2020年12月3日木曜日

もち麦リゾットチーズ(日清フーズ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

日清フーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品もち麦リゾット チーズのエビデンス(科学的根拠)



日清フーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【もち麦リゾット チーズ】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品まとめ一覧

日清フーズ株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F555


【届出日】

2020/10/22


【届出者名】

日清フーズ株式会社
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

もち麦リゾット チーズ


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。
難消化性デキストリン(食物繊維)には、食事から摂取した脂肪や糖の吸収を抑えて、食後の血中中性脂肪や血糖値の上昇を抑制する機能があることが報告されています。
また、おなかの調子を整える機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
食後の血中中性脂肪が気になる健常成人、食後の血糖値が気になる健常成人、おなかの調子を整えたい健常成人

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品に使用している難消化性デキストリンは、トウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維であり、原料としては食経験があると考えられます。重篤な有害事例は報告されていません。
難消化性デキストリンは、特定保健用食品の関与成分として使用されており、2019年3月で387品目が許可取得し、トクホ全体の約36%に相当します。許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態があります。
健康被害についての情報はありませんでしたが、健康な成人10名を対象として、難消化性デキストリンを体重1kgあたり0.7~1.1g摂取させたところ、1.1g/kg体重を摂取した男性1名で下痢の症状が観察された事例がありました。このことから、本品を食する際の体調や体質などを考慮し、包装の「摂取上の注意」に「一度に多量に食べた場合、又は体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。」との内容を記載して注意喚起しています。
データベースを用いて医薬品との相互作用を確認しましたが、該当する情報はありませんでした。
以上のことから、本品の安全性に問題ないとの評価が妥当であると判断した。

【摂取する上での注意事項】
普段の食事と置き換えてお召し上がりください。また、塩分の過剰摂取をさけるため、一日当たりの摂取目安量を超えての摂取はお控えください。一度に多量に食べた場合、又は体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本品は、ISO 22000認証を取得した国内工場で製造しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


【標題】
 難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪の上昇抑制作用、食後血糖値の上昇抑制作用、整腸作用(便通改善作用)についての検証

【目的】
 以下の3つの内容について検証する事を目的とした。
①健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満)に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取する事により、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が見られるか。
②健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取する事により、食後血糖値の上昇抑制作用が見られるか
③健常成人あるいは便秘傾向の成人に対して、難消化性デキストリンを摂取する事により、整腸作用(便通改善作用)が見られるか

【背景】
 近年、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、メタボリックシンドロームを初めとした生活習慣病の患者数が増加している。食生活を見直す事が注目視される中で、食物繊維の重要性が認識されているが、「平成24年国民健康・栄養調査報告」によると食物繊維の摂取不足が推測されている。
 特定保健用食品にも使用されている難消化性デキストリン(食物繊維)には、食後血中中性脂肪の上昇抑制作用、食後血糖値の上昇抑制作用、整腸作用(便通改善作用)が報告されており、健康維持に役立つと考え、難消化性デキストリン(食物繊維)の①食後血中中性脂肪の上昇抑制作用、②食後血糖値の上昇抑制作用、③整腸作用(便通改善作用)について検証した。

【レビュー対象とした研究の特性】
①食後血中中性脂肪の上昇抑制作用
PubMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの4つの文献検索電子データベースを使用し、健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満)を対象に難消化性デキストリン摂取時の食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用について調査し、抽出された研究論文について、その内容の詳細を検討した。

②食後血糖値の上昇抑制作用
PubMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの4つの文献検索電子データベースを使用し、健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)を対象に難消化性デキストリン摂取時の食後血糖値の上昇抑制作用について調査し、抽出された研究論文について、その内容の詳細を検討した。

③整腸作用(便通改善作用)
PubMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの4つの文献検索電子データベースを使用し、健常成人あるいは便秘傾向の成人を対象に難消化性デキストリン摂取時の整腸作用(便通改善作用)について調査し、抽出された研究論文について、その内容の詳細を検討した。

