2019年6月1日土曜日

マンゴスティア(日本新薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


日本新薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【MANGOSTIA(マンゴスティア)】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
E1
【届出日】
2019/04/03
【届出者名】
日本新薬株式会社

過去の届出一覧(外部サイト【機能性表示食品まとめ一覧】)
日本新薬株式会社
楽天市場
日本新薬株式会社の商品一覧
【商品名】
MANGOSTIA(マンゴスティア)
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【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
ロダンテノンB
楽天市場
ロダンテノンBを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品はロダンテノンBを含みます。ロダンテノンBは、糖化ストレスを軽減することにより肌の潤いを保持する機能があります。
【想定する主な対象者】
健常な成人
【安全性の評価方法】
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
1. 安全性試験
種々の安全性試験を実施して確認した。
動物試験として、当該製品の原材料をマウスに1日だけ投与する試験やラットに28日間投与する試験を実施し、特に異常は認められなかった。さらに、遺伝において突然変異が生じないか細菌を用いた試験を実施し、特に異常は認められなかった。また、一日摂取目安量の5倍量を4週間ヒトに摂取させた試験や一日摂取目安量を12週間ヒトに摂取させた試験を実施したところ、摂取に関連した有害事象は認められなかった。

2. 医薬品との相互作用
各種データベースにおいて、機能性関与成分と医薬品との相互作用に関する情報はなかった。

以上より、当該製品には安全性に懸念はないと判断した。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日の摂取目安量をお守りください。また、原材料名をご確認の上、食物アレルギーのある方は、お召し上がりにならないでください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品【MANGOSTIA (マンゴスティア)】は、公益財団法人 日本健康・栄養食品協会から認証を受けたGMP適合協力工場(富士カプセル株式会社食品工場および株式会社ニッポー)にて、GMP規定に準拠した衛生管理、品質管理に基づいて製造している。なお、機能性関与成分「ロダンテノンB」については、一般財団法人食品環境検査協会にて分析を実施している。
【機能性の評価方法】
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。
【届出者の評価】

[標題]
マンゴスチン由来ロダンテノンBを含有する食品の経口摂取による、糖化ストレスおよび肌の水分値に対する影響の検討
[目的]
マンゴスチン由来ロダンテノンBを含有する食品の経口摂取により、成人健常者の糖化ストレスと肌の水分値に対する影響を明らかにすることを目的とする。
[背景]
体内では糖とタンパク質が非酵素的に反応する糖化反応がおこり、その結果AGEs(最終糖化産物:Advanced Glycation Endproducts)が生成する。このような糖化ストレスによって生成するAGEsの一種ペントシジンは、コラーゲン分子間を非特異的に架橋することにより、コラーゲンの立体構造に影響し、皮膚において水分値に影響する。マンゴスチンに含まれるロダンテノンBは糖化反応を阻害することが知られている。そこで、ロダンテノンBを含有するマンゴスチンエキスからなるサプリメントを摂取させ、糖化ストレスと肌の水分値に対する影響を検討した。
[方法]
糖化ストレスの指標としては血中のペントシジン濃度を定量し、皮膚の水分値はコルネオメーターを用いて測定した。血中のペントシジンは皮膚のAGEs蓄積量と相関があることは確認済みである。20歳以上60歳未満の健常な女性40名を対象に無作為に割付を行い、対照群との比較試験を行った。1粒あたりマンゴスチンエキス100mg(ロダンテノンB 0.08mgを含む)を含むカプセルを1日2錠、12週間摂取させた(摂取群)。対照群にはプラセボカプセルを摂取させた(プラセボ群)。摂取前、摂取4、8、12週後に血中のペントシジン濃度と肌の水分値の変化割合を測定した。試験の実施は第三者機関で行われ、試験費用は日本新薬株式会社が負担した。
[主な結果]
被験者は摂取群とプラセボ群各20名で開始したが、両群各1名が脱落し、摂取群とプラセボ群は各19名であった。血中のペントシジン濃度は、摂取群では摂取8週後において摂取前に比べて有意に低下したが、プラセボ群では有意な変化が認められなかった。また、皮膚の水分値は、摂取8、12週後に摂取群においてプラセボ群に比べ有意に高く推移した。
なお、当該製品摂取による有害事象は観察されなかった。
[科学的根拠の質]
本研究は、ダブルブラインド法プラセボ対照並行群間比較試験で実施されており、信頼性は非常に高いと判断できる。

