2020年9月19日土曜日

ダイエットのみかた(株式会社リフレ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社リフレが消費者庁に届出た機能性表示食品・ダイエットのみかたのエビデンス(科学的根拠)



株式会社リフレが消費者庁に届出た機能性表示食品【・ダイエットのみかた】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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機能性表示食品まとめ一覧

株式会社リフレ
機能性表示食品検索

【届出番号】

F346


【届出日】

2020/08/04


【届出者名】

株式会社リフレ
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

・ダイエットのみかた


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
エラグ酸
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

「ダイエットのみかた」はエラグ酸を含みます。
エラグ酸はやや太り気味(BMI25~30未満)の方の体脂肪・血中中性脂肪・内臓脂肪を低下させ、体重やウエストサイズの減少をサポートしBMI値を下げる機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
やや太り気味(BMI値25kg/m2以上30kg/m2未満)の健常成人

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
当該製品は、2018年10月より国内の健常成人を対象に販売されており、2020年5月31日時点これまで累計132,000個(食数にして約300万食)の実績があるが、これまで健康被害の報告はなかった。当該食品「ダイエットのみかた」の機能性関与成分「エラグ酸」を含む類似食品(錠剤・カプセル・粉末)は、日本国内において2010年9月から約10年間、全国販売されており、既に1億2,800万食以上の流通実績のある食経験を有している。また、2020年5月31日時点において機能性関与成分を含む当該食品及び類似食品における重大・重篤な健康被害は報告されていない。それらの喫食実績をもとに同質性及び安全性を評価し、安全であることを確認した。
 さらに、これまでの研究により、エラグ酸あるいはエラグ酸含有アフリカマンゴノキエキスを用いた臨床試験が4報報告されており、1日当たりエラグ酸を2-3mg、8-12週間摂取した試験であった。そこで、有害事象に関しては2報において頭痛、睡眠困難、鼓腸を挙げているが、これらの症状はプラセボ群においても同様に生じた症状であり、機能性関与成分由来の症状とは考えにくいと結論付けられている。また、残りの2報(うち1報は日本人の肥満1度が対象)については、機能性関与成分に起因する副作用が無かったとされている。さらに、日本人の健常者を対象とした過剰摂取試験では、1日当たりの摂取目安量の5倍量(エラグ酸15mg/日)を4週間摂取した結果で安全性に問題が無いことが示された。なお、過剰摂取試験には、当該製品と同じ原料であるエラグ酸含有アフリカマンゴノキエキスが用いられている。
 機能性関与成分と医薬品との相互作用の有無については、データベースを用いて調査を行った結果、医薬品との相互作用に関する報告は無かった。
 以上のことから、当該製品の1日当たりの摂取目安量を守って適切に使用すれば、安全性に問題は無いと判断できる。

【摂取する上での注意事項】
1日の摂取目安量をお守りください。原材料を参照の上、食物アレルギーのある方は、お召し上がりにならないでください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


当該製品を製造委託している工場は、国内GMP認定工場であり、適正な製造基準に従って当該製品の製造及び品質管理を実施している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


(ア)標題
機能性関与成分である「エラグ酸」を含む食品を経口摂取した場合における体重、体脂肪、及び中性脂肪に対する機能性に関する研究レビュー
(イ)目的
 健常成人(肥満1度;BMI値25 kg/m2以上30 kg/m2未満を含む)において、エラグ酸を経口摂取することによる体重、体脂肪、及び血中中性脂肪に対する機能性に関する定性的研究レビューの実施を目的とした。
(ウ)背景
 エラグ酸は健常な過体重(肥満1度)者に対して、体脂肪及び血中中性脂肪をはじめ、体重、BMI値、ウエストサイズ、内臓脂肪などを低減させるとの報告がある。また、エラグ酸には脂肪細胞における脂肪蓄積抑制及び脂肪細胞の肥大化を抑制する作用が報告されていることから、エラグ酸がこの有効性(機能性)に関わると推定できる。そこで、エラグ酸の経口摂取において体重、体脂肪、及び血中中性脂肪を低減させる機能性について総合的に評価するため、研究レビューを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
 複数のデータベースを用いて、データベース開設あるいは情報掲載時から検索日までに公表された論文を検索対象とした。2020年5月8日に英語及び日本語のデータベースを用いて検索を行った。そこで、健常成人(肥満1度;BMI値25kg/m2以上30kg/m2未満を含む)において、エラグ酸の経口摂取が体重、体脂肪、及び血中中性脂肪に及ぼす影響に関する無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験(RCT)の査読付き論文を検索した。文献検索し、論文の内容を精査した結果、採用した研究論文は2報となった。なお、そのうち1報は、日本人におけるRCTであり、論文著者として研究の資金提供を行った原料販売会社の社員等が含まれていた。
(オ)主な結果
 採用された研究論文2報は、査読付き論文であり、無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験という信頼性の高い研究であった。また、標題に対して肯定的な結果であった。肥満気味(BMI値25kg/m2以上30kg/m2未満)の健常成人を対象とし、エラグ酸(3mg/日)の日常的な経口摂取により、対照であるプラセボ群と比較して体脂肪、血中中性脂肪、体重、BMI値、ウエストサイズ、及び内臓脂肪を有意に低減させることが認められた。なお、試験期間中において機能性関与成分の経口摂取に起因する有害事象は報告されていない。
 以上の結果により、機能性関与成分であるエラグ酸を1日当たり3mg含む当該製品は、やや太り気味(BMI25~30未満)の方の体脂肪・血中中性脂肪・内臓脂肪を低下させ、体重やウエストサイズの減少をサポートしBMI値を下げるという機能性表示食品として適切であると判断された。
(カ)科学的根拠の質
 採用された研究論文2報は、査読付き論文であり、無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験で信頼性が高く、質の高い研究であった。本研究レビューの限界については、その他の未発表の研究データが存在する可能性が否定できない。しかし、文献検索は科学技術分野から医療分野の主要な7つのデータベース(英語・日本語)を使用しているため、現時点で公表されている当該研究をほぼ網羅していると判断した。さらに、採用された研究論文が2報と少ないことから、今後さらなる研究の検証が必要である。

