2018年9月23日日曜日

ニッサンジェニーホスファチジルセリンPS(日油株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


日油株式会社(法人番号:1011001025967)が消費者庁に届出た機能性表示食品【NISSAN GENIE(ニッサン ジェニー) ホスファチジルセリン(PS(ピーエス))】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D93
【届出日】
2018/07/25
【届出者名】
日油株式会社
日油株式会社の商品一覧楽天市場
NISSAN GENIE(ニッサン ジェニー) ホスファチジルセリン(PS(ピーエス))
NISSAN GENIEホスファチジルセリンPS楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
大豆由来ホスファチジルセリン
大豆由来ホスファチジルセリンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には大豆由来ホスファチジルセリンが含まれます。大豆由来ホスファチジルセリンは、記憶力が低下した健康な中高齢者の認知機能の一部である記憶力(言葉を思い出す力)の維持をサポートすることが報告されています。
【想定する主な対象者】
記憶力が低下した健康な中高齢者
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
機能性関与成分「大豆由来ホスファチジルセリン」の安全性について、ほとんどの人に安全のようであるが、高濃度(300mg以上)で摂取した場合はまれに不眠症や胃もたれを起こすことがあると記載されている。
以上の2次情報より、大豆由来ホスファチジルセリンは1日300mg未満の摂取では安全であると評価されている。本製品の1日摂取目安量あたりの大豆由来ホスファチジルセリン含量は100mgであり、適切に摂取する場合、安全性に問題ないと判断した。
【摂取する上での注意事項】
データベースを調査した結果、機能性関与成分(大豆由来ホスファチジルセリン)と医薬品(抗コリン薬、コリン作動薬、アセチルコリンエラスターゼ阻害薬)との相互作用の可能性あるという記載があった。これらの可能性について危険性が排除しきれないため、本商品には本制度の規定通り「疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は、医師、薬剤師に相談してください。」との義務表示を記載するとともに、摂取する上での注意事項として「抗コリン薬、コリン作動薬、アセチルコリンエラスターゼ阻害薬などコリン作用薬を服用している方は、医師、薬剤師に相談してください。」と記載した。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品を製造している工場は、公益財団法人 日本健康・栄養食品協会の健康食品GMPの認証を取得しており、GMP基準に準拠した生産・製造及び品質管理を実施している。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
【標題】大豆由来ホスファチジルセリンの認知や記憶に関する機能への影響について。

【目的】健康な成人が大豆由来ホスファチジルセリンを含む食品と、含まない食品を摂取した場合で、認知や記憶に関する機能への効果に違いがあるかを検証することを目的とした。

【背景】大豆由来ホスファチジルセリンには、認知や記憶に関する機能の改善効果があることが一般的に知られている。しかし、大豆由来ホスファチジルセリンを健康な成人が摂取した場合の効果については、明確にされていない。そこで、本研究レビューでは、大豆由来ホスファチジルセリンの摂取が健康な成人の認知や記憶に関する機能へ及ぼす効果を検討することとした。

【レビュー対象とした研究の特性】レビュー対象は、健康な成人(加齢による一般的な記憶力低下がある人も含む)とし無作為化対象試験またはこれに準じた査読付き文献とした(検索実施日:2015年8月9日)。文献検索の結果、最終的に評価した文献は3報、対象者は20-69歳までの男女であった。本研究レビューは届出者の利害関係者である原料供給元から第三者機関に実施を委託し、作成の対価として委託料を支払っているため、届出者と実施者の間に間接的な経済的利益相反が存在する。

【主な結果】文献を評価した結果、3報中1報で運動前の認知に関する機能(簡単な計算問題の正答速度で評価)の改善効果(1日400 mg、2週間摂取)、3報中1報で記憶に関する機能(記憶した言語を後で思い出せるかで評価)の改善効果(1日100 mgまたは300 mg、6ヶ月間摂取、摂取終了3ヵ月後)が認められた。一方、3報中1報では効果は認められなかった。
 以上の結果より、大豆由来ホスファチジルセリンを100 mg/日以上、少なくとも6ヶ月間以上摂取することにより、認知機能の一部である記憶に関する機能の改善効果が期待できると判断した。

