2022年4月29日金曜日

機能性表示食品リストとエビデンス(G1344~G1372)

4月30日公表分
G1344 ホクレン農業協同組合連合会 北海道札幌市中央区北4条西1丁目3番地 北海道こめ油
G1345 明治薬品株式会社 東京都千代田区外神田四丁目11番3号(主たる事務所:富山県富山市三郷6番地) 膝若丸
G1346 株式会社あすなろわかさ 福岡県福岡市中央区今泉1丁目20番2号 ひとみのみやびRich(リッチ) a
G1347 株式会社常磐植物化学研究所 千葉県佐倉市木野子158番地 健康経営サプリ 茶カテキンプレミアム
G1348 新甲賀漢方株式会社 福岡県福岡市早良区干隈3-16-1 血糖減粒
G1349 株式会社ハナミヤ 東京都荒川区西日暮里2丁目10番5号泉ビル2階 トウピタ
G1350 株式会社天真堂 東京都江東区木場二丁目17番13号第二亀井ビル4F エクサスリムファイバープラス
G1351 株式会社メディワン 東京都世田谷区玉川二丁目2番1号 記憶力対策サプリイチョウ葉プラス
G1352 株式会社たらみ 長崎県長崎市中里町2178番地 Tarami(タラミ) 体脂肪を減らす おいしい果実 ぶどう&(アンド)アロエ
G1353 森永乳業株式会社 東京都港区芝5-33-1 アロエのサプリα(アルファ)
G1354 株式会社タケイ 埼玉県本庄市見福3-4-7 楽らく ひざ関節
G1355 日本ケフィア株式会社 神奈川県藤沢市朝日町13-16 はずむエラスチン
G1356 株式会社ファクトリージャパングループ 東京都千代田区神田須田町1丁目9番地 KA・RA・DA(カラダ) 目&(アンド)肩サプリメント
G1357 株式会社ジョヴィ 大阪府大阪市中央区南船場四丁目2番4号 恵みのルテイン
G1358 小林製薬株式会社 大阪府大阪市中央区道修町四丁目4番10号 梅丹 はちみつ梅肉エキス
G1359 株式会社静岡茶通信直販センター 静岡県掛川市遊家780番地 糖脂コントロール緑茶
G1360 新大和漢方株式会社 福岡県福岡市早良区干隈3-16-1 むくみ減粒
G1361 株式会社ニップン 東京都千代田区麹町4-8 ニップン アマニ油効果
G1362 三和酒類株式会社 大分県宇佐市大字山本2231-1 リフティングGABA(ギャバ)b
G1363 株式会社NatuRise 福岡県福岡市南区大橋1-2-8 Spicafe(スピカフェ)
G1364 ロンザ株式会社 神奈川県相模原市中央区南橋本四丁目3番36 UC-Ⅱ(ユーシーツー)ハードカプセル b
G1365 株式会社ZERO PLUS 福岡県福岡市博多区博多駅南一丁目2番2号 Style Shift Fire(スタイルシフトファイア)
G1366 新大和漢方株式会社 福岡県福岡市早良区干隈3-16-1 黒の腹部減粒
G1367 株式会社美高商事 東京都中野区中野5丁目33番4号 セラミド
G1368 日本盛株式会社 兵庫県西宮市用海町4番57号 グルコサミン歩活
G1369 プライム製薬合同会社 福岡県福岡市中央区薬院1丁目16番5号松井ビル701 Silky Conceal(シルキーコンシール)
G1370 株式会社ほほえみキラリ 福岡県福岡市中央区薬院1丁目2番5号 HELENE’S TERMINALIA(へレネーズターミナリア)
G1371 株式会社TBC 東京都新宿区西新宿一丁目25番地1号 ソシエ DB(ディービー)カプセル
G1372 株式会社明治 東京都中央区京橋2-2-1 明治脂肪対策ヨーグルトドリンクタイプ