【主な結果】
①食後血中中性脂肪の上昇抑制作用
9報の研究論文が抽出され、統計解析の結果、「食後血中中性脂肪値(2,3,4時間)」「血中濃度曲線下面積(AUC0-6h)」において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群は有意な食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が認められ、さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを摂取することによって、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が期待できることが示された。

②食後血糖値の上昇抑制作用
43報の研究論文が抽出され、統計解析の結果、「食後血糖値30分」「食後血糖値60分」「食後血糖値の濃度曲線下面積(AUC0-120min)」において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群は有意な食後血糖値の上昇抑制作用が認められ、さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを摂取することによって、食後血糖値の上昇抑制作用が期待できることが示された。

③整腸作用(便通改善作用)
26報の研究論文が抽出され、統計解析の結果、「排便回数」「排便量」において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群は有意な便通改善作用が認められ、さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを摂取することによって、整腸作用(便通改善作用)が期待できることが示された。

 
【科学的根拠の質】
 本レビューでは、各アウトカムの総例数は多く不精確性はなく、一貫性があり、また、公表バイアスの存在は否定されなかったが未公表論文を想定してもその影響は小さいと判断された。したがって、本レビューの結果から、難消化性デキストリン(食物繊維)の①食後血中中性脂肪の上昇抑制作用、②食後血糖値の上昇抑制作用、③整腸作用(便通改善作用)について十分な科学的根拠があると考えられた。

もち麦リゾットトマトソース(日清フーズ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

日清フーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品もち麦リゾット トマトソースのエビデンス(科学的根拠)



日清フーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【もち麦リゾット トマトソース】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品まとめ一覧

日清フーズ株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F554


【届出日】

2020/10/22


【届出者名】

日清フーズ株式会社
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

もち麦リゾット トマトソース


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。
難消化性デキストリン(食物繊維)には、食事から摂取した脂肪や糖の吸収を抑えて、食後の血中中性脂肪や血糖値の上昇を抑制する機能があることが報告されています。
また、おなかの調子を整える機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
食後の血中中性脂肪が気になる健常成人、食後の血糖値が気になる健常成人、おなかの調子を整えたい健常成人

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品に使用している難消化性デキストリンは、トウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維であり、原料としては食経験があると考えられます。重篤な有害事例は報告されていません。
難消化性デキストリンは、特定保健用食品の関与成分として使用されており、2019年3月で387品目が許可取得し、トクホ全体の約36%に相当します。許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態があります。
健康被害についての情報はありませんでしたが、健康な成人10名を対象として、難消化性デキストリンを体重1kgあたり0.7~1.1g摂取させたところ、1.1g/kg体重を摂取した男性1名で下痢の症状が観察された事例がありました。このことから、本品を食する際の体調や体質などを考慮し、包装の「摂取上の注意」に「一度に多量に食べた場合、又は体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。」との内容を記載して注意喚起しています。
データベースを用いて医薬品との相互作用を確認しましたが、該当する情報はありませんでした。
以上のことから、本品の安全性に問題ないとの評価が妥当であると判断した。

【摂取する上での注意事項】
普段の食事と置き換えてお召し上がりください。また、塩分の過剰摂取をさけるため、一日当たりの摂取目安量を超えての摂取はお控えください。一度に多量に食べた場合、又は体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本品は、ISO 22000認証を取得した国内工場で製造しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


【標題】
 難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪の上昇抑制作用、食後血糖値の上昇抑制作用、整腸作用(便通改善作用)についての検証

【目的】
 以下の3つの内容について検証する事を目的とした。
①健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満)に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取する事により、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が見られるか。
②健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取する事により、食後血糖値の上昇抑制作用が見られるか
③健常成人あるいは便秘傾向の成人に対して、難消化性デキストリンを摂取する事により、整腸作用(便通改善作用)が見られるか

