株式会社アドバンスト・メディカル・ケアの機能性表示食品,記憶の源のエビデンス(科学的根拠) |
株式会社アドバンスト・メディカル・ケアが消費者庁に届出た機能性表示食品【記憶の源】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社アドバンスト・メディカル・ケア |
【届出番号】 |
G154 |
【届出日】 |
2021/05/27 |
【届出者名】 |
株式会社アドバンスト・メディカル・ケア クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
記憶の源 |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
■生鮮食品の機能性表示食品 |
【機能性関与成分名】 |
鶏由来プラズマローゲン クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品には鶏由来プラズマローゲンが含まれます。鶏由来プラズマローゲンには、中高年の方の認知機能の一部である、言葉を記憶し思い出す能力、「言語記憶力」を維持する機能があることが報告されています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
健常な中高年の方(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) |
■免疫維持に効果の機能性表示食品 ■鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品 ■痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品 |
【安全性の評価方法】 |
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
喫食実績及び既存情報による安全性試験結果の評価 当該届出製品は、鶏由来プラズマローゲンを一日摂取目安量である1.0mg/1包を含む顆粒状の製品です。当社では、2020年4月から鶏由来プラズマローゲン顆粒を販売し2021年3月時点で約135,000包(30包入り1箱で換算すると4,500箱)の販売実績がありますが、商品との因果関係が認められる健康被害に関する報告は現時点で受けていません。 なお、当該届出製品と同一の原料素材(鶏胸肉抽出物)を同用量使用したサプリメントがカプセル形状で機能性表示食品として受理されており、(届出者:丸大食品株式会社)、現時点において、同製品に関して安全性に問題が発生したとの報告は前述の届出会社から受けておりません。 但し、当社での最終商品を用いた安全性の評価は不十分であると考え、同素材及び同素材を使用して製造されたサプリメントの安全性試験の結果を評価いたしました。 原材料開発会社が実施した安全性試験結果の評価 1.in vitro試験及びin vivo試験 (1)Ames試験 指標5菌株に対する遺伝子突然変異誘発性は認められていない。 (2)染色体異常試験 CHL/IU細胞に対する染色体異常誘発性は認められていない (3)単回投与試験 ラットに対し、鶏由来プラズマローゲン量で410mg/kgの経口投与を行った試験において、死亡例は出現していない。 (4)反復投与試験(90日間) ラットに対し、鶏由来プラズマローゲン量で145 mg/kg/日の経口投与を行った試験において、毒性は認められていない。 2.臨床試験(ヒト試験) 63名の健常者を対象に、鶏由来プラズマローゲン量で1 mg、10 mg、100 mg/日を12週間摂取する無作為化二重盲検比較試験の結果では、有害事象は認められていない。 以上のことから、鶏由来プラズマローゲンを原材料とした当該届出製品は摂取目安量を守り適切に摂取する場合、安全性に問題はないと判断しました。 |
【摂取する上での注意事項】 |
・食品アレルギーがある方は、原材料をご確認ください。 ・開封後は、お早めにお召し上がりください。 ・賞味期限が過ぎた製品は、摂取を控えてください。 ・乳幼児の手の届かない所に置いてください。 ・袋から直接召し上がる場合は、切り口や袋の端で口や手を傷つけないようにご注意ください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
当該届出製品の原材料製造会社(アリメント工業株式会社新富士工場)は、国内GMP及び米国GMP認定工場であり、さらに食品安全の管理システムISO22000 の認証も取得し、適正な製造基準に従って製造しています。また、製品の加工、包装を委託している工場(住岡食品株式会社浜北工場、イーエスフーズ株式会社浜松工場)は、国内GMP認定工場であり、適正な製造基準に従って製造しています。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
(ア)標題 鶏由来プラズマローゲンの認知機能に関する研究レビュー (イ)目的 疾病に罹患していない成人(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)が、鶏由来プラズマローゲンを摂取することで、認知機能を維持、改善するかを検証しています。 (ウ)背景 高齢化が進む日本において、認知症患者数は増加し続け、大きな社会問題となっています。プラズマローゲンはグリセロリン脂質の一つであり、アルツハイマー型認知症(AD)患者の脳内プラズマローゲン量は健常者と比較して低く、更に、AD の進行に伴って減少するという報告などから、脳機能との関連性が示唆されています。そこで、疾病に罹患していない成人が、鶏由来プラズマローゲンを摂取することによって、認知機能を維持、改善するかについて文献検索を行い、それらデータの定性評価を行いました。 (エ)レビュー対象とした研究の特性 疾病に罹患していない成人(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)を対象として、鶏由来プラズマローゲンの経口摂取を行い、認知機能の維持、改善について、ランダム化比較試験にて検討した試験をレビュー対象としました。 (オ)主な結果 2論文4試験の定性評価を行いました。その結果、2試験において、コグニトラックスを指標とした認知機能改善効果について評価したところ、60 歳以上の被験者の0.5、1mg/日12週間摂取において、対照群と比較して統計的に有意な改善効果が認められることが明らかとなりました。特に、言葉を記憶し思い出す能力、「言語記憶力」において、用量の増加に伴い改善効果が増す傾向が認められました。 (カ)科学的根拠の質 採用論文が2報と少ないことより、適切な目標症例数を設定したRCTによるさらなる検討が望まれます。しかしながら、本システマティックレビューは、のべ149例の症例数の検討であること、2報とも質の高いランダム化比較試験であり、バイアスリスクが低いことより、科学的根拠の質は十分であると判断しました。 |
