2021年3月26日金曜日

機能性表示食品データベース F897~F924

当該企業が、機能性表示食品制度開始時から届出た商品を全てを確認できます。届出撤回分も確認できます。
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千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、今週の注目ポイントの解説です。
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F897
2021/2/6
9120001035958
株式会社ナリス化粧品
大阪府大阪市福島区海老江1丁目11番17号
ぐーぴたっ 豆乳おからビスケット アドバンス ビターショコラ
加工食品(その他)
ローズヒップ由来ティリロサイド

本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。
ローズヒップ由来ティリロサイドにはBMIが高めの方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。


F898
2021/2/8
9240001010362
フジスコ株式会社

広島県広島市安芸区船越南3-21-29
美骨習慣
加工食品(その他)
マルトビオン酸

本品にはマルトビオン酸が含まれています。
マルトビオン酸には、加齢にともない低下する「骨密度」の維持に役立つ機能が報告されています。


F899
2021/2/8
8010001160561
株式会社オプティル
東京都世田谷区玉川3-9-10マノア玉川第2-405
INZEAL INULIN(インジール イヌリン)2
加工食品(その他)
イヌリン

本品にはイヌリンが含まれています。
イヌリンは善玉菌の一種であるビフィズス菌を増やし、腸内フローラを整えることでお通じを改善しおなかの調子を整えること、血中中性脂肪を下げること、食後の血糖値の上昇をゆるやかにすることが報告されています。
本品は腸内環境を改善したい方、お通じを改善しおなかの調子を整えたい方、中性脂肪が気になる方、食後の血糖値が気になる方に適した食品です。


F900
2021/2/8
5080001004137
株式会社日本予防医学研究所
静岡県静岡市駿河区豊田三丁目6番36号
りんごサプリ
加工食品(サプリメント形状)
りんご由来プロシアニジン

本品には、りんご由来プロシアニジンが含まれます。
りんご由来プロシアニジンには紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能性が報告されています。


F901
2021/2/9
4010001052523
トヨタマ健康食品株式会社
東京都中央区日本橋蛎殻町1-14-5
桑の葉タブレットPLUS(プラス)
加工食品(サプリメント形状)
桑の葉由来イミノシュガー

本品には桑の葉由来イミノシュガーが含まれます。
桑の葉由来イミノシュガーには、食事に含まれる糖の吸収を抑えて、食後に上がる血糖値を抑える機能があることが報告されています。




F902
2021/2/9
2290001018226
株式会社東洋新薬
福岡県福岡市博多区博多駅前二丁目19番27号
生きて腸まで届く乳酸菌EX(イーエックス)

加工食品(サプリメント形状)
有胞子性乳酸菌(Bacillus coagulans SANK70258)

本品には有胞子性乳酸菌(Bacillus coagulans SANK70258)が含まれます。
有胞子性乳酸菌(B. coagulans SANK70258)は生きて腸まで届き便通を改善する機能が報告されています。
便通が気になる方に適した食品です。


F903
2021/2/10
5120001052809
株式会社ファイン
大阪府大阪市東淀川区下新庄5丁目7番8号
ファインコーヒープレミアム
加工食品(その他)
GABA、モノグルコシルへスペリジン

本品にはGABA、モノグルコシルヘスペリジンが含まれます。
GABAには、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
モノグルコシルヘスペリジンには、気温や室温が低い時に血流(末梢血流)を維持し、体温(末梢体温)を保つ機能があることが報告されています。


F904
2021/2/10
4012401001092
デリア食品株式会社
東京都調布市仙川町二丁目5番地7
カラダ想いメニュー 蒸し鶏入りごぼうサラダ
加工食品(その他)
イヌリン

本品には、イヌリンが含まれます。
イヌリンは中性脂肪を下げることが報告されています。
本品は中性脂肪が気になる方に適しています。


F905
2021/2/10
4012401001092
デリア食品株式会社
東京都調布市仙川町二丁目5番地7
カラダ想いメニュー ツナ入りマカロニサラダ
加工食品(その他)
DHA・EPA

本品には、DHA・EPAが含まれます。
DHA・EPAは、中高年の方の加齢に伴い低下する、認知機能の一部である記憶力を維持することが報告されています。
※記憶力とは、一時的に物事を記憶し、思い出す力をいいます。

10
F906
2021/2/10
9011401005578
株式会社湖池屋

東京都板橋区成増5丁目9番7号
PinkyFRESH(ピンキーフレッシュ) ヨーグルト味
加工食品(サプリメント形状)
乳酸菌LS1(Lactobacillus salivarius TI2711株)

本品には、乳酸菌LS1 (Lactobacillus salivarius TI2711株)が含まれます。
乳酸菌LS1 は、健康な歯ぐきを維持する機能があります。
歯周組織の健康が気になる健常な方に適しています。



11
F907
2021/2/10
9011401005578
株式会社湖池屋
東京都板橋区成増5丁目9番7号
PinkyFRESH(ピンキーフレッシュ) グレープ味
加工食品(サプリメント形状)
乳酸菌LS1(Lactobacillus salivarius TI2711株)

本品には、乳酸菌LS1 (Lactobacillus salivarius TI2711株)が含まれます。
乳酸菌LS1 は、健康な歯ぐきを維持する機能があります。歯周組織の健康が気になる健常な方に適しています。

12
F908
2021/2/10
8010401080079
サントリー食品インターナショナル株式会社

東京都港区芝浦三丁目1番1号
DEKAVITA KING(デカビタキング)
加工食品(その他)
GABA

本品にはGABA が含まれます。
GABA には仕事や勉強による一時的な疲労感を軽減する機能があることが報告されています。

13
F909
2021/2/10
9011401005578
株式会社湖池屋
東京都板橋区成増5丁目9番7号
PinkyFRESH(ピンキーフレッシュ)クリーンミント味
加工食品(サプリメント形状)
乳酸菌LS1(Lactobacillus salivarius TI2711株)

本品には、乳酸菌LS1 (Lactobacillus salivarius TI2711株)が含まれます。
乳酸菌LS1 は、健康な歯ぐきを維持する機能があります。
歯周組織の健康が気になる健常な方に適しています。

14
F910
2021/2/12
2030001024893
株式会社ピックルスコーポレーション
埼玉県所沢市東住吉7番8号
Pne-12+(ピーネジュウニプラス)すりおろしにんじんドレッシング
加工食品(その他)
Pne-12乳酸菌(Lb. plantarum PIC-NBN22)、フラクトオリゴ糖

本品にはPne-12乳酸菌(Lb. plantarum PIC-NBN22)とフラクトオリゴ糖が含まれます。
Pne-12乳酸菌とフラクトオリゴ糖には、BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能が報告されています。

15
F911
2021/2/12
2030001024893
株式会社ピックルスコーポレーション
埼玉県所沢市東住吉7番8号
Pne-12+(ピーネジュウニプラス)玉ねぎポン酢ドレッシング
加工食品(その他)
Pne-12乳酸菌(Lb. plantarum PIC-NBN22)、フラクトオリゴ糖

本品にはPne-12乳酸菌(Lb. plantarum PIC-NBN22)とフラクトオリゴ糖が含まれます。
Pne-12乳酸菌とフラクトオリゴ糖には、BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能が報告されています。



