2019年8月24日土曜日

国内産もち麦(米粒麦)(永倉精麦株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


永倉精麦株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【国内産もち麦(米粒麦)】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
永倉精麦株式会社
【届出番号】
E232
【届出日】
2019/07/08
【届出者名】
永倉精麦株式会社
楽天市場
永倉精麦株式会社の商品一覧
【商品名】
国内産もち麦(米粒麦)
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
大麦β-グルカン
楽天市場
大麦β-グルカンを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品には大麦β-グルカンが含まれています。大麦β-グルカンは食後の血糖値の上昇をおだやかにすることが報告されています。
【想定する主な対象者】
食後血糖値の上昇が気になる成人健常者
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
1.当該製品【国内産もち麦(米粒麦)】は、機能性関与成分、大麦β-グルカンを1日摂取目安量当たり1,055mg配合しています。摂取方法としては白米と一緒に炊飯を行い、加熱して摂取をする、その他加工食品です。
2.日本における大麦(はだか麦を含む。はだか麦は大麦の一種です)の消費量に関する公表資料(食糧庁並びに農林水産省「食料需給表」)によれば、日本では昭和26年には、全国民平均1日当たり大麦で58.6g、大麦β-グルカン約2.4gを麦ごはんより摂取していたことが推定されています。また、法務省行政事業レビューにおける矯正施設の「被収容者生活経費」に係る参考資料(法務省矯正局)によると、成人(男女)の1日当たりの大麦の給与量は96~150gと報告されています。精麦の重量が炊飯時の吸水等により2倍に増加するとして、1日当たり48~75gの精麦を喫食していることになります。これを機能性成分の大麦β-グルカン摂取量に置き換えると1日当たり2.0~3.1gの喫食経験があることになります。

上記食経験は
①届出をしようとする食品に含まれる機能性関与成分と同じ成分で、同等量含有している食品であること。
②同じ麦ごはんであるので消化・吸収に大きな違いが無いこと。
③大麦を搗精して炊飯するだけですので、食品中の成分や加工による変質はほぼ考えられないこと。
以上のことにより、「当該食品に類似する食品」に当ると判断します。
また、販売時期は海軍で1883年に兵食改革として麦食を取り入れた記録があることこら、そこから始まったものと考えられ、これまでの精麦製品の販売量は183万トン(1999~2008年累計、資料:農林水産省米麦加工食品生産動態統計調査)になります。
以上より、大麦β-グルカンを1日1,055mg摂取することについての安全性には問題は無いと判断します。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。多量に摂取することにより、体調によってはおなかがゆるくなることがあります。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
製造施設において、品質マネジメントシステムISO9001を取得しており適用法令を遵守し、当社における衛生環境管理規定等の各種規定に沿って製品を製造しております。又、静岡県ミニHACCP承認事業において、承認食品名として精麦製品ポーションタイプの承認を受けております。日本農林規格(有機JAS加工食品)認定工場であり製造施設においては薬剤等使用せず製品への安全安心をお客様へお届け出来る様、製造及び品質管理を行っております。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