明治脂肪対策ヨーグルトドリンクタイプ(株式会社明治)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

機能性表示食品 届出企業全リスト
【人気商品:4月29日】
シボラナイト シボラナイトGOLD
シックスダウン キロロス
REMWELL(レムウェル) Natulive(ナチュライブ) カラダのための麦茶
ココラクト ヘルシアW いいこと巡り コーヒー風味
明治プロビオヨーグルトPA―3112g スーパー・ユーグレナ パラミロンARX

株式会社明治明治脂肪対策ヨーグルトドリンクタイプの効果とエビデンス(科学的根拠)


届出番号・届出日・届出者名・(法人番号) ・商品名・食品の区分・機能性関与成分名
G1372
2022/03/29
株式会社明治
(4010601028138)
明治脂肪対策ヨーグルトドリンクタイプ
加工食品(その他)
Lactobacillus plantarum OLL2712株(MI-2乳酸菌)
届出製品一覧
株式会社明治
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Lactobacillus plantarum OLL2712株(MI-2乳酸菌)の機能性表示食品 株式会社明治の機能性表示食品

参考
動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

生鮮食品の機能性表示食品

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【表示しようとする機能性】

本品にはLactobacillus plantarum OLL2712株(MI-2乳酸菌)が含まれます。MI-2乳酸菌は、肥満気味の方のお腹の脂肪(腹部総脂肪)を減らす機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
肥満気味の健常成人

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
Lactobacillus plantarumはヒトの腸内細菌であり漬物などにも含まれる食経験の豊富な乳酸菌種であり、プロバイオティクスとしても使用されている。また、L. plantarum 種はEFSA (欧州食品安全機関)の安全性適格推定 (QPS)リストに記載されている。L.plantarum OLL2712株は、健康な成人の糞便から分離され、標準的なL.plantarum種と微生物学的性質が同様である。以上より、当該製品の機能性関与成分であるLactobacillus plantarum OLL2712株 (MI-2乳酸菌)の食経験の評価に問題はないと判断した。
BMIが25以上30kg/m2未満の肥満気味の健康な成人男女100名を対象に、当該製品と同じ機能性関与成分が50億個を超える量含まれるヨーグルトを12週間毎日摂取させる、ランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験が実施された。その結果、試験食品の摂取による重篤な有害事象は見られず、有害事象の発生率も被験食品群と対照食品群の間に有意な差はなかった。当該製品と同じ機能性関与成分を含有するハードタイプのヨーグルトは、機能性関与成分であるLactobacillus plantarum OLL2712株(MI-2乳酸菌)を1個112g当たり50億個を超える量含み、使用する原材料はほとんどが共通である。また、いずれも通常の発酵乳の製造工程で製造しており、食品中の成分や製造工程に起因する機能性関与成分の変質は確認されていない。
また、当該製品の機能性関与成分であるMI-2乳酸菌を含む乳酸菌と医薬品との相互作用については、鉄吸収率に影響を及ぼす可能性、及び抗生物質や免疫抑制薬との相互作用に関する情報が見つかった。しかし、鉄吸収率の変化については、乳酸菌の摂取により健康被害が生じるほど過大な鉄吸収が起こる可能性は低いと考えられる。抗生物質との併用による影響は、抗生物質により乳酸菌が減少することを指しており、安全性には問題はないと考えられ、乳酸菌が抗生物質の作用に影響を及ぼすことは一般的に考えにくい。また、免疫抑制薬を服用中の方は病者であり、当該製品の摂取対象者ではない。以上より、当該製品と医薬品との相互作用による健康被害の発生は考えにくいと評価した。当該製品の1日当たりの摂取目安量やその他の注意事項を遵守し適切に摂取すれば安全性に問題はないと考えられる。