リズミタス(大鵬薬品工業)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

大鵬薬品工業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品リズミタスのエビデンス(科学的根拠)




大鵬薬品工業株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【リズミタス】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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大鵬薬品工業株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F345


【届出日】

2020/08/04


【届出者名】

大鵬薬品工業株式会社
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

リズミタス


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
L-シトルリン
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはL-シトルリンが含まれ、冷える時の手(手の甲中心及び手首)の体温を維持する機能があります。
手の冷えが気になる女性に適した食品です。

【想定する主な対象者】
健常な成人女性で、冷えが気になる方。

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
〇喫食実績の評価
  当該製品での喫食実績がないため、類似する食品の喫食実績を以下に示す。
・当該製品[一日摂取目安量2粒当たりL-シトルリン(協和発酵バイオ株式会社が販売)800mg]と同等量のL-シトルリンを含有した食品(協和発酵バイオ株式会社が販売)が全国47都道府県で2007年から販売され、これまでに重篤な健康被害の報告はない。なお、おなかの調子が悪くなる等の軽微な報告はあるが発生率などから類似する食品に起因した健康被害である可能性は低いと評価した。
摂取集団:日本全国、男女
摂取形状:錠剤
機能性関与成分の日常的な摂取量:800mg/日
販売期間:2007年から継続販売中
販売量:過去7年間で約130万袋(1985万食)

〇医薬品との相互作用に関する評価
  既存のデータベースを検索した結果、医薬品との相互作用に関する報告は確認されなかった。そのため、本機能性関与成分と医薬品との相互作用はないと評価した。

 上記の食経験の評価及び医薬品との相互作用に関する評価より、当該製品の安全性に問題はないと判断した。加えて、参考情報として当該製品の過剰摂取時の安全性について以下に示す。

〇過剰摂取試験結果
 20歳以上65歳未満の健常な男女20名(男性10名、女性10名)を対象に、被験食品の一日当たりの摂取目安量2粒(L-シトルリン:800mg)の5倍量に当たる1日10粒(L-シトルリン:4g)を4週間摂取する過剰摂取試験を実施した。
 本試験において、臨床検査における異常変動を含む有害事象は全被験者20名中3名(発現率:15.0%)で認められたが、いずれも被験食品との因果関係は否定された。

【摂取する上での注意事項】
原材料をご確認の上、食物アレルギーのある方は摂取しないでください。
1日摂取目安量を守ってください。
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


当該製品の製造先であるバイホロン株式会社 大沢野工場は、国内GMP、米国GMP及びFSSC 22000の認証を取得しており、これらの認証に準拠して生産・製造及び品質管理を実施している。

【機能性の評価方法】
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


【標題】L-シトルリン含有食品の冷えに対する効果
【目的】冷えを自覚している健常な女性を対象に、L-シトルリン含有食品(被験食品)を継続的に摂取した際の寒冷刺激による体表温度低下からの回復について確認することを目的とした。
【背景】冷えは食生活の乱れや生活環境の変化等により幅広い年齢層の女性が抱える悩みになっている。L-シトルリンは寒冷刺激による末梢の血流量低下からの回復促進効果が報告されているため、L-シトルリン含有食品の継続的な摂取が寒冷刺激による体表温度低下に対しても何らかの影響を与えるものと考えた。
【方法】20歳以上の冷えを自覚している健常な女性25名をランダムに2群に分け、各群に被験食品(L-シトルリン:800mg/day)あるいはプラセボ食品(L-シトルリンのみを除いた食品)を14日間摂取させた。摂取最終日に、冷水負荷[左手を1分間冷水(15℃)に浸す]試験を実施し、手の体表温度を経時的に測定した。先行して摂取した食品の影響が排除されるよう試験食品を摂取しない期間を14日間設けた後、試験食品を交換(クロスオーバー法)して14日間再度摂取させ、同様に冷水負荷試験、手の体表温度を経時的に測定した。
 なお、大鵬薬品工業(株)が試験費用の負担及び論文投稿を行ったが、解析や評価等には関与しておらず、試験結果に影響を与える利益相反はない。(UMIN試験ID:UMIN000025798)
【主な結果】自己都合辞退者2名と有効性解析除外者6名を除いた17名を有効性解析対象者とした。冷水負荷試験において、被験食品摂取時では、冷水負荷10分後の「手首」、「手の甲中心」及び「中心部(手首と手の甲中心の平均値)」、冷水負荷20分後の「手首」の体表温度がプラセボ食品摂取時に比べて有意に高値を示し、冷水負荷による手の体表温度低下からの回復促進効果が認められた。なお、試験中、試験食品の摂取による有害事象は認められなかった。
【科学的根拠の質】本試験は、研究の精度が高いとされるランダム化二重盲検クロスオーバー比較試験にて実施しており、個人差を最小化し、全ての試験関係者に試験食品の摂取する順番を伏せることで可能な限り思い込み等による影響を除外した。以上のことから、本試験の科学的根拠の質は高いと考えられる。しかしながら、本試験は被験者が限定的であるため、今後の更なる検討が必要と考える。

ローケア(株式会社リアルネット)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社リアルネットが消費者庁に届出た機能性表示食品ローケアのエビデンス(科学的根拠)



株式会社リアルネットが消費者庁に届出た機能性表示食品【ローケア】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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株式会社リアルネット
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【届出番号】

