2018年10月27日土曜日

伊右衛門プラス350コレステロール対策(サントリー食品インターナショナル株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


サントリー食品インターナショナル株式会社(法人番号:8010401080079)が消費者庁に届出た機能性表示食品【伊右衛門プラス350コレステロール対策】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310



【届出番号】
D170
【届出日】
2018/09/05
【届出者名】
サントリー食品インターナショナル株式会社
サントリー食品インターナショナル株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
伊右衛門プラス350コレステロール対策
伊右衛門プラス350コレステロール対策楽天市場
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)
松樹皮由来プロシアニジンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)が含まれます。松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)には悪玉(LDL)コレステロールを下げる機能があることが報告されています。そのため、悪玉(LDL)コレステロールが気になる方に適した飲料です。
【想定する主な対象者】
健常成人
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
【食経験の評価(喫食実績による食経験の評価)】 
 喫食実績はない。
【食経験の評価(既存情報を用いた評価)】
 松樹皮抽出物について、その基原である松樹皮は古くからの食経験を有すると考えられる。
【安全性試験に関する評価(既存情報による安全性試験の評価)】
 経口摂取において、適切に用いれば安全性が示唆されている。松樹皮抽出物摂取によりめまいや胃腸症状、頭痛、口内炎を生じる可能性が2次情報に記載されているが、出典とされた研究はいずれも当該製品に使用しているものとは異なる松樹皮抽出物によるものであった。
 当該食品に使用している松樹皮抽出物(フラバンジェノール(R))に関する安全性試験について文献検索を行った結果、3報の文献が抽出されたが、いずれも安全性について懸念となる結果は認められなかった。また、当該食品と同量のフラバンジェノール(R)を配合した茶飲料によるヒト長期摂取安全性試験および過剰摂取安全性試験を行った結果、いずれも安全性について懸念となる結果は認められなかった。

【医薬品との相互作用に関する評価】
 機能性関与成分を含む原材料(松樹皮抽出物)と医薬品との相互作用について、2次情報の調査を行ったところ、理論的に相互作用の可能性を示唆する複数の記載があった。しかしながら、データベースの参考文献に遡り内容を精査したところ、いずれも当該食品に使用しているものとは異なる松樹皮抽出物を使用した研究であった。従って、当該食品に使用している松樹皮抽出物(フラバンジェノール(R))と医薬品との相互作用を示唆する情報は見当たらず、当該食品の摂取において相互作用を起こすリスクは低いと判断した。
【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
松樹皮にアレルギーをお持ちの方は、摂取をお控えください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該食品は、HACCP、ISO 22000、FSSC 22000のいずれかを取得している工場で製造する。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
ア.標題
 松樹皮由来プロシアニジンのLDLコレステロール低下に関する研究レビュー
イ.目的
 LDLコレステロール140 mg/dL未満の健常成人に、松樹皮由来プロシアニジンを摂取させると、プラセボの摂取と比較して、LDLコレステロール低下作用を有するかを検証する。
ウ.背景
 松樹皮抽出物によるLDLコレステロールの低下作用は報告されているが、LDLコレステロールが140 mg/dL未満の健常成人を対象とした、松樹皮由来プロシアニジンによるLDLコレステロール低下に関する研究レビューは報告されていない。
エ.レビュー対象とした研究の特性
 LDLコレステロール140 mg/dL未満の健常成人を対象とし、松樹皮由来プロシアニジンを摂取した時のLDLコレステロールの低下を、プラセボを摂取した時と比較して検証した研究を検索した。英語及び日本語文献データベースを使用して2018年1月19日に検索を行い、検索日以前に発表された文献を網羅的に集めて内容を精査したところ、条件を満たした文献は1報であった。
オ.主な結果
 採用論文は日本で実施されたランダム化比較試験で、LDLコレステロールが140 mg/dL未満の健常成人男女を対象に、松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)2.46 mg/日又はプラセボを摂取させていた。摂取12週後のLDLコレステロール値(平均±標準偏差)は、松樹皮由来プロシアニジン群107.4±12.5 mg/dL、プラセボ群127.5±26.1 mg/dLで、松樹皮由来プロシアニジンの摂取によりLDLコレステロールが有意に低下していた(p <0.05)。また、試験食品由来の副作用は認められなかった。
カ.科学的根拠の質
 採用論文で摂取させていた松樹皮由来プロシアニジンは錠剤形態であったが、飲料形態である当該食品と消化性に差は無いと考えられること、また、当該食品に配合している松樹皮由来プロシアニジンと原材料、量が同等であることから、本研究レビューの結果は当該食品へ適用可能と考えた。しかし、解析対象者減少の影響、利益相反の影響、否定的な研究結果が選択的に公開されていない可能性が完全に否定できず、採用論文が1報であり結果の一貫性が不明であることから、今後の更なる研究が望まれる。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

