることが報告されています。
また、細胞のエネルギー産生を助け、酸化ストレスを緩和する働きがある還元型コエンザイムQ10は、日常の生活で生じる一過性の身体的・精神的な疲労感の軽減に役立つことが報告されています。


G240
2021/6/11
5320201000027
うすき製薬株式会社

大分県臼杵市大字市浜997番地の1
頭脳目快
加工食品(サプリメント形状)
ルテインおよびゼアキサンチン

本品にはルテインおよびゼアキサンチンが含まれます。
ルテインおよびゼアキサンチンは、年齢とともに低下する認知機能の一部である判断力(変化する状況に応じて適切に対処したり、推論したりする能力)、注意力(一つのことに集中したり、複数の物事に注意を向けられる能力)を維持すること、および目の黄斑部の色素密度を上昇させ、ブルーライトなどの光の刺激から目を保護し、コントラスト感度(ぼやけの緩和によってはっきりと物を識別する力)を改善することが報告されています。

生鮮食品の機能性表示食品

免疫維持に効果の機能性表示食品




G241
2021/6/11
8080001008119
三生医薬株式会社
静岡県富士市厚原1468
健脳計画
加工食品(サプリメント形状)
アスタキサンチン

本品にはアスタキサンチンが含まれます。
アスタキサンチンは記憶力に衰えを感じている健常な中高年の認知機能の一部である視覚的な記憶力(図形を認識し、記憶してから思い出す力)の維持に役立つ機能が報告されています。


G242
2021/6/11
9120001076746
カイゲンファーマ株式会社

大阪府大阪市中央区道修町二丁目5番14号
エルゴチオネイン含有機能性表示食品(プレーン風味)開発番号KA(ケーエー)-1853②
加工食品(サプリメント形状)
エルゴチオネイン

本品にはエルゴチオネインが含まれます。
抗酸化作用をもつエルゴチオネインには継続的な摂取により、中高年の方の記憶力(人や物の名前などを記憶し、後から呼び起こす能力)及び注意力(物事に対して注意を集中して持続させる能力)を維持する機能があることが報告されています。


G243
2021/6/11
1010401098326
株式会社エバーライフ
福岡県福岡市中央区天神二丁目5番55号アーバンネット天神ビル
皇潤 歩EX(イーエックス)
加工食品(サプリメント形状)
クレアチンモノハイドレート(クレアチン)

本品にはクレアチンモノハイドレート(クレアチン)が含まれます。
クレアチンモノハイドレート(クレアチン)は、適度な運動と併用することで、加齢によって衰える筋肉をつくる力を助けることによって、筋肉量および筋力の維持に役立つ機能があることが報告されています。
日常生活で使う筋肉・筋力の維持に役立てたい中高年健常者に適した商品です。


G244
2021/6/11
3120001054253
株式会社エルベ・プランズ
大阪府大阪市淀川区宮原3丁目4番30号
わたしケアむくみ
加工食品(サプリメント形状)
ヒハツ由来ピペリン類

本品にはヒハツ由来ピペリン類が含まれます。
ヒハツ由来ピペリン類は、脚のむくみが気になる健常な女性の夕方の脚のむくみ(病的ではない一過性のむくみ)を軽減する機能があることが報告されています。

10
G245
2021/6/11
4170001005481
中野BC株式会社
和歌山県海南市藤白758-45
梅しょうが
加工食品(その他)
生姜由来ポリフェノール(6-ジンゲロール、6-ショウガオール)

本品には生姜由来ポリフェノール(6-ジンゲロール、6-ショウガオール)が含まれます。
生姜由来ポリフェノール(6-ジンゲロール、6-ショウガオール)には、冷えを感じやすい方の末梢の体温(手のひら)を維持する機能があることが報告されています

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品



11
G246
2021/6/11
7011301005390
株式会社全日本通販
東京都杉並区成田東4-38-17
活力ヤル気GABA(ギャバ)粒
加工食品(サプリメント形状)
GABA

本品にはGABAが含まれます。
GABAには、日常生活で生じる一時的な活気・活力の低下を軽減することが報告されています。

12
G247
2021/6/11
5070001009046
オリヒロプランデュ株式会社
群馬県高崎市下大島町613
機能性表示食品 賢人の食習慣 カプセル

加工食品(サプリメント形状)
サラシア由来サラシノール
DHA・EPA
GABA

本品にはサラシア由来サラシノールが含まれています。
サラシア由来サラシノールには食後血糖値の上昇を緩やかにする機能が報告されています。
本品にはDHA・EPAが含まれます。
DHA・EPAには中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。
本品にはGABAが含まれます。
GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
本品は、健常人で血圧が高めの方に適した食品です。

13
G248
2021/6/12
5011401005862
株式会社虎ノ門堂
東京都港区虎ノ門二丁目2番5号
血圧ケア
加工食品(サプリメント形状)
バリルチロシン

本品にはバリルチロシンが含まれます。
バリルチロシンは、高めの血圧を低下させる機能を持つことが報告されています。
血圧が高めの方に適した食品です。

14
G249
2021/6/14
5010001159210
株式会社ECスタジオ
東京都千代田区飯田橋四丁目7番11号カクタス飯田橋ビル1003
ヒザケアW25000
加工食品(サプリメント形状)
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン、N-アセチルグルコサミン

本品には、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンとN-アセチルグルコサミンが含まれます。
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、足の曲げ伸ばし等の筋肉に軽い負荷がかかる運動との併用で、年齢とともに低下する脚の筋力に作用することにより、中高年の方の歩行能力の向上に役立つことが報告されています。
N-アセチルグルコサミンは、ひざ関節の悩みを改善することが報告されています。
歩行や階段の昇り降り時、ひざ関節が気になる方に適しています。

15
G250
2021/6/14
9010001015896
小岩井乳業株式会社
東京都千代田区丸の内2丁目5番2号
小岩井 iMUSE(イミューズ)生乳(なまにゅう)ヨーグルト 甘さ控えめ
加工食品(その他)
プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)

本品には、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)が含まれます。
プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。



16
G251
2021/6/14
9010001015896
小岩井乳業株式会社
東京都千代田区丸の内2丁目5番2号
小岩井 ヨーグルト iMUSE(イミューズ)プラズマ乳酸菌 甘さ控えめ
加工食品(その他)
プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)

本品には、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)が含まれます。
プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。

17
G252
2021/6/14
9010001015896
小岩井乳業株式会社
東京都千代田区丸の内2丁目5番2号
小岩井 iMUSE(イミューズ)ヨーグルト 低脂肪
加工食品(その他)
プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)

本品には、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)が含まれます。
プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。

18
G253
2021/6/14
3180001140072
株式会社イコリス
愛知県名古屋市中区栄一丁目23番29号 サンハイツ伏見2F
Slamee(スラミー)
加工食品(サプリメント形状)
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン

本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、日常活動時のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする作用により、BMIが高め(BMI23以上30未満)の方の腹部の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)を減らす機能があることが報告されています。

19
G254
2021/6/15
5010001066200
株式会社ハーバー研究所
東京都千代田区神田須田町1丁目24番地
燃体源
加工食品(サプリメント形状)
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン

本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、日常活動時のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする作用により、BMIが高めの方の腹部の脂肪を減らす機能があることが報告されています。

