2024年3月13日水曜日

健康経営サプリイチョウ葉ネオ(株式会社常磐植物化学研究所)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

機能性表示食品:健康経営サプリ イチョウ葉ネオには、イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンが含まれます。イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンは、加齢によって低下した認知機能の一部である記憶力(日常生活で見聞きした言葉や図形などを覚え思い出す力)や判断力(判断の正確さ)を向上させることが報告されています。

届出番号・届出日・届出者名・(法人番号) ・商品名・食品の区分・機能性関与成分名(楽天市場)
I1199
2024/01/25
to10株式会社常磐植物化学研究所
(4040001046976)
健康経営サプリ イチョウ葉ネオ
加工食品(サプリメント形状)
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトン
(楽天市場)
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトン 株式会社常磐植物化学研究所

機能性表示食品 届出企業全リスト
【同時に公表された機能性表示食品】
I1194x191株式会社NIKUのむピュアHA4
I1195ni50株式会社ニコリオフコジー
I1196yu1雪印メグミルク株式会社恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプa
I1197yu1雪印メグミルク株式会社恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルトa
I1198yu1雪印メグミルク株式会社ガセリ菌SP株カプセルa
I1199to10株式会社常磐植物化学研究所健康経営サプリ イチョウ葉ネオ
I1200ta57株式会社ダイキョーDaikyo-BMEカテキン緑茶
I1201sa46株式会社燦樹高純度 水溶性食物繊維 イヌリン スティック顆粒
I1202a108アリナミン製薬株式会社ビフィズス菌で記憶の習慣
I1203to10株式会社常磐植物化学研究所健康経営サプリ 大豆イソフラボンネオ
I1204x140株式会社Milimバナバの極み
I1205ki9キリンビバレッジ株式会社キリン×ファンケル カロリミット アップルスパークリング リフレッシュ
【表示しようとする機能性】
健常高齢者
【想定する主な対象者】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性の評価方法】
下記の(ア)、(イ)及び(ウ)の情報により、本届出商品を一日摂取目安量あたりイチョウ葉由来フラボノイド配糖体 19.2mg、イチョウ葉由来テルペンラクトン 4.8mg含有する機能性表示食品として販売することは適切であると考えられた。

(ア)喫食実績による食経験の評価
商品 A(イチョウ葉由来フラボノイド配糖体 28.8 mg /日、イチョウ葉由来 テルペンラクトン 7.2 mg /日)は日本国内にて 2002 年から販売され、1袋に 30日分入った商品が現在までに累計130万袋以上販売されている。これまでの販売期間において、機能性関与成分に起因し、安全性が懸念されるような有害事象は報告されていない。
なお、商品A は本届出商品と同じ錠剤であり、消化・吸収過程に大きな差はないものと考えられる。また、機能性関与成分を同等量以上含み、共に配合することで変質するような成分や加工工程において変質するといった報告は無いことから、「当該食品と類似する食品」とみなせると考える。

(イ)既存情報を用いた評価および既存情報による安全性試験の評価
本届出商品に配合されるイチョウ葉抽出物の安全性について、データベースで確認した結果、適切な量の経口摂取であれば安全であると考えられる。
一日摂取目安量は「イチョウ葉エキス食品品質規格基準」((公財)日本健康・栄養食品協会)で規定されている60~240 mg/日(イチョウ葉抽出物として)の範囲内に設定し、上記のデータベースで得られた結果と合わせて、適切に用いれば安全性に問題は無いと考えられる。

(ウ)医薬品との相互作用に関する評価
疾病に罹患している方が使用する医薬品について相互作用の可能性が報告されているが、本届出商品が摂取の対象としているのは健常者であり、医薬品との併用を想定しておらず、本届出商品パッケージに「疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください。」との注意喚起もしていることから、健康被害のリスクは低いと考える。
このため、医薬品を服用していない健常者が適切に摂取する場合、安全上問題ないと考えられる。
【安全性に関する届出者の評価】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。
【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出商品の製造所である日本タブレット株式会社は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMPの認定を取得しており、そのGMP基準に準拠して生産・製造及び品質管理を行っている。
本届出商品の製造所である株式会社テルヴィスは、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMPの認定を取得しており、そのGMP基準に準拠して生産・製造及び品質管理を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価(エビデンス)】
(ア)標題
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの記憶力や判断力に対する機能性に関する定性的研究レビュー