伊右衛門プラスコレステロール対策(サントリー食品インターナショナル株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


サントリー食品インターナショナル株式会社(法人番号:8010401080079)が消費者庁に届出た機能性表示食品【伊右衛門プラスコレステロール対策】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310



【届出番号】
D169
【届出日】
2018/09/05
【届出者名】
サントリー食品インターナショナル株式会社
サントリー食品インターナショナル株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
伊右衛門プラスコレステロール対策
伊右衛門プラスコレステロール対策楽天市場
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)
松樹皮由来プロシアニジンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)が含まれます。松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)には悪玉(LDL)コレステロールを下げる機能があることが報告されています。そのため、悪玉(LDL)コレステロールが気になる方に適した飲料です。
【想定する主な対象者】
健常成人
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
【食経験の評価(喫食実績による食経験の評価)】 
 喫食実績はない。
【食経験の評価(既存情報を用いた評価)】
 松樹皮抽出物について、その基原である松樹皮は古くからの食経験を有すると考えられる。
【安全性試験に関する評価(既存情報による安全性試験の評価)】
 経口摂取において、適切に用いれば安全性が示唆されている。松樹皮抽出物摂取によりめまいや胃腸症状、頭痛、口内炎を生じる可能性が2次情報に記載されているが、出典とされた研究はいずれも当該製品に使用しているものとは異なる松樹皮抽出物によるものであった。
 当該食品に使用している松樹皮抽出物(フラバンジェノール(R))に関する安全性試験について文献検索を行った結果、3報の文献が抽出されたが、いずれも安全性について懸念となる結果は認められなかった。また、当該食品と同量のフラバンジェノール(R)を配合した茶飲料によるヒト長期摂取安全性試験および過剰摂取安全性試験を行った結果、いずれも安全性について懸念となる結果は認められなかった。

【医薬品との相互作用に関する評価】
 機能性関与成分を含む原材料(松樹皮抽出物)と医薬品との相互作用について、2次情報の調査を行ったところ、理論的に相互作用の可能性を示唆する複数の記載があった。しかしながら、データベースの参考文献に遡り内容を精査したところ、いずれも当該食品に使用しているものとは異なる松樹皮抽出物を使用した研究であった。従って、当該食品に使用している松樹皮抽出物(フラバンジェノール(R))と医薬品との相互作用を示唆する情報は見当たらず、当該食品の摂取において相互作用を起こすリスクは低いと判断した。
【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
松樹皮にアレルギーをお持ちの方は、摂取をお控えください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該食品は、HACCP、ISO 22000、FSSC 22000のいずれかを取得している工場で製造する。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
ア.標題
 松樹皮由来プロシアニジンのLDLコレステロール低下に関する研究レビュー
イ.目的
 LDLコレステロール140 mg/dL未満の健常成人に、松樹皮由来プロシアニジンを摂取させると、プラセボの摂取と比較して、LDLコレステロール低下作用を有するかを検証する。
ウ.背景
 松樹皮抽出物によるLDLコレステロールの低下作用は報告されているが、LDLコレステロールが140 mg/dL未満の健常成人を対象とした、松樹皮由来プロシアニジンによるLDLコレステロール低下に関する研究レビューは報告されていない。
エ.レビュー対象とした研究の特性
 LDLコレステロール140 mg/dL未満の健常成人を対象とし、松樹皮由来プロシアニジンを摂取した時のLDLコレステロールの低下を、プラセボを摂取した時と比較して検証した研究を検索した。英語及び日本語文献データベースを使用して2018年1月19日に検索を行い、検索日以前に発表された文献を網羅的に集めて内容を精査したところ、条件を満たした文献は1報であった。
オ.主な結果
 採用論文は日本で実施されたランダム化比較試験で、LDLコレステロールが140 mg/dL未満の健常成人男女を対象に、松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)2.46 mg/日又はプラセボを摂取させていた。摂取12週後のLDLコレステロール値(平均±標準偏差)は、松樹皮由来プロシアニジン群107.4±12.5 mg/dL、プラセボ群127.5±26.1 mg/dLで、松樹皮由来プロシアニジンの摂取によりLDLコレステロールが有意に低下していた(p <0.05)。また、試験食品由来の副作用は認められなかった。
カ.科学的根拠の質
 採用論文で摂取させていた松樹皮由来プロシアニジンは錠剤形態であったが、飲料形態である当該食品と消化性に差は無いと考えられること、また、当該食品に配合している松樹皮由来プロシアニジンと原材料、量が同等であることから、本研究レビューの結果は当該食品へ適用可能と考えた。しかし、解析対象者減少の影響、利益相反の影響、否定的な研究結果が選択的に公開されていない可能性が完全に否定できず、採用論文が1報であり結果の一貫性が不明であることから、今後の更なる研究が望まれる。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

