2020年8月9日日曜日

リポビタンゼリーネオ(大正製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

大正製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品リポビタンゼリーneo(ネオ)のエビデンス




大正製薬株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【リポビタンゼリーneo(ネオ)】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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大正製薬株式会社
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【届出番号】

F221


【届出日】

2020/06/30


【届出者名】

大正製薬株式会社
(4013301006867)
楽天市場
大正製薬株式会社


【商品名】

リポビタンゼリーneo(ネオ)


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
クエン酸
楽天市場
クエン酸

【表示しようとする機能性】

本品にはクエン酸が含まれます。
クエン酸は日常生活における軽い運動後の一時的な疲労感を軽減することが報告されています。

【想定する主な対象者】
日常生活における軽い運動後の疲労感が気になる方(ただし、疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
以下の情報に基づき、本品は安全であると判断した。

①クエン酸は、レモンやライム、グレープフルーツなどの柑橘類に多く含まれるα-ヒドロキシ酸の一種で、アメリカ食品医薬品局(FDA)よりGRAS(Generally Recognized As Safe)に登録されており、一般に安全性が認められると確認されている。
②クエン酸は、国内で食品添加物として使用されている。
③FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)による安全性評価において、クエン酸のADI(Acceptable Daily Intake:一日許容摂取量)は「制限しない」との評価が示されている。

一方で、既存のデータベースを検索した結果、医薬品との相互作用に関する報告は確認されなかった。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。
一日摂取目安量を守ってください。糖類の摂り過ぎには十分に注意してください。
本品には1袋当たり50mgのカフェインが含まれます。
小児、妊婦、授乳中の方やカフェインに敏感な方は飲用をお控えください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本品の製造所は、工場ごとにFSSC 22000認証を取得し、衛生管理や規格外製品の流通防止に向けた体制を構築している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



(ア)標題
クエン酸の疲労感の軽減効果に関する研究レビュー
(イ)目的
健康な成人男女に対して、クエン酸の摂取は、プラセボ摂取と比較して、疲労感を軽減させる機能を有するか検証する。
(ウ)背景
クエン酸摂取による疲労感の軽減に関してのシステマティックレビュー、研究レビューは見当たらなかった。そこで、本研究レビューを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
PubMed(外国語論文)、医中誌 Web(日本語論文)の2つのデータベースを用いて文献検索した結果(検索日:2020年4月23日)、4報の文献を採用した。4報の文献はいずれも査読付き論文(専門家による審査を経た論文)で、日本人の健康な成人を対象としたランダム化プラセボ対照比較試験と呼ばれる信頼性の高い臨床試験であった。なお、これらの文献に届出者(大正製薬株式会社)の関与は無かった。
(オ)主な結果
評価した4報の文献において、クエン酸1000mg~2700mgを摂取することによって、VAS(Visual Analogue Scale)による疲労感の軽減が確認された。VASとは疲労感の一般的な評価方法であり、疲労感を数値化することで主観的に評価する手法である。本品の表示しようとする機能性は「日常生活における軽い運動後の一時的な疲労感の軽減」であり、採用文献のうち1000mg以上の摂取で効果が認められている。本品はクエン酸の一日摂取目安量を1000mgとすることから、当該機能に対する有効性が期待できるものと判断した。
(カ)科学的根拠の質
採用文献は、選択バイアス、症例減少バイアス、選択的アウトカムなどのバイアスリスクが含まれるが、ランダム化プラセボ対照比較試験で実施されたエビデンスレベルの高いものである。一方で研究の限界として、採用文献4報中2報で著者に利害関係者が含まれており、出版バイアスの可能性も否定できないが、4報中3報で肯定的な結果が得られていることから、表示しようとする機能性を否定するものではないと判断した。

お茶の実シーピー(株式会社三協)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社三協が消費者庁に届出た機能性表示食品お茶の実CP(シーピー)のエビデンス



株式会社三協が消費者庁に届出た機能性表示食品【お茶の実CP(シーピー)】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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株式会社三協
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【届出番号】

F220


【届出日】

2020/06/30


【届出者名】

株式会社三協
(7080101008580)
楽天市場
株式会社三協


【商品名】

お茶の実CP(シーピー)


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
GABA
楽天市場
GABA

【表示しようとする機能性】

本品にはGABAが含まれています。
GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能や、事務的作業に伴う一時的な精神的ストレス、疲労感を緩和する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
事務的作業による一時的な精神的ストレスや疲労感が気になる方、健常範囲で血圧が高めの方

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
GABAは野菜や果物、穀物などに多く含まれていることが知られており、例えばナスやトマトには100gあたりGABAが20~50mg程度含まれている。また、原料メーカーより販売されている複数のGABA含有製品(GABA~200mg/日)に関してGABAの摂取に起因する重篤な健康被害は報告されていない。
安全性試験の既存情報の検索を行った結果、GABAの食品としての安全性は血圧低下効果の有効性と共に検証しているものが多く、被験者には血圧が高めの人またはI度高血圧の人が含まれていたが、安全性の評価方法としては問題はなかった。被験者は11.5~1000mgのGABAを4週間~16週間摂取しており、最も多い摂取量は、4週間の過剰摂取試験としては1000mg/日、12週間の長期摂取試験としては120mg/日であった。結果としては、21報の研究において、軽度の自覚症状の変化を訴える事例はあるものの、プラセボ群との差はなく、GABAあるいはGABA含有食品が原因となる血液検査、尿検査、理学的検査、診察所見、その他臨床上問題となる異常変動等は認められなかった。
GABAは分子量103.12の単一の低分子化合物であり、基原によらずGABAの性状は一定である。従って、各安全性試験で用いられたGABAと当該製品に含まれるGABAは同等のものであると言える。このため、各安全性試験の結果を当該製品中のGABAの安全性として判断することに問題はないと考えられる。
以上より、本機能性表示食品に含まれている機能性関与成分GABAには十分な安全性があると判断できる。