【背景】
 近年、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、メタボリックシンドロームを初めとした生活習慣病の患者数が増加している。食生活を見直す事が注目視される中で、食物繊維の重要性が認識されているが、「平成24年国民健康・栄養調査報告」によると食物繊維の摂取不足が推測されている。
 特定保健用食品にも使用されている難消化性デキストリン(食物繊維)には、食後血中中性脂肪の上昇抑制作用、食後血糖値の上昇抑制作用、整腸作用(便通改善作用)が報告されており、健康維持に役立つと考え、難消化性デキストリン(食物繊維)の①食後血中中性脂肪の上昇抑制作用、②食後血糖値の上昇抑制作用、③整腸作用(便通改善作用)について検証した。

【レビュー対象とした研究の特性】
①食後血中中性脂肪の上昇抑制作用
PubMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの4つの文献検索電子データベースを使用し、健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満)を対象に難消化性デキストリン摂取時の食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用について調査し、抽出された研究論文について、その内容の詳細を検討した。

②食後血糖値の上昇抑制作用
PubMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの4つの文献検索電子データベースを使用し、健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)を対象に難消化性デキストリン摂取時の食後血糖値の上昇抑制作用について調査し、抽出された研究論文について、その内容の詳細を検討した。

③整腸作用(便通改善作用)
PubMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの4つの文献検索電子データベースを使用し、健常成人あるいは便秘傾向の成人を対象に難消化性デキストリン摂取時の整腸作用(便通改善作用)について調査し、抽出された研究論文について、その内容の詳細を検討した。

【主な結果】
①食後血中中性脂肪の上昇抑制作用
9報の研究論文が抽出され、統計解析の結果、「食後血中中性脂肪値(2,3,4時間)」「血中濃度曲線下面積(AUC0-6h)」において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群は有意な食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が認められ、さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを摂取することによって、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が期待できることが示された。

②食後血糖値の上昇抑制作用
43報の研究論文が抽出され、統計解析の結果、「食後血糖値30分」「食後血糖値60分」「食後血糖値の濃度曲線下面積(AUC0-120min)」において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群は有意な食後血糖値の上昇抑制作用が認められ、さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを摂取することによって、食後血糖値の上昇抑制作用が期待できることが示された。

③整腸作用(便通改善作用)
26報の研究論文が抽出され、統計解析の結果、「排便回数」「排便量」において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群は有意な便通改善作用が認められ、さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを摂取することによって、整腸作用(便通改善作用)が期待できることが示された。

 
【科学的根拠の質】
 本レビューでは、各アウトカムの総例数は多く不精確性はなく、一貫性があり、また、公表バイアスの存在は否定されなかったが未公表論文を想定してもその影響は小さいと判断された。したがって、本レビューの結果から、難消化性デキストリン(食物繊維)の①食後血中中性脂肪の上昇抑制作用、②食後血糖値の上昇抑制作用、③整腸作用(便通改善作用)について十分な科学的根拠があると考えられた。

毎日気にしてギャバ(株式会社ディー・ジョイン)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社ディー・ジョインが消費者庁に届出た機能性表示食品毎日気にしてGABA(ギャバ)のエビデンス(科学的根拠)



株式会社ディー・ジョインが消費者庁に届出た機能性表示食品【毎日気にしてGABA(ギャバ)】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、今週の注目ポイントの解説です。
毎週アップしますので
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株式会社ディー・ジョイン
機能性表示食品検索

【届出番号】

F553


【届出日】

2020/10/22


【届出者名】

株式会社ディー・ジョイン
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

毎日気にしてGABA(ギャバ)


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
GABA
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、GABAが含まれます。
GABAには、血圧が高めの方の血圧を低下させる機能があることが報告されています。
血圧が高めの方に適した食品です。