20
G255
2021/6/15
4120001010890
プリセプト株式会社

大阪府大阪市東住吉区南田辺1-8-20
さらさらトマト
加工食品(サプリメント形状)
リコピン

本品にはリコピンが含まれます。
リコピンには血中LDL(悪玉)コレステロールを低下させる機能が報告されています。



21
G256
2021/6/15
5070001009046
オリヒロプランデュ株式会社

群馬県高崎市下大島町613
ぷるんと蒟蒻Plus(プラス) グレープフルーツ味

加工食品(その他)
ローズヒップ由来ティリロサイド

本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。
ローズヒップ由来ティリロサイドにはBMIが高めの方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。

22
G257
2021/6/15
9290001031420
株式会社ZERO PLUS
福岡県福岡市博多区博多駅南一丁目2番2号
WHITE VEIL Moist B(ホワイトヴェール モイスト ビー)
加工食品(サプリメント形状)
米由来グルコシルセラミド、アスタキサンチン、ルテイン・ゼアキサンチン

本品には、米由来グルコシルセラミド、アスタキサンチン、ルテイン・ゼアキサンチンが含まれます。
米由来グルコシルセラミドには、肌のバリア機能(保湿力)を高め、肌の潤いを守るのを助ける機能があることが報告されています。
抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能性、紫外線を浴びた肌を乾燥から守り、肌の潤いを守る機能性が報告されています。
ルテイン・ゼアキサンチンは、黄斑色素密度の増加によりブルーライトなどの光刺激から眼を保護する機能や、コントラスト感度を改善する機能があることが報告されています。

23
G258
2021/6/15
8430001041570
雪印メグミルク株式会社
北海道札幌市東区苗穂町6丁目1番1号
グルコサミンパワー 100ml

加工食品(その他)
N-アセチルグルコサミン

本品にはN-アセチルグルコサミンが含まれます。
N-アセチルグルコサミンには、移動時におけるひざ関節の違和感の軽減をサポートする機能があることが報告されています。

24
G259
2021/6/15
8430001041570
雪印メグミルク株式会社

北海道札幌市東区苗穂町6丁目1番1号
グルコサミンパワー せんいプラス 100ml

加工食品(その他)
N-アセチルグルコサミン

本品にはN-アセチルグルコサミンが含まれます。
N-アセチルグルコサミンには、移動時におけるひざ関節の違和感の軽減をサポートする機能があることが報告されています。

25
G260
2021/6/15
4010401101276
株式会社KIYORA
東京都渋谷区恵比寿南1-14-10
レッグスタイト
加工食品(サプリメント形状)
ヒハツ由来ピペリン類

本品にはヒハツ由来ピペリン類が含まれます。
ヒハツ由来ピペリン類は、脚のむくみが気になる健常な女性の夕方の脚のむくみ(病的ではない一過性のむくみ)を軽減する機能があることが報告されています。



26
G261
2021/6/16
8012801003726
株式会社ユーワ
東京都東大和市中央三丁目890番地の1
潤美
加工食品(サプリメント形状)
乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61)

本品には乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61)が含まれます。
乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61)には、ミドルエイジの女性の肌の潤いを逃がしにくくする肌のバリア機能を高めることが報告されています。
肌の乾燥が気になるミドルエイジの女性の方に適しています。

27
G262
2021/6/16
7010601019092
アサヒ飲料株式会社
東京都墨田区吾妻橋一丁目23番1号
届く強さの乳酸菌W(ダブル)200
加工食品(その他)
ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)

本品にはガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)が含まれます。
ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)には心理的なストレスを和らげ、睡眠の質(眠りの深さ)を高めるのに役立つ機能があることが報告されています。
また、ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)には腸内環境の改善に役立つ機能があることが報告されています。

28
G263
2021/6/17
2011001035255
株式会社グラフィコ
東京都品川区大崎1丁目6番1号
なんとかしたい 脚のむくみ!

加工食品(サプリメント形状)
ヒハツ由来ピペリン類

本品には、ヒハツ由来ピペリン類が含まれます。
ヒハツ由来ピペリン類は、健常な女性の夕方の脚のむくみ(病的ではない一過性のむくみ)を軽減する機能があることが報告されています。
夕方の脚のむくみが気になる女性に適した食品です。

29
G264
2021/6/17
4010401101276
株式会社KIYORA
東京都渋谷区恵比寿南1-14-10
レッグスエステ
加工食品(サプリメント形状)
ヒハツ由来ピペリン類

本品にはヒハツ由来ピペリン類が含まれます。
ヒハツ由来ピペリン類は、脚のむくみが気になる健常な女性の夕方の脚のむくみ(病的ではない一過性のむくみ)を軽減する機能があることが報告されています。
また、冷えにより低下した血流(末梢血流)を正常に整え、冷えによる末梢(手)の皮膚表面温度の低下を軽減する機能があることが報告されています。


【G264】株式会社KIYORA:レッグスエステの効果とエビデンス

株式会社KIYORAの機能性表示食品,レッグスエステのエビデンス(科学的根拠)

株式会社KIYORAが消費者庁に届出た機能性表示食品【レッグスエステ】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

株式会社KIYORA

【届出番号】
G264

【届出日】
2021/06/17

【届出者名】
株式会社KIYORA
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
レッグスエステ

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
ヒハツ由来ピペリン類
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはヒハツ由来ピペリン類が含まれます。ヒハツ由来ピペリン類は、脚のむくみが気になる健常な女性の夕方の脚のむくみ(病的ではない一過性のむくみ)を軽減する機能があることが報告されています。また、冷えにより低下した血流(末梢血流)を正常に整え、冷えによる末梢(手)の皮膚表面温度の低下を軽減する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常な女性(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
安全性に関わる情報として既存情報による安全性試験の評価を行いました。既存情報の調査では、機能性関与成分「ヒハツ由来ピペリン類」を含むヒハツ抽出物を用いた臨床試験の報告が行われておりました。「ヒハツ由来ピペリン類」の摂取試験、および5倍量の過剰摂取試験において、問題となる事象は認められておりませんでした。これらの結果からヒハツ由来ピペリン類の安全性について、問題ないと判断いたしました。また、文献中で用いられているヒハツ抽出物が届出商品の配合原料と同じ供給元で同等の原料であることから、届出商品との同等性については問題ないと考えられました。更に、届出商品に使用されているその他の原材料は、十分な食経験を有する食品及び食品添加物であり、これらの結果から、機能性関与成分ヒハツ由来ピペリン類及び本届出商品は安全であり、本製品を適切に摂取する場合、安全性に問題ないと評価しました。

【摂取する上での注意事項】
●原材料をご参照のうえ、アレルギーがある方、妊娠中の方の摂取はご配慮ください。
●自然由来の原料を使用しておりますので、色調などにバラつきがある場合がありますが、品質に問題はありませんので安心してお召し上がりください。
●時間が経ってもむくみが回復しない(一過性ではない)、脚以外の部位がむくむ、左右で症状に差がある、その他体に異常がある場合は、医師の診察をお勧めします。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
公益財団法人 日本健康・栄養食品協会による健康補助食品GMP認定工場にて製造。・株式会社AFC-HD アムスライフサイエンス 本社工場(国内GMP)・株式会社AFC-HD アムスライフサイエンス 第二工場(国内GMP)・株式会社AFC-HD アムスライフサイエンス 国吉田工場(国内GMP)