消費者庁に届出られた機能性表示食品のあれこれ。表示する機能性(効果)・エビデンス・主な対象者・機能性関与成分名・安全性に関する評価・製造品質管理情報・摂取する際の注意事項。
人気の投稿
2021年7月6日火曜日
記憶の源(株式会社アドバンスト・メディカル・ケア)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
ブラックジンジャーポリメトキシフラボン(イオントップバリュ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
イオントップバリュ株式会社の機能性表示食品,ブラックジンジャーポリメトキシフラボンのエビデンス(科学的根拠) |
イオントップバリュ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ブラックジンジャーポリメトキシフラボン】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 イオントップバリュ株式会社 |
【届出番号】 |
G153 |
【届出日】 |
2021/05/26 |
【届出者名】 |
イオントップバリュ株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
ブラックジンジャーポリメトキシフラボン |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
■生鮮食品の機能性表示食品 |
【機能性関与成分名】 |
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、BMIが高め(BMI24以上30未満)の方の腹部の脂肪(内臓脂肪及び皮下脂肪)を減らす機能があることが報告されています。また、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能があることが報告されています。 |
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【想定する主な対象者】 |
BMIが高め(BMI24以上30未満)の健常成人 |
■免疫維持に効果の機能性表示食品 ■鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品 ■痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品 |
【安全性の評価方法】 |
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
本届出商品と類似する商品の喫食実績を調査し、安全性を評価しました。 本届出商品は、機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を1日摂取目安量あたり12mg配合した商品です。当該食品に類似する商品として、当該食品の機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を含有し、上記類似商品と同等の原料・摂取量であり、消化・吸収過程に大きな違いがないと考えられ、かつ、加工工程も大きな違いがないと考えられる食品が日本国内で販売されています。本類似商品は2014年4月から累計3305万食分以上が販売されており、喫食実績は十分と判断しました。その間、本類似商品に関する重篤な健康被害は報告されていません。 上記の通り、喫食実績が十分であると判断しましたが、安全性に関わる更なる情報として既存情報による評価も行いました。既存情報の調査では、機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を含むブラックジンジャー抽出物を用いた臨床試験の報告が行われていますが、有害事象は認められませんでした。 以上のことから、当該食品と類似する食品に関する評価により、喫食実績は十分であり、本製品を適切に摂取する場合、安全性に問題ないと評価しました。 |
【摂取する上での注意事項】 |
●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日当たりの摂取目安量を守ってください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
本品は以下の製造工場にて生産・製造を行い、また品質管理をされております。●井藤漢方製薬株式会社 東大阪工場(健康食品GMP)●井藤漢方製薬株式会社 加納工場(健康食品GMP) |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
<腹部の脂肪を減らす機能に関する研究レビュー> ア 標題 「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取による、腹部の脂肪を減らす機能に関する研究レビュー イ 目的 健康な方に対する「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取の効果を、プラセボとの比較で検証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に評価しました。 ウ 背景 ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの脂肪に対する影響に関して、培養ヒト細胞を用いたin vitro実験や、マウスを用いた動物実験では、脂肪の分解を促進する作用があるという研究報告があります。しかし、ヒトを対象とした、脂肪に対する影響を評価した文献を包括的に整理する研究レビューはありませんでした。今回、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを継続して摂取することによる、腹部脂肪を減らす作用について検証を行いました。 エ レビュー対象とした研究の特性 国内外のデータベースを使用して英語及び日本語の文献を検索し、基準に合致した文献1報(ランダム化比較試験)を採用しました。