【想定する主な対象者】
血圧が高めな方を含む健常成人

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本届出品は機能性関与成分(GABA)を1日の摂取目安量に30㎎配合した食品である。新製品であるため、最終製品での喫食実績がないため、既存情報における機能性関与成分GABAでの安全性評価をした。
1、既存情報による食経験の評価:公的機関、民間機関のデータベースにおいて、機能性関与成分GABAの喫食実績を調査した。その結果、ナス、トマト、ジャガイモなど一般に食される野菜100 g中にGABAが20~50 ㎎以上含まれていることから、通常の食生活において摂取される成分である。また、GABA(10~80mg/日)を関与成分とする特定保健用食品が市販されており、食品安全委員会において「適切に摂取される場合には、安全性に問題はない」と評価されている。
2、安全性試験による評価:GABAの食品としての安全性に関する研究報告を検索したところ、24報あった。11.5~1,000 mgのGABAを2週間~6か月間摂取した場合に、軽度の自覚症状変化を訴える事例(下痢、腹痛、お腹が張る、食欲不振など)はあるものの、安全性に問題はなかったことが報告されている。また、本届出品に含まれる機能性関与成分量の5倍量以上のGABA 1,000 mgを4週間摂取した試験においても安全性に問題のないことが報告されていることから、本届出品に含まれている機能性関与成分GABAには十分な安全性があると判断できる。
GABAは単純な構造のアミノ酸であり、基原による性質の違いは生じない。従って、各安全性評価試験で用いられたGABAと本届出品に含まれるGABAは同等のものであると言える。
以上のことから、機能性関与成分GABAを配合した本届出品の安全性に問題はないと考えられる。

【摂取する上での注意事項】
1日の摂取目安量を守ってください。本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進したりするものではありません。降圧薬を服用している方は医師、薬剤師に相談してください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


原材料又は中間製品から最終的な容器包装に入れる工程まで行う「占部大観堂製薬株式会社」のうち、本社工場は医薬品製造業の許可を取得している。本社工場・第二工場ともに健康食品に関しては医薬品GMPに準拠した自社基準を定め、この基準に則り生産・製造及び品質管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


・標題
「GABA摂取による血圧が高めの方の血圧を低下させる効果についての研究レビュー」
・目的
血圧が正常もしくは高め〔最高(収縮期)血圧~139 mmHgまで、または、最低(拡張期)血圧~89 mmHgまで〕の健常成人が、長期間GABAを含む食品を摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合で、血圧低下効果に違いがあるかどうかを評価し、届出品に含まれる量のGABAが健常人の高めの血圧を健康的な値に保つことをサポートするかを検証することを目的とした。
・背景
本品を機能性表示食品として販売するにあたり、GABAを配合した本届出品の血圧低下効果について検証するため、本研究レビューを行った。
・レビュー対象とした研究の特性
日本語および英語の文献データベース、健康食品素材のデータベースを用いて文献調査を行い、2016年7月より以前に発表された文献を対象として、「目的」の項に記載した条件に合致する文献を検索した。なお、特定保健用食品の試験方法に倣い、参加者に軽症高血圧者が含まれる研究も対象としたが、軽症高血圧者のみの研究は疾病者のデータになるため対象外とした。最終的に残った15報を評価対象とした。
・主な結果
血圧低下効果は、収縮期および拡張期血圧を指標として評価された。その結果、正常高血圧(収縮期血圧 130~139 mmHg 又は拡張期血圧 85~89 mmHg)の人において、1日あたり12.3mg~80mgのGABAを含んだ食品はGABAを含まない対照品と比較して、有意な効果(統計学上、偶然ではなく意味のある効果)が認められた。また、正常な血圧の人のみを対象とした場合は正常な血圧を維持した。採用した論文は、いずれも日本人を対象とした試験であり、日本人への外挿性は高いと判断した。
・科学的根拠の質
収集した論文は、GABAを含まないプラセボを対照としたランダム化二重盲検並行群間試験がほとんどで、研究レビューの科学的根拠の質は高いと考えられる。一部の採用論文において、研究方法に偏り(バイアス)が疑われるもの、利益相反について記述がないものもあったが特に問題となるものはなかった。
また、幅広く文献の検索を実施しているが、未報告の研究が存在する可能性があり、出版バイアスの可能性もあると考えられるため、今後も新しい研究報告について定期的にチェックする必要がある。

