2021年12月4日土曜日

豆乳トマトクリーム(日清フーズ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

日清フーズ株式会社:豆乳トマトクリームの効果とエビデンス(科学的根拠)


届出番号・届出日・届出者名・(法人番号) ・商品名・食品の区分・機能性関与成分名
G754
2021/10/18
日清フーズ株式会社
(5010001053512)
豆乳トマトクリーム
加工食品(その他)
小麦由来アラビノキシラン

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日清フーズ株式会社
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小麦由来アラビノキシラン 日清フーズ株式会社

参考
動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

生鮮食品の機能性表示食品

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【表示しようとする機能性】

本品には小麦由来アラビノキシランが含まれます。小麦由来アラビノキシランは善玉菌(酪酸菌)を増やすことで、腸内環境を改善することが報告されています。

【想定する主な対象者】
腸内環境を改善したい健常成人

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
既存情報に基づく安全性の評価
・本届出製品は小麦ふすま(=小麦ブラン)を使用している。小麦ふすまは公的データベースに安全性に関する情報が開示されており、適切に摂取する場合、おそらく安全であるとの記載がある。ただし、小麦はアレルギー表示が義務づけられている「特定原材料」に指定されているため、原材料に小麦を含む旨の明示が必要である。
・当該データベースにピックアップされている論文には、1日あたり全粒粉パン(小麦由来アラビノキシランが4g含有)を12週間摂取しても、有害事象がなかったことが報告されている。
・本届出製品の豆乳トマトクリーム(小麦由来アラビノキシランの摂取量:2.1g/日)と上記全粒粉パンは、いずれも小麦由来アラビノキシランを分解する特別な処理(化学処理等)を実施しない。よって、これらに含まれる小麦由来アラビノキシランの性質は同等と考えられ、安全性も同等と考えられる。
・以上より、本届出製品を適切に摂取している限りにおいては十分な安全性があると判断する。


【摂取する上での注意事項】
一度に多量に食べた場合、又は体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日当たりの摂取目安量を超えての摂取はお控えください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品はISO 22000 認証を取得した国内工場で製造しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
①標題
小麦由来アラビノキシランによる健常成人に対する、善玉菌を増やし腸内環境を改善する効果(以下、整腸作用)の機能性に関するシステマティックレビュー

②目的
健常な成人に対する、小麦由来アラビノキシランの摂取による整腸作用について、ヒト試験論文のシステマティックレビュー(SR)に基づいて評価するとともに、小麦由来アラビノキシランの有効投与量を推定することを目的とした。

③背景
食物繊維の摂取は、腸内環境を整えることによる便通の改善、血糖値上昇の抑制など、健康にとって良い効果をもたらすことが知られてきた。しかし、近年の日本においては食の欧米化などにより、食物繊維の摂取量が減少傾向にあり、日本人の成人(20-64歳)においては1日男性21g以上、女性18g以上の食物繊維摂取が目標とされている(日本人の食事摂取基準2020年版)ところ、実際の摂取量は、平均15.0g(平成30年国民健康・栄養調査報告)と低く、食物繊維の摂取量を増やすことが健康の維持増進には望ましいと考えられる。
小麦食物繊維の主要成分である小麦由来アラビノキシランは、主に不溶性食物繊維であるヘミセルロースの一種である。食物繊維の中でも特にお腹の調子を整える効果が高いこと、食品としての安全性が高いことなどから、これまで特定保健用食品の成分としても使用されてきた。これまで小麦由来アラビノキシランの整腸作用についての研究レビューは実施されていない。

