2019年7月20日土曜日

瞳ケア カプセル(大正製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


大正製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【瞳ケア カプセル】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
大正製薬株式会社
【届出番号】
E124
【届出日】
2019/05/30
【届出者名】
大正製薬株式会社
楽天市場
大正製薬株式会社の商品一覧
【商品名】
瞳ケア カプセル
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
アスタキサンチン
楽天市場
アスタキサンチンを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはアスタキサンチンが含まれます。アスタキサンチンは目のピント調節機能を助け、パソコンやスマートフォンなどの使用による一時的な目の疲労感を軽減し、目の使用による肩や腰の負担を軽減する機能があることが報告されています。目のピント調節、疲労感、肩や腰の負担が気になる方に適した食品です。
【想定する主な対象者】
目のピント調節、一時的な目の疲労感、目の使用による肩や腰の負担が気になる健康成人男女(眼精疲労、肩こり、腰痛等の慢性的な疾病者は除く)
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
下記の情報により、機能性関与成分であるアスタキサンチンを一日摂取目安量9mg含有する本品は安全であると判断した。

ヘマトコッカス藻由来アスタキサンチンは、以下の通り、種々の安全性試験が実施されており、安全性が確認されている。

アスタキサンチンとして100mg/kg投与した単回投与毒性試験で、明らかな毒性は認められず、概略の致死量は雌雄ラットともに100mg/kgを超える用量と判断された。また、90日反復経口投与亜慢性毒性試験にて無毒性量はアスタキサンチンとして50mg/kg(最大投与量)とされている。Ames試験、マウス小核試験、ほ乳類培養細胞を用いた染色体異常試験はいずれも陰性であった。

さらに、ヒトでは最大18mg/日を12週間、45mg/日を4週間連日摂取して有害事象が認められていない。特に、眼に対しては、プラセボ対照比較二重盲検試験にて安全性が示されている。

本届出製品で使用しているアスタキサンチンもヘマトコッカス藻由来であることから、機能性関与成分の同等性は高いと考えられる。また、本届出製品の摂取目安量は9mg/日であり、その5倍量となる45mg/日における安全性が確認されていることから、本品の安全性に懸念はないと考えられた。
【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造所である富士カプセル株式会社(中間製品まで製造を行う)及び株式会社ニッポー(中間製品から最終的な容器包装に入れる工程まで行う)は、両社共に公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMP認定及びNSF InternationalのGMP認証をそれぞれ取得している。本品は、これらの基準に準拠して生産・製造及び品質管理を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

ア 表題
アスタキサンチンの摂取は、目のピント調節機能を助け、目の疲労感及び肩・腰のこりを軽減するか

イ 目的
アスタキサンチンの摂取は、疾病に罹患していない者の目のピント調節機能を助け、目の疲労感及び目の使用による肩や腰のこりを軽減させる機能を有するかを検証することを目的とした。

ウ 背景
近年、VDT(Visual Display Terminal)作業の普及により目の疲労感が増加することが報告されている。VDT作業は近くのものを長時間見続けることにより毛様体筋の緊張が続く。そのため一時的な目の疲れが生じるものと考えられる。
アスタキサンチンは、甲殻類、魚類、藻類、酵母等に含まれている赤色色素である。非常に強い抗酸化作用がありピント調節機能や疲れ目を改善することが報告されている。
今回、アスタキサンチンの摂取は、疾病に罹患していない者の目のピント調節機能を助け、目の疲労感及び目の使用による肩や腰のこりを軽減させる機能を有するか検証するための研究レビューを実施した。

エ レビュー対象とした研究の特性
検索期間を限定せずに、検索日までの全範囲を対象に、PubMed及び医中誌Webの文献データベースを用いて検索した結果(検索日PubMed:2019年4月23日、医中誌Web:2019年4月17日)、日本で実施され、成人男女を対象としたRCTの6文献を抽出した。
全文献の対象者は、眼精疲労などの慢性的な疾病者を含んでいなかった。また、6報のうち5報はVDT作業により、一時的に目の疲れを感じている方を対象とした文献であった。
なお、この6報に届出者(大正製薬株式会社)の関与は無かった。

オ 主な結果
目のピント調節機能、目の使用に関連する自覚症状(目の疲れ、肩や腰のこり)の各アウトカムにおいて、群間比較ではアスタキサンチン6~9mg/日の摂取によりプラセボに対し改善が認められ、前後比較においても改善が認められた。

