2019年3月16日土曜日

DHC腸内サポートコーンポタージュ(株式会社ディーエイチシー)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社ディーエイチシーが消費者庁に届出た機能性表示食品【DHC(ディーエイチシー) 腸内サポート コーンポタージュ】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D488
【届出日】
2019/01/25
【届出者名】
株式会社ディーエイチシー
株式会社ディーエイチシーの商品一覧楽天市場
【商品名】
DHC(ディーエイチシー) 腸内サポート コーンポタージュ
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
イヌリン
イヌリンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはイヌリンが含まれます。イヌリンは善玉菌として知られているビフィズス菌を増やし、腸内フローラを良好にすることで、おなかの調子を整えることが報告されています。本品は、腸内フローラを良好にし、おなかの調子を整えたい方に適した食品です。
【想定する主な対象者】
健常成人
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
①喫食実績による食経験の評価
当該製品に類似する食品(含有量、製造工程、製品形態が同じ製品)が販売されており、発売されてから10年経過するが、これまでに健康被害の報告はない。
②既存情報を用いた安全性試験の評価
国立健康・栄養研究所のデータベース等ではイヌリンの安全性に関して評価されており、40g/日までの摂取は問題無いと評価されている。
①~②の評価より、当該製品を一日摂取目安量摂取した場合、人の健康を害するおそれはないと判断できる。
③イヌリンのアレルギーに関する評価
国立健康・栄養研究所等のデータベースでイヌリンのアレルギー性に関する記載があり、イヌリン製品中に残存する原料由来のたんぱく質の関与が示唆されているが、当該製品の原料であるイヌリン(製品名:Fuji FF)は、アレルゲンフリーである砂糖から製造しており、製造工程中にアレルゲンになるような原料は使用していないことから、当該製品では報告されているようなアレルギー反応が生じる可能性は極めて低いと考えられる。
④医薬品との相互作用に関する評価:ナチュラルメディスンデータベースに記載の臨床研究において、イヌリンは女性糖尿病患者の血糖コントロールを改善することが示唆されており、理論的には、併用により低血糖のリスク上昇の可能性がある。しかし、血糖降下作用をもつかは定かでないとの記述もあり、実際に相互作用を起こす可能性は低いと考えられる。これらの臨床的な意義は明確ではなく、理論的推測に基づく相互作用であるため、エビデンスとしては低いと評価する。さらに、本届出製品は健常者を対象としており、上記医薬品を服用していない健常者が適切に摂取する場合、安全上問題ないと考えられ、機能性表示食品として販売することは適切であると考える。
【摂取する上での注意事項】
過剰摂取をさけるため、一日摂取目安量を超えての摂取はお控えください。多量に摂取することにより疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。食べすぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。原材料をご確認の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品は一般社団法人日本能率協会によるFSSC22000認証およびISO22000認証をうけている味日本株式会社において中間製品まで製造・加工を行い、その後、中間製品から最終的な容器包装に入れる工程までを株式会社寺田商会東雲工場にて行っている。株式会社寺田商会東雲工場では食品衛生法に基づき製造施設・従業員の衛生管理等を維持するための手順を定め、その体制を確立している。また、株式会社寺田商会の品質管理部門は、東雲工場での品質管理が正しく機能しているかを定期的に監査・点検し、品質や安全性の確保に取り組んでいる。さらに、弊社においても、原料、中間製品、完成品の段階でサンプルを取り寄せ品質のチェックを行うことで販売者責任を全うする体制をとっている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

①標題
イヌリンの整腸効果に関するシステマティックレビュー
②目的
イヌリンの整腸効果について明らかにすることを目的とする。
③背景
イヌリンはヒトに良い効果をもたらす腸内細菌の増殖を促進するプレバイオティクスの一つである。腸内で善玉菌であるビフィズス菌を増やし、腸内フローラを良好に保つことからおなかの調子を整えることが知られているが、イヌリンのみを摂取したときの整腸効果に関する多くの研究をまとめて評価したものがなかったので、その効果を検証するため本研究レビューを行った。
④レビュー対象とした研究の特性
論文の検索日:2015年8月10日(PubMed、医中誌)、2015年8月11日(CENTRAL)
検索対象期間:全期間(2015年まで)
対象集団の特性:健常者(未成年者、妊産婦、授乳婦を除く)および疾病に罹患していない者
最終的に評価した論文数:17報
利益相反情報:研究レビューは静岡県産業振興財団 フーズサイエンスセンター、フジ日本精糖株式会社、静岡県立大学との共同研究により実施した。
⑤主な結果
イヌリンの整腸効果に関して、各アウトカム指標ごとに評価した結果、糞便中ビフィズス菌数に関しては、14報18試験のうち15試験で有意に増加し、2試験で増加傾向、1試験で減少傾向であった。糞便中乳酸菌数に関しては、9報13試験のうち5試験で有意に増加し、4試験で増加傾向、4試験で減少傾向または差なしであった。排便回数に関しては7報10試験のうち2試験で排便回数が有意に増加し、4試験で増加傾向、4試験で減少傾向または差なしであった。排便量に関しては6報7試験のうち2試験で排便量が有意に増加し、4試験で増加傾向、1試験で減少傾向であった。
⑥科学的根拠の質
評価した全ての論文の試験デザイン(試験方法等)が、整腸効果を調査する目的に適合していることを確認した。正確性の観点から研究デザインの質を評価したところ、最も質が高いレベルと判断できた論文は17報中11報であった。採用された論文において、試験デザインや結果の妥当性、各研究間の一貫性等を検討した結果、大きな問題はなく、科学的根拠の質は高いと評価された。なお、限界としては日本人を対象とした論文は1報しかなく、その他は非日本人を対象とした検討であったことから、これらの課題が解決されることが望まれるが、他の論文と同様の成績であり、日本人への外挿性に関しては問題ないと考える。これらのことから、今回評価した論文全体を通して、科学的根拠の質は確保されていると評価した。なお、臨床試験登録システムの活用が進んでいないことから、出版バイアスの可能性は否定できないと判断している。
以上を総括し、イヌリンの整腸効果について肯定的な根拠があると判断した。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