④レビュー対象とした研究の特性
PubMed、The Cochrane Libraryおよび医中誌Webの3つのデータベースを使用し、健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象に小麦由来アラビノキシランを用いて整腸作用について調査したランダム化比較試験及び準ランダム化比較試験を中心とした臨床試験(ヒト試験)を収集した。そして、3報の臨床試験の文献が採用された。健常成人に小麦由来アラビノキシランを摂取させることで、整腸作用(アウトカム:糞便中の微生物(腸内細菌)、糞便中の短鎖脂肪酸量、排便量、および排便回数、排便日数)に関する機能性において肯定的な結果が報告されていた。採用された3報について、アウトカムを評価し、総合的に機能性の根拠となるかどうかについて検証した。そして、いずれも日本で研究が実施され報告されているため、この結果は日本人への外挿性に問題ないと判断した。

⑤主な結果
 小麦由来アラビノキシランを2.1g/日摂取することで、善玉菌に属する酪酸菌が増加、糞便中の短鎖脂肪酸量が増加したことから腸内環境が改善すること、および排便量、排便回数、排便日数が増加することが確認された。よって、一日当たり2.1gの小麦由来アラビノキシラン摂取は整腸作用が期待できるものと考える。

⑥科学的根拠の質
採用した文献は3報であり「糞便中の微生物(腸内細菌)」「糞便中の短鎖脂肪酸量」「排便量」「排便回数」「排便日数」の各アウトカムにおいてプラセボ群と比較して統計学的に有用な効果が確認された。これらの「整腸作用」について、小麦由来アラビノキシラン摂取による機能性が認められた報告における1日あたりの摂取量は1.5g-2.9gであった。これら採用文献のエビデンス総体についてバイアスリスクは「中」-「低」、またエビデンスの強さは「中」とした。評価した文献3報はいずれも、リサーチクエスチョンに対して肯定的な文献であり、プラセボ群との比較で統計学的に有意な効果が確認されていた。以上により、Totality of Evidenceの観点から「整腸作用」に関し、小麦由来アラビノキシランによる有用性は肯定的であると判断した。なお、投与量については、計算値(1.5g、1.7g)を除外し、明確な投与量が判明している2.1gを下限値とした。
 本レビューの限界として、サンプリングバイアス(被験者の偏り)があるが、それはシステマティックレビューに共通する限界である。また、文献数が少ないことから出版バイアスは検討していないため完全には否定できないが、後発の報告により本研究レビューの結論が大きく変更される可能性は低いと判断した。以上、本研究レビューの結果から、小麦由来アラビノキシランの整腸作用(善玉菌を増やし、腸内環境を改善する効果)には科学的根拠があると判断した。

ウェルネルプレミアムギャバ(株式会社メビウス製薬)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社メビウス製薬:Well Nell Premium GABA(ウェル ネル プレミアム ギャバ)の効果とエビデンス(科学的根拠)


届出番号・届出日・届出者名・(法人番号) ・商品名・食品の区分・機能性関与成分名
G753
2021/10/17
株式会社メビウス製薬
(3010401067254)
Well Nell Premium GABA(ウェル ネル プレミアム ギャバ)
加工食品(サプリメント形状)
GABA

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株式会社メビウス製薬
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GABA(γ-アミノ酪酸) 株式会社メビウス製薬

参考
動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

生鮮食品の機能性表示食品

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【表示しようとする機能性】

本品には GABA が含まれます。GABAには睡眠の質(眠りの深さ)の向上に役立ち、すっきりとした目覚めを得ることに役立つ機能、仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する機能、加齢によって低下する認知機能の一部である、記憶力(日常生活で見聞きしたことを覚え、思い出す力)、空間認知力(物の位置、形、向きなどを正確に把握する力)、論理的思考(筋道を立てて物事を考え、答えを導き出す力)、持続的注意力(注意を持続させながら、作業し続ける力)、ワーキングメモリー(作業に必要な情報を整理し、短期的に記憶する力)を維持する機能、および中高齢者の活力(元気や活気が湧いてくる気分)、心の健康(楽しく穏やかな気分でいること)を維持する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
睡眠の質、精神的ストレスや疲労感が気になる健常成人、記憶力、空間認知力、論理的思考、持続的注意力、活力、心の健康が気になる健常中高齢者