本採用文献の全体解析では、脂質異常・高血糖・高血圧のいずれかに該当する被験者が解析対象に含まれる恐れがあったため、それらに該当しないサブグループ解析の結果を研究レビューの対象としました。本サブグループ解析の対象者は、20-64歳の、BMIが高め(BMIが24以上30未満)の健康な男女52名を被験者とした試験でした。 ※BMIはBody Mass Indexのことで、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出されます。 オ 主な結果 採用文献から、健康な被験者が、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12 mgを含む食品を1日1粒、12週間継続して摂取することで、含まない食品を摂取した場合と比較して、腹部の脂肪面積が有意に減少していることが確認されました。 カ 科学的根拠の質 評価した文献が1報のため科学的根拠の一貫性は不明であったものの、日本人を対象としたランダム化比較試験であり、予め設定された試験計画に沿って試験が実施されていました。よって、採用文献のブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12mgを継続して摂取することによって、腹部の脂肪を減らす機能が認められたという結果は信頼できる科学的根拠に基づいていると考えられ、届出製品でも同様の機能が期待できると考えられます。 <日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能性に関する研究レビュー> ア 標題 「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取による、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能性に関する研究レビュー イ 目的 健常者に対する「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取の効果を、プラセボとの比較で検証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に評価しました。 ウ 背景 依然として肥満を低減することは重要な課題であり、肥満低減には代謝機能を改善し、体脂肪を消費することが重要です。日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪の消費を高めることは肥満の予防に役立つと考えられます。 ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの脂肪消費に関する研究報告はありますが、包括的に整理する研究レビューはありませんでした。 エ レビュー対象とした研究の特性 国内外のデータベースを使用して論文を検索し、基準に合致した文献1報(ランダム化比較試験)を研究レビューの対象としました。なお、本文献は丸善製薬株式会社が費用負担した研究でした。 オ 主な結果 上記文献はブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12 mgの摂取による、日常活動時の呼吸商を評価しており、呼吸商の有意な低下が認められていました。呼吸商はエネルギー代謝における脂肪と糖の消費割合を示すことから、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12mgには、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能を有する可能性が考えられました。 カ 科学的根拠の質 採用した文献は1報のみであったため、定性的な研究レビューを実施しました。そのため、言語および定量性に関して研究の限界がありますので、今後の研究結果が本研究レビューの結果に影響を与える可能性があります。今後の研究に注視することが必要ではありますが、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12 mgの摂取は、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能に対する有効性に一定の根拠があると判断しました。 |
DHS(イオントップバリュ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
イオントップバリュ株式会社の機能性表示食品,DHA(ディーエイチエー)のエビデンス(科学的根拠) |
イオントップバリュ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【DHA(ディーエイチエー)】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 イオントップバリュ株式会社 |
【届出番号】 |
G152 |
【届出日】 |
2021/05/26 |
【届出者名】 |
イオントップバリュ株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
DHA(ディーエイチエー) |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
■生鮮食品の機能性表示食品 |
【機能性関与成分名】 |
DHA EPA クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはDHA、EPAが含まれます。DHAには、中高年の認知機能の一部である、日常生活における数に関する情報の記憶と数・ことばに関する情報の判断や読み書きをサポートする機能があることが報告されています。DHA、EPAには中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
健常な中高年。 |
■免疫維持に効果の機能性表示食品 ■鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品 ■痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