DHCイヌリン配合アーモンドチョコビター(株式会社ディーエイチシー)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社ディーエイチシーが消費者庁に届出た機能性表示食品【DHC(ディーエイチシー) イヌリン配合 アーモンドチョコ ビター】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D487
【届出日】
2019/01/25
【届出者名】
株式会社ディーエイチシー
株式会社ディーエイチシーの商品一覧楽天市場
【商品名】
DHC(ディーエイチシー) イヌリン配合 アーモンドチョコ ビター
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
イヌリン
イヌリンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはイヌリンが含まれます。イヌリンは善玉菌として知られているビフィズス菌を増やし、腸内フローラを良好にすることで、おなかの調子を整えることが報告されています。本品は、腸内フローラを良好にし、おなかの調子を整えたい方に適した食品です。
【想定する主な対象者】
健常成人
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
既存情報を用いた安全性試験の評価
①摂取量に関する評価:当該製品の機能性関与成分であるイヌリンは、国立健康・栄養研究所のデータベースにおいて安全性に関する情報が開示されている。その中で、イヌリンの8~14 g/日の摂取は8週間までは安全とされている。生じうる副作用には、胃腸におけるガスの発生、腹部膨満感、胃痙攣などがあげられるが、これらはイヌリンの摂取量が30 g/日以上になると表れる確率が高くなるとの報告がある。また、アメリカ食品衛生局のGenerally Recognized As Safe(以下、GRAS)においてイヌリンの安全性に関する情報が示されている。GRAS Notice 000477では、健常者、病床者の様々な母集団における安全性評価の結果、37.5 g/日までのイヌリンの摂取は問題ないと評価されており、GRAS Notice 000118では、ヒトの臨床試験において、40 g/日までのイヌリンの摂取は問題ないと評価されている。さらに、いくつかの臨床試験から総合して、70 g/日までのイヌリン摂取においても問題がないと評価されている。以上のことから、当該製品のイヌリンとして一日4.5 gの摂取は安全性に問題ないと判断した。
②アレルギー性に関する評価:国立健康・栄養研究所等のデータベースでイヌリンのアレルギー性に関する記載があり、イヌリン製品中に残存する原料由来のたんぱく質の関与が示唆されているが、当該製品の原料であるイヌリン(製品名:Fuji FF)は、アレルゲンフリーである砂糖から製造しており、製造工程中にアレルゲンになるような原料は使用していないことから問題ないと判断した。
③医薬品との相互作用に関する評価:ナチュラルメディスンデータベースに記載の臨床研究において、イヌリンは女性糖尿病患者の血糖コントロールを改善することが示唆されており、理論的には、併用により低血糖のリスク上昇の可能性がある。しかし、血糖降下作用をもつかは定かでないとの記述もあり、実際に相互作用を起こす可能性は低いと考えられる。これらの臨床的な意義は明確ではなく、理論的推測に基づく相互作用であるため、エビデンスとしては低いと評価する。さらに、本届出製品は健常者を対象としており、上記医薬品を服用していない健常者が適切に摂取する場合、安全上問題ないと考えられ、機能性表示食品として販売することは適切であると考える。
【摂取する上での注意事項】
過剰摂取をさけるため、一日摂取目安量を超えての摂取はお控えください。多量に摂取することにより疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。原材料をご確認の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。摂りすぎあるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品はDNV GL ビジネスアシュアランスによるFSSC22000認証をうけている東京フード株式会社第二工場においてその基準に基づいて生産・製造及び品質管理を行っている。また、弊社においても、原料~製品まで各段階でサンプルを取り寄せ、品質のチェックを行うことで販売者責任を全うする体制をとっている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