【摂取する上での注意事項】
●本品は多量摂取により疾患が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。
●降圧作用を有する医薬品等を服用している方は医師、薬剤師に相談してください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMP取得の株式会社三協日の出工場にて、GMPの取組みに基づく製造、品質管理。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



血圧低下作用に関する機能性の評価
【ア.標題】
最終製品お茶の実 CP(シーピー)に含有する機能性関与成分 GABAによる”血圧が高めの健常者の血圧を低下させる機能”に関するシステマティックレビュー
【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてGABAの摂取が高めの血圧を低下させる作用を有するか検証する。
【ウ.背景】
現代社会において、生活習慣病は大きな問題となっている。特に成人の 3 人~4 人に 1 人程度が生活習慣病の 1つである高血圧と考えられている。高血圧は心筋梗塞や脳卒中など重篤な病気を引き起こす要因となるため、食事の改善や運動などにより日常から適正な血圧を維持することが重要とされる。このような背景から適正な血圧を維持する効果を持つ機能性食品の開発が行われ、そのひとつとして GABA を配合した食品がある。GABA は血圧が高めの健常者の血圧を下げる効果があるとされているが、改めてその効果について検証するため、「GABA を含む食品の摂取が、血圧が高めの健常者の血圧を低下させるか」というリサーチクエスチョンに基づき、本研究レビューを実施した。
【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:2020年3月9日
対象データベース:PubMed, The Cochrane Central Register of Controlled Trials (CENTRAL), JDreamⅢ, UMIN-CTR(未発表研究検索)
検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
評価に用いた文献:11報
研究デザイン:ランダム化並行群間比較試験、ランダム化クロスオーバー試験、準ランダム化比較試験
【オ.主な結果】
適格基準に合致する研究として 11 報の研究が該当した。これらの研究では血圧を評価する指標として収縮期血圧および拡張期血圧が用いられ、一日当たり12.3 mg~80 mg の GABA の摂取で収縮期血圧および拡張期血圧がプラセボと比較して有意に低下するとする研究が多数を占めた。
【カ.科学的根拠の質】
エビデンス総体の評価として、収縮期血圧および拡張期血圧の各アウトカムともにバイアスリスクが中程度あり、出版バイアスの疑いが排除できないが、非直接性、不精確は低リスクであることを総体的に考慮し、示唆的なエビデンスの質があると判断された。また、採用文献には報告バイアスが不明であり、有効性の確認できなかった研究が報告されていないリスクがあった。したがって、介入の効果を過大評価せず慎重に評価する必要があり、また、今後の研究の動向について継続的に情報収集し検証する必要があると考えられる。

精神的ストレス・疲労感軽減作用に関する機能性の評価
【ア.標題】
最終製品お茶の実 CP(シーピー)に含有する機能性関与成分 GABA
によるストレス緩和の機能性に関するシステマティックレビュー
【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてGABAの摂取が精神的ストレス・疲労感を軽減する作用を有するか検証する。
【ウ.背景】
平成 29 年の厚生労働省労働安全衛生調査(参考文献 No.1)によると、現在の仕事や職業生活に関することで、強いストレスとなっていると感じる事柄がある労働者の割合は 58.3%となっている。ストレスはさまざまな精神的、肉体的疾病の原因とも言われていることから、ストレス状態を改善し心身をリラックスした状態に保つことは健康の維持に寄与するものであると考えられる。ストレスの緩和や、リラクゼーション効果に関する研究についても複数報告されているが、研究レビューとして GABA のストレス緩和効果を検証した報告はこれまでにない。そこで、リサーチクエスチョン「GABA を含む食品の摂取が健常者のストレスを緩和するか」を検証するために本研究レビューを実施した。
【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:2019年1月29日
対象データベース:PubMed, The Cochrane Central Register of Controlled Trials (CENTRAL), JDreamⅢ, UMIN-CTR(未発表研究検索)
検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
評価に用いた文献:7報
研究デザイン:ランダム化並行群間比較試験、ランダム化クロスオーバー試験、準ランダム化比較試験
【オ.主な結果】
適格基準に合致する研究として 7 報の研究が該当した。これらの研究においてストレスを評価する指標である脳波(α 波)、副交感神経活動、唾液中クロモグラニン A、唾液中コルチゾール、疲労感の主観的評価を用いた評価により、 28 mg~100 mg の GABA を単回摂取することでストレスや疲労感が改善されることが示された。
【カ.科学的根拠の質】
脳波、唾液中クロモグラニンA、唾液中コルチゾール、VAS を用いた主観的疲労感においてはバイアスリスクや出版バイアスにおいて中程度のリスクがあるが、その他は低いレベルに収まっており、弱いエビデンスの質があると判断された。副交感神経活動においては、出版バイアスにおいて中程度のリスクがあるが、その他はおおむね低いレベルに収まっており、中程度のエビデンスの質があると判断された。そのため、エビデンス総体の総括としては肯定的なエビデンスの質があると判断された。一方で、一部の研究は試験食品や研究資金を GABA のメーカーが提供していたため利益相反のリスクが懸念された。以上のことから、結果を過大評価せず慎重に評価する必要があると考えられる。