国内産もち麦(米粒麦)に含まれる機能性関与成分「大麦β-グルカン」の食後血糖値の上昇抑制する機能について以下の通り研究レビューを実施した。
【標題】大麦β-グルカンによる食後血糖値の上昇をおだやかにする機能に関する研究レビュー
【目的】健常者において、大麦β-グルカンの単回摂取が食後血糖値に与える影響について明らかにする為の定性的研究レビューを目的とした。
【背景】最近、大麦に含まれる水溶性食物繊維である大麦β-グルカンが各種機能性を有する物質として注目されており、食後血糖値の上昇をおだやかにするとする文献も報告されている。しかし、これらの論文を評価した研究レビューは報告されていない。
【レビュー対象とした研究の特性】3つのデータベースを用いて(PubMed、JDreamⅢは最終検索日:2018年2月13日、医中誌Webは最終検索日:2018年2月14日)、目的に合致した文献を検索した。採用した文献2報は日本語(1報:文献1)、英語(1報:文献2)で記載され、試験デザインは共にRCT試験であり、いずれの文献も対象者は成人健常者であった。
【主な結果】2報のうち1報は日本人を対象とした文献であり、もう1報は英国人を対象とした試験であった。いずれの文献も成人健常者を対象としていた。採用した文献2報(文献1、2)は食後血糖値の上昇をおだやかにする指標である食後血糖値のピーク値と食後血糖の上昇曲線下面積値の2つの値について評価を行ったところ、2報共に両指標において有効性が確認された。効果があった文献2報(文献1、2)の大麦β-グルカンの摂取量は1.055g/日以上であった。群間有意差が認められた摂取量は、文献1では大麦β-グルカンを1.055g/日、文献2では4g及び8g/日であった。文献2において、2g及び6g/日摂取では群間有意差が認められなかったが、対照群と比べて食後血糖値の上昇が抑制されていることから、大麦β-グルカンの効果の一貫性は保たれていると考えられた。したがって、1.055g/日の摂取は食後血糖値の上昇をおだやかにすると結論付けた。
【科学的根拠の質】採用した2報の試験デザインはすべてRCT試験であり、いずれの文献も査読付き文献であることから研究の質は高いと判断した。バイアスリスクに関しては、2報中1報が二重盲検であったが1報が単盲検であった。また、採用文献2報中1報は試験食のランダム記載はあったが、情報が不十分と考えられた。その他バイアスとして利益相反について企業から資金提供があったのが1報、利益相反について記載がなかったのが1報であった。また、2報で企業から試験食の提供がされていた。出版バイアスについては、被験者に1人でも非健常者が含まれる可能性があるもの、大麦β-グルカン以外の成分の関与が否定できないものや変性(低分子化)した大麦β-グルカンで評価している文献を除外したため、採用文献が少なかった事等を考慮し、バイアスリスクは中と評価した。本レビューの限界として、食後血糖値抑制に関する臨床試験は、糖尿病や脂質異常症などの疾病域の方を対象としたものがあり、健常者を対象とした試験に限定するとエビデンスが少なくなる点で本研究レビューの限界があった。
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8月24日更新分

ヘルシアマイリズム(花王株式会社)の口コミ・効果・評判のエビデンス:機能性表示食品


花王株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ヘルシア MY(マイ)リズム】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
花王株式会社
【届出番号】
E231
【届出日】
2019/07/08
【届出者名】
花王株式会社
楽天市場
花王株式会社の商品一覧
【商品名】
ヘルシア MY(マイ)リズム
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
茶カテキン,クエン酸
楽天市場
茶カテキンを含む商品一覧

クエン酸を含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品は茶カテキンとクエン酸を含みます。茶カテキンには、肥満気味の方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。クエン酸には、日常生活の疲労感や運動により生じる一時的な疲労感を軽減する機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
肥満気味の方、疲労感が気になる方(疾病に罹患していない方)
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本品は、機能性関与成分の茶カテキンを540 mgとクエン酸を2700 mg含む、ペットボトル入り炭酸飲料(500 mL/本)である。本品の喫食実績はないが、類似する食品の喫食実績による食経験から安全性を評価した。なお、本品に類似する食品として、特定保健用食品「ヘルシアスパークリングv」が適切と考えた。
「ヘルシアスパークリングv」は、茶カテキン540 ㎎とクエン酸2900 ㎎を含んでおり、本品の機能性関与成分と同じ成分を同等量以上に含んでいる。また、「ヘルシアスパークリングv」と本品は、どちらも500 mLのペットボトル入り炭酸飲料であり、一日当たりの摂取目安量は500 mLで、栄養成分量が同じである。このことから、両製品は性状が同じで機能性関与成分の消化・吸収過程に大きな違いはないと考えられた。さらに、両製品の使用原料及び加工工程は同等である。
以上のことから、「ヘルシアスパークリングv」は、本品と類似する食品であると考えた。
類似する食品の「ヘルシアスパークリングv」は、一般成人男女を対象とした製品であり、2016年10月から2019年4月までの期間に約989万本が販売されており、現在も販売中である。これら喫食実績から、本品と類似する食品の食経験は十分であると評価できる。また、類似する食品の「ヘルシアスパークリングv」の発売以来、花王株式会社の消費者相談室で健康被害等を収集しているが、安全性上の問題は認められていない。
以上のことから、本品を適切に摂取する場合、安全性に問題は無いと評価する。
【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、「HACCP」※1、「FSSC 22000」※2の認証を受けたジャパンフーズ株式会社および「FSSC 22000」※2の認証を受けた神奈川柑橘果工株式会社の工場で製造される。※1「HACCP」:総合衛生管理製造過程承認制度 ※2「FSSC 22000」:「ISO 22000」にフードディフェンスの考え方を加えた国際規格
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