カ 科学的根拠の質
採用文献6報は、事前登録の記載がなく、そのうち5報に原料メーカーなどの利害関係者が含まれているため、出版バイアスの可能性を否定できない。また、研究の限界として、アスタキサンチンの由来や、試験の対象者が限定的であることが挙げられる。しかし、いずれもRCTの査読付き文献であり、各アウトカムに対し、一貫して肯定的な結果が得られている。そのため、表示しようとする機能性の科学的根拠になると判断した。
(構造化抄録)
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すこやかウォーク(株式会社やずや)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社やずやが消費者庁に届出た機能性表示食品【やずやの歩行能力維持サプリ すこやかウォーク】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
株式会社やずや
【届出番号】
E123
【届出日】
2019/05/30
【届出者名】
株式会社やずや
楽天市場
株式会社やずやの商品一覧
【商品名】
やずやの歩行能力維持サプリ すこやかウォーク
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
楽天市場
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、中高年齢者の加齢により衰える歩行能力維持に役立つことが報告されています。
【想定する主な対象者】
健常な中高年齢者(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本届出商品と類似する商品の喫食実績を調査し、安全性を評価しました。
本届出商品は、機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を1日摂取目安量あたり7.2mg配合した商品です。当該食品に類似する商品として、当該食品の機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を12 mg含有し、上記類似商品と同等の原料であり、消化・吸収過程に大きな違いがないと考えられ、かつ、加工工程も大きな違いがないと考えられる食品が全国ドラッグストア等で販売されています。本類似商品は2014年4月から2015年10月末までの全国ドラッグストアで累計3305万食分販売されており、喫食実績は十分と判断しました。その間、本類似商品に関する重篤な健康被害は報告されていません。
 上記の通り、喫食実績が十分であると判断しましたが、安全性に関わる更なる情報として既存情報や安全性試験による評価も行いました。既存情報の調査では、機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を含むブラックジンジャー抽出物を用いた臨床試験の報告が行われていますが、有害事象は認められませんでした。
以上のことから、当該食品と類似する食品に関する評価により、喫食実績は十分であり、本製品を適切に摂取する場合、安全性に問題ないと評価しました。
【摂取する上での注意事項】
●食物アレルギーのある方は、原材料名をご確認ください。
●アレルゲンは27品目を対象範囲としています。
●一度に過剰に摂取することは避け、一日の摂取目安量を守ってください。
●お子様の手の届かない所に保存してください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品は、国内GMP認証を受けた株式会社三協で製造され、同規範によって厳格に衛生管理・品質管理が行われている。管理体制などは株式会社やずやで適宜問題ないことを確認し、お客様からのお問い合わせが発生した場合、すみやかに回答できる体制を整えている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】最終製品『やずやの歩行能力維持サプリ すこやかウォーク』に含有する機能性関与成分『ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン』の歩行能力に与える効果に関する研究レビュー
【目的】健常者がブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを連続摂取したときの歩行能力に対する有効性を検証しました。
【背景】身体機能は加齢により衰えていきますが、日々の運動や食事などにより維持することができると考えられます。身体機能の一つである歩行能力を維持することで生活の質が改善し、健康的な社会生活を送ることに寄与できると考えられます。
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは走行距離および走行時間が改善することが確認されていることから、「加齢により衰える歩行能力の維持に役立つ」成分であると考えられましたので、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの歩行能力に関する科学的エビデンスの確認を行いました。
【レビュー対象とした研究の特性】国内外の臨床試験や学術論文のデータベースを使用して2018年2月以前の全ての論文を対象に検索し、60歳以上のタイ人を対象としたランダム化二重盲検比較試験の文献1件を研究レビューの対象としました。
【主な結果】レビューの対象とした文献1件には、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン7.2 mgの8週間連続摂取により、歩行能力の指標とされる6分間歩行テストにおいて、プラセボと比較して走行距離が増加する結果が示されていました。よって、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン7.2 mgを含む本届出商品には、中高年齢者において加齢により衰える歩行能力の維持に役立つ機能があるものと考えられました。
【科学的根拠の質】歩行能力の評価に用いた6分間歩行テストは、学術的に広くコンセンサスが得られ妥当性のある指標です。対象とする文献はタイ王国にて実施された1件のみであるため、バイアスリスクは否定できませんが、タイ人は日本人と同じモンゴロイド系アジア人であり、米を主食とするなど食生活も類似していることから、本文献の日本人への外挿性は問題ないと考えられます。
今回の検証結果より、採用文献は1報に限定されたことから、今後の研究に注視する必要はありますが、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン7.2mgを毎日摂取することにより、中高年齢者において加齢により衰える歩行能力の維持に役立つ機能が期待できると考えられました。
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2019年7月14日日曜日

