2020年3月24日火曜日

歩コレシピプラス(ビタリア製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


ビタリア製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品歩コレシピ+(プラス)の機能性に関する届出者の評価(エビデンス)情報



ビタリア製薬株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品歩コレシピ+(プラス)のエビデンス。
届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

#1 歩コレシピ+(プラス)の表示しようとする機能性

#2 歩コレシピ+(プラス)をおすすめする対象者

#3 歩コレシピ+(プラス)を摂取する上での注意事項

#4 歩コレシピ+(プラス)の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#5 歩コレシピ+(プラス)のエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。
ビタリア製薬株式会社
機能性表示食品検索


【届出番号】

E718

【届出日】

2020/02/10

【届出者名】

ビタリア製薬株式会社
(8012701009815)
楽天市場
ビタリア製薬株式会社

【商品名】

歩コレシピ+(プラス)


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)
楽天市場
カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)


【表示しようとする機能性】

本品には、カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)が含まれます。

カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)は、筋肉の維持に働きかけ、運動との併用で、自立した日常生活を送る上で必要な筋力(立つ・歩くなどの日常の動作に必要な筋力)の維持・低下抑制に役立つ機能が報告されています。


【想定する主な対象者】

スポーツ選手やトレーニングされた者を除いた健康な中高年(自立した日常生活を送る上で必要な筋力が気になる方)


【安全性の評価方法】

喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。


【安全性に関する届出者の評価】

①喫食実績による食経験の評価
 当該届出商品は、機能性関与成分であるカルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)【以下、「HMBカルシウム」と記載】を一日摂取目安量当たり1.5g含有する食品です。原料メーカーの実績によると当該届出商品と類似する食品の2012年8月~2017年7月の5年間における販売量はHMBカルシウム換算で約15t(約8,100,000食に相当、30日分換算で約270,000個に相当)でした。これらの類似する食品は年齢や性別を問わず全国規模にて販売されていますが、これまでに重篤な健康被害の報告は受けていません。

②既存情報による安全性試験の評価
 研究者等が調査・作成したデータベースにおいて機能性関与成分のHMBカルシウムは、一日3g以下の使用については安全と考えられる旨の記載があります。
なお、データベースを用いた調査の結果、医薬品との相互作用に関する報告はありませんでした。

 以上のことから、当該届出商品は摂取目安量を守り適切に摂取する場合、安全性に関し問題はないと判断しました。
但し、本品にはカルシウムが含まれることから、多量摂取によるカルシウムの過剰摂取にならないよう注意が必要です。


【摂取する上での注意事項】

本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

本品には、カルシウムが含まれます。

カルシウムの過剰摂取にならないよう注意してください。
一日摂取目安量を守ってください。

水や飲み物に溶かしたとき、ダマができることがありますが、品質上問題はありません。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】

[製造工場:占部大観堂製薬株式会社株式会社 本社工場]

[製造工場:占部大観堂製薬株式会社株式会社 第二工場]

占部大観堂製薬株式会社では、医薬品製造業の許可を取得しており、医薬品GMPに準拠した社内規定を定めており、この基準に則り、製造・管理を行っております。

尚、製造工場での国内GMP、海外GMP、HACCP、ISO22000、FSSC22000の認証はありません。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】


標題:カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)【以下、「HMBカルシウム」と記載】による筋肉や筋力に関する研究レビュー

目的:スポーツ選手やトレーニングされた者を除いた健康な者に、HMBカルシウムを摂取させると、摂取しない場合または摂取前に比べて、筋肉や筋力が増加したり、低下が抑制されて維持したりするかの検証を目的としました。

背景:自立した日常生活を送り続ける上で、心身機能の維持及び向上は不可欠であり、筋肉や筋力は重要な要素の一つです。HMBカルシウムは、複数の文献で筋肉や筋力に関する効果が報告されていますが、効果を総合的に評価した研究レビューはありませんでした。

レビュー対象とした研究の特性:文献データベースを用いて、上記の目的に関連する論文を検索しました (検索日 2018年9月23日、2018年9月27日)。またハンドサーチを実施しました(検索日2018年9月27日)。最終的に6 報のランダム化比較試験の論文を採択しました。本研究レビュー実施にあたっての利益相反はありません。