①標題
イヌリンの整腸効果に関するシステマティックレビュー
②目的
イヌリンの整腸効果について明らかにすることを目的とする。
③背景
イヌリンはヒトに良い効果をもたらす腸内細菌の増殖を促進するプレバイオティクスの一つである。腸内で善玉菌であるビフィズス菌を増やし、腸内フローラを良好に保つことからおなかの調子を整えることが知られているが、イヌリンのみを摂取したときの整腸効果に関する多くの研究をまとめて評価したものがなかったので、その効果を検証するため本研究レビューを行った。
④レビュー対象とした研究の特性
論文の検索日:2015年8月10日(PubMed、医中誌)、2015年8月11日(CENTRAL)
検索対象期間:全期間(2015年まで)
対象集団の特性:健常者(未成年者、妊産婦、授乳婦を除く)および疾病に罹患していない者
最終的に評価した論文数:17報
利益相反情報:研究レビューは静岡県産業振興財団 フーズサイエンスセンター、フジ日本精糖株式会社、静岡県立大学との共同研究により実施した。
⑤主な結果
イヌリンの整腸効果に関して、各アウトカム指標ごとに評価した結果、糞便中ビフィズス菌数に関しては、14報18試験のうち15試験で有意に増加し、2試験で増加傾向、1試験で減少傾向であった。糞便中乳酸菌数に関しては、9報13試験のうち5試験で有意に増加し、4試験で増加傾向、4試験で減少傾向または差なしであった。排便回数に関しては7報10試験のうち2試験で排便回数が有意に増加し、4試験で増加傾向、4試験で減少傾向または差なしであった。排便量に関しては6報7試験のうち2試験で排便量が有意に増加し、4試験で増加傾向、1試験で減少傾向であった。
⑥科学的根拠の質
評価した全ての論文の試験デザイン(試験方法等)が、整腸効果を調査する目的に適合していることを確認した。正確性の観点から研究デザインの質を評価したところ、最も質が高いレベルと判断できた論文は17報中11報であった。採用された論文において、試験デザインや結果の妥当性、各研究間の一貫性等を検討した結果、大きな問題はなく、科学的根拠の質は高いと評価された。なお、限界としては日本人を対象とした論文は1報しかなく、その他は非日本人を対象とした検討であったことから、これらの課題が解決されることが望まれるが、他の論文と同様の成績であり、日本人への外挿性に関しては問題ないと考える。これらのことから、今回評価した論文全体を通して、科学的根拠の質は確保されていると評価した。なお、臨床試験登録システムの活用が進んでいないことから、出版バイアスの可能性は否定できないと判断している。
以上を総括し、イヌリンの整腸効果について肯定的な根拠があると判断した。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
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DHCイヌリン配合アーモンドチョコ抹茶(株式会社ディーエイチシー)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社ディーエイチシーが消費者庁に届出た機能性表示食品DHC(ディーエイチシー)イヌリン配合 アーモンドチョコ 抹茶】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D486  
【届出日】
2019/01/25
【届出者名】
株式会社ディーエイチシー
株式会社ディーエイチシーの商品一覧楽天市場
【商品名】
DHC(ディーエイチシー)イヌリン配合 アーモンドチョコ 抹茶
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
イヌリン
イヌリンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはイヌリンが含まれます。イヌリンは善玉菌として知られているビフィズス菌を増やし、腸内フローラを良好にすることで、おなかの調子を整えることが報告されています。本品は、腸内フローラを良好にし、おなかの調子を整えたい方に適した食品です。
【想定する主な対象者】
健常成人
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
既存情報を用いた安全性試験の評価
①摂取量に関する評価:当該製品の機能性関与成分であるイヌリンは、国立健康・栄養研究所のデータベースにおいて安全性に関する情報が開示されている。その中で、イヌリンの8~14 g/日の摂取は8週間までは安全とされている。生じうる副作用には、胃腸におけるガスの発生、腹部膨満感、胃痙攣などがあげられるが、これらはイヌリンの摂取量が30 g/日以上になると表れる確率が高くなるとの報告がある。また、アメリカ食品衛生局のGenerally Recognized As Safe(以下、GRAS)においてイヌリンの安全性に関する情報が示されている。GRAS Notice 000477では、健常者、病床者の様々な母集団における安全性評価の結果、37.5 g/日までのイヌリンの摂取は問題ないと評価されており、GRAS Notice 000118では、ヒトの臨床試験において、40 g/日までのイヌリンの摂取は問題ないと評価されている。さらに、いくつかの臨床試験から総合して、70 g/日までのイヌリン摂取においても問題がないと評価されている。以上のことから、当該製品のイヌリンとして一日4.5 gの摂取は安全性に問題ないと判断した。
②アレルギー性に関する評価:国立健康・栄養研究所等のデータベースでイヌリンのアレルギー性に関する記載があり、イヌリン製品中に残存する原料由来のたんぱく質の関与が示唆されているが、当該製品の原料であるイヌリン(製品名:Fuji FF)は、アレルゲンフリーである砂糖から製造しており、製造工程中にアレルゲンになるような原料は使用していないことから問題ないと判断した。
③医薬品との相互作用に関する評価:ナチュラルメディスンデータベースに記載の臨床研究において、イヌリンは女性糖尿病患者の血糖コントロールを改善することが示唆されており、理論的には、併用により低血糖のリスク上昇の可能性がある。しかし、血糖降下作用をもつかは定かでないとの記述もあり、実際に相互作用を起こす可能性は低いと考えられる。これらの臨床的な意義は明確ではなく、理論的推測に基づく相互作用であるため、エビデンスとしては低いと評価する。さらに、本届出製品は健常者を対象としており、上記医薬品を服用していない健常者が適切に摂取する場合、安全上問題ないと考えられ、機能性表示食品として販売することは適切であると考える。
【摂取する上での注意事項】
過剰摂取をさけるため、一日摂取目安量を超えての摂取はお控えください。多量に摂取することにより疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。原材料をご確認の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。摂りすぎあるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品はDNV GL ビジネスアシュアランスによるFSSC22000認証をうけている東京フード株式会社第二工場においてその基準に基づいて生産・製造及び品質管理を行っている。また、弊社においても、原料~製品まで各段階でサンプルを取り寄せ、品質のチェックを行うことで販売者責任を全うする体制をとっている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