(構造化抄録)
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機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

シンデレラスリープ(株式会社ZERO PLUS)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社ZERO PLUSが消費者庁に届出た機能性表示食品【シンデレラスリープ】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D690
【届出日】
2019/03/31
【届出者名】
株式会社ZERO PLUS

過去の届出一覧(外部サイト【機能性表示食品まとめ一覧】)
株式会社ZERO PLUS
楽天市場
株式会社ZERO PLUSの商品一覧
【商品名】
シンデレラスリープ
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【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
L-テアニン
楽天市場
L-テアニンを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品には、L-テアニンが含まれます。L-テアニンには、夜間の良質な眠り(寝起きの疲労感や眠気を軽減)をサポートする機能が報告されています。また、一過性の作業にともなう精神的なストレスをやわらげることが報告されています。
【想定する主な対象者】
成人男女(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品“シンデレラスリープ”の機能性関与成分であるL-テアニンは、私たちが日常的に飲用しているお茶に含まれる成分です。日本では、お茶は鎌倉時代から普及していたと言われており、1000年以上の飲用経験があります。お茶一杯中にL-テアニンは約3.6~12mg含まれるとされています。また、L-テアニンを高純度化した製品は、日本で食品添加物として一般食品やサプリメントに使用されています。L-テアニンはFDA(米国食品医薬品局)においてGRAS(一般に安全と認識される食品)に認定されています。
当該製品“シンデレラスリープ”は、機能性関与成分であるL-テアニンを太陽化学株式会社(名証2部上場食品原料メーカー;従業員数 912名/連結)から提供されています。太陽化学株式会社では、L-テアニンを含むサプリメント「テアニンタブレット」(1日摂取目安量中L-テアニン200-300mg配合、2003年販売開始)、「サンテアニン(顆粒)」(1日摂取目安量中L-テアニン500mg配合、2008年販売開始)を日本全国のユーザー、小児から高齢者向けに販売しており、これまでに有害となる事象は報告されていません。商品形態が同じ錠剤形状である「テアニンタブレット」ではヒトでの安全性試験が実施されており、成人39名(男性11名、女性28名)に1日あたりL-テアニンとして1,000 mg、4週間連続摂取させても副作用は確認されなかったことが報告されています。これは、当該製品“シンデレラスリープ”の1日摂取目安量に含まれるL-テアニンの10倍以上に当たります。さらに、文献やデータベースで収集した安全性に関する情報も踏まえ、安全である摂取量や摂取する際の注意事項を定めました。以上のことから、“シンデレラスリープ”は十分な安全性が確認できていると考えています。
医薬品との相互作用に関しては、降圧剤(カプトプリル,エナラプリル,ロサルタン,バルサルタン,ジルチアゼム,アムロジピン,ヒドロクロロチアジド,フロセミドなど)、興奮剤(ジエチルプロピオン,エピネフリン,フェンテルミン,プソイドエフェドリンなど)の作用を弱めることが知られておりますので、それらとの併用については医師にご相談ください。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。降圧剤や興奮剤をご使用の場合は医師にご相談してください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本商品を製造委託している工場は、国内GMP及び米国GMP認定工場であり、さらに食品安全の管理システムISO22000の認証も取得しています。適正な製造基準に従ってこの商品を製造しています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

