2021年5月29日土曜日

森永メモリービフィズス記憶対策サプリ(森永乳業株式会社) の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

森永乳業株式会社の機能性表示食品,森永メモリービフィズス記憶対策サプリのエビデンス(科学的根拠)


森永乳業株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【森永メモリービフィズス記憶対策サプリ】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

森永乳業株式会社

【届出番号】
G42

【届出日】
2021/04/14

【届出者名】
森永乳業株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
森永メモリービフィズス記憶対策サプリ

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
ビフィズス菌MCC1274(B. breve)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品に含まれるビフィズス菌MCC1274(B. breve)は、健常な中高年の方の加齢に伴い低下する認知機能の一部である記憶力、空間認識力を維持する働きが報告されています。
※記憶力とは、見たり聞いたりした内容を記憶し、思い出す力のことです。

【想定する主な対象者】
中高年の健常者(MCIの方を含む)

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
公的機関の欧州食品安全機関(EFSA)が公表している特定微生物の安全性推定(QPS)には、ビフィズス菌ブレーベ種(Bifidobacterium breve)は、ヨーグルト等の乳製品で長い食経験の歴史を有しており、これまでに安全上の懸念が報告されていない菌種であることが記載されています。本品の機能性関与成分であるビフィズス菌MCC1274(B. breve)は、ビフィズス菌ブレーベ種に属しており、QPSにおいて安全上の懸念がない菌種とされていることから、安全性は高いと評価しました。さらに、PubMedより4報の1次情報が抽出され、いずれの臨床試験においても有害事象は発生しなかった旨が記載されていました。また、機能性関与成分ビフィズス菌MCC1274(B. breve)について、医薬品との相互作用によって健康被害が生じる可能性は低いと評価しました。したがって、本品「森永メモリービフィズス記憶対策サプリ」は安全であると評価しました。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により、より健康が増進するものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品の製造工程は粉末混合からカプセル充填とアルミ袋包装に分かれており、それぞれ別工場で製造されているが、いずれの工程も公益財団法人日本健康・栄養食品協会による GMP の認証、インターテック・サーティフィケーション株式会社による ISO22000 の認証を取得した工場にて、その GMP 基準に準拠して製造及び品質管理を行っている。本食品の機能性関与成分であるビフィズス菌はMCC1274(B. breve)であることを確認しており、その含有量は一般財団法人 日本食品分析センターにおいて、培養法により、製品に表示された量が含まれていることが確認されている。 届出後においても、届出者らによって、ロット毎に機能性関与成分であるビフィズス菌MCC1274(B. breve)の定量を実施する。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
ビフィズス菌MCC1274(B. breve)摂取による認知機能改善効果に関する研究レビュー
【目的】
中高年の健常者(MCIの方を含む)がビフィズス菌MCC1274(B. breve)を摂取した際、プラセボ食品を摂取した場合と比較して、認知機能に与える影響を明らかにするため、研究レビューを実施しました。
【背景】
高齢化社会である日本において、中高年の方の加齢に伴う認知機能の低下は大きな社会問題です。軽度認知障害(MCI)とは認知症ではありませんが、軽度な認知機能の低下を有する状態を意味し、物忘れが目立ちます。ビフィズス菌MCC1274(B. breve)はヒト乳児由来のビフィズス菌で、脳内の炎症を抑制し、認知機能を改善させる事が基礎研究で報告されています。そのため、中高年の健常者に対してもビフィズス菌MCC1274(B. breve)の摂取が認知機能を改善する可能性が考えられるため、研究レビューを実施しました。
【レビュー対象とした研究の特性】
中高年の健常者(40歳以上)を対象に、ビフィズス菌MCC1274(B. breve)の摂取が認知機能に与える影響を検証した文献を検索しました。検索日(2021年4月5日)以前に公開された英語論文と日本語論文を6つのデータベースから検索し、プラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験を報告した1報が最終的に採用されました。当該文献は、森永乳業株式会社が臨床試験を外部委託し、提出された試験結果報告書に基づいて同社社員が執筆していました。
【主な結果】
採用された研究では、日本国籍を持つ健常な50~79歳の方にビフィズス菌MCC1274(B. breve)を摂取させた所、複合的な認知機能が向上しました。特に、即時記憶、遅延記憶、視空間構成の3領域において認知機能が向上しました。ビフィズス菌MCC1274(B. breve)の一日あたりの摂取目安量は、200億個と考えられました。また、試験食品に起因する有害事象はありませんでした。
【科学的根拠の質】
本研究レビューでは1報しか抽出されなかったため、非一貫性ならびにその他バイアス(出版バイアス等)が評価できませんでした。さらに、被験者数も多くないことから、今後の研究が本研究レビューに影響を与える可能性が考えられます。しかし、採用した研究がRCTであり、複数の認知機能検査ならびに複数の検査項目で認知機能の改善が確認できている事から、本品の表示しようとする機能性の科学的根拠は妥当だと判断しました。

粒こんにゃくのヘルシーリゾットトマト(寂地蒟蒻株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

寂地蒟蒻株式会社の機能性表示食品,粒こんにゃくのヘルシーリゾット トマトのエビデンス(科学的根拠)

寂地蒟蒻株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【粒こんにゃくのヘルシーリゾット トマト】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
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機能性表示食品まとめ一覧

寂地蒟蒻株式会社

【届出番号】
G41

【届出日】
2021/04/14

【届出者名】
寂地蒟蒻株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
粒こんにゃくのヘルシーリゾット トマト

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には、食事から摂取した脂肪や糖の吸収を抑えて、食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常成人で、中性脂肪が気になる方、血糖値が気になる方

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
粒こんにゃくのヘルシーリゾット トマト(以下、届出食品とする)ならびに同等の機能性関与成分を有する類似食品について喫食実績はないため、既存情報による評価を行った。

・難消化性デキストリン(食物繊維)はトウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維であるため、原料としては食経験があると考えられる。重篤な有害事例は報告されていない。*1
・難消化性デキストリンは過剰摂取した際に軽い下痢症状を起こすことがあるが、15 g程度で4週間摂取しても臨床上問題となる所見は認められていない。*2
・健康な成人10名 (平均40.8±9.5歳、日本) を対象に、難消化性デキストリン (0.7~1.1 g/kg) を摂取させたところ、1.1 g/kgを摂取した男性1名において下痢の発症が観察され、下痢誘発の最大無作用量は男性で1.0 g/kg体重、女性では1.1 g/kg体重以上と推定された。*2
・特定保健用食品の関与成分として使用されており、2019年3月で387品目が許可取得し、トクホ全体の約36%に相当する。許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態がある。*3
*特定保健用食品の関与成分である難消化性デキストリンはすべて松谷化学工業㈱社製であり、本届出食品の関与成分と同一であることから、上記情報で評価が可能であると判断した。
1.ナチュラルメディシン・データベース.一般財団法人日本健康食品・サプリメント情報センター(2015年)
2. 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所.「健康食品」の安全性・有効性情報、素材情報データベース
3.消費者庁HP 特定保健用食品許可一覧

