株式会社常磐植物化学研究所の機能性表示食品,チャチャヘルスのエビデンス(科学的根拠) |
株式会社常磐植物化学研究所が消費者庁に届出た機能性表示食品【チャチャヘルス】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社常磐植物化学研究所 |
【届出番号】 |
F871 |
【届出日】 |
2021/02/01 |
【届出者名】 |
株式会社常磐植物化学研究所 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
チャチャヘルス |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
茶カテキン(ガレート型カテキンとして) クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品には茶カテキン(ガレート型カテキンとして)が含まれます。茶カテキン(ガレート型カテキンとして)には、肥満気味の方のお腹の脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)を減少させる機能があることが報告されています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
肥満気味の健常成人 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
下記の(ア)及び(イ)の情報により、機能性関与成分である茶カテキン(ガレート型カテキンとして)を一日摂取目安量150 mg 配合する本届出商品を機能性表示食品として販売することは適切であると考えられた。 (ア)既存情報を用いた評価および既存情報による安全性試験の評価 日常的に飲用している緑茶浸出液の茶カテキン量を測定した結果、1日当たりの茶カテキン摂取量は平均481mgであり、1日10杯以上引用する人に至っては平均1,299mgであったとの報告がある。また、茶カテキン233 mg/本 (ガレート型カテキン228 mg/本) を含む飲料を用いた4週間のヒト試験において、臨床検査値等に影響を及ぼさなかったとの報告もある。よって、本届出商品を一日摂取目安量の範囲内で摂取する場合には、安全上の問題はないと考えられる。なお、日本国内において、2003年より茶カテキンを関与成分とする特定保健用食品が表示許可を受け、販売されているが、重篤な症例は報告されていない。 (イ)医薬品との相互作用に関する評価 既存のデータベースを検索した結果、医薬品との相互作用に関する報告はない。緑茶に含まれるカフェインについて、医薬品との相互作用の報告はあるが、本届出商品で使用する緑茶抽出物はカフェインを取り除いている(0.5 %以下)。 |
【摂取する上での注意事項】 |
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 一日摂取目安量を守ってください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
本届出商品は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMPの認定を取得した工場にて、そのGMP基準に準拠して生産・製造及び品質管理を行っている。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
(ア)標題 「茶カテキン(ガレート型カテキンとして)による腹部脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)の低減の機能性について」 (イ)目的 健常成人が茶カテキン(ガレート型カテキンとして)を摂取することによって腹部脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)が減少するかを検証した。 (ウ)背景 茶カテキン(ガレート型カテキンとして)は脂質代謝改善、インスリン抵抗性改善などが報告されているが、健常成人を対象とした腹部脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)の低減の機能性について総合的に評価した研究レビューがないことから、当該研究レビューを通じて検証を行った。 (エ)レビュー対象とした研究の特性 PubMed(外国語論文)、JDreamⅢ(日本語論文)の2つのデータベースを検索した結果、4報の文献を採用した。4報の文献は査読付きで、肥満気味の健常成人を対象としたランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験であった。 (オ)主な結果 肥満気味の健常成人に茶カテキン(ガレート型カテキンとして)149.5~276.2 mg/日を摂取させたところ、プラセボ群と比較して、介入群では腹部脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)が有意に減少した。 (カ)科学的根拠の質 日本語と英語の論文のみが対象であることから網羅性および出版バイアスの可能性は否定できないことなど、様々なバイアスリスクを含む結果であることは否定できない。 以上より、肥満気味の健常成人が本届出商品に配合する茶カテキン(ガレート型カテキンとして)を150mg/日摂取することによって、腹部脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)の減少が見込まれ、表示しようとする機能性は適切であると考えられる。 |