16
F912
2021/2/12
2030001024893
株式会社ピックルスコーポレーション

埼玉県所沢市東住吉7番8号
Pne-12+(ピーネジュウニプラス)キムチ
加工食品(その他)
Pne-12乳酸菌(Lb. plantarum PIC-NBN22)、フラクトオリゴ糖

本品にはPne-12乳酸菌(Lb. plantarum PIC-NBN22)とフラクトオリゴ糖が含まれます。
Pne-12乳酸菌とフラクトオリゴ糖には、BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能が報告されています。

17
F913
2021/2/12
4080001013766
株式会社荒畑園
静岡県牧之原市布引原257
たっぷりカテキン緑茶(茶葉)
加工食品(その他)
茶カテキン

本品には茶カテキンが含まれます。
茶カテキンには肥満気味の方の内臓脂肪を低下させる機能があることが報告されています。

18
F914
2021/2/12
3020001000366
株式会社ファンケル
神奈川県横浜市中区山下町89番地1
内脂サポートa
加工食品(サプリメント形状)
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン、ビフィズス菌BB536(B.longum)、ビフィズス菌B-3(B.breve)、N-アセチルグルコサミン

本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン、生きたビフィズス菌BB536(B.longum)・B-3(B.breve)、N-アセチルグルコサミンが含まれます。
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、脂肪を消費しやすくすることで、お腹の脂肪(内臓脂肪、腹部総脂肪)を減らす機能が報告されています。
生きたビフィズス菌BB536(B.longum)・B-3(B.breve)、N-アセチルグルコサミンは、腸内環境を良好にし、お腹の脂肪(腹部皮下脂肪、腹部総脂肪)、体重・体脂肪を減らすことで、高めのBMIを改善する機能が報告されています。
肥満気味でBMIが高めの方、お腹の脂肪が気になる方に適しています。

19
F915
2021/2/12
9120901014499
エムジーファーマ株式会社

大阪府茨木市彩都あさぎ7丁目7番25号
脂肪注意報a
加工食品(サプリメント形状)
グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリン

本品にはグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンが含まれます。
グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンには食事の脂肪の吸収を抑えるとともに血中中性脂肪の分解を高めることにより、食後の血中中性脂肪の上昇を抑えることが報告されています。

20
F916
2021/2/12
9120901014499
エムジーファーマ株式会社

大阪府茨木市彩都あさぎ7丁目7番25号
脂肪注意報b
加工食品(サプリメント形状)
グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリン

本品にはグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンが含まれます。
グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンには食事の脂肪の吸収を抑えるとともに血中中性脂肪の分解を高めることにより、食後の血中中性脂肪の上昇を抑えることが報告されています。



21
F917
2021/2/12
5360001009074
株式会社農協直販
沖縄県浦添市伊奈武瀬一丁目11番1号(中央卸売市場内)          
沖縄県浦添市伊奈武瀬一丁目10番7号(広域流通センター内)
ギャバへちま

生鮮食品
GABA

本品には GABA が含まれています。
GABA には高めの血圧を低下させる機能があることが報告されています。
本品を可食部 200g(約 1 個)食べると機能性が報告されている一日当たりの機能性関与成分量が摂取できます。

22
F918
2021/2/12
5230001004848
富士化学工業株式会社
富山県中新川郡上市町横法音寺55番地
アスタキサンチン ドリンク ダブル

加工食品(その他)
アスタキサンチン

本品にはアスタキサンチンが含まれます。
抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、紫外線の刺激から肌を保護することを助ける機能と肌の水分量と肌の弾力を維持することで、肌の健康を守るのを助ける機能があることが報告されています。

23
F919
2021/2/15
2030001023532
株式会社アイ・エスコーポレーション
埼玉県入間市上藤沢565-1
プロテオの力
加工食品(サプリメント形状)
サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン

本品にはサケ鼻軟骨由来プロテオグリカンが含まれます。
サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンには、膝関節の不快感を持つ方の軟骨成分の分解を抑え、関節軟骨の保護に役立ち、膝関節の可動性、日常生活における膝の動き(階段の上り下り、歩く、立ち上がる、落ちたものを拾う、座っている)の改善に役立ち、起床時の膝の違和感を軽減することが報告されています。

24
F920
2021/2/15
6010001014934
キリンビバレッジ株式会社

東京都千代田区神田和泉町1番地
キリン 生茶 ライフプラス 免疫アシスト
加工食品(その他)
プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)

本品には、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)が含まれます。
プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。

25
F921
2021/2/15
8120901011027
サンスター株式会社
大阪府高槻市朝日町3番1号
緑黄野菜
加工食品(その他)
GABA

本品にはGABAが含まれています。
GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。



26
F922
2021/2/16
9100001001879
株式会社高見澤
長野県長野市大字鶴賀字苗間平1605番地14
ローズヒップなめ茸
加工食品(その他)
ローズヒップ由来ティリロサイド

本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。
ローズヒップ由来ティリロサイドにはBMIが高めの方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。

27
F923
2021/2/16
7140002038695
株式会社Qvou
兵庫県神戸市中央区御幸通6-1-20
おなか革命

加工食品(サプリメント形状)
ビフィズス菌BB536

本品にはビフィズス菌BB536が含まれます。
ビフィズス菌BB536には、腸内環境を良好にし、腸の調子を整える機能が報告されています。

28
F924
2021/2/268
012401033917
株式会社松屋フーズ
東京都武蔵野市中町1丁目14番5号
葛の花サプリメント
加工食品(サプリメント形状)
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)

本品には、葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)が含まれます。
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)には、肥満気味な方の、体重やお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)やウエスト周囲径を減らすのを助ける機能があることが報告されています。


葛の花サプリメント(株式会社松屋フーズ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社松屋フーズの機能性表示食品,葛の花サプリメントのエビデンス(科学的根拠)

株式会社松屋フーズが消費者庁に届出た機能性表示食品【葛の花サプリメント】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

株式会社松屋フーズ

【届出番号】
F924

【届出日】
2021/02/26

【届出者名】
株式会社松屋フーズ
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
葛の花サプリメント

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)が含まれます。葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)には、肥満気味な方の、体重やお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)やウエスト周囲径を減らすのを助ける機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常成人で、肥満気味な方

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
1.食経験
葛の花は、香港等において1950年代からお茶として飲用されてきた。
2.既存情報の調査
本品の機能性関与成分(葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として))を含む原材料「葛の花抽出物」を配合する特定保健用食品において、食品安全委員会により安全性に問題はないと判断されている。葛の花抽出物について急性・亜慢性毒性試験、変異原性試験が行われ問題となる異常は認められていない。なお、ヒト試験においては、機能性関与成分として28㎎/日、34.9㎎/日、42㎎/日、98.3mg/日を12週間、124.8㎎/日を4週間継続摂取した際の安全性試験が行われ、問題となる異常は認められていない。ただし、294.9mg/日を4週間継続摂取した際の安全性試験においては、試験食品との関係を否定できない肝機能検査値の上昇が認められたため、過剰摂取を控えるべきと考えられる。
なおテクトリゲニンは、微弱な女性ホルモン様作用を有し突然変異を引き起こす性質を持つことが報告されているが、葛の花抽出物を用いた試験により生体内ではその作用は発揮しないと考えられている。

