2020年6月12日金曜日

インナービューファイバーグリーン(株式会社えがお)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社えがおが消費者庁に届出た機能性表示食品INNER BEAU Fiber Green (インナービュー ファイバーグリーン)のエビデンス


株式会社えがおが消費者庁に届出た機能性表示食品【INNER BEAU Fiber Green (インナービュー ファイバーグリーン)】のエビデンス。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



#1
INNER BEAU Fiber Green (インナービュー ファイバーグリーン)の表示しようとする機能性

#2
INNER BEAU Fiber Green (インナービュー ファイバーグリーン)の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#3
INNER BEAU Fiber Green (インナービュー ファイバーグリーン)のエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
株式会社えがお
機能性表示食品検索

【届出番号】

F32


【届出日】

2020/04/13


【届出者名】

株式会社えがお
(6330001004977)
楽天市場
株式会社えがお


【商品名】

INNER BEAU Fiber Green (インナービュー ファイバーグリーン)


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
楽天市場
難消化性デキストリン(食物繊維)

【表示しようとする機能性】

本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。
難消化性デキストリン(食物繊維)には食事の脂肪や糖分の吸収を抑える機能があることが報告されています。
さらに、難消化性デキストリン(食物繊維)には、おなかの調子を整え、便通を改善する機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
健常成人

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
既存情報を用いた食経験の評価および相互作用に関する評価から、当該商品の摂取に関する安全性は十分に評価されていると考える。

① 既存情報を用いた食経験の評価
本届出食品は、一日摂取目安量である1袋あたり5g の難消化性デキストリン(食物繊維)を含む。本届出食品と同等の難消化性デキストリン(食物繊維)を含有する保健機能食品、飲料は多々存在し、十年以上の期間、数万人以上の範囲で喫食されている報告がある。また、難消化性デキストリン(食物繊維)は、トウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維であるため、原料としての食経験もあると考えられる。さらに、重篤な有害事例は報告されていない。加えて、特定保健用食品の関与成分として使用されており、2015 年10 月で392 品目が許可取得し、特定保健用食品表示許可品目全体の約33%を占める。許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態がある。医薬品との相互作用の報告はなかった。したがって、本届出食品の安全性に問題はないと考えられる。ただし、過剰に摂取すると下痢を誘発することが知られている。本届出食品は目安量が設定されており、目安量の範囲であれば過剰摂取には該当しないが、念のため、製品パッケージには大量摂取についての注意表示を行うこととした。

② 医薬品との相互作用についての評価
医薬品と難消化性デキストリンの相互作用についての報告はなく、相互作用が起きる可能性は極めて低いと評価した。

③ まとめ
以上より、本品と同程度の難消化性デキストリンを含む粉末飲料の安全性に問題はないと考えられる。本品には難消化性デキストリン(食物繊維)以外には大麦若葉など一般的な食品から構成される青汁粉末を使用しており、適切に摂取する上で安全性に懸念はないと考えられる。ただし、当該製品はビタミンKを含有しており、ビタミンK はワーファリンカリウムを薬効成分とする抗凝固薬の作用を減弱するため、ワーファリンカリウムの添付文書には、青汁をはじめとするビタミンK 含有食品との併用を避ける旨の記載がなされている。そのため、これらの併用を避けることを念頭に注意表示を行うこととした。

【摂取する上での注意事項】
●原材料名をご確認の上、食物アレルギーがご心配な方は、ご使用をお控えください。

●お薬(特にワーファリン等)を服用中の方、通院中の方、食事制限のある方、治療中の方は、お医者様とご相談の上、お召し上がりください。

●体質やご体調により、まれに発疹、胃部不快感などの症状が出る場合は、ご使用をお控えください。

●一度に多量にとると体質・体調によってはおなかがゆるくなることがあります。

●天然由来原料のため、色や風味に違いが生じることがございますが、品質に問題はございません。また、白い粒状のものも、商品の原材料由来によるものですので、
安心してお召し上がりください。

●ご開封後はできるだけお早めにお召し上がりください。

●お子様の手の届かないところに保管してください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本品は、次の製造工場にて生産・製造及び品質管理を行っている。
[製造工場1:株式会社東洋新薬 鳥栖工場]
●GMP:認証取得(NSF-GMP、日健栄協GMP)
●ISO22000:認証取得

[製造工場2:株式会社サプリメントジャパン]
●GMP:認証取得(NSF-GMP、日健栄協GMP)
●FSSC22000:認証取得

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



●食事から摂取した糖の吸収を抑える機能
標題:難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する糖の吸収抑制作用に関する研究レビュー(メタアナリシス)

目的:健常成人における難消化性デキストリンの単回摂取が、プラセボの単回摂取時と比較して、糖の吸収抑制作用を示すか検証を行った。

背景:糖尿病患者の増加は超高齢化社会を迎えた日本で極めて深刻な問題である。血糖値等の代謝系検診項目に異常がある者は43%が糖尿病に罹患し、「異常なし」の人に比べて10年後の医療費が約1.7倍かかる報告があり、経済的側面からも糖尿病を罹患することの影響は大きい。糖尿病の治療方法は、食事療法、運動療法、薬物療法が一般的であり、食事療法は血糖値管理による症状の安定化、合併症予防を目標として実施されている。糖尿病に罹患しない為には食事療法等により血糖値をコントロールすることが非常に重要であり、特に食後血糖値は糖尿病に関する指標として注目されている。日中の食後血糖値が管理されなくなると、夜間空腹時の血糖値が段階的に悪化し、糖尿病が増悪するという調査結果があることから、食後血糖値の是正は意義がある。中でも食事療法では、食物繊維の摂取による2型糖尿病の発症リスクの改善効果が報告されており、食物繊維が有する血糖値調節効果が期待されている。そこで、ヒトで食事から摂取した糖の吸収を抑制し食後の血糖上昇抑制作用を有することが知られている難消化性デキストリンの機能についてレビューを行った。

レビュー対象とした研究の特性:検索実施日(2019年7月4日)までに発表された論文を対象に検索を行った。レビュー対象は、健常成人(空腹時血糖値が126mg/dL未満)としランダム化比較試験(RCT)論文とした。最終的に評価した論文は24報あった。

主な結果:24報のRCT論文が抽出された。メタアナリシスの結果、難消化性デキストリン4.4~9.8gを単回摂取することによって、対照群と比較して介入群が血糖濃度曲線下面積(AUC0-2hr)を有意に低下させることが確認された。なお、1回の摂取量5gは妥当であると考えられた。

