2024年2月17日土曜日

ギャバ配合しろえび小判(明治薬品)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

GABA配合 しろえび小判には、GABAが含まれます。GABAには事務的作業に伴う一時的な精神的ストレスを緩和する機能、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の改善に役立つ機能があることが報告されています。

届出番号・届出日・届出者名・(法人番号) ・商品名・食品の区分・機能性関与成分名(楽天市場)
I1116
2023/12/27
me3明治薬品株式会社
(9010001030565)
GABA配合 しろえび小判
加工食品(その他)
GABA
(楽天市場)
GABA 明治薬品株式会社

機能性表示食品 届出企業全リスト
【表示しようとする機能性】
本品にはGABAが含まれます。
GABAには事務的作業に伴う一時的な精神的ストレスを緩和する機能、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の改善に役立つ機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
健常な範囲内で一時的な睡眠の問題を感じている人。健常な範囲内で事務的作業による一時的な精神的ストレスを感じる人。
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該食品は機能性関与成分GABAを1日摂取目安量あたり100mg配合したせんべい形状の加工食品である。

GABAは野菜や果物、穀物などに多く含まれているアミノ酸の一種であり、例えばナスやトマトには100gあたりGABAが20~50mg含まれている。また、GABAは特定保健用食品の関与成分として知られており、GABAを配合した特定保健用食品が市販されている。食品安全委員会において、特定保健用食品の食品健康影響評価が審議されており、GABAを関与成分とする複数の特定保健用食品(1日摂取目安量あたりのGABA配合量10mg~80mg)について、適切に摂取される場合には、安全性について問題がないとの判断がなされている。

当該食品に含まれるGABAと同じ原料メーカーのGABAを配合した食品は、2003年頃より多数の商品が販売されている。原料メーカーから発売されたGABA配合の錠剤形状食品(2003年発売、1日摂取目安量あたりのGABA配合量120mg)をはじめとして、1日摂取目安量あたりGABAを数mg~200mg程度配合した各種製品が日本全国で販売されているが、これまでにGABAが原因となる重篤な健康被害は報告されていない。
さらに、GABAの安全性に関しての研究報告をデータベースで検索したところ、日本人を対象とした安全性試験が23報あった。11.5~1000mgのGABAを配合した食品を4週間~16週間摂取した場合に、軽度の自覚症状の変化を訴える事例はあるものの臨床上問題となる異常変動等はなく、23報すべての研究報告において安全性に問題はなかったことが報告されている。
GABAは分子量103の単一の低分子化合物であり、基原によらずGABAの性状は一定である。従って、各安全性試験で用いられたGABAと当該製品に含まれるGABAは同等であると言える。このため、安全性試験の結果を当該製品に含まれるGABAの安全性として判断することに問題はないと考えられる。

以上のことから、機能性関与成分GABAを配合した当該食品の安全性に問題はないと考えられる。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日の摂取目安量を守ってください。降圧薬を使用されている方は、使用前に医師、薬剤師に相談してください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出品は、以下のいずれかの製造所で製造しております。
・「菓子製造業許可」及び「JFS-B規格」の認証を取得している製造所
・HACCPに基づく衛生管理の元、「菓子製造業許可」の認証を取得している製造所
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】GABAの、精神的負荷による一時的な精神的ストレスの緩和効果についての研究レビュー。

【目的】健康な成人日本人がGABAを含む食品またはGABAそのものを摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合で、事務的作業などの精神的負荷による一時的な精神的ストレスの緩和効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。

【背景】GABAにはストレス緩和効果があることが一般的に知られている。GABAを配合した本機能性表示食品を販売するにあたり、改めてGABA配合食品の機能について検証するため、本研究レビューを行った。

【レビュー対象とした研究の特性】2016年4月7日に、2016年4月までに発表された論文を対象にして検索を行った。レビュー対象は、健康な日本人を研究対象とした無作為化対照試験(GABAを含む食品を摂取する人とGABAを含まない食品を摂取する人を無作為に分け、それぞれの結果を照らし合わせて評価する試験)またはこれに準じる形の試験の査読付論文(専門家による審査を経た論文)とした。最終的に評価した論文は7報あった。利益相反(研究の結果に影響を与え得る利害関係)について、記述がない論文もあったが特に問題となるものはなかった。

