2019年7月1日月曜日

ファインの巡み(株式会社ファイン)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社ファインが消費者庁に届出た機能性表示食品【ファインの巡(めぐ)み】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
株式会社ファイン
【届出番号】
E94
【届出日】
2019/05/15
【届出者名】
株式会社ファイン
楽天市場
株式会社ファインの商品一覧
【商品名】
ファインの巡(めぐ)み
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【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
EPA,DHA,GABA,モノグルコシルヘスペリジン
楽天市場
EPAを含む商品一覧

DHAを含む商品一覧

GABAを含む商品一覧

モノグルコシルヘスペリジンを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはEPAとDHA、GABA、モノグルコシルヘスペリジンが含まれます。EPAとDHAには血中の中性脂肪値を低下させる機能があることが報告されています。GABAには血圧が高めの方に適した機能があることが報告されています。モノグルコシルヘスペリジンには、気温や室温が低い時に血流(末梢血流)を維持し、体温(末梢体温)を保つ機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
EPA・DHA:健常者(中性脂肪が気になる方) GABA:健常者(血圧が高めの方) モノグルコシルヘスペリジン:健常者
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品自体には喫食実績はない。当該製品は機能性関与成分としてEPAとDHA、GABA、モノグルコシルヘスペリジンを含むソフトカプセル形状の製品である。それぞれの成分を含む食品または成分自体の安全性評価は以下のとおりである。
【EPA・DHA】
本届出品と同量のEPA・DHAを含有する同形状の製品に十分な食経験がある。
【GABA】
GABAを関与成分として80mg/日含有する特定保健用食品の安全性が食品安全委員会により評価されており、食経験、in vitro、動物を用いたin vivo試験、ヒト試験の内容を審査した結果、いずれも適切に摂取される限りにおいては安全性に問題はないと判断されている。ヒト試験による過剰摂取時の安全性試験の報告があり、健康成人12名を対象としてGABA400mgを2週間継続摂取させたが、GABAの摂取に起因すると考えられる有害事象は見られなかった。
【モノグルコシルヘスペリジン】
モノグルコシルヘスペリジンを主成分とする糖転移ヘスペリジンは、栄養強化剤として既存添加物名簿に収載されており、これまでに飲料や栄養補助食品などの様々な食品群に使用されている。これまでに、モノグルコシルヘスペリジンを関与成分とする特定保健用食品6品目について販売実績があるが、重篤な健康被害は報告されていない。さらに、成人男女がモノグルコシルヘスペリジンとして1020mg/日を4週間連続摂取したヒト試験において、安全性についての問題は見られなかったことが報告されている。
【機能性関与成分同士の相互作用】
当該製品が含有する機能性関与成分について、成分同士の相互作用が観察されたとの報告は無い。
【まとめ】
以上のとおり、EPA・DHAを含有する類似する食品およびモノグルコシルヘスペリジンに食経験があり、GABAについては安全性試験により安全性が評価されている。また、当該製品に含有される機能性関与成分について、成分同士の相互作用が存在しない。これらのことから当該製品についても一日摂取目安量を守って摂取すれば健康被害が起こることはないと判断される。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。抗凝固薬および血圧降下剤を服用している方は医師、薬剤師に相談してください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
届出品は、兵庫県にある自社工場(株式会社ファイン 上郡テクノ工場および株式会社ファイン 播磨先端製造技術センター)にて、製造加工からパッケージングまでを行っている。上郡テクノ工場および播磨先端製造技術センターはいずれも健康食品GMP認証を取得しており、この認証に従い生産製造および品質管理を実施している。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

