2018年9月9日日曜日

関節源(株式会社三昧生活)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社三昧生活(法人番号:6010401080601)が消費者庁に届出た機能性表示食品【関節源】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

【届出番号】
D70
【届出日】
2018/07/12
【届出者名】
株式会社三昧生活
株式会社三昧生活の商品一覧楽天市場
【商品名】
関節源
関節源楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
グルコサミン塩酸塩
グルコサミン塩酸塩を含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはグルコサミン塩酸塩が含まれます。グルコサミン塩酸塩は膝関節の可動性(曲げ伸ばし)をサポートし、膝の不快感をやわらげることが報告されており、膝関節の動きに悩みのある方に適しています。
【想定する主な対象者】
膝関節の動きに悩みのある健常成人
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
グルコサミンは天然に広く分布し、生体内ではプロテオグリカンの形で軟骨、皮膚、腸管、脳、結合組織など多くの器官や組織に分布するアミノ糖である。畜肉や魚などの食物にプロテオグリカンが含まれるが、これらを加工した食品の一部にグルコサミンが遊離の形でも含まれており、ヒトはこれを摂取してきた。なお、フリー体のグルコサミンは不安定であるため通常は塩の形で製造される。既存添加物名簿に収載されているグルコサミンはキチンを塩酸で加水分解し、分離して得られたものであるとの記述から実質的にはグルコサミン塩酸塩と等しい。添加物としては増粘安定剤や製造用剤に分類されているが、使用基準は特に定めていない。
日本でグルコサミンの研究開発並びに産業化は90年代にスタートした。その後ユーザーに根強く支持され、流通商品の数量が数百種類に増え、そのほとんどはグルコサミン1500mg/日の設計であるが、重篤な健康被害は報告されていない。専門紙(業界新聞)の調査では2016年の日本におけるグルコサミン消費量は1400トンと推測されている。すなわちおおよそ260万人の日本人が毎日グルコサミンを1500mg摂取していることになる。本品の原料供給会社の国内向けのグルコサミンの販売数量の累計は1998年より2017年現在までに3000トン以上にのぼるが、販売社および末端ユーザーより健康被害の報告は受けていない。
また、独立行政法人国立健康栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報においては、グルコサミンは軽い胃腸症状やアレルギー反応を引き起こす可能性はあるものの、適切に用いれば安全性が示されていると報告されている。
さらに、グルコサミン塩酸塩1500~3000mg/日摂取した臨床試験においては、軽い胃腸症状などの軽微な副作用が発生する可能性はあるものの重篤な副作用の報告はなく、4500mg/日を摂取した臨床試験においても、副作用と思われる症状や異常は認められていない。
本品は健常成人を対象に機能性関与成分であるグルコサミン塩酸塩の摂取目安量を1500mg/日としているため、摂取目安量を守り適切に摂取する場合においては健康を害する恐れが少なく、安全性が高いと考えられた。
【摂取する上での注意事項】
一部のグルコサミンの原料はえび・かになどの甲殻類の殻であり、甲殻類アレルギーの人において、アレルギー反応を誘発する懸念があり、慎重に使用する必要がある。
いくつかの事例よりグルコサミンはクマリン系抗凝固薬との相互作用によりINR (国際標準比) 上昇 (出血しやすくなる) のリスクが指摘されている。因果関係は不明だが、ワーファリンをはじめ、クマリン系抗凝固薬を服用している人のグルコサミン摂取について医師の指導を仰ぐこと、過剰摂取のないことを注意する。
なお、本品は健常成人を対象に機能性関与成分であるグルコサミン塩酸塩の摂取目安量を1500mg/日としているため、摂取目安量を守り適切に摂取する場合は安全だと考えられるが、薬剤を服用する患者が本品を摂取する可能性も否定できないことから、商品パッケージに以下のような注意事項を記載する。