【主な結果】脳波、副交感神経活動、唾液中のクロモグラニンA及びコルチゾール、主観的疲労感の各指標によりストレスを評価した。これらの指標は一時的な精神的ストレスを評価するのに一般的に用いられ、表示しようとする機能性を評価するのに適した指標である。結果として、28mg~100mgのGABAを含んだ食品は、GABAを含まない食品と比較して、精神的負荷による一時的な精神的ストレスを緩和する有意な効果(統計学上、偶然ではなく意味のある効果)が認められた。

【科学的根拠の質】収集した論文の中には、研究方法に偏り(バイアス)があり、結果が正しく出ない可能性があるものがあった。また、効果がないとする研究結果が論文として発表されていない可能性があった。これらの問題点は残るものの、ほぼすべての論文で、適切な被験者数で、かつ、本研究レビューの目的に合った条件で試験がなされており、本研究レビューで評価した論文は直接的な科学的根拠として問題のないものであった。ただし、効果があったとする論文中では被験者は28mg~100mgのGABAを摂取しており、この量未満の量を摂取する場合にはGABAの効果は確認されておらず注意が必要である。


【標題】GABAの睡眠改善効果について。

【目的】健康な成人日本人がGABAを含む食品またはGABAそのものを摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合で、睡眠改善効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。

【背景】GABAを配合した本機能性表示食品を販売するにあたり、GABA配合食品の機能について検証するため、本研究レビューを行った。

【レビュー対象とした研究の特性】2018年6月25日に、それまでに発表された論文を対象にして検索を行った。レビュー対象は、健康な成人を研究対象とし無作為化対照試験(GABAを含む食品を摂取する人とGABAを含まない食品を摂取する人を無作為に分け、それぞれの結果を照らし合わせて評価する試験)またはこれに準じる形の査読付論文(専門家による審査を経た論文)とした。最終的に評価した論文は4報あった。利益相反について、特に問題となるものはなかった。

【主な結果】4報中2報の研究では主観的指標(アンケート)および脳波を用いた客観的指標を、残る2報の研究では主観的指標により睡眠状態を評価していた。これらの指標は一般的に用いられる指標であり、睡眠状態を評価するのに適した指標である。結果として、100mgのGABAを含んだ食品はGABAを含まない食品と比較して、深い睡眠の増加、起床時の気分の改善の効果が認められた。

【科学的根拠の質】収集した論文の中には、研究方法に偏り(バイアス)があり、結果が正しく出ない可能性があるものがあった。また、効果がないとする研究結果が論文として発表されていない可能性があった。これらの問題点は残るものの、本研究レビューで評価した論文は本研究レビューの目的に合った条件で試験がなされており、直接的な科学的根拠として問題のないものであった。総合的に判断して、これらの論文は信頼できる質があると判断でき、GABAの睡眠改善効果を裏付けるものであった。ただし、効果があったとする論文中では被験者は100mgのGABAを摂取しており、この量未満の量を摂取する場合にはGABAの効果は不明であり注意が必要である。
届出企業一覧
生鮮食品の機能性表示食品
免疫維持に効果の機能性表示食品
鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品
痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

2024年2月16日金曜日

ミライプラスおなかの脂肪対策プロテインパウダー(森永乳業株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

ミライプラス おなかの脂肪対策プロテインパウダーには、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは日常活動時のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする作用により、BMIが高め(BMI23以上30未満)の方のおなかの脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)を減らす機能があることが報告されています。

届出番号・届出日・届出者名・(法人番号) ・商品名・食品の区分・機能性関与成分名(楽天市場)
I1115
2023/12/27
mo2森永乳業株式会社
(8010401029662)
ミライプラス おなかの脂肪対策プロテインパウダー
加工食品(その他)
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
(楽天市場)
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン 森永乳業株式会社