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
<脚のむくみが気になる健常な女性の夕方の脚のむくみ(病的ではない一過性のむくみ)を軽減する機能について>
ア 標題
「ヒハツ由来ピペリン類」摂取によって、病的ではない一過性の脚のむくみを軽減する機能に関する定性的研究レビュー
イ 目的
健康な方に対する「ヒハツ由来ピペリン類」摂取の効果を、プラセボとの比較で検証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に評価しました。
ウ 背景
ヒハツは、香辛料等として利用されており、成分としてピペリン類を含みます。一過性の脚のむくみの低減に役立つ報告はありますが、ヒトでの有効性を包括的に整理する研究レビューはありませんでした。したがって、健康な方がヒハツ由来ピペリン類を摂取した場合における病的ではない一過性の脚のむくみを軽減する効果について研究レビューを行い、その科学的エビデンスの確認を行いました。
エ レビュー対象とした研究の特性
国内外のデータベースを使用して論文を検索し、基準に合致した文献1報(ランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験)を研究レビューの対象としました。
オ 主な結果
上記文献は脚のむくみを自覚する健康な日本人成人女性が、ヒハツ由来ピペリン類120μg含有ヒハツ抽出物を摂取することで、プラセボを摂取した場合と比較して、むくみの評価指標である体水分に対する脚の細胞外水分の比の、座位負荷による上昇を統計学的に有意に抑制しており(p =0.013)、一過性の脚のむくみを軽減する効果が認められていました。
カ 科学的根拠の質
ヒハツ由来ピペリン類(120μg)の摂取は、病的ではない一過性の脚のむくみを軽減する機能があることが確認されました。採用した文献は1報のみであり、非一貫性や出版バイアスの精査には至りませんでしたが、日本人対象のランダム化比較試験の報告であることから信頼性は高いと考えられました。

<冷えにより低下した血流(末梢血流)を正常に整え、冷えによる末梢(手)の皮膚表面温度の低下を軽減する機能について>
ア 標題
「ヒハツ由来ピペリン類」摂取によって、冷えにより低下した血流(末梢血流)を正常に整え、冷えによる末梢の皮膚表面温度の低下を軽減する機能に関する定性的研究レビュー
イ 目的
健康な方に対する「ヒハツ由来ピペリン類」摂取の効果を、プラセボとの比較で検証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に評価しました。
ウ 背景
ヒハツは、香辛料等として利用されており、成分としてピペリン類を含みます。TRPV1を活性化する作用から、冷えによって低下する血流(末梢血流)や皮膚表面温度の維持に役立つと推測されますが、ヒトでの有効性を包括的に整理する研究レビューはありませんでした。したがって、健康な方がヒハツ由来ピペリン類を摂取した場合における冷えによる血流(末梢血流)および皮膚表面温度の低下を軽減する効果について研究レビューを行い、その科学的エビデンスの確認を行いました。
エ レビュー対象とした研究の特性
国内外のデータベースを使用して論文を検索し、基準に合致した文献1報(ランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験)を研究レビューの対象としました。
オ 主な結果
上記文献は健康な日本人成人女性が、ヒハツ由来ピペリン類120μg含有ヒハツ抽出物を摂取することで、プラセボを摂取した場合と比較して、冷水負荷後の末梢血流量および手(末梢)の皮膚表面温度が統計学的に有意に高くなっており(p<0.05)、冷えにより低下した血流(末梢血流)を正常に整え、冷えによる末梢(手)の皮膚表面温度の低下を軽減する効果が認められていました。
カ 科学的根拠の質
ヒハツ由来ピペリン類(120μg)の摂取は、冷えにより低下した血流(末梢血流)を正常に整え、冷えによる末梢(手)の皮膚表面温度の低下を軽減する機能があることが確認されました。採用した文献は1報のみであり、非一貫性や出版バイアスの精査には至りませんでしたが、日本人対象のランダム化比較試験の報告であることから信頼性は高いと考えられました。

【G263】株式会社グラフィコ:なんとかしたい脚のむくみ!の効果とエビデンス

株式会社グラフィコの機能性表示食品,なんとかしたい 脚のむくみ!のエビデンス(科学的根拠)

株式会社グラフィコが消費者庁に届出た機能性表示食品【なんとかしたい 脚のむくみ!】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
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機能性表示食品まとめ一覧

株式会社グラフィコ

【届出番号】
G263

【届出日】
2021/06/17

【届出者名】
株式会社グラフィコ
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
なんとかしたい 脚のむくみ!

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
ヒハツ由来ピペリン類
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、ヒハツ由来ピペリン類が含まれます。ヒハツ由来ピペリン類は、健常な女性の夕方の脚のむくみ(病的ではない一過性のむくみ)を軽減する機能があることが報告されています。夕方の脚のむくみが気になる女性に適した食品です。

【想定する主な対象者】
脚のむくみが気になる健常な女性(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
安全性に関わる情報として既存情報による安全性試験の評価を行いました。既存情報の調査では、機能性関与成分「ヒハツ由来ピペリン類」を含むヒハツ抽出物を用いた臨床試験の報告が行われておりました。「ヒハツ由来ピペリン類」の摂取試験、および5倍量の過剰摂取試験において、問題となる事象は認められておりませんでした。これらの結果からヒハツ由来ピペリン類の安全性について、問題ないと判断いたしました。また、文献中で用いられているヒハツ抽出物が届出商品の配合原料と同じ供給元で同等の原料であることから、届出商品との同等性については問題ないと考えられました。更に、届出商品に使用されているその他の原材料は、十分な食経験を有する食品及び食品添加物であり、これらの結果から、機能性関与成分ヒハツ由来ピペリン類及び本届出商品は安全であり、本製品を適切に摂取する場合、安全性に問題ないと評価しました。

【摂取する上での注意事項】
●多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量をお守りください。
●原材料をご確認の上、食物アレルギーのある方は摂取しないでください。
●妊娠・授乳中の方、お子様は摂取しないでください。
●時間が経ってもむくみが回復しない(一過性ではない)、脚以外の部位がむくむ、左右で症状に差がある、その他体に異常がある場合は、医師の診察をお勧めします。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、次の製造工場にて生産・製造及び品質管理を行っている。
[製造所1]
株式会社東洋新薬 鳥栖工場
●GMP:認証取得 (NSF-GMP、日健栄協GMP)
●FSSC22000:認証取得
[製造所2]
株式会社東洋新薬 インテリジェンスパーク
●GMP:認証取得 (NSF-GMP、日健栄協GMP)
●FSSC22000:認証取得

