2019年8月10日土曜日

ギャバ(株式会社吉野家ホールディングス)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社吉野家ホールディングスが消費者庁に届出た機能性表示食品【GABA(ギャバ)】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
株式会社吉野家ホールディングス
【届出番号】
E205
【届出日】
2019/06/28
【届出者名】
株式会社吉野家ホールディングス
楽天市場
株式会社吉野家ホールディングスの商品一覧
【商品名】
GABA(ギャバ)
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
GABA
楽天市場
γ-アミノ酪酸(GABA)を含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはGABAが含まれます。GABAは、血圧が高めの方の血圧を下げる機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
血圧が高めの健常人(未成年、妊産婦、授乳婦を除く)
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本品は機能性関与成分GABAを一日摂取目安量あたり12.3mg配合した調味液である。

GABAは野菜や果物、穀物などに多く含まれているアミノ酸の一種であり、例えばナスやトマトには100gあたりGABAが20~50mg含まれている。また、GABAは特定保健用食品の関与成分として知られており、GABAを配合した特定保健用食品が市販されている。食品安全委員会において、特定保健用食品の食品健康影響評価が審議され、GABAを関与成分とする複数の特定保健用食品(1日摂取目安量あたりのGABA配合量10mg~80mg)について、適切に摂取される場合には、安全性について問題がないとの判断がなされている。本品に含まれるGABAと同じ原料メーカーのGABAを配合した食品は、2003年頃より多数販売されている。このGABAを配合した錠剤形状食品(2003年発売、1日摂取目安量あたりのGABA配合量120mg)をはじめとして、1日摂取目安量あたりGABAを数mg~200mg程度配合した各種製品が日本全国で販売されているが、これまでにGABAが原因となる重篤な健康被害は報告されていない。
さらに、GABAの安全性に関しての研究報告をデータベースで検索したところ、日本人を対象とした安全性試験が23報あった。11.5~1000mgのGABAを配合した食品を4週間~16週間摂取した場合に、軽度の自覚症状の変化を訴える事例はあるものの臨床上問題となる異常変動等はなく、23報すべての研究報告において安全性に問題はなかったことが報告されている。
GABAは単一の化合物であり、基原によらず性状は同じである。従って、各安全性試験で用いられたGABAと本品に含まれるGABAは同等であると言える。このため、安全性試験の結果を本品に含まれるGABAの安全性として判断することに問題はないと考えられる。

さらに本品は、GABAにだし等の旨味を加え、料理にかける調味液としたもので一般的に広く喫食されている原材料を調合しており、食経験に問題はない。

以上のことから、機能性関与成分GABA自体の安全性、およびGABAを配合した食品の喫食実績に問題がなく、機能性関与成分GABAを配合した本品は十分に安全だと判断できる。
【摂取する上での注意事項】
1日の摂取目安量を守ってください。降圧剤を服用中の方は医師、薬剤師に相談してください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
製造を行うS・Tecフーズ株式会社古河ファクトリーはFSSC22000の認証を取得し、社長直轄部門として品質管理部門が置かれ、独立した部門として製造部門の品質・衛生の管理に携っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】GABAの、血圧が高めの方の血圧を低下させる効果(血圧低下効果)についての研究レビュー
【目的】血圧が正常または血圧が高めの人およびI度高血圧者がGABAを含む食品を摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合で、血圧低下効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。
【背景】GABAを配合した本品を販売するにあたり、本品の血圧低下効果について検証するため、本研究レビューを行った。
【レビュー対象とした研究の特性】2017年3月23日に、2017年3月までに発表された論文を対象にして検索を行った。レビュー対象は、血圧が正常または血圧が高めの人およびI度高血圧者を研究対象とし、無作為化対照試験(GABAを含む食品を摂取する人とGABAを含まない食品を摂取する人を無作為に分け、それぞれの結果を照らし合わせて評価する試験)の形の査読付論文(専門家による審査を経た論文)とした。最終的に評価した論文は14報あった。利益相反(研究の結果に影響を与え得る利害関係)について、記述がない論文もあったが特に問題となるものはなかった。
【主な結果】血圧低下効果は、収縮期血圧(心臓が収縮した時に指し示す最大血圧)および拡張期血圧(心臓が拡張した時に指し示す最小血圧)の各指標で評価された。どちらの指標でも1日あたり12.3mg~120mgのGABAを含んだ食品はGABAを含まない食品と比較して有意な効果(統計学上、偶然ではなく意味のある効果)が認められた。正常な血圧の人のみを対象にした場合は正常な血圧を維持し、血圧が高めの健常者のみを対象にした場合は有意な血圧低下効果が認められた。
【科学的根拠の質】収集した論文の中には、研究方法に偏り(バイアス)があり、結果が正しく出ない可能性があるものがあった。また、効果がないとする研究結果が論文として発表されていない可能性があった。これらの問題点は残るものの、ほぼすべての論文で、適切な被験者数で、かつ、本研究レビューの目的に合った条件で試験がなされており、本研究レビューで評価した論文は直接的な科学的根拠として問題のないものであった。ただし、効果があったとする論文中では被験者は1日あたり12.3mg以上のGABAを摂取しており、これより少ない量ではGABAの効果は確認されておらず注意が必要である。
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8月10日更新分