機能性表示食品 届出企業全リスト
【表示しようとする機能性】
本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは日常活動時のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする作用により、BMIが高め(BMI23以上30未満)の方のおなかの脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)を減らす機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
BMI が高めの健康な方(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本製品と同じ成分組成である「ミライPlus(プラス)プロテイン ホエイ&(アンド)ソイプロテインパウダー ミルクココア味」は、2022年より製造・販売が継続されており、十分な喫食実績があり、これまでに健康危害情報も確認されていません。
加えて、既存情報による安全性の評価を行いました。既存情報の調査では、機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を含むブラックジンジャー抽出物を用いた臨床試験の報告が行われていました。本製品と同じ1日摂取目安量であるブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12mg(ブラックジンジャー抽出物150mg)の12週間摂取の試験や、5倍量となるブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン60mg(ブラックジンジャー抽出物750㎎)の4週間摂取の試験において安全性に問題となる事象は報告されていないことから、本製品の原材料であるブラックジンジャー抽出物およびブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの安全性は高く、問題はないと考えられました。
これらの結果から、機能性関与成分ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンおよび本製品は安全であり、本製品を適切に摂取する場合、安全性に問題ないと評価しました。
【摂取する上での注意事項】
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品は、一般社団法人日本能率協会によるISO 22000およびFSSC 22000の認証を取得した工場で製造しており、その認証に準拠して製造及び品質管理を行っています。本製品の機能性関与成分であるポリメトキシフラボンはブラックジンジャー由来であることを確認しており、その含有量は一般財団法人 日本食品検査において、高速液体クロマトグラフ法により製品に表示された量が含まれていることが確認されています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価(エビデンス)】
ア 標題
「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取による、腹部の脂肪に与える影響に関する研究レビュー
イ 目的
健康な方に対する「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取の効果を、プラセボとの比較で検証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に評価しました。
ウ 背景
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの脂肪に対する影響に関して、培養ヒト細胞を用いたin vitro実験や、マウスを用いた動物実験では、脂肪の分解を促進する作用があるという研究報告があります。しかし、ヒトを対象とした、脂肪に対する影響を評価した文献を包括的に整理する研究レビューによって評価したものはありませんでした。今回、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを継続して摂取することによる、腹部の脂肪に与える影響について検証を行いました。
エ レビュー対象とした研究の特性
国内外のデータベースを使用して英語及び日本語の文献を検索し、基準に合致した文献2報(ランダム化比較試験)を採用しました。採用文献はいずれも、20-64歳の、BMIが高めの健康な日本人成人男女を参加者とした試験で、解析対象者に脂質異常・高血糖・高血圧に該当する参加者は含まれていませんでした。
※BMIはBody Mass Indexのことで、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出されます。本届出では、BMI23以上30未満の範囲をBMIが高めと想定しています。
オ 主な結果
採用文献2報から、健康な参加者がブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを1日当たり12 mg含む食品を12週間継続して摂取することで、含まない食品を摂取した場合と比較して、腹部の脂肪面積が有意に減少していることが確認されました。
カ 科学的根拠の質
 評価した文献が2報のため出版バイアスについて否定できないものの、いずれの文献も日本人を対象としたランダム化比較試験であり、予め設定された試験計画に沿って試験が実施されており、信頼できる研究であると考えられました。よって、採用文献のブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを1日当たり12mg継続して摂取することによって、腹部の脂肪を減らす機能が認められたという結果は信頼できる科学的根拠に基づいていると考えられ、届出製品でも同様の機能が期待できると考えられます。
届出企業一覧
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一番摘みのお~いお茶玉露入りさえみどりブレンド(株式会社伊藤園)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

一番摘みのお~いお茶 玉露入りさえみどりブレンドには、ガレート型カテキン・テアニン・茶カテキンが含まれます。ガレート型カテキンには、食事の脂肪の吸収を抑えて排出を増加させることにより、BMIが高めの方の体脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)を減らし、BMIを改善する機能があることが報告されています。テアニン・茶カテキンには、年齢とともに低下する認知機能のうち、注意力(注意を持続させて、一つの行動を続ける力)や判断力(判断の正確さや速さ、変化する状況に応じて適切に処理する力)の精度を高める機能があることが報告されています。