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
ア 標題
「ヒハツ由来ピペリン類」摂取によって、病的ではない一過性の脚のむくみを軽減する機能に関する定性的研究レビュー
イ 目的
健康な方に対する「ヒハツ由来ピペリン類」摂取の効果を、プラセボとの比較で検証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に評価しました。
ウ 背景
ヒハツは、香辛料等として利用されており、成分としてピペリン類を含みます。一過性の脚のむくみの低減に役立つ報告はありますが、ヒトでの有効性を包括的に整理する研究レビューはありませんでした。したがって、健康な方がヒハツ由来ピペリン類を摂取した場合における病的ではない一過性の脚のむくみを軽減する効果について研究レビューを行い、その科学的エビデンスの確認を行いました。
エ レビュー対象とした研究の特性
国内外のデータベースを使用して論文を検索し、基準に合致した文献1報(ランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験)を研究レビューの対象としました。
オ 主な結果
上記文献は脚のむくみを自覚する健康な日本人成人女性が、ヒハツ由来ピペリン類120μg含有ヒハツ抽出物を摂取することで、プラセボを摂取した場合と比較して、むくみの評価指標である体水分に対する脚の細胞外水分の比の、座位負荷による上昇を統計学的に有意に抑制しており(p =0.013)、一過性の脚のむくみを軽減する効果が認められていました。
カ 科学的根拠の質
ヒハツ由来ピペリン類(120μg)の摂取は、病的ではない一過性の脚のむくみを軽減する機能があることが確認されました。採用した文献は1報のみであり、非一貫性や出版バイアスの精査には至りませんでしたが、日本人対象のランダム化比較試験の報告であることから信頼性は高いと考えられました。

届く強さの乳酸菌ダブル200(アサヒ飲料株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

アサヒ飲料株式会社の機能性表示食品,届く強さの乳酸菌W(ダブル)200のエビデンス(科学的根拠)

アサヒ飲料株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【届く強さの乳酸菌W(ダブル)200】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
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機能性表示食品まとめ一覧

アサヒ飲料株式会社

【届出番号】
G262

【届出日】
2021/06/16

【届出者名】
アサヒ飲料株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
届く強さの乳酸菌W(ダブル)200

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)が含まれます。ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)には心理的なストレスを和らげ、睡眠の質(眠りの深さ)を高めるのに役立つ機能があることが報告されています。また、ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)には腸内環境の改善に役立つ機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常な成人

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
喫食実績に関して、届出食品と同一の飲料組成である「届く強さの乳酸菌」100、「届く強さの乳酸菌」Wは、既に市販されており喫食実績はあるものの、販売期間、販売数量の観点から喫食実績にて安全性を評価するには不十分と判断した。また、機能性関与成分としてガセリ菌CP2305株を含む、届出食品の類似食品の喫食実績もあるが、同様に、喫食実績にて安全性の評価を行うには十分とは言えないと評価した。なお、同一組成品ならびに類似品において、健康被害は報告されていない。
喫食実績では安全性の評価が不十分であるため、既存情報を用いて評価を行った。
既存情報:
・ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)が属する菌種のL. gasseriは、既にいくつかの市販発酵乳製品に長年利用され、また、特定保健用食品として許可されている製品もあるため、安全性は高く、安全性に対するリスクは低いと考えられる。
・L. gasseriは、食経験のある菌種として、EFSA(欧州食品安全機関)の安全性適格推定(QPS、Qualified Presumption of Safety)微生物や、IDF(国際酪農連盟)にリストされている。
・L.gasseriを摂取したいくつかの臨床試験において、安全性に問題があったとの報告は見られていない。

以上より、ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)を含有する本製品の安全性には問題が無いと評価した。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
摂取目安量を超えての摂取はお控えください。(まとめ売りパックの外装のみ)
糖類の過剰摂取を避けるため一日の摂取目安量を守ってください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
株式会社コスモフーズ 埼玉神川工場  都道府県等HACCP、FSSC22000に基づき製造

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
<ストレスによる睡眠の質>
(ア)標題:
届く強さの乳酸菌W(ダブル)200に含まれる、ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)の睡眠の質の改善に関する研究レビュー
(イ)目的:
健常人が、ガセリ菌CP2305株(L.gasseri CP2305)(以下CP2305株)を含む食品を摂取すると、それを含まない食品を摂取した場合と比べて、心理的なストレスを和らげ、睡眠の質を高めるかを確認するために研究レビューを実施した。
(ウ)背景:
乳酸菌の有用性としては、整腸作用のみならず免疫調節作用など多様な生理機能が報告されている。CP2305株も乳酸菌の一種であり、腸内環境の改善やストレスの緩和などの様々な機能が報告されているが、心理的ストレスを緩和し睡眠の質を高める機能に関して、網羅的に調査した研究レビューは確認できなかった。
(エ)レビュー対象とした研究の特性:
日本語論文および英語論文を対象に検索を行った(最終検索日は2018年1月15日)ところ、3報のRCT(ランダム化比較試験)論文が採用された。いずれも、健常成人を対象とした試験で、睡眠の質やストレスを評価指標としたものであった。
(オ)主な結果:
採用した文献で共通して評価しているPSQI(ピッツバーグ睡眠質問票)では、いずれも肯定的であり、CP2305株の摂取はプラセボ摂取と比較して、有意に改善された。また、睡眠時脳波においても肯定的であり、睡眠の質(眠りの深さ)を評価する指標においても有意に改善された。更には、副交感神経活性を有意に改善し、3報の内2報でストレスホルモンである唾液中コルチゾールが有意に抑制された。
(カ)科学的根拠の質
採用された3報とも、盲検性は確保されており、結果に対するバイアス(主観に基づく偏り)リスクは低く、また肯定的な内容で一貫性のある結果が得られていたことから、科学的根拠の質は十分と判断する。しかし、出版バイアスに関して否定はできない。また、対象となる文献数が3報と少ないことが本研究レビューの限界であり、今後更なる検証が望まれる。

<腸内環境>
(ア)標題:
届く強さの乳酸菌W(ダブル)200に含有する機能性関与成分ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)の腸内環境改善に関する研究レビュー
(イ)目的:
便秘気味もしくは排便回数が多い健常者が、ガセリ菌CP2305株(L.gasseri CP2305)(以下CP2305株)を含む食品を摂取すると、それを含まない食品を摂取した場合と比べて、腸内環境が改善されることを確認するために研究レビューを実施した。
(ウ)背景:
乳酸菌によるヒトの腸内環境改善作用や便通改善作用に関する報告は多数存在し、それらを根拠とした特定保健用食品も多く許可されている。そこで乳酸菌の1種であるCP2305株の腸内環境改善作用について検証するために研究レビューを行った。
(エ)レビュー対象とした研究の特性:
メタアナリシス、シスマティックレビュー、無作為化コントロール比較試験(RCT)を対象に検索を行った(最終検索日は2017年3月28日)ところ、RCT論文2報が採用された。いずれも便秘気味もしくは排便回数が多い健常者を対象とした試験であり、さらに両報告とも便性状および糞便中の細菌叢を評価指標とした試験報告であった。
(オ)主な結果:
便性状の改善、および糞便中の有用菌の増加が確認された。便性状としては、便の色、便の臭い、排便の頻度を評価したところ、CP2305株の摂取により便の色および便の臭いの改善が見られた。また、細菌叢の変化として、腸内における有用菌であるBifidobacteriumの増加が認められた。総じて、CP2305株の摂取におけるこれらの指標の変化は、腸内環境を改善に貢献しているものと考えられた。また、本機能性を発揮するCP2305株の最小摂取量は、1日当たり100億個であった。
(カ)科学的根拠の質:
採用された2報とも、盲検性は確保されており、結果に対する主観に基づく偏りのリスクは低く、また肯定的な内容で一貫性のある結果が得られていたことから、科学的根拠の質は十分と判断する。しかし、出版バイアスに関して否定はできない。また、対象となる文献数が2報と少ないことが本研究レビューの限界であり、今後更なる検証が望まれる。