消費者庁に届出られた機能性表示食品のあれこれ。表示する機能性(効果)・エビデンス・主な対象者・機能性関与成分名・安全性に関する評価・製造品質管理情報・摂取する際の注意事項。
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2021年3月20日土曜日
チャチャヘルス(株式会社常磐植物化学研究所)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
乳酸菌ヘルベヨーグルト100g(雪印メグミルク株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
雪印メグミルク株式会社の機能性表示食品,乳酸菌ヘルベヨーグルト 100gのエビデンス(科学的根拠) |
雪印メグミルク株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【乳酸菌ヘルベヨーグルト 100g】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
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機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 雪印メグミルク株式会社 |
【届出番号】 |
F870 |
【届出日】 |
2021/02/01 |
【届出者名】 |
雪印メグミルク株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
乳酸菌ヘルベヨーグルト 100g |
【食品の区分】 |
加工食品(その他) |
【機能性関与成分名】 |
L. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ) クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはL. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)が含まれます。乳酸菌ヘルベには目や鼻の不快感を緩和する機能があることが報告されています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
目や鼻に不快感を有している成人男女 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
L. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)(以下、乳酸菌ヘルベ)を含むチーズは2004年から販売されており摂取による健康被害は発生していないが、当該商品には乳酸菌ヘルベ含有量の規格がなく、当該制度のガイドラインの「類似する食品」に該当しないため食経験での安全性評価は不十分である。 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報には乳酸菌全般について「適切に用いれば小児に対しても安全性が示唆されている。」「妊娠中・授乳中は、安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらないため過剰摂取は避ける。」と記載がある。また欧州では、L. helveticusは欧州食品安全機関が公開する、さらに安全性について評価する必要がない微生物リスト(QPSリスト)に掲載されており、一定の安全性が認められている。 血中のハウスダストまたはダニに対する特異的抗体価が陽性であり目や鼻の不快感を有する健常成人100名を対象に、乳酸菌ヘルベを含む発酵乳を、1日あたりの当該菌の摂取量が10の9乗(本届出品の一日当たりの摂取目安量当たりの含有量と同量)となる分量で12週間連続摂取させた結果、医師により試験食品には関連した有害事象はないと判断された。 また、健常成人10名、血中のハウスダストまたはダニに対する特異的抗体価が陽性であり目や鼻の不快感を有する健常成人10名を対象に、乳酸菌ヘルベを含む発酵乳を1日あたりの当該菌の摂取量が3x10の9乗となる分量で4週間連続摂取させた結果、血液パラメータの一部で摂取前と摂取4週間後との間に有意な変化が観察されたが、平均値は常に最適範囲内に留まっていた。また、被験者6名が軟便等を訴えたが、症状は一時的かつ軽度であり医師により試験食品には関連しないと判断された。 さらに、アレルギー性鼻炎に伴う各種症状を有している健常成人99名を対象に、乳酸菌ヘルベを含む発酵乳を、1日あたりのL. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)の摂取量が10の9乗となる分量で、16週間連続摂取させ、尿検査、血液検査、血圧、脈拍数等の測定や医師による問診を行ったが、有害事象は観察されなかった。 以上より、本届出品における一日当たりの摂取目安量当たりの含有量の3倍量のL. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)を含有する発酵乳を4週間連続摂取した場合でも、安全性に問題ないことが確認された。 |
【摂取する上での注意事項】 |
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
本届出食品の製造は、FSSC 22000認証取得工場である雪印メグミルク株式会社川越工場にて行っており、認証に基づいた製造、品質管理を実施している。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