使用している主原料のDHA・EPA含有精製魚油は1990年から原料として累計で5,000トン以上の販売実績があり、サプリメントや魚肉ソーセージなどの加工食品、特定保健用食品(リサーラソーセージ、DHA・EPA1050㎎/本、2005年販売)などに使用されている。これらの製品は国内において全国規模で流通されてきたが、これまでに健康被害に関する重篤な報告は無い。 しかしながら、喫食実績による評価としては不十分と判断し、以下の通り既存情報を用いた評価も行った。 独立行政法人国立健康・栄養研究所「健康食品」安全性・有効性情報、被害関連情報においてDHA、EPA及び魚油について検索した結果、DHA及びEPAを原因とする被害情報は認められない。 以下は公的機関情報(1)、(2)から引用した。 ・米国ではGRAS (一般的に安全と見なされた物質) 認定。(1) ・通常食品に含まれる量を経口摂取する場合、おそらく安全である。(1) ・経口摂取時、一般に3~4 g/日以下であれば耐容性が高い。(1) ・米国FDAの限定的健康表示規格においては、サプリメントからの摂取はDHAとEPAを合わせて1日2 gを超えないようにとされている。(1) ・平成22 年、23 年国民健康・栄養調査の結果に基づく、n-3 系脂肪酸の日本人30~49 歳の中央値は、2.1 g/日(男性)、1.6 g/日(女性)。(2) ・DHA・EPAを含むn-3系脂肪酸の食事摂取基準は、成人男性2.0~2.4g/日、成人女性1.6~2.0g/日。(2) (1)独立行政法人国立健康・栄養研究所「健康食品」安全性情報・有効性情報 (2)厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2015年度版) また、魚油の多量摂取により凝血能や血圧が低下することがあるが、「●疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください。」「●血液凝固阻止薬、高血圧治療薬を服用中の方は医師にご相談ください。」と表記して注意喚起を行っている。 以上より、本品を適切に摂取する場合、安全性に問題はないと考えられた。 |
【摂取する上での注意事項】 |
●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日当たりの摂取目安量を守ってください。 ●血液凝固阻止薬、高血圧治療薬を服用中の方は医師にご相談ください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
本品は以下の製造工場にて生産・製造を行い、また品質管理をされております。●井藤漢方製薬株式会社 東大阪工場(健康食品GMP) |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
<認知機能> ア.標題: DHAによる認知機能に関する研究レビュー イ.目的: 誰に P) :疾病に罹患していない成人に 何をすると I) :DHA を摂取させることは 何と比較して C) :プラセボ摂取、もしくはDHA摂取なしと比較して どうなるか O) :認知機能に対する効果が認められるか 研究デザイン S):ランダム化比較試験(RCT) ウ.背景: 認知機能に対する DHAの効果については、数多くの報告がある。しかし、疾病に罹患していない成人に着目して研究成果全体をまとめたレビューは限られている。そこで、これまでの国内外の知見を精査し、標題の研究レビューを行った。 エ.レビュー対象とした研究の特性: 文献の検索は、RCT(対象者をランダムに2つのグループに分け、一方は評価しようとするもの、もう一方には対照となるものを摂取させて比較する臨床試験)であること、DHAを摂取させる試験であること、疾病に罹患していない成人を対象としていることを条件に実施した(最終検索日2016/8/2)。なお本研究レビューは、届出者以外の第三機関が実施した。 オ.主な結果: 認知機能の一部である「記憶」および「判断・実行」において群間比較によるDHA摂取の有効性は、それぞれ7報の文献で認められた。これらの文献における1日当たりのDHA摂取量は480~1720mgであった。また、効果が認められた試験は、提示された数、ことば、図形などの情報を覚え込み、維持した情報を思い出して、思い出したことが正しいか確認するといった一連の脳内の作業を評価していた。これらの知見に基づき、本製品の表示しようとする機能性は、「DHAには、中高年の認知機能の一部である、日常生活における数に関する情報の記憶と数・ことばに関する情報の判断や読み書きをサポートする機能があることが報告されています。」とした。 当該製品は一日当たりの摂取目安量中にDHA 500 mgを含む食品であり、当該機能の効果が期待できるものと判断した。 カ.科学的根拠の質: 採用文献の各種バイアス・リスク(偏りの危険性)は中程度、エビデンス(科学的根拠)の強さは中(B)と評価した。 幅広い年代の男女で機能が認められていた。また、効果を認められた文献のうち日本で実施された研究報告は3報あり、当該機能性において人種間に差異が認められるとした報告も無いため、日本人への外挿性(結果の日本人への適用)に問題はないと考えられる。ただし、本研究レビューの限界として、サンプリングバイアスや言語バイアスが完全には否定できないことが挙げられる。 <中性脂肪> ア.標題: DHA・EPAの経口摂取による中性脂肪値低下作用に関する研究レビュー イ.目的: 誰に P):疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者 何をすると I):DHA・EPAの経口摂取 何と比較して C):プラセボの摂取、もしくはDHA・EPAの介入なし どうなるか O):中性脂肪値の低下が認められるか 研究デザイン S):ランダム化比較試験(RCT) ウ.背景: DHA・EPAの経口摂取による中性脂肪値を低下させる機能については多数の報告があるが、疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者に限定した場合における有効性は明確でなかった。そこで、これまでの国内外の知見を精査し、標題の研究レビューを行った。 エ.レビュー対象とした研究の特性: 文献の検索は、RCT(研究の対象者をランダムに2つのグループに分け、一方には評価しようとするものを摂取させ、もう一方には対照となるものを摂取させて比較する臨床試験)であること、DHA・EPAを摂取させる試験であること、疾病に罹患していない者および中性脂肪値がやや高めの者を対象としていることを条件に実施した。なお本研究レビューは、届出者以外の第三者機関が監修した。 オ.主な結果: 検索により37報が研究レビューの対象となり、疾病に罹患していない者を対象とした16報のうち10報、中性脂肪値がやや高めの者を対象とした21報のうち15報が、当該の機能性を認めていた。 