キョーリックDHA&EPA(湧永製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

湧永製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品キョーリック DHA&EPA(ディーエイチエーアンドイーピーエー)のエビデンス



湧永製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【キョーリック DHA&EPA(ディーエイチエーアンドイーピーエー)】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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湧永製薬株式会社
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【届出番号】

F219


【届出日】

2020/06/30


【届出者名】

湧永製薬株式会社
(1120001059262)
楽天市場
湧永製薬株式会社


【商品名】

キョーリック DHA&EPA(ディーエイチエーアンドイーピーエー)


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
DHA・EPA
楽天市場
DHA

EPA

【表示しようとする機能性】

本品にはDHA・EPAが含まれます。
DHA・EPAには、中性脂肪を下げる機能があることが報告されています。
また、DHAには、年齢とともに低下する認知機能の一部である情報の判断力(得られた情報に対し、次に起こすべき行動を判断する力)をサポートする機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
疾病に罹患していない成人(中性脂肪が気になる方、認知機能の低下が気になる中高年)

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
使用している主原料のDHA・EPA含有精製魚油は1990年から原料として累計で5,000トン以上の販売実績があり、サプリメントや魚肉ソーセージなどの加工食品、特定保健用食品(リサーラソーセージDHA・EPA 1,050㎎/本、2005年販売)などに使用されている。これらの製品は国内において全国規模で流通されてきたが、これまでに健康被害に関する重篤な報告は無い。

しかしながら、喫食実績による評価としては不十分と判断し、以下の通り既存情報を用いた評価も行った。
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報、被害関連情報においてDHA、EPA及び魚油について検索した結果、DHA及びEPAを原因とする被害情報は認められない。
以下は公的機関情報(1)、(2)から引用した。
・米国ではGRAS (一般的に安全と見なされた物質) 認定。(1)
・通常食品に含まれる量を経口摂取する場合、おそらく安全である。(1)
・経口摂取時、一般に3~4 g/日以下であれば耐容性が高い。(1)
・米国FDAの限定的健康表示規格においては、サプリメントからの摂取はDHAとEPAを合わせて1日2 gを超えないようにとされている。(1)
・平成22 年、23 年国民健康・栄養調査の結果に基づく、n-3 系脂肪酸の日本人30~49 歳の中央値は、2.1 g/日(男性)、1.6 g/日(女性)。(2)
・DHA・EPAを含むn-3系脂肪酸の食事摂取基準は、成人男性2.0~2.4g/日、成人女性1.6~2.0g/日。(2)
(データベース名)
(1)(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報
(2)厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2015年度版)

一日摂取目安量としてDHAとEPAを合わせて860mg/日と設定した当該商品「キョーリック DHA&EPA」は、以上の情報から安全性は高いと考える。本品を適切に摂取する場合、安全性に問題はないと考えられた。

【摂取する上での注意事項】
◆原材料をご確認の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。
◆過剰摂取にならないように一日摂取目安量をお守りください。
◆お召し上がりの際には、のどにつかえることのないようにご注意ください。
◆抗凝固剤、抗血小板剤、血糖降下剤、降圧剤等を服用している方は医師、薬剤師に相談してください。
◆妊娠・授乳中の方、乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


当該製品を製造する工場は、(公財)日本健康・栄養食品協会の健康食品GMP適合工場として認定されており、製品の生産及び品質管理に関しては、GMPの取組みに基づき実施されている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



【中性脂肪】
ア.標題:
DHA・EPAの経口摂取による中性脂肪値低下作用に関する研究レビュー

イ.目的:
誰に      P):疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者
何をすると   I):DHA・EPAの経口摂取
何と比較して  C):プラセボの摂取、もしくはDHA・EPAの介入なし
どうなるか   O):中性脂肪値の低下が認められるか
研究デザイン  S):ランダム化比較試験(RCT)

ウ.背景:
DHA・EPAの経口摂取による中性脂肪値を低下させる機能については多数の報告があるが、疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者に限定した場合における有効性は明確でなかった。そこで、これまでの国内外の知見を精査し、標題の研究レビューを行った。

エ.レビュー対象とした研究の特性:
文献の検索は、RCT(研究の対象者をランダムに2つのグループに分け、一方には評価しようとするものを摂取させ、もう一方には対照となるものを摂取させて比較する臨床試験)であること、DHA・EPAを摂取させる試験であること、疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者を対象としていることを条件に実施した(最終検索日2016/2/18)。なお本研究レビューは、届出者以外の第三者機関が実施した。

オ.主な結果:
検索により37報が研究レビューの対象となり、疾病に罹患していない者を対象とした16報のうち10報、中性脂肪値がやや高めの者を対象とした21報のうち15報が、当該の機能性を認めていた。
また、群間比較において当該機能を認めた報告において、1日当たりのDHA・EPAの摂取量は133~10,440 mg、摂取期間は3~14週間であった。
本製品は1日当たりの摂取目安量(6粒)中にDHAとEPAの総量として860mg含むため、当該機能に対する有効性が期待できるものと判断した。