●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日の摂取目安量を守ってください。
●クマリン系抗凝固剤(ワーファリン)を服用している方は医師または薬剤師にご相談の上、ご使用ください。
●原材料名をご参照の上、食物アレルギーのある方は摂取しないでください。
●乳幼児の手の届かないところに保管してください。
●色調等に若干のバラツキがある場合もありますが、品質には問題ありません。
●開封後はお早めにお召し上がり下さい。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品の製造は公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場によりバルク製造から充填包装工程を一貫して行っており、その基準に準拠した製造および品質管理を行っております。
【製造工場:三生医薬株式会社 大渕工場、阿幸地工場、今泉工場、依田橋工場、依田橋第二工場、富士根工場】
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
(ア)標題
本品「関節源」に含有する機能性関与成分グルコサミン塩酸塩が膝関節機能におよぼす影響に関する研究レビュー
(イ)目的
健常者を対象に機能性関与成分グルコサミン塩酸塩(グルコサミン)摂取が膝関節機能におよぼす影響を評価することを目的とした。
(ウ)背景
グルコサミンは変形性関節症の症状を緩和し、関節機能を改善することが多数報告されている。その作用機序としてグルコサミンは好中球機能を抑制することによって、炎症反応に伴う組織障害に対して防御的に作用し、抗炎症作用を発揮することが報告されている。また、グルコサミンは変形性関節症の症状を改善するとともに、軟骨分解マーカーであるCTX-IIを抑えることが報告されている。
しかし、グルコサミンの臨床研究のほとんどは変形性関節症の患者を対象としたものである。ここでは、健常者を対象とした臨床研究を用いてグルコサミン摂取が膝関節機能におよぼす影響に関する研究レビューを行った。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
2018年1月24日までに英語および日本語で発表された文献を複数のデータベースを用いて検索し、5報の文献を評価対象とした。評価対象とした文献は健常者を対象に膝関節機能の評価指標として膝の可動域、Western Ontario and McMaster Universities Osteoarthritis Index(WOMAC)、変形性膝関節症患者機能評価尺度(JKOM)、Visual analogue scale(VAS)、軟骨分解マーカーであるII型コラーゲンC末端テロペプチド(CTX-II)、軟骨合成マーカーであるII型コラーゲン・カルボキシプロペプチド(CPII)、CTX-II/CPIIにおよぼすグルコサミンの影響を評価したものであった。なお、本研究レビューの実施にあたり、評価対象とした文献の著者とレビューワーの間に利益相反はない。
(オ)主な結果
グルコサミン摂取によって膝の可動域、VASなど膝関節機能の改善が認められた。さらに、CTX-IIおよびCTX-II/CPIIの減少など軟骨代謝の改善傾向が示唆された。従って、グルコサミン1500mg/日の摂取は膝関節の可動性(曲げ伸ばし)をサポートし、膝の不快感をやわらげることが期待でき、膝関節の動きに悩みのある方に適していると結論付けた。
(カ)科学的根拠の質
評価対象とした文献において科学的根拠の質に大きく影響するバイアスリスクは検出されなかった。一方、グルコサミンは変形性関節症の患者を対象とした研究が多数報告されている中で、被験者に変形性関節症患者を除外した臨床試験は非常に少数であることが本研究レビューの限界である。従って、レビューの精度を高めるためにも定期的に情報収集を行い、データを重ねていく必要があると考えられる。


機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

健康きらり ブルーベリー(明治薬品株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


明治薬品株式会社(法人番号:9010001030565)が消費者庁に届出た機能性表示食品【健康きらり ブルーベリー】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
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平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