1.「茶カテキンには、肥満気味の方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています」の機能性に関する評価
(ア)標題
機能性関与成分「茶カテキン」による体脂肪への影響の定量的研究レビュー(メタアナリシス※)
(イ)目的
疾病に罹患していない方(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く、肥満1度含む)が、茶カテキンを含む飲料を継続摂取した時と、茶カテキンを含まない又は通常の緑茶程度の茶カテキンを含む対照飲料を継続摂取した時とを比較して、茶カテキンの摂取が、体脂肪に与える影響を検証した。
(ウ)背景
茶カテキンの摂取による体脂肪の低減効果が報告されている。本研究レビューは、茶カテキンの摂取の体脂肪への影響を検証するため、定量的研究レビュー(メタアナリシス)を実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
2019年3月15日に3つのデータベースの開設時から検索日までの情報を対象とし、査読付きの茶カテキンを含む飲料の摂取と対照飲料と比較した試験を検索した。検索の結果、疾病に罹患していない日本人成人を対象とした7報のランダム化比較試験(※※)を採用し、体脂肪への影響をメタアナリシスで検証した。採用文献7報は、全て12週間試験飲料を摂取した試験であった。採用文献中の1報は、18歳と19歳の対象者を含む可能性があったが、体脂肪に与える影響については、医学的にも栄養学的にも成人と同等であり、本検証に含まれていても科学的に妥当と考えられた。また、倫理的観点からも問題がないと考えられることから、採用文献とした。なお、採用文献7報中5報の著者に試験飲料の製造元社員が含まれていた。
(オ)主な結果
茶カテキン539.7 mg/日以上の12週間摂取は、体脂肪量と強く相関する腹部内臓脂肪面積と腹部皮下脂肪面積を対照飲料の摂取と比較して有意に減少させた。このことから、茶カテキン539.7 mg/日以上の12週間の継続摂取は、疾病に罹患していない日本人成人の体脂肪を低減させる効果を持つことが示された。以上より、茶カテキンを一日摂取目安量当たり540 mg含む本品は、体脂肪を低減させる効果を持つと考えられた。
(カ)科学的根拠の質
採用文献が7報であり、メタアナリシスで検証していることから、科学的根拠の質は担保されていると考えられる。また、採用文献は全て日本人成人を対象とした試験であるため、茶カテキンは日本人において体脂肪を低減させる機能性を持つと考えられる。なお、採用文献の食品性状はすべて飲料であるため、サプリメント等の食品性状での機能性は不明である。
※メタアナリシス:複数の研究の結果を統計学的に統合して効果を評価する方法。ランダム化比較試験のメタアナリシスは、最も質の高い根拠とされている。
※※ランダム化比較試験:評価の偏りを避けて客観的に効果を評価できる試験方法で、信頼性の高い結果が得られるとされている試験方法。