届出番号・届出日・届出者名・(法人番号) ・商品名・食品の区分・機能性関与成分名(楽天市場)
I1114
2023/12/27
i01株式会社伊藤園
(3011001002279)
一番摘みのお~いお茶 玉露入りさえみどりブレンド
加工食品(その他)
ガレート型カテキン、テアニン、茶カテキン
(楽天市場)
ガレート型カテキン

テアニン

茶カテキン
株式会社伊藤園

機能性表示食品 届出企業全リスト
【表示しようとする機能性】
本品には、ガレート型カテキン・テアニン・茶カテキンが含まれます。
ガレート型カテキンには、食事の脂肪の吸収を抑えて排出を増加させることにより、BMIが高めの方の体脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)を減らし、BMIを改善する機能があることが報告されています。
テアニン・茶カテキンには、年齢とともに低下する認知機能のうち、注意力(注意を持続させて、一つの行動を続ける力)や判断力(判断の正確さや速さ、変化する状況に応じて適切に処理する力)の精度を高める機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
BMIが高めの健常者または健常な中高年
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
【茶カテキン・ガレート型カテキン】
届出食品は、1日摂取目安量当たり、茶カテキンを171mg/1本、ガレート型カテキンを340mg/2本含むように設計された商品です。
安全性に関する2次情報を調査した結果、過剰量摂取試験に関する報告がありました。過剰量摂取試験では、茶カテキンを1日あたり1398mg、ガレート型カテキンを1368mg摂取させていましたが、臨床検査値、自他覚症において試験飲料に起因する有害事象はみられませんでした。
<医薬品との相互作用について>
「カテキン」に関する情報がみられなかったため、「緑茶」と医薬品との相互作用に関する情報を参照しました。「緑茶」はナドロール(持続性高血圧・狭心症・不整脈治療剤)やアトルバスタチンカルシウム水和物(HMG-CoA還元酵素阻害剤)の作用を減弱するおそれが報告されていました。当該製品は疾病に罹患している方を対象としていませんが、定型文に「医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談して下さい。」を表示しています。

【テアニン】
届出食品は、1日摂取目安量当たりテアニンを50.3mg含むように設計した商品です。安全性試験に関する文献調査を行なった結果、過剰量摂取試験に関する文献が2報ありました。安全性試験における1日当たりのテアニン摂取量はそれぞれ1000mg、または2500mgであり、4週間摂取させても、血液検査、尿検査、アンケートによる自覚症状調査において異常は認められず、安全性が確認されていました。
<医薬品との相互作用について>
高血圧治療薬と同時摂取すると血圧が下がりすぎてしまうおそれがあるため、摂取上の注意に「高血圧治療薬、興奮剤を服用している場合は医師に相談してください。」と表示しています。

以上のことから、「一番摘みのお~いお茶 玉露入りさえみどりブレンド」も安全であると判断しておりますが、定型文に「体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談して下さい。」を表示しています。
【摂取する上での注意事項】
多量摂取により、より健康が増進されるものではありません。
高血圧治療薬、興奮剤を服用している場合は医師に相談してください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
<株式会社伊藤園 静岡相良工場>
 FSSC 22000の認証を取得しています。
<エムティー物産株式会社>
 FSSC 22000の認証を取得しています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価(エビデンス)】
①BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能
【標題】
「一番摘みのお~いお茶 玉露入りさえみどりブレンド」に含有する機能性関与成分ガレート型カテキンの体脂肪低減効果に関する研究レビュー
【目的】
当該製品を販売するにあたり、ガレート型カテキンの体脂肪低減効果に関して科学的な根拠があるのか「健康な成人(BMIが高めの方を含む)がガレート型カテキンを含む食品を摂取すると体脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)およびBMIが低減するか」について文献を調査しました。
【背景】
ガレート型カテキンは緑茶に含まれるポリフェノールの一種で、エピガロカテキンガレート(EGCG)、エピカテキンガレート(ECG)、ガロカテキンガレート(GCG)、カテキンガレート(CG)の4種のカテキン類から成るものです。ガレート型カテキンには、リパーゼ阻害活性があることが報告されており、動物試験においても食後中性脂肪値の上昇抑制作用や内臓脂肪低減作用が示されています。
一方で、BMIが高めの方を対象としていくつかのヒト試験が実施されていますが、ガレート型カテキンの体脂肪低減作用について網羅的に解析したレビューはありません。
【レビュー対象とした研究の特性】
日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には健康な成人(BMIが30未満の者)を対象とした試験を実施している文献を探しました。調査の結果、4件の文献がヒットしました。
【主な結果】
 採用した4件の文献の研究結果から、BMIが30未満の健康な成人を対象にガレート型カテキンを1日あたり149.5~633mg摂取させた場合、体脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)およびBMIを低下させることが示されました。
【科学的根拠の質】
 ガレート型カテキンの体脂肪低減効果を確認した文献は4件ありました。国内外の複数の研究文献データベースを使用しましたが、英語と日本語のみをキーワードとした検索ということもあり、言語バイアスがあることが考えられます。