EPA・DHAについて
・標題
DHA・EPAの経口摂取による中性脂肪値低下作用に関する研究レビュー 
・目的
誰に P):疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者
何をすると I):DHA・EPAの経口摂取
何と比較して C):プラセボの摂取、もしくはDHA・EPAの介入なし
どうなるか O):中性脂肪値の低下が認められるか
研究デザイン S):ランダム化比較試験(RCT)および準RCT
・背景:
DHA・EPAの経口摂取による中性脂肪値を低下させる機能については多数の報告があるが、疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者に限定した場合における有効性は明確でなかった。そこで、これまでの国内外の知見を精査し、標題の研究レビューを行った。
・レビュー対象とした研究の特性
文献の検索は、ランダム化比較試験(研究の対象者をランダムに2つのグループに分け、一方には評価しようとするものを摂取させ、もう一方には対照となるものを摂取させて比較する臨床試験)であること、DHA・EPAを摂取させる試験であること、疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者を対象としていることを条件に実施した。なお本研究レビューは、届出者以外の第三者機関が監修した。
・主な結果
検索により37報が研究レビューの対象となり、疾病に罹患していない者を対象とした16報のうち10報、中性脂肪値がやや高めの者を対象とした21報のうち15報が、当該の機能性を認めていた。
また、当該機能を認めた報告において、1日当たりのDHA・EPAの摂取量は133~10,440 mg、摂取期間は2週間~12か月間であった。
本製品は1日当たりの摂取目安量中にDHAとEPAの総量として860mg含むため、当該機能に対する有効性が期待できるものと判断した。
・科学的根拠の質:
採用文献のエビデンス(科学的根拠)総体について、バイアスリスク(偏りの危険性)は低(0)、エビデンスの強さは強(A)と評価した。なお、日本で実施された研究6報のうち、4報が当該の機能性を肯定しており、日本人への外挿性(結果を日本人に適用すること)に問題はないと考えられる。よって、機能性関与成分EPA・DHAを1日当たり133 mg以上摂取することにより、中性脂肪を低下させる機能が認められると考えられる。
ただし、本研究レビューの限界として、サンプリングバイアス(被験者の偏り)や言語バイアス(英語と日本語のキーワードのみでデータベース検索を行ったことによる偏り)が完全には否定できないことが挙げられる。

GABAについて
・標題
GABA摂取の収縮期血圧、拡張期血圧に対する影響に関する研究レビュー
・目的
血圧値が正常域から軽度の高血圧(最高(収縮期)血圧~159 mmHgかつ最低(拡張期)血圧~99 mmHg)までの成人が、食品形態を問わずGABAを摂取すると、GABAを含まない食品を摂取したグループと比較して、血圧が低下するかを評価し、届出品に含まれる量のGABAが健常人の高めの血圧を健康的な値に保つことをサポートするかを検証した。
・背景
GABAを含む食品は、正常血圧の維持機能のある特定保健用食品としての販売実績があるように、GABAの血圧低下作用に関する臨床試験はこれまでに複数報告されている。しかしながらこれらの研究結果を統合し、評価する研究(研究レビュー)はこれまで報告がない。
レビュー対象とした研究の特性
英語及び日本語の文献データベース、健康食品素材のデータベースを用いて文献調査を行い、2015年5月より以前に発表された文献を対象として、「目的」の項に記載した条件に合致する文献を検索した。文献の選抜を行い、最終的に残った10報を評価対象とした。評価対象の文献はいずれも、被験者をグループ分けし、一方が摂取する食品にのみGABAを入れ、結果をグループ間で比較する試験法を採用したものである。
・主な結果
文献内容を精査した結果、GABAを摂取したグループの血圧が、GABAを摂取しないグループと比較して低下する結果が採用した文献の多くで報告されており、最高血圧が低下した文献は10報中10報、最低血圧が低下した文献は10報中9報であった。一方で、試験結果から高血圧者に該当しない被験者のみを抽出して評価した場合、血圧が高めの人の血圧が低下する結果が多数を占めた。以上の結果より総合的に判断して、必要最小量は20mgで、食品性状を問わず、GABAの摂取は健常者の高めの血圧を低下させ、健康的な値を保つことをサポートすると結論付けた。
・科学的根拠の質
文献検索において、存在するすべての文献を網羅できたことに対する保障はなく、また未報告の研究が存在する可能性も否めない。しかしながら、評価対象とした文献のうち、大多数がGABAの血圧低下作用を報告しており、また摂取形態を問わず効果が見られたことから、今回の研究レビューの結果はGABAが健常者の高めの血圧を健康的な値に保つことをサポートすることの根拠として十分なものであると考えられる。また、文献中の試験はすべて日本で行われたものであり、消費者に同様の効果を期待する場合に考慮すべき事柄が少ない。