主な結果:HMBカルシウムの摂取は、筋肉の維持に働きかけ、運動との併用で、自立した日常生活を送る上で必要な筋力(立つ・歩くなどの日常の動作に必要な筋力)の維持・低下抑制に役立つことが示唆されました。なお、評価対象とした文献における一日当たりのHMBカルシウムの摂取量は1.5~6gであり、重篤な副作用はみられませんでした。

科学的根拠の質:研究の限界としてはスポーツ選手やトレーニングされた者、及び日本人を対象とした報告が含まれていないことが挙げられます。採択した文献にスポーツ選手やトレーニングされた者を対象とした試験は含まれていませんでしたので、トレーニング等で鍛えられた方への有効性は不明です。なお、採択した論文はいずれも海外での研究でしたが、日本人やアジアで行われた研究においても同様の結果が報告されていることから、日本人においても同様の機能が期待できると考えられます。

賢者の尿酸対策上昇抑制サポート(大塚製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


大塚製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品賢者の尿酸対策 上昇抑制サポートの機能性に関する届出者の評価(エビデンス)情報



大塚製薬株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品賢者の尿酸対策 上昇抑制サポートのエビデンス。
届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

#1 賢者の尿酸対策 上昇抑制サポートの表示しようとする機能性

#2 賢者の尿酸対策 上昇抑制サポートをおすすめする対象者

#3 賢者の尿酸対策 上昇抑制サポートを摂取する上での注意事項

#4 賢者の尿酸対策 上昇抑制サポートの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#5 賢者の尿酸対策 上昇抑制サポートのエビデンス(科学的根拠)


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大塚製薬株式会社
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【届出番号】

E717

【届出日】

2020/02/10

【届出者名】

大塚製薬株式会社
(7010001012986)
楽天市場
大塚製薬株式会社

【商品名】

賢者の尿酸対策 上昇抑制サポート


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
フィチン酸
楽天市場
フィチン酸


【表示しようとする機能性】

本品にはフィチン酸が含まれているので、食事による血清尿酸値の上昇を抑えます。


【想定する主な対象者】

尿酸値が気になる方


【安全性の評価方法】

既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。


【安全性に関する届出者の評価】

フィチン酸は、「食品添加物公定書」(2018年、厚生労働省、消費者庁)、および「既存添加物名簿収載品目リスト」(平成26年 公益財団法人 日本食品化学研究振興財団)に収載され、酸味料および製造用剤を使途とした食品添加物として広く用いられています。また、米国ではフィチン酸50%水溶液が、米国食品医薬品局(FDA)の一般に安全とみなされる物質(GRAS)通知リストに収載されています。(2012年6月、GRAS Notice No. GRN 000381)また、植物(主に種子や穀物) 中に蓄積されているため、日本を含む世界各国で食品としての喫食経験も豊富です。よって、当該製品は喫食経験の面から十分に安全な製品であると考えられます。なお、摂取したフィチン酸は消化管からほとんど吸収されずに排泄されます。体内に滞留しにくいこのようなフィチン酸の性質は、安全性の上でも有用だと思われます。さらに、大塚製薬はヒト試験を実施し、当該製品の1日当たりの摂取目安量を3ヶ月続けて摂取した場合(長期摂取試験)と、目安量の3倍以上を1カ月間摂取した場合(過剰摂取試験)の安全性を確認しました。過剰摂取試験において、一部の被験者に軟便もしくは下痢がみられましたが、いずれも処置を行うことなく回復しており、臨床上問題となるような有害事象を引き起こさないことが試験責任医師により確認されました。また、長期摂取試験におけるすべての有害事象は、試験責任医師により試験食品の摂取と「関連なし」と判定されました。また、フィチン酸がミネラルの吸収を低下させる可能性が考えられるとの報告がありますが、これらのヒト試験において、フィチン酸がミネラルの血中濃度に、臨床上問題となるような変動を及ぼさないことを確認しました。
以上、機能性関与成分フィチン酸は、豊富な食経験を有しており、安全性試験においても臨床上問題となるような有害事象が無かったことから、当該製品の安全性は問題ないと判断します。なお、フィチン酸は理論的にはミネラルの吸収を阻害する可能性が考えられていますが、当該製品を用いた安全性試験では、臨床上問題となるような血中ミネラル値の変動は認められなかったことから、一日摂取目安量を守り摂取すれば、安全性に問題ないと思われます。