該当する評価する機能性の項目
「L-テアニンには、夜間の良質な眠り(寝起きの疲労感や眠気を軽減)をサポートする機能が報告されています。」

(ア)標題
L-テアニンの摂取は睡眠の質を改善すると考えられます。
(イ)目的
健常者成人に、最終製品“シンデレラスリープ”に含有する関与成分L-テアニン200mgを就寝前に摂取させると、プラセボ摂取の場合と比べ睡眠の質が改善するかについて、起床時の昨夜の睡眠に関するアンケートや睡眠中の生理学的指標について検証しました。
(ウ)背景
L-テアニンの睡眠改善効果について、個々の文献では報告されているものの、それらを網羅的に評価された文献はなかったため、L-テアニンが夜間睡眠の質を改善するかを結論付けることは出来ませんでした。そこで、検証が必要となりました。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
英語文献検索には、Pubmed(検索対象期間:1946年~2017年5月26日)、Cochrane Library(1992年~2017年5月26日)のデータベースを用い2017年5月26日に検索を実施しました。また、日本語文献は、JSTPlus(検索対象期間:1981年~2017年5月24日)、JMEDPlus(1981年~2017年5月23日)、JST7580(1975年~1980年12月8日)のデータベースを用い2017年5月30日に検索を実施しました。検索対象は、健常な成人の集団とし、L-テアニンを摂取しない群と比較した試験デザインであることとしました。その結果、最終的に3報の文献を評価しました。これらの文献のうち2報は原料を販売している企業と大学研究機関との共同研究、1報は原料の提供はあるが大学研究機関が独自で実施した研究の結果です。
(オ)主な結果
評価した3報の結果をまとめ、統計的に解析した結果、L-テアニン摂取により、起床時のアンケート調査のうち「疲労回復」、「眠気」の改善については強い関連性が、「夢み」、「睡眠時間延長感」の改善については中程度の関連性がみられました。また、生理学的指標のひとつである睡眠中の交感神経活動の抑制についても中程度の関連性がみられました。これらの指標は、日本人(成人)で標準化された「OSA睡眠調査票(MA版)」の評価項目に含まれていることから日本人の睡眠の質を評価するのに適しているといえ、「疲労回復」と「眠気」の改善に強い関連性がみられたことは良質な睡眠がもたらされたことを示しています。以上より、就寝前にL-テアニンを摂取することは、寝起きの疲労感や眠気を軽減し、睡眠の質を改善すると考えられました。

(カ)科学的根拠の質
選定された文献が3報でしたので出版によるバイアスの評価に至りませんでした。正確性の評価に関してはサンプルサイズが少ないため考慮が必要とされました。エビデンスの一貫性などに特に問題は認められず、エビデンス総体の質はおおむね良好と考えています。

該当する評価する機能性の項目
「L-テアニンは、一過性の作業にともなう精神的なストレスをやわらげることが報告されています。」

(ア)標題
L-テアニンの摂取はストレスを緩和する機能が考えられます。
(イ)目的
健常成人に、最終製品“シンデレラスリープ”に含有する機能性関与成分L-テアニン200mgをストレス負荷前に摂取させると、プラセボ摂取の場合と比べてストレスをやわらげる機能があるかについて、精神的なストレス負荷におけるストレス感のアンケートや生理学的指標について検証しました。
(ウ)背景
L-テアニンのストレスを緩和する機能について、個々の文献では報告されているものの、それらを網羅的に評価された文献はなかったため、L-テアニンがストレスを緩和する機能があるか結論付けることはできませんでした。そこで、検証が必要となりました。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
英語文献検索には、Pubmed(検索対象期間:1946年~2017年5月26日)、Cochrane Library(1992年~2017年5月26日)のデータベースを用い2016年5月26日に検索を実施しました。日本語文献は、JSTPlus(検索対象期間:1981年~2017年5月24日)、JMEDPlus(1981年~2017年5月23日)、JST7580(1975年~1980年12月8日)のデータベースを用い2017年5月30日に検索を実施しました。検索対象は、健常な成人の集団とし、L-テアニンを摂取しない群と比較した試験デザインであることとしました。その結果、最終的に3報の文献を評価しました。これらの文献2報は原料を販売している企業と大学研究機関との共同研究、1報は原料の提供はあるが大学研究機関が独自で実施した研究の結果です。
(オ)主な結果
評価した3報の結果をまとめ、統計学的に解析した結果、ストレス負荷がかかった状況でL-テアニンを摂取することにより、ストレス評価指標の項目のうち、主観評価である「STAI」「Subjective stress: VAS」についてはL-テアニン摂取と強い関連性が、「POMS(緊張-不安)」については有意な抑制効果が認められました。客観的評価である「唾液のストレスマーカー(sIgA)」および自律神経系の「心拍数」「拡張期血圧」については強い関連性が、「唾液のストレスマーカー(アミラーゼ)」については有意な抑制効果が認められました。また「収縮期血圧」についても弱いながらも関連性が見られました。つまり、これらの指標において効果がみられたことは、L-テアニンの摂取によりストレスをやわらげることを示しています。以上により、L-テアニンの摂取は、一過性の作業にともなうストレスをやわらげる機能があると考えられました。
(カ)科学的根拠の質
選定された文献が3報でしたので出版によるバイアスの評価には至りませんでした。正確性の評価に関してはサンプルサイズが少ないため考慮が必要とされました。エビデンスの一貫性などには特に問題は認められず、エビデンス総体の質はおおむね良好と考えています。
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機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
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ファイバイタル肉野菜みそスープ(エースコック株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