①標題
イヌリンの整腸効果に関するシステマティックレビュー
②目的
イヌリンの整腸効果について明らかにすることを目的とする。
③背景
イヌリンはヒトに良い効果をもたらす腸内細菌の増殖を促進するプレバイオティクスの一つである。腸内で善玉菌であるビフィズス菌を増やし、腸内フローラを良好に保つことからおなかの調子を整えることが知られているが、イヌリンのみを摂取したときの整腸効果に関する多くの研究をまとめて評価したものがなかったので、その効果を検証するため本研究レビューを行った。
④レビュー対象とした研究の特性
論文の検索日:2015年8月10日(PubMed、医中誌)、2015年8月11日(CENTRAL)
検索対象期間:全期間(2015年まで)
対象集団の特性:健常者(未成年者、妊産婦、授乳婦を除く)および疾病に罹患していない者
最終的に評価した論文数:17報
利益相反情報:研究レビューは静岡県産業振興財団 フーズサイエンスセンター、フジ日本精糖株式会社、静岡県立大学との共同研究により実施した。
⑤主な結果
イヌリンの整腸効果に関して、各アウトカム指標ごとに評価した結果、糞便中ビフィズス菌数に関しては、14報18試験のうち15試験で有意に増加し、2試験で増加傾向、1試験で減少傾向であった。糞便中乳酸菌数に関しては、9報13試験のうち5試験で有意に増加し、4試験で増加傾向、4試験で減少傾向または差なしであった。排便回数に関しては7報10試験のうち2試験で排便回数が有意に増加し、4試験で増加傾向、4試験で減少傾向または差なしであった。排便量に関しては6報7試験のうち2試験で排便量が有意に増加し、4試験で増加傾向、1試験で減少傾向であった。
⑥科学的根拠の質
評価した全ての論文の試験デザイン(試験方法等)が、整腸効果を調査する目的に適合していることを確認した。正確性の観点から研究デザインの質を評価したところ、最も質が高いレベルと判断できた論文は17報中11報であった。採用された論文において、試験デザインや結果の妥当性、各研究間の一貫性等を検討した結果、大きな問題はなく、科学的根拠の質は高いと評価された。なお、限界としては日本人を対象とした論文は1報しかなく、その他は非日本人を対象とした検討であったことから、これらの課題が解決されることが望まれるが、他の論文と同様の成績であり、日本人への外挿性に関しては問題ないと考える。これらのことから、今回評価した論文全体を通して、科学的根拠の質は確保されていると評価した。なお、臨床試験登録システムの活用が進んでいないことから、出版バイアスの可能性は否定できないと判断している。
以上を総括し、イヌリンの整腸効果について肯定的な根拠があると判断した。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

ブルーベリーソフト粒ルテインプラス(オリヒロプランデュ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


オリヒロプランデュ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ブルーベリーソフト粒ルテインプラス】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D485
【届出日】
2019/01/25
【届出者名】
オリヒロプランデュ株式会社
オリヒロプランデュ株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
ブルーベリーソフト粒ルテインプラス
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
ビルベリー由来アントシアニン ルテイン
ビルベリー由来アントシアニンを含む商品一覧楽天市場

ルテインを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品はビルベリー由来アントシアニンが含まれます。ビルベリー由来アントシアニンは眼のピント調節機能をサポートし、パソコンなどのVDT作業による眼の疲労感を軽減することが報告されています。
本品はルテインが含まれます。ルテインはブルーライト光の刺激から眼を保護するとされる網膜の黄斑色素を増やす働きがあり、コントラスト感度(色の濃淡を判別する力)を改善させる機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
健常者(パソコンなどのVDT作業による眼の疲労感が気になる方)
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
ビルベリー由来アントシアニン】
ヒト試験においてビルベリー由来アントシアニン43.2~57.6mg/日の摂取は安全性に問題がないと確認された。さらに、動物試験における無毒性量から、種間係数を100、ヒトの体重が60kgとした場合、ビルベリー由来アントシアニンを432㎎/日摂取しても安全であると考えられる。
本品の一日摂取目安量中のビルベリー由来アントシアニンは45㎎であり、その9倍量以上の安全性が示唆されたことから、安全性に問題はないと判断した。

【ルテイン】
・ルテインの原料であるマリーゴールド色素は食品添加物の基準を満たしている。
・ナチュラルメディスンデータベースではルテインに関してほとんどの人に関して安全であると記載されている。
・(独)国立健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報では経口で適切に摂取する場合、おそらく安全であると記載されている。またルテイン20 mg/日を12ヶ月間摂取した臨床試験において安全に使用されたことが記載されている。
・FAO/WHO 合同食品添加物専門家会議 「FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives 」 ではルテイン、ゼアキサンチンの合計摂取量として2mg/kg体重/日まで安全としている。

・ルテイン摂取の危害情報として62歳女性 (日本) がルテインを毎日、2年間摂取 (摂取量は不明) したところ、柑皮症を発症したとの情報が1件あるが、摂取量を守ることで柑皮症リスクは低くなると考えられる

上記情報より一日摂取目安量当たりのルテイン含有量10mgの安全性評価は十分であると判断した。
【摂取する上での注意事項】
●一日摂取目安量をお守りください。
●原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方はご利用を控えてください。
●のどに違和感のある場合は水を多めに飲んでください。
●開封日を記入の上ご利用ください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
株式会社カマタ 土気工場  健康補助食品GMP(公益財団法人 日本健康・栄養食品協会)
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【ビルベリー由来アントシアニン】
標題
 ビルベリー由来アントシアニンがピント調節機能、眼の疲労感を改善する機能性に関する研究レビュー