【摂取する上での注意事項】

飲み過ぎあるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。

過剰摂取はさけてください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】

本製品は、大同薬品工業株式会社にて製造を行い、大塚製薬株式会社が販売を行います。

大同薬品工業株式会社は「国内GMP」及び「FSSC22000」の認定を取得しており、上記認証に基づき製造および品質管理を実施しています。

【機能性の評価方法】
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】


ア.標題
健常成人におけるフィチン酸の単回摂取が食後の血中尿酸値上昇に及ぼす影響
イ.目的
プリン体を含む食事を摂取した際のフィチン酸飲料摂取が、食後の血中尿酸値上昇を抑制するかを健常成人にて検討しました。
ウ.背景
血中尿酸値の上昇は、生活習慣病とも関連することが指摘されています。尿酸は食事により摂取されるプリン体に由来することから、プリン体の摂取過剰が血中尿酸値上昇の原因の一つと考えられています。しかし、プリン体は赤身の肉や魚、レバーを含めた様々な食品に含まれており、五大栄養素に配慮した食事を心がけても、プリン体の摂取をきちんとコントロールすることは簡単ではありません。そこで、摂取されたプリン体の吸収を阻害することが、血中尿酸値のコントロール法として有用であることが知られています。我々は、一連の基礎およびヒト試験において、フィチン酸がプリン体吸収を阻害し、食後の血中尿酸値の上昇を抑制する可能性を示唆する知見を得ました。そこで、健常成人を対象に、食後血中尿酸値の変動に対するフィチン酸の影響を検証するヒト試験を実施しました。
エ.方法
血清尿酸値が正常(7㎎/dl未満)な48人の健常成人男女を対象に、無作為化二重盲検クロスオーバー比較試験を実施しました。被験者はプリン体を含む食事に加え、フィチン酸(600㎎含有)飲料または対照飲料を摂取し、その後360分間の血清尿酸値を比較検討しました。
オ.主な結果
対照飲料群と比較してフィチン酸飲料群では、食後の血清尿酸値の上昇が有意に抑制されました。

カ.科学的根拠の質
本試験は、無作為化二重盲検クロスオーバー比較試験であり、バイアスが排除された信頼性の高い試験が実施されたものだと判断できます。研究の限界としては、当該製品を用いた臨床試験(ヒト試験)は本試験のみであり、結果の一貫性は評価が出来ませんでした。また、被験者が健常成人に限定された試験であったことも限界と考えます。

さらさらむぎ茶(株式会社伊藤園)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社伊藤園が消費者庁に届出た機能性表示食品さらさら むぎ茶の機能性に関する届出者の評価(エビデンス)情報




#1 さらさら むぎ茶の表示しようとする機能性

#2 さらさら むぎ茶をおすすめする対象者

#3 さらさら むぎ茶を摂取する上での注意事項

#4 さらさら むぎ茶の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#5 さらさら むぎ茶のエビデンス(科学的根拠)


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機能性表示食品まとめ一覧
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株式会社伊藤園
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【届出番号】

E716

【届出日】

2020/02/10

【届出者名】

株式会社伊藤園
(3011001002279)
楽天市場
株式会社伊藤園

【商品名】

さらさら むぎ茶


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
モノグルコシルヘスペリジン
楽天市場
モノグルコシルヘスペリジン