【G261】株式会社ユーワ:潤美の効果とエビデンス

株式会社ユーワの機能性表示食品,潤美のエビデンス(科学的根拠)

株式会社ユーワが消費者庁に届出た機能性表示食品【潤美】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品まとめ一覧

株式会社ユーワ

【届出番号】
G261

【届出日】
2021/06/16

【届出者名】
株式会社ユーワ
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
潤美

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61)が含まれます。乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61)には、ミドルエイジの女性の肌の潤いを逃がしにくくする肌のバリア機能を高めることが報告されています。肌の乾燥が気になるミドルエイジの女性の方に適しています。

【想定する主な対象者】
肌の乾燥が気になる中高年(ミドルエイジ)の女性の方

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
【既存情報を用いた評価】
・Lactococcus lactis subsp. cremoris H61は古くからチーズ製造に用いられてきた乳酸菌であり、2008年11 月にLactococcus lactis subsp. cremoris H61 株を利用したドリンクタイプのヨーグルト、2013年8 月Lactococcus lactis subsp. cremoris H61 株を使ったカップタイプのヨーグルトが発売された。また、Lactococcus lactis subsp. cremoris H61 株の加熱処理菌体を利用したサプリメントが数種類販売されており、Lactococcus lactis subsp. cremoris H61株が入っているパンも販売されている。
・Lactococcus lactis subsp. cremoris H61が属する菌種のLactococcus lactisは、食経験のある菌種として、EFSA(欧州食品安全機関)の安全性適格推定(QPS、Qualified Presumption of Safety)微生物や、IDF(国際酪農連盟)にリストされている。
・Lactococcus lactis subsp. cremoris H61が属する菌種のLactococcus lactisの経口摂取試験で安全性に関する評価が行われている報告において、生菌体摂取では稀なケースとして感染症のリスクはあるものの、本届出食品の機能性関与成分である乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61)は加熱死菌体であることから、本届出食品摂取にて重大な健康被害が生じる可能性は低い。

 以上より、乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61)を含有する本届出食品の安全性には問題が無いと評価した。

【摂取する上での注意事項】
●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
●原材料をご確認の上、アレルギーのある方は摂取しないでください。
●乳幼児の手の届かないところに保管してください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出食品を製造している工場は、国内の健康補助食品GMP認定工場及びISO22000取得工場にて、予め定められた適正な製造基準に従って製造しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(ア)標題
乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61)による経皮水分蒸散量を指標とした肌のバリア機能を高める作用に関する研究レビュー

(イ)目的
 乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61)をヒトに摂取させた試験の論文を網羅的な文献検索により収集し、プラセボなどのコントロールと比較した無作為化比較試験(RCT)から肌の乾燥が気になる中高年女性において経皮水分蒸散量を指標とした肌のバリア機能(体内から外部への水分の蒸散を防ぐ機能)を改善するか否かを合理的に検証することを目的とした。

(ウ)背景
乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61)の摂取によりプラセボとの比較において経皮水分蒸散量を指標とした肌のバリア機能(体内から外部への水分の蒸散を防ぐ機能)を高める作用を総合的に評価した研究は行われていなかったため、プラセボとの比較において乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61)を摂取することにより肌の乾燥が気になる中高年女性において経皮水分蒸散量を指標とした皮膚バリア機能(体内から外部への水分の蒸散を防ぐ機能)を改善するか検証することを目的としてレビューを実施した。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
検索の条件と除外の条件を定めて、2018年11月21日にJDreamIIIなど日本語と英語の検索サイト5種において、中高年女性(健常者で肌の乾燥が気になる方)の臨床試験文献を対象に検索を実施したところ、評価水準に合致した対象文献は1報であり、その有効性評価は無作為化比較試験(RCT)で、全て日本人を対象とした試験であった。

(オ)主な結果
 RCT論文1報の概要を示す。

無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験であり、肌に影響を及ぼす可能性のある治療等を受けていない20歳以上の日本人女性104名を対象とした。被験者を2群に分け、52名にシンデレラ乳酸菌(Lactococcus lactis subsp. cremoris H61)の加熱死菌体を一日当たり60 mgを、52名にプラセボ食品を、8週間継続摂取させ肌の状態および体調が評価された。104名全員が試験を完了した。また、一部の項目については40歳以上の被験者に限定したサブ解析が実施された。サブ解析はシンデレラ乳酸菌(Lactococcus lactis subsp. cremoris H61)群38名とプラセボ群31名の合計69名が解析対象とされた。
乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61) 60 mg(加熱死菌体として400億個)/日、8週間の摂取による経皮水分蒸散量の変化量(後値-前値)の平均値差は-1.97(p<0.05)であり、摂取による経皮水分蒸散量の軽減傾向がみられた。

尚、乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61)を含む試験食品に関連した有害事象は認められなかった。

(カ)科学的根拠の質
 レビューレベルの限界に関しては、レビュー対象となった論文は1報であり、出版バイアスの可能性は否定できない。また、エビデンスの程度も幅が見られたことなどから、今後相反する報告が発表されるなどによって、エビデンスの評価が変わる可能性があり、継続的に情報を収集することが求められる。

【G260】株式会社KIYORA:レッグスタイトの効果とエビデンス

株式会社KIYORAの機能性表示食品,レッグスタイトのエビデンス(科学的根拠)

株式会社KIYORAが消費者庁に届出た機能性表示食品【レッグスタイト】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
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機能性表示食品まとめ一覧

株式会社KIYORA

【届出番号】
G260

【届出日】
2021/06/15

【届出者名】
株式会社KIYORA
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
レッグスタイト

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
ヒハツ由来ピペリン類
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはヒハツ由来ピペリン類が含まれます。ヒハツ由来ピペリン類は、脚のむくみが気になる健常な女性の夕方の脚のむくみ(病的ではない一過性のむくみ)を軽減する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常な女性(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
安全性に関わる情報として既存情報による安全性試験の評価を行いました。既存情報の調査では、機能性関与成分「ヒハツ由来ピペリン類」を含むヒハツ抽出物を用いた臨床試験の報告が行われておりました。「ヒハツ由来ピペリン類」の摂取試験、および5 倍量の過剰摂取試験において、問題となる事象は認められておりませんでした。これらの結果からヒハツ由来ピペリン類の安全性について、問題ないと判断いたしました。また、文献中で用いられているヒハツ抽出物が届出商品の配合原料と同じ供給元で同等の原料であることから、届出商品との同等性については問題ないと考えられました。更に、届出商品に使用されているその他の原材料は、十分な食経験を有する食品及び食品添加物であり、これらの結果から、機能性関与成分ヒハツ由来ピペリン類及び本届出商品は安全であり、本製品を適切に摂取する場合、安全性に問題ないと評価しました。