モノグルコシルヘスペリジンについて
・標題
モノグルコシルヘスペリジンの血流改善および皮膚温度改善機能について
・目的
本研究レビューは、健康な方がモノグルコシルヘスペリジンを経口摂取することにより、プラセボ(効果がないと考えられる疑似食品)の経口摂取と比較して「皮膚血流量が改善するか」または「皮膚温度が改善するか」を検証することを目的として行った。
・背景
ヘスペリジンは、温州みかんやオレンジなどの柑橘類に多く含まれるポリフェノールの一種である。モノグルコシルヘスペリジンはヘスペリジンの水溶性と吸収性を高めたものであり、手足など末梢部分の血流改善効果や、体温維持効果が報告されている。今回はこれらの効果について総合的に調査した。
・レビュー対象とした研究の特性
2016年8月11日に、それまでに公表された日本語の文献と英語の文献を調査した。健常人を対象にした試験で、モノグルコシルヘスペリジンとプラセボ摂取の比較により皮膚血流量と皮膚温度について評価した臨床研究を選抜した。選抜された文献について、総合的に機能性の根拠となるか検証した。結果、2件の文献を採用した。
・主な結果
採用文献から、モノグルコシルヘスぺリジン178~340 mg/日の摂取は、寒冷条件において皮膚血流量および皮膚温度を改善することが明らかになった。具体的には、寒冷負荷試験により15℃の冷水で手を冷やした後に末梢血流量、末梢体温が回復する効果が認められた。また、60℃の飲料摂取後にやや肌寒く感じる部屋(22℃)に滞在した時の末梢の血流量低下および体温低下を遅延する効果も認められた。
・科学的根拠の質
採用文献は健常な女性を対象としていた。幅広い年齢層の男女対象の試験も今後必要だが、これまでに性差・年齢による効果の違いは報告がないため、届出品が想定する対象者にも、研究レビューと同様の効果が期待される。採用文献が2件であることから定性的なレビューとなり、各種バイアス(サンプリング、パブリケーション)の可能性は否定できないが、評価の指標である皮膚血流量と皮膚温度は主観の入らないレーザー血流量計及びサーモグラフィーによる評価であり、結果に影響はないと判断した。また、評価した文献は信頼性の高いRCT試験であるため、科学的根拠の質は機能性の評価に値すると考えられる。
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ヘル酢ケアサポート(ティーライフ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


ティーライフ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ヘル酢ケアサポート】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
ティーライフ株式会社
【届出番号】
E93
【届出日】
2019/05/14
【届出者名】
ティーライフ株式会社
楽天市場
ティーライフ株式会社の商品一覧
【商品名】
ヘル酢ケアサポート
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【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
酢酸
楽天市場
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【表示しようとする機能性】
本品には食酢の主成分である酢酸が含まれます。酢酸には、肥満気味の方の内臓脂肪を減少させる機能があることが報告されています。本品は、健常人で内臓脂肪が気になる方に適した食品です。
【想定する主な対象者】
一般健常者のうち、特に肥満気味の方、内臓脂肪が気になる方
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
「ヘル酢ケアサポート」(以下、届出食品とする)について、最終製品での喫食経験はないため、類似する食品での喫食実績による食経験および安全性の評価を以下に記載する。

<類似する食品の喫食経験について>
類似食品として、データの提供元であるメロディアン株式会社の黒酢飲料(届出番号:B537)、黒酢希釈用飲料(届出番号:D84)が挙げられる。
黒酢飲料は1日摂取目安量200ml当たり機能性関与成分の酢酸を750mg含有した飲料であり、そのまま飲用する。2017年7月より日本国内にて販売しており、2019年3月末までに200mlタイプを1,927,392本、1Lタイプを586,340本(1日摂取目安量コップ1杯200mlとして、2,931,700杯分)を販売している。
一方、黒酢希釈用飲料は1日摂取目安量30ml当たり、上記の黒酢飲料同様、機能性関与成分を750mg含有した飲料であり、これを5倍に希釈して飲用する。2018年10月より日本国内にて販売しており、2019年3月末までに4,314本(1日摂取目安量30ml当たり、129,420杯分)を販売している。
どちらの類似食品も、これまでに因果関係の認められた有害事象に該当するものは報告されておらず、安全性に関する問題は発生していない。