【表示しようとする機能性】

本品には、モノグルコシルヘスペリジンが含まれます。

モノグルコシルヘスペリジンには、気温や室内温度が低い時などの血流(末梢血流)を改善し、体温(末梢体温)を維持する機能が報告されています。


【想定する主な対象者】

健康な成人


【安全性の評価方法】

喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。


【安全性に関する届出者の評価】

「さらさら むぎ茶」は、日本人に馴染みの深い麦茶飲料に既存食品添加物である糖転移ヘスペリジン(モノグルコシルヘスペリジン)を加えたものです。
 ヘスペリジンは、温州みかんやオレンジ、レモンに含まれるポリフェノールの一つです。東洋では陳皮(漢方薬)、ヨーロッパでは医薬品原料として使われている成分です。日本では水溶性を高めたモノグルコシルヘスペリジンが販売されており、安全性は十分に確認されています。
当該製品と同様に糖転移ヘスペリジンを添加した飲料として、株式会社伊藤園が2012年7月から日本で販売開始した特定保健用食品「スタイリースパークリング」(炭酸飲料)、2013年4月から販売を開始した「スタイリー炭酸水 レモン味」(炭酸飲料)があります。これらはモノグルコシルヘスペリジンを340mg含んでおり、これまでに7000万本以上の販売実績があり、健康被害に関する情報はありません。また、モノグルコシルヘスペリジンを含む食品のヒトを対象とした試験では、多くの試験で安全性が確認されており、重篤な健康被害は報告されていません。
「さらさら むぎ茶」もモノグルコシルヘスペリジンを178mg含む飲料であり、従来の飲料と同様、安全であると考えていますが、体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談してください。


【摂取する上での注意事項】

多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】

【生産体制】当該製品は、国が認証している食品の安全管理手法(総合衛生管理製造過程)及び国際的な食品の製造・管理方法(FSSC22000)に準じた手順書(株式会社日本キャンパック利根川工場、日本果実工業株式会社山口工場)、または国際的な食品の製造・管理方法(FSSC22000)に準じた手順書(株式会社西日本キャンパック岐阜工場、和歌山県農業協同組合連合会和歌山ノーキョー食品工業株式会社海南工場)を作成し、製造しています。

原材料の受け入れから製品の出荷に至るまでこの手順書をもとに製造することで、均一で衛生管理の行き届いた製品をお客様にお届けしています。

万一、不良品ができた場合には、いつ、どこで発生したのか分かる仕組みになっており、原因を究明できる体制を取っています。

また、製造している工場自体も定期的に監査しています。
不適格な工場は製造を中止し、基準を満たした場合のみ製造できる仕組みになっています。

【製造及び品質管理体制】手順書による製造工程の管理、工場の管理と共に、最終製品は出荷検査を実施しています。

規格に適合した製品のみ出荷する仕組みになっており、安全な製品をお客様にお届けしています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】


【標題】モノグルコシルヘスペリジンの血流改善、体温維持効果について

【目的】当該製品を販売するにあたり、モノグルコシルヘスペリジン(ヘスペリジン、ヘスペレチン含む)の血流改善および体温維持の効果に関して科学的な根拠があるのか以下の2つについて文献を調査しました。
1) 健康な方がヘスペリジンを含む食品を摂取すると血流を改善するか
2) 健康な方がヘスペリジンを含む食品を摂取すると体温(末梢)を維持するか

【背景】
ヘスペリジンは温州みかんやオレンジ、レモンに含まれるポリフェノールの一つです。日本では水溶性を高めたモノグルコシルヘスペリジンが販売されており、手や足など末梢部分の体温を維持させる効果が報告されています。しかしヘスペリジンのこれらの効果をそれぞれについて総合的に調べた研究はなかったため、今回調査しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には健康な人で試験を実施している文献を探しました。調査の結果、ヘスペリジンの血流改善、体温維持について3件の同じ文献がヒットしました。
なお、レビューは試験対象者に18歳、19歳が含まれる論文も採用しています。
これは、
(1)「日本人の食事摂取基準(2015年)」には「18 歳以上を成人とする。」と書かれていること、
(2)栄養機能食品では18歳以上の年齢階級から算出された値を栄養素等表示基準値としていること、
(3)海外の試験では18歳以上を成人とする国が多いこと、
これら3点について総合的に判断すると、18歳、19歳は成人と同等であると判断できるためです。このため、「選択基準を18歳未満でないこと」としてレビューを実施しました。