(ア)標題 機能性関与成分L. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)の摂取が目や鼻の不快感を緩和するかどうかを検証する研究レビュー (イ)目的 健常成人を対象に、免疫調節機能を有する乳酸菌であるL. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)の摂取によってアレルギー性鼻炎による目や鼻の不快感が緩和されるかどうかを検証する。 (ウ)背景 花粉やハウスダスト等の抗原の増加および生活環境の変化等、様々な要因によってアレルギー性鼻炎が増加している。アレルギー性鼻炎は目や鼻の不快感を引き起こし生活の質を大きく低下させる。 治療が必要な場合には抗ヒスタミン薬等の薬物療法が用いられるが、長期の使用では副作用が生じる。そのため、副作用の懸念が小さく長期的な摂取も可能な機能性成分の利用が期待される。 注目されている機能性成分の一つとして免疫調節機能を有する乳酸菌があり、その中にL. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)がある。乳酸菌ヘルベは抗炎症作用等の免疫調節作用を示すことが報告されており、アレルギー性鼻炎に伴う目や鼻の不快感を緩和する効果が期待される。しかし、健常成人を対象に乳酸菌ヘルベの有効性を総合的に評価した報告は報告されていない。 (エ)レビュー対象とした研究の特性 健常成人が乳酸菌ヘルベを摂取することで目や鼻の不快感が緩和されるかどうかを検証するために、主要な文献検索データベース(PubMed、JDreamⅢ等)を用いて2021年1月までに公表された英語または日本語の研究を検索した。検索結果を精査したところ、有効性の検証に用いることができた研究は2報であった。研究の特性を要約すると、試験は日本国内で行われ、被検者は目や鼻に不快感を有している健常成人(20~65歳、妊婦・授乳婦を除く)であり、乳酸菌ヘルベを10の9乗オーダー(菌体数)含む発酵乳100gを毎日、12週間以上摂取していた。対照(プラセボ)は乳酸菌ヘルベを含まないプラセボ発酵乳であった。主要評価項目は鼻目症状スコア(目や鼻の不快感)であった。 (オ)主な結果 目や鼻に不快感を有している健常成人が乳酸菌ヘルベを摂取すると、目や鼻の総合的不快感、鼻の痒み、くしゃみ回数、および鼻詰まり等の各種指標が対照(プラセボ)と比べて有意に緩和した。このことから、「本品にはL. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)が含まれます。乳酸菌ヘルベには目や鼻の不快感を緩和する機能があることが報告されています。」という機能性表示は妥当と判断された。 (カ)科学的根拠の質 レビュー対象とした研究の質を定められた基準に従って評価した。研究方法は全て、結果の信頼性が高い「二重盲検ランダム化比較試験(RCT)」であった。研究の質を総合的に評価すると「効果に中程度の確信がある」と判断された。 |
ラベル:
雪印メグミルク株式会社の機能性表示食品
イソフラ骨(イソフラボーン)(株式会社常磐植物化学研究所)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社常磐植物化学研究所の機能性表示食品,イソフラ骨(イソフラボーン)のエビデンス(科学的根拠) |
株式会社常磐植物化学研究所が消費者庁に届出た機能性表示食品【イソフラ骨(イソフラボーン)】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社常磐植物化学研究所 |
【届出番号】 |
F869 |
【届出日】 |
2021/02/01 |
【届出者名】 |
株式会社常磐植物化学研究所 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
イソフラ骨(イソフラボーン) |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
大豆イソフラボン クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品には大豆イソフラボンが含まれます。大豆イソフラボンには骨の成分を維持するのに役立つ機能があることが報告されています。本品は丈夫な骨を維持したい方に適した食品です。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
丈夫な骨を維持したい中高年女性 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
下記の(ア)及び(イ)の情報により、機能性関与成分である大豆イソフラボンを一日摂取目安量25 mg(アグリコン換算として) 配合する本届出商品を機能性表示食品として販売することは適切であると考えられた。 (ア)既存情報を用いた評価および既存情報による安全性試験の評価 2006年5月、内閣府 食品安全委員会は特定保健用食品として食経験のないイソフラボンを通常の食生活に上乗せして摂取する場合の安全性について検討し、結論として、通常の食事以外から摂取する場合の安全な一日上乗せ摂取量の上限をアグリコン換算で30 mg/日に設定した(「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」)。 また、日本人閉経前女性に対して月経2周期、109mg/日、あるいは、日本人男性に対して3週間、868mg/日の用量で摂取させても影響がないとの報告もある。 よって、本届出商品を一日摂取目安量の範囲内で摂取する場合には、安全上の問題はないと考えられる。なお、日本国内においては、2001年より大豆イソフラボンを関与成分とする特定保健用食品が表示許可を受け、販売されているが、重篤な症例は報告されていない。 (イ)医薬品との相互作用に関する評価 既存のデータベースを検索した結果、高濃度の大豆イソフラボンアグリコンの摂取(1,000 mg/日, 400mg/日)において、薬物代謝酵素への関与が報告されているが、本届出商品を一日摂取目安量の範囲で摂取する場合には問題ないと考えられる。 |