科学的根拠の質:FunnelPlotやTrim&Fillmethodから、出版バイアスの存在は否定されなかった。しかし、未公表論文を想定しても統合効果量は有意であり、出版バイアスの影響は小さいと判断した。以上の結果から、難消化性デキストリンの食事から摂取した糖の吸収を抑える機能について科学的根拠があると判断した。研究の限界として、未報告研究の存在や出版バイアスの可能性が否定できない為、更なる研究が必要と考えられる。

●食事から摂取した脂肪の吸収を抑える機能
標題:難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する脂肪の吸収抑制作用に関する研究レビュー(メタアナリシス)

目的:健常成人における難消化性デキストリンの単回摂取が、プラセボの単回摂取と比較し、脂肪の吸収抑制作用を示すか検証した。

背景:高血圧、脂質異常症、糖尿病等生活習慣病は動脈硬化疾患や虚血性心疾患を誘発する要因となっており、特に脂質異常症は動脈硬化の危険因子であり食生活の改善等による一次予防が望まれている。さらに、近年、脂質異常症の1つとして食後に血中中性脂肪値の高い状態が長時間継続する食後高脂血症が、動脈硬化症や冠動脈疾患の発症を早めるリスク因子であることが明らかとなった。そこで、ヒトで食事から摂取した脂肪の吸収を抑制し食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制することが知られている難消化性デキストリンの機能についてレビューを行った。

レビュー対象とした研究の特性:検索実施日(2019年7月2日)までに発表された論文を対象に検索を行った。レビュー対象は、健常成人、血中中性脂肪値がやや高めの成人としランダム化比較試験(RCT)論文とした。最終的に評価した論文は9報であった。
※「特定保健用食品の表示許可等について」(平成26年10月30日付け消食表第259号)の別添2「特定保健用食品申請に係る申請書作成時の留意事項」において特定保健用食品の試験方法として記載された対象被験者の範囲は正常高値域:空腹時血中中性脂肪値120~149mg/dL、やや高め:空腹時血中中性脂肪値150~199mg/dLとされる。

主な結果:9報のRCT論文が抽出された。メタアナリシスによってデータを統合し統計解析した結果、難消化性デキストリン5~9gを単回摂取することによって、対照群と比較して食後血中中性脂肪濃度曲線下面積(AUC0-6hr)を有意に低下させることが確認された。なお、1回の摂取量5gは妥当であると考えられた。また、論文1 報の追加解析の結果から健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL 未満)においても、摂取群は対象群と比較して有意差が認められたことから健常成人に対しても適用可能であると判断した。

科学的根拠の質:FunnelPlotやTrim&Fillmethodから、出版バイアスの存在は否定されなかった。しかし、未公表論文を想定しても統合効果量は有意なことから、出版バイアスの影響は小さいと判断した。以上の結果から、難消化性デキストリンの食事から摂取した脂肪の吸収を抑える機能について科学的根拠があると判断した。研究の限界として、未報告研究の存在や出版バイアスの可能性が否定できない為、更なる研究が必要と考えられる。

●整腸作用(便通改善作用)
標題:難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する整腸作用(便通改善作用)に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)

目的:健常成人あるいは便秘傾向の成人に対して難消化性デキストリンを摂取することにより、整腸作用(便通改善作用)が見られるかを確認した。

背景:食生活見直しが注目視されている中で、食物繊維が糖尿病、肥満といった疾患や生活習慣病に対する予防効果があると言われ、第6の栄養素としてその重要性が認識されている。しかしながら、日本人の食事摂取基準(2015年版)では、食物繊維の摂取基準は18歳以上の男女の目標量が男性19~20g/日、女性17~18g/日と設定されているが、「平成24年国民健康・栄養調査報告」によると、20歳以上の1日当たりの食物繊維摂取量は平均14.8gとされ、食物繊維の摂取不足が推測される。そこで、水溶性食物繊維である難消化性デキストリンの整腸作用(便通改善作用)に関するシステマティックレビューを実施した。

レビュー対象とした研究の特性:検索実施日(英文2015年1月5日、和文2014年12月15日)までに発表された論文を対象に検索を行った。レビュー対象は、生活習慣病などの疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く)としランダム化比較試験(RCT)論文とした。最終的に評価した論文は26報あった。

主な結果:26報のRCT論文が抽出された。統計解析の結果、難消化性デキストリン3.8g~7.7gを摂取することにより、対照群と比較して「排便回数」「排便量」において有意な便通改善作用が認められた。また、1日あたりの摂取目安量5gは妥当であると考えられた。

科学的根拠の質:抽出した全ての論文で、整腸作用(便通改善作用)が有意にあることを示しており、一貫性のある質の高い結果であった。公表バイアスは、Trim&Fillmethodにより「排便回数」で3研究、「排便量」で7研究が追加されたが、統合効果は有意のままであった。さらにFail-SafeNは、「排便回数」331報、「排便量」213報であった。つまり効果のない未公表の研究が前述した報数存在しない限り、難消化性デキストリンの整腸作用(便通改善作用)は有意であり、公表バイアスによる影響は高くないことが示唆された。以上の結果より、難消化性デキストリンの整腸作用(便通改善作用)の科学的根拠があると判断した。研究の限界として、今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性がある為、継続した調査が必要である。また、整腸作用(便通改善作用)は生活習慣も重要な要因であり、1つの食品だけを摂取すれば問題ないという考えではなく、食生活や運動等にも注意を払う必要がある。適切な整腸作用(便通改善作用)を継続するうえで必要な要素として、食事療法だけでなく、運動療法、その他生活習慣等との交絡因子の影響について、継続した研究が必要と考えられる。(構造化抄録)

理想のトマト900g(株式会社伊藤園)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社伊藤園が消費者庁に届出た機能性表示食品理想のトマト 900gのエビデンス


株式会社伊藤園が消費者庁に届出た機能性表示食品【理想のトマト 900g】のエビデンス。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



#1
理想のトマト 900gの表示しようとする機能性

#2
理想のトマト 900gの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#3
理想のトマト 900gのエビデンス(科学的根拠)


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機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
株式会社伊藤園
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【届出番号】

F31


【届出日】

2020/04/10


【届出者名】

株式会社伊藤園
(3011001002279)
楽天市場
株式会社伊藤園


【商品名】

理想のトマト 900g


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
GABA
楽天市場
GABA

【表示しようとする機能性】

本品にはGABAが含まれます。
GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能や、デスクワークなどで生じる疲労感を軽減する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
血圧が高めの健康な成人