3.医薬品との相互作用
データベース及び文献調査の結果、医薬品との相互作用に関する報告はなかった。

4.まとめ
以上より、葛の花抽出物は、安全性に懸念はないと考えられた。なお、葛の花抽出物以外の原材料は、本品の配合量においては安全性に問題ないと考えられるため、適切に摂取する上で安全性に懸念はないと考えられる。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日摂取目安量を守ってください。過剰摂取はお控えください(体質や体調によっては、からだに合わない場合があります。)。体調に異変を感じた時は、速やかに摂取を中止し、医師に相談してください。妊娠中の方あるいは妊娠の可能性のある方は医師に相談してください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、次の製造工場にて生産・製造及び品質管理を行っている。[製造所1]株式会社東洋新薬 鳥栖工場●GMP:認証取得 (NSF-GMP、日健栄協GMP)●FSSC22000:認証取得[製造所2]株式会社東洋新薬 インテリジェンスパーク●GMP:認証取得 (NSF-GMP、日健栄協GMP)●FSSC22000:認証取得

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
1.標題
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類)摂取が腹部脂肪、体重、胴囲に及ぼす影響

2.目的
健常成人において、葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類)を摂取すると、プラセボ(偽薬)摂取時と比較して、腹部脂肪面積、体重、胴囲が減少するか検証することを目的とした。

3.背景
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類)の経口摂取が、腹部脂肪面積、体重、胴囲を減少させるとの報告があり、そのヒト試験結果を総合的に評価するため、システマティックレビューを実施した。

4.レビュー対象とした研究の特性
健常成人(特定保健用食品用の試験方法に準じ、肥満Ⅰ度(BMIが25以上30未満)の者を含む)における葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類)の経口摂取が腹部脂肪面積、体重、胴囲に及ぼす影響に関する研究(日本語、英語問わない)を検索対象とした。内容を精査し、5研究を評価対象とした。なお、5研究は、全て日本で実施された信頼性の高いヒト試験であった。著者として葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類)の関連者(製造又は販売を行う企業社員等)が含まれており、利益相反の問題が認められた。

5.主な結果
5研究における対象者は30~130例で、摂取期間は4~12週、葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)の一日摂取量は主として22.0~42.0 mgであった。
メタアナリシスを実施した結果、問題となるような出版バイアス(※)は認められず、腹部脂肪面積、体重、胴囲の有意な減少が認められた。また、葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類)の摂取による、副作用等の健康被害はなかった。なお、肥満症に罹患していないと明確に判断できる者のみの解析結果においても、腹部脂肪面積、体重、胴囲の有意な減少が認められた。
※出版バイアス:肯定的な研究結果がそうでない研究結果に比べて出版されやすいために起こる結果の偏りのこと。メタアナリシスによって視覚化、検出できる。

6.科学的根拠の質
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)は、主として22.0~42.0 mg/日の摂取により、腹部脂肪面積、体重、胴囲を減少させることが示唆された。
但し、本研究における限界として、多くの研究で研究計画は事前登録されておらず、利益相反の問題も存在するため、バイアスの混入は否定できない。また、12週間以上摂取した場合の影響は不明である。安全性については、別の切り口の評価が必要である。

【F923】Qvouの機能性表示食品:おなか革命の効果とエビデンス

株式会社Qvouの機能性表示食品,おなか革命のエビデンス(科学的根拠)

株式会社Qvouが消費者庁に届出た機能性表示食品【おなか革命】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

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機能性表示食品まとめ一覧

株式会社Qvou

【届出番号】
F923
株式会社Qvou

【届出日】
2021/02/16

【届出者名】
株式会社Qvou
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【商品名】
おなか革命

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
ビフィズス菌BB536
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【表示しようとする機能性】

本品にはビフィズス菌BB536が含まれます。ビフィズス菌BB536には、腸内環境を良好にし、腸の調子を整える機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
おなかの調子を整えたい健康な成人(ただし、妊産婦及び授乳婦を除く。)

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
○機能性関与成分「ビフィズス菌BB536」に関する評価
ビフィズス菌は母乳栄養児から初めて分離され、乳児の健康に寄与する有用な腸内菌として注目されてきた。その後の研究によりビフィズス菌は乳児から高齢者まで幅広い年齢層の腸内に存在し、有用菌としてヒトの健康維持に寄与していることが認められている。ビフィズス菌BB536は1969年に健康な乳児から分離され、DNAの相同性および糖分解性状からビフィズス菌の一種であるビフィドバクテリウム ロンガムであることが確認されている。ヒトの腸内に存在するビフィズス菌には現在12の菌種があるが、ビフィドバクテリウム ロンガムはヒトの腸内に年齢を問わず検出され、乳児から高齢者まで幅広くヒト腸内に存在する主要なビフィズス菌の一種であることが認められている。
ビフィズス菌BB536は1977年にビフィズス菌含有牛乳「森永ビヒダス」として初めて食品に利用され、1980年からは「ビヒダスプレーンヨーグルト」に、更に1991年からはビフィズス菌含有牛乳「森永カルダス」に利用され全国に販売されている。菌末製品としては2005年からビフィズス菌カプセル「ビヒダスBB536」として、2008年からは「ビフィズス菌末 BB536」として販売されている。現在まで食品として乳児から高齢者まで幅広い年齢層に食され、その食経験は約39年に及ぶが安全性上の問題はみられていない。更に1996年には「ビヒダスプレーンヨーグルト」が、2001年には「森永ビヒダス」と「森永カルダス」が各々特定保健用食品の許可を取得し、その安全性と保健機能が認められている。また、2009年にはアメリカ食品医薬品局からGRAS(Generally Recognized As Safe、「一般的に安全と認められたもの」)認定を受け、食品としての安全性がアメリカにおいても認められた。
以上の食経験および特定保健用食品としての実績などをもとにビフィズス菌BB536は十分な安全性が確認されている。
○「おなか革命」と類似する食品に関する評価
「おなか革命」(20億/粒)より多いビフィズス菌BB536を含む類似製品の「ビヒダスBB536」(150億/2カプセルあたり)が、2005年から日本全国で販売され、これまで本品に起因する安全上の大きな有害事象はみられていない。

【摂取する上での注意事項】
●商品により多少の色の違いや成分特有のにおいがありますが、品質には問題ありません。
●乳幼児の手の届かないところに置いてください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品の製造は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会よりGMP認証を受け、および一般財団法人日本品質保証機構よりISO22000認証を取得している中日本カプセル株式会社(本社工場、養老工場)にて、所定の基準に基づき生産・製造及び品質管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
標題:ビフィズス菌BB536摂取と排便状況および腸内環境に及ぼす影響