また、群間比較において当該機能を認めた報告において、1日当たりのDHA・EPAの摂取量は133~10,440 mg、摂取期間は3~14週間であった。 本製品は1日当たりの摂取目安量中にDHAとEPAの総量として507mg含むため、当該機能に対する有効性が期待できるものと判断した。 カ.科学的根拠の質: 採用文献のエビデンス(科学的根拠)総体について、バイアスリスク(偏りの危険性)は低(0)、エビデンスの強さは強(A)と評価した。なお、日本で実施された研究6報のうち、4報が当該の機能性を肯定しており、日本人への外挿性に問題はないと考えられる。よって、機能性関与成分DHA・EPAを1日当たり133 mg以上摂取することにより、中性脂肪を低下させる機能が認められると考えられる。 ただし、本研究レビューの限界として、サンプリングバイアス(被験者の偏り)や言語バイアス(英語と日本語のキーワードのみで検索を行ったことによる偏り)が完全には否定できないことが挙げられる。 |
ホワイトヴェールモイストエー(株式会社ZERO PLUS)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社ZERO PLUSの機能性表示食品,WHITE VEIL Moist A(ホワイトヴェール モイスト エー)のエビデンス(科学的根拠) |
![]() 株式会社ZERO PLUSが消費者庁に届出た機能性表示食品【WHITE VEIL Moist A(ホワイトヴェール モイスト エー)】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社ZERO PLUS |
【届出番号】 |
G151 |
【届出日】 |
2021/05/26 |
【届出者名】 |
株式会社ZERO PLUS クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
WHITE VEIL Moist A(ホワイトヴェール モイスト エー) |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
■生鮮食品の機能性表示食品 |
【機能性関与成分名】 |
米由来グルコシルセラミド アスタキサンチン ルテイン・ゼアキサンチン クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品には、米由来グルコシルセラミド、アスタキサンチン、ルテイン・ゼアキサンチンが含まれます。米由来グルコシルセラミドには、肌のバリア機能(保湿力)を高め、肌の潤いを守るのを助ける機能があることが報告されています。抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能性、紫外線を浴びた肌を乾燥から守り、肌の潤いを守る機能性が報告されています。ルテイン・ゼアキサンチンは、黄斑色素密度の増加によりブルーライトなどの光刺激から眼を保護する機能や、コントラスト感度を改善する機能があることが報告されています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
健常成人で、紫外線によって肌が赤くなりやすい方。肌が乾燥しがちな健常者。(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) |
■免疫維持に効果の機能性表示食品 ■鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品 ■痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
米由来グルコシルセラミド こんにゃく芋由来グルコシルセラミドのヒト試験(グルコシルセラミド1.8mg/日12週間摂取試験及びグルコシルセラミド5.4mg/日4週間摂取試験)において問題は認められなかった。こんにゃく芋由来グルコシルセラミドとの同等性を確認し、米由来グルコシルセラミドも安全であると判断した。 アスタキサンチン アスタキサンチンを用いたヒト臨床試験により12週間の長期摂取および一日当たりの摂取目安量の5倍量の過剰摂取における安全性に問題ないことが確認されている。アスタキサンチンは固有の化学構造を有する成分のため、上記試験における成分と届出製品中の機能性関与成分は同等であると判断した。以上より、アスタキサンチンを一日当たり4 mg摂取することの安全性に問題ないと評価した。 ルテイン・ゼアキサンチン ・ルテイン・ゼアキサンチンの原料であるマリーゴールド色素は食品添加物の基準を満たしている。 ・『ナチュラルメディスン・データベース』ではルテインに関してほとんどの人に関して安全であると記載されている。 ・『国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報』では経口で適切に摂取する場合、おそらく安全であると記載されている。またルテイン20 mg/日を12ヶ月間摂取した臨床試験において安全に使用されたことが記載されている。 ・FAO/WHO 合同食品添加物専門家会議 「FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives 」 ではルテイン、ゼアキサンチンの合計摂取量として2mg/kg体重/日まで安全としている。 以上より一日当たりルテイン10 mg、ゼアキサンチン2 mgの摂取の安全性評価は十分であると判断した。 機能性関与成分同士の相互作用 ルテイン・ゼアキサンチンを含むカロテノイド類がアスタキサンチンの吸収を阻害する可能性が示唆されているが、届出製品の機能性関与成分であるアスタキサンチン、ルテイン・ゼアキサンチンを同時に摂取することで有害な作用が生じるという報告はなかったため、届出製品を適切に摂取する場合において、安全性上の問題はないものと判断した。 以上より、機能性関与成分米由来グルコシルセラミド、アスタキサンチン及びルテイン・ゼアキサンチンを配合した届出製品の安全性に問題はないと判断した。 |
【摂取する上での注意事項】 |
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
届出製品は公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場で製造しており、GMPに準拠した製造および品質管理を行っています。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