届出食品は1日摂取目安量30ml当たり、上記の黒酢飲料同様、機能性関与成分の酢酸を750mg含有した飲料であり、これを5倍希釈して飲用する。そのため、機能性関与成分の消化・吸収過程には、大きな違いはない。また、届出食品と黒酢飲料の原材料や、加工工程は同様であり、機能性関与成分に与える影響も同じであると考える。

以上より、類似食品の喫食実績を以って、食経験の評価として十分であると考える。
【摂取する上での注意事項】
空腹時や原液での摂取は刺激を強く感じることがあります。本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日摂取目安量を守ってください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
フジスコ株式会社 FSSC22000に基づいた品質管理を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

(ア)標題
酢酸の内臓脂肪減少作用に関する研究レビュー
(イ)目的
  肥満気味で内臓脂肪の高めな方に対する酢酸摂取による内臓脂肪低下効果を、それを摂取しない、あるいは類似の成分の食品摂取と比較することで認証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に判断することを目的とした。
(ウ)背景
肥満モデルラットを用いた基礎研究により、お酢の主成分である酢酸を摂取することで内臓脂肪が減少することが示されている。また、その作用は酢酸が肝臓での脂肪の合成を抑制すること、あるいは脂肪酸酸化を促進することによる脂肪の減少によることが示唆されている。
  しかし、健康な人で酢酸の内臓脂肪低下効果を総合的に評価した研究は行われていなかったため、レビューを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
検索の条件と除外の条件を定めて、2016年9月20日に、それ以前に発表された論文を対象に検索したところ、最終的に得られた論文は1報であった。この1報の論文については主に軽度の肥満(BMI平均27)を有する25~60歳の健康日本人(155名)を対象に、お酢を含む飲料として1日にお酢を(1) 15ml(酢酸750mg含有)摂取(2)30ml (酢酸1500mg含有)摂取(3)摂取しないという3条件に分けられ、対象者も試験実施者もどの飲料を飲んだか明らかにされない条件で12週間追跡調査されたものであった。この論文に対しての利益相反として、製造企業の研究者が含まれていることが挙げられる。
(オ)主な結果
  肥満気味の日本人が、酢酸を750mg含む食酢飲料を12週間継続して摂取することにより、酢酸を摂取しなかった人より内臓脂肪の面積の減少が見られた。さらに、飲用による危害も見られなかった。
(カ)科学的根拠の質
  対象論文が1報のみのため、効果があったものだけが報告されていることが否定できない。試験方法が(エ)に示した通り試験者にも明らかにされない形で実施されたため、エビデンスの質としては高いと考える。
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ブラックジンジャーデラックス(プリセプト株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


プリセプト株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ブラックジンジャーDX(デラックス)】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
プリセプト株式会社
【届出番号】
E92
【届出日】
2019/05/14
【届出者名】
プリセプト株式会社
楽天市場
プリセプト株式会社の商品一覧
【商品名】
ブラックジンジャーDX(デラックス)
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【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
楽天市場
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、日常活動時のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする作用により、腹部の脂肪を減らす機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
BMI が高めの健康な方(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
届出製品と類似する商品の喫食実績を調査し、安全性を評価しました。
届出製品は、機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を1日摂取目安量あたり12mg配合した商品です。届出製品に類似する商品として、届出製品の機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を同等量含有し、消化・吸収過程に大きな違いがないと考えられ、かつ、加工工程も大きな違いがないと考えられる食品が日本国内で販売されています。本類似商品は2014年4月以降累計3305万食以上が販売されており、喫食実績は十分と判断しました。その間、本類似商品に関する重篤な健康被害は報告されていません。
 上記の通り、喫食実績が十分であると判断しましたが、安全性に関わる更なる情報として既存情報による評価も行いました。既存情報の調査では、機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を含むブラックジンジャー抽出物を用いた臨床試験の報告が行われていますが、「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」に起因する有害事象は認められませんでした。
以上のことから、届出製品と類似する食品に関する評価により、喫食実績は十分であり、届出製品を適切に摂取する場合、安全性に問題ないと評価しました。
【摂取する上での注意事項】
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日摂取目安量を守ってください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造は、株式会社 三協 日の出工場 (日健栄協GMP認証)、本社工場 (日健栄協GMP認証)にて行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