エースコック株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ファイバイタル 肉野菜みそスープ】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D689
【届出日】
2019/03/29
【届出者名】
エースコック株式会社

過去の届出一覧(外部サイト【機能性表示食品まとめ一覧】)
エースコック株式会社
楽天市場
エースコック株式会社の商品一覧
【商品名】
ファイバイタル 肉野菜みそスープ
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【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
イソマルトデキストリン(食物繊維)
楽天市場
イソマルトデキストリン(食物繊維)を含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはイソマルトデキストリン(食物繊維)が含まれます。イソマルトデキストリンは、血糖値が上がりやすい方の食後の血糖値や、食後の血中中性脂肪が高めの方の食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする機能が報告されており、食後の血糖値の上昇や血中中性脂肪の高さが気になる方に適しています。
【想定する主な対象者】
食後の血糖値や血中中性脂肪が気になる健常成人。
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本品の機能性関与成分であるイソマルトデキストリンはでん粉由来の食物繊維であり、米国FDA(Food and Drug Administration:食品医薬品局)によって、GRAS(Generally Recognized as Safe:一般に安全と認められる食品素材)に認定されている。認定された物質と当該製品に含まれるイソマルトデキストリンは㈱林原で製造された、同一のものである。また既存情報の1次情報として以下の安全性試験の報告が確認されている。
1.急性毒性試験、90日間反復投与試験
ラットを用いてイソマルトデキストリンの毒性作用を単回投与、反復投与にて評価した結果、毒性は認められなかった。
2.Ames試験
細菌を用いてイソマルトデキストリンの遺伝毒性作用を評価した結果、変異原性は示されなかった。
3.ヒトにおける過剰摂取試験、長期摂取試験、下痢に対する最大無作用量
イソマルトデキストリンの過剰摂取試験(1日摂目安量の3倍以上を4週間継続摂取)および長期摂取試験(1日摂目安量の同量以上を12週間継続摂取)を行った結果、有害事象は認められなかった。下痢に対する最大無作用量を評価した結果、0.8 g/kg-BWであると判断した。
(考察)
下痢に対する最大無作用量の検討で得られた数値はイソマルトデキストリン(食物繊維として)に換算すると0.66 g/kg-BWであり、さらに体重60 kgのヒトに換算すると39.6 gに相当する。従って当該製品の1日摂取目安量(1食 25 g)に含まれるイソマルトデキストリン(食物繊維として)2.13 gはこれに比べて十分に低いが注意喚起として「1日摂取目安量を超えての摂取はお控えください。」「摂り過ぎ、体調によりおなかがゆるくなることがあります。」と表示した。
これらの結果から、イソマルトデキストリンの安全性に関しては問題ないと判断した。当該製品の1日摂取目安量(1食25 g)に含まれるイソマルトデキストリン(食物繊維として)は2.13 gであり、ヒトでの長期摂取試験や過剰摂取試験、さらには下痢を起こす可能性があると報告されている用量に比べて十分低いことからイソマルトデキストリン配合の当該製品の安全性に関しても問題ないと判断した。
尚、各種安全性試験で評価されたイソマルトデキストリンは当該製品に使用されているものと同じ㈱林原で製造された製品であり同等性に問題はないと判断した。
【摂取する上での注意事項】
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。普段の食事と置き換えてお召しあがりください。塩分の過剰摂取をさけるため、1日摂取目安量を超えての摂取はお控えください。摂り過ぎ、体調によりおなかがゆるくなることがあります。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品を製造する工場(ハートパック株式会社、株式会社ユーパック)は認証の取得はないものの、FSSC22000で規定している「工程管理」「設備管理」などの規則、手順書を参考に自社基準を制定し、品質管理を実施している。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用
【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用の検証
【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取により血糖上昇抑制作用があるか検証する。
【ウ.背景】
日本では食生活の変化などを背景として糖尿病に対する対策が急務となっており、食後の血糖値の管理も重要とされている。食物繊維には血糖値の上昇を抑制する機能を有するものが知られており、水溶性食物繊維であるイソマルトデキストリンにもその機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の血糖上昇抑制作用に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2018年5月7日(PubMed, The Cochrane Library), 
2018年5月19日(JDreamⅢ) 
検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:2報(研究3例)
研究デザイン:ランダム化並行群間比較試験、ランダム化クロスオーバー試験、準ランダム化比較試験
利益相反:本研究は、株式会社林原からの資金提供を受けて実施されたものである。資金提供者は、最終報告書のフォーマットの確認を除き、システマティックレビュープロセス自体への関与はない。