【届出番号】
D69
【届出日】
2018/07/12
【届出者名】
明治薬品株式会社
明治薬品株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
健康きらり ブルーベリー
健康きらり ブルーベリー楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
ビルベリー由来アントシアニン
ビルベリー由来アントシアニンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはビルベリー由来アントシアニンが含まれます。 ビルベリー由来アントシアニンは、スマートフォンやパソコン等を長時間使用することによって低下するピント調節力を維持することで、スマートフォンやパソコン等を使用することによる目の疲労感の緩和に役立つ機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
目の健康が気になる方(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品は新製品であり喫食実績がないため、機能性関与成分であるビルベリー由来アントシアニンの安全性を評価した。
機能性関与成分ビルベリー由来アントシアニンを含有する、当該製品の原材料であるアントシアニン含有量やそのばらつきが制御されたビルベリーエキスは、10年以上の期間にわたり様々な製品に様々な量で配合され、累計すると通常摂取量換算で数億日分に相当する量の販売実績があり、延べ人数で数千万人の日本人によって使用されてきたが、当該ビルベリーエキスの摂取に起因する重篤な有害事象は報告されていない。また、成年健常者で1440 mg(ビルベリー由来アントシアニンとして約530 mg)までの摂取において安全性が確認されている。
機能性関与成分ビルベリー由来アントシアニンの供給源として使用しているビルベリーエキスは10年以上の喫食実績があり、当該製品におけるビルベリー由来アントシアニンの一日摂取目安量は40 mgであり、同一の原材料における安全性試験において、ヒトで約10倍量の摂取における安全性が確認されている。
以上の知見から、適切に摂取する場合、当該製品の安全性に問題はないと判断した。
【摂取する上での注意事項】
・パウチ(20粒入り(10日分))
■本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日摂取目安量をお守りください。■アレルギーのある方は原材料を確認してください。■子供の手の届かない所に保管してください。■開封後はチャックをしっかり閉めて早めにお召し上がりください。

・ボトル(60粒入り(30日分))
■本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日摂取目安量をお守りください。■アレルギーのある方は原材料を確認してください。■子供の手の届かない所に保管してください。■開栓後は栓をしっかり閉めて早めにお召し上がりください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品は公益財団法人日本健康・栄養食品協会から認定を受けた健康補助食品GMP認定工場または医薬品GMPの認証機関の認証を取得した工場にて製造しています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
【標題】
ビルベリー由来アントシアニン(VMA) 摂取による目の疲労感に関する研究レビュー

【目的】
成年健常人がVMAを摂取した場合に眼疲労やピント調節機能が改善するかについて、網羅的に文献調査を行い検証することを目的とした。

【背景】
抗酸化能を有するVMAは眼疲労や視機能の低下を改善することが期待され広く使用されてきた。しかしながら、成年健常人が眼疲労や視機能の低下を改善することを目的としてVMAを摂取することに対して正確な検証はなされていなかった。

【レビュー対象とした研究の特性】
2018年2月27日に検索した2017年12月末までに報告された論文から、20-59才の日本の健常人男女を対象にビルベリーエキスを摂取させて、ピント調節に関わる毛様体筋の活動状況を指標として、眼疲労や視機能に対する効果を検証している2件の質の高い臨床試験(ビルベリーエキスを含む食品と含まない類似食品を比較するための試験で、どちらの食品を摂取するのかは被験者と試験を実施する側の双方に知らされない状態で試験が行われ、どの食品を摂取するかは第三者により無作為に振り分けられた試験:RCT)を評価の対象とした。2件とも研究レビュー作成者の所属部署が関与する研究である。

【主な結果】
ピント調節に関わる毛様体筋の活動状況を指標として、目に疲労を感じている成年健常人がVMAを摂取した試験を評価したところ、VMAはスマートフォンの使用などの近くを見る作業を継続することにより低下する目のピント調節力を維持し、目の疲労感の緩和に役立つことが明らかとなった。なお、VMAの摂取が原因と考えられる重篤な副作用の報告は見当たらなかった。

【科学的根拠の質】
文献検索の結果から評価の対象となった論文が国内の2報のみであり、効果が認められなかった研究結果が発表されていない可能性は否定できない。また、被験者数が少ない試験や効果の指標が必ずしも同一とは言えない試験を定性的に評価しているため、精確な評価ができていない可能性がある。しかしながら、評価の対象は比較的質の高い臨床試験とされているRCTであり、摂取した機能性関与成分の同等性も担保されていることから科学的根拠の質は高いと考えられる。また、結果の一貫性に特に問題はないことなどから、本レビューの結果が覆るような新たな知見が報告される可能性は低いと考えられる。


機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

ギャバダブル3700(株式会社ECスタジオ)の口コミ・効果・評判のエビデンス:機能性表示食品


株式会社ECスタジオ(法人番号:5010001159210)が消費者庁に届出た機能性表示食品【GABA DOUBLE(ギャバダブル)3700】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