2.「クエン酸には、日常生活の疲労感や運動により生じる一時的な疲労感を軽減する機能があることが報告されています」の機能性に関する評価
(ア)標題
機能性関与成分「クエン酸」による疲労感への影響の定性的研究レビュー
(イ)目的
疾病に罹患していない日本人(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く、肥満1度含む)が、クエン酸を含む食品を経口摂取した時と、対照食品(クエン酸を含まない)を摂取した時を比較して、クエン酸の摂取が、疲労感に与える影響を検証した。
(ウ)背景
クエン酸の摂取による疲労感の軽減効果が報告されている。本研究レビューは、クエン酸摂取の疲労感への影響を検証するため、定性的研究レビューを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
2019年3月26日に3つのデータベースの開設時から検索日までの情報を対象とし、クエン酸を含む食品の経口摂取と対照食品(クエン酸を含まない)の経口摂取を比較した試験を検索した。検索の結果、4報の文献を採用した。採用文献4報は、疾病に罹患していない日本人を対象とし、飲料形態もしくはカプセル形態のクエン酸を含む食品、または対照食品(クエン酸を含まない)を摂取させ、疲労感を評価する試験であった。文献はいずれも査読付き論文であった。
(オ)主な結果
採用文献4報のうち、2報ではクエン酸2700 mg/日の摂取が日常生活の疲労感に与える影響を、2報ではクエン酸1000 mg/日もしくは2700 mg/日の摂取が運動負荷後の疲労感に与える影響を評価していた。4報はいずれもクエン酸の疲労感軽減効果について肯定的な結果であり、うち3報で対照との有意な群間差が認められたことから、クエン酸の疲労感軽減効果は科学的根拠を有すると考えられた。
(カ)科学的根拠の質
バイアス・リスクは中程度で、出版バイアスも否定できないが、非直接性、不精確性、非一貫性は低かったことから、科学的根拠の質は担保されていると考えられる。採用文献4報すべてが日本人成人を対象とした試験であり、クエン酸の疲労感軽減効果に対する肯定的な結果が得られていることから、クエン酸は日本人において疲労感を軽減させる機能性を持つと考えられた。
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8月24日更新分

シンデレラスリープボタニカル(株式会社ZERO PLUS)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社ZERO PLUSが消費者庁に届出た機能性表示食品【シンデレラスリープボタニカル】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
株式会社ZERO PLUS
【届出番号】
E230
【届出日】
2019/07/06
【届出者名】
株式会社ZERO PLUS
楽天市場
株式会社ZERO PLUSの商品一覧
【商品名】
シンデレラスリープボタニカル
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
ラフマ由来ヒペロシド,ラフマ由来イソクエルシトリン
楽天市場
ラフマ由来ヒペロシドを含む商品一覧

ラフマ由来イソクエルシトリンを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品には、ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリンが含まれます。ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリンには睡眠の質(眠りの深さ・起床時の睡眠に対する満足感)の向上に役立つことが報告されています。
【想定する主な対象者】
睡眠に対して一過性の悩みを持つ成人健常者
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
下記の(ア)、(イ)及び(ウ)の情報により機能性関与成分のラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリンを一日摂取目安量2 mg(各成分1mgずつ、合計2mg)で配合する本届出商品を機能性表示食品として販売することは適切であると考えられた。

(ア)喫食実績による食経験の評価
本届出商品は機能性関与成分であるラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリン(以下、機能性関与成分)を合計2mg(各成分1mgずつ)配合したハードカプセル製剤である。
機能性関与成分を1日あたり合計2 mg(各成分1mgずつ)配合した商品A(錠剤)は2004年から販売を開始し、1箱に60日分入った商品が現在までに累計3万個以上販売されている。また、同様に機能性関与成分を1日あたり合計2 mg(各成分1mgずつ)配合した商品B(錠剤)は2006年から販売を開始し、1箱に20日分入った商品が現在までに累計6万個以上販売されている。これまでの販売期間において、機能性関与成分に起因し、安全性が懸念されるような有害事象の報告はない。

(イ)既存情報を用いた評価および既存情報による安全性試験の評価
ラフマ葉を原料とした茶飲料「燕龍茶レベルケア」は特定保健用食品として認可されている。「燕龍茶レベルケア」の一日摂取目安量は500 mlであり、ラフマ由来ヒペロシド及びラフマ由来イソクエルシトリンの合計として1日30 mg(各成分15mgずつ)が含まれる。(本届出商品に含まれる機能性関与成分の一日摂取目安量 合計2 mgの15倍に相当)
「燕龍茶レベルケア」の安全性に関しては、遺伝毒性、動物試験(マウス単回投与、ラット90日反復投与、ビーグル犬 単回及び14日反復投与)、ヒト試験(ラフマ由来ヒペロシド及びラフマ由来イソクエルシトリン各45mg/日ずつ、2~4週間摂取)において評価され、安全性が確認されている。
また、錠剤に関するヒト試験(健常人32名を対象とした12週間のオープンスタディ)においても、有害事象及び副作用がないことを確認している。
(ウ)医薬品との相互作用に関する評価
既存のデータベースを検索した結果、これまでに報告無し。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
株式会社AFC-HDアムスライフサイエンス 本社工場(日健栄協GMP認証)・株式会社AFC-HDアムスライフサイエンス 第二工場(日健栄協GMP認証)・株式会社AFC-HDアムスライフサイエンス 国吉田工場(日健栄協GMP認証)
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