ア 標題
「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取による、腹部の脂肪を減らす機能に関する定性的研究レビュー
イ 目的
健康な方に対する「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取の効果を、プラセボとの比較で検証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に評価しました。
ウ 背景
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの脂肪に対する影響に関して、培養ヒト細胞を用いたin vitro実験や、マウスを用いた動物実験では、脂肪の分解を促進する作用があるという研究報告があり、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを摂取することで脂肪が減少するものと考えられます。しかし、ヒトを対象に脂肪に対する影響を評価した文献を包括的に整理する研究レビューはありませんでした。今回、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを継続摂取することによる、腹部脂肪を減らす作用について検証を行いました。
エ レビュー対象とした研究の特性
国内外のデータベースを使用して英語及び日本語の文献を検索し、基準に合致した文献1報(ランダム化比較試験)を採用しました。本採用文献の全体解析では、脂質異常・高血糖・高血圧のいずれかに該当する被験者が解析対象に含まれる恐れがあったため、正常範囲の被験者のみを対象としたサブグループ解析の結果を研究レビューの対象としました。本解析の対象者は、20-64歳の、BMIが高め(BMIが24以上30未満)の健康な男女52名を被験者とした試験でした。
※BMIはBody Mass Indexのことで、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出されます。
オ 主な結果
採用文献から、健康な被験者が、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12 mgを含む食品を1日1粒、12週間継続して摂取することで、含まない食品を摂取した場合と比較して、腹部の脂肪面積が有意に減少していることが確認されました。
カ 科学的根拠の質
 評価した文献が1報のため科学的根拠の一貫性は不明であったものの、日本人を対象としたランダム化比較試験であり、予め設定された試験計画に沿って試験が実施されていました。よって、採用文献のブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12mgを継続して摂取することによって、腹部の脂肪を減らす機能が認められたという結果は信頼できる科学的根拠に基づいていると考えられ、届出製品でも同様の機能が期待できると考えられます。
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たらみのおいしい蒟蒻ゼリープレミアムプラスぶどう&マスカット(株式会社たらみ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社たらみが消費者庁に届出た機能性表示食品【おいしい蒟蒻ゼリー PREMIUM+(プレミアムプラス)ぶどう&マスカット】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
株式会社たらみ
【届出番号】
E91
【届出日】
2019/05/14
【届出者名】
株式会社たらみ
楽天市場
株式会社たらみの商品一覧
【商品名】
おいしい蒟蒻ゼリー PREMIUM+(プレミアムプラス)ぶどう&マスカット
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
楽天市場
難消化性デキストリン(食物繊維)を含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。
難消化性デキストリン(食物繊維)には食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑えることが報告されています。さらに、おなかの調子を整えることが報告されています。
【想定する主な対象者】
・食後の血中中性脂肪が気になる健常成人
・食後の血糖値が気になる健常成人
・おなかの調子が気になる方
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
・トウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維であるため、原料としては食経験があると考えられる。重篤な有害事例は報告されていない。*1
・難消化性デキストリンは過剰摂取した際に軽い下痢症状を起こすことがあるが、15 g程度で4週間摂取しても臨床上問題となる所見は認められていない。*2
・健康な成人10名 (平均40.8±9.5歳、日本) を対象に、難消化性デキストリン (0.7~1.1 g/kg) を摂取させたところ、1.1 g/kgを摂取した男性1名において下痢の発症が観察され、下痢誘発の最大無作用量は男性で1.0 g/kg体重、女性では1.1 g/kg体重以上と推定された。*2
・特定保健用食品の関与成分として使用されており、2017年10月で378品目が許可取得し、トクホ全体の約35%に相当する。許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態がある。*3
*特定保健用食品の関与成分である難消化性デキストリンはすべて松谷化学工業㈱社製であり、本届出食品の関与成分と同一であることから、上記情報で評価が可能であると判断した。
(データベース名)
1.ナチュラルメディシン・データベース.一般財団法人日本健康食品・サプリメント情報センター(2015年)
2. 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所.「健康食品」の安全性・有効性情報、素材情報データベース
3.消費者庁HP 特定保健用食品許可一覧
【摂取する上での注意事項】
摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
「おいしい蒟蒻ゼリー PREMIUM+(プレミアムプラス) ぶどう&マスカット」は九星飲料工業株式会社(FSSC22000取得)、アシードブリュー株式会社(FSSC22000取得)にて製造されている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】
難消化性デキストリンの1.食後の中性脂肪の上昇を抑える効果、2.食後の血糖値の上昇を抑える効果、3.おなかの調子を整える効果の検証