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
「理想のトマト 900g」はトマトのみを原材料としたトマト飲料です。
また、GABAは、トマトに含まれるアミノ酸の一つであり、当該製品に含まれるGABAは原材料のトマトに由来するものです。
トマトやトマト飲料は、日本のみならず世界中で親しまれており、喫食実績の多い安全な食品であると考えています。
当該製品は、弊社で2011年5月16日に発売を開始した「理想のトマト」と同等であり、これまでに1270万ケースの販売実績があります。
また、幅広い世代で男女問わず飲んでいただいておりますが、「理想のトマト」に起因する重篤な健康被害情報はありませんでした。
また、機能性関与成分の2次情報の評価からも、安全性に問題ないと考えられます。
よって、当該製品も安全であると判断しておりますが、体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談していただきたいと考えております。
また、降圧剤等の医薬品と併用すると、血圧を下げすぎてしまう可能性がありますので、服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。
降圧剤等の医薬品を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


【生産体制】
当該製品は、総合衛生管理製造過程やISO 22000、FSSC22000に準じた手順書を作成し、製造しています。
原材料の受け入れから製品の出荷に至るまでこの手順書をもとに製造することで、均一で衛生管理の行き届いた製品をお客様にお届けしています。
万一、不良品ができた場合には、いつ、どこで発生したのか分かる仕組みになっており、原因を究明できる体制を取っています。
また、製造している工場自体も定期的に監査しています。
不適格な工場は製造を中止し、基準を満たした場合のみ製造できる仕組みになっています。

【製造及び品質管理体制】
手順書による製造工程の管理、工場の管理と共に、最終製品は出荷検査を実施しています。
規格に適合した製品のみ出荷する仕組みになっており、安全な製品をお客様にお届けしています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



①血圧が高めの方の血圧を下げる機能
【標題】「理想のトマト 900g」に含有する機能性関与成分GABAの血圧低下に関する研究レビュー

【目的】当該製品を販売するにあたり、GABAの血圧降下作用に関して科学的な根拠があるのか「健康な成人がGABAを含む食品を摂取すると血圧が下がるか」について文献を調査しました。

【背景】
GABAは自然界に広く分布するアミノ酸の一種であり、一般に脊椎動物等における抑制性の神経伝達物質として広く知られています。経口摂取した場合の機能として自律神経系に作用することで血圧降下作用を示すことが報告されています。しかし、GABAのこれらの効果を総合的に調べ効果の有無を判断した研究はなかったため、今回調査しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には健康な成人及び軽症高血圧者を対象とした試験を実施している文献を探しました。調査の結果、15件の文献がヒットしました。

【主な結果】
 血圧降下作用について調査した文献には、GABAを12.3mg摂取すると被験者の収縮期血圧(SBP)及び拡張期血圧(DBP)が低下し、軽症血圧者の方を除外して評価しても同様に血圧を低下させることが明らかとなりました。また、正常血圧者のみを対象とした結果においてはSBP及びDBPは低下しないことが明らかとなりました。よって、GABAは血圧が高めの方の血圧を下げる機能がありますが、正常血圧者の血圧は下げないと考えられます。

【科学的根拠の質】
 GABAの血圧効果作用を確認した文献は、15件中11件がRCT、4件が非RCTでした。バイアス・リスクはや非一貫性については中程度でしたが、非直接性、不精確、その他バイアスは低く、総じて研究の妥当性・信頼性は中程度から高程度と考えられました。
 

②デスクワークなどで生じる疲労感を軽減する機能
【標題】「理想のトマト 900g」に含有する機能性関与成分GABAの疲労感軽減作用に関する研究レビュー

【目的】当該製品を販売するにあたり、GABAの疲労感軽減作用に関して科学的な根拠があるのか「健康な成人がGABAを含む食品を摂取すると疲労感が軽減するか」について文献を調査しました。

【背景】
GABAは自然界に広く分布するアミノ酸の一種であり、一般に脊椎動物等における抑制性の神経伝達物質として広く知られています。経口摂取した場合の機能として交換神経を抑制することが報告されており、これにより精神的ストレスを緩和し、最終的に疲労感を軽減させると考えられています。しかし、GABAのこれらの効果を総合的に調べ効果の有無を判断した研究はなかったため、今回調査しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には健康な成人を対象とした試験を実施している文献を探しました。調査の結果、3件の文献がヒットしました。

【主な結果】
 採用した3件のうち2件で、GABAを28mg以上摂取することによる疲労感軽減作用が確認されました。

【科学的根拠の質】
 GABAの疲労感軽減作用を確認した文献は、3件中2件がランダム化比較試験、で1件が非ランダム化比較試験でした。バイアス・リスクはや非一貫性については中~高程度でしたが、非直接性、不精確、その他バイアスは低く、総じて研究の妥当性・信頼性は中程度から高程度と考えられました。

 以上、血圧が高めの方の血圧を下げる機能ではGABAを12.3mg以上摂取すると対照食品を摂取した場合と比較して収縮期血圧(SBP)及び拡張期血圧(DBP)が有意に低下し、また、デスクワークなどで生じる疲労感を軽減する機能ではGABAを28mg以上摂取すると対照食品を摂取した場合と比較して疲労感が有意に低下することが確認されました。
よって、「理想のトマト 900g」はGABAを110mg以上含有しているため、血圧が高めの方の血圧を下げる機能や、デスクワークなどで生じる疲労感を軽減する機能が期待出来ます。

2020年6月11日木曜日

ダービリアプラス(株式会社エフ・シーシー堀内)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社エフ・シーシー堀内が消費者庁に届出た機能性表示食品ダービリアプラスのエビデンス


株式会社エフ・シーシー堀内が消費者庁に届出た機能性表示食品【ダービリアプラス】のエビデンス。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



#1
ダービリアプラスの表示しようとする機能性

#2
ダービリアプラスの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#3
ダービリアプラスのエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
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を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
株式会社エフ・シーシー堀内
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【届出番号】

F30


【届出日】

2020/04/10


【届出者名】

株式会社エフ・シーシー堀内
(9290001048472)
楽天市場
株式会社エフ・シーシー堀内


【商品名】

ダービリアプラス


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
大豆イソフラボン
楽天市場
大豆イソフラボン

【表示しようとする機能性】

本品には大豆イソフラボンが含まれます。
大豆イソフラボンには骨の成分の維持に役立つ機能があることが報告されています。
本品は骨を丈夫にしたい方に適しています。

【想定する主な対象者】
骨の健康が気になる中高年女性

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
大豆は、平安時代より日本で食されてきた食品である。
また、摂取量に関して、2006年5月、内閣府の食品安全委員会は大豆イソフラボンの安全な一日摂取目安量の上限値をアグリコン換算で70~75mg/日、特定保健用食品として摂取する場合の安全な一日上乗せ摂取量の上限値をアグリコン換算で30mg/日に設定しています。
当該製品の一日摂取目安量(アグリコン換算で23.3mg)はこの範囲に合致し、安全には問題ないと考えられる。

【摂取する上での注意事項】
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
一日摂取目安量を守ってください。妊娠中・授乳中の方、乳幼児、小児は本品の摂取を避けてください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