【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
FSSC22000の認証を取得した工場にて生産・製造及び品質管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】MI-2乳酸菌の摂取によるお腹の脂肪(腹部総脂肪)への影響について
【目的】肥満気味の健常成人にLactobacillus plantarum OLL2712株 (MI-2乳酸菌)を経口摂取させた場合、MI-2乳酸菌を含まない食品を経口摂取させた場合と比較して、お腹の脂肪(腹部総脂肪)が低減することを検証する。
【背景】肥満の状態はメタボリックシンドロームや糖尿病のリスクを高め、心・血管疾患を始めとする様々な疾患の発症と関連することが指摘されている。よって、生活習慣の改善に加え、日頃摂取する食品によって腹部総脂肪面積が低い状態、すなわちお腹の脂肪が低い状態を維持することが重要となる。また、お腹の脂肪の低減に有効な食品の一つとして乳酸菌が考えられ、MI-2乳酸菌は特に有望な乳酸菌株であることが報告されている。そこで、BMIが高め(25以上30kg/m2未満)の肥満気味の健常成人を対象とし、MI-2乳酸菌摂取群とプラセボ群とのランダム化並行群間比較試験またはランダム化クロスオーバー試験によって示された研究に限定して本研究レビューを実施した。
【レビューを対象とした研究の特性】検索対象研究は査読付きの学術誌で報告されたもので、ランダム化比較試験又はこれに準じるものとした。検索日は2021年10月1日で、それ以前に公表された論文を対象とした。具体的には、盲検性が確保された研究計画で、肥満気味の健常成人を研究対象とし、MI-2乳酸菌を含む食品を摂取する人とMI-2乳酸菌を含まないプラセボ食品を摂取する人をランダムに分け、腹部総脂肪面積の変動を評価した研究とした。最終的に評価した論文は1報であった。
【主な結果】摂取前後の腹部総脂肪面積の変化量を指標としてお腹の脂肪(腹部総脂肪)の低減機能を評価した。その結果、1日当たり50億個を超える量のMI-2乳酸菌を含む食品は、MI-2乳酸菌を含まない食品と比較して、お腹の脂肪(腹部総脂肪)を有意に低減させる機能が認められた。
【科学的根拠の質】採択した論文は1報であった為出版バイアスは見られるが、当該論文はリサーチクエスチョンに合致していた。(V)-11aの評価(高、中、低の3段階評価)によれば、バイアスリスクはまとめて「中」、非直接性は「低」、非一貫性は「中」、不精確に関しては、有意なお腹の脂肪(腹部総脂肪)の低減を確認できたため「低」と判断した。その他バイアスは研究が1件でありFunnel plot検定不可等から「中」と判断した。以上より、エビデンス総体の質の評価を「中」と判断し、MI-2乳酸菌の介入はお腹の脂肪(腹部総脂肪)の低減に有効であると考えられた。なお、研究の限界に関しては、MI-2乳酸菌の摂取菌数が1日当たり50億個以下の場合、あるいは摂取期間が12週間未満の場合、その効果は不明である。

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ソシエ DBカプセル(TBC)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

機能性表示食品 届出企業全リスト
【人気商品:4月29日】
シボラナイト シボラナイトGOLD
シックスダウン キロロス
REMWELL(レムウェル) Natulive(ナチュライブ) カラダのための麦茶
ココラクト ヘルシアW いいこと巡り コーヒー風味
明治プロビオヨーグルトPA―3112g スーパー・ユーグレナ パラミロンARX

株式会社TBCソシエ DB(ディービー)カプセルの効果とエビデンス(科学的根拠)


届出番号・届出日・届出者名・(法人番号) ・商品名・食品の区分・機能性関与成分名
G1371
2022/03/28
株式会社TBC
(7011101002563)
ソシエ DB(ディービー)カプセル
加工食品(サプリメント形状)
サラシア由来サラシノール、茶カテキン(ガレート型カテキンとして)
届出製品一覧
株式会社TBC
楽天市場で検索
サラシア由来サラシノールの機能性表示食品

茶カテキン(ガレート型カテキンとして)の機能性表示食品
株式会社TBCの機能性表示食品

参考
動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

生鮮食品の機能性表示食品

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【表示しようとする機能性】

本品にはサラシア由来サラシノール、茶カテキン(ガレート型カテキンとして)が含まれます。
サラシア由来サラシノールには、糖の吸収を抑え、食後血糖値の上昇をゆるやかにする機能があることが報告されています。
茶カテキン(ガレート型カテキンとして)には、BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
BMIが高めで食後血糖値が気になる健康な成人