目的:ビフィズス菌BB536の摂取が、健康な成人の腸内環境(腸内細菌が作り出す腐敗産物である便中アンモニア量)と腸の調子(排便頻度)に及ぼす影響を、文献を網羅的に調べることで検討した。
背景:排便が滞るなど消化器官が正常に活動できなくなると、健康状態に関係する生活の質(QOL)が低下するほか、腸内で有害な腐敗産物が増加する。ビフィズス菌や乳酸菌の摂取が、正常な消化器官の活動を助ける可能性が報告されているが、ビフィズス菌BB536が消化器官の活動に及ぼす影響について、文献を網羅的に調べた研究レビューはない。
レビュー対象とした研究の特性:健康な成人に、ビフィズス菌BB536を20億以上含む食品、またはビフィズス菌BB536のみを除いた対照食品を1週間以上摂取させ、排便頻度と便中アンモニア量を比較調査した文献を探した。国内外の5つの文献データベースを検索したところ(2014年11月)、牛乳や発酵乳などの食品形態でビフィズス菌BB536を20億~200億/日の用量で摂取した7つの文献が見つかり、これらの文献の中に10個のヒト試験の結果が記載されていた。
主な結果:排便頻度を調べた6つの試験結果は、1つが増加を示さなかったが5つが増加を示し、これらの結果を統計学的に統合した解析の結果は増加を示した。また、便中アンモニア量を調べた4つの試験(3文献)の結果については、対照食品摂取群と比較して減少を示した研究は1つであったが、その他2つの試験でもビフィズス菌BB536摂取時期における便中アンモニア量の減少傾向や摂取終了後の増加が見られた。これらの結果を統計学的に統合した解析の結果は、ビフィズス菌BB536摂取が便中アンモニア量を減少させることを示した。これらの結果から、ビフィズス菌BB536を含む食品の摂取は、健康な成人の腸内環境を良好にし、腸の調子を整えると考えられた。
科学的根拠の質:検索された10の試験のうち、2つが研究の精度が高いとされるランダム化比較試験で、8つが研究の精度が低いとされる非ランダム化比較試験だった。精度が低い試験も含めて評価したことから、評価の信頼性は限定されるが、試験結果に顕著なバラつきは認められず、評価結果は妥当だと判断された。
(構造化抄録)

【F922】高見澤の機能性表示食品:ローズヒップなめ茸の効果とエビデンス

株式会社高見澤の機能性表示食品,ローズヒップなめ茸のエビデンス(科学的根拠)

株式会社高見澤が消費者庁に届出た機能性表示食品【ローズヒップなめ茸】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

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機能性表示食品まとめ一覧

株式会社高見澤

【届出番号】
F922

【届出日】
2021/02/16

【届出者名】
株式会社高見澤
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
ローズヒップなめ茸

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
ローズヒップ由来ティリロサイド
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。ローズヒップ由来ティリロサイドにはBMIが高めの方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
疾病に罹患していないBMIが高めの方(未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
ローズヒップエキスを使用した食品(一日摂取目安量あたりローズヒップ由来ティリロサイドを0.1 mg含む錠剤)が2005年の発売以来、14年以上、商品数として累計92万個以上販売されているが、本食品に起因する重篤な被害情報はないことから、ローズヒップエキスの安全性は高いと考えられる。
当該食品に配合しているローズヒップエキスは、上記ローズヒップエキスと同製品であり、機能性関与成分のローズヒップ由来ティリロサイドも同一である。また、上記の錠剤食品は、第17改正日本薬局方「崩壊試験法」において、30分以内に崩壊することを販売者の森下仁丹株式会社に確認した。よって、ローズヒップ由来ティリロサイドは消化管内で遊離した状態で体内に吸収されると考えられる。本届出商品も同様にローズヒップ由来ティリロサイドが消化管内で遊離した状態で吸収されると考えられるため、機能性関与成分の消化・吸収過程に違いはないと判断した。
以上により、既存情報から安全であると判断した。

【摂取する上での注意事項】
一日摂取目安量を守ってください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
GMP、ISO2200等認証はありません。HACCPに基づいた製造工程をとっております。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】機能性関与成分 ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の体脂肪低減作用に関する研究レビュー

【目的】健常な成人において、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取が、それを含まない食品の摂取と比較して体脂肪を低減させる作用があるか、研究レビューにより評価した。

【背景】ローズヒップは、主にヨーロッパや中近東、北アフリカを原産とするバラ科植物の果実で、その種子に含まれるポリフェノールの一つがティリロサイドである。動物実験によりローズヒップの体脂肪低減作用が明らかになり、ティリロサイドがその関与成分として報告されている。しかし、これまでにヒトを対象とした網羅的な研究報告はなかった。
そこで本研究レビューにて、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取による健康な成人における体脂肪低減作用について検証を行った。

【レビュー対象とした研究の特性】各種学術論文および臨床試験登録データベースを用い、収録されているすべての文献を対象として検索を行った。その結果、健康な成人を対象としたランダム化平行比較試験の論文1報を採用した。

【主な結果】採用した1報は、BMI(Body Mass Index)が25.0kg/m2以上30.0kg/m2未満の疾病に罹患していない健康な成人32名を対象としており、ローズヒップエキスを含む食品(1日当たりローズヒップ由来ティリロサイド0.1mgを含む)の摂取は、プラセボ食品の摂取と比べ、腹部全脂肪面積、腹部皮下脂肪面積および腹部内臓脂肪面積の摂取12週間後における初期からの変化量が、有意な低値を示した。また追加で、初期の内臓脂肪面積が100cm2未満の試験参加者を対象とした層別解析を行った結果、ローズヒップエキスを含む食品の摂取は、プラセボ食品の摂取と比べ、腹部全脂肪面積、腹部皮下脂肪面積および腹部内臓脂肪面積の摂取12週間後における初期からの変化量が、有意な低値を示した。

【科学的根拠の質】採用した文献は1報であったため、科学的根拠の一貫性を示すことができず、バイアスの評価もできなかった。しかし、採用した文献は、日本人を対象としたランダム化平行比較試験であり、試験計画がよく遵守されていることから、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取が体脂肪低減作用を示すという結果が、後発の研究結果によって大きく変わる可能性は低いと考える。

【F921】サンスターの機能性表示食品:緑黄野菜の効果とエビデンス

サンスター株式会社の機能性表示食品,緑黄野菜のエビデンス(科学的根拠)

サンスター株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【緑黄野菜】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
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サンスター株式会社

【届出番号】
F921

【届出日】
2021/02/15

【届出者名】
サンスター株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
緑黄野菜

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
GABA(γ-アミノ酪酸)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはGABAが含まれています。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
血圧が高めの健康な成人

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
当該製品は有機野菜(にんじん、ほうれん草、ピーマン、キャベツ、セロリ)とレモンを使用した野菜飲料であり、1缶(160g、一日摂取目安量)あたり機能性関与成分のGABAを12.3mg含む。当該製品は1992年から販売しており、2020年11月末時点での販売実績は約1億4300万缶である。日本全国で幅広い年代の方に飲用されているが、当該製品に起因する重篤な健康被害は報告されていない。したがって、当該製品は喫食実績による食経験が十分であると評価でき、安全性に問題はないと判断した。
GABAと医薬品との相互作用については、降圧薬との併用により低血圧を起こす可能性が指摘されている。しかし、これは理論的に起こりうる可能性を述べたものであり、実際にGABAと降圧薬との併用により低血圧を起こした等の報告はない。GABA含有乳酸菌飲料(GABAの一日摂取目安量:10mg)と薬の相互作用について検討した文献では、GABA含有乳酸菌飲料の飲用により、薬物代謝酵素P450の阻害または誘導による薬物相互作用を起こす可能性は極めて低いと考察されている。加えて、長年当該製品を販売してきた中で、当該製品と降圧薬との併用により低血圧を起こした報告も受けていない。よって、当該製品に含まれるGABAと医薬品との相互作用は「なし」と判断した。