ペプ牛ミニ(株式会社吉野家)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社吉野家が消費者庁に届出た機能性表示食品【ペプ牛ミニ】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
株式会社吉野家
【届出番号】
E122
【届出日】
2019/05/29
【届出者名】
株式会社吉野家
楽天市場
株式会社吉野家の商品一覧
【商品名】
ペプ牛ミニ
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリン
楽天市場
グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンが含まれます。グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンは、食後の中性脂肪の吸収を減らす機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
疾病に罹患していない者(未成年、妊産婦、授乳婦を除く)
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本品は機能性関与成分グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを一日摂取目安量あたり6mg配合した冷凍食品の牛丼の具である。

機能性関与成分であるグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンは、グロビン蛋白質をプロテアーゼにより酵素分解したものであり、バリン-バリン-チロシン-プロリンの4つのアミノ酸からなるペプチドである。

■既存食品における喫食実績
本品に含まれるグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンは特定保健用食品の飲料をはじめとして全国で多数の製品に配合されている。
特定保健用食品(食後の血清中性脂肪の上昇を抑える)として、一日摂取目安量あたりグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリン6mgを配合した飲料(以下既存食品)が1999年から17年間に5200万本販売された。上記既存食品の摂取集団は日本人の健康な成人男女で日本全国で販売されている。これまで製品に起因する健康被害の報告はない。
グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンは水溶性で既存食品と同様に本品はタレに溶解して消化管内に入るため分散のされ方は同じである。また本品の成分や加工工程、調理によってグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンは影響を受けず安定である。

■グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンの食経験について
グロビンはヘモグロビンのタンパク質部分であり、動物の赤血球由来のグロビンを酵素処理して得られる。赤身の肉や魚など動物性タンパク質に含まれており、それらを通じて長い食経験を有している。

■グロビンペプチドの安全性試験について
本品に使用する「グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリン」を含むグロビンペプチドと同一原料は単回投与毒性試験、反復投与毒性試験によっても安全性が確認されている。

以上のことから、機能性関与成分グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを配合した本品の安全性に問題はないと考えられる。
【摂取する上での注意事項】
摂取目安量を守ってください。アレルギー体質の方は、原材料名をよく確認してください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造所はハンナン食品㈱南港工場である。当工場は㈱吉野家向け冷凍食品専門工場であり、(一社)日本冷凍食品協会が運営する「冷凍食品認定制度」による定期審査を受けており、認定基準に適合した工場である。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】
本品に含有する機能性関与成分「グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリン」による食後の中性脂肪の吸収を減らす作用に関するシステマティックレビュー
【目的】
機能性関与成分「グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリン」によって「食後の中性脂肪の吸収が減少するかどうか」を明らかにすることを目的とした。

【背景】
近年、日本人の死亡原因として心疾患(狭心症や心筋梗塞など)が第二位に上がっており、心筋へ血液を供給できなくなる冠動脈疾患が心疾患を誘発する可能性があるといわれている。食後高脂血症は冠動脈疾患の危険因子の一つであることから、食後の中性脂肪の吸収を減らすことは、健康な人の食後の血中中性脂肪を正常に保つことにつながると考え本品を開発した。

【レビュー対象とした研究の特性】
・論文の検索日:2018年10月18日(英文、和文とも)
・検索対象期間:各データベース開設時から検索日まで
・対象集団の特性:空腹時血中中性脂肪が正常範囲の人(149 mg/dL以下)
・評価に用いた論文数:計5報(英文2報、和文3報)
・研究デザイン:脂肪の多い食事(脂肪含量40g)と同時に、グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを含む試験食(清涼飲料水、ゼリー飲料、茶飲料など)あるいは含まない対照食を食べて、6時間まで1時間ごとに血中中性脂肪を測定し吸収量を評価した。試験食と対照食はグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンの有無がわからないように外観や風味を配慮して製造したものを用いた。
・利益相反情報:レビューはグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを製造販売するエムジーファーマ(株)社員が実施(論文の著者は除外)