(ア)標題
「ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリンが持つ機能性について」

(イ)目的
成人健常者にラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリン各1mg/日を摂取させることが睡眠の質(眠りの深さ・起床時の睡眠に対する満足感)の向上に役立つことを検証した。

(ウ)背景
ラフマ葉は中国薬典(Pharmacopeia of People’s Republic of China)にも収載されており、眠りに対する改善効果が期待される。しかしながら、機能性関与成分の機能性について、研究成果を総合的にまとめたレビューがないため、当該研究レビューを通じて検証を行った。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
PubMed(外国語論文)、JDreamⅢ(日本語論文)及びUMIN-CTR(臨床試験登録データベース)の3つのデータベースの検索と、ハンドサーチによって論文を収集した結果、2報の文献を採用した。2報の文献はいずれも査読付きで、睡眠に対して一過性の悩みを持つ成人健常者を対象としたプラセボ対照試験であった。

(オ)主な結果
睡眠に対して一過性の悩みを持つ成人健常者に、就寝前にラフマ由来ヒペロシド及びラフマ由来イソクエルシトリン 各1mg/日ずつを摂取させた。介入群はプラセボ群と比べ、総睡眠時間に対する相対的なノンレム睡眠の時間割合が摂取前後で有意に増加した(p=0.01)。OSA睡眠調査票MA版を用いた評価の結果、介入群はプラセボ群と比べ、入眠と睡眠維持の項目が摂取前後で有意に改善した(p=0.042)。

(カ)科学的根拠の質
未発表のデータが存在する可能性が否定できないこと、2報の採用文献の評価方法が異なることやサンプルサイズの大きさなど、様々なバイアスリスクを含んでいることは否定できない。これらは本研究レビューの限界と考えられる。

以上より、本届出商品に配合するラフマ由来ヒペロシド及びラフマ由来イソクエルシトリンを各1mg/日ずつ摂取することにより、睡眠の質(眠りの深さ・起床時の睡眠に対する満足感)の向上に役立つことが見込まれ、表示しようとする機能性は適切であると考えられる。
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8月24日更新分

プラリコイチョウ葉(シャルーヌ化粧品株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


シャルーヌ化粧品株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【PURARICO(プラリコ) イチョウ葉】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
シャルーヌ化粧品株式会社
【届出番号】
E229
【届出日】
2019/07/05
【届出者名】
シャルーヌ化粧品株式会社
楽天市場
シャルーヌ化粧品株式会社の商品一覧
【商品名】
PURARICO(プラリコ) イチョウ葉
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体,イチョウ葉由来テルペンラクトン
楽天市場
イチョウ葉フラボノイド配糖体を含む商品一覧