【摂取する上での注意事項】
本品は、多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。
ビタミンKの摂取量を医師から制限されている方はご注意ください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品は、FSSC22000の認証(JQA-FC0035)を取得した製造施設(宮崎県農協果汁株式会社)で製造されています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
緑黄野菜に含まれる機能性関与成分GABAの摂取による血圧への効果に関する定性的研究レビュー
【目的】
血圧が高めの健康な成人に対して、GABAを含む食品の12週間以上の継続した摂取が、血圧を低下させるか明かにするため、定性的な研究レビューを実施した。
【背景】
高血圧は脳卒中や心疾患など脳心血管病を含む様々な疾患の危険因子とされており、現在日本では、高血圧の患者は約4,300万人いると推定されている。GABA(γ-アミノ酪酸)は、玄米やにんじんなどの植物の他、哺乳動物にも広く存在するアミノ酸の一種で、GABAの摂取により血圧が低下することが知られている。高血圧に対応することは健康の維持増進に必要な取り組みであることから、血圧が高めの健康な成人におけるGABAの血圧降下作用について検証するため、本研究レビューを行った。
【レビュー対象とした研究の特性】
2020年9月14日に、2020年9月までに発表された論文を対象にして検索を行った。検索の際には、血圧が高めの健康な成人(収縮期血圧130~139 mmHg 又は拡張期血圧85~89 mmHg)を対象とした試験を実施している文献を調査し、Ⅰ度高血圧(収縮期血圧140~159 mmHg 又は拡張期血圧90~99 mmHg)の方を含む場合は、血圧が高めの健康な成人と分けて結果を解析している文献のみを採用した。調査の結果、6報の文献がヒットした。
【主な結果】
文献6報のうち5報で、一日あたりGABAを12.3~80 mg継続的に摂取することで、GABAを摂取していない場合と比較して統計学的に有意(偶然ではなく意味があること)に血圧(収縮期血圧および拡張期血圧)が低くなることが認められた。以上のことから、血圧が高めの健康な成人においてGABAを一日あたり 12.3 mg以上、継続的に摂取することが高めの血圧を低下させる効果を有するという肯定的な結果が得られた。
【科学的根拠の質】
採用した文献が6報と少なく、一部で選択バイアス、症例減少バイアス、その他のバイアスの存在が疑われる文献もあるが、いずれの文献も二重盲検のランダム化並行群間比較試験として実施されており、本研究レビューにおける研究の質、信頼性は担保されているものと考えられる。

生茶ライフプラス免疫アシスト(キリンビバレッジ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

キリンビバレッジ株式会社の機能性表示食品,キリン 生茶 ライフプラス 免疫アシストのエビデンス(科学的根拠)

キリンビバレッジ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【キリン 生茶 ライフプラス 免疫アシスト】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
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キリンビバレッジ株式会社

【届出番号】
F920

【届出日】
2021/02/15

【届出者名】
キリンビバレッジ株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
キリン 生茶 ライフプラス 免疫アシスト

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)が含まれます。プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。
届出者名 キリンビバレッジ株式会社

【想定する主な対象者】
健康な方

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
①喫食実績による安全性評価  
プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)を同等量(1000億個)含む複数の類似食品(キリン iMUSE ヨーグルトテイスト、キリン iMUSE水、キリン iMUSE レモン)が、2013年から日本全国で販売され、現在も継続して販売されている。現在まで、これら類似食品で重大な健康被害は報告されていない。よって、類似食品の喫食実績による食経験から、当該製品の機能性関与成分であるプラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)には十分な安全性があると判断した。

②医薬品との相互作用に関する評価
医薬品との相互作用について当該製品摂取で問題となるような報告は無かった。

以上より、当該製品の安全性に問題はないと考えられた。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取によって、より健康が増進するものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品は「総合衛生管理製造過程」、「FSSC 22000」のいずれかを取得している工場で製造している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
①標題:
「キリン 生茶 ライフプラス 免疫アシスト」に含まれるプラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)の健康な人の免疫機能の維持に関する評価

②目的:
L. lactis strain Plasmaを健康な方が摂取することによって、L. lactis strain Plasmaを摂取しない場合と比較して免疫機能が維持されるかを明らかにする。

③背景: 
L. lactis strain Plasmaは、酸乳から分離されたチーズやヨーグルトの発酵に使われる乳酸菌の一種で、免疫調節に重要なプラズマサイトイド樹状細胞(pDC)を活性化することが見いだされている。pDCは健康維持に重要な役割を担っている免疫細胞と考えられているため、L. lactis strain Plasmaの摂取によってpDCの活性を高めることは、免疫機能の適切な維持さらには日常生活での体調管理に役立つと期待される。
これまでに、L. lactis strain PlasmaによるpDCの活性化は、細胞を用いた試験管内での評価や、モデル動物を用いた研究により明らかになっている。また、ヒトを対象としたL. lactis strain Plasmaを摂取する試験も実施されており、血液中のpDCを活性化することに加え、健康維持に効果があるといった結果が報告されている。しかし、L. lactis strain Plasmaの摂取による効果について明確ではなかったため、「免疫機能の維持」に着目して、網羅的に文献調査を行うことでL. lactis strain Plasmaの有効性を評価した。

④レビュー対象とした研究の特性
文献の検索は、公表された和文と英文論文を対象に、5つのデータベースを用いて2020年3月31日に実施した。その結果、調査対象となる文献が6報得られた。6報のうち、pDCへの作用について報告した文献は6報、体調に関する全身の自覚症状について報告した文献は6報、体調に関する特定の部位の自覚症状について報告した文献は5報あった。いずれの文献も研究の質に問題はなく、調査対象として採用できるものであった。利益相反については適切に記載されていた。

⑤主な結果
調査対象の文献6報は全て、L. lactis strain Plasmaを1日あたり1000億個摂取していた。pDCへの作用について報告した文献6報のうち3報でpDC活性化を示す指標が対照群と比較して有意に高値であった。体調に関する全身の自覚症状について報告した文献6報のうち4報で全身の自覚症状(全身倦怠感、寒気、熱っぽさ、総合的な臨床症状、体調または疲労)が対照群と比較してより軽度に維持されていた。体調に関する特定の部位の自覚症状について報告した文献5報のうち全てで特定の部位の自覚症状(くしゃみ、鼻汁、鼻閉、のどの痛み、せき、頭痛、関節痛または筋肉痛)が対照群と比較してより軽度に維持されていた。

⑥科学的根拠の質
調査対象の文献6報は、いずれも研究の質が高く、各項目に関して一定の根拠が認められた。これらを総合的に判断し、L. lactis strain Plasmaの免疫機能の維持効果について示唆的な根拠があると判断した。調査対象の文献が6報と十分に多いとは言えないことが本調査の限界であり、更なる臨床研究が望まれる。