【目的】
成人男女が、難消化性デキストリンを含む食品を摂取することにより、それを含まない食品を摂取した者と比較して、難消化性デキストリンの1.食後の中性脂肪の上昇を抑える効果、2.食後の血糖値の上昇を抑える効果、3.おなかの調子を整える効果が得られるかどうかを確認。

【背景】
現在、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、我が国におけるメタボリックシンドロームを初めとした生活習慣病の患者が増加している。
日本では、難消化性デキストリンは平成27年9月4日時点で387品目の特定保健用食品に使用されており、そのうち16品目において「食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する」、190品目において「食後血糖値の上昇を抑制する」、181品目において「整腸作用」を目的とした表示内容が許可されたものが発売されている。
今回、難消化性デキストリンを含み「食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑える、お腹の調子を整える」と表示する機能性表示食品を発売するにあたり、難消化性デキストリンの効果を検討する為に本研究レビューを行った。

【レビュー対象とした研究の特性】
国内外の論文に関してデータベースを用い、難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪および食後血糖値上昇抑制作用、整腸作用について、健常成人を対象としたランダム化比較試験を実施したものを調査した。調査の結果、食後血中中性脂肪の上昇抑制効果について9報、食後血糖値の上昇抑制効果について43報(研究数45)、整腸作用効果について26報(研究数27)の論文を収集した。

【主な結果①:食後の中性脂肪の上昇を抑える効果(食後血中中性脂肪上昇抑制)】
食後血中中性脂肪の上昇抑制作用を調べた9報の論文について統計解析した結果、全ての評価項目において対照群と比較して有意差が認められ、研究ごとの異質性は、いずれの項目についても認められなかった。これらの結果より、難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪上昇抑制作用が確認できた。また、本研究における難消化性デキストリン(食物繊維として)の1回摂取量は、採用論文9報のうち8報が5g、1報が9gであった。ほとんどが5gの論文であることから、推奨1回摂取量は5gが妥当と考えられる。
なお、食後血中中性脂肪の上昇抑制作用において健常成人(空腹時血中中性脂肪値が150mg/dL未満)を対象に実施された論文を評価したところ、健常成人における難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪の上昇に対する効果は本研究レビューと同様であった。

【主な結果②:食後の血糖値の上昇を抑える効果(食後血糖値上昇抑制)】
食後血糖値の上昇抑制作用を調べた43報の論文について統計解析した結果、全ての評価項目において対照群と比較して有意差が認められ、研究ごとの異質性は、いずれの項目についても認められなかった。これらの結果より、難消化性デキストリンの食後血糖値上昇抑制作用が確認できた。また、摂取量による部分集団解析では、効果量による用量依存性がみられ、低用量群(5g/回以下の集団)に比較して、高用量群(5g/回を超える集団)において統合効果量が大きくなることが確認された。低用量群においても全ての項目の統合効果量に有意差が認められた。これらのことから、食後血糖値の上昇抑制作用が期待できる推奨1回摂取量は、難消化性デキストリン(食物繊維として)5gが適切と考えられる。
なお、上記論文のうち、食後血糖値の上昇抑制作用において正常域の者(空腹時血糖値110mg/dL未満)を対象に実施された論文を評価したところ、正常域の者における難消化性デキストリンの食後血糖値の上昇に対する効果は本研究レビューと同様であった。