血流×血圧スティック(株式会社ファイン)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社ファインが消費者庁に届出た機能性表示食品血流×血圧 スティックのエビデンス(科学的根拠)



株式会社ファインが消費者庁に届出た機能性表示食品【血流×血圧 スティック】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、今週の注目ポイントの解説です。
毎週アップしますので
チャンネル登録をお願いします。
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動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧

外部サイト
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

株式会社ファイン
機能性表示食品検索

【届出番号】

F552


【届出日】

2020/10/22


【届出者名】

株式会社ファイン
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

血流×血圧 スティック


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
GABA

モノグルコシルへスペリジン
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはGABA、モノグルコシルヘスペリジンが含まれます。
GABAには、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
モノグルコシルヘスペリジンには、気温や室温が低い時に血流(末梢血流)を維持し、体温(末梢体温)を保つ機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
GABA:健常者(血圧が高めの方)、 モノグルコシルヘスペリジン:健常者

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
当該製品自体には喫食実績はないが、それぞれの成分を含む食品または成分自体の安全性評価を以下のとおり記した。
【GABA】
ヒト試験による過剰摂取時の安全性試験の報告があり、健康成人12名を対象としてGABA400mgを2週間継続摂取させたが、GABAの摂取に起因すると考えられる有害事象は見られなかった。
【モノグルコシルヘスペリジン】
モノグルコシルヘスペリジンを主成分とする糖転移ヘスペリジンは、栄養強化剤として既存添加物名簿に収載されており、これまでに飲料や栄養補助食品などの様々な食品群に使用されている。これまでに、モノグルコシルヘスペリジンを関与成分とする特定保健用食品6品目について販売実績があるが、重篤な健康被害は報告されていない。さらに、成人男女がモノグルコシルヘスペリジンとして1020mg/日を4週間連続摂取したヒト試験において、安全性についての問題は見られなかったことが報告されている。
【機能性関与成分同士の相互作用】
当該製品が含有する機能性関与成分について、成分同士の相互作用が観察されたとの報告は無い。
【まとめ】
以上のとおり、モノグルコシルヘスペリジンには食経験があり、GABAについては安全性試験により安全性が評価されている。また、当該製品に含有される機能性関与成分について、成分同士の相互作用が存在しない。これらのことから当該製品についても一日摂取目安量を守って摂取すれば健康被害が起こることはないと判断される。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。血圧降下剤を服用している方は医師、薬剤師に相談してください。原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方は摂取しないでください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本商品は、兵庫県にある自社工場(株式会社ファイン 播磨先端製造技術センター)にて、製造加工からパッケージングまで一貫製造を行っている。播磨先端製造技術センターは公益財団法人 日本健康・栄養食品協会によるGMP適合認定を受けており、認証に準拠した製造・衛生管理等を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