(イ)目的
健常高齢者がイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンを連続摂取した際に、対照群または摂取前と比べた場合の記憶力や判断力に対する有効性を検証する目的で研究レビューを実施した。

(ウ)背景
記憶力や判断力を向上する機能性表示食品は、高齢者の健康・QOLを改善し、高齢化社会に貢献することが期待される。健常高齢者を対象としたイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの記憶力や判断力に対する有効性に関しては複数の原著論文が報告されているが、総合的に評価した研究レビューはないため、本レビューにて検証した。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの連続摂取による記憶力や判断力に関する無作為化コントロール試験について、健常高齢者を対象とし、利益相反情報が認められなかった論文2報を採用した。

(オ)主な結果
健常高齢者がイチョウ葉由来フラボノイド配糖体19.2~28.8mg/日、イチョウ葉由来テルペンラクトン4.8~7.2mg/日を摂取する場合、重大な有害事象もなく、見聞きした名前・単語・言葉・図形・空間情報を覚え思い出す力や判断の正確さが向上することが示された。

(カ)科学的根拠の質
採用文献はいずれもイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの摂取による記憶力や判断力に対する有効性を示した。
採用文献はいずれも欧米人に対するものであったが、作用機序の脳の血流改善が日本人および中国人においても確認されていることから、日本人への外挿は可能と考えられる。
採用文献の被験者は健常高齢者であり、本届出商品の想定対象者と一致している。また、本届出商品のイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの一日摂取目安量は研究レビューの結果に従い設定しており、同様のアウトカムを得られることが期待される。
本研究レビューは、日本語と英語の論文のみが対象であることから、網羅性および出版バイアスの可能性は否定できない。また、採用文献はいずれも日本人を主な対象としたものではなかった。これらは本研究レビューの限界と考えられる。

ガセリ菌SP株カプセルa(雪印メグミルク株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

機能性表示食品:ガセリ菌SP株カプセルaには、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)が含まれます。ガセリ菌SP株には、食事とともに摂取することで肥満気味の方の内臓脂肪を減らす機能と、腸内環境を改善する機能があることが報告されています。


届出番号・届出日・届出者名・(法人番号) ・商品名・食品の区分・機能性関与成分名(楽天市場)
I1198
2024/01/25
yu1雪印メグミルク株式会社
(8430001041570)
ガセリ菌SP株カプセルa
加工食品(サプリメント形状)
ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)
(楽天市場)
ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055) 雪印メグミルク株式会社