工場は、医薬品製造業の許可を取得している。
健康食品においては医薬品GMPに準拠した社内規定(製造施設・従業員の衛生管理等については、医薬品GMPの「衛生管理基準書」と対応するものとして「衛生管理規定」および「機械設備・器具の清掃・洗浄規定」)を定めており、この基準に則り、製造・管理を行っている。
また同様に、規格外の製品の流通を防止するための体制等については、医薬品GMPの「逸脱管理手順書」と対応するものとして「不適合品の管理」を定めており、規格外製品の流通防止および再発防止に努めている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



(ア)標題:最終製品「ダービリアプラス」に含まれる機能性関与成分大豆イソフラボンによる骨吸収抑制の機能性に関するシステマティックレビュー。

(イ)目的:健常な中高年日本人女性が大豆イソフラボンを経口摂取することにより、骨吸収が抑制されるかどうかを検証する。

(ウ)背景:大豆イソフラボンの摂取が骨の形成、溶出、骨密度に及ぼす影響について多くの研究がなされている。本システマティックレビューでは、骨吸収マーカーであるデオキシピリジノリン(Dpd)を骨吸収抑制の指標として、健常な日本人中高年女性における大豆イソフラボンの経口摂取の効果を検証した。

(エ)レビュー対象とした研究の特性:文献検索により7文献が抽出された。評価対象となった7報はいずれも査読付き論文であり、研究デザインは、盲検性が不明のランダム化クロスオーバー試験が1報、単盲検ランダム化クロスオーバー試験が2報、二重盲検ランダム化比較試験が3報、二重盲検ランダム化クロスオーバー試験が1報であった。

(オ)主な結果:評価対象の7報すべてで摂取前に比べて摂取後に骨吸収マーカーが有意に減少し、1報は群間比較で有意差が認められた。その1報の大豆イソフラボンの摂取量は23.3mg/日(アグリコン換算)であったことから、23.3mg/日(アグリコン換算)の摂取により骨吸収が抑制され、骨の成分の維持に役立つ機能が明らかとなった。

(カ)科学的根拠の質:システマティックレビューの限界については、未発表データが存在する可能性は否定できないものの、研究の収集は、英語文献では医学及び生物学分野の主なデータベースであるPubMed、日本語文献においては国内の医学、歯学、薬学等における日本語論文データベースである医中誌を使用したことから、公開されている当該研究はほぼ網羅されている。

クエン酸プラム(株式会社丸惣)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社丸惣が消費者庁に届出た機能性表示食品クエン酸プラムのエビデンス


株式会社丸惣が消費者庁に届出た機能性表示食品【クエン酸プラム】のエビデンス。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



#1
クエン酸プラムの表示しようとする機能性

#2
クエン酸プラムの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#3
クエン酸プラムのエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
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※全届出リスト(要アクセス)
株式会社丸惣
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【届出番号】

F29


【届出日】

2020/04/10


【届出者名】

株式会社丸惣
(6170002009736)
楽天市場
株式会社丸惣


【商品名】

クエン酸プラム


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
クエン酸
楽天市場
クエン酸

【表示しようとする機能性】

本品には、クエン酸が含まれます。
クエン酸は日常生活や運動後の疲労感を軽減することが報告されています。

【想定する主な対象者】
日常生活や運動後の疲労感が気になる成人健常者

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
当該製品は、機能性関与成分としてクエン酸2700mgを30mL当たりに含有する飲料である。機能性関与成分であるクエン酸はレモンやグレープフルーツなどの柑橘類などに多く含まれている有機酸の一種で、長い食経験があるだけでなく、食品添加物としても認められているため安全性には問題ないと考えられるが、本届出商品の食経験はないことから既存情報によるクエン酸の安全性評価を実施した。
クエン酸は柑橘類などに多く含まれている有機酸の一種で、は指定添加物として広く加工食品に用いられており、国際的にも一日の許容摂取量(ADI)が制限されていない成分である。また、レモンやグレープフルーツジュースに含まれるクエン酸量と比較しても当該製品のクエン酸量が大幅にそれらを超えるものではないことから安全性は高いと考えられる。

また、ヒトを対象に安全性を評価した文献が3報あり、いずれにおいても有害事象は認められず、1日にクエン酸を2700mg摂取することについての安全性については問題ないと評価した。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
1日摂取目安量を守ってください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


*ISO9001を2002年5月認証取得。

*ISO管理によるトレーサビリティで原料や工程記録のトレースが可能。

*一般的衛生管理、HACCPの考え方に基づき、工場の衛生管理を実施。
*定期的な衛生教育*毎月の検便

*全ライン金属検出器導入

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



(ア)標題
クエン酸の運動後の疲労感軽減作用に関する研究レビュー

(イ)目的
成人健常者を対象としたクエン酸摂取試験において、プラセボ摂取の場合と比較して疲労感が軽減されるか評価することを目的とした。

(ウ)背景
クエン酸は、疲労予防や疲労回復が期待される物質であるが、その機能について総合的に評価した文献はない。そこで、健常者がクエン酸を摂取する場合に疲労感を軽減するかをレビューした。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
英語文献と日本語文献を検索するためのデータベースとしてPubMedおよび医中誌を採用した。検索キーワードは「クエン酸、疲労」または「citric acid, fatigue」とした。研究デザインは健常者を対象とした無作為化比較試験とした。検索の条件と除外の条件を定めて、2017年7月4日に検索を実施し、評価対象文献4報を抽出した。

(オ)主な結果
評価対象文献いずれにおいても、疲労感を日本疲労学会が推奨するVAS(Visual Analogue Scale)で評価されており、クエン酸1000~2700mgを摂取することによって、日常生活または運動後の疲労感が軽減されるという肯定的な結果であった。また、クエン酸摂取による有害事象は認められなかった。

(カ)科学的根拠の質
採用文献4報のうち3報でUMIN登録等の記載がないため出版バイアスのリスクを否定できない。また、2報で症例減少が確認された。ただし、採用文献すべてにおいて、研究スタイルが無作為化二重盲検比較試験であったこと、1報にUMIN登録が確認できたことから、科学的根拠の質は高いと考える。

理想のトマト265g(株式会社伊藤園)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社伊藤園が消費者庁に届出た機能性表示食品理想のトマト 265gのエビデンス


株式会社伊藤園が消費者庁に届出た機能性表示食品【理想のトマト 265g】のエビデンス。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



#1
理想のトマト 265gの表示しようとする機能性

#2
理想のトマト 265gの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#3
理想のトマト 265gのエビデンス(科学的根拠)


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機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
株式会社伊藤園
機能性表示食品検索