GABAについて
・標題
GABA摂取の収縮期血圧、拡張期血圧に対する影響に関する研究レビュー
・目的
血圧値が正常域から軽度の高血圧(最高(収縮期)血圧~159 mmHgかつ最低(拡張期)血圧~99 mmHg)までの成人が、食品形態を問わずGABAを摂取すると、GABAを含まない食品を摂取したグループと比較して、血圧が低下するかを評価した。
・背景
GABAを含む食品は、正常血圧の維持機能のある特定保健用食品としての販売実績があるように、GABAの血圧低下作用に関する臨床試験はこれまでに複数報告されている。しかしながらこれらの研究結果を統合し、評価する研究(研究レビュー)はこれまで報告がない。
レビュー対象とした研究の特性
英語及び日本語の文献データベース、健康食品素材のデータベースを用いて文献調査を行い、2015年5月より以前に発表された文献を対象として、「目的」の項に記載した条件に合致する文献を検索した。文献の選抜を行い、最終的に残った10報を評価対象とした。評価対象の文献はいずれも、被験者をグループ分けし、一方が摂取する食品にのみGABAを入れ、結果をグループ間で比較する試験法を採用したものである。
・主な結果
文献内容を精査した結果、GABAを摂取したグループの血圧が、GABAを摂取しないグループと比較して低下する結果が採用した文献の多くで報告されており、最高血圧が低下した文献は10報中10報、最低血圧が低下した文献は10報中9報であった。一方で、試験結果から高血圧者に該当しない被験者のみを抽出して評価した場合、血圧が高めの人の血圧が低下する結果が多数を占めた。以上の結果より総合的に判断して、必要最小量は20mgで、食品性状を問わず、GABAの摂取は健常者の高めの血圧を低下させ、健康的な値に保つと結論付けた。
・科学的根拠の質
文献検索において、存在するすべての文献を網羅できたことに対する保障はなく、また未報告の研究が存在する可能性も否めない。しかしながら、評価対象とした文献のうち、大多数がGABAの血圧低下作用を報告しており、また摂取形態を問わず効果が見られたことから、今回の研究レビューの結果はGABAが健常者の高めの血圧を下げ、健康的な値に保つことの根拠として十分なものであると考えられる。また、文献中の試験はすべて日本で行われたものであり、消費者に同様の効果を期待する場合に考慮すべき事柄が少ない。

モノグルコシルヘスペリジンについて
・標題
モノグルコシルヘスペリジンの血流改善および皮膚温度改善機能について
・目的
本研究レビューは、健康な方がモノグルコシルヘスペリジンを経口摂取することにより、プラセボ(効果がないと考えられる疑似食品)の経口摂取と比較して「皮膚血流量が改善するか」または「皮膚温度が改善するか」を検証することを目的として行った。
・背景
ヘスペリジンは、温州みかんやオレンジなどの柑橘類に多く含まれるポリフェノールの一種である。モノグルコシルヘスペリジンはヘスペリジンの水溶性と吸収性を高めたものであり、手足など末梢部分の血流改善効果や、体温維持効果が報告されている。今回はこれらの効果について総合的に調査した。
・レビュー対象とした研究の特性
2016年8月11日に、それまでに公表された日本語の文献と英語の文献を調査した。健常人を対象にした試験で、モノグルコシルヘスペリジンとプラセボ摂取の比較により皮膚血流量と皮膚温度について評価した臨床研究を選抜した。選抜された文献について、総合的に機能性の根拠となるか検証した。結果、2件の文献を採用した。
・主な結果
採用文献から、モノグルコシルヘスペリジン178~340 mg/日の摂取は、寒冷条件において皮膚血流量および皮膚温度を改善することが明らかになった。具体的には、寒冷負荷試験により15℃の冷水で手を冷やした後に末梢血流量、末梢体温が回復する効果が認められた。また、60℃の飲料摂取後にやや肌寒く感じる部屋(22℃)に滞在した時の末梢の血流量低下および体温低下を遅延する効果も認められた。
・科学的根拠の質
採用文献は健常な女性を対象としていた。幅広い年齢層の男女対象の試験も今後必要だが、これまでに性差・年齢による効果の違いは報告がないため、届出品が想定する対象者にも、研究レビューと同様の効果が期待される。採用文献が2件であることから定性的なレビューとなり、各種バイアス(サンプリング、パブリケーション)の可能性は否定できないが、評価の指標である皮膚血流量と皮膚温度は主観の入らないレーザー血流量計及びサーモグラフィーによる評価であり、結果に影響はないと判断した。また、評価した文献は信頼性の高いRCT試験であるため、科学的根拠の質は機能性の評価に値すると考えられる。

元気の健康味噌汁(株式会社元気プロジェクト)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社元気プロジェクトが消費者庁に届出た機能性表示食品元気の健康味噌汁のエビデンス(科学的根拠)



株式会社元気プロジェクトが消費者庁に届出た機能性表示食品【元気の健康味噌汁】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、今週の注目ポイントの解説です。
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外部サイト
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