F344


【届出日】

2020/08/04


【届出者名】

株式会社リアルネット
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

ローケア


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
セイヨウサンザシ由来フラボノイド

カプサイシン
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはセイヨウサンザシ由来フラボノイド(ハイペリンとして)およびカプサイシンが含まれますので、末梢血流を保ち冬の寒さや夏の冷房などで室内の温度が低い時の末梢体温を温かく保つ機能があります。

【想定する主な対象者】
寒い時に末梢の冷えを感じる健常者

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
セイヨウサンザシ由来フラボノイド(ハイペリンとして)については、ドイツ連邦保健庁の専門委員会よって、西洋サンザシエキス900㎎[フラボノイド(ハイペリンとして)19.8㎎]までの摂取が認められています。
また、カプサイシンについては、ドイツ連邦リスク評価研究所(ドイツ政府機関)によって、伝統的な食事における大人の1回の食事当たりの総カプサイシンの摂取量を最大5 mg/kg bwと推定さています。これは、体重60㎏の成人で考えると、300㎎に相当します。
本品に含まれるそれぞれの機能性関与成分量は、上記した二つの報告で示された量よりも少量であるため、安全性に問題はないと判断しております。

【摂取する上での注意事項】
開封後はチャックをしっかり閉め、直射日光・高温多湿を避けて保存してください。
乳幼児の手の届かない所に置いてください。
体調・体質により、まれに合わない場合がありますので、その場合はご使用をお控えください。
血圧が高めの方はご使用をお控えください。
水濡れや汚れのつかない衛生的な環境でお取り扱いください。
食物アレルギーのある方は、原材料名をご確認の上ご使用をお決めください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


届出商品の製造に関しては、公益財団法人日本健康・栄養協会のGMP認証を取得した工場で製造しており、生産・管理体制もその認証基準に基づいている。

【機能性の評価方法】
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


[標題]
至適血圧および血圧が低めで冷えを感じやすい健常成人を対象としたセイヨウサンザシ由来フラボノイド(ハイペリンとして)およびカプサイシン含有サプリメントによる冷えの改善効果
[目的]
至適血圧および血圧が低めの健康な日本人成人男女で冷えを感じやすい者を対象に、セイヨウサンザシ由来フラボノイドおよびカプサイシンを含むサプリメントを継続して摂取すると、冷えにどのような効果を及ぼすのかを検証することを目的としました。
[背景]
サンザシの実は古くから生薬として用いられ、消化吸収を助け、血液の滞りを改善すると言われています。またカプサイシンは唐辛子の辛み成分として広く知られており、摂取すると、皮膚温度や深部体温が上昇し、心拍数や血圧が上昇します。
そこで我々は、セイヨウサンザシ由来フラボノイド(ハイペリンとして)とカプサイシンを含む食品が至適血圧および血圧が低めで冷えを感じやすい健康な日本人成人男女の冷えにどのような効果を及ぼすのかを検討するため、無作為化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験を行いました。
[方法]
試験の対象者は18歳以上59歳以下の健康な日本人男女として募集を行いました。
試験品を12週間摂取する無作為化プラセボ対照並行群間比較試験を実施しました。試験品は、セイヨウサンザシ由来フラボノイド(ハイペリンとして)を5.6mg、カプサイシンを280μg含有するソフトカプセルです。アウトカムを、VASを用いた冷えに関する自己評価、末梢血流、深部体温、冷水負荷試験による皮膚表面回復温度としました。また、試験品の安全性についても評価しました。
[主な結果]
事前の基準に従って、12週間の継続摂取を行い、最終的に解析対象となったのは33人でした。試験品(セイヨウサンザシ由来フラボノイド(ハイペリンとして)、カプサイシン含有)は、プラセボ品と比べて、末梢血流と深部体温の低下を抑える結果となりました。また、冷水による負荷後の皮膚表面回復温度AUCにおいても、試験品はプラセボと比べて増加することが確認されました。
[科学的根拠の質]
自己都合による脱落者が9人いましたが、試験は無作為化プラセボ対照並行群間比較試験で行われ、解析対象不採用者はいなかったことから、試験の信頼性に問題はないものと判断いたしました。

ハナエール乳酸菌(アサヒカルピスウェルネス株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

アサヒカルピスウェルネス株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品ハナエール乳酸菌のエビデンス(科学的根拠)



アサヒカルピスウェルネス株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ハナエール乳酸菌】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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アサヒカルピスウェルネス株式会社(ACW株式会社)
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【届出番号】

F343


【届出日】

2020/08/03


【届出者名】

アサヒカルピスウェルネス株式会社
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

ハナエール乳酸菌


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
「L-92乳酸菌」(L. acidophilus L-92)
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には「L-92乳酸菌」(L. acidophilus L-92)が含まれます。
「L-92乳酸菌」は、ホコリやハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減することが報告されています。

【想定する主な対象者】
健康な成人

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
① 食経験の評価
当該製品は、「L-92乳酸菌」(L. acidophilus L-92)(以下、「L-92乳酸菌」)を一日摂取目安量あたり200億個(2×10^10個)含む錠剤です。2004年から販売されている「『インターバランスL-92』アレルケア」および2009年から販売されている「アレルケア」は、「L-92乳酸菌」を一日摂取目安量あたり20.7mg配合した錠剤製品であり、20.7mgは菌数200億個に相当します。「『インターバランスL-92』アレルケア」および「アレルケア」は、当該製品と同等量の「L-92乳酸菌」が含まれているため、当該製品の類似製品にあたります。当該類似製品は、約14年間販売されておりますが、これまでに製品が原因と判断できる重大な健康被害情報は報告されておりません。
② 既存情報による評価
既存情報を用いて「L-92乳酸菌」の安全性に関して調査した結果、「L-92乳酸菌」を含有する試験食品に起因する有害事象は報告されておりませんでした。また、「L-92乳酸菌」(20.7mg)を含有する錠剤での長期摂取(24週間)による安全性も確認されました。
 一方で、「L-92乳酸菌」の過剰摂取に関する報告がなかったため、過剰摂取試験を実施し、安全性を評価しました。
③ 安全性試験の実施
一日摂取目安量の11倍量の「L-92乳酸菌」を含む試験食品(錠剤22粒)を4週間摂取させたところ、臨床上問題となる異常変動はなく、試験食摂取に起因すると考えられる有害事象は認められませんでした。