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。1日摂取目安量を守ってください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
GMP,HACCP,ISO 22000,FSSC 22000の認証は取得していないが、丸兼食品株式会社の製造工程表に則って製造および品質管理を実施している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
①食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて、食後の中性脂肪の上昇を抑える機能について
(ア)標題
難消化性デキストリン(食物繊維)の食後血中中性脂肪上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)
(イ)目的
 空腹時血中中性脂肪値が200mg/dL未満の成人(空腹時血中中脂肪値150mg/dL 未満の健常成人および機能性表示食品制度のガイドラインで被験者として評価対象に含まれることが認められている空腹時血中中脂肪値がやや高め(150~199mg/dL)の軽症者)に対して難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取することにより、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が見られるかを確認した。
(ウ)背景
食後に血中中性脂肪値の高い状態が継続することは動脈硬化症等の発症を早めるリスク因子とされており、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する食品素材が注目されている。難消化性デキストリン(食物繊維)には食後血中中性脂肪値の上昇抑制の作用があることが報告されている。日本では、難消化性デキストリン(食物繊維)は、平成27年9月4日時点で387品目の特定保健用食品に使用されており、「食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制する」といった表示内容の許可を受けた特定保健用食品は16品目となっている。
 そこで今回、難消化性デキストリン(食物繊維)の食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)を実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
本研究のデザインは、システマティックレビュー(メタアナリシス)である。国内外の電子データベースを使用し、健常成人(空腹時血中中脂肪値150mg/dL 未満)および機能性表示食品制度のガイドラインで被験者として評価対象に含まれることが認められている空腹時血中中脂肪値がやや高め(150~199mg/dL)の軽症者を対象に難消化性デキストリン(食物繊維)を用いて食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用について調査したランダム化比較試験論文を収集、各論文の質の評価を行い、難消化性デキストリン(食物繊維)摂取群と非摂取群の差を解析した。
(オ)主な結果
9報の論文を評価した結果、全ての評価項目において、非摂取群と比較して難消化性デキストリン(食物繊維)摂取群が食後血中中性脂肪値を低下させることが確認された。9報全ての論文に空腹時血中中性脂肪値が150~199mg/dLの者が含まれていたため、原データを確認できる論文1報について健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満:10名)のみで追加的解析を行い、別途定性評価を行った結果、非摂取群と比較して難消化性デキストリン摂取群は食後血中中性脂肪値の低下を示したことから、健常成人においても肯定的であることが確認された。採用論文9報における難消化性デキストリン(食物繊維)の1回摂取量は、ほとんどが5 gであったことから、難消化性デキストリン(食物繊維)5gを食事の際に摂取することで、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する作用が期待できることが示された。
(カ)科学的根拠の質
 公表されていない研究による偏り、試験のランダム化に起因する偏りは否定できないが影響は小さいと考えられる。評価された論文の総例数は、321~470例と多く、解析結果も肯定的であるため、十分な科学的根拠があると考える。ただし、今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。

②食事から摂取した糖の吸収を抑えて、食後の血糖値の上昇を抑える機能について
(ア)標題
難消化性デキストリン(食物繊維)の食後血糖上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)
(イ)目的
 空腹時血糖値が126mg/dL未満の成人(健常成人および境界域)に対して難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取することにより、食後血糖値の上昇抑制作用が見られるかを確認した。
(ウ)背景
現在、糖尿病患者数の増加は、超高齢社会を迎えた日本において極めて深刻な問題のひとつとなっている。糖尿病に罹患しないためには、食事療法などにより血糖値をコントロールすることが非常に重要であるが、特に、食後血糖値は糖尿病に関する指標として注目されている。食事療法では、食物繊維の摂取による2型糖尿病の発症リスクの改善効果が報告されており、食物繊維が有する血糖値調節効果が期待されている。日本では、難消化性デキストリン(食物繊維)は、平成27年9月4日時点で387品目の特定保健用食品に使用されており、「食後血糖値の上昇を抑制する」といった表示内容の許可を受けた特定保健用食品は190品目となっている。
 そこで今回、難消化性デキストリン(食物繊維)の食後血糖値の上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)を実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
本研究のデザインは、システマティックレビュー(メタアナリシス)である。国内外の電子データベースを使用し、健常成人および境界域の成人を対象に難消化性デキストリン(食物繊維)を用いて食後血糖値の上昇抑制作用について調査したランダム化比較試験論文を収集、各論文の質の評価を行い、難消化性デキストリン(食物繊維)摂取群と非摂取群の差を解析した。
(オ)主な結果
43報の論文を評価した結果、全ての評価項目において、非摂取群と比較して難消化性デキストリン(食物繊維)摂取群が食後血糖値を低下させることが確認された。採用論文43報における難消化性デキストリン(食物繊維)の1回摂取量は、4~16gであり、中央値が5 gであったことから、難消化性デキストリン(食物繊維)5gを食事の際に摂取することで、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する作用が期待できることが示された。 
(カ)科学的根拠の質
 公表されていない研究による偏り、試験のランダム化に起因する偏りは否定できないが影響は小さいと考えられる。評価された論文の総例数は、308~1094例と多く、解析結果も肯定的であるため、十分な科学的根拠があると考える。ただし、今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。

粒こんにゃくのヘルシーリゾットチーズ(寂地蒟蒻株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

寂地蒟蒻株式会社の機能性表示食品,粒こんにゃくのヘルシーリゾット チーズのエビデンス(科学的根拠)

寂地蒟蒻株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【粒こんにゃくのヘルシーリゾット チーズ】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

寂地蒟蒻株式会社

【届出番号】
G40

【届出日】
2021/04/14

【届出者名】
寂地蒟蒻株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
粒こんにゃくのヘルシーリゾット チーズ

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には、食事から摂取した脂肪や糖の吸収を抑えて、食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常成人で、中性脂肪が気になる方、血糖値が気になる方

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
粒こんにゃくのヘルシーリゾット チーズ(以下、届出食品とする)ならびに同等の機能性関与成分を有する類似食品について喫食実績はないため、既存情報による評価を行った。

・トウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維であるため、原料としては食経験があると考えられる。重篤な有害事例は報告されていない。*1
・難消化性デキストリンは過剰摂取した際に軽い下痢症状を起こすことがあるが、15 g程度で4週間摂取しても臨床上問題となる所見は認められていない。*2
・健康な成人10名 (平均40.8±9.5歳、日本) を対象に、難消化性デキストリン (0.7~1.1 g/kg) を摂取させたところ、1.1 g/kgを摂取した男性1名において下痢の発症が観察され、下痢誘発の最大無作用量は男性で1.0 g/kg体重、女性では1.1 g/kg体重以上と推定された。*2
・特定保健用食品の関与成分として使用されており、2019年3月で387品目が許可取得し、トクホ全体の約36%に相当する。許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態がある。*3
*特定保健用食品の関与成分である難消化性デキストリンはすべて松谷化学工業㈱社製であり、本届出食品の関与成分と同一であることから、上記情報で評価が可能であると判断した。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。1日摂取目安量を守ってください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
GMP,HACCP,ISO 22000,FSSC 22000の認証は取得していないが、丸兼食品株式会社の製造工程表に則って製造および品質管理を実施している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
①食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて、食後の中性脂肪の上昇を抑える機能について
(ア)標題
難消化性デキストリン(食物繊維)の食後血中中性脂肪上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)
(イ)目的
 空腹時血中中性脂肪値が200mg/dL未満の成人(空腹時血中中脂肪値150mg/dL 未満の健常成人および機能性表示食品制度のガイドラインで被験者として評価対象に含まれることが認められている空腹時血中中脂肪値がやや高め(150~199mg/dL)の軽症者)に対して難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取することにより、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が見られるかを確認した。
(ウ)背景
食後に血中中性脂肪値の高い状態が継続することは動脈硬化症等の発症を早めるリスク因子とされており、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する食品素材が注目されている。難消化性デキストリン(食物繊維)には食後血中中性脂肪値の上昇抑制の作用があることが報告されている。日本では、難消化性デキストリン(食物繊維)は、平成27年9月4日時点で387品目の特定保健用食品に使用されており、「食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制する」といった表示内容の許可を受けた特定保健用食品は16品目となっている。
 そこで今回、難消化性デキストリン(食物繊維)の食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)を実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
本研究のデザインは、システマティックレビュー(メタアナリシス)である。国内外の電子データベースを使用し、健常成人(空腹時血中中脂肪値150mg/dL 未満)および機能性表示食品制度のガイドラインで被験者として評価対象に含まれることが認められている空腹時血中中脂肪値がやや高め(150~199mg/dL)の軽症者を対象に難消化性デキストリン(食物繊維)を用いて食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用について調査したランダム化比較試験論文を収集、各論文の質の評価を行い、難消化性デキストリン(食物繊維)摂取群と非摂取群の差を解析した。
(オ)主な結果
9報の論文を評価した結果、全ての評価項目において、非摂取群と比較して難消化性デキストリン(食物繊維)摂取群が食後血中中性脂肪値を低下させることが確認された。9報全ての論文に空腹時血中中性脂肪値が150~199mg/dLの者が含まれていたため、原データを確認できる論文1報について健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満:10名)のみで追加的解析を行い、別途定性評価を行った結果、非摂取群と比較して難消化性デキストリン摂取群は食後血中中性脂肪値の低下を示したことから、健常成人においても肯定的であることが確認された。採用論文9報における難消化性デキストリン(食物繊維)の1回摂取量は、ほとんどが5 gであったことから、難消化性デキストリン(食物繊維)5gを食事の際に摂取することで、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する作用が期待できることが示された。 
(カ)科学的根拠の質
 公表されていない研究による偏り、試験のランダム化に起因する偏りは否定できないが影響は小さいと考えられる。評価された論文の総例数は、321~470例と多く、解析結果も肯定的であるため、十分な科学的根拠があると考える。ただし、今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。

②食事から摂取した糖の吸収を抑えて、食後の血糖値の上昇を抑える機能について
(ア)標題
難消化性デキストリン(食物繊維)の食後血糖上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)
(イ)目的
 空腹時血糖値が126mg/dL未満の成人(健常成人および境界域)に対して難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取することにより、食後血糖値の上昇抑制作用が見られるかを確認した。
(ウ)背景
現在、糖尿病患者数の増加は、超高齢社会を迎えた日本において極めて深刻な問題のひとつとなっている。糖尿病に罹患しないためには、食事療法などにより血糖値をコントロールすることが非常に重要であるが、特に、食後血糖値は糖尿病に関する指標として注目されている。食事療法では、食物繊維の摂取による2型糖尿病の発症リスクの改善効果が報告されており、食物繊維が有する血糖値調節効果が期待されている。日本では、難消化性デキストリン(食物繊維)は、平成27年9月4日時点で387品目の特定保健用食品に使用されており、「食後血糖値の上昇を抑制する」といった表示内容の許可を受けた特定保健用食品は190品目となっている。
 そこで今回、難消化性デキストリン(食物繊維)の食後血糖値の上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)を実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
本研究のデザインは、システマティックレビュー(メタアナリシス)である。国内外の電子データベースを使用し、健常成人および境界域の成人を対象に難消化性デキストリン(食物繊維)を用いて食後血糖値の上昇抑制作用について調査したランダム化比較試験論文を収集、各論文の質の評価を行い、難消化性デキストリン(食物繊維)摂取群と非摂取群の差を解析した。
(オ)主な結果
43報の論文を評価した結果、全ての評価項目において、非摂取群と比較して難消化性デキストリン(食物繊維)摂取群が食後血糖値を低下させることが確認された。採用論文43報における難消化性デキストリン(食物繊維)の1回摂取量は、4~16gであり、中央値が5 gであったことから、難消化性デキストリン(食物繊維)5gを食事の際に摂取することで、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する作用が期待できることが示された。 
(カ)科学的根拠の質
 公表されていない研究による偏り、試験のランダム化に起因する偏りは否定できないが影響は小さいと考えられる。評価された論文の総例数は、308~1094例と多く、解析結果も肯定的であるため、十分な科学的根拠があると考える。ただし、今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。

眠り系サプリスリープリズム(株式会社創健社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社創健社の機能性表示食品,眠り系サプリ スリープリズムのエビデンス(科学的根拠)

株式会社創健社が消費者庁に届出た機能性表示食品【眠り系サプリ スリープリズム】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
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機能性表示食品まとめ一覧

株式会社創健社

【届出番号】
G39

【届出日】
2021/04/14

【届出者名】
株式会社創健社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
眠り系サプリ スリープリズム

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
GABA(γ-アミノ酪酸)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、GABAが含まれます。GABAには、睡眠の質(眠りの深さ)の向上に役立ち、すっきりとした目覚めをサポートする機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健康な成人男女