株式会社元気プロジェクト
機能性表示食品検索

【届出番号】

F551


【届出日】

2020/10/22


【届出者名】

株式会社元気プロジェクト
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

元気の健康味噌汁


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれています。
難消化性デキストリン(食物繊維)には、食事に含まれる脂肪の吸収を抑えて排出を増加させ、また糖の吸収を抑えることで、食後の血中中性脂肪や血糖値の上昇を抑えることが報告されています。
また、便通を改善することが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常成人

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本届出食品は、14.5gあたり5gの難消化性デキストリン(食物繊維)を含む。本届出食品と同等の難消化性デキストリン(食物繊維)を含有する保険機能食品、飲料は多数存在し、十年以上の期間、数万人以上の範囲で喫食されている報告がある。また、難消化性デキストリン(食物繊維)は、トウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維であるため、原料としては食経験があると考えられる。さらに、重篤な有害事例は報告されていない。加えて、特定保健用食品の関与成分として使用されており、特定保健用食品表示許可品目全体の約35%を占める。許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、粉末、ゼリー、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態がある。医薬品との相互作用についても各種データベースで難消化性デキストリン(食物繊維)と医薬品との相互作用の報告はなかった。したがって、本届出食品の安全性に問題はないと考えられる。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより健康が増進するものではありません。摂りすぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。1日の摂取目安量を守ってください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


(製造所)味日本株式会社 広島市南区皆実町1丁目10の8 食品安全システムの国際規格「ISO22000」「FSSC22000」取得 環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」取得

