2021年3月11日木曜日

【F854】えがおの機能性表示食品:えがお 健康黒酢 ぶどう味の効果とエビデンス

株式会社えがおが消費者庁に届出た機能性表示食品えがお 健康黒酢 ぶどう味のエビデンス(科学的根拠)


株式会社えがおが消費者庁に届出た機能性表示食品【えがお 健康黒酢 ぶどう味】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

株式会社えがお

【届出番号】
F854

【届出日】
2021/01/27

【届出者名】
株式会社えがお
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
えがお 健康黒酢 ぶどう味

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
酢酸
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、酢酸が含まれます。
酢酸には、肥満気味で内臓脂肪が気になる方の内臓脂肪を減少させる機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
肥満気味(BMI25以上30未満)の方で内臓脂肪が気になる方

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
当該製品の機能性関与成分である酢酸は食酢の主成分であり、食酢は人類最古の発酵調味料として、和食のみならず、西洋や中華料理にも汎用されている。しかし、機能性関与成分である酢酸750㎎摂取に限定した喫食実績については十分な情報がない。
本届出食品の類似食品としては酢酸(1日摂取目安量750 ㎎)を保健機能成分(関与成分)とした特定保健用食品が「血圧が高めの方」を対象に認可されており、食品健康影響評価に関する審議結果でも安全性に問題ないと判断されている。
酢酸は、単一成分であることから、上記特定保健用食品の安全性評価結果は、当該食品に含まれる酢酸の安全性評価に置き換えることができる。
以上のことから、酢酸を1日750㎎摂取する当該製品の安全性に問題はないと考えられた。

【摂取する上での注意事項】
●原材料名をご確認の上、食物アレルギーがご心配な方は、ご使用をお控えください。
●ご開封後はできるだけお早めにお召し上がりください。
●お子様の手の届かないところに保管してください。
●空腹時での摂取は強い刺激を感じることがあります。
●必ず薄めてお召し上がりください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
製造工場①:株式会社鳴川 富士山工場 ISO 22000、FSSC 22000認証取得 製造工場②:八雲ことぶきフーズ株式会社 熊野工場 HACCPに基づいた製造施設・従業員の衛生管理等及び規格外の製品の流通を防止するための体制をとっております。また、今後、FSSC22000またはGMP(健康食品)の認証取得について検討しております。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(ア)標題
 酢酸の内臓脂肪減少効果に関する研究レビュー

(イ)目的
 肥満気味で内臓脂肪が高めな方(BMI 25以上30未満)に酢酸を摂取させ、酢酸を摂取しない群と比較することで、内臓脂肪が低下するか判断することを目的とした。

(ウ)背景
 食酢は日本では古くから食べられている調味料であるが、健康な人を対象とした内臓脂肪の低下効果に関する研究は現在行われていない。よって今回研究レビューを実施した。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
 2017年8月15日に論文検索を実施し、検索日までに公開された論文を探索した。その結果、1報の論文が該当した。本論文は、肥満気味で内臓脂肪が高めな男女(BMI25以上30未満、25-60歳)を被験者とし、対象者をランダムに3群に振り分け実施した。1群はプラセボ群であり、残り2群は酢酸を摂取する群であった(低用量群、高用量群)。試験は二重盲検法で行われた。

(オ)主な結果
 上記の論文にて、高用量群(750 mg/日、12週間摂取)はプラセボ群と比較して有意に内臓脂肪の面積が減少した。なお、本論文の被験者である「肥満気味で内臓脂肪が高めな男女(BMI25以上30未満)」は日本肥満学会が定める肥満度が肥満Ⅰ度であり、一般的に肥満度が正常値の人に比べ、「内臓脂肪が気になる方」と判断した。以上のことから、本品の摂取から期待される機能性を、消費者に分かりやすく、かつ、誤認を与えない表現として、「本品には、酢酸が含まれます。酢酸には、肥満気味で内臓脂肪が気になる方の内臓脂肪を減少させる機能があることが報告されています。」とした。

(カ)科学的根拠の質
今回の研究レビューの限界は、採用論文が1報のみであり、複数のデータで比較することができない為、非一貫性の評価には限度があると考えられた。しかし、採用論文はランダム化二重盲検であったためエビデンスの質としては高いと考えられる。

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