以上より、「L-92乳酸菌」は食品として長く豊富な食経験を有し、長期摂取試験や過剰摂取安全性試験で問題が認められなかったこと、さらに当該製品の機能性関与成分以外の原料は、いずれも食品や食品添加物として広く利用されており、十分な食経験を有するものであることから、当該製品の安全性に問題ないものと判断しました。

【摂取する上での注意事項】
・開封後はお早めにお召し上がりください。
・乳幼児の手の届かない所に保管してください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


「ハナエール乳酸菌」は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会のGMP適合認定工場にて、健康補助食品GMPに準拠した衛生管理、品質管理の下で製造しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


ア 標題
最終製品「ハナエール乳酸菌」に含有する機能性関与成分「L-92乳酸菌」(L. acidophilus L-92)(以下、「L-92乳酸菌」)の鼻の不快感軽減に関する定性的研究レビュー
イ 目的
健康な成人に、「L-92乳酸菌」を含む食品を摂取させたときに、「L-92乳酸菌」を含まないプラセボ食品と比較して、鼻の不快感を軽減するかどうか検証することを目的としました。
ウ 背景
 これまでに「L-92乳酸菌」を含む食品を摂取したときに鼻の不快感を軽減する報告はありましたが、健康な成人を対象とした研究報告を総合的に評価したものはなかったため、定性的研究レビューを実施しました。
エ レビュー対象とした研究の特性
公開されている文献データベースから、鼻の不快感を有する健康な日本人成人男女を対象として、「L-92乳酸菌」が含まれている食品を継続摂取させたときの鼻の症状への影響を報告した査読付きヒト介入試験論文を検索し、1件の文献を採用しました。採用された文献について、「L-92乳酸菌」が含まれている食品の摂取による鼻の不快感軽減に関する必要な情報を抽出し、評価しました。
オ 主な結果
 採用された文献1報を精査した結果、200億個の「L-92乳酸菌」を含む錠剤を摂取させることで、プラセボ群と比較して、有意な鼻症状スコアの低下が確認でき、ホコリやハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減していました。
カ 科学的根拠の質
本研究レビューでは、採用された文献が1件でした。出版バイアスの可能性が否定できないため、今後のさらなる研究の充実が望まれます。

脳活プラス(株式会社ニューウェーブインターナショナル)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社ニューウェーブインターナショナルが消費者庁に届出た機能性表示食品脳活プラスのエビデンス(科学的根拠)



株式会社ニューウェーブインターナショナルが消費者庁に届出た機能性表示食品【脳活プラス】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

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株式会社ニューウェーブインターナショナル
機能性表示食品検索

【届出番号】

F342


【届出日】

2020/08/03


【届出者名】

株式会社ニューウェーブインターナショナル
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

脳活プラス


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体

イチョウ葉由来テルペンラクトン
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンが含まれます。
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンは、加齢によって低下した脳の血流を改善し、認知機能の一部である記憶力(日常生活で見聞きした言葉や図形などを覚え、思い出す力)を維持することが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常高齢者

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
下記の(ア)、(イ)及び(ウ)の情報により、本届出商品を一日摂取目安量あたりイチョウ葉由来フラボノイド配糖体 28.8mg、イチョウ葉由来テルペンラクトン 7.2mg含有する機能性表示食品として販売することは適切であると考えられた。

(ア)喫食実績による食経験の評価

商品A(イチョウ葉由来フラボノイド配糖体28.8 mg /日、イチョウ葉由来テルペンラクトン7.2 mg /日)は日本国内にて2002年から販売され、1袋に30日分入った商品が現在までに累計130万袋以上販売されている。
これまでの販売期間において、機能性関与成分に起因し、安全性が懸念されるような有害事象は報告されていない。
なお、商品Aは本届出商品と同じ錠剤であり、消化・吸収過程に大きな差はないものと考えられる。
また、機能性関与成分を同等量含み、共に配合することで変質するような成分や加工工程において変質するといった報告は無いことから、「当該食品と類似する食品」とみなせると考える。

(イ)既存情報を用いた評価および既存情報による安全性試験の評価
本届出商品に配合されるイチョウ葉抽出物(イチョウ葉由来フラボノイド配糖体24%、イチョウ葉由来テルペンラクトン6%、ギンコール酸1 ppm以下)と同等の規格を有する抽出物を摂取した際の安全性について、データベースで確認した結果、適切な量の経口摂取であれば安全であると考えられる。
一日摂取目安量は「イチョウ葉エキス食品品質規格基準」((公財)日本健康・栄養食品協会)で規定されている60~240 mg/日(イチョウ葉抽出物として)の範囲内に設定し、上記のデータベースで得られた結果と合わせて、適切に用いれば安全性に問題は無いと考えられる。
(ウ)医薬品との相互作用に関する評価
疾病に罹患している方が使用する医薬品について相互作用の可能性が報告されているが、本届出商品が摂取の対象としているのは健常者であり、健康被害のリスクは低いと考える。また、本商品パッケージに「てんかんの発作歴がある方やてんかんの方、ワルファリンや抗血液凝固薬など出血傾向を高める薬を服用中の方は、摂取をお控えください。」と記載し、リスクを減らす対策を講じている。このため、医薬品を服用していない健常者が適切に摂取する場合、安全上問題ないと考えられる。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。てんかんの発作歴がある方やてんかんの方、ワルファリンや抗血液凝固薬など出血傾向を高める薬を服用中の方は、摂取をお控えください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本届出商品の製造所である日本タブレット株式会社は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMPの認定を取得しており、そのGMP基準に準拠して生産・製造及び品質管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