【届出番号】
D68
【届出日】
2018/07/11
【届出者名】
株式会社ECスタジオ
株式会社ECスタジオの商品一覧楽天市場
【商品名】
GABA DOUBLE(ギャバダブル)3700
GABA DOUBLE3700楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
GABA
GABAを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には、GABAが含まれます。GABAには、デスクワークによる仕事の疲労感を軽減する機能や、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。デスクワークによる仕事のストレスや疲れが気になる方、血圧が高めの方に適した食品です。
【想定する主な対象者】
デスクワークによる仕事のストレスや疲れが気になる方、血圧が高めの方(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦、授乳婦を除く)
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
1.食経験
GABAは、玄米、野菜や果物などに含まれることが知られている。具体的には、トマトには62.6 mg、ジャガイモには35.0 mg、ナスには20.0 mg、ブドウには23.2 mg、温州ミカン(貯蔵)には28.9 mg(それぞれ100 gあたり)含まれるとされている。

2.既存情報の調査
食品安全委員会では、GABAを関与成分とする特定保健用食品の健康影響評価がなされている。具体的には、「健康博士 ギャバ」(GABAとして80 mg/日)、「プレティオ」(GABAとして10 mg/日)が存在するが、いずれも「適切に摂取される場合には、安全性に問題はない」と判断されている。本品の1日摂取目安量あたりに含まれるGABAは28 mg/日であるため、本品に含まれる量のGABA摂取は安全性に問題はないと考えられる。
3.まとめ
以上より、本品に含まれる量のGABAは適切に摂取する上では安全性に問題はないと考えられる。
なお、本品の機能性関与成分を含む原材料は、GABAとデキストリンで構成されているため、安全性に懸念はないと考えられる。
また、その他の原材料は、本品の配合量においては安全性に問題ないと考えられるため、本品を適切に摂取する上で安全性に懸念はないと考えられる。
【摂取する上での注意事項】
1.医薬品との相互作用
公的機関のデータベースにおいて、GABAは、医薬品服用者の健康に影響を及ぼす可能性が報告されている。
そのため、本品では医薬品服用者は本品利用について医師へ相談すべきである旨を下記に示す通り、摂取する上での注意事項として表示した。

2 摂取する上での注意事項
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。降圧剤等の医薬品を服用している方、妊娠中の方あるいは妊娠の可能性のある方は医師に相談してください。

3 本品を販売することの適切性について
上記2 のように注意喚起することで、本品利用者に対して摂取上の注意を促し、本品摂取により想定される健康被害を防止できると考えられる。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、次の製造工場にて生産・製造及び品質管理を行っている。
[製造工場1:株式会社東洋新薬 鳥栖工場] ●GMP:認証取得(NSF-GMP、日健栄協GMP) ●ISO22000:認証取得
[製造工場2:バイホロン株式会社 大沢野工場]●GMP:認証取得(NPA-GMP、日健栄協GMP)
[製造工場3:日成興産株式会社 本社工場]●GMP:認証取得(日健栄協GMP)
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
【A:精神的疲労へ及ぼす影響】
1.標題
GABAの摂取が精神的疲労へ及ぼす影響について

2.目的
健常者が、GABAを含む食品を経口摂取した場合、GABAを含まない食品を摂取した場合と比較して、一時的な精神的ストレスを負荷した後の精神的疲労が緩和されるか検証することを目的とした。

3.背景
GABAはストレスを緩和する効果が報告されており、ストレスによる精神的疲労の緩和効果についても期待されている。そこで、GABAの精神的疲労に対する効果について検証するため、本研究レビューを行った。

4.レビュー対象とした研究の特性
2015年4月7日(検索日)までに公開された論文のうち、健常者にGABAを経口摂取させ、一時的な精神的ストレスを負荷した後の疲労を評価している研究を検索対象とした。また、採用文献の連絡責任者をあたり、出版準備中の論文についても収集した。内容を精査し、最終的に2研究をレビューの評価対象とした。