【科学的根拠の質】本研究レビューで評価したいずれの文献においても盲検化の欠如や選択的アウトカムはみられず、重大な限界はみとめられなかったが、収載されていない文献の存在および出版バイアスの可能性は否定できない。採用文献の認知や記憶の指標は学術的に妥当性のあるものであった。研究の限界としては、遅延言語再生を評価している論文は1報のみであったため、今後、さらなる研究が必要なことである。


機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

健骨計画(三生医薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


三生医薬株式会社(法人番号:8080001008119 が消費者庁に届出た機能性表示食品【健骨計画】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

【届出番号】
D92
【届出日】
2018/07/24
【届出者名】
三生医薬株式会社
三生医薬株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
健骨計画
健骨計画楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には大豆イソフラボンが含まれます。大豆イソフラボンには骨の成分の維持に役立つ機能があることが報告されています。本品は丈夫な骨を維持したい方に適した食品です。
【想定する主な対象者】
丈夫な骨を維持したい日本人中高年女性
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
日本において、大豆は古くから食されてきたものであり、日常生活において一般の大豆食品から摂取する大豆イソフラボンによる健康被害が報告された例はない。大豆イソフラボンを関与成分とする特定保健用食品として「大豆芽茶」(フジッコ株式会社)が2001年に認可されており(許可番号第337号)、その際にヒトへの安全性試験等により十分な安全性が確認されている。「大豆芽茶」は発売後16年を経過するがその間健康被害の報告もない。また「大豆芽茶」以外にも、大豆イソフラボンを関与成分とする特定保健用食品が複数許可されている。さらに、本届出品に使用している大豆胚芽抽出物(大豆イソフラボン含有)はこれまで、サプリメントを初めとする多数の健康食品に使用されているが、特に重大な健康被害の報告はない。食品安全委員会の報告(「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」2006年5月)によれば、多数の既存情報の検討の結果、安全な一日摂取目安量の上限値は70mg~75mg(アグリコンとして)であるとされ、さらに、特定保健用食品としての大豆イソフラボンの安全な一日上乗せ摂取量の上限値は30mgであるとされた。したがって、本届出品の一日摂取目安量(大豆イソフラボン25mg(アグリコン換算))はこの範囲に合致し、安全性には問題ないと考えられる。以上のことから、大豆イソフラボンを機能性関与成分とした本届出品の安全性は十分に確認されていると考える。
【摂取する上での注意事項】
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。
妊娠・授乳中の方、乳幼児、小児のご利用はお控えください。
食物アレルギーのある方は、原材料名をご確認の上ご使用をお決めください。
イソフラボンを含む健康食品等との併用は避けてください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出品の製造は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場で、バルク製造から包装工程までを行っており、その基準に準拠した製造及び品質管理を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
ア)標題
大豆イソフラボン摂取による骨吸収(破骨細胞の働きによって骨の成分が壊れること)抑制作用について
イ)目的
健常な中高年日本人女性を対象に、大豆イソフラボンの骨吸収抑制作用について文献に基づく総合的な検証を目的とした。
ウ)背景
骨量は男女とも30歳半ばで最大に達し、加齢とともに減少する。骨は常に破骨細胞が古い骨の成分を壊し(骨吸収)、骨芽細胞が新しい骨を作る(骨形成)という骨代謝を行っている(※)が、女性は閉経後の5~10年間に骨量の急激な減少が起こる。骨吸収には女性ホルモンが大きく関わっており、女性ホルモンの分泌が低下する閉経後女性では骨吸収が亢進する。女性ホルモンに似た作用をもつ大豆イソフラボンが骨吸収を抑制するという文献が報告されているが、被験者を日本人健常者に絞って研究結果を総合的に評価したものはなかった。
エ)レビュー対象とした研究の特性
1947年から2015年に公開された英語及び日本語の文献を対象に、2015年3月2日に検索を行った。対象文献は、健常な日本人女性を被験者としていること、用量の明確な大豆イソフラボンを摂取させていること、比較対照として大豆イソフラボンを含まない対照食を摂取させていること、骨吸収マーカーが測定されていることを条件とし、さらに研究デザインは信頼性が高いとされる無作為化コントロール比較試験(RCT)であることを条件とした。結果、10件の文献が抽出された。
オ)主な結果
10件の文献すべてにおいて、大豆イソフラボン摂取(アグリコン換算25mg/日)による骨吸収マーカーである尿中デオキシピリジノリン(DPD)量の低下、すなわち骨吸収の抑制(骨の維持)が認められた。また有害事象は認められず、安全性に問題がないことが確認された。さらに、統合可能な9報について統計学的にまとめる方法であるメタアナリシスを実施した。その結果、明らかな尿中DPDの低下が認められた。
カ)科学的根拠の質
採用した文献は全て専門家による査読を通過したものであり、研究デザインはRCTである。実験方法及び結果は共通しており、一貫性の高いものである。また出版バイアス(ネガティブな研究は公開されにくいことによる情報の偏り)は検出されなかった。よって、これらの科学的根拠の質は機能性評価に値する。文献収集は、主要なデータベースを用い、公開されている研究はほぼ網羅されたと考えられるが、未発表研究が存在する可能性は否定できず、今後の研究動向を注視していく必要がある。
※日本医師会HPより