目的
 健常成人に対して、ビルベリー由来アントシアニンを摂取させ、ピント調節機能、眼の疲労感に対する改善効果について、検証することを目的とした。

背景
 ビルベリー(Bilberry、学名Vaccinium myrtillus)はツツジ科スノキ属Myrtillus節の低木で、北欧を中心に自生する野生種のブルーベリーである。
 アントシアニンを含有するビルベリー抽出物は日本、米国において、健康食品として利用され、眼の機能改善効果が期待されている。しかしながらビルベリー由来アントシアニンがピント調節、眼の疲労感を改善する効果について、研究成果を総合的にまとめたレビューが無いため、当該研究レビューを通じて検証を行った。

レビュー対象とした研究の特性
 生物・医学・科学技術に関する英語及び日本語文献データベース、ハンドサーチにて検索(検索日:2016年12月5日)した結果、VDT作業に従事する健常者を対象とした2報のRCT論文を抽出した。研究レビューに使用した2報の論文のうち、1報の論文著者には試験品に配合したビルベリー抽出物の製造会社社員が含まれている。

主な結果
 健常成人に対して、ビルベリー由来アントシアニン43.2mg/日(ビルベリー抽出物として120mg/日)の摂取は眼のピント調節機能をサポートし、眼の疲労感を緩和する機能を有することが確認できた。また、ビルベリー由来アントシアニンの摂取に起因する有害事象は認められなかった。

科学的根拠の質
 英語及び日本語文献データベース、ハンドサーチを用い論文収集を行ったが、未発表のデータが存在する可能性が否定できない。エビデンス全体のバイアス・リスクは低程度、非直接性はなし、不精確は中程度、非一貫性はないと評価し、レビュー結果は信頼できるものであると考えられる。尚、本品に配合されているビルベリー抽出物は1報の採用文献で使用された試験品との同等性が担保されている。


【ルテイン】
標題
 届出製品「ブルーベリーソフト粒 ルテインプラス」の黄斑色素密度とコントラスト感度への効果の検討

目的
 この研究レビューは健常成人を対象として二重盲検試験を行い、ルテインを摂取した場合と摂取しない場合と比較して、黄斑色素密度とコントラスト感度に及ぼす影響を調べた。

背景
 ルテインはほうれん草や卵黄に多く含有するカロテノイド色素である。ヒトの体内では眼の黄斑部と水晶体に多く存在し、酸化ストレスの抑制やブルーライト等の光の吸収など、黄斑や水晶体を保護する機能が知られている。ルテインは体内で合成されずまた加齢などに伴い減少していくため、食事より摂取する必要がある。これまでルテインの機能性に関して多くの研究が行われてきたが、健常者を対象とした研究レビューは報告が少ない。

レビュー対象とした研究の特性
 Pubmed、JDreamⅢ(JSTPlus+JMEDPlus+JST7580)、医中誌の3つの文献データベースを用いて疾病のない健常者を対象とし、ルテイン含有サプリメントの摂取による文献の検索を行った。検索日は2016年2月4日であり576報の文献が抽出された。その後スクリーニングを行い、最終的に4報の文献を採用した。採用文献はいずれもRCTであり質の高い文献である。採用した文献において黄斑色素密度やコントラスト感度など眼の調子に関わる指標を調査し、プラセボ群(ルテインを摂取していない群)と比較を行った。

主な結果
 本レビューにおいて、ルテイン摂取(10~20mg/日)による黄斑色素密度の測定を行った文献は3報であった。そのうち、黄斑色素密度上昇に対して肯定的な文献は3報であった。コントラスト感度の測定を行った文献は2報であった。そのうちコントラスト感度の改善に対して肯定的な文献が2報であった。以上の結果より、ルテインを10mg/日摂取することで黄斑色素密度を上昇させ、コントラスト感度を改善する効果が確認された。
 本レビューにおいて、スポンサー・共同スポンサーおよび利益相反はない。

科学的根拠の質
 本レビューに採用した4報の文献については対象者が限定的、サンプル数が十分ではないなどの問題は推測される。しかし黄斑色素密度の上昇およびコントラスト感度の改善に関して肯定的な文献が多く一貫性がある。またいずれの文献もランダム化比較試験であり科学的根拠の質は高く今後の研究においても効果が変わるようなことはないと考えられ、機能性に対する科学的根拠の質は十分であると判断した

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肌キサンチン(三洋薬品HBC株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


三洋薬品HBC株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【肌キサンチン】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