【F919】アイ・エスコーポレーションの機能性表示食品:プロテオの力の効果とエビデンス

株式会社アイ・エスコーポレーションの機能性表示食品,プロテオの力のエビデンス(科学的根拠)

株式会社アイ・エスコーポレーションが消費者庁に届出た機能性表示食品【プロテオの力】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
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株式会社アイ・エスコーポレーション

【届出番号】
F919

【届出日】
2021/02/15

【届出者名】
株式会社アイ・エスコーポレーション
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
プロテオの力

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはサケ鼻軟骨由来プロテオグリカンが含まれます。サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンには、膝関節の不快感を持つ方の軟骨成分の分解を抑え、関節軟骨の保護に役立ち、膝関節の可動性、日常生活における膝の動き(階段の上り下り、歩く、立ち上がる、落ちたものを拾う、座っている)の改善に役立ち、起床時の膝の違和感を軽減することが報告されています。

【想定する主な対象者】
膝関節の不快感が気になる健常成人

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
1.食経験
 本届出食品に含まれる機能性関与成分「サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン」はサケOncorhynchus keta (Salmonidae)の鼻軟骨から酢酸溶液にて抽出して得られたものです。
本届出食品の類似食品ではありますが、原料供給元のグループ企業において、同一の機能性関与成分を同一量(一日当たりの摂取目安量 10mg)含む食品(錠剤)を、2011 年から 2016 年 8 月までに累計約 44 万個以上製造・販売しており、当該期間において、健康被害等の報告はありません。
更に、機能性関与成分「サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン」の基原であるサケの鼻軟骨は、氷頭(ひず)と呼ばれ、北海道や東北地方では郷土料理(氷頭なます)として食されています。本届出食品には、この郷土料理と同様にサケ鼻軟骨から酢酸抽出法により得られた成分が含まれています。「サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン」は、この料理一食分に300~400mg相当含まれており、本届出食品中の機能性関与成分の一日当たりの摂取量の約30~40倍です。

2. 既存情報の安全性調査結果
「サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン」の安全性に関する論文4報
・ラット90日間反復投与毒性試験 有害事象は認められなかった。
・過剰摂取試験(4週間) 有害事象なし(50mg/日)
・遺伝毒性試験(細菌を用いる復帰突然変異試験) 遺伝子突然変異誘発能を有さない。
・長期摂取試験(12週間) 有害事象なし(10mg/日)
・急性毒性試験(単回投与毒性試験) 概略の致死量 約1000mg/kg以上

3.まとめ
以上より、機能性関与成分(サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン)と同等の成分を含む食品は十分な食経験を有し、製造・販売実績、安全性試験結果からも安全性については、十分に評価されている成分であると判断する。

【摂取する上での注意事項】
〇一日の摂取目安量を守ってください。
〇本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
〇食物アレルギーの方は原材料名をご確認の上、お召し上がりください。
〇開封後はお早めにお召し上がりください。
〇天然由来の原料を使用しておりますので、季節によっては色調などが若干変わる場合がありますが、品質には問題ありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品は、健康食品GMP認定工場において、原料の受入れから最終製品の出荷にいたるまで、GMPガイドラインに則った作業管理及び構造設備の構築を実施して、製品の品質と安全性の確保を図っております。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
 サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンによる関節軟骨の保護、膝関節の可動性及び日常生活における膝の動きをサポートする機能性に関する研究レビュー

【目的】
 膝関節の不快感を持つ健常者が、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンにより、その不快感が緩和されるかを検証しました。

【背景】
 関節には、特徴的な構造として、連結する骨の関節面には軟骨(関節軟骨)をもち、この軟骨により、関節の動きを可能としています。加齢等により筋力が低下すると膝関節の軟骨に負担がかかるようになり、膝関節の不快感が現れます。膝関節の不快感の顕著な指標として、物理的には関節可動域の減少、生理学的には軟骨分解・合成マーカーの変動があげられます。
 サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンの摂取が関節軟骨の保護に対する影響や、膝関節の可動性及び日常生活における膝の動きに関する研究レビューはありませんでした。

【レビュー対象とした研究の特性】
 健常者(膝関節の不快感を持つ者を含む)を対象として、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンの摂取による関節軟骨への影響をランダム化二重盲検試験で実施した文献を検索致しました(検索日は、2017年7月11日)。
文献検索の結果、条件を満たす文献が2報抽出されました。

【主な結果】
 データベース検索により2報の文献が抽出されました。
1報は、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンを10mg以上含有した食品を12週間摂取することにより、膝関節の可動域の改善作用及び日常生活における膝の動きをサポートすることが報告されていました。
 他の1報は、膝関節の不快感(日本版変形性膝関節症患者機能評価表(JKOM)≧41)を一時的に持つような健常者において、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンを16週間摂取(10mg/日)することにより、Ⅱ型コラーゲンの分解を減少させ、軟骨代謝の改善を介して、軟骨保護作用を示すことが報告されていました。
 以上より、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンは、「糖(糖質、糖類)」や「たんぱく質」とは異なる作用により、膝関節の不快感を緩和し、膝関節のサポートに寄与するものと考えられました。

【科学的根拠の質】
 本研究レビューの限界は、抽出できた文献が2報であり、報告例が少ないことが挙げられます。また、これら2報の論文内で報告されている臨床試験はいずれもUMIN-CTRにプロトコールが事前登録され行われており、透明性の高い試験でした。更に、2報の文献は、peer review誌に発表された論文であり、プラセボとのランダム化二重盲検試験で実施され、エビデンスレベルの高い内容でした。
結論として、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンを摂取した場合に、一時的な膝関節の不快感を持つ健常者に対して、関節のサポートをする機能があることに関して肯定的な科学的根拠があると判断しました。 (構造化抄録)

【F918】富士化学工業の機能性表示食品:アスタキサンチン ドリンク ダブルの効果とエビデンス

富士化学工業株式会社の機能性表示食品,アスタキサンチン ドリンク ダブルのエビデンス(科学的根拠)

富士化学工業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【アスタキサンチン ドリンク ダブル】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

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富士化学工業株式会社

【届出番号】
F918

【届出日】
2021/02/12

【届出者名】
富士化学工業株式会社
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【商品名】
アスタキサンチン ドリンク ダブル

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
アスタキサンチン
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはアスタキサンチンが含まれます。抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、紫外線の刺激から肌を保護することを助ける機能と肌の水分量と肌の弾力を維持することで、肌の健康を守るのを助ける機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
スキンフォトタイプがタイプⅡ又はⅢの成人健常者、健常な成人女性

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
ヘマトコッカス藻由来アスタキサンチンは、各種毒性試験(急性毒性試験、亜慢性毒性試験、変異原性試験)において、毒性は認められておりません。毒性試験から求められる一日摂取許容量は、>0.5mg/kg体重であり、この値は、体重50kgのヒトが、1日当りアスタキサンチン25mg以上の量を生涯にわたり毎日摂取し続けても影響がないと推定される量です。本届出製品の1日摂取目安量である3mg(アスタキサンチンとして)は、この値を大きく下回っていますので、安全性が十分に確保されていると考えられます。さらに、ヒトに対する安全性試験も数多く実施されており、1日45mgを4週間にわたる摂取でも、臨床上問題となる所見は認められませんでした。
以上のことから、本届出製品の安全性に問題はないと判断しました。