サラシア(株式会社吉野家ホールディングス)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社吉野家ホールディングスが消費者庁に届出た機能性表示食品【サラシア】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
株式会社吉野家ホールディングス
【届出番号】
E204
【届出日】
2019/06/28
【届出者名】
株式会社吉野家ホールディングス
楽天市場
株式会社吉野家ホールディングスの商品一覧
【商品名】
サラシア
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
サラシア由来サラシノール
楽天市場
サラシア由来サラシノールを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはサラシア由来サラシノールが含まれます。サラシア由来サラシノールは、食事から摂取した糖の吸収を抑え、食後血糖値の上昇をゆるやかにする機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
疾病に罹患していない者(未成年、妊産婦、授乳婦を除く)
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本品は機能性関与成分としてサラシア由来サラシノールを一日摂取目安量あたり0.3mg含有する調味液である。この安全性を以下の食経験の情報より検討した。
1) 伝統的な利用方法
サラシアは国立健康栄養研究所「健康食品」の素材情報データベースに収載があり、「適切に経口摂取する場合はおそらく安全である」とされている。伝統的な利用方法はサラシアで作成したマグカップの中に水を入れて成分を溶出させるもので、本品に使用している原料の熱水抽出と原理的に同じである。
2) サプリメント流通実績と健康被害情報
国内においてサラシア由来サラシノールを含むサプリメントが1998年から2015年4月までに少なくとも464万個、サプリメント原料等として12トンが流通している。これらサプリメントは食事の前に摂取するもので、1日摂取目安量は本品より多いが、特に安全性で問題になったという情報はない。
サラシアエキスと医薬品の相互作用(医薬品の効き目への影響)の研究報告を調べたところ、摂取目安量の範囲では相互作用の懸念はなく、本品摂取は医薬品の効き目に影響しないと考えられる。
このように本品「サラシア」は適切に摂取することを前提に安全性の問題はないと判断した。
【摂取する上での注意事項】
1日の摂取目安量を守ってください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
製造を行うS・Tecフーズ株式会社古河ファクトリーはFSSC22000の認証を取得し、社長直轄部門として品質管理部門が置かれ、独立した部門として製造部門の品質・衛生管理に携っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】
サラシア由来サラシノールの食後血糖値の上昇を抑制する機能に関する研究レビュー
【目的】
罹患していない者において、サラシア由来サラシノール(以下サラシノール)の食後血糖値上昇抑制作用を、サラシノールを含まない対照食品(プラセボ)群と比較した臨床試験論文を総合的に評価した研究レビューで明らかにする。
【背景】
サラシノールは、腸の糖類分解酵素であるα-グルコシダーゼの働きを阻害することが分かっている。サラシア由来サラシノールの食後血糖値の上昇を緩やかにする機能については、サラシア属植物普及協会(以下協会)機能性表示ワーキンググループが2015年3月に作成した研究レビューで評価されているが、その後新しく実施された臨床試験が報告されたことから、研究レビューを最新の情報をもとに更新する必要があった。
【レビュー対象とした研究の特性】
複数のデータベースを用いて、データベース開設あるいは情報搭載時から検索日までを対象とし、2018年7月6日~11日に検索を行った。予め設定した基準に合った論文は2編あり、いずれも事実を示す可能性が高いとされる研究方法(ランダム化比較試験)であった。採用された論文2編の研究のうち、1件は協会会員企業の出資によるもので、もう1件は協会会員企業が会員となる以前に出資して実施されたものであった。
【主な結果】
採用された論文2編はいずれも空腹時血糖値が正常域または境界域(126 mg/dL未満)の疾病に罹患していない日本人(18歳未満の者、妊産婦、授乳婦は除く)を対象とした研究で、糖質を含む食事1回あたりサラシノールとして0.03~0.5 mgを摂取したとき、食後血糖値や、食事からの糖の吸収量を示す食後血糖の血中濃度曲線下面積(AUC 0-120 min)がプラセボと比較して減少していた。
また採用論文のうち1編で評価していた血中インスリンがプラセボと比較して減少し、糖の吸収が抑えられたことを反映する結果と考えられた。
なお、サラシノールに起因すると考えられる健康被害はなかった。
【科学的根拠の質】
採用された論文2編は、いずれもサラシノールを含む製品の販売企業が主宰した試験であり、真の結果と異なる方向に導かれる要因(バイアス)が生じた可能性がある。また、参加者数が少ない、試験の事前登録がされていない、群分け方法の記載がないなど、バイアスを高めてしまう事項も少しあった。しかし、研究レビューの目的に対して、いずれの研究も肯定的で、一貫した結果が得られており、バイアスも基準以下であったことから、今後の研究によって結果が大きく変更される可能性は低いと考えられる。
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8月10日更新分