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本届出品は機能性関与成分(GABA)を一日当たりの摂取目安量で100 ㎎ 配合した食品である。新製品であるため、最終製品での喫食実績がないため、既存情報における機能性関与成分GABAでの安全性評価をした。
1、既存情報による食経験の評価:公的機関、民間機関のデータベースにおいて、機能性関与成分GABAの喫食実績を調査した。その結果、ナス、トマト、ジャガイモなど一般に食される野菜100 g中にGABAが20~50 ㎎以上含まれていることから、通常の食生活において摂取される成分である。また、GABA(10~80mg/日)を関与成分とする特定保健用食品が市販されており、食品安全委員会において「適切に摂取される場合には、安全性に問題はない」と評価されている。
2、安全性試験による評価:GABAの食品としての安全性に関する研究報告を検索したところ、24報あった。11.5~1,000 mgのGABAを2週間~6か月間摂取した場合に、軽度の自覚症状変化を訴える事例(下痢、腹痛、お腹が張る、食欲不振など)はあるものの、安全性に問題はなかったことが報告されている。また、本届出品に含まれる機能性関与成分量の5倍量以上のGABA 1,000 mgを4週間摂取した試験においても安全性に問題のないことが報告されていることから、本届出品に含まれている機能性関与成分GABAには十分な安全性があると判断できる。
GABAは単純な構造のアミノ酸であり、基原による性質の違いは生じない。従って、各安全性評価試験で用いられたGABAと本届出品に含まれるGABAは同等のものであると言える。

以上のことから、機能性関与成分GABAを配合した本届出品の安全性に問題ないと考えられる。しかしながら降圧剤などの医薬品を併用すると血圧を下げすぎてしまう可能性が報告されているので、摂取をする上での注意事項に、降圧薬等の医薬品服用者は本届出品の利用について医師、薬剤師に相談すべきである旨を表示している。

【摂取する上での注意事項】
●摂取上の注意:本品はPTP包装になっております。PTPの上から指の腹で軽く押して、カプセルを取り出してから、お早めにお召し上がりください。本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日の摂取目安量を守ってください。降圧薬を服用している方は医師、薬剤師に相談してください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
・公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMP取得の株式会社三協日の出工場にて、GMPの取組みに基づく製造、品質管理を行っている。・公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMP取得の株式会社三協島根川本工場にて、GMPの取組みに基づく製造、品質管理を行っている。・株式会社三協大渕工場では、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMPの申請中であるものの、株式会社三協日の出工場と同様にGMPの取組みに基づく製造、品質管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】GABA摂取による睡眠の質改善機能に関する研究レビュー

【目的】健康な成人男女がGABAを含む食品を摂取した場合と、GABAを含まない食品(プラセボ)を摂取した場合で、日常生活における睡眠の質(眠りの深さ)に対する効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。

【背景】ストレスは、ヒトの睡眠に様々な影響を及ぼすことが知られている。主観的ストレス、緊張感や不安が多い人に睡眠問題の有症率が高く、ストレスが高いことやストレスにうまく対処できないことは不眠症のリスクを高めてしまう。一時的および日常的なストレスを緩和することは、睡眠に関する諸問題の解決に有効であると考えられる。GABA摂取により、精神的ストレスがかかる作業における一時的な疲労感を軽減することや、睡眠の質を改善することが報告されている。
本研究レビューでは、GABA摂取による日常生活における睡眠の質(眠りの深さ)を改善する効果について、網羅的に検索し、機能性について検討した。なお、睡眠の質(眠りの深さ)の評価方法として、当該分野において学術的に広くコンセンサスが得られている客観的評価法(脳波計)を用いている文献のみを採用した。

【レビュー対象とした研究の特性】英語、日本語の医学論文データベースを検索し、精査をした結果、健康な成人男女を対象とし、GABA摂取時とプラセボ摂取時を比較した試験デザインであり、脳波(ノンレム睡眠時間)を評価している文献として、2報を採用し評価した。

【主な結果】健康な成人男女に対するGABA摂取(100 mg/日)の効果として、採用文献2報で、深い睡眠時間の有意な増加(p<0.05)を示している。また1報では、ストレス状況や疲労感の違いによる層別解析を実施した場合に、一時的な疲労感やストレスをより強く感じている人のノンレム睡眠ステージ3(最も深い眠り)の時間が、GABA摂取時はプラセボ摂取時と比較して有意に増加した。被験者はいずれも健常な範囲の人であることから、GABAは、健康な成人男女において、睡眠の質(眠りの深さ)を向上させる機能を発揮すると評価した。

【科学的根拠の質】論文のバイアスリスクの評価では、採用論文は低度であった。調査対象とした論文は査読を実施したRCT論文で、客観的評価指標である脳波であるため、科学的根拠の質は高いと考えられる。本レビューの限界として、論文数が少ないこと、バイアスリスクが完全に否定できなかったことが挙げられる。



【標題】GABA摂取による睡眠後の目覚めの質に関する研究レビュー

【目的】日常生活における睡眠後の目覚めに対するGABA摂取の機能性を検証することを目的とした。

【背景】日常生活において、現代人は様々な場面で精神的・身体的負荷を受けており、その程度は増加傾向にある。その負荷自体については、精神的ならびに身体的に関わらず十分な休息がとれていれば問題にならない。しかしながら、実際には十分な休息が得られず、継続して負荷を受けることはしばしば起こる。このような状況は、睡眠中の質低下につながり、睡眠直後の目覚めの悪さに繋がると考えられる。一日の始まりとも言える目覚めが悪いと、その日の社会生活(仕事や家事など)へのモチベーションに大きく影響することが懸念される。
本研究レビューでは、GABA摂取による日常生活における目覚めの質に対する効果について、網羅的に検索し、機能性について検討した。なお、目覚めの質の評価方法として、当該分野において学術的に広くコンセンサスが得られているVAS【feeling upon awakening】を用いている文献のみを採用した。

【レビュー対象とした研究の特性】英語、日本語の医学論文データベースを検索し、精査をした結果、健康な成人男女を対象とし、GABA摂取時とプラセボ摂取時を比較した試験デザインであり、VAS【feeling upon awakening】を評価している文献として、1報を採用し評価した。

【主な結果】睡眠の質がやや低い健康な成人男女に対して、GABA(100 mg)を含むカプセルまたはプラセボを1週間摂取させる試験を実施した。その結果、VASによる目覚めの良さの評価において、プラセボ摂取群と比較して、GABA摂取群で有意(統計学上、偶然ではなく意味のある)な改善が認められた。なお、採用文献は日本人を対象とした試験であり、日本人への外挿性に問題は無いと判断した。