【摂取する上での注意事項】
●原材料をご参照のうえ、アレルギーがある方、妊娠中の方の摂取はご配慮ください。
●自然由来の原料を使用しておりますので、色調などにバラつきがある場合がありますが、品質に問題はありませんので安心してお召し上がりください。
●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
●時間が経ってもむくみが回復しない(一過性ではない)、脚以外の部位がむくむ、左右で症状に差がある、その他体に異常がある場合は、医師の診察をお勧めします。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
公益財団法人 日本健康・栄養食品協会による健康補助食品GMP 認定工場にて製造。・株式会社AFC-HD アムスライフサイエンス 本社工場(国内GMP)・株式会社AFC-HD アムスライフサイエンス 第二工場(国内GMP)・株式会社AFC-HD アムスライフサイエンス 国吉田工場(国内GMP)

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
<脚のむくみが気になる健常な女性の夕方の脚のむくみ(病的ではない一過性のむくみ)を軽減する機能について>
ア 標題
「ヒハツ由来ピペリン類」摂取によって、病的ではない一過性の脚のむくみを軽減する機能に関する定性的研究レビュー
イ 目的
健康な方に対する「ヒハツ由来ピペリン類」摂取の効果を、プラセボとの比較で検証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に評価しました。
ウ 背景
ヒハツは、香辛料等として利用されており、成分としてピペリン類を含みます。
一過性の脚のむくみの低減に役立つ報告はありますが、ヒトでの有効性を包括的に整理する研究レビューはありませんでした。したがって、健康な方がヒハツ由来
ピペリン類を摂取した場合における病的ではない一過性の脚のむくみを軽減する効果について研究レビューを行い、その科学的エビデンスの確認を行いました。
エ レビュー対象とした研究の特性
国内外のデータベースを使用して論文を検索し、基準に合致した文献1報(ラン
ダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験)を研究レビューの対象としました。
オ 主な結果
上記文献は脚のむくみを自覚する健康な日本人成人女性が、ヒハツ由来ピペリン類120μg 含有ヒハツ抽出物を摂取することで、プラセボを摂取した場合と比較して、むくみの評価指標である体水分に対する脚の細胞外水分の比の、座位負荷に
よる上昇を統計学的に有意に抑制しており(p =0.013)、一過性の脚のむくみを軽減する効果が認められていました。
カ 科学的根拠の質
ヒハツ由来ピペリン類(120μg)の摂取は、病的ではない一過性の脚のむくみを軽減する機能があることが確認されました。採用した文献は1 報のみであり、非一貫性や出版バイアスの精査には至りませんでしたが、日本人対象のランダム化比較試験の報告であることから信頼性は高いと考えられました。

グルコサミンパワーせんいプラス100ml(雪印メグミルク株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

雪印メグミルク株式会社の機能性表示食品,グルコサミンパワー せんいプラス 100mlのエビデンス(科学的根拠)

雪印メグミルク株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【グルコサミンパワー せんいプラス 100ml】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

雪印メグミルク株式会社

【届出番号】
G259

【届出日】
2021/06/15

【届出者名】
雪印メグミルク株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
グルコサミンパワー せんいプラス 100ml

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
N-アセチルグルコサミン
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはN-アセチルグルコサミンが含まれます。N-アセチルグルコサミンには、移動時におけるひざ関節の違和感の軽減をサポートする機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
歩行や階段の上り下りの際に、膝関節に違和感や不快感を持つ健常な中高年齢者

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
届出食品と類似する「グルコサミンパワー」(1食当たりN-アセチルグルコサミン1,200mg配合)等(以下、既存食品)は2003年から日本全国で販売されており、現在までに6億食以上出荷されているがその間、既存食品が原因と疑われる危害事象は発生していない。このように食経験が十分あると判断しているが、さらにN-アセチルグルコサミンの既存情報を調査した。その結果いずれも軽度な自覚症状が発症したのみであり、すべてN-アセチルグルコサミンを含む食品との関連はなかった。

N-アセチルグルコサミンと医薬品との相互作用については、アセトアミノフェン、抗肥満薬、アドリアマイシン、ワルファリンについての作用が指摘されているものの、これらはいずれも類似物質であるグルコサミン硫酸塩・塩酸塩に対する指摘であり、実際の症状の報告もないことから相互作用はないと考える。
 
以上の理由から、届出食品「グルコサミンパワー せんいプラス 100ml」に含まれるN-アセチルグルコサミンには十分な安全性が認められており、1日摂取目安量を摂取した場合には健康を害する恐れはないと考える。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出食品の製造は、FSSC 22000認証取得工場にて行っており、認証に基づいた製造、品質管理を実施している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】届出食品「グルコサミンパワー せんいプラス 100ml」に含有するN-アセチルグルコサミン(NAG)摂取が膝関節機能に及ぼす効果に関する研究レビュー

【目的】NAG摂取が膝関節の機能に及ぼす効果を評価すること

【背景】NAGは肌水分量の増加機能や、変形性膝関節症の緩和機能が報告されており、サプリメントとして利用されている。一方、健常人での関節への効果については十分に評価されていないため、疾患に罹患していない成人がNAGを摂取した際にそうでない食品に比べ膝関節の機能が改善されるか検証した。

【レビュー対象とした研究の特性】焼津水産化学工業株式会社社員3名が、目的に沿った論文を検索し、機能性を評価した。具体的には、以下の通り。
・被験者は、ひざ関節に痛みや違和感を持つ健康な成人であること
・試験は、NAG入り食品摂取群(試験群)と含まない食品摂取群(プラセボ群)の2つに被験者を無作為に割付け、被験者と結果の評価者がともに誰がどちらを摂取したかわからないようにして比較した試験であること
・機能性は、関節軟骨の機能で評価していること

【主な結果】2名の評価者で検索した論文を上記の条件に合致するか評価した結果、論文2報が条件に合致していることを確認した。これらの論文では、ひざ関節に痛みや違和感を持つ健常成人男女に対し、NAG 300mgを含む粉末またはNAG 500mgを含む錠剤を12週間摂取させた結果、膝関節機能の指標であるJOAスコアおよび関節軟骨代謝がプラセボ群と比べ改善したことから、NAGを12週間摂取すると、膝関節の機能が改善されると考えられた。

【科学的根拠の質】未発表のデータの存在は否定できないものの、主要なデータベースにより調査したため漏れがある可能性は低いと考えられた。また、上記論文には、各群への被験者の割付方法及び割付内容の試験実施者への隠し方についての記載が不十分で、評価結果には偏りが生じている可能性があった。対象文献が2報と少ないため、今後さらなる研究が必要と考えられた。
 上記の論文は、NAGを粉末で1日あたり300mg、または錠剤で500mg摂取しており、形態や他の配合成分と摂取量について届出食品と違いがある。しかし、NAGの吸収・代謝等に影響を与える成分はこれまで報告されていないこと、届出食品における1日摂取目安量あたりに含まれるNAG含有量(1000mg)は上記論文における摂取量と同等以上であることから、当該届出食品についても、同等の機能性が得られると考える。

グルコサミンパワー100ml(雪印メグミルク株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

雪印メグミルク株式会社の機能性表示食品,グルコサミンパワー 100mlのエビデンス(科学的根拠)

雪印メグミルク株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【グルコサミンパワー 100ml】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
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機能性表示食品まとめ一覧

雪印メグミルク株式会社

【届出番号】
G258

【届出日】
2021/06/15

【届出者名】
雪印メグミルク株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
グルコサミンパワー 100ml