【米由来グルコシルセラミド】 1. 標題 「WHITE VEIL Moist A(ホワイトヴェール モイスト エー)」に含有する機能性関与成分「米由来グルコシルセラミド」による経皮水分蒸散量および角質水分量に及ぼす影響の評価 2. 目的 健常者において植物由来グルコシルセラミドの経口摂取は,プラセボ対照と比較して経皮水分蒸散量と角質水分量を改善することにより肌の保湿力・乾燥を改善するかについて検証することを目的とした。 3. 背景 植物由来グルコシルセラミドは,経口摂取することで,ヒトの経皮水分蒸散量と角質水分量を改善することが報告されている一方で,そのエビデンスの総合性に関する研究報告はない。 4. レビュー対象とした研究の特性 健常者における米由来グルコシルセラミドおよびそれと同等性のある植物由来グルコシルセラミドの経口摂取が経皮水分蒸散量と角質水分量に及ぼす影響に関する2015年7月10日以前に報告されている研究(日本語,英語問わない)を検索対象とした。設定した適合基準を満たした4研究について,システマティックレビュー・メタアナリシスを行った。対象文献はプラセボ対照無作為化比較試験で,査読付き雑誌であった。 5. 主な結果 4研究における対象は100~173例,摂取期間は12週,グルコシルセラミド(米1報,コンニャク3報)の1日摂取目安量は1.8 mgであった。グルコシルセラミドの摂取による経皮水分蒸散量の有意な低下が認められた。この効果は顔部,腕部でも認められた。一方,角質水分量に対しては統計的に有意な効果は認められなかった。また副作用の報告はなかった。 6. 科学的根拠の質 米由来を含む植物由来グルコシルセラミドは1.8 mg/日の経口摂取により,経皮水分蒸散量を改善することが示唆された。経皮水分蒸散量は皮膚から体外へ蒸散する水分量であることから、米由来グルコシルセラミドには、肌のバリア機能(保湿力)を高める機能があると言える。ただし,本研究には以下の限界も存在する。 ①信頼性の高いプラセボ比較試験であったが,研究計画の事前登録や利益相反の問題も存在するため,バイアスの混入は否定できない。 ②摂取期間が12週間であるため,これ以上継続摂取した際の影響は不明である ③本レビューは米由来グルコシルセラミドの機能を評価することが主目的であるが,レビューにおいては同等性のある植物由来のグルコシルセラミド(米1報,コンニャク3報)を評価対象としていることに留意する必要がある。 ④評価対象論文数は4報と少ないことから,今後更なる有効性の検証が必要である。 【アスタキサンチン】 (標題) アスタキサンチンによる健常者の皮膚への抗紫外線効果に関するシステマティックレビュー(SR) (目的) アスタキサンチンによる健常者の皮膚の抗紫外線効果に関する機能性を明らかにすることを目的とした。 (背景) アスタキサンチンはエビ、カニ、サーモンなどに含まれるカロテノイドの一種で、抗酸化作用など様々な機能を持つことが知られている。これまで、アスタキサンチンの肌の潤いを守る機能性に関するSRが実施されているが、肌の抗紫外線効果に関する機能性を包括的に評価したレビューは実施されていなかった。 (レビュー対象とした研究の特性) アスタキサンチンの肌に対する抗紫外線効果に関する検索を実施するため、「アスタキサンチン」あるいは「astaxanthin」、および「肌」「skin」を主たるキーワードにして、疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦を除く)を対象とした介入研究を網羅的に検索した。検索においては「紫外線」に関するキーワードは使わず、スクリーニングによって紫外線照射に関する論文を絞り込むこととし、最終的に評価した文献数は2報だった。 (主な結果) 抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、健常成人で、紫外線によって肌が赤くなりやすい日本人において、4 mg/日の継続摂取は紫外線刺激から肌を保護するのを助け、紫外線を浴びた肌を乾燥から守り、肌の潤いを守ることが示唆された。 (科学的根拠の質) 採用論文2報におけるアスタキサンチンの摂取量・摂取期間の違いから、メタアナリシスは実施できず、定性的なレビューとなった。国内外の複数のデータベースを使用して文献検索したが、英語と日本語のみをキーワードとしたため、抽出されなかった文献が存在する可能性がある。 【ルテイン・ゼアキサンチン】 (標題) 最終製品「WHITE VEIL Moist A(ホワイトヴェール モイスト エー)」に含有する機能性関与成分ルテイン・ゼアキサンチンの摂取による健常 者の視機能(黄斑色素密度、コントラスト感度、光ストレスの緩和)に関する研 究レビュー (目的) この研究レビューは健常成人を対象として二重盲検試験を行い、ルテイン・ゼアキサンチンを摂取した場合と摂取しない場合と比較して、視機能(黄斑色素密度、コントラスト感度、光ストレスの緩和)に及ぼす影響を調べた。 (背景) ルテイン・ゼアキサンチンはほうれん草や卵黄に多く含有するカロテノイド色素である。ヒトの体内では眼の黄斑部と水晶体に多く存在し、酸化ストレスの抑制やブルーライト等の光の吸収など、黄斑や水晶体を保護する機能が知られている。ルテインは体内で合成されず、また加齢などに伴い減少していくため、食事より摂取する必要がある。これまでルテイン・ゼアキサンチンの機能性に関して多くの研究が行われてきたが、健常者を対象とした研究レビューは報告が少ない。 (レビュー対象とした研究の特性) Pubmed、JDreamⅢ(JSTPlus+JMEDPlus+JST7580)、医中誌の3つの文献データベースを用いて疾病のない健常者を対象とし、ルテイン・ゼアキサンチン含有サプリメントの摂取による文献の検索を行った。検索日は2016年2月4日であり576報の文献が抽出された。その後スクリーニングを行い、疾病者を対象にした試験やルテインのみの摂取試験などを除外し、最終的に3報の文献を採用した。採用文献はRCTであり質の高い文献である。採用した文献において黄斑色素密度や光ストレスの緩和、コントラスト感度など視機能に関わる指標を調査し、プラセボ群と比較を行った。 (主な結果) 本研究レビューにおいて、ルテイン・ゼアキサンチンをそれぞれ10 mg/日、2 mg/日以上摂取により黄斑色素密度の上昇、ブルーライトなど光ストレスからの保護、またコントラスト感度の改善が確認された。本研究レビューにおいて、スポンサー・共同スポンサーおよび利益相反はない。 (科学的根拠の質) 今回の研究レビューでは、3つの文献データベースを用い、広く文献を探索している。その結果得られた文献は3報であり、アウトカムによっては1報だが、根拠となる文献は被験者数が十分であり、またランダム化比較試験であることから科学的根拠の質は高く、今後の研究においても効果が変わるようなことはないと考えられ、機能性に対する科学的根拠の質は十分であると判断した。研究の限界として同デザイン、同評価での健常な日本人男女を対象とした報告が少なく、今後更なる研究が望まれる。 |