カ.科学的根拠の質:
採用文献のエビデンス(科学的根拠)総体について、バイアスリスク(偏りの危険性)は低(0)、エビデンスの強さは強(A)と評価した。なお、日本で実施された研究6報のうち、4報が当該の機能性を肯定しており、日本人への外挿性に問題はないと考えられる。よって、機能性関与成分DHA・EPAを1日当たり133 mg以上摂取することにより、中性脂肪を低下させる機能が認められると考えられる。
ただし、本研究レビューの限界として、サンプリングバイアス(被験者の偏り)や言語バイアス(英語と日本語のキーワードのみで検索を行ったことによる偏り)が完全には否定できないことが挙げられる。

【認知機能】
ア.標題:
DHAによる認知機能に関する研究レビュー

イ.目的:
誰に      P) :疾病に罹患していない成人
何をすると   I) :DHAの摂取
何と比較して  C) :プラセボ摂取、もしくはDHA摂取なし
どうなるか   O) :認知機能に対する有効性が認められるか
研究デザイン  S):ランダム化比較試験(RCT)

ウ.背景:
認知機能に対するDHAの効果については、数多くの報告がある。しかし、疾病に罹患していない成人に着目して研究成果全体をまとめたレビューは限られている。そこで、これまでの国内外の知見を精査し、標題の研究レビューを行った。

エ.レビュー対象とした研究の特性:
文献の検索は、RCT(対象者をランダムに2つのグループに分け、一方は評価しようとするもの、もう一方には対照となるものを摂取させて比較する臨床試験)であること、DHAを摂取させる試験であること、疾病に罹患していない成人を対象としていることを条件に実施した(最終検索日2016/8/2)。なお本研究レビューは、届出者以外の第三者機関が実施した。

オ.主な結果:
認知機能の一部である「記憶」および「判断・実行」において群間比較によるDHA摂取の有効性は、それぞれ7報の文献で認められた。これらの文献における1日当たりのDHA摂取量は480~1720mgであった。また、効果が認められた試験は、提示された数、ことば、図形などの情報を覚え込み、維持した情報を思い出して、思い出したことが正しいか確認するといった一連の脳内の作業を評価していた。これらの知見に基づき、本製品の表示しようとする機能性は、「DHAには、年齢とともに低下する認知機能の一部である情報の判断力(得られた情報に対し、次に起こすべき行動を判断する力)をサポートする機能があることが報告されています。」とした。
当該製品は一日当たりの摂取目安量(6粒)中にDHA544 mgを含む食品であり、当該機能の有効性が期待できるものと判断した。

カ.科学的根拠の質:
採用文献の各種バイアスリスク(偏りの危険性)は中程度、エビデンス(科学的根拠)の強さは中(B)と評価した。
幅広い年代の男女で機能が認められていた。また、効果を認められた文献のうち日本で実施された研究報告は3報あり、当該機能性において人種間に差異が認められるとした報告も無いため、日本人への外挿性(結果の日本人への適用)に問題はないと考えられる。ただし、本研究レビューの限界として、サンプリングバイアスや言語バイアスが完全には否定できないことが挙げられる。

みやざき冷凍ほうれん草(株式会社綾・野菜加工館)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社綾・野菜加工館が消費者庁に届出た機能性表示食品みやざき冷凍ほうれん草のエビデンス



株式会社綾・野菜加工館が消費者庁に届出た機能性表示食品【みやざき冷凍ほうれん草】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
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※全届出リスト(要アクセス)
株式会社綾・野菜加工館
機能性表示食品検索

【届出番号】

F218


【届出日】

2020/06/30


【届出者名】

株式会社綾・野菜加工館
(7350001004925)
楽天市場
株式会社綾・野菜加工館


【商品名】

みやざき冷凍ほうれん草


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
ルテイン
楽天市場
ルテイン

【表示しようとする機能性】

本品にはルテインが含まれています。
ルテインは、光による刺激から目を保護するとされる網膜(黄斑部)色素を増加させることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常成人

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
○当該製品の安全性に関する評価
 ルテインは、食品ではケールやほうれん草などの野菜、果物、卵黄などに含まれることから長年の食経験がある。
 また、データベース調査の結果、「JECFA (FAO/WHO合同食品添加物専門家会議) においてADI (一日摂取許容量)を0~2 mg/kg体重とされた」「欧州食品安全機関(EFSA)は食品添加物としてのルテインのADIを1mg/kg体重/日に設定した」と報告されている。これらの結果より、ルテインが食品添加物として広く使用され、安全性が高いことが確認されている。また「ルテインのサプリメントの摂取は、1日当たり15mg、最大2年間まで安全に用いられている」という報告もあり、サプリメントとして摂取した場合においても、ルテインの安全性は高いと考えられる。
 なお、ルテインは、化学式C40H56O2で表され、固有の構造を有する。したがって、既存情報の「ルテイン」は、本届出中の機能性関与成分であるルテインと同じ化合物であると判断した。
ルテインと医薬品との相互作用に関しては、既存のデータベースを検索した結果からは報告例はなかった。
 以上の情報により一日摂取目安量当たりのルテイン含有量10mgの安全性評価は十分であると判断した。

【摂取する上での注意事項】
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日の摂取目安量を守ってください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


当社では、一般社団法人日本冷凍食品協会が定めた「冷凍食品製造事業者向けHACCPに基づく衛生管理のための手引書」に準拠した製造並びに衛生管理体制を構築している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