【オ.主な結果】
血糖値の上がりやすい健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)において、イソマルトデキストリン(食物繊維) 2.13-8.08 g/日の摂取は安全で、食後の血糖上昇を抑制する効果があると考えられた。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は2報と少なくメタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなったが、各々ランダム化比較試験で実施され、血糖値の上昇を抑制するという結果に一貫性があるため、信頼性は高いと考える。今後1日当たりの有効摂取量などに関してさらなる研究が望まれる。



イソマルトデキストリン(食物繊維)の血中中性脂肪上昇抑制作用
【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血中中性脂肪上昇抑制作用の検証
【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取により血中中性脂肪上昇抑制作用があるか検証する。
【ウ.背景】
日本では食生活の変化などを背景として生活習慣病に対する対策が急務となっており、食後高脂血症に対する注意も重要とされている。食物繊維には食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制する機能を有するものが知られており、水溶性食物繊維であるイソマルトデキストリンにもその機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の血中中性脂肪値上昇抑制作用に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2018/5/7(PubMed, The Cochrane Library), 2018/5/19(JDreamⅢ)
検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:1報
研究デザイン:ランダム化並行群間比較試験、ランダム化クロスオーバー試験、準ランダム化比較試験
利益相反:評価対象とした1件の研究において、研究監修機関、方針決定機関、研究実施機関は独立している。資金源は方針決定機関(㈱林原)である。本SRは、㈱林原より依頼を受け、合同会社オクトエルが実施した 。

【オ.主な結果】
食後の血中中性脂肪値が高めの健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)において、イソマルトデキストリン(食物繊維) 2.13 g/日の摂取は安全で、食後の血中中性脂肪値上昇を抑制する効果があると考えられた。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は1報であるため、パブリケーション・バイアスと非一貫性については検討していない。また、メタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなった。しかしながらエビデンス・グレーディングが高いとされるランダム化比較試験で実施されており、食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制するという結果が後発の1次研究によって大きく変更される可能性は低いと推察される。一日当たりの有効摂取量に関するさらなる研究が報告されることが望ましい。

(構造化抄録)
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機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
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平成30年度一覧
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平成28年度届出
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平成27年度届出
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クラウンメロン(静岡県温室農業協同組合)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


静岡県温室農業協同組合が消費者庁に届出た機能性表示食品【クラウンメロン】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D688
【届出日】
2019/03/29
【届出者名】
静岡県温室農業協同組合