ビフィズス菌(株式会社インシップ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社インシップが消費者庁に届出た機能性表示食品【ビフィズス菌】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
株式会社インシップ
【届出番号】
E203
【届出日】
2019/06/28
【届出者名】
株式会社インシップ
楽天市場
株式会社インシップの商品一覧
【商品名】
ビフィズス菌
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
ビフィズス菌BB536
楽天市場
ビフィズス菌BB536を含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはビフィズス菌BB536が含まれます。ビフィズス菌BB536には、腸内環境を良好にし、腸の調子を整える機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
おなかの調子を整えたい健康な成人(ただし、妊産婦及び授乳婦を除く。)
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
○喫食実績による食経験の評価:当該製品は機能性関与成分であるビフィズス菌BB536を100億個/日含むハードカプセル形態の栄養補助食品であり、2012年より全国的に通信販売を行っている。これまでに累計16万袋以上販売されているが、本品に起因する安全性上の重篤な有害事象は報告されていない。したがって当該製品の安全性に問題ないと考える。
○機能性関与成分「ビフィズス菌BB536」に関する評価:ビフィズス菌は母乳栄養児から初めて分離され、乳児の健康に寄与する有用な腸内菌として注目されてきた。その後の研究によりビフィズス菌は乳児から高齢者まで幅広い年齢層の腸内に存在し、有用菌としてヒトの健康維持に寄与していることが認められている。ビフィズス菌BB536は1969年に健康な乳児から分離され、DNAの相同性および糖分解性状からビフィズス菌の一種であるビフィドバクテリウム ロンガムであることが確認されている。ヒトの腸内に存在するビフィズス菌には現在12の菌種があるが、ビフィドバクテリウム ロンガムはヒトの腸内に年齢を問わず検出され、乳児から高齢者まで幅広くヒト腸内に存在する主要なビフィズス菌の一種であることが認められている。
ビフィズス菌BB536は1977年にビフィズス菌含有牛乳「森永ビヒダス」として初めて食品に利用され、1980年からは「ビヒダスプレーンヨーグルト」に、更に1991年からはビフィズス菌含有牛乳「森永カルダス」に利用され全国に販売されている。菌末製品としては2005年からビフィズス菌カプセル「ビヒダスBB536」として、2008年からは「ビフィズス菌末 BB536」として販売されている。現在まで食品として乳児から高齢者まで幅広い年齢層に食され、その食経験は約39年に及ぶが安全性上の問題はみられていない。更に1996年には「ビヒダスプレーンヨーグルト」が、2001年には「森永ビヒダス」と「森永カルダス」が各々特定保健用食品の許可を取得し、その安全性と保健機能が認められている。また、2009年にはアメリカ食品医薬品局からGRAS(Generally Recognized As Safe、「一般的に安全と認められたもの」)認定を受け、食品としての安全性がアメリカにおいても認められた。
以上の食経験および特定保健用食品としての実績などをもとにビフィズス菌BB536は十分な安全性が確認されている。
【摂取する上での注意事項】
・過剰に摂取することは避け、一日摂取目安量を守ってお召し上がりください。
・原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。
・妊娠、授乳中の方は医師に相談してください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
【中日本カプセル株式会社本社工場】国内GMP(公益財団法人 日本健康・栄養食品協会)認定およびISO22000(一般財団法人日本品質保証機構)認定取得工場で製造 【株式会社フリーランス51用宗工場・株式会社フリーランス51茂原工場】国内GMPに則った自社基準を制定し、製造施設・衛生管理等の管理運営を行なっています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題:ビフィズス菌BB536摂取と排便状況および腸内環境に及ぼす影響