【標題】
  ルテインを用いた健常成人に対する網膜(黄斑部)色素の増加に関する研究レビュー

【目的】
  健常な成人に対して、ルテインを含んだ食品を食品の継続的な摂取が網膜(黄斑部)の色素量を増加させるか検証した。

【背景】
  ルテインなどの網膜色素は、網膜の中心に位置する黄斑部に存在し、その抗酸化作用と青色光吸収作用により、光の刺激から目を保護し視機能の維持など目の健康維持に寄与すると考えられる。高齢者の失明原因の一つである黄斑変性症の患者の黄斑色素密度(網膜色素量の評価指標)は健常者より低く、健常者においても加齢に伴い低下するとの報告もある。

【レビュー対象とした研究の特性】
 「疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)において、ルテインを含む食品の継続的な摂取は、対照群と比較して、黄斑部色素量を増加させるか?」に基づいて、検索式を設定し、3つのデータベースより文献検索を実施した。検索により特定された文献から適格基準に適合しない文献を除外し、一定水準以上の研究レベルがある文献を採用文献とした。網膜(黄斑部)の色素量の評価に広く採用されている黄斑色素光学密度または、黄斑色素レベルを効果指標として定性的研究レビューを実施した。【科学的根拠レベル総合評価】、【「研究タイプ、質、数」の目安】、【一貫性の目安】について AからE の 5 段階で評価した。

【主な結果】
  適格基準に合致するエビデンスとして6報の文献を採用した。うち3報はルテインを含む食品の継続的な摂取により、対照群と比べ、黄斑色素光学密度(MPOD)に有意な上昇が確認され、2報は、摂取前と比べMPODに有意な上昇が確認されたものの対照群との有意差は認められず、1報は黄斑色素レベル(MPL)に変化がなかった。摂取期間などさらなるエビデンスの充実は必要なものの、ルテイン10mg/日以上を含む食品の摂取で網膜(黄斑部)の色素量の増加が認められた。

【科学的根拠の質】
  本研究レビューの限界として、群間差はなかったが群内(摂取前後)比較において有意な上昇が見られ「効果あり」とした論文が2報、「効果なし」とした論文が1報あり、エビデンスとして限界がある。ただし、複数の研究報告で「黄斑色素光学密度」に関する有効性が支持されていることから、科学的根拠は十分であると判断した。

アサヒウィルキンソンタンサンエクストラ(アサヒ飲料株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

アサヒ飲料株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品アサヒ「ウィルキンソン タンサン」エクストラのエビデンス




アサヒ飲料株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【アサヒ「ウィルキンソン タンサン」エクストラ】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
アサヒ飲料株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F217


【届出日】

2020/06/29


【届出者名】

アサヒ飲料株式会社
(7010601019092)
楽天市場
アサヒ飲料株式会社


【商品名】

アサヒ「ウィルキンソン タンサン」エクストラ


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維として)
楽天市場
難消化性デキストリン(食物繊維として)

【表示しようとする機能性】

本品には難消化性デキストリン(食物繊維として)が含まれます。
難消化性デキストリン(食物繊維として)には、食事の脂肪や糖の吸収を抑える機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
【以下の健常な成人】食事の脂肪や糖の吸収が気になる方

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
1.食経験
アサヒ飲料株式会社において本品の販売実績はあるものの、その販売期間は約22か月間であり、食経験は不十分であると判断しました。
2.既存情報の調査
難消化性デキストリンは、「ナチュラルメディシン・データベース」(一般財団法人日本健康食品・サプリメント情報センター(2015年))にて重篤有害事例は確認されず、「特定保健用食品許可一覧」(消費者庁HP)にて特定保健用食品の関与成分としての十分な実績を確認しました。
3.医薬品との相互作用
難消化性デキストリンにおいて、医薬品との相互作用の情報は確認されず、問題ないと判断しました。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
飲みすぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


●アサヒ飲料株式会社 明石工場:総合衛生管理製造過程及びFSSC22000に基づき製造 
●アサヒビール株式会社 茨城工場:FSSC22000に基づき製造  
●ジャパンフーズ株式会社:総合衛生管理製造過程及びISO22000及びFSSC22000に基づき製造  
●丸善食品工業株式会社 本社工場:FSSC22000に基づき製造  
●九星飲料工業株式会社 伊都工場:FSSC22000に基づき製造