伊右衛門プラスaコレステロール対策(サントリー食品インターナショナル株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


サントリー食品インターナショナル株式会社(法人番号:8010401080079)が消費者庁に届出た機能性表示食品【伊右衛門プラスaコレステロール対策】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310



【届出番号】
D168
【届出日】
2018/09/05
【届出者名】
サントリー食品インターナショナル株式会社
サントリー食品インターナショナル株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
伊右衛門プラスaコレステロール対策
伊右衛門プラスaコレステロール対策楽天市場
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)
松樹皮由来プロシアニジンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)が含まれます。松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)には悪玉(LDL)コレステロールを下げる機能があることが報告されています。そのため、悪玉(LDL)コレステロールが気になる方に適した飲料です。
【想定する主な対象者】
健常成人
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
【食経験の評価(喫食実績による食経験の評価)】 
 喫食実績はない。
【食経験の評価(既存情報を用いた評価)】
 松樹皮抽出物について、その基原である松樹皮は古くからの食経験を有すると考えられる。
【安全性試験に関する評価(既存情報による安全性試験の評価)】
 経口摂取において、適切に用いれば安全性が示唆されている。松樹皮抽出物摂取によりめまいや胃腸症状、頭痛、口内炎を生じる可能性が2次情報に記載されているが、出典とされた研究はいずれも当該製品に使用しているものとは異なる松樹皮抽出物によるものであった。
 当該食品に使用している松樹皮抽出物(フラバンジェノール(R))に関する安全性試験について文献検索を行った結果、3報の文献が抽出されたが、いずれも安全性について懸念となる結果は認められなかった。また、当該食品と同量のフラバンジェノール(R)を配合した茶飲料によるヒト長期摂取安全性試験および過剰摂取安全性試験を行った結果、いずれも安全性について懸念となる結果は認められなかった。

【医薬品との相互作用に関する評価】
 機能性関与成分を含む原材料(松樹皮抽出物)と医薬品との相互作用について、2次情報の調査を行ったところ、理論的に相互作用の可能性を示唆する複数の記載があった。しかしながら、データベースの参考文献に遡り内容を精査したところ、いずれも当該食品に使用しているものとは異なる松樹皮抽出物を使用した研究であった。従って、当該食品に使用している松樹皮抽出物(フラバンジェノール(R))と医薬品との相互作用を示唆する情報は見当たらず、当該食品の摂取において相互作用を起こすリスクは低いと判断した。
【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
松樹皮にアレルギーをお持ちの方は、摂取をお控えください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該食品は、HACCP、ISO 22000、FSSC 22000のいずれかを取得している工場で製造する。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
ア.標題
 松樹皮由来プロシアニジンのLDLコレステロール低下に関する研究レビュー
イ.目的
 LDLコレステロール140 mg/dL未満の健常成人に、松樹皮由来プロシアニジンを摂取させると、プラセボの摂取と比較して、LDLコレステロール低下作用を有するかを検証する。
ウ.背景
 松樹皮抽出物によるLDLコレステロールの低下作用は報告されているが、LDLコレステロールが140 mg/dL未満の健常成人を対象とした、松樹皮由来プロシアニジンによるLDLコレステロール低下に関する研究レビューは報告されていない。
エ.レビュー対象とした研究の特性
 LDLコレステロール140 mg/dL未満の健常成人を対象とし、松樹皮由来プロシアニジンを摂取した時のLDLコレステロールの低下を、プラセボを摂取した時と比較して検証した研究を検索した。英語及び日本語文献データベースを使用して2018年1月19日に検索を行い、検索日以前に発表された文献を網羅的に集めて内容を精査したところ、条件を満たした文献は1報であった。
オ.主な結果
 採用論文は日本で実施されたランダム化比較試験で、LDLコレステロールが140 mg/dL未満の健常成人男女を対象に、松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)2.46 mg/日又はプラセボを摂取させていた。摂取12週後のLDLコレステロール値(平均±標準偏差)は、松樹皮由来プロシアニジン群107.4±12.5 mg/dL、プラセボ群127.5±26.1 mg/dLで、松樹皮由来プロシアニジンの摂取によりLDLコレステロールが有意に低下していた(p <0.05)。また、試験食品由来の副作用は認められなかった。
カ.科学的根拠の質
 採用論文で摂取させていた松樹皮由来プロシアニジンは錠剤形態であったが、飲料形態である当該食品と消化性に差は無いと考えられること、また、当該食品に配合している松樹皮由来プロシアニジンと原材料、量が同等であることから、本研究レビューの結果は当該食品へ適用可能と考えた。しかし、解析対象者減少の影響、利益相反の影響、否定的な研究結果が選択的に公開されていない可能性が完全に否定できず、採用論文が1報であり結果の一貫性が不明であることから、今後の更なる研究が望まれる。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