【科学的根拠の質】論文のバイアスリスクの評価では、採用論文は低度であった。本レビューの限界として、論文数が少ないこと、バイアスリスクが完全に否定できなかったことが挙げられる。

国内産乾しいたけ(株式会社健翔)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社健翔の機能性表示食品,国内産 乾しいたけのエビデンス(科学的根拠)

株式会社健翔が消費者庁に届出た機能性表示食品【国内産 乾しいたけ】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品まとめ一覧

株式会社健翔

【届出番号】
G38

【届出日】
2021/04/13

【届出者名】
株式会社健翔
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
国内産 乾しいたけ

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
GABA(γ-アミノ酪酸)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはGABAが含まれています。GABAには高めの血圧を低下させる機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
血圧が高めの方

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
①食経験の評価
本届出食品「国内産 乾しいたけ」は、同社で販売している類似する乾しいたけ製品の喫食実績があるため食経験の評価によって安全性の確認を行いました。本届出食品の類似する、同社で販売している乾しいたけ製品は、販売を開始した2002年から現在まで、日本国内の幅広い年齢層の男女を対象に、年間約5600 kg(2019年度実績)の販売実績がありますが、これまでに健康被害の報告はありません。

また、機能性関与成分であるGABAは、食品健康影響評価に関する審議において、いずれも「野菜や果物などに広く含まれており、GABAの食経験は十分あると考えられる」と評価され、「適切に摂取される限りにおいては、安全性問題はない」とされています。また、GABAを数mg~200 mg程度配合した製品が販売されていますが、GABAが原因となる重篤な健康被害は報告されていません。

②医薬品との相互作用に関する評価
機能性関与成分であるGABAは、理論的に考えられる相互作用として、降圧薬や降圧作用を有するハーブとの併用により低血圧を引き起こす可能性が報告されています。しかし、本届出食品の類似する乾しいたけ製品は2002年より国内にて流通していますが、これまでに医薬品との相互作用に関する有害事象は発生していません。また、医薬品を服用している場合は医師・薬剤師に相談するよう注意喚起し、特に摂取上の注意として、高血圧治療薬を服用する方への注意喚起を表示することから、この相互作用への対策は講じられていると考えます。

以上のことから、本届出食品の安全性に問題はないと判断しました。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により、より健康が増進するものではありません。高血圧治療薬を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出食品は、『HACCPの考え方を取り入れた衛生管理のための手引書 乾し椎茸小分け事業者、乾し椎茸加工事業者向け』(厚生労働省確認 令和2年2月28日)に準じた製造施設・従業員の衛生管理等を行っている株式会社マルコ物産、株式会社宮代商店(本社・日田工場)および株式会社マルトモ物産(東浜工場)にて製造しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
最終製品「国内産 乾しいたけ」に含有する機能性関与成分GABAによる血圧低下の機能性に関する定性的研究レビュー
【目的】
日本人の正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者に対して、GABAを含む食品の12週間以上の継続摂取が、血圧低下効果を有するかを明らかにするため、定性的研究レビューを実施しました。
【背景】
高血圧は脳卒中、心臓病、腎臓病等の原因疾患であることから高血圧への対策は重要だとされています。平成29年の国民健康・栄養調査では収縮期血圧(SBP)が140 mmHg以上の者の割合は男性37.0%、女性27.8%と報告されています。
GABA(γ-アミノ酪酸)は、米、野菜、茶、発酵食品、発芽玄米、漬物などにも含まれている成分で、高血圧者の血圧を低下させる作用が報告されています。そこで、疾病に罹患していない者(正常高値血圧者)およびⅠ度高血圧者に対してGABAの血圧低下効果を定性的研究レビューで検証しました。
【レビュー対象とした研究の特性】
日本人の疾病に罹患していない者(正常高値血圧者:未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)およびⅠ度高血圧者を対象とし、GABAを継続摂取させると対照食品の摂取と比較して、血圧(収縮期血圧、拡張期血圧)を低下させるかを、ランダム化二重盲験プラセボ対照比較試験(RCT)により調べた研究を対象として定性的研究レビューを実施しました。
【主な結果】
論文検索を実施したのち論文内容の適合性・適格性を精査し、5報の研究論文を対象として、5報の文献により定性的な研究レビューを実施しました。なお、メタアナリシスは実施していません。5報は全て日本人の正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者を対象としており、また正常高値血圧者での層別解析も行われていました。5報のうち4報で、GABAの12週間以上の継続摂取により対照群と比較して正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者において、収縮期血圧と拡張期血圧の有意な低下が確認されました。層別解析が行われた4報では、GABAの12週間以上の継続摂取により対照群と比較して正常高値血圧者のみでも、収縮期血圧と拡張期血圧の有意な低下が確認されました。なお、正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者或いは正常高値血圧者を対象として効果が認められた文献4報のGABAの摂取量は20~80 mg/日でした。したがって、GABA20 ㎎/日以上の摂取は血圧を低下させることに有効であると評価しました。
【科学的根拠の質】
研究レビューの対象とした研究論文のエビデンス総体において、バイアス・リスク、非直接性、不精確、非一貫性については低(0)と評価した。出版バイアスについては、臨床試験登録がされた文献がないことと、5報の研究論文すべてに試験食品の製造元の社員が著者として含まれていることからバイアスを中/疑い(-1)と評価しました。上記のことを総合的に評価した結果、エビデンス総体に影響を与える重大なリスクはなく、GABAの摂取が血圧を低下させる作用を有することに対して肯定的な科学的根拠を有しており、表示しようとする機能性として「本品にはGABAが含まれています。GABAには高めの血圧を低下させる機能があることが報告されています。」は適切であると考えられました。

エラスチン(株式会社日本薬師堂)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社日本薬師堂の機能性表示食品,エラスチンのエビデンス(科学的根拠)

株式会社日本薬師堂が消費者庁に届出た機能性表示食品【エラスチン】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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株式会社日本薬師堂

【届出番号】
G37

【届出日】
2021/04/13

【届出者名】
株式会社日本薬師堂
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
エラスチン

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
カツオ由来エラスチンペプチド
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはカツオ由来エラスチンペプチドが含まれています。カツオ由来エラスチンペプチドには加齢に伴って低下する血管のしなやかさ(血管を締め付けた後の血管の拡張度)の維持に役立つことが報告されています。

【想定する主な対象者】
健康な中高年男女

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
食経験の評価
 原料供給元の林兼産業株式会社では、関与成分であるカツオ由来エラスチンペプチドは2005年から発売を開始し、2014年までに累計10トンを販売している。