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



1.脂肪の吸収を抑える機能について
(ア)標題
 難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する脂肪の吸収抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)
(イ)目的
 健常成人における難消化性デキストリン(食物繊維として)の単回摂取が、プラセボの単回摂取時と比較して、脂肪の吸収を抑制する機能を有するか検証しました。
(ウ)背景
 現在、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、我が国におけるメタボリックシンドロームをはじめとした生活習慣病の患者数が増加しています。高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病は、食生活の改善などによる一次予防が望まれています。さらに近年、脂質異常症の一つとして食後に血中中性脂肪値の高い状態が長時間継続する食後高脂血症が、動脈硬化症や冠動脈疾患の発症を早めるリスク因子であることが明らかとなってきました。そのため、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する食品素材が注目視されており、難消化性デキストリン(食物繊維として)を用い、保健の用途が「食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制する」といった表示内容の特定保健用食品も多数許可されています。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
 健常成人(血中中性脂肪値200㎎/dL未満)を対象にしており、試験群として難消化性デキストリン(食物繊維として)を含有した食品(または飲料)を、対照群に有効成分を含まない食品(または飲料)を用いており、評価指標としてAUC0-6hrが確認できる調査を対象としましたまた、客観的に評価をするために無作為に試験群を分け、比較を行った臨床試験(RCT)を対象としています。
(オ)主な結果
 9報のRCT論文が抽出されました。統計解析の結果、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群が血中中性脂肪曲線下面積(AUC0-6hr)を有意に低下させることが確認されました。また、原データを確認できる論文1報での健常成人(空腹時血中中性脂肪値が150mg/dL未満)のみの追加解析においても、血中中性脂肪曲線下面積(AUC0-6hr)を有意に低下させることが確認されました。
(カ)科学的根拠の質
 バイアスリスクが認められましたが、その影響は統計的に小さいと判断できる程度でした。例数が多く研究間の結果に差がない(不精確性や研究間の異質性がない)ことから、得られた科学的根拠は強いと判断しました。
 ただし、今後の研究によってはシステマティックレビューの結果が変わる可能性があり、加えて、運動療法やその他生活習慣などとの交絡因子の影響も考えられるため、継続的な研究が必要と考えます。

2.糖の吸収を抑える機能について
(ア)標題
 難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する糖の吸収抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)
(イ)目的
 健常成人における難消化性デキストリン(食物繊維として)の単回摂取が、プラセボの単回摂取時と比較して、脂肪の吸収を抑制する機能を有するか検証しました。
(ウ)背景
 現在、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、我が国におけるメタボリックシンドロームをはじめとした生活習慣病の患者数が増加しています。高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病は、食生活の改善などによる一次予防が望まれています。その中でも、糖尿病患者数の増加は、超高齢社会を迎えた日本において極めて深刻な問題のひとつとなっており、糖尿病に罹患しないためには、食事療法などにより血糖値をコントロールすることが重要です。そのような中で、糖の吸収を抑制し食後血糖値の是正をする食品素材が注目視されており、難消化性デキストリン(食物繊維として)を用い、保健の用途が「食後血糖値の上昇を抑制する」といった表示内容の特定保健用食品も多数許可されています。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
 健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)を対象にしており、試験群として難消化性デキストリン(食物繊維として)を含有した食品(または飲料)を、対照群に有効成分を含まない食品(または飲料)を用いており、評価指標としてAUC0-2hrが確認できる調査を対象としました。また、客観的に評価をするために無作為に試験群を分け、比較を行った臨床試験(RCT)を対象としています。
(オ)主な結果
 24報のRCT論文が抽出されました。統計解析の結果、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群が血糖濃度曲線下面積(AUC0-2hr)を有意に低下させることが確認されました。
(カ)科学的根拠の質
 バイアスリスクが認められましたが、その影響は統計的に小さいと判断できる程度でした。例数が多く研究間の結果に差がない(不精確性や研究間の異質性がない)ことから、得られた科学的根拠は強いと判断しました。
 ただし、今後の研究によってはシステマティックレビューの結果が変わる可能性があり、加えて、運動療法やその他生活習慣などとの交絡因子の影響も考えられるため、継続的な研究が必要と考えます。

コレステヘルプ(小林製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

小林製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品コレステヘルプのエビデンス




小林製薬株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【コレステヘルプ】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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【届出番号】

F216


【届出日】

2020/06/29


【届出者名】

小林製薬株式会社
(4120001077402)
楽天市場
小林製薬株式会社


【商品名】

コレステヘルプ


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
米紅麹ポリケチド
楽天市場
米紅麹ポリケチド

【表示しようとする機能性】

本品には米紅麹ポリケチドが含まれます。
米紅麹ポリケチドにはLDL(悪玉)コレステロールを下げる機能があることが報告されています。
LDL(悪玉)コレステロールが高めの方に適しています。

【想定する主な対象者】
LDL(悪玉)コレステロールが高めの健常者

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
1.食経験の評価
当該製品と製品名のみ異なる同一処方の製品を2018 年から20万食以上販売しているが、本製品が原因と示唆される重篤な健康被害は報告されていない。また、当該製品と類似する製品の食経験として、小林製薬株式会社製の米紅麹原料の販売実績から考察を行った。米紅麹原料は2007年よりサプリメントの原料として販売を開始し、これまでに約17.5トンを国内外に流通させてきた(2020年6月現在)。また、この米紅麹原料の1日あたりの推奨量を100mg(米紅麹ポリケチドとして2mg)として販売してきたことから、これまでに販売してきた約17.5トンの米紅麹原料は約1.75億食分に相当すると考えられる。これまでに米紅麹原料を含有したサプリメント等において健康被害は報告されていない。
当該製品および当該製品と類似する食品の食経験より、当該製品は摂取目安量を守り、適切に使用する場合には、安全であると考えられる。なお、当該製品に使用される紅麹は、伝統的固体発酵法によって米を発酵したものであり、医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リストに収載されている、部位等を麹米としたベニコウジに該当する。

2.安全性試験の評価
当該製品の原材料の紅麹を用いて、マウス急性経口毒性試験、ラット90日間反復投与毒性試験、復帰突然変異試験、染色体異常誘発試験、薬物相互作用試験、ヒト過剰摂取試験、ヒト長期服用試験などを実施し、すべての検査項目で安全性に問題は認められなかった。