【摂取する上での注意事項】 |
原材料名をご確認の上、食物アレルギーのある方は摂取をお控えください。 イソフラボンを含む健康食品等との併用は避け、過剰摂取にならないようご注意ください。 多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 一日摂取目安量を守ってください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
本届出商品の製造所である備前化成株式会社 第3工場は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMPの認定を取得しており、そのGMP基準に準拠して生産・製造及び品質管理を行っている。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
(ア)標題 「大豆イソフラボンが持つ機能性について」 (イ)目的 健常な中高年日本人女性に大豆イソフラボン30 mg/日以下(アグリコン換算として)を摂取させることが骨の成分を維持するのに役立つことを検証した。 (ウ)背景 大豆イソフラボンによる骨吸収マーカー抑制の機能性について、複数の原著論文が報告されているが、研究成果を総合的にまとめたレビューがないため、当該研究レビューを通じて検証を行った。 (エ)レビュー対象とした研究の特性 PubMed(外国語論文)、及びJDreamⅢ(日本語論文)の2つのデータベースを検索した結果、5報の文献を採用した。5報の文献はいずれも査読付きで、健常な中高年日本人女性を対象としたプラセボ対照試験であった。 (オ)主な結果 採用文献は5報でいずれも、大豆イソフラボン30 mg/日以下(アグリコン換算として)またはプラセボを連続摂取させた。5報のうち3報では介入群において尿中デオキシピリジノリン(DPD)が摂取前後で有意に低下した。尿中DPDは骨吸収マーカーであり、その低下は骨の分解が抑制されていること、すなわち、骨の成分が維持されていることを意味する。5報のうち1報においては、プラセボ群と比べて有意な尿中DPDの低下が認められた。5報のうち1報では、介入群において尿中DPDが摂取前後で有意に低下し、閉経前後での層別解析を行った結果、閉経後女性の尿中DPDの変化量にプラセボ群との有意差が認められた。採用文献における大豆イソフラボンの摂取量は23.3~26.9 mg/日(アグリコン換算として)であったことから、大豆イソフラボン25 mg/日(アグリコン換算として)の摂取が骨の成分の維持に役立つ機能が明らかとなった。 (カ)科学的根拠の質 未発表のデータが存在する可能性が否定できないこと、5報の採用文献の評価方法が異なることやサンプルサイズの大きさなど、様々なバイアスリスクを含んでいることは否定できない。これらは本研究レビューの限界と考えられる。 以上より、本届出商品に配合する大豆イソフラボンを25 mg/日(アグリコン換算として)摂取することにより、骨の成分を維持するのに役立つと考えられることから、表示しようとする機能性は適切であると判断した。 |
ヨーグリーナBIOX(サントリー食品インターナショナル株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
サントリー食品インターナショナル株式会社の機能性表示食品,ヨーグリーナBIOX(ビオックス)のエビデンス(科学的根拠) |
サントリー食品インターナショナル株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ヨーグリーナBIOX(ビオックス)】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 サントリー食品インターナショナル株式会社 |
【届出番号】 |
F868 |
【届出日】 |
2021/02/01 |
【届出者名】 |
サントリー食品インターナショナル株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
ヨーグリーナBIOX(ビオックス) |
【食品の区分】 |
加工食品(その他) |
【機能性関与成分名】 |
ガラクトオリゴ糖 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはガラクトオリゴ糖が含まれます。ガラクトオリゴ糖は、ビフィズス菌を増やして、腸内環境を改善することが報告されています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
健常成人 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