既存情報による安全性試験の評価
 本品の機能性関与成分であるカツオ由来エラスチンペプチドについて文献情報の検索を行ったところ、ラットを用いた急性毒性試験において異常所見は認められず、遺伝毒性試験(umu試験)においても変異原性を有さないことが確認された。さらに、過剰量長期摂取時の安全性を確認するために行ったとされる、日本人の健常者(男女42名)を対象としたカツオ由来エラスチンペプチド400mg(届出量の約5倍量)の13か月間の摂取試験において、摂取期間中に理化学検査、血液生化学検査の値に有意な変動は認められず、安全性に問題ないことが確認された。

医薬品との相互作用に関する評価
 カツオ由来エラスチンペプチドと医薬品との相互作用について調査を行った結果、相互作用の報告はなかった。

 以上より、本品の1日摂取目安量における機能性関与成分のカツオ由来エラスチンペプチド75mgは、適切に摂取する場合、安全性に問題はないと考える。また、本品の「カツオ由来エラスチンペプチド」以外の原材料は、販売実績が十分にある一般的な食品および食品添加物である。したがって、本品を適切に摂取する上で安全性の懸念はないと考えられる。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は国内GMPを取得した工場で製造している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(ア)標題
 カツオ由来エラスチンペプチドの摂取による健常成人の血管機能の改善作用

(イ)目的
  健常成人がカツオ由来エラスチンペプチドを経口摂取することによって、血管機能の改善に役立つかの検証を目的とした。

(ウ)背景
  エラスチンはゴムのように伸縮性に富むタンパク質であり、ヒトの組織や臓器(皮膚、動脈、靭帯など)に弾力性を与えている。エラスチンは動脈では中膜に多く存在し、血圧及び血流の拍動を緩衝するのに役立っている。しかし、加齢により中膜のエラスチンが減少し、血管はしなやかさを失うことが報告されている。エラスチンは血管機能に重要な役割を担っているが、経口摂取による血管機能への効果をまとめたレビューはない。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
  日本語及び外国語文献のデータベースを用いて、健常成人がカツオ由来エラスチンペプチドを経口摂取することで、血管機能が改善するかを検証した並行群間比較試験を検索し、合致するもの対象とした。

(オ)主な結果
  採用文献によると、血管弾性を表す数値(上腕足首間脈波伝播速度)が各年代及び性別における基準範囲内であり、40歳以上64歳以下の疾病を患っていない健康な日本人男性及び女性を対象に、カツオ由来エラスチンペプチド75mg/日(エラスチン群)またはプラセボ(プラセボ群)を16週間持続して経口摂取させることで、エラスチン群ではプラセボ群と比較して血管弾性、血管内皮機能および体感(手足の冷え、腰痛、疲れやすさ、目の疲れ、イライラ感、物忘れ)が有意に改善した。本レビューによって、健常者がカツオ由来エラスチンペプチド75mg/日を経口摂取することで、加齢に伴って低下する血管のしなやかさ(血管を締め付けた後の血管の拡張度)の維持に役立つ機能を期待できると判断した。

(カ)科学的根拠の質
  本レビューの限界として、出版バイアスの可能性や未発表データが存在する可能性は否定できない点があるが、研究の収集は科学技術および医療分野の主要なデータベースを使用しているため、公開されている当該研究はほぼ網羅されていると判断した。今後更に質の高い研究成果が報告されることが望ましいが、採用文献は査読付であり、人間ドックなどに用いられ学術的にも信頼性のある検査法を用いているため、科学的根拠の質は機能性評価に値すると考えた。

ツナチ(有限会社味源)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

有限会社味源の機能性表示食品,ツナチのエビデンス(科学的根拠)

有限会社味源が消費者庁に届出た機能性表示食品【ツナチ】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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有限会社味源

【届出番号】
G36

【届出日】
2021/04/13

【届出者名】
有限会社味源
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
ツナチ

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
DHA

EPA

クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはDHA・EPAが含まれます。DHA・EPAには血中の中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
血中中性脂肪の気になる成人健常者

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本製品のDHA・EPAを含有する原材料であるコシナガマグロはマグロ属に属し古くから食されてきたマグロの一種であり、ツナ缶詰に多く使われており、その安全性は自明であります。
弊社では類似製品としてサバを原料とした「サバチ」を令和2年2月から販売しており、これまでに250万個販売していますが健康被害の報告は受けていません。また、従来製品として本製品と同じ商品も令和2年8月から90万個販売していますが、これまで健康被害の報告は受けていません。
また、2次情報として、国立研究開発法人国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報中の素材情報データベースには、DHA、EPAの安全性はともに「適切に摂取する場合、おそらく安全であり、1日2 gを超えないようにとされている。」との記述があります。
本製品の一日摂取目安量当たりのDHA・EPAの摂取量は182mgであるため、以上の情報により、本製品の安全性に問題はないと考えます。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進したりするものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品の製造はHACCP、GMP の認定を取得した工場にて行っています。また、最終工程は総合衛生管理製造過程認証取得工場で行っております。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【表題】
DHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)の血中中性脂肪の低下に関する研究レビュー
【目的】
DHA・EPAの血中中性脂肪の低下に関する機能に関して、成人健常者を対象とした論文を評価することを目的とした。
【背景】
魚介類に多く含まれるDHA・EPAは食経験も豊富な成分である。また、DHA・EPAの各種機能性も注目され世界で多くの研究が行われている。しかし、DHA・EPAの血中中性脂肪の低下作用について、対象者を成人健常者に限定した資料を調査したが確認されなかった。そこで、本研究レビューを実施した。
【レビュー対象とした研究の特性】
英語及び日本語の文献データベース3種類(PubMed、The Cochrane Library、JDreamⅢ)を用いて、目的に合致した文献を検索した。採用した5報の試験デザインはRCT試験であった。
【主な結果】 
採用文献5報のうち4報について、DHA・EPAの摂取により血中中性脂肪の低下が有意に認められていた。残り1報については、群内前後値で有意に低下していた。有意な低下を認めた4報には日本人を対象者とした文献も1報含まれていた。中性脂肪の有意な低下を認めた4報のDHA・EPAの摂取量は1日当たり182mg~5,530mgであった。本製品は1日当たりの摂取目安量としてDHA・EPAを182mg含むため、血中中性脂肪の低下作用が期待できると判断した。
【科学的根拠の質】
採用文献はすべてRCT試験の論文であり、バイアスリスクも比較的低いことから、エビデンスの強さを強と判断した。しかし、成人健常者を対象とした文献が少ないため、今後の更なる検証も必要であると考えられます。