(ア)標題
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの記憶力を維持する機能性に関する研究レビュー

(イ)目的
健常高齢者がイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンを連続摂取した際に、対照群または摂取前と比べた場合の記憶力に対する有効性を検証する目的で研究レビューを実施した。

(ウ)背景
記憶力を維持できる機能性表示食品は、高齢者の健康・QOLを向上させ、高齢化社会に貢献することが期待される。健常高齢者を対象としたイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの記憶力に対する有効性に関しては複数の原著論文が報告されているが、総合的に評価した研究レビューはないため、本レビューにて検証した。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの連続摂取による記憶に関する無作為化コントロール試験について、健常高齢者を対象とし、利益相反情報が認められなかった論文2報を採用した。

(オ)主な結果
健常高齢者がイチョウ葉由来フラボノイド配糖体19.2~28.8mg/日、イチョウ葉由来テルペンラクトン4.88~7.2mg/日を摂取する場合、重大な有害事象もなく、加齢によって低下した脳の血流を改善し、見聞きした名前・単語・言葉・図形に対する記憶力を維持することが示された。

(カ)科学的根拠の質
対象論文はいずれもイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの摂取による記憶力に対する有効性を示した。
対象論文はいずれも欧米人に対するものであったが、作用機序の脳の血流改善が日本人および中国人においても確認されていることから、日本人への外挿は可能と考えられる。
対象論文の被験者は健常高齢者であり、本届出商品の想定対象者と一致している。また、本届出商品のイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの一日摂取目安量は研究レビューの結果に従い設定しており、同様のアウトカムを得られることが期待される。
本研究レビューは、日本語と英語の論文のみが対象であることから、網羅性および出版バイアスの可能性は否定できない。また、採用文献はいずれも日本人を主な対象としたものではなかった。これらは本研究レビューの限界と考えられる。

モウファインチョコレート(森永乳業)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

森永乳業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品MOW fine(モウ ファイン) チョコレートのエビデンス(科学的根拠)



森永乳業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【MOW fine(モウ ファイン) チョコレート】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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森永乳業株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F341


【届出日】

2020/08/03


【届出者名】

森永乳業株式会社
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

MOW fine(モウ ファイン) チョコレート


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
ラクチュロース
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはラクチュロースが含まれます。
ラクチュロースには、腸内環境を整える(おなかの中のビフィズス菌を増やす)機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健康な成人(ただし、妊産婦及び授乳婦を除く。)

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本届出食品と類似する食品である特定保健用食品「毎朝爽快」(森永乳業株式会社製)の喫食実績で安全性を評価しました。
「毎朝爽快」は、飲料であり、機能性関与成分であるラクチュロースを1本当たり4g含んでいます。1995年に発売され、直近では1日当たり4万本の販売実績があり、重篤な健康被害は発生していません。
「毎朝爽快」は、以下の点で本届出食品と類似する食品と判断しました。
①「毎朝爽快」は、機能性関与成分であるラクチュロースを1本当たり4g含み、本届出食品の2gより多く含むこと。②本届出食品はアイスクリームであり、口および胃の中で速やかに溶けることから、飲料である「毎朝爽快」とラクチュロースの消化・吸収過程に大きな違いはないと考えられること。③本届出食品と「毎朝爽快」の加工工程や食品中の成分による影響は同等であると考えられ、ラクチュロースが変質していない食品であること。
以上のことから、本届出食品と類似する食品である「毎朝爽快」は、十分な喫食実績があり、健康被害も確認されていないことから、本届出食品は十分な安全性があると評価しました。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。一度に多量に食べると体質によりお腹がゆるくなる場合があります。一日当たりの摂取目安量を守ってお召し上がりください。特に食後過血糖改善剤をご使用の際は医師に相談してください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本届出食品の製造は、総合衛生管理製造過程による承認を受けた国内工場(森永北陸乳業(株) 富山工場)によって行われています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


【標題】ラクチュロースの腸内環境を整える作用の評価
目的:健康な成人に対するラクチュロースによる腸内環境を整える作用(ビフィズス菌増殖作用)に関する文献を網羅的に調査することにより評価しました。
背景:ビフィズス菌を増やすことは、腸内環境を整え、身体の生理機能の良好な維持に役立つといえます。ラクチュロースのビフィズス菌増殖作用は知られていますが、文献を網羅的に調べた研究レビューはありません。そこで、ラクチュロースの効果についてレビューを行いました。
レビュー対象とした研究の特性:健康な成人を対象として、ラクチュロースを摂取した後の便中ビフィズス菌数を調査した文献を4つのデータベースを用いて検索しました(最終検索日2020年4月6日)。88件の文献を特定した後、除外基準による選抜と研究の質を評価した結果、8報9研究が採用されました。9研究のうち、1研究が2群間クロスオーバー試験、4研究が並行群間試験、4研究が単群群内比較試験でした。
主な結果:全ての研究で、ビフィズス菌数は、プラセボよりラクチュロースの方が高値を示し、各論文の結果を統合した効果の大きさは、0.90(log個/g)〔95%信頼区間:0.14-1.67, p=0.02〕であり、ラクチュロースによる腸内環境を整える作用(ビフィズス菌増殖作用)が確認されました。
科学的根拠の質:採用された9研究のうち、1研究が2群間クロスオーバー試験、4研究が並行群間試験、4研究が単群群内比較試験でした。群分け方法の記載がない研究や盲検化についての記載のない研究を含んでおり、1群あたりの被験者数も多くなく、出版バイアスの可能性も否定できないことから、結果の信頼性は限定されています。しかしながら、健常な成人がラクチュロースを摂取することにより、全ての研究でビフィズス菌数が増加しており、結果に一貫性があることから、本研究レビューの結果は妥当と判断しました。