【主な結果】
調査した文献には、糖転移ヘスペリジン(主成分モノグルコシルヘスペリジン)を178mg(または340mg)摂取すると、寒冷条件において指、つま先、鼓膜の温度の低下を抑制すること、また、低下した体温の回復を早めることが明らかとなりました。寒冷負荷試験は15℃の冷水に手をつけたあとの末梢血流、末梢体温の回復を見る試験であり、気温や室内温度が低い時に手が冷えることを想定した試験です。また、60℃の温かい飲料摂取後に肌寒い部屋で指先の血流の低下を遅延する効果もありました。この体温を維持する効果は、寒冷条件によって悪化した末梢血液循環の改善を伴うもの、又は、温かい飲料摂取後の末梢血液循環の促進を伴うものでした。

【科学的根拠の質】
糖転移ヘスペリジンの血流改善および体温維持効果を見た文献は、全てが冷えを感じている女性を対象としていました。男性のデータ及び幅広い年齢層での試験が必要ですが、性差・年齢による効果の違いはこれまで報告されていないため、体温を維持させる効果があると判断しました。
モノグルコシルヘスペリジンを178mg摂取することで末梢血流を改善し、指・つま先など末梢体温を維持することが確認されました。

「さらさら むぎ茶」はモノグルコシルヘスペリジンを178mg配合しているため、気温や室内温度が低い時などの健やかな血流(末梢血流)改善し、体温(末梢体温)の維持に役立つことが期待できます。

ファイバープラスヨーグルト(株式会社シャトレーゼ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社シャトレーゼが消費者庁に届出た機能性表示食品ファイバープラスヨーグルトの機能性に関する届出者の評価(エビデンス)情報



株式会社シャトレーゼ
が消費者庁に届出た機能性表示食品ファイバープラスヨーグルトのエビデンス。
届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

#1 ファイバープラスヨーグルトの表示しようとする機能性

#2 ファイバープラスヨーグルトをおすすめする対象者

#3 ファイバープラスヨーグルトを摂取する上での注意事項

#4 ファイバープラスヨーグルトの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#5 ファイバープラスヨーグルトのエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
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株式会社シャトレーゼ
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【届出番号】

E715

【届出日】

2020/02/10

【届出者名】

株式会社シャトレーゼ
(4090001007288)
楽天市場
株式会社シャトレーゼ

【商品名】

ファイバープラスヨーグルト


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
イソマルトデキストリン(食物繊維)
楽天市場
イソマルトデキストリン(食物繊維)


【表示しようとする機能性】

本品には、イソマルトデキストリン(食物繊維)が含まれます。

イソマルトデキストリン(食物繊維)は食後に血糖値が上昇しやすい健常者の食後血糖値の上昇や、食後に血中中性脂肪が高めになる健常者の食後血中中性脂肪の上昇をおだやかにする機能が報告されています。


【想定する主な対象者】

食後の血糖値が上昇しやすい健常者、食後の血中中性脂肪が高めになる健常者


【安全性の評価方法】

既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。


【安全性に関する届出者の評価】

本品の機能性関与成分であるイソマルトデキストリンはでん粉由来の食物繊維であり、米国FDA(Food and Drug Administration:食品医薬品局)によって、GRAS(Generally Recognized as Safe:一般に安全と認められる食品素材)に認定されている。認定された物質と当該製品に含まれるイソマルトデキストリンは㈱林原で製造された、同一のものである。また既存情報の1次情報として以下の安全性試験の報告が確認されている。
1.急性毒性試験、90日間反復投与試験
ラットを用いてイソマルトデキストリンの毒性作用を単回投与、反復投与にて評価した結果、毒性は認められなかった。
2.Ames試験
細菌を用いてイソマルトデキストリンの遺伝毒性作用を評価した結果、変異原性は示されなかった。
3.ヒトにおける過剰摂取試験、長期摂取試験、下痢に対する最大無作用量
イソマルトデキストリンの過剰摂取試験(1日摂取目安量の約12倍量相当を4週間継続摂取)および長期摂取試験(1日摂取目安量の約4倍量相当を12週間継続摂取)を行った結果、有害事象は認められなかった。下痢に対する最大無作用量を評価した結果、0.8 g/kg-BWであると判断した。
(考察)
下痢に対する最大無作用量の検討で得られた数値はイソマルトデキストリン(食物繊維として)に換算すると0.66 g/kg-BWであり、さらに体重60 kgのヒトに換算すると39.6 gに相当する。従って当該製品の1日摂取目安量(75 g)に含まれるイソマルトデキストリン(食物繊維として)2.13 gはこれに比べて十分に低いが、注意喚起として「1日あたりの摂取目安量をお守りください。」「摂り過ぎ、体調によりおなかがゆるくなることがあります。」と表示した。
これらの結果からイソマルトデキストリンの安全性に関しては問題ないと判断した。当該製品の1日摂取目安量(75 g)に含まれるイソマルトデキストリン(食物繊維として)は2.13 gであり、ヒトでの長期摂取試験や過剰摂取試験、さらには下痢を起こす可能性があると報告されている用量に比べて十分低いことからイソマルトデキストリン配合の当該製品の安全性に関しても問題ないと判断した。
尚、各種安全性試験で評価されたイソマルトデキストリンは当該製品に使用されているものと同じ㈱林原で製造された製品であり、同等性に問題はないと判断した。