【摂取する上での注意事項】
●原材料名をご確認の上、アレルギーのある方は召し上がらないでください。
●一日摂取目安量をお守りください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造工場は食品衛生法に則り、生産・製造及び品質管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
アスタキサンチンの紫外線の刺激から肌を保護する機能
ア)標題
最終製品 アスタキサンチン ドリンク ダブルに含有する機能性関与成分「アスタキサンチン」による健常者の肌における抗紫外線効果に関する機能に関する研究レビュー
イ)目的
健常人において、アスタキサンチンの継続的な摂取は、紫外線の刺激から肌を保護することを助ける機能を発現するか検証するため、定性的研究レビューを実施しました。
ウ)背景
アスタキサンチンは、甲殻類(エビ、カニ)、魚類(サケ、マス)などに含まれるカロテノイドの一種であり、サプリメントの形態としても一般的に摂取されている。
肌の水分保持に対して、疾病に罹患していない日本人を対象とした研究レビューは既に報告されている。しかし、抗紫外線効果に対して、疾病に罹患していない日本人を対象とした研究レビューは報告されていない。そこで、アスタキサンチンの継続的な摂取が、紫外線の刺激から肌を保護することを助ける機能があるかを検証するため、定性的研究レビューを実施した。
エ)レビュー対象とした研究の特性
富士化学工業株式会社の社内で、複数の研究論文データベースより文献検索を実施して特定された文献のうち、健常人を対象としたアスタキサンチンの経口摂取および紫外線照射により、プラセボ摂取に比べて、紅斑(最小紅斑量、および紫外線暴露部位における紅斑)において有意な改善を示すかを検証したプラセボ対照比較試の文献を選抜しました。選抜された文献は2報あり、全てアスタキサンチンの原料メーカーの協力による研究でした。
オ)主な結果
2報の文献で、3~4mg/日のアスタキサンチンを経口摂取することにより、アスタキサンチン群はプラセボ群に比べて紅斑(最小紅斑量、および紫外線暴露部位における紅斑)が有意な改善効果を示しました。
カ)科学的根拠の質
2報における研究の妥当性や信頼性を調べました。真の値とは異なる結果を導く可能性を高める要因をバイアスと呼びます。収集された研究は、低から中レベルのバイアスのリスクがありました。しかし、2報の文献から得られた結果の違いは少なく、アスタキサンチンを継続摂取することによる紫外線の刺激から肌を保護することを助ける機能に関して、一貫性があると考えました。ただし、対象となった研究は方法の異なる2報に限定されたため、有効性に関する情報が必ずしも十分とは言えず、今後の研究に注目することが必要と考えています。

アスタキサンチンの肌の水分量と肌の弾力を維持することで、肌の健康を守るのを助ける機能
ア)標題
最終製品 アスタキサンチン ドリンク ダブルに含有する機能性関与成分「アスタキサンチン」による成人健常者の肌の水分量と肌の弾力を維持することで、肌の健康を守るのを助ける機能に関する研究レビュー
イ)目的
成人健常者において、アスタキサンチンの継続的な摂取は、肌の水分量と肌の弾力を維持することで、肌の健康を守るのを助ける機能を発現するか検証するため、定性的研究レビューを実施しました。
ウ)背景
アスタキサンチンは、甲殻類(エビ、カニ)、魚類(サケ、マス)などに含まれるカロテノイドの一種であり、サプリメントの形態としても一般的に摂取されている。
肌の水分保持に対して、疾病に罹患していない日本人を対象とした研究レビューは既に報告されている。しかし、肌の弾力に対して、疾病に罹患していない日本人を対象とした研究レビューは報告されていない。そこで、アスタキサンチンの継続的な摂取が、肌の水分量と肌の弾力を維持することを助ける機能があるかを検証するため、定性的研究レビューを実施した。
エ)レビュー対象とした研究の特性
富士化学工業株式会社の社内で、複数の研究論文データベースより文献検索を実施して特定された文献のうち、成人健常者を対象としたアスタキサンチンの経口摂取により、プラセボ摂取に比べて、皮膚水分量と皮膚水分蒸散量、肌の粘弾性において有意な改善を示すかを検証したプラセボ対照比較試の文献を選抜しました。選抜された文献は1報あり、全てアスタキサンチンの原料メーカーの協力による研究でした。
オ)主な結果
1報の文献で、3mg/日のアスタキサンチンを経口摂取することにより、アスタキサンチン群はプラセボ群に比べて皮膚水分量と皮膚水分蒸散量、肌の粘弾性が有意な改善効果を示しました。
カ)科学的根拠の質
1報における研究の妥当性や信頼性を調べました。真の値とは異なる結果を導く可能性を高める要因をバイアスと呼びます。収集された研究は、低レベルのバイアスのリスクがありました。アスタキサンチンを継続摂取することによる皮膚水分量と皮膚水分蒸散量、肌の粘弾性に関して、群間有意差が認められ一貫性があると考えました。ただし、対象となった研究は方1報に限定されたため、有効性に関する情報が必ずしも十分とは言えず、今後の研究に注目することが必要と考えています。

【F917】農協直販の機能性表示食品:ギャバへちまの効果とエビデンス

株式会社農協直販の機能性表示食品,ギャバへちまのエビデンス(科学的根拠)

株式会社農協直販が消費者庁に届出た機能性表示食品【ギャバへちま】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

株式会社農協直販

【届出番号】
F917

【届出日】
2021/02/12

【届出者名】
株式会社農協直販
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
ギャバへちま

【食品の区分】
生鮮食品

【機能性関与成分名】
GABA(γ-アミノ酪酸)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には GABA が含まれています。GABA には高めの血圧を低下させる機能があ
ることが報告されています。本品を可食部 200g(約 1 個)食べると機能性が報
告されている一日当たりの機能性関与成分量が摂取できます。

【想定する主な対象者】
血圧が高めの方

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
【農産物の概要】
へちまは東南アジア原産で、熱帯から亜熱帯にかけて広く栽培されるウリ科の高温性一年生草
本である。
日本に渡来したのは 17 世紀ころと考えられており、以来、沖縄県、鹿児島県、宮崎県など温暖
な地域で栽培されている。沖縄県では熟す前の若い果実が 1400 トンほど 1 年で生産、食用とし
て消費されている。
上記地域においては食経験及び喫食実績の歴史は長く、安全性を懸念するような報告は見当た
らず、当該商品を 1 日当たり 200g(約 1 個)を食することに関して、全く問題がないと判断でき
る。
【参考文献】
農文協編(2010)『地域食材大百科』農文協
平成 30 年版沖縄県の園芸・流通
https://www.pref.okinawa.jp/
site/norin/engei/
h30engeiryuutuu/documents/
h30dai3syou.pdf