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
「サラシア由来サラシノール」について
本届出食品に配合している機能性関与成分と同一のサラシア由来サラシノールを使用した食品(販売者は森下仁丹株式会社、1日摂取目安量当たりサラシア由来サラシノールを0.6mg含む錠剤)が1998年以降21年以上、日本全国で商品数として累計約198万個の販売実績があり、これまでにサラシア由来サラシノールに起因すると考えられる安全性上の重篤な有害事象は報告されていません。

公的データベースの調査においては、単回摂取でサラシア抽出物1,000mgまで安全との報告がありました。本届出商品はサラシア由来サラシノールを1日摂取目安量当たり0.2mgになるよう設計されており、サラシア抽出物含量は1,000mgよりも十分に低いため、1日摂取目安量を守って摂取する場合においては、安全性は高いと考えられます。
また、本届出食品が、食後の血糖値の上昇をゆるやかにする機能(α-グルコシダーゼ阻害による機能)を有することから、糖尿病の治療薬に影響することが考えられますが、健康な成人が1日摂取目安量を守って摂取する範囲においては相互作用を引き起こす可能性は低いと考えられます。

「茶カテキン(ガレート型カテキンとして)」について
本届出食品の機能性関与成分である茶カテキンは緑茶から抽出された成分で、日本においては1000年以上の食経験があります。
各種データベースを用いて安全性について調査したところ、海外において緑茶抽出物を含むサプリメントによる肝機能障害が疑われる事例が報告されています。しかし、いずれの報告も肝機能障害と緑茶抽出物との因果関係は明らかになっていません。そこで、「茶カテキン(ガレート型カテキンとして)」を用いた安全性試験の2次情報を調査しましたところ、茶カテキン(ガレート型カテキンとして)を過剰摂取(1,368mg/日)させた試験において、臨床検査値、自他覚症状において、茶カテキンに起因する有害事象は見られなかったことが報告されています。
本届出食品は茶カテキン(ガレート型カテキンとして)を1日摂取目安量当たり150mgになるよう設計されていることから、1日摂取目安量を守り適切に使用すれば安全性に問題はないと判断しました。


【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日当たりの摂取目安量を守ってお召し上がりください。糖尿病の薬を服用中の方は、使用前に医師、薬剤師に相談してください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
国内GMP認証を取得した工場で、適正な製造基準、徹底した製造管理、品質管理により製品を製造している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
「サラシア由来サラシノールの機能性に関する評価」
【標題】
サラシア由来サラシノールの食後血糖値の上昇を抑制する機能に関する研究レビュー

【目的】
罹患していない者において、サラシア由来サラシノール(以下サラシノール)の食後血糖値上昇抑制作用を、サラシノールを含まない対照食品(プラセボ)群と比較した臨床試験論文を総合的に評価した研究レビューで明らかにすることを目的としました。

【背景】
サラシノールは、腸の糖類分解酵素であるα-グルコシダーゼの働きを阻害することが分かっています。サラシア由来サラシノールの食後血糖値の上昇を緩やかにする機能については、サラシア属植物普及協会(以下協会)機能性表示ワーキンググループが2015年3月に作成した研究レビューで評価されていますが、その後新しく実施された臨床試験が報告されたことから、研究レビューを最新の情報をもとに更新する必要がありました。

【レビュー対象とした研究の特性】
複数のデータベースを用いて、データベース開設あるいは情報搭載時から検索日までを対象とし、2018年7月6日~11日に検索を行いました。予め設定した基準に合った論文は2報あり、いずれも事実を示す可能性が高いとされる研究方法(ランダム化比較試験)でした。採用された論文2報の研究のうち、1報は協会会員企業の出資によるもので、もう1報は協会会員企業が会員となる以前に出資して実施されたものでした。

【主な結果】
採用された論文2編はいずれも空腹時血糖値が正常域または境界域(126mg/dL未満)の疾病に罹患していない日本人(18歳未満の者、妊産婦、授乳婦は除く)を対象とした研究で、糖質を含む食事1回当たりサラシノールとして0.03~0.5mgを摂取したとき、食後血糖値や、食事からの糖の吸収量を示す食後血糖の血中濃度曲線下面積(AUC0-120min)がプラセボと比較して減少していました。なお、サラシノールに起因すると考えられる健康被害はありませんでした。