機能性表示食品 届出企業全リスト
【同時に公表された機能性表示食品】
I1194x191株式会社NIKUのむピュアHA4
I1195ni50株式会社ニコリオフコジー
I1196yu1雪印メグミルク株式会社恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプa
I1197yu1雪印メグミルク株式会社恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルトa
I1198yu1雪印メグミルク株式会社ガセリ菌SP株カプセルa
I1199to10株式会社常磐植物化学研究所健康経営サプリ イチョウ葉ネオ
I1200ta57株式会社ダイキョーDaikyo-BMEカテキン緑茶
I1201sa46株式会社燦樹高純度 水溶性食物繊維 イヌリン スティック顆粒
I1202a108アリナミン製薬株式会社ビフィズス菌で記憶の習慣
I1203to10株式会社常磐植物化学研究所健康経営サプリ 大豆イソフラボンネオ
I1204x140株式会社Milimバナバの極み
I1205ki9キリンビバレッジ株式会社キリン×ファンケル カロリミット アップルスパークリング リフレッシュ
【表示しようとする機能性】
本品にはガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)が含まれます。
ガセリ菌SP株には、食事とともに摂取することで肥満気味の方の内臓脂肪を減らす機能と、腸内環境を改善する機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
肥満気味の方で内臓脂肪が気になる方、健常な成人
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本届出品の機能性関与成分であるガセリ菌SP株(Lactobacillus gasseri SBT2055)は、ラクトバチルス・ガセリに分類される乳酸菌である。ラクトバチルス・ガセリは発酵乳製品によく用いられており、国内では10年以上にわたって市販され、近年の販売個数が年間1億個前後に到達している製品もある。
一方、当社が上市している発酵乳「ガセリ菌SP株ヨーグルト」、「ナチュレ 恵 megumi」は特定保健用食品の許可を取得している。特定保健用食品申請時には、本届出品の機能性関与成分であるガセリ菌SP株に関して安全性審査が行われており、問題がないことがすでに明らかになっている。
さらに、当社ではガセリ菌SP株を含む複数の食品を10年以上にわたり販売しているが、いずれの商品でも健康被害情報は認められていない。上述の情報も加味すると、加工食品(その他)としてのガセリ菌SP株としての食経験は十分にあると考える。しかしサプリメント形状での食経験は十分でないことから、更なる調査を行った。
ガセリ菌SP株を含むラクトバチルス・ガセリは、欧州食品安全機関が公開するQPSリストに掲載されている。このリストに属する微生物群は、特別な場合を除きさらに安全性について評価する必要はないと考えられており、ラクトバチルス・ガセリは、欧州で一定の安全性が認められていると考えられる。
さらにガセリ菌SP株の安全性試験に関する既存情報を調査したところ、細菌および動物試験により、変異性および毒性のないことが示された。また、本届出品の1日の摂取目安量の5倍量以上のガセリ菌SP株を12週間摂取しても有害事象が認められないことが、複数の臨床試験論文において示された。
これらより、ガセリ菌SP株の安全性が十分に評価できたと考える。
【摂取する上での注意事項】
●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
●お子様の手の届かない場所に保管してください。
●乾燥剤は食べられません。
●開封後はジッパーをしっかり閉めて保存し、なるべく早めにお召し上がりください。
●体調・体質によりまれにカプセルが溶けきらずにそのまま便に出る場合があります。その場合は摂取タイミングを変えてお試しください。もし改善されない場合は使用を中止してください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品を製造している工場は、国内の健康補助食品GMP 認定工場で、予め定められた適正な製造基準に従って製造している。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価(エビデンス)】
<内臓脂肪を減らす機能に対する評価>
【標題】
機能性関与成分"ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)"の内臓脂肪減少作用に関する研究レビュー
【目的】
  肥満傾向を有する健常な成人が、"ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)"を摂取することで、摂取しない場合と比べて内臓脂肪が減少するかどうか検証する。
【背景】
  肥満に伴う内臓脂肪の過剰な蓄積は、糖尿病、高脂血症および高血圧等の疾病(メタボリックシンドローム)に密接に関連する。これまでに、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)を摂取した人は、摂取していない人よりも体重や内臓脂肪面積が減少しやすいことが明らかにされてきている。体重減少作用に関しては研究レビューが1件報告されているが、内臓脂肪に関する報告はまだ無いため、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)が内臓脂肪を減少させる作用に関して体系的な文献調査を行った。
【レビュー対象とした研究の特性】
  2023年11月に、それまでに公表された論文を対象に、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)と内臓脂肪の関係を調べた研究があるか検索した。その際、肥満傾向を有する健常な成人(男女問わず)を調査対象としたものに限定して、研究を収集した。目的に沿った研究は二重盲検ランダム化比較試験を行った2つの研究のみであったため、それらについて評価した。なお、いずれの研究も申請企業(雪印メグミルク(株))が関与したものであった。
【主な結果】
  2つの研究は、いずれも肥満傾向(BMIが25以上30未満)を有する健康な成人を対象として、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)を含む発酵乳の摂取が内臓脂肪面積に及ぼす影響を評価したものである。1つの研究では任意の時間帯に、1つの研究では食前または食後に被験者に発酵乳を摂取させていたが、いずれの研究においても、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)を摂取した集団は、摂取していない集団と比べて内臓脂肪面積の有意な減少が認められていた。また、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)は腸管からの脂質の吸収を抑制すると考えられるため、食事とともに摂取することで脂質の脂肪吸収が抑制できると考えられた。
【科学的根拠の質】
  肥満傾向の成人において、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)の摂取が内臓脂肪面積を減少させることが示された。この作用は、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)を1日当たり10億個(10の9乗個)以上、12週間摂取した集団で確認できているが、これ以下の菌数・期間での有効性は検証されていない。また、肥満者や肥満傾向を有していない集団に対する有効性についても検証されていない。