【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありませ
ん。 降圧薬等の医薬品を服用している方は、医師、薬剤師にご相談の上お召し上が
りください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
衛生管理体制:沖縄県農業協同組合から出荷される農作物については、農協営農指導員より生産者に生産・衛生管理の指導を行っており、生産履歴のデータ管理を行うとともに、防除日誌の提出を義務付けており、安全安心な農作物づくりに取り組んでいる。均質性管理:本製品に使用するへちまは調理しやすい希少な育成系統を用いており、安定した生産ができるように栽培地を1か所に限定してハウスを用いて生産している。さらにGABA含量が一定値以上になるよう出荷時にへちまを生鮮のまま真空包装して10℃において保管、出荷している。規格外製品流通防止体制:生鮮食品であることから一定のばらつきが生じることは避けられないが、2020年3月から6月にかけて当該栽培地における継時的調査の結果、当該栽培地において適切な栽培管理のもとで生産された生鮮へちまを真空包装して出荷することにより、安定した製品となることが見込まれた。機能性関与成分(GABA)については、製品出荷時にモニタリング用のサンプルを採取し、毎年3月から6月の期間に検査を実施する。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
最終製品「ギャバへちま」に含有する機能性関与成分GABAによる血圧低下の機能性に関する定性的研究レビュー

【目的】
日本人の正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者に対して、GABAを含む食品の12週間以上の継続摂取が、血圧低下効果を有するかを明らかにするため、定性的研究レビューを実施した。

【背景】
GABAを増加させた本製品を機能性表示食品として販売するにあたり、本食品の血圧低下作用について検証するために、研究レビューを行った。

【レビューを対象とした研究の特性】
レビューを対象とした研究は「日本人の成人男女の疾病に罹患していない者(正常高値血圧者)およびⅠ度高血圧者」を対象集団とし、研究デザインがランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験のものを、3つのデータベース(PubMed、JDreamⅢ、医中誌WEB)を用いて文献検索した。

【主な結果】
採用された文献5報はすべて日本人の成人男女の疾病に罹患していない者(正常高値血圧者)およびⅠ度高血圧者を対象としていた。5報全てで疾病に罹患していない者(正常高値血圧者)での層別解析を行っていた。罹患していない者(正常高値血圧者)およびⅠ度高血圧者を対象とした5報のうち4報で、GABAの12週間以上の継続摂取により対照群と比較して収縮期血圧と拡張期血圧の有意な低下が確認された。罹患していない者(正常高値血圧者)での層別解析を行った5報のうち4報でも同様に、GABAの12週間以上の摂取により対照群と比較して収縮期血圧と拡張期血圧の有意な低下が確認された。本研究レビューの結果からGABA(20mg/日以上)の摂取は収縮期血圧と拡張期血圧を有意に低下させる、血圧低下作用を有する肯定的な結果が得られた。

【科学的根拠の質】
本研究レビューの限界として、採用文献数が5報と少ないこと、GABAの摂取期間が12週間~16週間と短く、より長期に摂取した場合の効果が不明であることが挙げられる。しかしながら、採用文献5報全てが、「特定保健用食品の表示許可等について」(平成26年10月30日付け消食表第259号)の別添2「特定保健用食品申請に係る申請書作成上の留意事項」の、有効性に関する試験の血圧関係の試験方法にしたがった試験デザインのため、GABAの血圧低下効果の科学的根拠は担保されていると考えられる。

脂肪注意報b(エムジーファーマ株式会社)の口コミ・効果・評判のエビデンス:機能性表示食品

エムジーファーマ株式会社の機能性表示食品,脂肪注意報bのエビデンス(科学的根拠)

エムジーファーマ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【脂肪注意報b】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

エムジーファーマ株式会社

【届出番号】
F916

【届出日】
2021/02/12

【届出者名】
エムジーファーマ株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
脂肪注意報b

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリン
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンが含まれます。グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンには食事の脂肪の吸収を抑えるとともに血中中性脂肪の分解を高めることにより、食後の血中中性脂肪の上昇を抑えることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健康な成人男女

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本届出食品に含有される機能性関与成分のグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンは、グロビン蛋白質に由来するペプチドで、アミノ酸がバリン-バリン-チロシン-プロリンと4個つながっています。

機能性関与成分グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを配合した本届出食品に類似する食品(一日摂取目安量6~15mg、錠剤形状)は2001年から2020年9月末までに約181万個(内容量120~180粒)、日本全国における販売実績がありますが、現時点までに類似する製品に起因する健康被害の報告はありません。
また、医薬品との相互作用は報告されていません。

【摂取する上での注意事項】
●原材料表示をご確認の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。また、体質や体調によりまれに合わない場合があります。その場合は摂取を中止してください。
●粒表面に原料由来の色むらや斑点がみられることがありますが、品質には問題ありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
公益財団法人 日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP認定工場にて、製造管理および品質管理基準を遵守し製造しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンによる食後の血中中性脂肪の上昇抑制作用に関する検証

【目的】
グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを配合した食品を脂っこい食事と同時に食べると、脂っこい食事だけの時に比べ、食後の血中中性脂肪の上がり方が抑えられているか確認しました。

【背景】
近年、日本人の死亡原因として心疾患(狭心症や心筋梗塞など)が第二位に上がっており、心筋へ血液を供給できなくなる冠動脈疾患が心疾患を誘発する可能性があるといわれています。食後高脂血症は冠動脈疾患の危険因子の一つであることから、食後の血中中性脂肪の上昇を抑えることは、健康な方の血中中性脂肪を正常に保つことに適すると考えて本品を開発しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
・論文の検索日:2020年10月22日(英文、和文とも)
・検索対象期間:各データベース開設時から検索日まで
・対象集団の特性:空腹時血中中性脂肪が正常の方(149 mg/dL以下)
・評価に用いた論文数:5報(英文2報、和文3報)
・研究デザイン:脂っこい食事(脂肪含量40g)と同時に、グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを含む試験食(清涼飲料水、ゼリー飲料、茶飲料など)あるいは含まない対照食を食べて、6時間まで1時間ごとに血中中性脂肪を測定しました。試験食と対照食はグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンの有無がわからないように外観や風味が配慮されています。
・利益相反情報:エムジーファーマ(株)社員が実施

【主な結果】
食品形状を問わず5報とも、グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを含む試験食を食事とともに食べると、食後の血中中性脂肪の上昇が抑えられました。血中中性脂肪は時間の経過とともに、次第に低下しましたが、食事前の値に戻る程度で、下がりすぎることはありませんでした。

【科学的根拠の質】
評価に用いた論文5報は、いずれも試験規模は小規模でしたが、脱落はなく、有効性が見られました。試験デザインや実施に偏りがありましたが、対象は日本人で、空腹時の血中中性脂肪が正常の方であり、測定項目も同じでした。本届出食品は錠剤形状ですが、摂取すると速やかに崩壊し、特に消化・吸収に影響を及ぼす性状ではなく、加工工程等において変質することがなく、評価論文の試験食と作用に大きな差はないと考えられるとから、科学的根拠の質は総合しておおむね良好と判断しました。研究の限界として、評価論文が5報であるため、今後さらなる研究が必要であると考えます。