血圧ギャバ粒(株式会社全日本通教)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社全日本通教(法人番号:9011301005389)が消費者庁に届出た機能性表示食品【血圧GABA(ギャバ)粒】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310



【届出番号】
D167
【届出日】
2018/09/05
【届出者名】
株式会社全日本通教
株式会社全日本通教の商品一覧楽天市場
【商品名】
血圧GABA(ギャバ)粒
血圧GABA粒楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
GABA
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【表示しようとする機能性】
本品にはGABAが含まれています。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
健常な範囲で血圧が高めの方(血圧が高めの健常人)。
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該食品は機能性関与成分GABAを一日摂取目安量あたり12.3mg配合したサプリメント形状の加工食品である。

GABAは野菜や果物、穀物などに多く含まれているアミノ酸の一種であり、例えばナスやトマトには100gあたりGABAが20~50mg含まれている。また、GABAは特定保健用食品の関与成分として知られており、GABAを配合した特定保健用食品が市販されている。食品安全委員会において、特定保健用食品の食品健康影響評価が審議されており、GABAを関与成分とする複数の特定保健用食品(1日摂取目安量あたりのGABA配合量10mg~80mg)について、適切に摂取される場合には、安全性について問題がないとの判断がなされている。

当該食品に含まれるGABAと同じ原料メーカーのGABAを配合した食品は、2003年頃より多数の商品が販売されている。原料メーカーから発売されたGABA配合の錠剤形状食品(2003年発売、1日摂取目安量あたりのGABA配合量120mg)をはじめとして、1日摂取目安量あたりGABAを数mg~200mg程度配合した各種製品が日本全国で販売されているが、これまでにGABAが原因となる重篤な健康被害は報告されていない。
さらに、GABAの安全性に関しての研究報告をデータベースで検索したところ、日本人を対象とした安全性試験が23報あった。11.5~1000mgのGABAを配合した食品を4週間~16週間摂取した場合に、軽度の自覚症状の変化を訴える事例はあるものの臨床上問題となる異常変動等はなく、23報すべての研究報告において安全性に問題はなかったことが報告されている。
GABAは分子量103の単一の低分子化合物であり、基原によらずGABAの性状は一定である。従って、各安全性試験で用いられたGABAと当該製品に含まれるGABAは同等であると言える。このため、安全性試験の結果を当該製品に含まれるGABAの安全性として判断することに問題はないと考えられる。

以上のことから、機能性関与成分GABAを配合した当該食品の安全性に問題はないと考えられる。
【摂取する上での注意事項】
理論的に考えられる医薬品との相互作用として、GABAは降圧薬との併用により、低血圧を起こす可能性があるとされている。このため、降圧薬を服用している場合は医師、薬剤師に相談するなどの注意が必要であり、パッケージには以下のように注意喚起している。