イチョウ葉テルペンラクトンを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはイチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトンが含まれます。イチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトンは、中高年の方の、認知機能の一部である記憶力(言葉や図形などを覚え、思い出す能力)を維持することが報告されています。
【想定する主な対象者】
疾病に罹患していない健常な中高年者(妊産婦、授乳婦は除く)
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
<既存情報を用いた食経験及び安全性の評価>
本届出商品の一日摂取目安量にはイチョウ葉由来フラボノイド配糖体19.2mg及びイチョウ葉由来テルペンラクトン4.8mgが含有されます。これを超える量を一日摂取目安量とした類似商品が、日本や世界各国で長年にわたり広く販売されていますが、本届出商品での喫食実績は無いため、評価が不十分と判断し、既存情報について検索を行いました。
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報において、「成分規格を有するイチョウ葉エキスの摂取量は、1日240 mg以下が一般的で、それらを適切に摂取すれば、おそらく安全と考えられている。有害な影響としては、胃腸障害やアレルギー反応、抗血液凝固薬との併用によって出血傾向が高まることが知られている。市場には成分規格のあるイチョウ葉エキスと規格のない粗悪品が混在しており、成分規格のない製品には特に注意が必要である。」と記載されています。米国のナチュラルメディシン・データベースにおいても、「規格化イチョウ葉エキスを適切に経口摂取する場合は恐らく安全である。」、投与量は「認知症患者に対して1日120~240mg、健康な青年における認知機能の改善に対して120~600mg」と記載されています。
イチョウ葉エキスの規格について、ヨーロッパ薬局方において、規格化イチョウ葉エキスは、イチョウ葉由来フラボノイド配糖体22~27%、イチョウ葉由来テルペンラクトン5~7%を含み、ギンコール酸含量は5mg/kg以下と記載されています。日本国内では、「日本健康・栄養食品協会」が欧米と同様にイチョウ葉由来フラボノイド配糖体(24%以上)やイチョウ葉由来テルペンラクトン(6%以上)、ギンコール酸(5ppm以下)を規定したイチョウ葉エキス食品の品質規格基準を設定し、1日摂取目安量は60~240mgとされています。本届出商品に使用されているイチョウ葉エキスは、上記と同様に規格化されており、一日当たりの摂取量も前述の目安量の上限以下のため、適切に用いれば安全性に問題無いと考えられます。

以上より、本届出商品の一日摂取目安量に含有されているイチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトンの経口摂取は、適切に用いれば問題ないと判断いたしました。
【摂取する上での注意事項】
●本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。
●ワルファリンなどの抗血栓薬を服用している方、歯科治療や手術等の出血を伴う治療を受ける方は、本品の摂取を避けてください。
●食物アレルギーのある方は、原材料名をご確認の上ご使用をお決めください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出商品の製造は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場で、バルク製造から充填包装工程を一貫して行っており、その基準に準拠した製造及び品質管理を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】イチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトンの研究レビュー
【目的】疾病に罹患していない成人男女(妊産婦、授乳婦は除く)がイチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトンを継続摂取した際の、記憶力などの認知機能に対する有効性を検証しました。
【背景】
加齢に伴い認知機能が低下することが知られていますが、この認知機能の低下は、健常者においても様々な不具合を招き、生活の質を下げると考えられます。イチョウ葉エキスは認知機能改善用途で長年に渡り国内外で広く使用されていますが、健常者を対象とした研究レビューは未実施でした。そこで、イチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトンに着目し、疾病に罹患していない成人男女を対象とした研究レビューを行い、その科学的エビデンスを確認しました。
【レビュー対象とした研究の特性】
 国内外の文献検索及び内容の確認を行い、健常者を対象にした臨床試験報告6報を得ました。6報の文献とも中高年の方を対象としたランダム化比較試験で、質の高いものでした。
【主な結果】
採択した6報とも、学術的に充分に確立された評価方法を用いていました。イチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトンが規格化されたイチョウ葉エキスの継続経口摂取により、一部の認知機能(記憶力や知能等)、特に記憶力(言葉や図形などを覚え、思い出す能力)に関する評価で、プラセボと比較して有意な改善が報告されていました。よって、イチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトンには、認知機能の一部である記憶力(言葉や図形などを覚え、思い出す能力)を維持する効果があると考えられました。
【科学的根拠の質】
採択した6報に日本人を対象とした文献は含まれませんが、同様に規格化されたイチョウ葉エキスは日本を含む世界各国で販売され、その効果に人種差は指摘されていません。また、採用論文は生活インフラ等が日本と同等の国で行われた試験であり、作用機序と考えられる脳血流改善については日本人に対しても有効性が示唆されることから、同様の作用機序により本届出商品が日本人に対しても有効と考えられます。
研究の限界として、バイアスリスクの可能性は否定できず、更なる研究が必要と考えます。
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8月24日更新分