ギャバサプリメント(株式会社三昧生活)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社三昧生活の機能性表示食品,ギャバサプリメントのエビデンス(科学的根拠)

株式会社三昧生活が消費者庁に届出た機能性表示食品【ギャバサプリメント】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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株式会社三昧生活

【届出番号】
G35

【届出日】
2021/04/13

【届出者名】
株式会社三昧生活
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
ギャバサプリメント

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
GABA(γ-アミノ酪酸)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはGABAが含まれます。GABAは、仕事や勉強などによる一時的・精神的なストレスや疲労感を軽減することが報告されています。

【想定する主な対象者】
仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感が気になる方

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
1.既存情報による安全性試験の評価
文献のデータベースを用いて、本品と同等量以上のGABA摂取に関して、安全性の検証を行っている文献を調査しました。その結果、評価した文献の中にGABA摂取による有害事象の報告はありませんでした。
評価した文献でのGABA摂取量は120~1000mg、摂取期間は4週~12週間でした。
これらの結果は、本品に適用可能と考えられることから、安全性については問題ありません。

2.医薬品との相互作用
理論的な可能性としては、降圧薬などとGABAを併用した場合に、低血圧を引き起こすことが考えられますが、参照したデータベースには、そのような報告の実例はありませんでした。
また、本品は降圧薬などを必要とする病者向けの商品ではなく、さらに降圧剤などを服用している方に対する注意喚起も行っていることから、安全性に問題はないと判断しました。

3.結論
上記の点から、本品を機能性表示食品として販売するにあたり、安全性に問題はないと言えます。

【摂取する上での注意事項】
●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。●食物アレルギーのある方は、原材料名をご確認の上ご使用をお決めください。●降圧剤を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品の製造は公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場によりバルク製造から充填包装工程を一貫して行っており、その基準に準拠した製造および品質管理を行っております。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(ア)標題
機能性関与成分GABAのストレスおよび疲労感の低減作用に関する研究レビュー
(イ)目的
健常成人がGABAを摂取することによって、プラセボを摂取する場合と比べて、精神的ストレスや疲労感を緩和するか、について検討することを目的としました。
(ウ)背景
アミノ酸の一種であるGABAは、GABA高含有発芽米などの生鮮食品に限らず、チョコレートなどの菓子類などにも配合され、広く認知度が上がってきている成分です。GABAには睡眠や血圧の改善に加えて、一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する効果があることが知られています。今回、その効果を改めて検証するために研究レビューを行いました。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
3種のデータベースの検索(2021年1月27日検索)により、59報の文献を抽出し、事前に設定された基準に基づいて選択した結果、最終的に6報が採用されました。採用された文献はいずれも査読付き論文で、日本人を対象としていました。また、採用した文献のうち2報が単盲検試験でした。
(オ)主な結果
GABA摂取30分前後、GABA 28mg以上の条件下でストレスマーカーの有意な低下が確認され、また、GABA摂取後30~60分、GABA 100mgでの条件下でα波の有意な増加が確認されました。自律神経活動においても、GABA28mg摂取後36.5~45分でリラックス状態(ストレスの緩和)が認められたことから、GABA 28mg以上の摂取後30~60分程度でストレスの緩和に関する機能性が確認されました。さらに、GABA摂取30分前後、GABA 28mg~50mgの条件において、主観的評価での疲労感の有意な低下が確認されました。
(カ)科学的根拠の質
アウトカムレベルの限界として、自律神経活動については1報しか採用していないため非一貫性が評価できなかったことが挙げられます。
また、研究レビュー全体の限界としては、ファンネルプロットを用いなかったため出版バイアスを評価できなかったことが挙げられます。

スープで食べるもち麦和だしトマト(株式会社マルヤナギ小倉屋)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社マルヤナギ小倉屋の機能性表示食品,スープで食べるもち麦 和だしトマトのエビデンス(科学的根拠)

株式会社マルヤナギ小倉屋が消費者庁に届出た機能性表示食品【スープで食べるもち麦 和だしトマト】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品まとめ一覧

株式会社マルヤナギ小倉屋(株式会社小倉屋柳本)

【届出番号】
G34

【届出日】
2021/04/13

【届出者名】
株式会社マルヤナギ小倉屋
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
スープで食べるもち麦 和だしトマト

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
大麦β-グルカン
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には大麦β-グルカンが含まれます。大麦β-グルカンには食後血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
血糖値が気になる方で疾病に罹患していない成人

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品の安全性は
①大麦
②当社が現在販売している当該商品
の喫食実績で評価しました

①大麦
1 我が国における大麦の消費量に関する公表資料(食糧庁並びに農林水産省「食料需給表」)によれば、
昭和26年度 1人1日当たり  58.6g
昭和35年度 1人1日当たり  22.2g
平成24年度 1人1日当たり  0.6g
の喫食経験があります。
2 大麦中のβ-グルカン含有量については、平成26年12月に全国精麦工業協同組合連合会が行った第三者機関による分析の結果、平均4.1%であり、昭和26年当時、全国民平均1日当たり約2.4gの大麦β-グルカンを摂取していたことが推定されます。
3 法務省行政事業レビューにおける矯正施設の「被収容者生活経費」に係る参考資料(法務省矯正局)によると、成人及び少年の1日当たりの大麦の給与量は105~150gと報告されています。吸水の影響を鑑み、大麦β-グルカン摂取量に置き換えると1日当たり2.2~3.1gの喫食経験があることになります。
②当社が現在販売している当該商品
現在、当社では当該商品を2019年8月より販売しております。
当該商品の喫食実績を以下に記します。
摂取集団:日本全国で幅広い年齢層の男女に対して現在も販売しております。
摂取形状:一般加工食品(蒸した大麦と粉末スープ)
摂取方法:スープとして摂取。大麦は具材としてそのまま召し上がっていただく
摂取頻度:1日1食で1袋
販売期間:本商品は2019年8月に販売を開始し、現在も販売を継続しております。
販売量 :2019年8月から2020年1月までに約14万p販売しております
健康被害情報:現在までに健康被害の報告は受けておりません。

医薬品との相互作用に関しまして、安全性評価シートに記載しております参考文献等を調査した結果、問題ないと判断いたしました。

したがって、本品に関しまして、安全性に問題はないと判断しております。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、体調によってはお腹がゆるくなることがあります。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
社工場においては2018年にFSSC22000を取得しており、その基準に従って管理を行っております。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
標題:大麦β-グルカンに食後血糖値の上昇を抑制する機能があることのシステマティックレビュー