【届出番号】

F28


【届出日】

2020/04/09


【届出者名】

株式会社伊藤園
(3011001002279)
楽天市場
株式会社伊藤園


【商品名】

理想のトマト 265g


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
GABA
楽天市場
GABA

【表示しようとする機能性】

本品にはGABAが含まれます。
GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能や、デスクワークなどで生じる疲労感を軽減する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
血圧が高めの健康な成人

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
「理想のトマト 265g」はトマトのみを原材料としたトマト飲料です。また、GABAは、トマトに含まれるアミノ酸の一つであり、当該製品に含まれるGABAは原材料のトマトに由来するものです。トマトやトマト飲料は、日本のみならず世界中で親しまれており、喫食実績の多い安全な食品であると考えています。
当該製品は、弊社で2011年5月16日に発売を開始した「理想のトマト」と同等であり、これまでに1270万ケースの販売実績があります。また、幅広い世代で男女問わず飲んでいただいておりますが、「理想のトマト」に起因する重篤な健康被害情報はありませんでした。
また、機能性関与成分の2次情報の評価から、安全性に問題ないと考えられます。
よって、当該製品も安全であると判断しておりますが、体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談していただきたいと考えております。また、降圧剤等の医薬品と併用すると、血圧を下げすぎてしまう可能性がありますので、服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。
降圧剤等の医薬品を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


【生産体制】
当該製品は、総合衛生管理製造過程やFSSC22000に準じた手順書を作成し、製造しています。
原材料の受け入れから製品の出荷に至るまでこの手順書をもとに製造することで、均一で衛生管理の行き届いた製品をお客様にお届けしています。
万一、不良品ができた場合には、いつ、どこで発生したのか分かる仕組みになっており、原因を究明できる体制を取っています。
また、製造している工場自体も定期的に監査しています。
不適格な工場は製造を中止し、基準を満たした場合のみ製造できる仕組みになっています。
【製造及び品質管理体制】
手順書による製造工程の管理、工場の管理と共に、最終製品は出荷検査を実施しています。
規格に適合した製品のみ出荷する仕組みになっており、安全な製品をお客様にお届けしています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



①血圧が高めの方の血圧を下げる機能
【標題】「理想のトマト 265g」に含有する機能性関与成分GABAの血圧低下に関する研究レビュー

【目的】当該製品を販売するにあたり、GABAの血圧降下作用に関して科学的な根拠があるのか「健康な成人がGABAを含む食品を摂取すると血圧が下がるか」について文献を調査しました。

【背景】
GABAは自然界に広く分布するアミノ酸の一種であり、一般に脊椎動物等における抑制性の神経伝達物質として広く知られています。経口摂取した場合の機能として自律神経系に作用することで血圧降下作用を示すことが報告されています。しかし、GABAのこれらの効果を総合的に調べ効果の有無を判断した研究はなかったため、今回調査しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には健康な成人及び軽症高血圧者を対象とした試験を実施している文献を探しました。調査の結果、15件の文献がヒットしました。

【主な結果】
 血圧降下作用について調査した文献には、GABAを12.3mg摂取すると被験者の収縮期血圧(SBP)及び拡張期血圧(DBP)が低下し、軽症血圧者の方を除外して評価しても同様に血圧を低下させることが明らかとなりました。また、正常血圧者のみを対象とした結果においてはSBP及びDBPは低下しないことが明らかとなりました。よって、GABAは血圧が高めの方の血圧を下げる機能がありますが、正常血圧者の血圧は下げないと考えられます。

【科学的根拠の質】
 GABAの血圧効果作用を確認した文献は、15件中11件がRCT、4件が非RCTでした。バイアス・リスクはや非一貫性については中程度でしたが、非直接性、不精確、その他バイアスは低く、総じて研究の妥当性・信頼性は中程度から高程度と考えられました。
 

②デスクワークなどで生じる疲労感を軽減する機能
【標題】「理想のトマト 265g」に含有する機能性関与成分GABAの疲労感軽減作用に関する研究レビュー

【目的】当該製品を販売するにあたり、GABAの疲労感軽減作用に関して科学的な根拠があるのか「健康な成人がGABAを含む食品を摂取すると疲労感が軽減するか」について文献を調査しました。

【背景】
GABAは自然界に広く分布するアミノ酸の一種であり、一般に脊椎動物等における抑制性の神経伝達物質として広く知られています。経口摂取した場合の機能として交換神経を抑制することが報告されており、これにより精神的ストレスを緩和し、最終的に疲労感を軽減させると考えられています。しかし、GABAのこれらの効果を総合的に調べ効果の有無を判断した研究はなかったため、今回調査しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には健康な成人を対象とした試験を実施している文献を探しました。調査の結果、3件の文献がヒットしました。

【主な結果】
 採用した3件のうち2件で、GABAを28mg以上摂取することによる疲労感軽減作用が確認されました。

【科学的根拠の質】
 GABAの疲労感軽減作用を確認した文献は、3件中2件がランダム化比較試験、で1件が非ランダム化比較試験でした。バイアス・リスクはや非一貫性については中~高程度でしたが、非直接性、不精確、その他バイアスは低く、総じて研究の妥当性・信頼性は中程度から高程度と考えられました。

 以上、血圧が高めの方の血圧を下げる機能ではGABAを12.3mg以上摂取すると対照食品を摂取した場合と比較して収縮期血圧(SBP)及び拡張期血圧(DBP)が有意に低下し、また、デスクワークなどで生じる疲労感を軽減する機能ではGABAを28mg以上摂取すると対照食品を摂取した場合と比較して疲労感が有意に低下することが確認されました。
よって、「理想のトマト 265g」はGABAを150mg以上含有しているため、血圧が高めの方の血圧を下げる機能や、デスクワークなどで生じる疲労感を軽減する機能が期待出来ます。

ラブレプレーン(3本パック)(カゴメ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

カゴメ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品KAGOME(カゴメ)ラブレプレーン(3本パック)のエビデンス


カゴメ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【KAGOME(カゴメ)ラブレプレーン(3本パック)】のエビデンス。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



#1
KAGOME(カゴメ)ラブレプレーン(3本パック)の表示しようとする機能性

#2
KAGOME(カゴメ)ラブレプレーン(3本パック)の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#3
KAGOME(カゴメ)ラブレプレーン(3本パック)のエビデンス(科学的根拠)


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※全届出リスト(要アクセス)
カゴメ株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F27


【届出日】

2020/04/09


【届出者名】

カゴメ株式会社
(2180001035109)
楽天市場
カゴメ株式会社


【商品名】

KAGOME(カゴメ)ラブレプレーン(3本パック)


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)
楽天市場
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)

【表示しようとする機能性】

本品にはラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)が含まれます。
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)は生きて腸まで届き、お通じと腸内環境を改善することが報告されています。
おなかの調子をすっきり整えたい方にお勧めです。