5.主な結果
主観的疲労感(VAS(※1))を主要な指標として、また、主観的疲労感(POMS(※2))、唾液中クロモグラニンA濃度(※3)、及び唾液中コルチゾール濃度(※4)を副次的な指標として研究レビューを行った。その結果、GABA摂取により、主要指標である主観的疲労感(VAS)をはじめとし、各指標において精神的疲労緩和作用が認められた。

6.科学的根拠の質
GABAを摂取することにより、一時的な精神的ストレスを負荷した後の精神的疲労が緩和されることが示唆された。ただし、本研究には以下の限界も存在する。
・出版バイアス(※5)は不明であり、効果の認められなかった研究が報告されていないリスクがある。利益相反の問題も疑われ、バイアスの混入は否定できない。
・本研究における結論が後発の1次研究により覆される可能性は低いと考えられるが、本研究の採用文献は2報と少ないため、今後更なる検証が必要である。

【B:血圧に及ぼす影響】
1.標題
GABAの摂取が血圧に及ぼす影響の評価

2.目的
血圧が正常又は血圧が高め(※6)の日本人及びⅠ度高血圧(※7)の日本人が、8週間以上GABAを含む食品を経口摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合で、血圧に違いがあるか検証することを目的とした。

3.背景
GABAには血圧抑制効果があることが一般的に知られている。GABA配合の機能性表示食品を販売するにあたり、改めてGABA配合食品の血圧に及ぼす効果について検証するため、本研究レビューを行った。

4.レビュー対象とした研究の特性
2015年3月16日(検索日)までに公開された論文のうち、血圧が正常又は血圧が高めの日本人及びⅠ度高血圧の日本人が、8週間以上GABAを含む食品を経口摂取した時の血圧の違いを評価している研究を検索対象とした。内容を精査し、15研究を評価対象とした。

5.主な結果
収縮期血圧及び拡張期血圧を主な指標として評価した。これらの指標は、心臓が収縮した時の血圧(最高血圧)及び心臓が拡張した時の血圧(最低血圧)を表し、血圧の状態を評価する適切な指標と言える。その結果、血圧が正常又は血圧が高めの日本人及びⅠ度高血圧の日本人に対し、GABAを含んだ食品はGABAを含まない食品と比較して血圧を抑制する効果が認められた。また、血圧が高め(正常高値血圧)の被験者のみを対象とした評価でもGABAの効果が認められ、血圧が正常な被験者のみを対象とした評価では、効果は認められず、正常な血圧を維持していた。

6.科学的根拠の質
GABAの摂取は、血圧が高め(正常高値血圧)の日本人及びⅠ度高血圧の日本人に対して血圧を下げる効果を有し、正常血圧者に対しては影響を与えず、正常な血圧を維持することが示唆された。
但し、本研究における限界として、出版バイアス(※5)が不明であり、効果の認められなかった研究が報告されていないリスクがある。

(※1)左端に「疲れを全く感じない最良の感覚」、右端に「何もできないほど疲れ切った最悪の感覚」と示した100 mmの直線上に、今の疲労度合いを記入させる検査。疲労感の評価で広く使われている。
(※2)6つの感情状態に関する65の質問に5段階で回答する形式の検査。本研究では、「疲労」に関する質問の結果を評価に用いた。
(※3, 4)精神的疲労を客観的に評価するための指標。精神的疲労の増大により、これらの値が上昇することが報告されている。
(※5)肯定的な研究結果がそうでない研究結果に比べて出版されやすいために起こる結果の偏りのこと。
(※6)正常高値血圧(収縮期血圧130~139 mmHg又は拡張期血圧85~89 mmHg)
(※7)収縮期血圧140~159 mmHg又は拡張期血圧90~99 mmHg


機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

パパフレ(株式会社はぐくみ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社はぐくみプラス(法人番号:6290001067252)が消費者庁に届出た機能性表示食品【パパフレ】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
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平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

【届出番号】
D67
【届出日】
2018/07/11
【届出者名】
株式会社はぐくみプラス
株式会社はぐくみプラスの商品一覧楽天市場
【商品名】
パパフレ
パパフレ楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
ターミナリアベリリカ由来没食子酸
ターミナリアベリリカ由来没食子酸を含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、食事の脂肪の吸収を抑えて、食後の中性脂肪の上昇を抑える機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
健常成人
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
1.喫食実績の評価
本品と類似する食品が2013年以降に約250万食以上製造され、全国で販売されているが、健康被害は報告されていない。よって、本品の安全性の評価は十分であると考えられる。