【主な結果③:おなかの調子を整える効果(整腸作用)】
整腸作用を調べた26報(研究数27)の論文について統計解析した結果、全ての評価項目において対照群と比較して有意差が認められ、研究ごとの異質性は、「排便回数」に異質性が認められたが、特定の研究を除外した感度分析では異質性は認められず、統合効果も維持されたため、異質性はメタアナリシスの結果に大きな影響を与えるものではないと考えられた。また、「排便量」について異質性は認められなかった。これらの結果より、難消化性デキストリンの整腸作用が確認できた。摂取量による部分集団解析では、効果量による用量依存性がみられ、低用量群(5g/日以下の集団)に比較して、高用量群(5g/日を超える集団)において統合効果量が大きくなることが確認された。低用量群においても全ての項目にて統合効果量に有意差が認められた。これらのことから、整腸作用が期待できる1日当たりの推奨1回摂取目安量は、難消化性デキストリン(食物繊維として)5gが適切と考えられる。

【科学的根拠の質】
採用された論文において、試験デザインや結果の妥当性、各研究間の一貫性を検討した結果、食後中性脂肪および食後血糖値の上昇抑制作用、整腸作用に関する科学的根拠の質は高いと評価された。ただし、今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。
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たらみのおいしい蒟蒻ゼリープレミアムプラス白桃&黄金桃(株式会社たらみ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社たらみが消費者庁に届出た機能性表示食品【おいしい蒟蒻ゼリー PREMIUM+(プレミアムプラス)白桃&黄金桃】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
株式会社たらみ
【届出番号】
E90
【届出日】
2019/05/14
【届出者名】
株式会社たらみ
楽天市場
株式会社たらみの商品一覧
【商品名】
おいしい蒟蒻ゼリー PREMIUM+(プレミアムプラス)白桃&黄金桃
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
楽天市場
難消化性デキストリン(食物繊維)を含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。
難消化性デキストリン(食物繊維)には食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑えることが報告されています。さらに、おなかの調子を整えることが報告されています。
【想定する主な対象者】
・食後の血中中性脂肪が気になる健常成人
・食後の血糖値が気になる健常成人
・おなかの調子が気になる方
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
・トウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維であるため、原料としては食経験があると考えられる。重篤な有害事例は報告されていない。*1
・難消化性デキストリンは過剰摂取した際に軽い下痢症状を起こすことがあるが、15 g程度で4週間摂取しても臨床上問題となる所見は認められていない。*2
・健康な成人10名 (平均40.8±9.5歳、日本) を対象に、難消化性デキストリン (0.7~1.1 g/kg) を摂取させたところ、1.1 g/kgを摂取した男性1名において下痢の発症が観察され、下痢誘発の最大無作用量は男性で1.0 g/kg体重、女性では1.1 g/kg体重以上と推定された。*2
・特定保健用食品の関与成分として使用されており、2017年10月で378品目が許可取得し、トクホ全体の約35%に相当する。許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態がある。*3
*特定保健用食品の関与成分である難消化性デキストリンはすべて松谷化学工業㈱社製であり、本届出食品の関与成分と同一であることから、上記情報で評価が可能であると判断した。
(データベース名)
1.ナチュラルメディシン・データベース.一般財団法人日本健康食品・サプリメント情報センター(2015年)
2. 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所.「健康食品」の安全性・有効性情報、素材情報データベース
3.消費者庁HP 特定保健用食品許可一覧
【摂取する上での注意事項】
摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
「おいしい蒟蒻ゼリー PREMIUM+(プレミアムプラス) 白桃&黄金桃」は九星飲料工業株式会社(FSSC22000取得)、アシードブリュー株式会社(FSSC22000取得)にて製造されている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】
難消化性デキストリンの1.食後の中性脂肪の上昇を抑える効果、2.食後の血糖値の上昇を抑える効果、3.おなかの調子を整える効果の検証

【目的】
成人男女が、難消化性デキストリンを含む食品を摂取することにより、それを含まない食品を摂取した者と比較して、難消化性デキストリンの1.食後の中性脂肪の上昇を抑える効果、2.食後の血糖値の上昇を抑える効果、3.おなかの調子を整える効果が得られるかどうかを確認。