【主な結果】
食品形状を問わず5報とも、グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを摂取すると、対照食摂取時よりも食後の中性脂肪の吸収が減少し、血中中性脂肪曲線下面積は小さかった。血中中性脂肪値は時間の経過とともに、次第に低下したが、食事前の値に戻る程度で、下がりすぎることはなかった。

【科学的根拠の質】
評価に用いた論文5報は、いずれも試験規模は小規模であるが、脱落はなかった。試験デザインや実施に偏りがあったが、対象は日本人で、空腹時の血中中性脂肪が正常範囲の人であり、測定項目も同じであった。食品形状を問わず、食後の中性脂肪の吸収を減少させ、血中中性脂肪曲線下面積を抑える効果にばらつきが少なかったことから、科学的根拠の質は総合しておおむね良好と判断した。
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ギャバ牛ミニ(株式会社吉野家)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社吉野家が消費者庁に届出た機能性表示食品【GABA(ギャバ)牛ミニ】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
株式会社吉野家
【届出番号】
E121
【届出日】
2019/05/29
【届出者名】
株式会社吉野家
楽天市場
株式会社吉野家の商品一覧
【商品名】
GABA(ギャバ)牛ミニ
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
GABA
楽天市場
GABAを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはGABAが含まれます。GABAは、血圧が高めの方の血圧を下げる機能や仕事や勉強による一時的な精神的ストレスを軽減する機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
疾病に罹患していない者(未成年、妊産婦、授乳婦を除く)
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本品は機能性関与成分GABAを一日摂取目安量あたり28mg配合した冷凍食品の牛丼の具である。

GABAは野菜や果物、穀物などに多く含まれているアミノ酸の一種であり、例えばナスやトマトには100gあたりGABAが20~50mg含まれている。また、GABAは特定保健用食品の関与成分として知られており、GABAを配合した特定保健用食品が市販されている。食品安全委員会において、特定保健用食品の食品健康影響評価が審議されており、GABAを関与成分とする複数の特定保健用食品(1日摂取目安量あたりのGABA配合量10mg~80mg)について、適切に摂取される場合には、安全性について問題がないとの判断がなされている。

本品に含まれるGABAと同じ原料メーカーのGABAを配合した食品は、2003年頃より多数の商品が販売されている。原料メーカーから発売されたGABA配合の錠剤形状食品(2003年発売、1日摂取目安量あたりのGABA配合量120mg)をはじめとして、1日摂取目安量あたりGABAを数mg~200mg程度配合した各種製品が日本全国で販売されているが、これまでにGABAが原因となる重篤な健康被害は報告されていない。
さらに、GABAの安全性に関しての研究報告をデータベースで検索したところ、日本人を対象とした安全性試験が23報あった。11.5~1000mgのGABAを配合した食品を4週間~16週間摂取した場合に、軽度の自覚症状の変化を訴える事例はあるものの臨床上問題となる異常変動等はなく、23報すべての研究報告において安全性に問題はなかったことが報告されている。
GABAは分子量103の単一の低分子化合物であり、基原によらずGABAの性状は一定である。従って、各安全性試験で用いられたGABAと本品に含まれるGABAは同等であると言える。このため、安全性試験の結果を本品に含まれるGABAの安全性として判断することに問題はないと考えられる。