2.食経験の評価
本品の機能性関与成分を含む原材料である「ターミナリアベリリカ抽出物」は、ターミナリアベリリカ果実の水抽出物である。ターミナリアベリリカ果実は、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダで用いられるハーブの一つであり、インドやその近隣諸国で広範囲に利用されている。ターミナリアベリリカ果実は、単独で用いられるほか、トリファラと呼ばれる調合物に配合して用いられる。トリファラは、軽い胃腸症状などの様々な疾患に対して利用され、粉末をそのままハチミツや牛乳と混ぜたり、水で煮出したりするなどの方法で摂取されている。なお、本品の機能性関与成分はターミナリアベリリカ由来没食子酸であるが、没食子酸は日本国内において食品添加物(既存添加物)として認められており、酸化防止剤としてかつお節などの食品に用いられている。以上より、「ターミナリアベリリカ抽出物」は十分な食経験があり、安全性の評価は十分であると考えられる。

3.安全性試験に関する評価
米国ハーブ製品協会監修の「BOTANICAL SAFETY HANDBOOK Second Edition」において、ターミナリアベリリカ果実の安全性は「Class 1(適切に使用する限り安全に摂取することができるハーブ)」に分類されている。また、厚生労働省の「既存添加物の安全性の見直しに関する調査研究(平成20年度調査)」において、没食子酸は「ヒトの健康に対して有害影響を及ぼすような毒性はないと考えられた」と結論づけられている。また、文献調査の結果、ターミナリアベリリカ果実の水抽出物の安全性試験に関する報告があったが、安全性の懸念となる情報は認められなかった。

4.まとめ
本品は、本品と類似する食品の喫食実績があり、健康被害の報告もなく、本品の機能性関与成分を含む原材料である「ターミナリアベリリカ抽出物」の食経験もあり、安全性に問題はないと考えられた。なお、「ターミナリアベリリカ抽出物」以外の原材料は、本品の配合量においては安全性に問題ないと考えられるため、機能性関与成分を含む原材料の評価結果を本品に外挿できると考えられる。以上より、本品を適切に摂取する場合、安全性の問題はないと考えられる。
【摂取する上での注意事項】
1.医薬品との相互作用
「BOTANICAL SAFETY HANDBOOK Second Edition」において、ターミナリアベリリカ果実の医薬品との相互作用については「Class A(臨床的に関連のある相互作用は予想されないハーブ)」に分類されている。ただし、文献調査を行った結果、没食子酸が鉄の吸収に影響を及ぼす可能性が否定できなかった。そのため、下記2.に示す通り摂取する上での注意事項を表示した。

2.摂取する上での注意事項
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。また、妊娠中の方あるいは妊娠の可能性のある方は医師に相談してください。鉄の吸収を阻害する可能性がありますので、貧血のお薬を服用している方はご注意ください。

3. 本品を販売することの適切性について
上記2.のように注意喚起することで、本品の利用者に対して注意を促し、本品摂取により想定される健康被害を防止できると考えられる。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
[製造所1]株式会社東洋新薬 鳥栖工場●GMP:認証取得 (NSF-GMP、日健栄協GMP)●ISO22000:認証取得
[製造所2]バイホロン株式会社 大沢野工場●GMP:認証取得 (NPA-GMP、日健栄協GMP)
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
1 標題
ターミナリアベリリカ由来没食子酸による食後中性脂肪に及ぼす影響

2 目的
健常成人におけるターミナリアベリリカ由来没食子酸の摂取が、プラセボ(偽薬)と比較して、食事の脂肪の吸収を抑えて、食後中性脂肪の上昇を抑える機能を有するか検証することを目的とした。

3 背景
ターミナリアベリリカ由来没食子酸は脂肪分解酵素の阻害作用を有し、その作用により食後中性脂肪の上昇を抑制するとの報告があり、ターミナリアベリリカ由来没食子酸の食後中性脂肪の上昇を抑える機能について総合的に評価するため、研究レビューを実施した。