【摂取上の注意】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。降圧薬を服用している方は医師、薬剤師に相談してください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本商品を製造委託している工場は、国内GMP認定工場であり、適正な製造基準に従ってこの商品を製造しております。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
【標題】GABAの、血圧が高めの方の血圧を低下させる効果(血圧低下効果)についての研究レビュー(研究を中立的立場から精査・検証すること)

【目的】血圧が正常または血圧が高めの人およびI度高血圧者が長期間GABAを含む食品を摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合で、血圧低下効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。

【背景】GABAを配合した本機能性表示食品を販売するにあたり、本食品の血圧低下効果について検証するため、本研究レビューを行った。

【レビュー対象とした研究の特性】2017年3月23日に、2017年3月までに発表された論文を対象にして検索を行った。レビュー対象は、血圧が正常または血圧が高めの人およびI度高血圧者を研究対象とし、無作為化対照試験(GABAを含む食品を摂取する人とGABAを含まない食品を摂取する人を無作為に分け、それぞれの結果を照らし合わせて評価する試験)の形の査読付論文(専門家による審査を経た論文)とした。最終的に評価した論文は14報あった。利益相反(研究の結果に影響を与え得る利害関係)について、記述がない論文もあったが特に問題となるものはなかった。

【主な結果】血圧低下効果は、収縮期血圧(心臓が収縮した時に指し示す最大血圧)および拡張期血圧(心臓が拡張した時に指し示す最小血圧)の各指標で評価された。どちらの指標でも1日あたり12.3mg~120mgのGABAを含んだ食品はGABAを含まない食品と比較して有意な効果(統計学上、偶然ではなく意味のある効果)が認められた。正常な血圧の人のみを対象にした場合は正常な血圧を維持し、血圧が高めの健常者のみを対象にした場合も1日あたり12.3mg以上の摂取で有意な血圧低下効果が認められた。

【科学的根拠の質】収集した論文の中には、研究方法に偏り(バイアス)があり、結果が正しく出ない可能性があるものがあった。また、効果がないとする研究結果が論文として発表されていない可能性があった。これらの問題点は残るものの、ほぼすべての論文で、適切な被験者数で、かつ、本研究レビューの目的に合った条件で試験がなされており、本研究レビューで評価した論文は直接的な科学的根拠として問題のないものであった。ただし、効果があったとする論文中では被験者は1日あたり12.3mg以上のGABAを摂取しており、これより少ない量ではGABAの効果は確認されておらず注意が必要である。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

【D166】ジャパンメディック:自然に感謝DHA(ディーエイチエー)極の機能性詳細


ジャパンメディック株式会社(法人番号:4230001001301)が消費者庁に届出た機能性表示食品【自然に感謝DHA(ディーエイチエー)極】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310



【届出番号】
D166
【届出日】
2018/09/05
【届出者名】
ジャパンメディック株式会社
ジャパンメディック株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
自然に感謝DHA(ディーエイチエー)極
自然に感謝DHA極楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
DHA・EPA
DHAを含む商品一覧楽天市場

EPAを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはDHA・EPAが含まれます。DHA・EPAには、中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
疾病に罹患していない健常な成人
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
1)喫食実績による評価
当該製品の機能性関与成分を含む原料として用いるマルハニチロ株式会社のDHA・EPA含有精製魚油は、1990年から販売され累計で5,000トン以上の販売実績がある。サプリメントや魚肉ソーセージなどの加工食品、特定保健用食品(リサーラソーセージ、DHA・EPA1050mg/本、2005年販売)などに使用されている。これらの製品は国内において全国規模で流通しているが、これまで健康被害に関する重篤な報告はない。
 さらに、マルハニチロ株式会社はDHA・EPA含有精製魚油を使用したサプリメントを製造販売している。2008年以降の累計出荷数は約70,000本に及ぶが、これまでに重篤な健康被害は報告されていない。

2)既存情報を用いた評価
独立行政法人国立健康・栄養研究所「健康食品」安全性・有効性情報(1) 被害関連情報においてDHA、EPA及び魚油について検索した結果(2015年8月17日実施)、DHA及びEPAを原因とする被害情報は認められませんでした。