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
N-アセチルグルコサミン
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはN-アセチルグルコサミンが含まれます。N-アセチルグルコサミンには、移動時におけるひざ関節の違和感の軽減をサポートする機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
歩行や階段の上り下りの際に、膝関節に違和感や不快感を持つ健常な中高年齢者

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
届出食品と類似する「グルコサミンパワー」(1食当たりN-アセチルグルコサミン1,200mg配合)等(以下、既存食品)は2003年から日本全国で販売されており、現在までに6億食以上出荷されているがその間、既存食品が原因と疑われる危害事象は発生していない。このように食経験が十分あると判断しているが、さらにN-アセチルグルコサミンの既存情報を調査した。その結果いずれも軽度な自覚症状が発症したのみであり、すべてN-アセチルグルコサミンを含む食品との関連はなかった。

N-アセチルグルコサミンと医薬品との相互作用については、アセトアミノフェン、抗肥満薬、アドリアマイシン、ワルファリンについての作用が指摘されているものの、これらはいずれも類似物質であるグルコサミン硫酸塩・塩酸塩に対する指摘であり、実際の症状の報告もないことから相互作用はないと考える。
 
以上の理由から、届出食品「グルコサミンパワー 100ml」に含まれるN-アセチルグルコサミンには十分な安全性が認められており、1日摂取目安量を摂取した場合には健康を害する恐れはないと考える。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出食品の製造は、FSSC 22000認証取得工場にて行っており、認証に基づいた製造、品質管理を実施している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
標題】届出食品「グルコサミンパワー 100ml」に含有するN-アセチルグルコサミン(NAG)摂取が膝関節機能に及ぼす効果に関する研究レビュー

【目的】NAG摂取が膝関節の機能に及ぼす効果を評価すること

【背景】NAGは肌水分量の増加機能や、変形性膝関節症の緩和機能が報告されており、サプリメントとして利用されている。一方、健常人での関節への効果については十分に評価されていないため、疾患に罹患していない成人がNAGを摂取した際にそうでない食品に比べ膝関節の機能が改善されるか検証した。

【レビュー対象とした研究の特性】焼津水産化学工業株式会社社員3名が、目的に沿った論文を検索し、機能性を評価した。具体的には、以下の通り。
・被験者は、ひざ関節に痛みや違和感を持つ健康な成人であること
・試験は、NAG入り食品摂取群(試験群)と含まない食品摂取群(プラセボ群)の2つに被験者を無作為に割付け、被験者と結果の評価者がともに誰がどちらを摂取したかわからないようにして比較した試験であること
・機能性は、関節軟骨の機能で評価していること

【主な結果】2名の評価者で検索した論文を上記の条件に合致するか評価した結果、論文2報が条件に合致していることを確認した。これらの論文では、ひざ関節に痛みや違和感を持つ健常成人男女に対し、NAG 300mgを含む粉末またはNAG 500mgを含む錠剤を12週間摂取させた結果、膝関節機能の指標であるJOAスコアおよび関節軟骨代謝がプラセボ群と比べ改善したことから、NAGを12週間摂取すると、膝関節の機能が改善されると考えられた。

【科学的根拠の質】未発表のデータの存在は否定できないものの、主要なデータベースにより調査したため漏れがある可能性は低いと考えられた。また、上記論文には、各群への被験者の割付方法及び割付内容の試験実施者への隠し方についての記載が不十分で、評価結果には偏りが生じている可能性があった。対象文献が2報と少ないため、今後さらなる研究が必要と考えられた。
 上記の論文は、NAGを粉末で1日あたり300mg、または錠剤で500mg摂取しており、形態や他の配合成分と摂取量について届出食品と違いがある。しかし、NAGの吸収・代謝等に影響を与える成分はこれまで報告されていないこと、届出食品における1日摂取目安量あたりに含まれるNAG含有量(1000mg)は上記論文における摂取量と同等以上であることから、当該届出食品についても、同等の機能性が得られると考える。

ホワイトヴェールモイストビー(株式会社ZERO PLUS)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社ZERO PLUSの機能性表示食品,WHITE VEIL Moist B(ホワイトヴェール モイスト ビー)のエビデンス(科学的根拠)

株式会社ZERO PLUSが消費者庁に届出た機能性表示食品【WHITE VEIL Moist B(ホワイトヴェール モイスト ビー)】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
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機能性表示食品まとめ一覧

株式会社ZERO PLUS

【届出番号】
G257

【届出日】
2021/06/15

【届出者名】
株式会社ZERO PLUS
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
WHITE VEIL Moist B(ホワイトヴェール モイスト ビー)

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
米由来グルコシルセラミド

アスタキサンチン

ルテイン

ゼアキサンチン

クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、米由来グルコシルセラミド、アスタキサンチン、ルテイン・ゼアキサンチンが含まれます。米由来グルコシルセラミドには、肌のバリア機能(保湿力)を高め、肌の潤いを守るのを助ける機能があることが報告されています。抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能性、紫外線を浴びた肌を乾燥から守り、肌の潤いを守る機能性が報告されています。ルテイン・ゼアキサンチンは、黄斑色素密度の増加によりブルーライトなどの光刺激から眼を保護する機能や、コントラスト感度を改善する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常成人で、紫外線によって肌が赤くなりやすい方。肌が乾燥しがちな健常者。(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
米由来グルコシルセラミド
こんにゃく芋由来グルコシルセラミドのヒト試験(グルコシルセラミド1.8mg/日12週間摂取試験及びグルコシルセラミド5.4mg/日4週間摂取試験)において問題は認められなかった。こんにゃく芋由来グルコシルセラミドとの同等性を確認し、米由来グルコシルセラミドも安全であると判断した。

アスタキサンチン
アスタキサンチンを用いた ヒト臨床試験により12週間の長期摂取および一日当たりの摂取目安量の5倍量の過剰摂取における安全性に問題ないことが確認されている。アスタキサンチンは固有の化学構造を有する成分のため、上記試験における成分と届出製品中の機能性関与成分は同等であると判断した。以上より、アスタキサンチンを一日当たり4 mg摂取することの安全性に問題ないと評価した。

ルテイン・ゼアキサンチン
・ルテイン・ゼアキサンチンの原料であるマリーゴールド色素は食品添加物の基準を満たしている。
・『ナチュラルメディスン・データベース』ではルテインに関してほとんどの人に関して安全であると記載されている。
・『国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報』では経口で適切に摂取する場合、おそらく安全であると記載されている。またルテイン20 mg/日を12ヶ月間摂取した臨床試験において安全に使用されたことが記載されている。
・FAO/WHO 合同食品添加物専門家会議 「FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives 」 ではルテイン、ゼアキサンチンの合計摂取量として2mg/kg体重/日まで安全としている。
以上より一日当たりルテイン10 mg、ゼアキサンチン2 mgの摂取の安全性評価は十分であると判断した。

機能性関与成分同士の相互作用
ルテイン・ゼアキサンチンを含むカロテノイド類がアスタキサンチンの吸収を阻害する可能性が示唆されているが、届出製品の機能性関与成分であるアスタキサンチン、ルテイン・ゼアキサンチンを同時に摂取することで有害な作用が生じるという報告はなかったため、届出製品を適切に摂取する場合において、安全性上の問題はないものと判断した。