3.まとめ
以上のことから、当該製品を適切に摂取するには安全であると考えられる。

【摂取する上での注意事項】
●1日の摂取目安量を守ってください。
●乳幼児・小児の手の届かない所に置いてください。
●乳幼児・小児には与えないでください。
●妊娠・授乳中の方は摂らないでください。
●食物アレルギーの方は原材料名をご確認の上、お召し上がりください。
●筋肉痛・脱力感・尿の色が濃いなどの症状が出た場合は、ご使用を中止し、医師にご相談ください。
●肝機能検査で異常のある方は医師にご相談ください。
●原材料の特性により色等が変化することがありますが、品質に問題はありません。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


当該製品は公益財団法人日本健康・栄養食品協会から認定を受けたGMP適合製造所にて製造している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



①標題
『コレステヘルプ』の機能性関与成分米紅麹ポリケチドによるLDL(悪玉)コレステロール低下効果の機能性に関する研究レビュー
②目的
「健常者(LDLコレステロール値139mg/dL以下、ただし、未成年、妊婦、授乳婦は除く)を対象にし、米紅麹ポリケチドを含む食品の経口摂取が、米紅麹ポリケチドを含まない食品と比較して、LDLコレステロール値を低下させるか」を明らかにすることを目的とした。
③背景
紅麹は古来より健康に良い食品として食べられてきた。一方で、紅麹に含まれる米紅麹ポリケチドはLDL(悪玉)コレステロール値を下げる効果のある成分として報告されているが、健常者に対して米紅麹ポリケチドがLDL(悪玉)コレステロール値を低下させるかを明らかにした総合的な研究レビューは未だにない。
④方法
PubMed」「JDreamⅢ」のデータベースより文献検索を実施した。試験参加者はLDL(悪玉)コレステロール値が139mg/dL以下の健常者の成人男女、機能性関与成分は米紅麹ポリケチド、研究デザインはLDL(悪玉)コレステロール値の低下効果に関するランダム化比較試験、などを採択条件として文献のスクリーニングを行った。
⑤主な結果
データベースより収集した文献は69報あり、スクリーニングにより最終的に1報の採択となった。この文献では、米紅麹ポリケチド摂取群は、プラセボ摂取群と比べてLDL(悪玉)コレステロール値が有意に低下した。この時の米紅麹ポリケチドの量は1日あたり2mg、または4mgである。また米紅麹ポリケチド摂取群に体調不良などの副作用は生じなかった。このことから、健常者が米紅麹ポリケチドを1日当たり2mg~4mgを適切に摂取することで、高めのLDL(悪玉)コレステロール値が低下することが示唆された。
⑥科学的根拠の質
採択文献が1報であったため、出版バイアスなどの限界が考えられる。また、参加者数が少ないことは否めない。ただし、査読付き文献であること、また疑問点などは全て著者に直接確認したことから、文献の質に大きな問題はなく、科学的根拠としては十分と判断した。

イータブレットバーナー(日本新薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

日本新薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品E-TABLET BURNER(イー タブレット バーナー)のエビデンス



日本新薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【E-TABLET BURNER(イー タブレット バーナー)】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
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※全届出リスト(要アクセス)
日本新薬株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F215


【届出日】

2020/06/29


【届出者名】

日本新薬株式会社
(2130001012236)
楽天市場
日本新薬株式会社


【商品名】

E-TABLET BURNER(イー タブレット バーナー)


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
ヒドロキシクエン酸(HCA)
楽天市場
ヒドロキシクエン酸(HCA)

【表示しようとする機能性】

本品にはヒドロキシクエン酸(HCA)が含まれます。
ヒドロキシクエン酸(HCA)には、運動中の脂肪の燃焼を高める機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健康成人

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
1)既存情報による食経験の評価
本届出食品に含まれているヒドロキシクエン酸は、インドや東南アジアに生育するガルシニア・カンボジアの果皮に含まれる主要な成分である。ガルシニア・カンボジアは、インドの伝統医学アーユルヴェーダで利用されてきたハーブのひとつで、インドにおいて、果皮を乾燥させてカレーや魚料理などの調味料として利用されている。
2)既存情報を用いた食経験及び安全性試験の評価
安全性について、データベースで検索した結果、厚生労働省より、「ガルシニア抽出物を継続的に摂取する健康食品に関する情報提供について(食発第0307001号平成14年3月7日)」という通知が出されている。その中で、「ガルシニア抽出物を継続的に摂取する健康食品の摂取目安量については、ヒドロキシクエン酸に換算し、1日0.5g~1.5g程度」とされている。当該製品の一日摂取目安量あたりのヒドロキシクエン酸量はこの目安量の範囲内にあり、一日摂取目安量をお守りいただくことにより、安全に摂取いただけると考えている。また、日本人の健常者を対象としてヒドロキシクエン酸3000mgを摂取する過剰摂取試験を行った結果、安全性に問題のないことが確認されている。
3)医薬品との相互作用
抗うつ薬との併用で、ほてりなどが生じたことが報告されている。この症例で摂取されたガルシニアエキスは当該製品に含まれている量よりもはるかに多いものであるが、念のために、「抗うつ薬を服用されている方は本品の服用をお控えください。」と注意喚起を行う。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
一日の摂取目安量をお守りください。
抗うつ薬を服用している方は摂取をお控えください。また、原材料名をご確認の上、食物アレルギーのある方は、お召し上がりにならないでください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