モウファインバニラ(森永乳業) の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

森永乳業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品MOW fine(モウ ファイン) バニラのエビデンス(科学的根拠)



森永乳業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【MOW fine(モウ ファイン) バニラ】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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森永乳業株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F340


【届出日】

2020/08/03


【届出者名】

森永乳業株式会社
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

MOW fine(モウ ファイン) バニラ


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
ラクチュロース
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはラクチュロースが含まれます。
ラクチュロースには、腸内環境を整える(おなかの中のビフィズス菌を増やす)機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健康な成人(ただし、妊産婦及び授乳婦を除く。)

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本届出食品と類似する食品である特定保健用食品「毎朝爽快」(森永乳業株式会社製)の喫食実績で安全性を評価しました。
「毎朝爽快」は、飲料であり、機能性関与成分であるラクチュロースを1本当たり4g含んでいます。1995年に発売され、直近では1日当たり4万本の販売実績があり、重篤な健康被害は発生していません。
「毎朝爽快」は、以下の点で本届出食品と類似する食品と判断しました。
①「毎朝爽快」は、機能性関与成分であるラクチュロースを1本当たり4g含み、本届出食品の2gより多く含むこと。②本届出食品はアイスクリームであり、口および胃の中で速やかに溶けることから、飲料である「毎朝爽快」とラクチュロースの消化・吸収過程に大きな違いはないと考えられること。③本届出食品と「毎朝爽快」の加工工程や食品中の成分による影響は同等であると考えられ、ラクチュロースが変質していない食品であること。
以上のことから、本届出食品と類似する食品である「毎朝爽快」は、十分な喫食実績があり、健康被害も確認されていないことから、本届出食品は十分な安全性があると評価しました。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。一度に多量に食べると体質によりお腹がゆるくなる場合があります。一日当たりの摂取目安量を守ってお召し上がりください。特に食後過血糖改善剤をご使用の際は医師に相談してください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本届出食品の製造は、総合衛生管理製造過程による承認を受けた国内工場(森永北陸乳業(株) 富山工場)によって行われています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


【標題】ラクチュロースの腸内環境を整える作用の評価
目的:健康な成人に対するラクチュロースによる腸内環境を整える作用(ビフィズス菌増殖作用)に関する文献を網羅的に調査することにより評価しました。
背景:ビフィズス菌を増やすことは、腸内環境を整え、身体の生理機能の良好な維持に役立つといえます。ラクチュロースのビフィズス菌増殖作用は知られていますが、文献を網羅的に調べた研究レビューはありません。そこで、ラクチュロースの効果についてレビューを行いました。
レビュー対象とした研究の特性:健康な成人を対象として、ラクチュロースを摂取した後の便中ビフィズス菌数を調査した文献を4つのデータベースを用いて検索しました(最終検索日2020年4月6日)。88件の文献を特定した後、除外基準による選抜と研究の質を評価した結果、8報9研究が採用されました。9研究のうち、1研究が2群間クロスオーバー試験、4研究が並行群間試験、4研究が単群群内比較試験でした。
主な結果:全ての研究で、ビフィズス菌数は、プラセボよりラクチュロースの方が高値を示し、各論文の結果を統合した効果の大きさは、0.90(log個/g)〔95%信頼区間:0.14-1.67, p=0.02〕であり、ラクチュロースによる腸内環境を整える作用(ビフィズス菌増殖作用)が確認されました。
科学的根拠の質:採用された9研究のうち、1研究が2群間クロスオーバー試験、4研究が並行群間試験、4研究が単群群内比較試験でした。群分け方法の記載がない研究や盲検化についての記載のない研究を含んでおり、1群あたりの被験者数も多くなく、出版バイアスの可能性も否定できないことから、結果の信頼性は限定されています。しかしながら、健常な成人がラクチュロースを摂取することにより、全ての研究でビフィズス菌数が増加しており、結果に一貫性があることから、本研究レビューの結果は妥当と判断しました。

2020年9月16日水曜日

タベテイイヨ(株式会社アイケイ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社アイケイが消費者庁に届出た機能性表示食品タベテイイヨのエビデンス(科学的根拠)



株式会社アイケイが消費者庁に届出た機能性表示食品【タベテイイヨ】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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株式会社アイケイ
機能性表示食品検索

【届出番号】

F339


【届出日】

2020/08/19


【届出者名】

株式会社アイケイ
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

タベテイイヨ


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
イソマルトデキストリン(食物繊維)
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、イソマルトデキストリン(食物繊維)が含まれます。
イソマルトデキストリン(食物繊維)は食後に血糖値が上昇しやすい健常者の食後血糖値の上昇や食後に血中中性脂肪が高めになる健常者の食後血中中性脂肪の上昇をおだやかにすることが報告されています。