<腸内環境を改善する機能に対する評価>
【標題】
機能性関与成分”ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)”の腸内環境改善効果に関する研究レビュー
【目的】
健常な成人が”ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)”を摂取することによって、摂取しない場合と比較して腸内環境が改善することを検証する。
【背景】
乳酸菌などのプロバイオティクスは、腸内で乳酸や酪酸などを産生して腸内のpHを下げ、有害な腐敗物質を産生する有害菌の増殖を抑えることで腸内環境を改善することが知られている。しかし、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)の健常な成人の腸内環境改善作用について包括的に評価した研究レビューはない。
【レビュー対象とした研究の特性】
  国内外3つの文献データベースを使用し、それまでに公表された論文を対象に、健常な成人がガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)を摂取した際の腸内環境(腸内乳酸桿菌生菌数、腸内乳酸濃度、腸内細菌叢を指標とする)の改善を評価した研究について検索した(検索日:2023年11月13日)。目的に沿った研究として、二重盲検ランダム化比較試験を行った3報の研究が該当したため、それらについて評価した。なお、いずれの研究も申請企業(雪印メグミルク(株))が関与したものであった。
【主な結果】
3報の研究はいずれの文献も20歳~64歳の健常な成人を対象としており、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)を10億以上含むカプセルまたはガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)を含まないカプセルを試験食として用いて、腸内環境への影響を評価していた。ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)の摂取により、腸内乳酸桿菌生菌数では3報中2報で有意な増加が認められていた。また腸内乳酸濃度では3報中1報で有意な増加、腸内細菌叢では3報中3報で有意な改善(有用菌の増加、有害菌の減少)がそれぞれ認められていた。以上の結果から、健常な成人がガセリ菌SP株を1日10億以上摂取することによって、腸内環境が改善することが示された。
【科学的根拠の質】
複数のデータベースにより国内外の文献や臨床試験を調査したが、検索されなかった研究や公表されてない研究が存在する可能性がある。また、採用された研究が3報と少なく、今後さらにヒト試験による検証を重ねる必要がある。なお、研究レビュー実施会社と採用論文の著者が所属する会社が同一であるため、利益相反が否定できない。

恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルトa(雪印メグミルク株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

機能性表示食品:恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルトaには、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)が含まれます。ガセリ菌SP株には、食事とともに摂取することで肥満気味の方の内臓脂肪を減らす機能と、腸内環境を改善する機能があることが報告されています。

届出番号・届出日・届出者名・(法人番号) ・商品名・食品の区分・機能性関与成分名(楽天市場)
I1197
2024/01/25
yu1雪印メグミルク株式会社
(8430001041570)
恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルトa
加工食品(その他)
ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)
(楽天市場)
ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055) 雪印メグミルク株式会社

機能性表示食品 届出企業全リスト
【同時に公表された機能性表示食品】
I1194x191株式会社NIKUのむピュアHA4
I1195ni50株式会社ニコリオフコジー
I1196yu1雪印メグミルク株式会社恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプa
I1197yu1雪印メグミルク株式会社恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルトa
I1198yu1雪印メグミルク株式会社ガセリ菌SP株カプセルa
I1199to10株式会社常磐植物化学研究所健康経営サプリ イチョウ葉ネオ
I1200ta57株式会社ダイキョーDaikyo-BMEカテキン緑茶
I1201sa46株式会社燦樹高純度 水溶性食物繊維 イヌリン スティック顆粒
I1202a108アリナミン製薬株式会社ビフィズス菌で記憶の習慣
I1203to10株式会社常磐植物化学研究所健康経営サプリ 大豆イソフラボンネオ
I1204x140株式会社Milimバナバの極み
I1205ki9キリンビバレッジ株式会社キリン×ファンケル カロリミット アップルスパークリング リフレッシュ
【表示しようとする機能性】
本品にはガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)が含まれます。
ガセリ菌SP株には、食事とともに摂取することで肥満気味の方の内臓脂肪を減らす機能と、腸内環境を改善する機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
肥満気味の方で内臓脂肪が気になる方、健常な成人
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
ガセリ菌SP株(Lactobacillus gasseri SBT2055)を含む当該製品の類似品は、2012年4月から2023 年10月まで約3.6億個の販売実績があり、製品の摂取による問題は何ら発生していない。このように、食経験は豊富であり安全性は十分である。
ガセリ菌SP株はラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)に分類される乳酸菌である。ラクトバチルス・ガセリは発酵乳製品によく用いられており、国内では10年以上にわたって市販され、近年の販売個数が年間1億個前後に到達している製品もある。
さらに、当該製品に使用されているガセリ菌SP株(Lactobacillus gasseri SBT2055)は、特定保健用食品である「ナチュレ恵megumi」に10年以上にわたって使用されている。「ナチュレ恵megumi」は全国的に市販されており、2022年度の年間販売実績も約9千万個に到達している。
【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出食品の製造は、FSSC 22000認証取得工場にて行っており、認証に基づいた製造、品質管理を実施している。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価(エビデンス)】
<内臓脂肪を減らす機能に対する評価>
【標題】
機能性関与成分"ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)"の内臓脂肪減少作用に関する研究レビュー
【目的】
  肥満傾向を有する健常な成人が、"ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)"を摂取することで、摂取しない場合と比べて内臓脂肪が減少するかどうか検証する。
【背景】
  肥満に伴う内臓脂肪の過剰な蓄積は、糖尿病、高脂血症および高血圧等の疾病(メタボリックシンドローム)に密接に関連する。これまでに、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)を摂取した人は、摂取していない人よりも体重や内臓脂肪面積が減少しやすいことが明らかにされてきている。体重減少作用に関しては研究レビューが1件報告されているが、内臓脂肪に関する報告はまだ無いため、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)が内臓脂肪を減少させる作用に関して体系的な文献調査を行った。
【レビュー対象とした研究の特性】
  2023年11月に、それまでに公表された論文を対象に、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)と内臓脂肪の関係を調べた研究があるか検索した。その際、肥満傾向を有する健常な成人(男女問わず)を調査対象としたものに限定して、研究を収集した。目的に沿った研究は二重盲検ランダム化比較試験を行った2つの研究のみであったため、それらについて評価した。なお、いずれの研究も申請企業(雪印メグミルク(株))が関与したものであった。
【主な結果】
  2つの研究は、いずれも肥満傾向(BMIが25以上30未満)を有する健康な成人を対象として、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)を含む発酵乳の摂取が内臓脂肪面積に及ぼす影響を評価したものである。1つの研究では任意の時間帯に、1つの研究では食前または食後に被験者に発酵乳を摂取させていたが、いずれの研究においても、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)を摂取した集団は、摂取していない集団と比べて内臓脂肪面積の有意な減少が認められていた。また、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)は腸管からの脂質の吸収を抑制すると考えられるため、食事とともに摂取することで脂質の脂肪吸収が抑制できると考えられた。
【科学的根拠の質】
  肥満傾向の成人において、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)の摂取が内臓脂肪面積を減少させることが示された。この作用は、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)を1日当たり10億個(10の9乗個)以上、12週間摂取した集団で確認できているが、これ以下の菌数・期間での有効性は検証されていない。また、肥満者や肥満傾向を有していない集団に対する有効性についても検証されていない。