以下は公的機関情報から引用しました。
・米国ではGRAS (一般的に安全と見なされた物質) 認定。(1)
・通常食品に含まれる量を経口摂取する場合、おそらく安全である。(1)
・経口摂取時、一般に3~4 g/日以下であれば耐容性が高い。(1)
・米国FDAの限定的健康表示規格においては、サプリメントからの摂取はDHAとEPAを合わせて1日2 gを超えないようにとされている。(1)
・平成22 年、23 年国民健康・栄養調査の結果に基づく、n-3 系脂肪酸の日本人30~49 歳の中央値は、2.1 g/日(男性)、1.6 g/日(女性)。(2)
・DHA・EPAを含むn-3系脂肪酸の食事摂取基準は、成人男性2.0~2.4g/日、成人女性1.6~2.0g/日。(2)

以上の情報から、当該製品の摂取目安量はDHA・EPA 300mg/日であることから、一日摂取目安量に従って適切に摂取した場合、安全性に問題はないと考えられるため、安全性の評価は十分であると判断した。

データベース
(1)独立行政法人国立健康・栄養研究所「健康食品」安全性情報・有効性情報
(2)厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2015年度版)
【摂取する上での注意事項】
・一日摂取目安量をお守りいただき、過剰摂取はお控えください。
・食物アレルギーのある方は、原材料名をお確かめの上お召し上がりください。
・抗凝固剤、抗血小板剤、血糖降下剤、降圧剤等を服用中の方は、医師又は薬剤師にご相談ください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMP認定工場の富士カプセル㈱食品工場・㈱ニッポー、および医薬品GMP認定工場のジャパンメディック㈱で製造しており、原料受入からソフトカプセル製造、包装までのすべての工程で適切な生産・製造および品質管理を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
ア.標題:
DHA・EPAの経口摂取による中性脂肪値低下作用に関する研究レビュー 

イ.目的:
誰に P):疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者
何をすると I):DHA・EPAの経口摂取
何と比較して C):プラセボの摂取、もしくはDHA・EPAの介入なし
どうなるか O):中性脂肪値の低下が認められるか
研究デザイン S):ランダム化比較試験(RCT)および準RCT

ウ.背景:
DHA・EPAの経口摂取による中性脂肪値を低下させる機能については多数の報告があるが、疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者に限定した場合における有効性は明確でなかった。そこで、これまでの国内外の知見を精査し、標題の研究レビューを行った。

エ.レビュー対象とした研究の特性:
文献の検索は、ランダム化比較試験(研究の対象者をランダムに2つのグループに分け、一方には評価しようとするものを摂取させ、もう一方には対照となるものを摂取させて比較する臨床試験)であること、DHA・EPAを摂取させる試験であること、疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者を対象としていることを条件に実施した。なお本研究レビューは、届出者以外の第三者機関が監修した。

オ.主な結果:
検索により37報が研究レビューの対象となり、疾病に罹患していない者を対象とした16報のうち10報、中性脂肪値がやや高めの者を対象とした21報のうち15報が、当該の機能性を認めていた。
また、DHA・EPAの経口摂取による当該の機能性を群間比較で認めた報告においては、1日当たりのDHA・EPAの摂取量は133~10,440 mg、摂取期間は3週間~14週間であった。
当該製品は1日当たりの摂取目安量中にDHA・PAの総量として300mg含むため、当該機能に対する有効性が期待できるものと判断した。

カ.科学的根拠の質:
採用文献のエビデンス(科学的根拠)総体について、バイアスリスク(偏りの危険性)は低(0)、エビデンスの強さは強(A)と評価した。なお、日本で実施された研究6報のうち、4報が当該の機能性を肯定しており、日本人への外挿性(結果を日本人に適用すること)に問題はないと考えられる。よって、機能性関与成分DHA・EPAを1日当たり133 mg以上摂取することにより、中性脂肪を低下させる機能が認められると考えられる。
ただし、本研究レビューの限界として、サンプリングバイアス(被験者の偏り)や言語バイアス(英語と日本語のキーワードのみでデータベース検索を行ったことによる偏り)が完全には否定できないことが挙げられる。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

視生活ブルーベリー(井藤漢方製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


井藤漢方製薬株式会社(法人番号:7122001000489)が消費者庁に届出た機能性表示食品【視生活ブルーベリー】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310