【想定する主な対象者】
健常な成人の方でおなかの調子をすっきり整えたい方

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
今回届出を行う商品は、1日摂取目安量(80 ml)に機能性関与成分としてラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)(以下、ラブレ菌)を21億個含む商品である。ラブレ菌を含む食品は、飲料やカプセルなどの形態で日本国内において10年以上の販売実績があるが、今回届出を行う商品の喫食実績はないので、 機能性関与成分であるラブレ菌について、既存情報を用いた評価を実施した。
調査の結果、in vitro試験、in vivo試験の結果からは、ラブレ菌の安全性に関する問題は認められなかった。一部のラブレ菌摂取試験(ヒト試験)において、軽微で一時的な腹部症状(下痢や腹痛など)が報告されている例もあった。しかし、ラブレ菌以外の乳酸菌の摂取試験でも、まれに腹部症状が発生することが報告されていることから、これらは、乳酸菌摂取によって一般的に起こりうる症状であると考えられた。またラブレ菌摂取によって生じた症状はいずれも軽微であり、加療は必要なく、摂取をやめることで回復または軽快していることから、ラブレ菌の安全性に大きな問題はないと判断した。ヒトでの過剰摂取安全性試験でも、今回届出を行う商品の1日摂取目安量(80 ml)に含まれるラブレ菌(21億個)の10倍以上の量で安全性は確認されており、十分に安全であると判断した。
なおラブレ菌は腸の蠕動運動を活性化することが考えられ、この効果が過剰に現れると、お腹が緩めの方が更なる軟便や下痢を起こす可能性も考えられる。しかし、お腹が緩くなりがちな健常人を対象とした試験で、ラブレ菌とβ-カロテンを12週間摂取して頂いたところ、試験食品摂取との関連性がある有害事象は確認されず、特にお腹のつらさに関するスコアが顕著に悪化している試験参加者はいなかった。一般的に、乳酸菌の摂取は下痢傾向者に対しても腸内環境を改善することで、排便回数を改善する方向に作用するとの報告があることから、今回届出を行う商品を摂取することで、お腹の緩さを悪化させることも含めた重篤な腹部症状が出現する可能性は極めて低いと考える。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本品の製造所であるカゴメ株式会社小牧工場では、「FSSC22000」の認証を取得しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



【標題】
ラブレ菌(Lactobacillus brevis KB290)(以下、ラブレ菌)の整腸作用についての評価

【目的】
病気でない方を対象として、ラブレ菌を含む食品を摂ることが、ラブレ菌を含まない食品を摂った時や何も摂らなかった時と比較して、整腸作用を示すか否かを調べることを目的とした。

【背景】
伝統的な漬物“すぐき”から分離された植物性乳酸菌、ラブレ菌が整腸作用を示すとの報告は複数あるが、それらの報告には、子供や病気の方での試験も含まれている。また、それらを統計学的な手法で解析したものはない。

【レビュー対象とした研究の特性】
ラブレ菌のヒトへの整腸作用に関する研究論文について、バイアスを避けながら、整腸作用の有無や程度を深く、詳しく評価した。対象者は疾病に罹患していない方(未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く)とし、ラブレ菌を含む食品の摂取が、ラブレ菌を含まない食品の摂取や何も摂取しない時と比較して、排便頻度(排便日数、排便回数)や、糞便中の乳酸菌数、ビフィズス菌数、糞便中の有機酸濃度(総有機酸、酢酸、プロピオン酸)、排便後の感覚などに影響を与えるかを検証した。また、論文として報告されている研究の妥当性と信頼性を評価した。

【主な結果】
網羅的な文献調査によって2編の研究論文(3試験)が抽出された。これらを用いて、統計学的な解析方法であるメタ分析を行ったところ、ラブレ菌の摂取は排便日数を改善すること、糞便中のプロピオン酸濃度を上昇させることが明らかになった。またメタ分析を行えなかった糞便中の乳酸菌数、糞便中の総有機酸濃度、酢酸濃度も、定性的な評価より、ラブレ菌の摂取で増加することが明らかになった。各試験でのラブレ菌の摂取量及び摂取期間を踏まえ、1日に21億個のラブレ菌を2週間摂取することで、健康な人のお通じや腸内環境を改善することが考えられた。

【科学的根拠の質】
全体を通して、解析に使用した研究は概ね信頼できるものであった。複数の論文から得られた結果の違いは中程度であり、ラブレ菌摂取による整腸作用の情報の一貫性は項目によって異なるものの、総じて改善する方向への変化が認められた。但し本調査には、対象となった個々の研究論文において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない、また論文化されていない試験がある等の研究の限界もあった。

ライラックビオ(株式会社協和)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

協和が消費者庁に届出た機能性表示食品ライラック ビオのエビデンス


株式会社協和が消費者庁に届出た機能性表示食品【ライラック ビオ】のエビデンス。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



#1
ライラック ビオの表示しようとする機能性

#2
ライラック ビオの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#3
ライラック ビオのエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
株式会社協和
機能性表示食品検索

【届出番号】

F26


【届出日】

2020/04/09


【届出者名】

株式会社協和
(6013101003286)
楽天市場
株式会社協和


【商品名】

ライラック ビオ


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
有胞子性乳酸菌 (Bacillus coagulans) lilac-01
楽天市場
有胞子性乳酸菌 (Bacillus coagulans) lilac-01

【表示しようとする機能性】

本品には、生きた有胞子性乳酸菌 (Bacillus coagulans) lilac-01が含まれています。
便秘傾向の方の便の状態(便の色、臭い、量、形)を整え、お通じ(回数、残便感)を改善することが報告されています。
便秘傾向の方に適した食品です。

【想定する主な対象者】
便秘傾向な健康成人

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
当該製品の機能性関与成分である有胞子性乳酸菌 (Bacillus coagulans) lilac-01は有胞子性乳酸菌(バチルスコアグランス)のうちの1株です。バチルスコアグランスlilac-01株は、菌種を同定し、(独)製品評価技術基盤機構に寄託し(NITE P-1102)、特許(特許第5006986号 芽胞形成能を有する新規菌株Bacillus coagulans lilac-01)を取得しています。
2013年5月からこれまでに機能性関与成分である有胞子性乳酸菌 (Bacillus coagulans) lilac-01が同量含まれる当該製品と類似する食品にあたる製品として、4,778,898食(1日摂取目安量1食換算、2019年11月末現在)販売しました。さらに、当該製品と同等の機能性関与成分である有胞子性乳酸菌 (Bacillus coagulans) lilac-01が同量含まれる試験食で摂取期間が2週間の臨床試験(試験食群は148名)を2013年10月に実施しています。
これまでに有胞子性乳酸菌 (Bacillus coagulans) lilac-01が含まれる製品摂取による重大な健康被害は報告されていません。
以上のことから、当該製品に含まれる有胞子性乳酸菌 (Bacillus coagulans)lilac-01は安全性が確認されていると判断しました。