過去の届出一覧(外部サイト【機能性表示食品まとめ一覧】)
静岡県温室農業協同組合
楽天市場
静岡県温室農業協同組合の商品一覧
【商品名】
クラウンメロン
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
生鮮食品
【機能性関与成分名】
GABA
楽天市場
GABAを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはGABAが含まれています。GABAには仕事や勉強による一時的な精神的ストレスを緩和する機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
健康な成人男女
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
【農産物の概要】
 クラウンメロンは、当組合が静岡県内で栽培している温室メロンの一商品である。
 メロンの原産地については諸説あるが、東アフリカの乾燥地帯で生まれ、北アフリカのニジェール川沿岸で栽培され、その後中近東、中央アジアおよびヨーロッパに渡ったという説が最も有力である。
 現在、当組合が栽培している温室メロン(英名:Musk melon または Greenhouse melon、学名:Cucumis melo L.)は、明治33年(1900年)に新宿御苑で施設園芸を担当していた福羽逸人博士が、イギリスから日本に持ち帰って栽培したのが最初とされている。
 その後、大正5年(1916年)頃より、日照時間が長く気候が温暖でメロン栽培に適した、静岡県西部地域に産地が形成された。100年を越える栽培・流通の歴史の中で、高品質安定生産のための品種改良と栽培技術向上の努力が続けられてきた。
【喫食実績の内容と評価】
 総務省統計局の「家計調査」によれば、メロンの一世帯当たりの年間消費量(全国平均)は、2007年で2.9kg、2016年で2.0kgであり、主に生食用として全都道府県で流通・喫食されている。
 また、近年増加している海外への輸出は、2008年の年間69トンに対して2017年は6倍の416トンに増加し、10年間で累積1,762トンの輸出実績があり、香港を始めとして、主に東南アジア諸国で喫食されている。
 このように、温室メロンは100年以上の歴史の中で、果物を代表する品目として国内はもとより世界の様々な国・地域・世代・性別の方々に喫食されてきたが、安全性を懸念するような報告は見当たらない。
 以上から、温室メロンは十分な喫食実績を有しており、安全性が担保されていると判断される。
【参考文献】
・五島八左衛門「メロン栽培」(1927)
・鈴木英治郎「メロン考・1991」(1991)
・静岡県温室農業協同組合編集・発行「静岡県温室農協発展史」(1984)
・静岡県野菜花き園芸発達史編纂委員会「静岡県野菜花き園芸発達史」(2001)
・総務省統計局「家計調査」(https://www.stat.go.jp/data/kakei/)
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
降圧薬を服用している方や食事制限を受けている方は、医師、薬剤師にご相談の上お召し上がりください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
【生鮮食品における生産・採取・漁獲等の衛生管理体制】 当組合が生産・出荷する温室メロンは、高度な栽培施設において、最適な生産環境の確保、適切な防除等を行った上で栽培され、栽培に関する情報を温室・作付けごとに作成する「栽培履歴」に記録・点検・保管するとともに、定期的な残留農薬分析を実施しています。【生鮮食品の均質性とその管理体制】 温室メロンに最も重要な環境要因である光と温度を、有効活用・制御可能な専用設計の「ガラス温室」と、栽培に必要な水分と栄養を適切にコントロールできる「隔離土耕ベッド」による高度な施設により、年間を通して安定した照度、温度、湿度環境で栽培しています。 当組合では、組合員自らが育種、採種及び品質管理を行った独自種子を用い、前述のガラス温室と隔離土耕ベッドにおいて、品質の均一性を保ち、適切な技術資料の作成と定期的な講習会・ほ場巡回などにより栽培技術の水準を管理しています。 具体的には、組合員の代表で組織される生産部で協議された栽培技術指導資料、病害虫の防除基準により適切な栽培管理を行い、栽培温室ごとに品種、は種日等の日付、投入肥料・土壌改良材、使用農薬等を記入した「栽培履歴」を組合で管理・チェックすることにより、全組合員の栽培状況を把握し、品質管理を実施しており、栽培技術も組合員同士で日々研鑽しています。 また、組合員全員がエコファーマー認定を取得し、化学肥料と農薬の使用量を最小限に抑えた環境にやさしい農業を積極的に推進していることから、これらの努力と成果が認められ「平成26年度環境保全型農業推進コンクール」において大賞の農林水産大臣賞を受賞しました。【規格外の製品の流通を防止するための体制等】 温室メロンは、収穫後に1玉ずつ組合員固有の番号とブランド名が明記された「シール」を貼り、品質として求められる外観の形状やランク、果実重量などを勘案し、6玉入れを基準とした出荷箱に等級、玉数と重量を押印しています。 出荷時には、集出荷場の複数の検査員による目視確認により、出荷箱の表示内容と品質との一致等について厳しく検査した後に出荷し、規格外品を除外しています。 また、温室の作付けごとに初めて出荷される「初荷」については、検査員により無作為抽出された果実を破壊検査し、季節ごとに設けられた糖度等の一定の基準を満たした果実のみが出荷されるルールとしています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】
 GABAの一時的な精神的ストレスの緩和作用についての研究レビュー
【目的】
 GABAを含む食品を健常者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)が摂取することにより、一時的な精神的ストレスの緩和作用がみられるかを検討することを目的とした。
【背景】
 GABAには一時的な精神的ストレスを緩和する作用があることが報告されており、GABAを配合した複数の商品が販売されている。そこで、GABA摂取による一時的な精神的ストレスの緩和作用について検証するため、研究レビューを実施した。
【研究レビュー対象とした研究の特性】
 2018年2月2日に、それまでに公表された論文を対象に、健常者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)を研究対象とした試験で、GABAの摂取による一時的な精神的ストレスの緩和作用を評価したものについて検討した。最終的に6報の論文を採用し評価を行った。
【主な結果】
 一時的な精神的ストレスの緩和作用を示す指標として、脳波(α波)、主観的評価(POMS、VAS)、唾液中のストレス関連物質(クロモグラニンA、コルチゾール)、副交感神経系の活動の変動を検証した。GABAを含む食品を摂取した結果、対照食品摂取時と比較して、これらの指標で効果が認められた。
【科学的根拠の質】
 研究の限界としては、有効性が示されなかった研究が公表されていない可能性があげられるが、各研究において問題となるような大きなバイアスは認められず、科学的根拠の質は確保されていると評価した。本研究レビューの結果からGABAの一時的な精神的ストレスの緩和作用には科学的根拠があると判断した。
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機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