<腸内環境を改善する機能に対する評価>
【標題】
機能性関与成分”ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)”の腸内環境改善効果に関する研究レビュー
【目的】
健常な成人が”ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)”を摂取することによって、摂取しない場合と比較して腸内環境が改善することを検証する。
【背景】
乳酸菌などのプロバイオティクスは、腸内で乳酸や酪酸などを産生して腸内のpHを下げ、有害な腐敗物質を産生する有害菌の増殖を抑えることで腸内環境を改善することが知られている。しかし、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)の健常な成人の腸内環境改善作用について包括的に評価した研究レビューはない。
【レビュー対象とした研究の特性】
  国内外3つの文献データベースを使用し、それまでに公表された論文を対象に、健常な成人がガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)を摂取した際の腸内環境(腸内乳酸桿菌生菌数、腸内乳酸濃度、腸内細菌叢を指標とする)の改善を評価した研究について検索した(検索日:2023年11月13日)。目的に沿った研究として、二重盲検ランダム化比較試験を行った3報の研究が該当したため、それらについて評価した。なお、いずれの研究も申請企業(雪印メグミルク(株))が関与したものであった。
【主な結果】
3報の研究はいずれの文献も20歳~64歳の健常な成人を対象としており、ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)を10億以上含むカプセルまたはガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)を含まないカプセルを試験食として用いて、腸内環境への影響を評価していた。ガセリ菌SP株(L. gasseri SBT2055)の摂取により、腸内乳酸桿菌生菌数では3報中2報で有意な増加が認められていた。また腸内乳酸濃度では3報中1報で有意な増加、腸内細菌叢では3報中3報で有意な改善(有用菌の増加、有害菌の減少)がそれぞれ認められていた。以上の結果から、健常な成人がガセリ菌SP株を1日10億以上摂取することによって、腸内環境が改善することが示された。
【科学的根拠の質】
複数のデータベースにより国内外の文献や臨床試験を調査したが、検索されなかった研究や公表されてない研究が存在する可能性がある。また、採用された研究が3報と少なく、今後さらにヒト試験による検証を重ねる必要がある。なお、研究レビュー実施会社と採用論文の著者が所属する会社が同一であるため、利益相反が否定できない。