【想定する主な対象者】
食後の血糖値が上昇しやすい健常者、食後の血中中性脂肪が高めになる健常者

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品の機能性関与成分であるイソマルトデキストリンはでん粉由来の食物繊維であり、米国FDA(Food and Drug Administration:食品医薬品局)によって、GRAS(Generally Recognized as Safe:一般に安全と認められる食品素材)に認定されている。認定された物質と当該製品に含まれるイソマルトデキストリンは㈱林原で製造された、同一のものである。また、既存情報の1次情報として以下の安全性試験の報告が確認されている。
1.急性毒性試験、90日間反復投与試験:ラットを用いてイソマルトデキストリンの毒性作用を単回投与、反復投与にて評価した結果、毒性は認められなかった。2.Ames試験:細菌を用いてイソマルトデキストリンの遺伝毒性作用を評価した結果、変異原性は示されなかった。3.ヒトにおける過剰摂取試験、長期摂取試験、下痢に対する最大無作用量:イソマルトデキストリンの過剰摂取試験(1日摂取目安量の約4倍量相当を4週間継続摂取)および長期摂取試験(1日摂取目安量の約1倍量相当を12週間継続摂取)を行った結果、有害事象は認められなかった。下痢に対する最大無作用量を評価した結果、0.8 g/kg-BWであると判断した。
(考察)下痢に対する最大無作用量の検討で得られた数値はイソマルトデキストリン(食物繊維として)に換算すると0.66 g/kg-BWであり、さらに体重60 kgのヒトに換算すると39.6 gに相当する。従って当該製品の1日摂取目安量(9.3 g)に含まれるイソマルトデキストリン(食物繊維として)6.39 gはこれに比べて十分に低いが、注意喚起として「1日あたりの摂取目安量をお守りください。」「摂り過ぎ、体調によりおなかがゆるくなることがあります。」と表示した。これらの結果から、イソマルトデキストリンの安全性に関しては問題ないと判断した。当該製品の1日摂取目安量(9.3 g)に含まれるイソマルトデキストリン(食物繊維として)は6.39 gであり、ヒトでの長期摂取試験や過剰摂取試験、さらには下痢を起こす可能性があると報告されている用量に比べて十分低いことからイソマルトデキストリン配合の当該製品の安全性に関しても問題ないと判断した。尚、各種安全性試験で評価されたイソマルトデキストリンは当該製品に使用されているものと同じ㈱林原で製造された製品であり、同等性に問題はないと判断した。

【摂取する上での注意事項】
※摂り過ぎ、体質、体調によりおなかがゆるくなることがあります。
※本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
1日の摂取目安量を守ってください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本届出商品を製造している工場は、国内の健康補助食品GMP認定工場で、予め定められた適正な製造基準に従って製造しています。GMPとは、「適性製造規範 (Good Manufacturing Practice) 」の略で、医薬品のGMPを参考に制定されたものです。本制度に適合した工場では、以下の様な徹底した製造管理・品質管理により製品を製造しています。・使用する原料のチェックを毎回行っています。・製品毎に決められた製造方法、条件により製造されています。・製造した結果は必ず記録書として残し、賞味期限内保管しています。・製造工程中には製品毎に決められた項目のチェックを行い、最終製品においては製造ロット毎に予め決められた品質項目について分析し異常の有無を確認し品質規格を外れた製品は排除しています。・製造した製品はロット毎に、品質分析結果と製造記録を確認し、どちらも問題ない場合にのみ出荷されます。・以上の製造を異物混入や腐敗などが発生しない様に、設備環境としても作業者に対しても厳密な衛生管理体制で行っています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用

【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用の検証

【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取により血糖上昇抑制作用があるか検証する。

【ウ.背景】
日本では食生活の変化などを背景として糖尿病に対する対策が急務となっており、食後の血糖値の管理も重要とされている。食物繊維には血糖値の上昇を抑制する機能を有するものが知られており、水溶性食物繊維であるイソマルトデキストリンにもその機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の血糖上昇抑制作用に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2018年5月7日(PubMed, The Cochrane Library),
2018年5月19日(JDreamⅢ)
検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:2報(研究3例)
研究デザイン:ランダム化並行群間比較試験、ランダム化クロスオーバー試験、準ランダム化比較試験
利益相反:本研究は、株式会社林原からの資金提供を受けて実施されたものである。資金提供者は、最終報告書のフォーマットの確認を除き、システマティックレビュープロセス自体への関与はない。

【オ.主な結果】
血糖値の上がりやすい健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)において、イソマルトデキストリン(食物繊維) 2.13-8.08 g/日の摂取は安全で、食後の血糖上昇を抑制する効果があると考えられた。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は2報と少なくメタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなったが、各々ランダム化比較試験で実施され、血糖値の上昇を抑制するという結果に一貫性があるため、信頼性は高いと考える。今後1日当たりの有効摂取量などに関してさらなる研究が望まれる。

イソマルトデキストリン(食物繊維)の血中中性脂肪上昇抑制作用

【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血中中性脂肪上昇抑制作用の検証

【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取により血中中性脂肪上昇抑制作用があるか検証する。

【ウ.背景】
日本では食生活の変化などを背景として生活習慣病に対する対策が急務となっており、食後高脂血症に対する注意も重要とされている。食物繊維には食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制する機能を有するものが知られており、水溶性食物繊維であるイソマルトデキストリンにもその機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の血中中性脂肪値上昇抑制作用に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2018/5/7(PubMed, The Cochrane Library), 2018/5/19(JDreamⅢ)
検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:1報
研究デザイン:ランダム化並行群間比較試験、ランダム化クロスオーバー試験、準ランダム化比較試験
利益相反:評価対象とした1件の研究において、研究監修機関、方針決定機関、研究実施機関は独立している。資金源は方針決定機関(㈱林原)である。本SRは、㈱林原より依頼を受け、合同会社オクトエルが実施した 。

【オ.主な結果】
食後の血中中性脂肪値が高めの健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)において、イソマルトデキストリン(食物繊維) 2.13 g/日の摂取は安全で、食後の血中中性脂肪値上昇を抑制する効果があると考えられた。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は1報であるため、パブリケーション・バイアスと非一貫性については検討していない。また、メタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなった。しかしながらエビデンス・グレーディングが高いとされるランダム化比較試験で実施されており、食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制するという結果が後発の1次研究によって大きく変更される可能性は低いと推察される。一日当たりの有効摂取量に関するさらなる研究が報告されることが望ましい。

(構造化抄録)

ワイルドマンゴーの力粒(株式会社健やか総本舗亀山堂)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社健やか総本舗亀山堂が消費者庁に届出た機能性表示食品ワイルドマンゴーのエビデンス(科学的根拠)