アローマメロン(静岡県温室農業協同組合)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


静岡県温室農業協同組合が消費者庁に届出た機能性表示食品【アローマメロン】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D687
【届出日】
2019/03/29
【届出者名】
静岡県温室農業協同組合

過去の届出一覧(外部サイト【機能性表示食品まとめ一覧】)
静岡県温室農業協同組合
楽天市場
静岡県温室農業協同組合の商品一覧
【商品名】
アローマメロン
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
生鮮食品
【機能性関与成分名】
GABA
楽天市場
GABAを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはGABAが含まれています。GABAには仕事や勉強による一時的な精神的ストレスを緩和する機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
健康な成人男女
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
【農産物の概要】
 アローマメロンは、当組合が静岡県内で栽培している温室メロンの一商品である。
 メロンの原産地については諸説あるが、東アフリカの乾燥地帯で生まれ、北アフリカのニジェール川沿岸で栽培され、その後中近東、中央アジアおよびヨーロッパに渡ったという説が最も有力である。
 現在、当組合が栽培している温室メロン(英名:Musk melon または Greenhouse melon、学名:Cucumis melo L.)は、明治33年(1900年)に新宿御苑で施設園芸を担当していた福羽逸人博士が、イギリスから日本に持ち帰って栽培したのが最初とされている。
 その後、大正5年(1916年)頃より、日照時間が長く気候が温暖でメロン栽培に適した、静岡県西部地域に産地が形成された。100年を越える栽培・流通の歴史の中で、高品質安定生産のための品種改良と栽培技術向上の努力が続けられてきた。
【喫食実績の内容と評価】
 総務省統計局の「家計調査」によれば、メロンの一世帯当たりの年間消費量(全国平均)は、2007年で2.9kg、2016年で2.0kgであり、主に生食用として全都道府県で流通・喫食されている。
 また、近年増加している海外への輸出は、2008年の年間69トンに対して2017年は6倍の416トンに増加し、10年間で累積1,762トンの輸出実績があり、香港を始めとして、主に東南アジア諸国で喫食されている。
 このように、温室メロンは100年以上の歴史の中で、果物を代表する品目として国内はもとより世界の様々な国・地域・世代・性別の方々に喫食されてきたが、安全性を懸念するような報告は見当たらない。
 以上から、温室メロンは十分な喫食実績を有しており、安全性が担保されていると判断される。
【参考文献】
・五島八左衛門「メロン栽培」(1927)
・鈴木英治郎「メロン考・1991」(1991)
・静岡県温室農業協同組合編集・発行「静岡県温室農協発展史」(1984)
・静岡県野菜花き園芸発達史編纂委員会「静岡県野菜花き園芸発達史」(2001)
・総務省統計局「家計調査」(https://www.stat.go.jp/data/kakei/)
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
降圧薬を服用している方や食事制限を受けている方は、医師、薬剤師にご相談の上お召し上がりください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