【摂取する上での注意事項】
●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日摂取目安量を守ってください。

●原材料名をご参照の上、食物アレルギーのある方は摂取しないでください。

●乳幼児の手の届かないところに保管してください。

●色調等に若干のバラツキがある場合もありますが、品質には問題ありません。

●開封後はお早めにお召し上がりください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


日本タブレット株式会社 第3工場(国内GMP認証) 日本タブレット株式会社 第4工場(国内GMP認証)当該製品の機能性関与成分である有胞子性乳酸菌 (Bacillus coagulans) lilac-01の菌数は、研究レビューで示された菌数以上含まれていることは、一般財団法人日本食品分析センターにおいて、確認されています。
製造ロットごとに機能性関与成分である有胞子性乳酸菌 (Bacillus coagulans) lilac-01数を含めた微生物検査も行っています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



[標題]
有胞子性乳酸菌lilac-01株の便通・便性改善効果に関する研究レビュー

[目的]
健康な成人が、有胞子性乳酸菌 (Bacillus coagulans) lilac-01 (以下lilac-01株) の摂取によって、乳酸菌を摂取しない場合または摂取前と比較して、お通じ(便通)と便の状態(便性)が改善するかどうかの検証を目的としました。

[背景]
有胞子性乳酸菌 (Bacillus coagulans) は便通・便性を改善するため、世界中で利用されていますが、lilac-01株の便通・便性に関する研究レビューはありませんでした。そこでこれらの機能性を検証するため、本研究レビューを実施しました。

[レビュー対象とした研究の特性]
複数の研究論文データベースを用いて、各データベースの初めの時点から2016年11月までに発表された健康成人男女がlilac-01株を摂取した試験の論文を調査しました。最終的に1報の論文を評価しました。この論文はランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験を実施しており、利益相反はありませんでした。

[主な結果]
1報の論文を評価した結果、便秘傾向のある健康成人で、1日当たり1億個のlilac-01株を摂取することにより、お通じ(便通:排便回数、残便感)と便の状態(便性:量、形、色、臭い)が改善することがわかりました。

[科学的根拠の質]
評価した論文が1報のため、研究間の結果のばらつき等を評価できないなどの問題はありますが、評価した論文は、被験者数の多いランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験であり、真の値とは異なる結果を導く可能性を高める偏りやサンプルが少ないなどのリスクが低く、今後の研究によって結果が大きく変更する可能性は低いと考えられます。

DHCカラダ対策ゼリーⅢ(マスカット風味)(株式会社ディーエイチシー)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社ディーエイチシーが消費者庁に届出た機能性表示食品DHC(ディーエイチシー) カラダ対策ゼリーⅢ(トリプル)(マスカット風味)のエビデンス


株式会社ディーエイチシーが消費者庁に届出た機能性表示食品【DHC(ディーエイチシー) カラダ対策ゼリーⅢ(トリプル)(マスカット風味)】のエビデンス。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



#1
DHC(ディーエイチシー) カラダ対策ゼリーⅢ(トリプル)(マスカット風味)の表示しようとする機能性

#2
DHC(ディーエイチシー) カラダ対策ゼリーⅢ(トリプル)(マスカット風味)の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#3
DHC(ディーエイチシー) カラダ対策ゼリーⅢ(トリプル)(マスカット風味)のエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
株式会社ディーエイチシー
機能性表示食品検索

【届出番号】

F25


【届出日】

2020/04/09


【届出者名】

株式会社ディーエイチシー
(4010401018074)
楽天市場
株式会社ディーエイチシー


【商品名】

DHC(ディーエイチシー) カラダ対策ゼリーⅢ(トリプル)(マスカット風味)


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
楽天市場
難消化性デキストリン(食物繊維)

【表示しようとする機能性】

本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。
難消化性デキストリン(食物繊維)には、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させ、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする機能や、糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇をおだやかにする機能、さらにおなかの調子を整え、便通・お通じを改善する機能があることが報告されています。
本品は、食後の血中中性脂肪や血糖値が気になる方、おなかの調子を整えたい方に適した食品です。

【想定する主な対象者】
食後の血中中性脂肪が気になる方、食後の血糖値が気になる方、お腹の調子を整えたい方

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品は、一日摂取目安量の1本に機能性関与成分として難消化性デキストリン(食物繊維)が5g含まれている食品である。
難消化性デキストリン(食物繊維)は特定保健用食品の関与成分として、幅広い食品形態に使用されている。特定保健用食品(規格基準型)における難消化性デキストリン(食物繊維)の一日摂取目安量は食物繊維として3~8gであり、この範囲の摂取量においては食経験が十分にあり、安全であることが確認されている。
本品は、難消化性デキストリン(食物繊維)の一日摂取目安量を5gに設定しており、3g~8gの範囲内となっている。
ただし、過剰摂取により下痢を発症する可能性が報告されているため、摂取上の注意を表示することとした。さらに医薬品との相互作用を確認したが、該当する情報はなかった。
従って、当該製品について、健康な成人男女を対象として、一日摂取目安量を守って適切に使用すれば、安全性に問題はないと判断している。

【摂取する上での注意事項】
過剰摂取をさけるため、一日摂取目安量を超えての摂取はお控えください。
多量に摂取することにより疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
食べすぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。
原材料をご確認の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


当該製品は株式会社アーゼンにおいて、中間製品まで製造・加工を行い、その後、中間製品から最終的な容器包装に入れる工程までを大成包材株式会社にて行っている。
株式会社アーゼンは、管理マニュアルを作成し、それに従って製造管理・衛生管理を行うことにより品質管理を行っている。

大成包材株式会社では、AUDIX Registrars(㈱)によるISO9001認証に基づき、生産・製造及び品質管理を行っている。
また、弊社においても、原料~製品まで各段階でサンプルを取り寄せ品質のチェックを行うことで販売者責任を全うする体制をとっている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