【届出番号】
D484
【届出日】
2019/01/25
【届出者名】
三洋薬品HBC株式会社(旧 三洋薬品株式会社)
三洋薬品HBC株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
肌キサンチン
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
アスタキサンチン
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【表示しようとする機能性】
本品にはアスタキサンチンが含まれます。アスタキサンチンは、肌の水分保持に役立ち、乾燥を緩和する機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
成人健康男女
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
アスタキサンチンは、鮭やエビなど魚介類に多く含まれ、日本人には食経験が豊富な天然の赤色色素です。当該製品の機能性成分のアスタキサンチンは、培養ヘマトコッカス藻から抽出した富士化学工業(株)が販売するアスタリールオイルを原料としています。この原料を元に製造された当該製品と類似する食品※(ヘマトコッカス藻由来アスタキサンチンを3mgまたは4mg充填したカプセル剤で、1日当たり2粒または3粒(6~12mg/日)が水などと一緒に噛まずに連日摂取される商品)は、2000年から現在まで日本国内で広く販売され、2007年から2011年の5年間の販売量は、アスタキサンチン換算で約3.7トンでした。これは、1食あたりアスタキサンチン6mgとして6億食分に相当します。
※ここで、「類似する食品」とは、①当該製品と同等量のアスタキサンチンを含む食品で、②当該製品と消化・吸収過程に大きな違いがなく、③食品中の成分による影響や加工工程による影響等によりアスタキサンチンが変質していない食品のことを指す。
また、アスタリールオイルは、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の安全性自主点検に認証登録されており、幅広い科学的データに基づき、以下のような点で安全性が確立された食品素材である事が安全性に関する総説および研究論文に記されています1,2)。
①食品安全委員会より厚生労働大臣及び農林水産大臣に答申した食品健康影響評価の報告書には、安全性試験の結果において問題を認めなかったこと、自然界に広く存在し食品として日常摂取されていること、食品添加物及び飼料添加物として使用実績があることにより、長期にわたり摂取しても問題なく、摂取量制限は不要である旨が記されています。
②27報の臨床試験論文をレビューしたところ、有害事象は認められていません。
③医薬品との相互作用に関して、薬物代謝酵素を使用した研究で問題となる作用は無いと判明しています。
以上より、アスタキサンチンは長期に亘り摂取しても安全な食品素材であると考えられます。

クリルオイルは、オキアミ科に属するマイクロネプトンであるオキアミから得られる油で,アスタキサンチン以外にもEPA、DHAなどのn-3系不飽和脂肪酸を多く含み、サプリメントとして幅広く用いられてきております。

1)日本補完代替医療学会誌,12(1),9-17,2015
2)日本補完代替医療学会誌,12(1),51-54,2015
【摂取する上での注意事項】
食物アレルギーのある方は原材料名をご確認ください。
クリルオイルは、「えび、かに」には該当しませんが、アレルギーのある方は、ご注意ください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品は、富士カプセル株式会社及び株式会社ニッポーで製造しています。同社工場は国内GMP(公益財団法人 日本健康・栄養食品協会)を取得しており、GMPに則った管理の下で製造されています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

ア 標題
 アスタキサンチンの経口摂取による肌(頬)の水分保持機能改善について

イ 目的
健常人において、アスタキサンチンの継続的な摂取は、肌(頬)の乾燥を抑え、肌(頬)の水分を保持する作用を発現するか検証するため、定性的研究レビューを実施した。

ウ 背景
肌は外からの刺激から体内を保護し、水分が逃げるのを防いで保つ役割があります。健康な肌は、一般的に経皮水分蒸散量が低くて角層水分量が多く、皮膚構造が整った状態です。しかし、肌の保湿力が低下すると、水分の蒸散が高まり、それに伴って肌が荒れ、乾燥した状態となります。つまり、肌の保湿力を高め、水分の蒸散を抑えることは、肌の健康を維持するのに重要です。
アスタキサンチンの継続摂取は、肌に対する有用性が報告されていたことから、臨床試験報告のレビューを実施した。

エ 方法
 富士化学工業株式会社の社内で、5つのデータベース(JDreamⅢ、PubMed、reaxys、J-Stage及びUMIN-CTR)より文献検索を実施して特定された文献のうち、タイトルおよび抄録から、健常な日本人を対象としたアスタキサンチの経口摂取により、プラセボ摂取に比べて皮膚・肌の状態が改善されるかを検証したプラセボ対照試験を選んだ。さらにアスタキサンチン経口摂取により、皮膚水分量、皮膚水分蒸散量、肌のキメ、肌の弾力性において有意な改善を示すかを検証したランダム化並行群間比較試験(RCT)の文献を選抜した。

オ 主な結果
3報のRCT文献が採用された。2報のRCT文献には、3mgまたは3.57mg/日のアスタキサンチンを経口摂取することにより、アスタキサンチン群はプラセボ群に対して皮膚水分量(頬)において有意な改善効果を示した。2報のRCT文献には、3mgまたは6mg/日のアスタキサンチンを経口摂取することにより、アスタキサンチン群はプラセボ群に対して皮膚水分蒸散量(頬)において有意な改善効果を示した。各文献の質は、バイアスリスク低(0) が2報とバイアスリスク高(-2)が1報であり、全てPICOに準じた試験デザインであった。

カ 科学的根拠の質
このレビューには、いくつかの限界があります。国内外の文献データベースを使用しましたが、英語と日本語のみを検索のキーワードとしたため他言語で書かれている文献がないとは言い切れません。また、レビューではすべてに共通しますが、参加者の収集自体になんらかの偏りがあった可能性もあります。さらに限定された数の研究報告で、かつそれらの研究方法が異なっている中での吟味であったため、研究間のばらつきや精確さを評価するのが難しい面もありました。しかし、アスタキサンチンの継続摂取は、経皮水分蒸散量を抑えるため、肌の潤い(水分)を逃がしにくくする機能があることが確認されました。文献数が3件のみであり、バイアスリスクも否定できませんが、日本人対象のランダム化比較試験の報告であることから信頼性は高いと考えられました。