【科学的根拠の質】
採用された論文2報は、いずれもサラシノールを含む製品の販売企業が主宰した試験であり、真の結果と異なる方向に導かれる要因(バイアス)が生じた可能性があります。また、参加者数が少ない、試験の事前登録がされていない、群分け方法の記載がないなど、バイアスを高めてしまう事項も少しありました。しかし、研究レビューの目的に対して、いずれの研究も肯定的で、一貫した結果が得られており、バイアスも基準以下であったことから、今後の研究によって結果が大きく変更される可能性は低いと考えられます。

「茶カテキン(ガレート型カテキンとして)の機能性に関する評価」
【標題】
茶カテキン(ガレート型カテキンとして)による体重、BMI、体脂肪減少機能に関する研究レビュー

【目的】
肥満気味の成人健常者を対象として、茶カテキン(ガレート型カテキンとして)の経口摂取による体重、BMI、体脂肪の減少機能について評価しました。

【背景】
緑茶は、ポリフェノールの一種であるカテキンを豊富に含んでいます。茶カテキンには、遊離型であるカテキン、ガロカテキン、エピカテキン、エピガロカテキンの4種類とガレート型であるカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートの4種類が含まれています。これまでの研究で、抗酸化作用、脂質代謝、糖代謝などにおいて様々な有効性が報告されています。
緑茶の脂質代謝への影響については、膵リパーゼ活性を阻害することが知られています。in vitroにおいて、ガレート型カテキンは膵リパーゼ活性を阻害しますが、遊離型カテキンは阻害しないことが示され、動物試験においても、ガレート型カテキンによる食後中性脂肪値の上昇抑制作用が報告されています。
このように、茶カテキン(ガレート型カテキンとして)はヒトに対して脂質代謝に影響を与える可能性があると考えられますが、健常者に絞って長期間摂取した際の体重、BMI、体脂肪に対する機能を評価した研究レビューは少ないため、我々は健常者を対象に体重、BMI、体脂肪に与える影響について、システマティックレビューの手法を用いた解析を実施しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
外国語及び日本語のデータベースを使用し、ランダム化比較試験(RCT)・準RCTを対象に検索をおこないました。対象の集団は、肥満気味の成人男女であり、最終的には10報の論文を採用しました。

【主な結果】
評価対象の10報を評価した結果、体重、BMIでは7報が、内臓脂肪では8報が、腹部皮下脂肪、腹部脂肪では6報が肯定的であり、その有効性が認められていました。また、対象者は20~65歳の肥満気味の方を含む健常男女であったため、幅広い年代で男女の区別なく機能性を得られると判断しました。1日当たりの茶カテキン(ガレート型カテキンとして)の摂取量は149.5~339.8 mgであり、摂取期間は12週間でした。したがって、totality of evidenceの観点から、茶カテキン(ガレート型カテキンとして)の摂取は、肥満気味の成人健常者の体重、BMI、体脂肪の減少に関して肯定的であると判断しました。
本品は1日当たりの摂取目安量中に茶カテキン(ガレート型カテキンとして)を150 mg含んでおり、体重、BMI、体脂肪の減少が期待できると判断しました。

【科学的根拠の質】
本研究レビューでは、茶カテキン(ガレート型カテキンとして)の摂取の効果について10報のRCT論文を評価しました。本研究レビューにおいて、全ての採用論文におけるバイアス・リスクは「低」であり、全研究のバイアス・リスクは低と評価しました。また、本研究レビューの限界として、10報中9報の採用論文において著者が所属する企業の試験食品を使用していたため、出版バイアスが存在する可能性があります。また、PubMed、The Cochrane Library、医中誌Webの3つデータベースを用いて、英語、和文の両方を検索していますが、網羅的に検索できているかという出版バイアスが存在する可能性はあります。

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