(ア)標題①:
難消化性デキストリン(食物繊維)を用いた健常成人に対する食後血中中性脂肪上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)
(イ)目的:
健常成人もしくは空腹時血中中性脂肪値がやや高めの成人に対して難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取することにより、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が見られるか検証することを目的とした。
(ウ)背景:
水溶性食物繊維の一種である難消化性デキストリン(食物繊維)は、平成27年9月4日時点で387品目の特定保健用食品に使用されており、「食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制する」といった表示内容の許可を受けた特定保健用食品は16品目となっている。
(エ)レビュー対象とした研究の特性:
対象論文は、試験群として難消化性デキストリン(食物繊維)を含有した食品(または飲料)を使用し、対照群にプラセボ食品(または飲料)を用いている臨床試験とした。採用基準に従い内容を精査し9報が採用された。採用された論文はすべて日本国内で実施され、健常成人もしくは空腹時血中中性脂肪値がやや高めの成人を対象としていた。これは機能性表示食品を利用する集団と一致している。
(オ)主な結果:
レビュー対象とした論文は9報であった。食後血中中性脂肪値(2, 3, 4時間)に
ついてメタアナリシスを実施した結果、難消化性デキストリン(食物繊維)を食事
とともに摂取することで食後血中中性脂肪値(2, 3, 4時間)を有意に低下さ
せることが示唆された。また、食後血中中性脂肪値の濃度曲線下面積(吸収率の
指標)ついてもメタアナリシスを実施した結果、難消化性デキキストリン(食物繊
維)を食事とともに摂取することにより食後血中中性脂肪値の濃度曲線下面積(吸
収率の指標)を有意に低下させることが示唆された。
なお、9報のうち原データを確認できる論文1報について疾病に罹患していない者
(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満の健常成人)のみで、層別解析を行い、別
途定性評価を実施した結果、健常成人に対しても同様に効果があることが確認さ
れた。摂取量は採用論文9報のうち7報が5g、1報が5.2g、1報が9gであった。
(カ)科学的根拠の質:
レビュー対象とした9報の論文の研究の質は高く、各アウトカムの総例数は321~470例と例数が多いことから評価に十分であると判断した。また、メタアナリシスによる統合効果は有意であったことから、科学的根拠の質は高いと考える。未公表論文を想定しても統合効果量は有意であり、公表バイアスの影響は小さいと判断した。本研究レビューの限界として、今後の研究により、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査や食事療法だけでなく、運動療法、その他生活習慣などとの交絡因子の影響について、さらなる研究が必要と考えられる。
(ア)標題②:
難消化性デキストリン(食物繊維)を用いた健常成人に対する食後血糖の上昇抑制作用に関する研究レビュー(メタアナリシス)
(イ)目的:
健常成人もしくは境界域血糖値の成人に対して難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取することにより、食後血糖値の上昇抑制作用が見られるか検証することを目的とした。
(ウ)背景:
水溶性食物繊維の一種である難消化性デキストリン(食物繊維)は、平成27年9月4日時点で387品目の特定保健用食品に使用されており、「食後血糖値の上昇を抑制する」といった表示内容の許可を受けた特定保健用食品は190品目となっている。
(エ)レビュー対象とした研究の特性:
対象論文は、試験群として難消化性デキストリン(食物繊維)を含有した食品(または飲料)を使用し、対照群にプラセボ食品(または飲料)を用いている臨床試験とした。採用基準に従い内容を精査し、43報が採用された。
採用された論文はすべて日本国内で実施され、健常成人もしくは境界域血糖値の者を対象としていた。
(オ)主な結果:
レビュー対象とした43報の論文のうち、2報では、2つの研究が行われていたので、システマティックレビューに用いた研究数は45となった。食後血糖値(30分)と食後血糖値(60分)についてメタアナリシスを実施した結果、難消化性デキストリン(食物繊維)を食事と併用することによって、食後血糖値(30分)、並びに食後血糖値(60分)を有意に低下させることが示唆された。また、食後血糖値の濃度曲線下面積(吸収率の指標)についてもメタアナリシスを実施した結果、難消化性デキストリン(食物繊維)を食事と併用することによって、食後血糖値の濃度曲線下面積(吸収率の指標)を有意に低下させることが示唆された。43報の論文の難消化性デキストリン(食物繊維)の1回摂取量は4 ~16 gであり、食後血糖値の上昇抑制作用が期待できる推奨1回摂取目安量は、難消化性デキストリン(食物繊維)5 gが適切と考えられる。難消化デキストリン(食物繊維)を少なくとも1回摂取量4 g摂取した場合においても同様に食後血糖値の上昇抑制作用が期待出来るものと考えられる。
(カ)科学的根拠の質:
レビュー対象とした43報の論文の研究の質は高く、各アウトカムの総例数は、308~1,094例と例数が多いことから評価に十分であると判断した。また、メタアナリシスによる統合効果は有意であったことから、科学的根拠の質は高いと考える。未公表論文を想定しても統合効果量は有意であり、公表バイアスの影響は小さいと判断した。本研究レビューの限界として、今後の研究により、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査や食事療法だけでなく、運動療法、その他生活習慣などとの交絡因子の影響について、さらなる研究が必要と考えられる。
(ア)標題③:
難消化性デキストリン(食物繊維)を用いた健常成人に対する整腸作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)
(イ)目的:
健常成人あるいは便秘傾向の成人に対して難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取することにより、整腸作用(便通改善作用)を示すかを確認することを目的とした。
(ウ)背景:
我が国における生活習慣病の患者数が増加している中で食物繊維が糖尿病、肥満といった疾患や生活習慣病に対する予防効果があると言われており、第6の栄養素としてその重要性が認識されている。その作用としては整腸作用や便通改善作用が挙げられる。難消化性デキストリン(食物繊維)はトウモロコシでん粉を起源とする食物繊維であり、これを含む当該製品はおなかの調子を整えたい健康な男女に向けた機能性表示食品にふさわしいものであると考えられる。そこで当該製品に含まれている難消化性デキストリン(食物繊維)の整腸作用に関するシステマティックレビューを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性:
4つの研究論文電子データベースを使用し、健常成人あるいは便秘傾向の成人を対象に難消化性デキストリン(食物繊維)を用いて整腸作用について調査したランダム化比較試験(RCT)を検索した。26報の論文のうち、1報では、2つの研究が行われていたので、システマティックレビューに用いた研究数は27となった。
(オ)主な結果:
本レビューにおける難消化性デキストリン(食物繊維)の一日摂取量は3.8~7.7 gであり、最少摂取量の3.8 gの摂取によっても「排便回数」および「排便量」において対照群との有意差が見られた。また、全ての研究における摂取量の中央値を算出したところ、一日摂取量は5 gであった。そこで、一日摂取量が5 g以下の低用量群と5 gを超える高用量群に分けてメタアナリシスを行ったところ、高用量群および低用量群のいずれにおいても「排便回数」および「排便量」で対照群との有意差が見られた。これらの結果より、整腸作用が期待できる難消化性デキストリン(食物繊維)の一日推奨摂取目安量は5 gと考える。
(カ)科学的根拠の質:
27研究の総例数は1,104例と十分な例数であった。効果のない論文が公表されていない可能性は否定できなかったが、未公表の論文を想定しても有意に効果が認められたことから重大な影響はないと判断された。

(構造化抄録)