以上より、機能性関与成分米由来グルコシルセラミド、アスタキサンチン及びルテイン・ゼアキサンチンを配合した届出製品の安全性に問題はないと判断した。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
届出製品は公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場で製造しており、GMPに準拠した製造および品質管理を行っています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【米由来グルコシルセラミド】
1. 標題
「WHITE VEIL Moist B(ホワイトヴェール モイスト ビー)」に含有する機能性関与成分「米由来グルコシルセラミド」による経皮水分蒸散量および角質水分量に及ぼす影響の評価
2. 目的
健常者において植物由来グルコシルセラミドの経口摂取は,プラセボ対照と比較して経皮水分蒸散量と角質水分量を改善することにより肌の保湿力・乾燥を改善するかについて検証することを目的とした。
3. 背景
植物由来グルコシルセラミドは,経口摂取することで,ヒトの経皮水分蒸散量と角質水分量を改善することが報告されている一方で,そのエビデンスの総合性に関する研究報告はない。
4. レビュー対象とした研究の特性
健常者における米由来グルコシルセラミドおよびそれと同等性のある植物由来グルコシルセラミドの経口摂取が経皮水分蒸散量と角質水分量に及ぼす影響に関する2015年7月10日以前に報告されている研究(日本語,英語問わない)を検索対象とした。設定した適合基準を満たした4研究について,システマティックレビュー・メタアナリシスを行った。対象文献はプラセボ対照無作為化比較試験で,査読付き雑誌であった。
5. 主な結果
4研究における対象は100~173例,摂取期間は12週,グルコシルセラミド(米1報,コンニャク3報)の1日摂取目安量は1.8 mgであった。グルコシルセラミドの摂取による経皮水分蒸散量の有意な低下が認められた。この効果は顔部,腕部でも認められた。一方,角質水分量に対しては統計的に有意な効果は認められなかった。また副作用の報告はなかった。
6. 科学的根拠の質
米由来を含む植物由来グルコシルセラミドは1.8 mg/日の経口摂取により,経皮水分蒸散量を改善することが示唆された。経皮水分蒸散量は皮膚から体外へ蒸散する水分量であることから、米由来グルコシルセラミドには、肌のバリア機能(保湿力)を高める機能があると言える。ただし,本研究には以下の限界も存在する。
①信頼性の高いプラセボ比較試験であったが,研究計画の事前登録や利益相反の問題も存在するため,バイアスの混入は否定できない。
②摂取期間が12週間であるため,これ以上継続摂取した際の影響は不明である
③本レビューは米由来グルコシルセラミドの機能を評価することが主目的であるが,レビューにおいては同等性のある植物由来のグルコシルセラミド(米1報,コンニャク3報)を評価対象としていることに留意する必要がある。    
④評価対象論文数は4報と少ないことから,今後更なる有効性の検証が必要である。

【アスタキサンチン】
(標題)
アスタキサンチンによる健常者の皮膚への抗紫外線効果に関するシステマティックレビュー(SR)
(目的)
アスタキサンチンによる健常者の皮膚の抗紫外線効果に関する機能性を明らかにすることを目的とした。
(背景)
アスタキサンチンはエビ、カニ、サーモンなどに含まれるカロテノイドの一種で、抗酸化作用など様々な機能を持つことが知られている。これまで、アスタキサンチンの肌の潤いを守る機能性に関するSRが実施されているが、肌の抗紫外線効果に関する機能性を包括的に評価したレビューは実施されていなかった。
(レビュー対象とした研究の特性)
アスタキサンチンの肌に対する抗紫外線効果に関する検索を実施するため、「アスタキサンチン」あるいは「astaxanthin」、および「肌」「skin」を主たるキーワードにして、疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦を除く)を対象とした介入研究を網羅的に検索した。検索においては「紫外線」に関するキーワードは使わず、スクリーニングによって紫外線照射に関する論文を絞り込むこととし、最終的に評価した文献数は2報だった。
(主な結果)
抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、健常成人で、紫外線によって肌が赤くなりやすい日本人において、4 mg/日の継続摂取は紫外線刺激から肌を保護するのを助け、紫外線を浴びた肌を乾燥から守り、肌の潤いを守ることが示唆された。
(科学的根拠の質)
採用論文2報におけるアスタキサンチンの摂取量・摂取期間の違いから、メタアナリシスは実施できず、定性的なレビューとなった。国内外の複数のデータベースを使用して文献検索したが、英語と日本語のみをキーワードとしたため、抽出されなかった文献が存在する可能性がある。

【ルテイン・ゼアキサンチン】
(標題)
最終製品「WHITE VEIL Moist B(ホワイトヴェール モイスト ビー)」に含有する機能性関与成分ルテイン・ゼアキサンチンの摂取による健常
者の視機能(黄斑色素密度、コントラスト感度、光ストレスの緩和)に関する研
究レビュー
(目的)
この研究レビューは健常成人を対象として二重盲検試験を行い、ルテイン・ゼアキサンチンを摂取した場合と摂取しない場合と比較して、視機能(黄斑色素密度、コントラスト感度、光ストレスの緩和)に及ぼす影響を調べた。
(背景)
ルテイン・ゼアキサンチンはほうれん草や卵黄に多く含有するカロテノイド色素である。ヒトの体内では眼の黄斑部と水晶体に多く存在し、酸化ストレスの抑制やブルーライト等の光の吸収など、黄斑や水晶体を保護する機能が知られている。ルテインは体内で合成されず、また加齢などに伴い減少していくため、食事より摂取する必要がある。これまでルテイン・ゼアキサンチンの機能性に関して多くの研究が行われてきたが、健常者を対象とした研究レビューは報告が少ない。
(レビュー対象とした研究の特性)
Pubmed、JDreamⅢ(JSTPlus+JMEDPlus+JST7580)、医中誌の3つの文献データベースを用いて疾病のない健常者を対象とし、ルテイン・ゼアキサンチン含有サプリメントの摂取による文献の検索を行った。検索日は2016年2月4日であり576報の文献が抽出された。その後スクリーニングを行い、疾病者を対象にした試験やルテインのみの摂取試験などを除外し、最終的に3報の文献を採用した。採用文献はRCTであり質の高い文献である。採用した文献において黄斑色素密度や光ストレスの緩和、コントラスト感度など視機能に関わる指標を調査し、プラセボ群と比較を行った。
(主な結果)
本研究レビューにおいて、ルテイン・ゼアキサンチンをそれぞれ10 mg/日、2 mg/日以上摂取により黄斑色素密度の上昇、ブルーライトなど光ストレスからの保護、またコントラスト感度の改善が確認された。本研究レビューにおいて、スポンサー・共同スポンサーおよび利益相反はない。
(科学的根拠の質)
今回の研究レビューでは、3つの文献データベースを用い、広く文献を探索している。その結果得られた文献は3報であり、アウトカムによっては1報だが、根拠となる文献は被験者数が十分であり、またランダム化比較試験であることから科学的根拠の質は高く、今後の研究においても効果が変わるようなことはないと考えられ、機能性に対する科学的根拠の質は十分であると判断した。研究の限界として同デザイン、同評価での健常な日本人男女を対象とした報告が少なく、今後更なる研究が望まれる。