ホワイトヴェールモイスト(株式会社ZERO PLUS)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社ZERO PLUSの機能性表示食品,WHITE VEIL Moist(ホワイトヴェール モイスト)のエビデンス(科学的根拠) |
株式会社ZERO PLUSが消費者庁に届出た機能性表示食品【WHITE VEIL Moist(ホワイトヴェール モイスト)】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社ZERO PLUS |
【届出番号】 |
G150 |
【届出日】 |
2021/05/26 |
【届出者名】 |
株式会社ZERO PLUS クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
WHITE VEIL Moist(ホワイトヴェール モイスト) |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
■生鮮食品の機能性表示食品 |
【機能性関与成分名】 |
米由来グルコシルセラミド アスタキサンチン ルテイン・ゼアキサンチン クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品には、米由来グルコシルセラミド、アスタキサンチン、ルテイン・ゼアキサンチンが含まれます。米由来グルコシルセラミドには、肌のバリア機能(保湿力)を高め、肌の潤いを守るのを助ける機能があることが報告されています。抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能性、紫外線を浴びた肌を乾燥から守り、肌の潤いを守る機能性が報告されています。ルテイン・ゼアキサンチンは、黄斑色素密度の増加によりブルーライトなどの光刺激から眼を保護する機能や、コントラスト感度を改善する機能があることが報告されています。 |
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【想定する主な対象者】 |
健常成人で、紫外線によって肌が赤くなりやすい方。肌が乾燥しがちな健常者。(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) |
■免疫維持に効果の機能性表示食品 ■鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品 ■痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
米由来グルコシルセラミド こんにゃく芋由来グルコシルセラミドのヒト試験(グルコシルセラミド1.8mg/日12週間摂取試験及びグルコシルセラミド5.4mg/日4週間摂取試験)において問題は認められなかった。こんにゃく芋由来グルコシルセラミドとの同等性を確認し、米由来グルコシルセラミドも安全であると判断した。 アスタキサンチン アスタキサンチンを用いたヒト臨床試験により12週間の長期摂取および一日当たりの摂取目安量の5倍量の過剰摂取における安全性に問題ないことが確認されている。アスタキサンチンは固有の化学構造を有する成分のため、上記試験における成分と届出製品中の機能性関与成分は同等であると判断した。以上より、アスタキサンチンを一日当たり4 mg摂取することの安全性に問題ないと評価した。 ルテイン・ゼアキサンチン ・ルテイン・ゼアキサンチンの原料であるマリーゴールド色素は食品添加物の基準を満たしている。 ・『ナチュラルメディスン・データベース』ではルテインに関してほとんどの人に関して安全であると記載されている。 ・『国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報』では経口で適切に摂取する場合、おそらく安全であると記載されている。またルテイン20 mg/日を12ヶ月間摂取した臨床試験において安全に使用されたことが記載されている。 ・FAO/WHO 合同食品添加物専門家会議 「FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives 」 ではルテイン、ゼアキサンチンの合計摂取量として2mg/kg体重/日まで安全としている。 以上より一日当たりルテイン10 mg、ゼアキサンチン2 mgの摂取の安全性評価は十分であると判断した。 機能性関与成分同士の相互作用 ルテイン・ゼアキサンチンを含むカロテノイド類がアスタキサンチンの吸収を阻害する可能性が示唆されているが、届出製品の機能性関与成分であるアスタキサンチン、ルテイン・ゼアキサンチンを同時に摂取することで有害な作用が生じるという報告はなかったため、届出製品を適切に摂取する場合において、安全性上の問題はないものと判断した。 以上より、機能性関与成分米由来グルコシルセラミド、アスタキサンチン及びルテイン・ゼアキサンチンを配合した届出製品の安全性に問題はないと判断した。 |
【摂取する上での注意事項】 |
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
届出製品は公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場で製造しており、GMPに準拠した製造および品質管理を行っています。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