4 レビュー対象とした研究の特性
健常成人(空腹時中性脂肪150mg/dL未満)または中性脂肪がやや高め(空腹時中性脂肪150mg/dL以上200mg/dL未満)の方を対象に、ターミナリアベリリカ由来没食子酸摂取による食後血中中性脂肪曲線下面積(AUC)または食後血中中性脂肪推移への影響を、プラセボと比較した論文を評価対象とした。文献検索し、論文の内容を精査したところ、採用論文は1報となった。
※曲線下面積(AUC):吸収量を反映する指標として知られている

5 主な結果
採用論文は1報のみであったが、無作為化二重盲検プラセボ対照試験という信頼性の高い研究であった。
健常成人男女を対象とし、高脂肪食(ラード・バター入りコーンクリームポタージュ及びプレーンベーグル)摂取前にターミナリアベリリカ由来没食子酸20.8 mg/回または31.4 mg/回を摂取させた結果、プラセボ摂取と比較して、高脂肪食摂取後の血中中性脂肪変化量AUC及び血中中性脂肪変化量の有意な抑制が認められた。

6 科学的根拠の質
健常成人において、ターミナリアベリリカ由来没食子酸20.8 mg/回の摂取が、食事の脂肪の吸収を抑えて、食後中性脂肪の上昇を抑える機能を有することが示された。ただし、本研究の限界として、採用論文中の記載内容に不十分な点があったことに加え、出版されていない未公表研究がある可能性も否定できないことから、情報の偏りがある疑いは否定できない。また、採用論文が1報のみであったため、今後の研究の注視が必要である。


機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

N-アセチルグルコサミンZ(キューサイ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


キューサイ株式会社(法人番号:3290001030576)が消費者庁に届出た機能性表示食品【N(エヌ)-アセチルグルコサミンZ(ゼット)】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

【届出番号】
D66
【届出日】
2018/07/11
【届出者名】
キューサイ株式会社
キューサイ株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
N(エヌ)-アセチルグルコサミンZ(ゼット)
N-アセチルグルコサミンZ楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
N-アセチルグルコサミン
N-アセチルグルコサミンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはN-アセチルグルコサミンが含まれるので、関節軟骨成分の分解を抑えることで関節軟骨(※)の維持に役立つ機能があります。
※関節軟骨は膝・股・肘・足首・手指などの関節に存在します。
【想定する主な対象者】
健康な中高齢者
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本品は、機能性関与成分であるN-アセチルグルコサミン(以下、機能性関与成分)を一日摂取目安量当たり500 mg含む顆粒状の食品である。
 本品は機能性表示食品として販売する以前は別商品名「グルコサミンZ」で平成24年5月から販売を開始し、約5年間で約455万箱の出荷実績があり(平成29年9月末現在)、全国の幅広い年代層の方々が摂取している。販売開始から今までにおける健康被害は報告されておらず、喫食実績も十分であるため、安全性に問題はないと判断した。
 また医薬品との相互作用について、10種の出典またはデータベースにて調査した結果、機能性関与成分と相互作用の可能性が報告されている医薬品として、ワルファリンカリウム、糖尿病治療薬、アセトアミノフェンを確認した。各医薬品について詳細を調査した結果、糖尿病治療薬及びアセトアミノフェンについては相互作用を起こす可能性は低いと考えられるが、ワルファリンカリウムとの相互作用については注意が必要であると評価した。本品は健常な成人を対象としているが、念のため、ワルファリンカリウムとの併用の可能性も考慮して [摂取上の注意]欄に「ワルファリンカリウム(ワーファリンなど)を服用中の方は、召し上がらないでください。」と注意喚起の表示をすることとした。以上のことから、本品は機能性表示食品として安全に摂取できるものと判断した。
【摂取する上での注意事項】
●ワルファリンカリウム(ワーファリンなど)を服用中の方は、召し上がらないでください。
●妊娠・授乳中の方は、召し上がらないでください。
●甲殻類アレルギー(えび・かに等)がある方は、召し上がらないでください。
●体質や体調により、まれに体に合わない場合があります。
●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。
●そのままお召し上がりの場合、まれにむせることがありますのでご注意ください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
【顆粒製造及び充填、包装工程】キューサイ株式会社福岡こうのみなと工場:国内GMP(公益財団法人日本健康・栄養食品協会認定), FSSC22000(LIoyd’s Register Quality Assurance Limited)
【機能性の評価方法】
最終製品を用いた臨床試験(人を対象とした試験)により、機能性を評価している。
【届出者の評価】
標題
  N-アセチルグルコサミン含有食品摂取による関節軟骨代謝への影響