目的:ビフィズス菌BB536の摂取が、健康な成人の腸内環境(腸内細菌が作り出す腐敗産物である便中アンモニア量)と腸の調子(排便頻度)に及ぼす影響を、文献を網羅的に調べることで検討した。
背景:排便が滞るなど消化器官が正常に活動できなくなると、健康状態に関係する生活の質(QOL)が低下するほか、腸内で有害な腐敗産物が増加する。ビフィズス菌や乳酸菌の摂取が、正常な消化器官の活動を助ける可能性が報告されているが、ビフィズス菌BB536が消化器官の活動に及ぼす影響について、文献を網羅的に調べた研究レビューはない。
レビュー対象とした研究の特性:健康な成人に、ビフィズス菌BB536を20億以上含む食品、またはビフィズス菌BB536のみを除いた対照食品を1週間以上摂取させ、排便頻度と便中アンモニア量を比較調査した文献を探した。国内外の5つの文献データベースを検索したところ(2014年11月)、牛乳や発酵乳などの食品形態でビフィズス菌BB536を20億~200億/日の用量で摂取した7つの文献が見つかり、これらの文献の中に10個のヒト試験の結果が記載されていた。
主な結果:排便頻度を調べた6つの試験結果は、1つが増加を示さなかったが5つが増加を示し、これらの結果を統計学的に統合した解析の結果は増加を示した。また、便中アンモニア量を調べた4つの試験(3文献)の結果については、対照食品摂取群と比較して減少を示した研究は1つであったが、その他2つの試験でもビフィズス菌BB536摂取時期における便中アンモニア量の減少傾向や摂取終了後の増加が見られた。これらの結果を統計学的に統合した解析の結果は、ビフィズス菌BB536摂取が便中アンモニア量を減少させることを示した。これらの結果から、ビフィズス菌BB536を含む食品の摂取は、健康な成人の腸内環境を良好にし、腸の調子を整えると考えられた。
科学的根拠の質:検索された10の試験のうち、2つが研究の精度が高いとされるランダム化比較試験で、8つが研究の精度が低いとされる非ランダム化比較試験だった。精度が低い試験も含めて評価したことから、評価の信頼性は限定されるが、試験結果に顕著なバラつきは認められず、評価結果は妥当だと判断された。
(構造化抄録)
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8月10日更新分