【食経験の評価(2次情報)】 当該製品の機能性関与成分であるガラクトオリゴ糖について、2次情報の調査を行ったところ、当該製品の摂取において、直ちに懸念すべき情報は見当たらなかった。しかしながら、当該製品への機能性関与成分の配合量に対して、安全性を確認できるだけの十分な喫食期間を伴った情報は見当たらず、食経験は十分でないと判断した。 【安全性試験に関する評価(1次情報)】 当該製品の機能性関与成分であるガラクトオリゴ糖について、1次情報の調査を行い、6報を評価に用いた。報告されたAmes試験、染色体異常試験、単回投与毒性試験、90日反復投与毒性試験及び26週間反復投与毒性試験において、安全性上問題となる情報は見当たらず、ヒト過剰摂取安全性試験及び長期摂取安全性試験においても、試験食品摂取に起因する有害事象は認められなかった。なお、当該製品に配合しているガラクトオリゴ糖は、乳糖とβ-ガラクトシダーゼの酵素反応という一般的な製法により製造されることから、報告されている研究に用いられているガラクトオリゴ糖と同等であると考えられる。また、製造工程も、脱色ろ過・脱塩・濃縮・殺菌と一般的なものであり、安全性上懸念されるような特殊な工程はない。従って、これらの結果から、一日摂取目安量あたりガラクトオリゴ糖3 g を配合する当該製品の摂取において、安全性に問題はないと考えられたため、評価は十分と判断した。 |
【摂取する上での注意事項】 |
摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。 多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 他の食品からの摂取量を考えて適量を摂取してください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
当該製品は、FSSC 22000を取得している工場で製造する。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
ア.標題 ガラクトオリゴ糖による腸内環境改善作用に関するシステマティックレビュー イ.目的 健常成人を対象として、ガラクトオリゴ糖を含む食品の摂取が、プラセボ食品の摂取又は非摂取、摂取前と比較して、ビフィズス菌及び便の状態によって評価される腸内環境改善作用を示すかを、介入研究による報告を収集して検証した。 ウ.背景 ガラクトオリゴ糖はヒトの母乳や牛乳に含まれ、ガラクトースを主成分とするオリゴ糖の総称で、腸内環境を改善することが報告されている。そこで、ガラクトオリゴ糖の摂取が健常成人において腸内環境改善作用を示すか、統合的に検証した。 エ.レビュー対象とした研究の特性 健常成人において、ガラクトオリゴ糖を含む食品の経口摂取が、プラセボ食品の経口摂取、又は非摂取、摂取前と比較して、ビフィズス菌及び便の状態によって評価される腸内環境改善作用を示すかを検証した研究を収集した。国内外のデータベースで2020年7月10日に検索し、文献を網羅的に集めたところ、条件を満たす文献は18報20研究であった。20研究の研究デザインは10研究が前後比較試験、10研究が群間比較試験で、実施国は11研究が日本、9研究はイギリス、フランス、イタリア、ニュージーランドで、すべて査読付き(専門家により審査された)論文であった。 オ.主な結果 評価した20研究は、健常成人にガラクトオリゴ糖を一日当たり1 g~10 g含む食品を1週間~10週間継続摂取させていた。腸内環境の評価項目として、ビフィズス菌、便の状態(便水分含量、便形状、便pH、便中腐敗産物)を測定し、ガラクトオリゴ糖の摂取によるビフィズス菌の増加及び便の状態の改善による腸内環境改善作用が示された。また、ガラクトオリゴ糖の2.5 g~10 g摂取で、ビフィズス菌の増加及び便中腐敗産物の低下が同じ研究内で示されたこと、2.64 g~10 g摂取で、ランダム化比較試験でビフィズス菌の増加において肯定的結果が得られたことから、ガラクトオリゴ糖を3 g配合した当該製品の摂取によって、腸内環境改善作用が期待できると考えられた。 カ.科学的根拠の質 評価した20研究において、前後比較試験が多いこと、利益相反(研究に影響を与える利害関係)のリスクが懸念されること、否定的な研究結果が選択的に公開されていない可能性があることから、今後の研究を継続的に検証していく必要があると考えられた。 |
すぐもどる椎茸プラス(兼貞物産株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
兼貞物産株式会社の機能性表示食品,すぐもどる椎茸プラスのエビデンス(科学的根拠) |
兼貞物産株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【すぐもどる椎茸プラス】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 兼貞物産株式会社 |
【届出番号】 |
F867 |
【届出日】 |
2021/02/01 |
【届出者名】 |
兼貞物産株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
すぐもどる椎茸プラス |
【食品の区分】 |
加工食品(その他) |
【機能性関与成分名】 |
GABA(γ-アミノ酪酸) クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはGABAが含まれています。GABAには高めの血圧を低下させる機能があることが報告されています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
血圧が高め(血圧が正常高値)の日本人男女 |
【安全性の評価方法】 |
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