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品は喫食実績がありませんので、既存情報を用いた評価を実施しました。
 GABAは「通常の食事からの摂取はおそらく安全であるが、サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない」との情報がありました。
 一方、健常者がGABA 250~1000mgを4週間毎日摂取しても、GABAに起因する異常は認められませんでした。
 GABA 1000mgは本品の5倍量の摂取に相当します。これらの試験で異常が認められなかったことより、本品に含有されるGABAには十分な安全性があると判断しました。


【摂取する上での注意事項】
●薬を服用あるいは通院中の方は、お医者様にご相談の上、お召し上がりください。●原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方は、お召し上がりにならないでください。●体質に合わないと思われるときは、お召し上がりにならないでください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は国内および米国GMP認証、FSSC22000認証を取得した工場で製造され、品質管理や規格外の製品の流通を防止する体制も上記認証に基づいて実施しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
1.睡眠の質の向上
【標題】GABAによる睡眠の質改善に関する研究レビュー
【目的】睡眠時間が長いだけでは悩みは解決されず、睡眠の質を改善することが重要と考えられています。本研究レビューでは、GABAを摂取することによって睡眠の質が改善されるかどうかを検証することを目的としました。
【背景】睡眠の質を改善する食品成分は数多く知られています。アミノ酸の一種であるGABAは菓子類や飲料などにも配合され、広く認知度が上がってきている成分です。幅広いGABAの訴求の中から、睡眠の質の改善、特にノンレム睡眠の改善に対するGABAの有用性を評価し、研究レビューを実施することは、広く国民の睡眠問題の解決の一助になるものと考えられます。
【レビュー対象とした研究の特性】データベースでの検索により2報を採用しました。2報ともプラセボを対照としたクロスオーバー試験でしたが、1報は単盲検試験でしたので盲検性バイアスが疑われました。両方とも日本国内で実施された試験であり、日本人への外挿性の問題はありませんでした。
【主な結果】ストレスや疲労感などの一時的な原因により、睡眠の質に悩みを感じている対象者が、GABA 100mg/日、1~2週間摂取することより、ノンレム睡眠時間が増加し、起床時の感覚を改善することが認められました。表示しようとする機能性「GABA には睡眠の質(眠りの深さ)の向上に役立ち、すっきりとした目覚めを得ることに役立つ機能があることが報告されています。」は妥当と判断しました。
【科学的根拠の質】文献検索を英語と日本語のデータベースに絞ったことから、他言語での文献の収集の網羅性に問題が残っています。収集の網羅性の観点も含め、採用された論文が2報と少なく、ファンネルプロットを用いなかったため出版バイアスを評価できず、出版バイアスを否定できなかったことが挙げられます。

2.精神的ストレスや疲労感の緩和
【標題】GABAによるストレスおよび疲労感の軽減に関する研究レビュー
【目的】現代社会ではストレスや疲労感をコントロールすることは益々重要となってきていることから、本研究レビューでは、GABAを摂取することによって精神的ストレスや疲労感が緩和されるかどうかを検証することを目的としました。
【背景】国民生活基礎調査では、約半数の方が日常生活で悩みやストレスがあると回答しています。メンタルヘルスのコントロールは、精神面でのアプローチに加えて、食による対策も重要と思われます。幅広いGABAの訴求の中から、ストレスや疲労感の緩和に対するGABAの有用性を評価し、研究レビューを実施することは有用と思われます。
【レビュー対象とした研究の特性】データベースでの検索により6報を採用しました。6報全てがプラセボを対照とした、日本国内で実施された試験であり、日本人への外挿性の問題はありませんでした。単盲検試験が2報あり、盲検性バイアスが疑われました。GABA 25mg~100mgの範囲であり、ストレスマーカー、脳波、自律神経活動、主観的評価(疲労感)などで評価していました。
【主な結果】GABA 28mg~50mgの摂取によって精神的ストレスおよび疲労感の緩和に関する機能性が確認されました。全ての採用文献にて日常生活における精神的ストレスと同様のレベルと思われる算術課題などを一時的なストレス負荷に用いていることから、表示しようとする機能性「仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する機能」を支持する結果であり、本品の対象者である健常成人への適用も問題がないと判断しました。
【科学的根拠の質】文献検索を英語と日本語のデータベースに絞ったことから、他言語での文献の収集の網羅性に問題が残っています。ファンネルプロットを用いなかったため出版バイアスを評価できず、出版バイアスを否定できなかったことが挙げられます。