以上のことから、機能性関与成分GABAを配合した本品の安全性に問題はないと考えられる。
【摂取する上での注意事項】
摂取目安量を守ってください。降圧剤を服用中の方は、使用前に医師、薬剤師に相談してください。アレルギー体質の方は、原材料名をよく確認してください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造所はハンナン食品㈱南港工場である。当工場は㈱吉野家向け冷凍食品専門工場であり、(一社)日本冷凍食品協会が運営する「冷凍食品認定制度」による定期審査を受けており、認定基準に適合した工場である。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】GABAの血圧が高めの方の血圧を低下させる効果(血圧低下効果)についての研究レビュー
【目的】血圧が正常または血圧が高めの人およびI度高血圧者が長期間GABAを含む食品を摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合で、血圧低下効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。
【背景】本品を販売するにあたり、GABA配合の本品の血圧低下効果について検証するため、本研究レビューを行った。
【レビュー対象とした研究の特性】2018年7月4日に、2018年7月までに発表された論文を対象にして検索を行った。レビュー対象は、血圧が正常または血圧が高めの人およびI度高血圧者を研究対象とし、無作為化対照試験(GABAを含む食品を摂取する人とGABAを含まない食品を摂取する人を無作為に分け、それぞれの結果を照らし合わせて評価する試験)の形の査読付論文(専門家による審査を経た論文)とした。最終的に評価した論文は14報あった。利益相反(研究の結果に影響を与え得る利害関係)について、記述がない論文もあったが特に問題となるものはなかった。
【主な結果】血圧低下効果は、収縮期血圧(心臓が収縮した時に指し示す最大血圧)および拡張期血圧(心臓が拡張した時に指し示す最小血圧)の各指標で評価された。どちらの指標でもGABAを含んだ食品はGABAを含まない食品と比較して有意な効果(統計学上、偶然ではなく意味のある効果)が認められた。正常な血圧の人のみを対象にした場合は正常な血圧を維持し、血圧が高めの健常者のみを対象にした場合も1日あたり12.3mg以上の摂取で有意な血圧低下効果が認められた。
【科学的根拠の質】収集した論文の中には、研究方法に偏り(バイアス)があり、結果が正しく出ない可能性があるものがあった。また、効果がないとする研究結果が論文として発表されていない可能性があった。これらの問題点は残るものの、ほぼすべての論文で、適切な被験者数で、かつ、本研究レビューの目的に合った条件で試験がなされており、本研究レビューで評価した論文は直接的な科学的根拠として問題のないものであった。ただし、効果があったとする論文中では被験者は1日あたり12.3mg以上のGABAを摂取しており、これより少ない量ではGABAの効果は確認されておらず注意が必要である。

【標題】GABAの、精神的負荷による一時的な精神的ストレスの軽減効果についての研究レビュー
【目的】健康な成人日本人がGABAを含む食品またはGABAそのものを摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合で、精神的負荷による一時的な精神的ストレスの軽減効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。
【背景】GABAにはストレス軽減効果があることが一般的に知られている。本品を販売するにあたり、GABA配合の本品の機能について検証するため、本研究レビューを行った。
【レビュー対象とした研究の特性】2017年7月3日に、2017年7月までに発表された論文を対象にして検索を行った。レビュー対象は、健康な成人を研究対象とした無作為化対照試験(GABAを含む食品を摂取する人とGABAを含まない食品を摂取する人を無作為に分け、それぞれの結果を照らし合わせて評価する試験)またはこれに準じる形の試験の査読付論文(専門家による審査を経た論文)とした。最終的に評価した論文は7報あった。利益相反(研究の結果に影響を与え得る利害関係)について、記述がない論文もあったが特に問題となるものはなかった。
【主な結果】脳波、副交感神経活動、唾液中のクロモグラニンA及びコルチゾール、主観的疲労感の各指標によりストレス、疲労感を評価した。これらの指標は一時的な精神的ストレス、疲労感を評価するのに一般的に用いられ、表示しようとする機能性を評価するのに適した指標である。結果として、28mg~100mgのGABAを含んだ食品は、GABAを含まない食品と比較して、精神的負荷による一時的な精神的ストレスや疲労感を軽減する有意な効果(統計学上、偶然ではなく意味のある効果)が認められた。
【科学的根拠の質】収集した論文の中には、研究方法に偏り(バイアス)があり、結果が正しく出ない可能性があるものがあった。また、効果がないとする研究結果が論文として発表されていない可能性があった。これらの問題点は残るものの、ほぼすべての論文で、適切な被験者数で、かつ、本研究レビューの目的に合った条件で試験がなされており、本研究レビューで評価した論文は直接的な科学的根拠として問題のないものであった。ただし、効果があったとする論文中では被験者は28mg~100mgのGABAを摂取しており、この量以下の量を摂取する場合にはGABAの効果は確認されておらず注意が必要である。
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アルークαHMBプレミアム(ワダカルシウム製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