株式会社健やか総本舗亀山堂が消費者庁に届出た機能性表示食品【ワイルドマンゴーの力粒】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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株式会社健やか総本舗亀山堂
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【届出番号】

F338


【届出日】

2020/07/31


【届出者名】

株式会社健やか総本舗亀山堂
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

ワイルドマンゴーの力粒


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
エラグ酸
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、エラグ酸が含まれています。
エラグ酸には、肥満気味な方のBMIの低下、体脂肪、血中中性脂肪、内臓脂肪及びウエストサイズの減少を助ける機能性のあることが報告されています。

【想定する主な対象者】
肥満気味(BMI値25kg/m2以上30kg/m2未満)の健常成人

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
当該食品「ワイルドマンゴーの力粒」の機能性関与成分「エラグ酸」を含む食品(錠剤・カプセル・粉末)は、日本国内において2010年9月から約10年間、全国販売されており、既に1億2,800万食以上の流通実績のある食経験を有している。また、2020年6月15日時点において機能性関与成分を含む当該食品及び類似食品における重大・重篤な健康被害は報告されていない。それらの喫食実績をもとに同質性及び安全性を評価し、安全であることを確認した。
さらに、これまでの研究により、エラグ酸あるいはエラグ酸含有アフリカマンゴノキエキスを用いた臨床試験が4報報告されており、1日当たりエラグ酸を2-3mg、8-12週間摂取した試験であった。そこで、有害事象に関しては2報において頭痛、睡眠困難、鼓腸を挙げているが、これらの症状はプラセボ群においても同様に生じた症状であり、機能性関与成分由来の症状とは考えにくいと結論付けられている。また、残りの2報(うち1報は日本人の肥満1度が対象)については、機能性関与成分に起因する副作用が無かったとされている。さらに、日本人の健常者を対象とした過剰摂取試験では、1日当たりの摂取目安量の5倍量(エラグ酸15mg/日)を4週間摂取した結果で安全性に問題が無いことが示された。なお、過剰摂取試験には、当該製品と同じ原料であるエラグ酸含有アフリカマンゴノキエキスが用いられている。
機能性関与成分と医薬品との相互作用の有無については、データベースを用いて調査を行った結果、医薬品との相互作用に関する報告は無かった。
以上のことから、当該製品の1日当たりの摂取目安量を守って適切に使用すれば、安全性に問題は無いと判断できる。

【摂取する上での注意事項】
●開封後はチャックをしっかり閉め、直射日光、高温多湿を避けて保存してください。
●食物アレルギーのある方は原材料をご確認の上ご使用をお決めください。
●本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量をお守りください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


当該製品を製造委託している工場は、国内GMP認定工場であり、適正な製造基準に従って当該製品の製造及び品質管理を実施している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


(ア)標題
 機能性関与成分である「エラグ酸」を含む食品を経口摂取した場合における体重、体脂肪、及び血中中性脂肪に対する機能性に関する研究レビュー
(イ)目的
 健常成人(肥満1度;BMI値25 kg/m2以上30 kg/m2未満を含む)において、エラグ酸を経口摂取することによる体重、体脂肪、及び血中中性脂肪に対する機能性に関する定性的研究レビューの実施を目的とした。
(ウ)背景
 エラグ酸は健常な過体重(肥満1度)者に対して、体脂肪及び血中中性脂肪をはじめ、体重、BMI値、ウエスト周囲径(ウエストサイズ)、内臓脂肪などを低減させるとの報告がある。また、エラグ酸には脂肪細胞における脂肪蓄積抑制及び脂肪細胞の肥大化を抑制する作用が報告されていることから、エラグ酸がこの有効性(機能性)に関わると推定できる。そこで、エラグ酸の経口摂取において体重、体脂肪、及び血中中性脂肪を低減させる機能性について総合的に評価するため、研究レビューを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
 複数のデータベースを用いて、データベース開設あるいは情報掲載時から検索日までに公表された論文を検索対象とした。2020年5月8日に英語及び日本語のデータベースを用いて検索を行った。そこで、健常成人(肥満1度;BMI値25kg/m2以上30kg/m2未満を含む)において、エラグ酸の経口摂取が体重、体脂肪、及び血中中性脂肪に及ぼす影響に関する無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験(RCT)の査読付き論文を検索した。文献検索し、論文の内容を精査した結果、採用した研究論文は2報となった。なお、そのうち1報は、日本人におけるRCTであり、論文著者として研究の資金提供を行った原料販売会社の社員等が含まれていた。
(オ)主な結果
 採用された研究論文2報は、査読付き論文であり、無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験という信頼性の高い研究であった。また、標題に対して肯定的な結果であった。肥満気味(BMI値25kg/m2以上30kg/m2未満)の健常成人を対象とし、エラグ酸(3mg/日)の日常的な経口摂取により、対照であるプラセボ群と比較して体脂肪、血中中性脂肪、体重、BMI値、ウエストサイズ、及び内臓脂肪を有意に低減させることが認められた。なお、試験期間中において機能性関与成分の経口摂取に起因する有害事象は報告されていない。
 以上の結果により、機能性関与成分であるエラグ酸を1日当たり3mg含む当該製品は、肥満気味な方のBMIの低下、体脂肪、血中中性脂肪、内臓脂肪及びウエストサイズの減少を助けるという機能性表示食品として適切であると判断された。
(カ)科学的根拠の質
 採用された研究論文2報は、査読付き論文であり、無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験で信頼性が高く、質の高い研究であった。本研究レビューの限界については、その他の未発表の研究データが存在する可能性が否定できない。しかし、文献検索は科学技術分野から医療分野の主要な7つのデータベース(英語・日本語)を使用しているため、現時点で公表されている当該研究をほぼ網羅していると判断した。さらに、採用された研究論文が2報と少ないことから、今後さらなる研究の検証が必要である。