3.認知機能、活力、心の健康の維持
【標題】GABAによる認知機能の改善に関する研究レビュー
【目的】GABAを機能性成分としたストレス対策製品は多いが、認知機能の改善を訴求した製品の流通は少ない。そこで本研究レビューでは、GABAを摂取することによって認知機能の改善が図れるかどうか検証することを目的としました。
【背景】超高齢社会の日本では、加齢に伴う高齢者の認知症が社会問題化しています。認知機能は、生きる活力や心の健康とも関連しており、認知機能の低下のよってそれらが阻害されることも考えられるため、積極的な対策も必要と思われます。GABAはこれまで精神・心理面に利用されてきたことから、認知機能改善の面でも役立つ可能性が期待できます。そのような観点から、GABAの認知機能の改善に関する有用性を評価し、網羅的な文献調査と研究レビューを実施することは有意義と考えられます。
【レビュー対象とした研究の特性】データベースでの検索により2報を採用しました。2報ともプラセボを対照とした、日本国内で実施された試験であり、日本人への外挿性の問題はありませんでした。GABA 100mgおよび200mgの試験であり、認知機能と生活の質(QOL)を評価していました。
【主な結果】GABA 100mg/日の摂取で、記憶力(日常生活で見聞きしたことを覚え、思い出す力)、空間認知力(物の位置、形、向きなどを正確に把握する力)の維持が、GABA 200mg/日の摂取で、論理的思考(筋道を立てて物事を考え、答えを導き出す力)、持続的注意力(注意を持続させながら、作業し続ける力)、ワーキングメモリー(作業に必要な情報を整理し、短期的に記憶する力)を維持する機能、および活力(元気や活気が湧いてくる気分)、心の健康(楽しく穏やかな気分でいること)の維持に関する表示が可能と判断しました。
【科学的根拠の質】2報ともバイアスリスクが低く、質の良い文献でした。文献検索を英語と日本語のデータベースに絞ったことから、他言語での文献の収集の網羅性に問題が残っています。収集の網羅性の観点も含め、採用された論文が2報と少なく、出版バイアスは否定できないものと判断しました。

高めのBMIを下げるカテキン(株式会社サプリプラスファミリー) の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社サプリプラスファミリー:高めのBMI(ビーエムアイ)を下げるカテキンの効果とエビデンス(科学的根拠)

届出番号・届出日・届出者名・(法人番号) ・商品名・食品の区分・機能性関与成分名
G752
2021/10/16
株式会社サプリプラスファミリー
(6120001122437)
高めのBMI(ビーエムアイ)を下げるカテキン
加工食品(サプリメント形状)
ガレート型カテキン

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株式会社サプリプラスファミリー
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ガレート型カテキン 株式会社サプリプラスファミリー

参考
動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

生鮮食品の機能性表示食品

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【表示しようとする機能性】

本品にはガレート型カテキンが含まれます。ガレート型カテキンには、肥満気味の方のお腹まわりの脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)を低下させ、体重の減少をサポートし、高めのBMIを低下させる機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
肥満気味の健康な成人