本品(すぐもどる椎茸プラス)は原木栽培された乾しいたけ(スライス)である。乾しいたけは日本では16世紀頃から料理書に記載されるようになり、江戸時代に入り人工栽培が始まったことで広く消費されるようになったと知られている。林野庁の特用林産物生産統計調査では、2018年の乾しいたけの生産量(原木栽培計)は2,375.7トンとなっている。当社では1952年創業以来、乾しいたけを日本全国に年間約80トン以上を販売しており、様々な地域で年齢・性別問わず、日常的な水もどし・加熱調理用しいたけとして食されている。これらの乾しいたけは本品の類似食品に該当する。乾しいたけは十分な食経験を有する食品であり、これまでに重篤な健康被害は報告されていない。更に、本品の1日当たりの摂取量10gは、摂取量としては一般的と考えられることから、安全性について問題はないと考えられる。 また、本品の機能性関与成分であるGABA(γ-aminobutyric acid、γ-アミノ酪酸)は、野菜や果物、穀物などに多く含まれることが知られているが、その他にも、緑茶葉を窒素ガス下で処理したギャバロン茶や、ぬか漬けなどにも含まれている(国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所『「健康食品」の安全性・有効性情報』より)。この様にGABAは日常の食生活において通常摂取している食品成分である。 さらにGABAは、特定保健用食品の関与成分として使用されており、緑茶飲料、乳酸菌飲料などの複数の食品形態で販売され(1日摂取目安量あたりのGABA配合量;10~20 mg)、安全性について問題がないとの判断がなされており、現在までに、GABAによる重篤な健康被害は報告されていない。 またGABAの安全性に関しての研究報告をデータベースで検索したところ各安全性試験において、被験者は1日10~20 mgのGABAを2~12週間摂取しているが、重篤な有害事象は報告されなかった。なお、GABAは基原によらず一定の性状を持つものであることから、各安全性試験で用いられたGABAと本品に含まれるGABAは同等であると判断できる。以上のことから、機能性関与成分GABAが含まれる本品の安全性に問題はないと考えられる。 |
【摂取する上での注意事項】 |
本品は多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。高血圧治療薬を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
当社では一般財団法人 食品安全マネジメント協会のJFS-B規格に準じた食品安全マニュアルを作成し、品質管理体制を構築している。工場内では、原材料の産地や生産者、選別工程、製造工程、最終検査、出荷に至るまで、全ての情報を明確にするトレーサビリティを導入している。また当社内で品質管理室を設置しており、定期的な品質改善活動を実施している。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
【標題】 最終製品「すぐもどる椎茸プラス」に含まれる機能性関与成分GABAによる血圧低下の機能性に関する定性的レビュー 【目的】 日本人の正常高値血圧者及びI度高血圧者に対して、GABAを含む食品の12週間以上の継続摂取が、血圧低下効果を有するかを評価した。 【背景】 GABAは、米、野菜、茶、発酵食品、発芽玄米、漬物などにも含まれている成分で、高血圧者の血圧を低下させる作用が報告されている。本研究レビューでは、健常者(正常高値血圧者)及びⅠ度高血圧者に対するGABAの血圧低下効果を定性的研究レビューで検証した。 【レビューを対象とした研究の特性】 「日本人の疾病に罹患していない者(正常高値血圧者:未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)とⅠ度高血圧者に、GABAを継続摂取させると、対照食品の摂取と比較して、血圧(収縮期血圧、拡張期血圧)を低下させるか。」に基づいて、検索式を設定し、3つのデータベース(PubMed、JDreamⅢ、医中誌Web)より文献検索を実施した。検索により特定された文献から適格基準に適合しない文献を除外し、「論文の質の評価」により、一定水準以上の研究レベル(QL3以上)がある文献を採用文献とした。採用文献の収縮期血圧と拡張期血圧を効果指標として定性的研究レビューを実施した。【科学的根拠レベル総合評価】、【「研究タイプ、質、数」の目安】、【一貫性の目安】についてA~Eの5段階で評価した。 【主な結果】 検索の結果、5報の文献を採用した。5報はすべて日本人の成人男女の疾病に罹患していない者(正常高値血圧者)及びⅠ度高血圧者を対象としていた。5報全てで疾病に罹患していない者(正常高値血圧者)での層別解析を行っていた。罹患していない者(正常高値血圧者)及びⅠ度高血圧者を対象とした5報のうち4報で、GABAの12週間以上の継続摂取により対照群と比較して収縮期血圧と拡張期血圧の有意な低下が確認された。罹患していない者(正常高値血圧者)での層別解析を行った5報のうち4報でも同様に、GABAの12週間以上の摂取により対照群と比較して収縮期血圧と拡張期血圧の有意な低下が確認された。本研究レビューの結果からGABA(20mg/日以上)の摂取は収縮期血圧と拡張期血圧を有意に低下させる、血圧低下作用を有する肯定的な結果が得られた。 【科学的根拠の質】 本研究レビューの限界として、採用文献数が5報と少ないこととGABAの摂取期間が12週間~16週間と短くエビデンスとして限界がある。しかし採用文献5報全てが「特定保健用食品の表示許可等について」の別添2「特定保健用食品申請に係る申請書作成上の留意事項7」の有効性に関する試験の血圧関係の試験方法に従った試験デザインのため、GABAの血圧低下効果の科学的根拠は担保されていると判断した。 |
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