当該製品は、公益財団法人 日本健康・栄養食品協会から認証を受けたGMP適合協力工場(アリメント工業株式会社)にて、GMP規定に準拠した衛生管理、品質管理に基づいて製造している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



[標題]
ヒドロキシクエン酸(HCA)の脂肪燃焼に与える影響
[目的]
健常な成人において、ヒドロキシクエン酸(HCA)の摂取が運動中の脂肪の燃焼を高めるか。
[背景]
ヒドロキシクエン酸(HCA)は、クエン酸の誘導体であり、主な機能性としては、in vitroや動物などの試験で脂肪燃焼の作用が認められている。そこで、ヒドロキシクエン酸が運動中の脂肪の燃焼を高める機能を有するか、研究レビューにより検証した。
[レビュー対象とした研究の特性]
複数の研究論文のデータベースを用いて、論文を検索した。最終的に評価した論文は3報であった。
[主な結果]
採用論文3報は、いずれも韓国の大学生で、アスリート学生、一般男子学生、一般女子学生を対象に、二重盲検クロスオーバー比較で、エルゴメーター運動中の呼吸交換比を評価したものであった。呼吸交換比は3報すべてで介入時に有意に改善していた。
[科学的根拠の質]
採用論文が3報のみのためバイアスリスクは否定できないが、文化水準が近い韓国人を対象としたプラセボ対照二重盲検ランダム化並行群間比較試験であり、科学的根拠の質は高いと判断した。

サンキョウバコパ&脳(株式会社三協)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社三協が消費者庁に届出た機能性表示食品SANKYO(サンキョウ)バコパ&脳のエビデンス



株式会社三協が消費者庁に届出た機能性表示食品【SANKYO(サンキョウ)バコパ&脳】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
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※全届出リスト(要アクセス)
株式会社三協
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【届出番号】

F214


【届出日】

2020/06/26


【届出者名】

株式会社三協
(7080101008580)
楽天市場
株式会社三協


【商品名】

SANKYO(サンキョウ)バコパ&脳


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
バコパサポニン
楽天市場
バコパサポニン

【表示しようとする機能性】

本品にはバコパサポニンが含まれます。
バコパサポニンには、認知機能の一部である記憶力(加齢により低下する日常生活で見聞きした情報を覚え、思い出す力)を維持する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
中高年の健常成人男女

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
(1)既存情報による食経験の評価
本届出食品に含まれているバコパサポニンは、ヨーロッパ、北アフリカ、アジア、南北アメリカに分布する湿性の多年草であるオオバコ科植物バコパ(学名 Bacopa monnieri (L.) Wettst.)に多く含まれている。バコパはインドの伝統医学アーユルヴェーダで利用されてきたハーブのひとつで、認知機能改善効果がある素材として知られている。また、フィリピンでは、葉はサラダとして生食、あるいは、スープの具材、ピクルスに利用されており、民族食市場で入手可能な香草である。
(2)既存情報を用いた食経験及び安全性試験の評価安全性について
安全性について、データベースで検索した結果、安全性が問題となるような報告は認められなかった。また、目安摂取量の5倍量のヒト過剰摂取試験を実施したが、安全性に問題はないと判断された。
(3)医薬品との相互作用
医薬品との相互作用が確認された事例は認められなかった。

結論
上記の情報により、バコパサポニンを1日摂取目安量15mg含有する本届出食品は、安全性に関して問題ないと考えられる。

【摂取する上での注意事項】
●過剰に摂取することは避け、一日摂取目安量を守ってください。
●アレルギー体質の方、妊娠・授乳中の方は、医師または薬剤師に相談してください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMP取得の株式会社三協日の出工場にて、GMPの取組みに基づく製造、品質管理

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



標題:バコパサポニンによる認知機能の改善への影響について

目的:疾病に罹患していない成人男女を対象として、バコパサポニンを継続摂取することによる記憶力などの認知機能に対する有効性を確認する。

背景:バコパサポニンは、ヨーロッパ、北アフリカ、アジア、南北アメリカに分布する湿性の多年草であるオオバコ科植物バコパ(学名 Bacopa monnieri (L.) Wettst.)に多く含まれている。バコパはインドの伝統医学アーユルヴェーダで利用されてきたハーブのひとつで、認知機能改善効果がある素材として知られている。健常者において認知機能が維持できれば、健康の維持及び増進に役立つと考えられる。そこで、疾病に罹患していない成人男女を対象に、バコパサポニンを摂取することによって記憶力などの認知機能に与える効果に関する研究レビューを実施した。

レビュー対象とした研究の特性:複数の研究論文のデータベースを用いて、各データベースから検索を行った。最終的に評価した論文数は2報であった。各効果指標に対して有意水準 p<0.05 の場合を有意な効果と判断した。
主な結果:2報中2報において記憶力(見聞きした情報を覚え思い出す力)の改善作用が有意に認められた。したがって、バコパサポニン(15mg/日)は継続摂取により記憶力を高め、「認知機能の一部である記憶力(加齢により低下する日常生活で見聞きした情報を覚え、思い出す力)を維持する」機能を有する食品成分であると考えた。

科学的根拠の質:採用した2報における研究の妥当性や信頼性も調べた。採用した論文はすべてRCTで査読付き論文であったことから科学的根拠の質は高いと考えられる。しかし、限界としては採用論文数が2報であり、出版バイアスの可能性を否定できないことから本研究成果の信頼性を高めるためにも今後もより質の高い研究結果が報告されることが望ましいと考えられる。