【米由来グルコシルセラミド】 1. 標題 「WHITE VEIL Moist(ホワイトヴェール モイスト)」に含有する機能性関与成分「米由来グルコシルセラミド」による経皮水分蒸散量および角質水分量に及ぼす影響の評価 2. 目的 健常者において植物由来グルコシルセラミドの経口摂取は,プラセボ対照と比較して経皮水分蒸散量と角質水分量を改善することにより肌の保湿力・乾燥を改善するかについて検証することを目的とした。 3. 背景 植物由来グルコシルセラミドは,経口摂取することで,ヒトの経皮水分蒸散量と角質水分量を改善することが報告されている一方で,そのエビデンスの総合性に関する研究報告はない。 4. レビュー対象とした研究の特性 健常者における米由来グルコシルセラミドおよびそれと同等性のある植物由来グルコシルセラミドの経口摂取が経皮水分蒸散量と角質水分量に及ぼす影響に関する2015年7月10日以前に報告されている研究(日本語,英語問わない)を検索対象とした。設定した適合基準を満たした4研究について,システマティックレビュー・メタアナリシスを行った。対象文献はプラセボ対照無作為化比較試験で,査読付き雑誌であった。 5. 主な結果 4研究における対象は100~173例,摂取期間は12週,グルコシルセラミド(米1報,コンニャク3報)の1日摂取目安量は1.8 mgであった。グルコシルセラミドの摂取による経皮水分蒸散量の有意な低下が認められた。この効果は顔部,腕部でも認められた。一方,角質水分量に対しては統計的に有意な効果は認められなかった。また副作用の報告はなかった。 6. 科学的根拠の質 米由来を含む植物由来グルコシルセラミドは1.8 mg/日の経口摂取により,経皮水分蒸散量を改善することが示唆された。経皮水分蒸散量は皮膚から体外へ蒸散する水分量であることから、米由来グルコシルセラミドには、肌のバリア機能(保湿力)を高める機能があると言える。ただし,本研究には以下の限界も存在する。 ①信頼性の高いプラセボ比較試験であったが,研究計画の事前登録や利益相反の問題も存在するため,バイアスの混入は否定できない。 ②摂取期間が12週間であるため,これ以上継続摂取した際の影響は不明である ③本レビューは米由来グルコシルセラミドの機能を評価することが主目的であるが,レビューにおいては同等性のある植物由来のグルコシルセラミド(米1報,コンニャク3報)を評価対象としていることに留意する必要がある。 ④評価対象論文数は4報と少ないことから,今後更なる有効性の検証が必要である。 【アスタキサンチン】 (標題) アスタキサンチンによる健常者の皮膚への抗紫外線効果に関するシステマティックレビュー(SR) (目的) アスタキサンチンによる健常者の皮膚の抗紫外線効果に関する機能性を明らかにすることを目的とした。 (背景) アスタキサンチンはエビ、カニ、サーモンなどに含まれるカロテノイドの一種で、抗酸化作用など様々な機能を持つことが知られている。これまで、アスタキサンチンの肌の潤いを守る機能性に関するSRが実施されているが、肌の抗紫外線効果に関する機能性を包括的に評価したレビューは実施されていなかった。 (レビュー対象とした研究の特性) アスタキサンチンの肌に対する抗紫外線効果に関する検索を実施するため、「アスタキサンチン」あるいは「astaxanthin」、および「肌」「skin」を主たるキーワードにして、疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦を除く)を対象とした介入研究を網羅的に検索した。検索においては「紫外線」に関するキーワードは使わず、スクリーニングによって紫外線照射に関する論文を絞り込むこととし、最終的に評価した文献数は2報だった。 (主な結果) 抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、健常成人で、紫外線によって肌が赤くなりやすい日本人において、4 mg/日の継続摂取は紫外線刺激から肌を保護するのを助け、紫外線を浴びた肌を乾燥から守り、肌の潤いを守ることが示唆された。 (科学的根拠の質) 採用論文2報におけるアスタキサンチンの摂取量・摂取期間の違いから、メタアナリシスは実施できず、定性的なレビューとなった。国内外の複数のデータベースを使用して文献検索したが、英語と日本語のみをキーワードとしたため、抽出されなかった文献が存在する可能性がある。 【ルテイン・ゼアキサンチン】 (標題) 最終製品「WHITE VEIL Moist(ホワイトヴェール モイスト)」に含有する機能性関与成分ルテイン・ゼアキサンチンの摂取による健常 者の視機能(黄斑色素密度、コントラスト感度、光ストレスの緩和)に関する研 究レビュー (目的) この研究レビューは健常成人を対象として二重盲検試験を行い、ルテイン・ゼアキサンチンを摂取した場合と摂取しない場合と比較して、視機能(黄斑色素密度、コントラスト感度、光ストレスの緩和)に及ぼす影響を調べた。 (背景) ルテイン・ゼアキサンチンはほうれん草や卵黄に多く含有するカロテノイド色素である。ヒトの体内では眼の黄斑部と水晶体に多く存在し、酸化ストレスの抑制やブルーライト等の光の吸収など、黄斑や水晶体を保護する機能が知られている。ルテインは体内で合成されず、また加齢などに伴い減少していくため、食事より摂取する必要がある。これまでルテイン・ゼアキサンチンの機能性に関して多くの研究が行われてきたが、健常者を対象とした研究レビューは報告が少ない。 (レビュー対象とした研究の特性) Pubmed、JDreamⅢ(JSTPlus+JMEDPlus+JST7580)、医中誌の3つの文献データベースを用いて疾病のない健常者を対象とし、ルテイン・ゼアキサンチン含有サプリメントの摂取による文献の検索を行った。検索日は2016年2月4日であり576報の文献が抽出された。その後スクリーニングを行い、疾病者を対象にした試験やルテインのみの摂取試験などを除外し、最終的に3報の文献を採用した。採用文献はRCTであり質の高い文献である。採用した文献において黄斑色素密度や光ストレスの緩和、コントラスト感度など視機能に関わる指標を調査し、プラセボ群と比較を行った。 (主な結果) 本研究レビューにおいて、ルテイン・ゼアキサンチンをそれぞれ10 mg/日、2 mg/日以上摂取により黄斑色素密度の上昇、ブルーライトなど光ストレスからの保護、またコントラスト感度の改善が確認された。本研究レビューにおいて、スポンサー・共同スポンサーおよび利益相反はない。 (科学的根拠の質) 今回の研究レビューでは、3つの文献データベースを用い、広く文献を探索している。その結果得られた文献は3報であり、アウトカムによっては1報だが、根拠となる文献は被験者数が十分であり、またランダム化比較試験であることから科学的根拠の質は高く、今後の研究においても効果が変わるようなことはないと考えられ、機能性に対する科学的根拠の質は十分であると判断した。研究の限界として同デザイン、同評価での健常な日本人男女を対象とした報告が少なく、今後更なる研究が望まれる。 |
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