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イチオシキムチゴールド(株式会社美山)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社美山が消費者庁に届出た機能性表示食品【イチオシキムチゴールド】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D483
【届出日】
2019/01/25
【届出者名】
株式会社美山
株式会社美山の商品一覧楽天市場
【商品名】
イチオシキムチゴールド
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
ミヤビスLB (Lactobacillus brevis LB27)
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【表示しようとする機能性】
本品にはミヤビスLB (Lactobacillus brevis LB27)が含まれます。ミヤビスLB (Lactobacillus brevis LB27)は、肌の潤いを守るのを助ける機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
健康な成人男女
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
●喫食実績の評価
本届出食品はミヤビスLB(Lactobacillus brevis LB27)(以下、ミヤビスLB)を機能性関与成分とした加工食品(キムチ)であり、ミヤビスLBと同一の菌株ミヤビスLB27を含む類似食品「イチオシキムチ200g」、「イチオシキムチ辛口200g」の販売実績は、当該商品は1日あたりの喫食量を85gとして、2014年11月から2018年12月までにおよそ1億8,100万食分を販売している。しかし、1日の喫食量あたりの機能性関与成分の摂取量は届出食品の方が上回っていたため、引き続き既存情報を用いた評価を行った。

●既存情報による食経験の評価
欧州食品安全機関(EFSA)が2007年に発表した安全性適格推定微生物のリストにおいて、Lactobacillus brevisが収載され、安全性が認められている。
また、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報において、乳酸菌、ビフィズス菌などについて、食品または医薬品としての食経験から安全性が評価され、経口摂取で適切に用いれば、安全性が示唆されている。妊娠中・授乳中は、安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらないため過剰摂取は避ける、とされている。
上記のEFSAのQPSおよび「健康食品」の安全性・有効性情報における記述は、ミヤビスLBを含むLactobacillus brevisに関するものであることから、ミヤビスLBの安全性は十分であると評価した。
さらに、補足として、安全性試験のデータベース検索を実施することとした。

●既存情報による安全性試験結果の評価
Lactobacillus brevisに関する安全性を評価した論文を調査した結果、ミヤビスLB27(ミヤビスLBと同一の菌株;Lactobacillus brevis LB27)を用いたヒトでの臨床試験が4件、報告されていた。臨床試験4件はいずれも1日400億個のミヤビスLBを8~12週間摂取しており、有害事象は認められなかった。

以上の評価結果から、本届出食品の機能性関与成分ミヤビスLBの安全性は十分であり、当該機能性関与成分以外のキムチは十分な食経験を有するものであることから、当該届出食品の安全性は十分であると評価した。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。食べ過ぎは塩分の摂りすぎにつながります。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
ISO9001 認証取得により品質マニュアルに準じた製造工程管理を実施し、衛生管理体制を確立して製造を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】
ミヤビスLB(Lactobacillus brevis LB27)(以下、ミヤビスLB)の肌機能に関する研究レビュー
【目的】
肌の乾燥が気になる健常な成人がミヤビスLBを含む食品を経口摂取した場合に、摂取する前または本乳酸菌を含まない食品を摂取した場合と比較して、肌のバリア機能(経表皮水分蒸散量および角層水分量)が有意に改善するかを検証するために本研究レビューを実施した。
【背景】
乳酸菌は、古くから漬物やヨーグルトなどの発酵食品に用いられている身近な微生物である。近年では乳酸菌の有用性が種々報告されているが、ミヤビスLBによる肌のバリア機能に関する研究成果をまとめた研究レビューは確認できなかったため、本研究レビューを実施した。ただし、ミヤビスLBによる機能を網羅的に解析するため、届出食品に含まれるミヤビスLBのみならず、遺伝子解析により同等性が認められた株も含めて対象とした。
【レビュー対象とした研究の特性】
検索日(2018年12月10日)までに公開されている英語および日本語の論文を対象として、成人健常者におけるミヤビスLB(ミヤビスLBと同等性の認められた株も含む)の経口摂取が肌機能に及ぼす影響に関する研究を対象とした。最終的に評価した論文数は、2報であった。
【主な結果】
論文2報における肌のバリア機能(経表皮水分蒸散量および角層水分量)の結果から、1日当たり400億個のミヤビスLBの経口摂取は、肌の潤いの保持に肯定的な効果を有していると判断された。経表皮水分蒸散量は、皮膚から蒸発する水分量のことであり、経表皮水分蒸散量の改善(抑制)は肌の水分が蒸発してしまうのを抑制するということである。また、角層水分量は皮膚の角層に保持されている水分の量であり、角層水分量の増加は肌の潤いの保持に寄与する。
【科学的根拠の質】
本研究レビューの限界として、網羅的に研究を収集しきれていないことや、効果の認められなかった研究が報告されていない可能性がある。また採用文献が少数であり、今後研究が進められることにより精確性が増すものと考えられる。しかしながら、採用文献では結果に一貫性があるため、科学的根拠の質は機能性の評価に値すると考えられる。