ワダカルシウム製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【アルークα(アルファ)HMB(エイチエムビー)プレミアム】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
ワダカルシウム製薬株式会社
【届出番号】
E120
【届出日】
2019/05/29
【届出者名】
ワダカルシウム製薬株式会社
楽天市場
ワダカルシウム製薬株式会社の商品一覧
【商品名】
アルークα(アルファ)HMB(エイチエムビー)プレミアム
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)
楽天市場
カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)を含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品には、カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)が含まれます。カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)は、筋肉の維持に働きかけ、運動との併用で、自立した日常生活を送る上で必要な筋力(立つ・歩くなどの日常の動作に必要な筋力)の維持・低下抑制に役立つ機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
スポーツ選手やトレーニングされた者を除いた健康な中高年(自立した日常生活を送る上で必要な筋力が気になる方)
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
①喫食実績による食経験の評価
 当該届出商品は、機能性関与成分であるカルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)【以下、「HMBカルシウム」と記載】を一日摂取目安量当たり1.5g含有する食品です。原料メーカーの実績によると当該届出商品と類似する食品の2012年8月~2017年7月の5年間における販売量はHMBカルシウム換算で約15t(約8,100,000食に相当、30日分換算で約270,000個に相当)でした。これらの類似する食品は年齢や性別を問わず全国規模にて販売されていますが、これまでに重篤な健康被害の報告は受けていません。

②既存情報による安全性試験の評価
 研究者等が調査・作成したデータベースにおいて機能性関与成分のHMBカルシウムは、一日3g以下の使用については安全と考えられる旨の記載があります。なお、データベースを用いた調査の結果、医薬品との相互作用に関する報告はありませんでした。

 以上のことから、当該届出商品は摂取目安量を守り適切に摂取する場合、安全性に関し問題はないと判断しました。但し、本品にはカルシウムが含まれることから、多量摂取によるカルシウムの過剰摂取にならないよう注意が必要です。
【摂取する上での注意事項】
●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
●一日当たりの摂取目安量を守ってください。
●原材料の表示をご参照の上、食物アレルギーの方はお召し上がりにならないでください。
●妊娠・授乳期の方、乳幼児、小児のご利用はお控えください。
●本品にはカルシウムが含まれます。カルシウムの過剰摂取にならないよう注意してください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
製造所:ワダカルシウム製薬株式会社 滋賀工場(医薬品製造業許可取得工場[許可権者:滋賀県知事]、医薬品GMPに準ずる製造・品質管理)
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題:カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)【以下、「HMBカルシウム」と記載】による筋肉や筋力に関する研究レビュー

目的:スポーツ選手やトレーニングされた者を除いた健康な者に、HMBカルシウムを摂取させると、摂取しない場合または摂取前に比べて、筋肉や筋力が増加したり、低下が抑制されて維持したりするかの検証を目的としました。

背景:自立した日常生活を送り続ける上で、心身機能の維持及び向上は不可欠であり、筋肉や筋力は重要な要素の一つです。HMBカルシウムは、複数の文献で筋肉や筋力に関する効果が報告されていますが、効果を総合的に評価した研究レビューはありませんでした。

レビュー対象とした研究の特性:文献データベースを用いて、上記の目的に関連する論文を検索しました (検索日 2018年9月23日、2018年9月27日)。またハンドサーチを実施しました(検索日2018年9月27日)。最終的に6 報のランダム化比較試験の論文を採択しました。本研究レビュー実施にあたっての利益相反はありません。

主な結果:HMBカルシウムの摂取は、筋肉の維持に働きかけ、運動との併用で、自立した日常生活を送る上で必要な筋力(立つ・歩くなどの日常の動作に必要な筋力)の維持・低下抑制に役立つことが示唆されました。なお、評価対象とした文献における一日当たりのHMBカルシウムの摂取量は1.5~6gであり、重篤な副作用はみられませんでした。

科学的根拠の質:研究の限界としてはスポーツ選手やトレーニングされた者、及び日本人を対象とした報告が含まれていないことが挙げられます。採択した文献にスポーツ選手やトレーニングされた者を対象とした試験は含まれていませんでしたので、トレーニング等で鍛えられた方への有効性は不明です。なお、採択した論文はいずれも海外での研究でしたが、日本人やアジアで行われた研究においても同様の結果が報告されていることから、日本人においても同様の機能が期待できると考えられます。
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