【摂取する上での注意事項】

摂り過ぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】

当該製品は国内ISO22000を取得した工場で製造している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】


イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用
【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用の検証
【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取により血糖上昇抑制作用があるか検証する。
【ウ.背景】
日本では食生活の変化などを背景として糖尿病に対する対策が急務となっており、食後の血糖値の管理も重要とされている。食物繊維には血糖値の上昇を抑制する機能を有するものが知られており、水溶性食物繊維であるイソマルトデキストリンにもその機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の血糖上昇抑制作用に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2018年5月7日(PubMed, The Cochrane Library),
2018年5月19日(JDreamⅢ)
検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:2報(研究3例)
研究デザイン:ランダム化並行群間比較試験、ランダム化クロスオーバー試験、準ランダム化比較試験
利益相反:本研究は、株式会社林原からの資金提供を受けて実施されたものである。資金提供者は、最終報告書のフォーマットの確認を除き、システマティックレビュープロセス自体への関与はない。

【オ.主な結果】
血糖値の上がりやすい健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)において、イソマルトデキストリン(食物繊維) 2.13-8.08 g/日の摂取は安全で、食後の血糖上昇を抑制する効果があると考えられた。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は2報と少なくメタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなったが、各々ランダム化比較試験で実施され、血糖値の上昇を抑制するという結果に一貫性があるため、信頼性は高いと考える。今後1日当たりの有効摂取量などに関してさらなる研究が望まれる。


イソマルトデキストリン(食物繊維)の血中中性脂肪上昇抑制作用
【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血中中性脂肪上昇抑制作用の検証
【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取により血中中性脂肪上昇抑制作用があるか検証する。
【ウ.背景】
日本では食生活の変化などを背景として生活習慣病に対する対策が急務となっており、食後高脂血症に対する注意も重要とされている。食物繊維には食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制する機能を有するものが知られており、水溶性食物繊維であるイソマルトデキストリンにもその機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の血中中性脂肪値上昇抑制作用に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2018/5/7(PubMed, The Cochrane Library), 2018/5/19(JDreamⅢ)
検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:1報
研究デザイン:ランダム化並行群間比較試験、ランダム化クロスオーバー試験、準ランダム化比較試験
利益相反:評価対象とした1件の研究において、研究監修機関、方針決定機関、研究実施機関は独立している。資金源は方針決定機関(㈱林原)である。本SRは、㈱林原より依頼を受け、合同会社オクトエルが実施した 。

【オ.主な結果】
食後の血中中性脂肪値が高めの健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)において、イソマルトデキストリン(食物繊維) 2.13 g/日の摂取は安全で、食後の血中中性脂肪値上昇を抑制する効果があると考えられた。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は1報であるため、パブリケーション・バイアスと非一貫性については検討していない。また、メタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなった。しかしながらエビデンス・グレーディングが高いとされるランダム化比較試験で実施されており、食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制するという結果が後発の1次研究によって大きく変更される可能性は低いと推察される。一日当たりの有効摂取量に関するさらなる研究が報告されることが望ましい。

(構造化抄録)