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塩ダレ(株式会社ピックルスコーポレーション)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社ピックルスコーポレーションが消費者庁に届出た機能性表示食品【塩ダレ】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D482
【届出日】
2019/01/24
【届出者名】
株式会社ピックルスコーポレーション
株式会社ピックルスコーポレーションの商品一覧楽天市場
【商品名】
塩ダレ
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
酢酸
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【表示しようとする機能性】
本品には、酢酸が含まれます。酢酸には、内臓脂肪を減少させる機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
内臓脂肪が気になる方
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本届出食品の関与成分である酢酸は、酢の主成分であり、食酢は古くから調味料として利用されてきた。近年では、健康に寄与することが報告されており、酢酸が関与成分である特定保健用食品も存在し、安全性が商品ごとに評価されている。国立健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報によれば、食品として摂取する場合はおそらく安全である。また、酢酸は高濃度のものを摂取すると、中毒を起こすおそれがあるため注意が必要である。と記載されているが、高濃度摂取による被害事例としては、30%酢酸を約100 mL摂取(酢酸として約30 g)によるもので、本届出食品の一日摂取目安量あたり酢酸750 mgは、過剰摂取や高濃度の摂取に該当しないと考える。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により、より健康が増進するものではありません。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
HACCP、ISO9001に準拠した自社基準を策定、遵守した工場にて生産、製造、品質管理を実施。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

[標題]酢酸による内臓脂肪減少機能に関する検証
[目的]成人健常者が酢酸を経口摂取することで、内臓脂肪が減少するかどうかを検証した。
[背景]酢酸は、酢の主成分であり、食酢は古くから調味料として摂取されている。ヒトに対しては、血圧が高めの方に対する血圧低減作用が知られており、動物実験では酢酸の経口摂取により体脂肪蓄積抑制効果も報告されている。しかし、内臓脂肪の減少に関する網羅的解析を行ったレビューは確認されなかったため、今回研究レビューを実施した。
[レビュー対象とした研究の特性]PubMed、JDreamⅢを検索データベースとして使用した。(検索日:2018年3月15日)酢酸の経口摂取による内臓脂肪減少機能を報じた文献は1報であった。抽出された文献に対し、質評価を行った。試験はBMI25~30の成人健常者を対象としており、研究デザインはランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験であった。また、重大な利益相反は確認されなかった。
[主な結果]採用した文献では、酢酸を12週間、1日あたり750 mg摂取することで、プラセボ群と比較して、介入群で内臓脂肪が有意に減少したことから、酢酸の摂取量は1日あたり750 mg以上が望ましいと判断した。
[科学的根拠の質]研究レビューで評価対象になった論文は、質の高い論文であり、肯定的な科学的根拠があると判断した。未発表データが存在する可能性、出版バイアスの可能性は否定できず、今後さらなる有効性の検証が必要である。

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平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
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ポン酢ドレ(株式会社ピックルスコーポレーション)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社ピックルスコーポレーションが消費者庁に届出た機能性表示食品【ポン酢ドレ】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D481
【届出日】
2019/01/24
【届出者名】
株式会社ピックルスコーポレーション
株式会社ピックルスコーポレーションの商品一覧楽天市場
【商品名】
ポン酢ドレ
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
酢酸
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【表示しようとする機能性】
本品には酢酸が含まれます。酢酸には、内臓脂肪を減少させる機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
内臓脂肪が気になる方
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本届出食品の関与成分である酢酸は、酢の主成分であり、食酢は古くから調味料として利用されてきた。近年では、健康に寄与することが報告されており、酢酸が関与成分である特定保健用食品も存在し、安全性が商品ごとに評価されている。国立健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報によれば、食品として摂取する場合はおそらく安全である。また、酢酸は高濃度のものを摂取すると、中毒を起こすおそれがあるため注意が必要である。と記載されているが、高濃度摂取による被害事例としては、30%酢酸を約100 mL摂取(酢酸として約30 g)によるもので、本届出食品の一日摂取目安量あたり酢酸750 mgは、過剰摂取や高濃度の摂取に該当しないと考える。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により、より健康が増進するものではありません。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
HACCP、ISO9001に準拠した自社基準を策定、遵守した工場にて生産、製造、品質管理を実施。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

[標題]酢酸による内臓脂肪減少機能に関する検証
[目的]成人健常者が酢酸を経口摂取することで、内臓脂肪が減少するかどうかを検証した。
[背景]酢酸は、酢の主成分であり、食酢は古くから調味料として摂取されている。ヒトに対しては、血圧が高めの方に対する血圧低減作用が知られており、動物実験では酢酸の経口摂取により体脂肪蓄積抑制効果も報告されている。しかし、内臓脂肪の減少に関する網羅的解析を行ったレビューは確認されなかったため、今回研究レビューを実施した。
[レビュー対象とした研究の特性]PubMed、JDreamⅢを検索データベースとして使用した。(検索日:2018年3月15日)酢酸の経口摂取による内臓脂肪減少機能を報じた文献は1報であった。抽出された文献に対し、質評価を行った。試験はBMI25~30の成人健常者を対象としており、研究デザインはランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験であった。また、重大な利益相反は確認されなかった。
[主な結果]採用した文献では、酢酸を12週間、1日あたり750 mg摂取することで、プラセボ群と比較して、介入群で内臓脂肪が有意に減少したことから、酢酸の摂取量は1日あたり750 mg以上が望ましいと判断した。
[科学的根拠の質]研究レビューで評価対象になった論文は、質の高い論文であり、肯定的な科学的根拠があると判断した。未発表データが存在する可能性、出版バイアスの可能性は否定できず、今後さらなる有効性の検証が必要である。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
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平成27年度届出
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