目的: 
P:健常な成人が
I:大麦β-グルカンを摂取することで
C:対照食品摂取時と比較して
O:食後血糖値の上昇が抑制されるか
を目的とした。

背景:
大麦に含まれる食物繊維素材である大麦β-グルカンは、欧州や米国などで血糖値の上昇抑制やコレステロールの低下作用が認められている。そこで本成分の食後血糖値に対する効果を既存の文献から定性的に評価した。また日本人での1日当たりの摂取目安量についても検討を行った。

レビュー対象とした研究の特性:
検索日は2020年1月10日で、国内外の文献データベース(PubMed, J-DreamⅢ)から大麦およびβ-グルカンに関する文献の検索を行った。抽出した論文に関して、上記PICOに沿って適格基準に合致するかを判定し、また『機能性評価調査報告書』(公益財団法人日本健康・栄養食品協会)に引用されている諸外国の情報も参考とした。その結果、健常な成人を対象に臨床試験を行ったレビューで8報を採用してレビューを行った。

主な結果:
調査対象とした論文に関して、採用した文献8報を評価した結果、いずれについても対照群と比較して食後血糖値の上昇が低下傾向あるいは有意に低下しており、大麦β-グルカン摂取による肯定的な結果があると判断した。最も有効摂取量が少なかったものは、大麦β-グルカンとして1日当たり0.8gであった。日本人を対象にした論文の内容も踏まえ、大麦β-グルカンを1食あたり1.055g以上摂取することで、食後血糖値の上昇抑制効果が期待できると結論付けた。

科学的根拠の質:
本レビューの限界として、糖尿病患者などの病者を対象とした報告を除外されたために調査対象機能に関する論文報告数が少ないこと、採用した文献では被験者はいずれも20~50歳が多かったこと、個々の研究や全研究のバイアスリスクが完全に否定できないことが挙げられるが、全体的な科学的根拠の質に問題はないと判断した。

スープで食べるもち麦ごま香るわかめ(株式会社マルヤナギ小倉屋)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社マルヤナギ小倉屋の機能性表示食品,スープで食べるもち麦 ごま香るわかめのエビデンス(科学的根拠)

株式会社マルヤナギ小倉屋が消費者庁に届出た機能性表示食品【スープで食べるもち麦 ごま香るわかめ】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

株式会社マルヤナギ小倉屋(株式会社小倉屋柳本)

【届出番号】
G33

【届出日】
2021/04/13

【届出者名】
株式会社マルヤナギ小倉屋
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
スープで食べるもち麦 ごま香るわかめ

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
大麦β-グルカン
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には大麦β-グルカンが含まれます。大麦β-グルカンには食後血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
血糖値が気になる方で疾病に罹患していない成人

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品の安全性は
①大麦
②当社が現在販売している当該商品
の喫食実績で評価しました

①大麦
1 我が国における大麦の消費量に関する公表資料(食糧庁並びに農林水産省「食料需給表」)によれば、
昭和26年度 1人1日当たり  58.6g
昭和35年度 1人1日当たり  22.2g
平成24年度 1人1日当たり  0.6g
の喫食経験があります。
2 大麦中のβ-グルカン含有量については、平成26年12月に全国精麦工業協同組合連合会が行った第三者機関による分析の結果、平均4.1%であり、昭和26年当時、全国民平均1日当たり約2.4gの大麦β-グルカンを摂取していたことが推定されます。
3 法務省行政事業レビューにおける矯正施設の「被収容者生活経費」に係る参考資料(法務省矯正局)によると、成人及び少年の1日当たりの大麦の給与量は105~150gと報告されています。吸水の影響を鑑み、大麦β-グルカン摂取量に置き換えると1日当たり2.2~3.1gの喫食経験があることになります。
②当社が現在販売している当該商品
現在、当社では当該商品を2019年8月より販売しております。
当該商品の喫食実績を以下に記します。
摂取集団:日本全国で幅広い年齢層の男女に対して現在も販売しております。
摂取形状:一般加工食品(蒸した大麦と粉末スープ)
摂取方法:スープとして摂取。大麦は具材としてそのまま召し上がっていただく
摂取頻度:1日1食で1袋
販売期間:本商品は2019年8月に販売を開始し、現在も販売を継続しております。
販売量 :2019年8月から2020年1月までに約30万p販売しております
健康被害情報:現在までに健康被害の報告は受けておりません。
健康被害情報:現在までに健康被害の報告は受けておりません。

医薬品との相互作用に関しまして、安全性評価シートに記載しております参考文献等を調査した結果、問題ないと判断いたしました。

したがって、本品に関しまして、安全性に問題はないと判断しております。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、体調によってはお腹がゆるくなることがあります。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
社工場においては2018年にFSSC22000を取得しており、その基準に従って管理を行っております。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
標題:大麦β-グルカンに食後血糖値の上昇を抑制する機能があることのシステマティックレビュー

目的: 
P:健常な成人が
I:大麦β-グルカンを摂取することで
C:対照食品摂取時と比較して
O:食後血糖値の上昇が抑制されるか
を目的とした。

背景:
大麦に含まれる食物繊維素材である大麦β-グルカンは、欧州や米国などで血糖値の上昇抑制やコレステロールの低下作用が認められている。そこで本成分の食後血糖値に対する効果を既存の文献から定性的に評価した。また日本人での1日当たりの摂取目安量についても検討を行った。

レビュー対象とした研究の特性:
検索日は2020年1月10日で、国内外の文献データベース(PubMed, J-DreamⅢ)から大麦およびβ-グルカンに関する文献の検索を行った。抽出した論文に関して、上記PICOに沿って適格基準に合致するかを判定し、また『機能性評価調査報告書』(公益財団法人日本健康・栄養食品協会)に引用されている諸外国の情報も参考とした。その結果、健常な成人を対象に臨床試験を行ったレビューで8報を採用してレビューを行った。

主な結果:
調査対象とした論文に関して、採用した文献8報を評価した結果、いずれについても対照群と比較して食後血糖値の上昇が低下傾向あるいは有意に低下しており、大麦β-グルカン摂取による肯定的な結果があると判断した。最も有効摂取量が少なかったものは、大麦β-グルカンとして1日当たり0.8gであった。日本人を対象にした論文の内容も踏まえ、大麦β-グルカンを1食あたり1.055g以上摂取することで、食後血糖値の上昇抑制効果が期待できると結論付けた。

科学的根拠の質:
本レビューの限界として、糖尿病患者などの病者を対象とした報告を除外されたために調査対象機能に関する論文報告数が少ないこと、採用した文献では被験者はいずれも20~50歳が多かったこと、個々の研究や全研究のバイアスリスクが完全に否定できないことが挙げられるが、全体的な科学的根拠の質に問題はないと判断した。