レアシュガースウィート(松谷化学工業株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


松谷化学工業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【レアシュガースウィート】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
松谷化学工業株式会社
【届出番号】
E202
【届出日】
2019/06/28
【届出者名】
松谷化学工業株式会社
楽天市場
松谷化学工業株式会社の商品一覧
【商品名】
レアシュガースウィート
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
希少糖含有シロップ由来の希少糖(プシコース、ソルボース、タガトース、アロース)
楽天市場
希少糖含有シロップ由来の希少糖(プシコース、ソルボース、タガトース、アロース)を含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品は希少糖含有シロップ由来の希少糖(プシコース、ソルボース、タガトース、アロース)を含むため、砂糖よりも摂取後の血糖上昇が緩やかな低GI甘味料です。
【想定する主な対象者】
甘味料として砂糖を使用している健常な方
【安全性の評価方法】
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
※喫食実績による食経験の評価および安全性試験に関する評価の安全性試験の実施による評価⑥in vitro試験及びin vivo試験および⑦臨床試験(ヒト試験)において評価した希少糖含有シロップのBrix(濃度)は75%である。当該製品は、希少糖含有シロップに水のみを加えBrixを70%としている。Brixの違いによる安全性への影響はないことから、希少糖含有シロップBrix75%品の安全性評価を当該製品の安全性評価として用いることは妥当である。
1. 喫食実績による食経験の評価
当該製品および希少糖含有シロップBrix75%品は甘味料である。希少糖含有シロップBrix75%品は2013年より卓上甘味料として販売開始され、これまでの累積販売本数は約200万本である。また、2011年より飲料やスイーツなど様々な加工食品に甘味料として利用されており、累積販売数量は約4300トンである。
以上、当該製品は十分な喫食実績があると考えられたが、希少糖含有シロップ由来の希少糖(プシコース、ソルボース、タガトース、アロース)は特定保健用食品の関与成分として安全性審査が行われていないことから、安全性試験に関する評価の安全性試験の実施による評価⑥in vitro試験及びin vivo試験および⑦臨床試験(ヒト試験)の評価を行うこととした。
2. 安全性試験に関する評価の安全性試験の実施による評価
<変異原性試験>
大腸菌とネズミチフス菌を用いた遺伝子突然変異試験の結果、変異原性に関して陰性であることが確認されている。
<ラットを用いた急性毒性試験>
安全性を懸念するような所見は認められなかった。
<ヒトにおける一過性下痢に対する単回摂取時における最大無作用量試験>
最大無作用量は男女とも1.2g/kg体重以上であった。つまり、体重50㎏のヒトの場合60gの希少糖含有シロップを摂取することは一過性下痢に対し問題なく、当該製品一日当たりの摂取目安量10gの6倍量であることから、適正な使用においては下痢を発症するリスクは低いと考えられる。
<ヒトにおける12週間継続摂取試験>
当該製品の一日当たりの摂取目安量10gの4倍量である希少糖含有シロップ40gを含むゼリー飲料を12週間ヒトに摂取させた試験を実施したところ、臨床検査値の異常や体調不良等の症状は認められなかった。
【摂取する上での注意事項】
本品にはぶどう糖・果糖が含まれます。糖類の過剰摂取にならないよう摂取目安量を守ってお使いください。一度に多量に摂取すると、体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
(豊味食品)ISO9001認証を取得した工場で製造しており、FSSC 22000に準拠した食品安全マニュアルおよび品質管理体制を策定し管理しています。(徳島産業)FSSC22000認証を取得した工場で製造しており、その認証内容に従って製造・品質管理を行っています。
【機能性の評価方法】
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】「希少糖含有シロップ由来の希少糖(プシコース、ソルボース、タガトース、アロース)」0.8gを含むシロップ(以下当該製品)摂取による血糖応答低減作用の評価
【目的】空腹時血糖値126㎎/dL未満の成人男女に、当該製品を溶解した飲料を摂取させ、砂糖を溶解した飲料摂取時と比較し、血糖応答が低減するかどうかを評価した。
【背景】当該製品は、ぶどう糖果糖液糖のアルカリ異性化により製造され、ぶどう糖、果糖を主成分とし、「希少糖含有シロップ由来の希少糖(プシコース、ソルボース、タガトース、アロース)」を含有しているシロップである。これまでの研究により、げっ歯類において長期摂取による内臓脂肪低減作用などは報告されているが、ヒトにおいて単回摂取時の血糖応答を検討するため、当該試験を実施した。
【方法】20歳以上65歳未満で空腹時血糖値126㎎/dL未満の健常成人男女50名を対象に、ランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験を行った。被験者を2群に割付し、試験当日空腹時の採血を行った後、各被験者の割付に従い当該製品あるいはプラセボとして当該製品と同量のぶどう糖を含んだ砂糖を溶解した飲料(同甘味度)を摂取させ、摂取後10分、20分、30分、60分および120分後に採血を行った。血糖値およびインスリン濃度を評価した。試験の実施は第三者機関によって行われ、試験費用は松谷化学工業(株)が負担した。その他に特筆すべき利益相反はない。
【主な結果】被験者50名全員が所定の試験スケジュールを完了した。事前に定めた除外基準により5名が解析対象から除外され、最終的な解析対象者数は45名であった。
 当該製品摂取群の血糖値はプラセボ飲料摂取群と比較して摂取30分後、60分後および120分後において有意に低値を示した。当該製品摂取群のインスリン値はプラセボ飲料摂取群と比較して摂取30分後および60分後において有意に低値を示した。当該製品摂取群の血糖曲線下面積はプラセボ飲料摂取群と比べて有意な低下を示した。
 なお、当該製品と関連性のある有害事象は観察されず、安全性上問題となる所見も観察されなかった。
【科学的根拠の質】本試験は特定保健用食品の試験方法に準拠していることから、結果の信頼性は高く、科学的根拠の質は十分であると判断した。本試験結果より、空腹時血糖値126㎎/dL未満の健常成人が、「希少糖含有シロップ由来の希少糖(プシコース、ソルボース、タガトース、アロース)」0.8gを含むシロップを砂糖の代わりに摂取した際、摂取後の血糖応答が低減することが示された。
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