【届出番号】
D165
【届出日】
2018/09/01
【届出者名】
井藤漢方製薬株式会社
井藤漢方製薬株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
視生活ブルーベリー
視生活ブルーベリー楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
ビルベリー由来アントシアニン
ビルベリー由来アントシアニンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはビルベリー由来アントシアニンが含まれます。 ビルベリー由来アントシアニンは、スマートフォンやパソコン等の使用により低下するピント調節力を維持することで、スマートフォンやパソコン等を使用することによる眼の疲労感を緩和する機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
健常成人。
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品は新製品であり喫食実績がないため、機能性関与成分であるビルベリー由来アントシアニンの安全性を評価した。
機能性関与成分ビルベリー由来アントシアニンを含有する、当該製品の原材料であるアントシアニン含有量やそのばらつきが制御されたビルベリーエキスは、10年以上の期間にわたり様々な製品に様々な量で配合され、累計すると通常摂取量換算で数億日分に相当する量の販売実績があり、延べ人数で数千万人の日本人によって使用されてきたが、当該ビルベリーエキスの摂取に起因する重篤な有害事象は報告されていない。また、成年健常者で1440 mg(ビルベリー由来アントシアニンとして約530 mg)までの摂取において安全性が確認されている。
機能性関与成分ビルベリー由来アントシアニンの供給源として使用しているビルベリーエキスは10年以上の喫食実績があり、当該製品におけるビルベリー由来アントシアニンの1日摂取目安量は40 mgであり、同一の原材料における安全性試験において、ヒトで約10倍量の摂取における安全性が確認されている。
以上の知見から、適切に摂取する場合、当該製品の安全性に問題はないと判断した。
【摂取する上での注意事項】
●一日摂取目安量を守ってください。
●妊娠・授乳中は、医師にご相談ください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品を製造する工場は、健康補助食品のGMP認証を取得した工場であり、品質管理と品質保証を総括する品質保証部及び製造部管理グループを設置することで、品質の保証された製品を安定供給するとともに、原材料調査から製品出荷後のクレーム対応までのプロセス分析及び品質監査を行っています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
【表題】
ビルベリー由来アントシアニン(VMA) 摂取による眼の疲労感に対する機能性に関する研究レビュー

【目的】
成年健常人がVMAを摂取した場合に眼の疲労感が緩和するかについて、網羅的に文献調査を行い検証することを目的とした。

【背景】
抗酸化能を有するVMAは眼の疲れや視機能の低下を改善することが期待され広く使用されてきた。しかしながら、成年健常人が眼の疲れや視機能の低下を改善することを目的としてVMAを摂取することに対して正確な検証はなされていなかった。

【レビュー対象とした研究の特性】
2017年1月24日に検索した2016年12月末までに報告された論文から、20-59才の日本の健常人男女を対象として、ビルベリーエキスを摂取させて眼の疲れや視機能に対する効果を検証している2件の質の高い臨床試験(ビルベリーエキスを含む食品と含まない類似食品を比較するための試験で、どちらの食品を摂取するのかは被験者と試験を実施する側の双方に知らされない状態で試験が行われ、どの食品を摂取するかは第三者により無作為に振り分けられた試験:RCT)を評価の対象とした。2件とも研究レビュー作成者の所属部署が関与する研究である。

【主な結果】
ピント調節に関わる毛様体筋の活動状況を指標として、眼に疲労を感じている成年健常人がVMAを摂取した試験を評価したところ、VMAの摂取は毛様体筋の緊張を和らげ、スマートフォンやパソコン等の使用により低下するピント調節力を維持することにより、眼の疲労感を緩和することが示唆された。なお、VMAの摂取が原因と考えられる重篤な副作用の報告は見当たらなかった。

【科学的根拠の質】
文献検索の結果から評価の対象となった論文が国内の4 2報のみであり、効果が認められなかった研究結果が発表されていない可能性は否定できない。また、被験者数が少ない試験や効果の指標が必ずしも同一とは言えない試験を定性的に評価しているため、精確な評価ができていない可能性がある。しかしながら、評価の対象は比較的質の高い臨床試験とされているRCTであり、摂取した機能性関与成分の同等性も担保されていることから科学的根拠の質は高いと考えられる。また、結果の一貫性に特に問題はないことなどから、本レビューの結果が覆るような新たな知見が報告される可能性は低いと考えられる。ただし、全研究のバイアスリスクとして、対象となる論文数が少ないため出版バイアスは否定できない。その他のバイアスリスクに関しては、別紙様式V-13aおよび14にまとめた。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。