よって、「一番摘みのお~いお茶 玉露入りさえみどりブレンド」はガレート型カテキンを茶葉16g(抽出液)あたり340mg含有しているため、BMIが高めの方の体脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)を減らし、BMIを改善する機能が期待できます。

②年齢ともに低下する注意力・判断力の精度を高める機能
【標題】「一番摘みのお~いお茶 玉露入りさえみどりブレンド」に含有される機能性関与成分テアニン、茶カテキンの認知機能、特に注意力(注意を持続させて、一つの行動を続ける力)や判断力(判断の正確さや速さ、変化する状況に応じて適切に処理する力)の精度を高める効果に関する研究レビュー
【目的】テアニン・茶カテキンの認知機能(注意力や判断力)の精度を高める効果に関して科学的な根拠があるのかについて調査しました。
【背景】疫学研究の結果から緑茶をよく飲む人の認知機能障害が少ないことが報告されており、認知機能改善の関与成分としてカテキン、テアニンが考えられています。緑茶の代表的なカテキンの一種であるエピガロカテキンガレートはアミロイドβたんぱく質の産生や沈着を抑制すること、学習能や空間学習や記憶の低下を抑制することが動物試験を中心に報告されています。また、テアニンは虚血性神経細胞死の抑制、AMPA型グルタミン酸受容体に対する拮抗作用、グルタミン酸による興奮毒性の緩和、神経細胞申請の促進が報告されており神経細胞を保護する作用を有すると考えられています。動物試験では学習能の向上、ヒト試験ではリラックスの指標であるα波の誘発、睡眠改善効果などの報告があり、テアニンは脳機能に対してプラスの効果を及ぼすと推察されます。
本研究レビューでは、テアニン、茶カテキンが、認知機能に与える影響について、網羅的に評価しました。
【レビュー対象とした研究の特性】
日本語の文献(1975年以降に書かれたもの)と英語の文献(1971年以降に書かれたもの)を調査しました。検索の際には健常な中高年者を対象とした試験を実施している文献を探しました。調査の結果、1件の文献がヒットしました。
【主な結果】
1件の採用文献では、50歳以上69歳未満の男女59名に、抹茶カプセル(一日当たり、テアニン50.3mg、茶カテキン171mg)またはプラセボカプセルを12週間摂取させ、認知機能に関するテスト(コグニトラックス)を実施していました。その結果、プラセボ群と比較して、抹茶カプセル摂取群で、注意力および判断力の項目で有意な反応時間の短縮または正答数の増加が認められました。
【科学的根拠の質】
 採用文献はRCTでした。また、重要なバイアス・リスクは認められず、バイアス・リスクは低程度と考えられました。

 よって、「一番摘みのお~いお茶 玉露入りさえみどりブレンド」は茶葉10g(抽出液)あたりテアニン50.3mg、茶カテキン171mgを含有しているため、認知機能のうち、注意力(注意を持続させて、一つの行動を続ける力)や判断力(判断の正確さや速さ、変化する状況に応じて適切に処理する力)の精度を高める機能があることが期待できます。
届出企業一覧
生鮮食品の機能性表示食品
免疫維持に効果の機能性表示食品
鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品
痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品