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本届出商品の機能性関与成分であるガレート型カテキンは緑茶から抽出された成分で、日本においては1000年以上の食経験があります。
各種データベースを用いて安全性について調査したところ、海外において緑茶抽出物を含むサプリメントによる肝機能障害が疑われる事例が報告されています。しかし、いずれの報告も肝機能障害と緑茶抽出物との因果関係は明らかになっていません。そこで、ガレート型カテキンを用いた安全性試験の2次情報を調査したところ、ガレート型カテキンを過剰摂取(1,368mg/日)させた試験において、臨床検査値、自他覚症状において、ガレート型カテキンに起因する有害事象は見られなかったことが報告されています。
本届出商品はガレート型カテキンを一日摂取目安量あたり150mgになるよう設計されていることから、一日摂取目安量を守り適切に使用すれば安全性に問題はないと判断しました。


【摂取する上での注意事項】
原材料をご参照の上、食物アレルギーの心配のある方はご利用をお控えください。お子さまの手の届かないところに保管してください。開封後は、チャック袋のチャックをしっかりとしめてください。過剰に摂取することは避けてください。本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。空腹時の摂取は避けてください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出商品は、内容物の製造から充填・包装工程までを一貫して公益財団法人 日本健康・栄養食品協会のGMP適合認定工場で製造している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
ガレート型カテキンによる体重、BMI、腹部脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)減少機能に関する研究レビュー

【目的】
肥満気味の成人健常者を対象として、ガレート型カテキンの経口摂取による体重、BMI、腹部脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)の減少機能について評価しました。

【背景】
緑茶は、ポリフェノールの一種であるカテキンを豊富に含んでいます。茶カテキンには、遊離型であるカテキン、ガロカテキン、エピカテキン、エピガロカテキンの4種類とガレート型であるカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートの4種類が含まれています。これまでの研究で、抗酸化作用、脂質代謝、糖代謝などにおいて様々な有効性が報告されています。
緑茶の脂質代謝への影響については、膵リパーゼ活性を阻害することが知られています。in vitroにおいて、ガレート型カテキンは膵リパーゼ活性を阻害しますが、遊離型カテキンは阻害しないことが示され、動物試験においても、ガレート型カテキンによる食後中性脂肪値の上昇抑制作用が報告されています。
このように、ガレート型カテキンはヒトに対して脂質代謝に影響を与える可能性があると考えられますが、健常者に絞って長期間摂取した際の体重、BMI、腹部脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)に対する機能を評価した研究レビューは少ないため、我々は健常者を対象に体重、BMI、腹部脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)に与える影響について、システマティックレビューの手法を用いた解析を実施しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
外国語及び日本語のデータベースを使用し、ランダム化比較試験(RCT)・準RCTを対象に検索をおこないました。対象の集団は、肥満気味の成人男女であり、最終的には10報の論文を採用しました。

【主な結果】
評価対象の10報を評価した結果、体重、BMIでは7報が、内臓脂肪では8報が、腹部皮下脂肪、腹部脂肪では6報が肯定的であり、その有効性が認められていました。また、対象者は20~65歳の肥満気味の方を含む健常男女であったため、幅広い年代で男女の区別なく機能性を得られると判断しました。一日当たりのガレート型カテキンの摂取量は149.5~339.8 mgであり、摂取期間は12週間でした。したがって、totality of evidenceの観点から、ガレート型カテキンの摂取は、肥満気味の成人健常者の体重、BMI、腹部脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)の減少に関して肯定的であると判断しました。
本品は一日当たりの摂取目安量中にガレート型カテキンを150 mg含んでおり、体重、BMI、腹部脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)の減少が期待できると判断しました。

【科学的根拠の質】
本研究レビューでは、ガレート型カテキンの摂取の効果について10報のRCT論文を評価しました。本研究レビューにおいて、全ての採用論文におけるバイアス・リスクは「低」であり、全研究のバイアス・リスクは低と評価しました。また、本研究レビューの限界として、10報中9報の採用論文において著者が所属する企業の試験食品を使用していたため、出版バイアスが存在する可能性があります。また、PubMed、The Cochrane Library、医中誌Webの3つデータベースを用いて、英語、和文の両方を検索していますが、網羅的に検索できているかという出版バイアスが存在する可能性はあります。