目的
  関節に痛みがなく、変形も見られていない健康な中高齢者の方を対象に、一日当たり500 mgのN-アセチルグルコサミン(以下、機能性関与成分)を含む食品(以下、本品)の摂取が、機能性関与成分を含まない食品(以下、プラセボ)の摂取と比較して、関節軟骨の代謝に与える影響を検証することを目的とした。

背景
  関節軟骨は関節の骨を覆う軟骨で、関節中の滑液と相互作用することで日常生活の様々な動作における、関節の滑らかな動きや荷重の分散、衝撃吸収などを行う機能を担っている。健常な関節軟骨では軟骨の分解と合成が緻密にコントロールされバランスを保っているが、加齢や関節軟骨への過剰な負荷により、そのバランスが崩れ、関節軟骨の変性や分解が徐々に進行することで、関節の機能が失われてしまう。そこで本品の摂取が関節軟骨の代謝に影響を与えるか検証した。
 
方法
  関節に痛みがなく、変形が見られない(Kellgren and Lawrence grades(以下、K-L分類)が0及び1)と専門医に選定された、40~74歳の健康な男女120名を、機能性関与成分0 mg/日(プラセボ摂取群)、500 mg/日(本品摂取群)の2つの群に無作為に分け、16週間摂取させた。摂取前、摂取8、12、16週目、摂取終了後8週目に採血し、関節軟骨の代謝を評価するため、関節軟骨分解マーカー(C2C)と合成マーカー(PⅡCP)を測定した。なお、本試験は第三者機関が実施し、試験参加者、試験実施者を含めた試験関係者は試験がすべて終了するまで、参加者がどの摂取群に分けられ、どの試験食品を摂取しているかわからない状態で試験を実施した。本試験の費用はキューサイ株式会社が負担した。その他、特筆すべき利益相反はない。

主な結果
  試験に参加した120名のうち、自己都合で脱落した6名と、試験終了後に責任医師の判断により6名を解析対象から除外し、本品摂取群51名とプラセボ摂取群57名の合計108名で有効性の解析を行った。
  本品摂取群ではプラセボ摂取群と比較して、関節軟骨代謝のバランス(分解と合成の比:C2C/PⅡCP比)に有意な変化は見られなかった。一方、関節に全く変形が見られない(K-L分類が0)かつBMIが25 kg/㎡未満の参加者の層については、本品摂取群はプラセボ摂取群と比較して、関節軟骨合成マーカー(PⅡCP)には変化が見られなかったものの、摂取8週目、12週目において関節軟骨分解マーカー(C2C)の有意な抑制が確認された。
  従って、健康な中高齢者が本品を摂取することで、関節軟骨成分の分解を抑えることによる関節軟骨の維持に役立つことが期待できる。
  なお、安全性については全参加者120名について評価した結果、機能性関与成分に起因する有害事象は認められなかった。

科学的根拠の質
  本試験の方法は「特定保健用食品の表示等について」(平成26年10月30日付け消食表第259号)の別添2「特定保健用食品申請に係る申請書作成上の留意事項」に記載された方法に沿って、人為的なバイアスなどを可能な限り排除できる試験方法で実施したものである。しかしながら対象者においては、本品の表示しようとする機能性と合致する保健の用途が「特定保健用食品申請に係る申請書作成上の留意事項」にないため、本試験の対象者の選定条件を「関節に痛みがなく、変形が見られないと専門医に選定された者」とすることで「疾病に罹患していない者」を選抜した。よって、本試験の結果は、健康な中高齢者において機能が期待できると考えられる。


機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。