【背景】
現在、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、我が国におけるメタボリックシンドロームを初めとした生活習慣病の患者が増加している。
日本では、難消化性デキストリンは平成27年9月4日時点で387品目の特定保健用食品に使用されており、そのうち16品目において「食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する」、190品目において「食後血糖値の上昇を抑制する」、181品目において「整腸作用」を目的とした表示内容が許可されたものが発売されている。
今回、難消化性デキストリンを含み「食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑える、お腹の調子を整える」と表示する機能性表示食品を発売するにあたり、難消化性デキストリンの効果を検討する為に本研究レビューを行った。

【レビュー対象とした研究の特性】
国内外の論文に関してデータベースを用い、難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪および食後血糖値上昇抑制作用、整腸作用について、健常成人を対象としたランダム化比較試験を実施したものを調査した。調査の結果、食後血中中性脂肪の上昇抑制効果について9報、食後血糖値の上昇抑制効果について43報(研究数45)、整腸作用効果について26報(研究数27)の論文を収集した。

【主な結果①:食後の中性脂肪の上昇を抑える効果(食後血中中性脂肪上昇抑制)】
食後血中中性脂肪の上昇抑制作用を調べた9報の論文について統計解析した結果、全ての評価項目において対照群と比較して有意差が認められ、研究ごとの異質性は、いずれの項目についても認められなかった。これらの結果より、難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪上昇抑制作用が確認できた。また、本研究における難消化性デキストリン(食物繊維として)の1回摂取量は、採用論文9報のうち8報が5g、1報が9gであった。ほとんどが5gの論文であることから、推奨1回摂取量は5gが妥当と考えられる。
なお、食後血中中性脂肪の上昇抑制作用において健常成人(空腹時血中中性脂肪値が150mg/dL未満)を対象に実施された論文を評価したところ、健常成人における難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪の上昇に対する効果は本研究レビューと同様であった。

【主な結果②:食後の血糖値の上昇を抑える効果(食後血糖値上昇抑制)】
食後血糖値の上昇抑制作用を調べた43報の論文について統計解析した結果、全ての評価項目において対照群と比較して有意差が認められ、研究ごとの異質性は、いずれの項目についても認められなかった。これらの結果より、難消化性デキストリンの食後血糖値上昇抑制作用が確認できた。また、摂取量による部分集団解析では、効果量による用量依存性がみられ、低用量群(5g/回以下の集団)に比較して、高用量群(5g/回を超える集団)において統合効果量が大きくなることが確認された。低用量群においても全ての項目の統合効果量に有意差が認められた。これらのことから、食後血糖値の上昇抑制作用が期待できる推奨1回摂取量は、難消化性デキストリン(食物繊維として)5gが適切と考えられる。
なお、上記論文のうち、食後血糖値の上昇抑制作用において正常域の者(空腹時血糖値110mg/dL未満)を対象に実施された論文を評価したところ、正常域の者における難消化性デキストリンの食後血糖値の上昇に対する効果は本研究レビューと同様であった。

【主な結果③:おなかの調子を整える効果(整腸作用)】
整腸作用を調べた26報(研究数27)の論文について統計解析した結果、全ての評価項目において対照群と比較して有意差が認められ、研究ごとの異質性は、「排便回数」に異質性が認められたが、特定の研究を除外した感度分析では異質性は認められず、統合効果も維持されたため、異質性はメタアナリシスの結果に大きな影響を与えるものではないと考えられた。また、「排便量」について異質性は認められなかった。これらの結果より、難消化性デキストリンの整腸作用が確認できた。摂取量による部分集団解析では、効果量による用量依存性がみられ、低用量群(5g/日以下の集団)に比較して、高用量群(5g/日を超える集団)において統合効果量が大きくなることが確認された。低用量群においても全ての項目にて統合効果量に有意差が認められた。これらのことから、整腸作用が期待できる1日当たりの推奨1回摂取目安量は、難消化性デキストリン(食物繊維として)5gが適切と考えられる。

【科学的根拠の質】
採用された論文において、試験デザインや結果の妥当性、各研究間の一貫性を検討した結果、食後中性脂肪および食後血糖値の上昇抑制作用、整腸作用に関する科学的根拠の質は高いと評価された。ただし、今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。
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