【生鮮食品における生産・採取・漁獲等の衛生管理体制】 当組合が生産・出荷する温室メロンは、高度な栽培施設において、最適な生産環境の確保、適切な防除等を行った上で栽培され、栽培に関する情報を温室・作付けごとに作成する「栽培履歴」に記録・点検・保管するとともに、定期的な残留農薬分析を実施しています。【生鮮食品の均質性とその管理体制】 温室メロンに最も重要な環境要因である光と温度を、有効活用・制御可能な専用設計の「ガラス温室」と、栽培に必要な水分と栄養を適切にコントロールできる「隔離土耕ベッド」による高度な施設により、年間を通して安定した照度、温度、湿度環境で栽培しています。 当組合では、組合員自らが育種、採種及び品質管理を行った独自種子を用い、前述のガラス温室と隔離土耕ベッドにおいて、品質の均一性を保ち、適切な技術資料の作成と定期的な講習会・ほ場巡回などにより栽培技術の水準を管理しています。 具体的には、組合員の代表で組織される生産部で協議された栽培技術指導資料、病害虫の防除基準により適切な栽培管理を行い、栽培温室ごとに品種、は種日等の日付、投入肥料・土壌改良材、使用農薬等を記入した「栽培履歴」を組合で管理・チェックすることにより、全組合員の栽培状況を把握し、品質管理を実施しており、栽培技術も組合員同士で日々研鑽しています。 また、組合員全員がエコファーマー認定を取得し、化学肥料と農薬の使用量を最小限に抑えた環境にやさしい農業を積極的に推進していることから、これらの努力と成果が認められ「平成26年度環境保全型農業推進コンクール」において大賞の農林水産大臣賞を受賞しました。【規格外の製品の流通を防止するための体制等】 温室メロンは、収穫後に1玉ずつ組合員固有の番号とブランド名が明記された「シール」を貼り、品質として求められる外観の形状やランク、果実重量などを勘案し、6玉入れを基準とした出荷箱に等級、玉数と重量を押印しています。 出荷時には、集出荷場の複数の検査員による目視確認により、出荷箱の表示内容と品質との一致等について厳しく検査した後に出荷し、規格外品を除外しています。 また、温室の作付けごとに初めて出荷される「初荷」については、検査員により無作為抽出された果実を破壊検査し、季節ごとに設けられた糖度等の一定の基準を満たした果実のみが出荷されるルールとしています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】
 GABAの一時的な精神的ストレスの緩和作用についての研究レビュー
【目的】
 GABAを含む食品を健常者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)が摂取することにより、一時的な精神的ストレスの緩和作用がみられるかを検討することを目的とした。
【背景】
 GABAには一時的な精神的ストレスを緩和する作用があることが報告されており、GABAを配合した複数の商品が販売されている。そこで、GABA摂取による一時的な精神的ストレスの緩和作用について検証するため、研究レビューを実施した。
【研究レビュー対象とした研究の特性】
 2018年2月2日に、それまでに公表された論文を対象に、健常者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)を研究対象とした試験で、GABAの摂取による一時的な精神的ストレスの緩和作用を評価したものについて検討した。最終的に6報の論文を採用し評価を行った。
【主な結果】
 一時的な精神的ストレスの緩和作用を示す指標として、脳波(α波)、主観的評価(POMS、VAS)、唾液中のストレス関連物質(クロモグラニンA、コルチゾール)、副交感神経系の活動の変動を検証した。GABAを含む食品を摂取した結果、対照食品摂取時と比較して、これらの指標で効果が認められた。
【科学的根拠の質】
 研究の限界としては、有効性が示されなかった研究が公表されていない可能性があげられるが、各研究において問題となるような大きなバイアスは認められず、科学的根拠の質は確保されていると評価した。本研究レビューの結果からGABAの一時的な精神的ストレスの緩和作用には科学的根拠があると判断した。
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機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
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