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


難消化性デキストリン(食物繊維)(以後、難デキと記載)の以下の機能性について検証した。
「標題1」難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪の上昇をおだやかにする機能
「目的1」健常成人が難消化性デキストリンを摂取することにより、食後血中中性脂肪の上昇抑制作用が見られるかを確認した。
「背景1」現在、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、我が国における生活習慣病の患者数が増加している。難デキの摂取による食後血中中性脂肪の上昇抑制機能には健康の維持・増進が期待できることから、システマティックレビュー(メタアナリシス)を実施した。
「研究デザイン」難デキの食後血中脂肪値の上昇抑制作用について、対照群を用いて盲検化されたランダム化比較試験(RCT)によって検証されている原著論文を対象としたシステマティックレビュー(メタアナリシス)を実施した。
「調査方法」PuBMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの電子データベースを使用し、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く、空腹時血中中性脂肪値が200mg/dL未満の成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満の健常成人および機能性表示食品制度のガイドラインで被験者として評価対象に含まれることが認められている空腹時血中脂肪値がやや高め(150~199mg/dL)の軽症者)を対象とし、食事と難デキを摂った場合で、食事とプラセボ(難デキを含まない対照食品)を摂った場合と比べ食後の血中中性脂肪の上昇が抑制されるか、について調査したランダム化比較試験(RCT)を収集した。各RCT論文の質の評価を行い、難デキの摂取群と対照群の差のデータを統合した。統合の手法は、Random effect modelであるDerSimonian-Laired法を用いた。
なお、原データを確認できた論文1報については、空腹時血中中性脂肪値がやや高めの軽症者を除いた健常成人のみでの追加的解析を行った。
「主な結果1」9報の論文が抽出され、統計解析の結果、プラセボ摂取と比較して難デキ摂取が食後の血中中性脂肪値を有意に低下させることが確認された。又、空腹時血中中性脂肪値がやや高めの軽症者を除いた健常成人のみを対象とした解析結果においても、同様の結果であることが確認された。
「科学的根拠の質1」難デキの有効性が示されなかった未発表データが存在する公表バイアスの可能性は否定できないものの、Fale-Safe Nを考慮すると公表バイアスの影響は小さいと判断した。したがって本レビューの結果は、難デキの食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする機能を支持すると考えられた。
「標題2」難消化性デキストリンの食後血糖値の上昇をおだやかにする機能
「目的2」健常成人が難消化性デキストリン(以後、難デキと呼称)を摂取することにより、食後血糖値の上昇抑制作用が見られるかを確認した。
「背景2」現在、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、我が国における生活習慣病の患者数が増加している。難デキの摂取による食後血糖値の上昇抑制機能には健康の維持・増進が期待できることから、システマティックレビュー(メタアナリシス)を実施した。
「研究デザイン2」難デキの食後血糖値の上昇抑制作用について、対照群を用いて盲検化されたランダム化比較試験(RCT)によって検証されている原著論文を対象としたシステマティックレビュー(メタアナリシス)を実施した。
「調査方法2」PuBMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの電子データベースを使用し、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く、空腹時血糖値126mg/dL未満の健常成人(健常成人(空腹時血糖値110mg/dL未満)および境界域血糖値の成人(空腹時血糖値110~126mg/dL))にて、食事と難デキを摂った場合と比べて食後の血糖値上昇が抑制されるか、について調査したランダム化比較試験(RCT)を収集した。各RCT論文の質の評価を行い、難デキの摂取群と対照群の差のデータを統合した。統合の手法は、Random effect modelであるDerSimonian-Laired法を用いた。
なお、境界域血糖値の成人を除く健常成人のみを対象としたRCT試験についても追加的解析を行った。
「主な結果2」43報の論文が抽出され、統計解析の結果、プラセボ摂取と比較して難デキの摂取が有意に食後血糖値を低下させることが確認された。又、境界域血糖値の成人を除く健常成人のみを対象としたRCT試験も10報が抽出され、同様の結果であることが確認された。
「科学的根拠の質2」難デキの有効性が示されたなかった未発表データが存在する公表バイアスの可能性は否定できないものの、Fale-Safe Nを考慮すると公表バイアスの影響は小さいと判断した。したがって本レビューの結果は、難デキの食後血糖値の上昇をおだやかにする機能を支持すると考えられた。
「標題3」難消化性デキストリンのお腹の調子を整える機能(便通改善機能)
「目的3」健常成人あるいは便秘傾向の成人が難消化性デキストリン(以後、難デキと呼称)を摂取することにより、お腹の調子を整える機能(便通改善機能)が見られるかを確認した。
「背景3」現在、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、我が国における生活習慣病の患者数が増加している。食生活を見直すことが注目視されている中で、食物繊維が第6の栄養素としてその重要性が認識されているが、日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、食物繊維の摂取基準は18歳以上の男女において、目標量が男性18~19g/日、女性17~18g/日と設定されているものの、「平成24年国民調査・栄養調査報告」によると、20歳以上の1日当たりの食物繊維摂取量は平均15.1gとされており、食物繊維の摂取不足が推測される。そこで、食物繊維を摂取できる食品を提供することは、日本人の健康維持に役立つと考えられ、お腹の調子を整える成分として特定保健用食品にも使用される難デキには健康の維持・増進の機能が期待できることから、システマティックレビュー(メタアナリシス)を実施した。
「研究デザイン3」難消化性デキストリンの整腸作用(便通改善作用)について、対照群を用いて盲検化されたランダム化比較試験(RCT)によって検証されている原著論文を対象としたシステマティックレビュー(メタアナリシス)を実施した。
「調査方法3」PuBMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの電子データベースを使用し、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦、疾病に罹患した者(医薬品を服用している者又は医療従事者による食事指導若しくは運動指導等をうけている状態の者)を除く、健常成人あるいは便秘傾向の成人にて、難デキの摂取で便通の回数や量が、プラセボを摂った場合と比べて増加するかについて研究した論文を検索してレビューした。
「主な結果3」26報の論文が抽出され、統計解析の結果、プラセボ摂取と比較して難デキの摂取には「排便回数」「排便量」を有意に増加させる機能が認められた。
「科学的根拠の質3」難デキの有効性が示されなかった未発表データが存在する公表バイアスの可能性は否定できないものの、Fale-Safe Nを考慮すると公表バイアスの影響は小さいと判断した。したがって本レビューの結果は、難デキのお腹の調子を整える機能を支持すると考えられた。