機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

カルピス健康通販ラクトウェル(アサヒカルピスウェルネス株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


アサヒカルピスウェルネス株式会社(法人番号:1011001106635)が消費者庁に届出た機能性表示食品【「カルピス健康通販 ラクトウェル」】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

【届出番号】
D91
【届出日】
2018/07/24
【届出者名】
アサヒカルピスウェルネス株式会社
アサヒカルピスウェルネス株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
「カルピス健康通販 ラクトウェル」
カルピス健康通販 ラクトウェル楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)
ラクトトリペプチドを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には、「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)が含まれます。「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)には、末梢の血管の抵抗を下げることにより、血圧を低下させる機能が報告されており、血圧が高めの方に適しています。
【想定する主な対象者】
血圧が高めの方
【安全性の評価方法】
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
「カルピス健康通販 ラクトウェル」は、2011年から「しなやかケア」、2017年から「ラクトウェル」という製品名で販売され、約7年の販売実績を有するが、安全性に関わる問題は発生していない。また「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)3.4mg(VPP換算)を含む製品である「カルピス酸乳/アミールS」が特定保健用食品(トクホ)として1997年から、「アミールS/毎朝野菜」が2003年から販売され、それぞれ約21年および約15年の販売実績を有するが、安全性に関わる問題は発生していない。
当該製品は「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)4.8mg(VPP換算)を含み、「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)4.8mg(VPP換算)の喫食実績は十分で無いことから、当該製品の十分な安全性を担保するために、1日摂取目安量の7倍量での過剰摂取試験および12週間の長期摂取試験を実施したところ、臨床検査上は問題となる変動は認められず、安全性に問題はないと考えられた。
 加えて、公的機関の素材情報データベース(独立行政法人国立健康・栄養研究所)の調査や「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)の安全性に関する文献情報の検索を行った結果、既存情報からも安全性に問題となるような内容は確認されなかった。また、医薬品との相互作用や機能性関与成分同士の相互作用についても、問題のある報告は見当たらなかった。
以上より、「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)は食品として長く豊富な食経験を有し、当該製品の過剰摂取試験および長期摂取試験で問題が認められなかったことから、当該製品の安全性に問題ないものと判断した。
【摂取する上での注意事項】
・「体質によりまれにせきがでることがあります。その際は医師にご相談ください。」
過去に「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)を含む特定保健用食品「アミールS」を用いた安全性評価試験において、咳の出現が1例報告されているが、特定保健用食品の審査における安全性評価において、「体質によりまれにせきがでることがあります。その際は医師にご相談ください。」との旨の摂取上の注意を表示することとなっており、問題ないものと判断されている。当該製品についても、同様の表示を行う。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会のGMP適合認定工場にて、健康補助食品GMPに準拠した衛生管理、品質管理の下で製造している。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
ア 標題
 「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)が血圧が高めの方の血圧を健康に保つことに関する研究レビュー

イ 目的
 高血圧症に罹患していない日本人に「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)を含む食品を摂取させたとき、これを含まない対照食品(プラセボ)と比較して、血圧を有意に低く保つ機能を有するかどうか検証することを目的とした。

ウ 背景
 「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)を含む食品は、特定保健用食品「カルピス酸乳/アミールS」「アミールS/毎朝野菜」を通じて正常高値血圧者の血圧を有意に低く保つことを検証し許可を得てきた。今回これを広く検証することが必要と考え研究レビューを実施した。

エ レビュー対象とした研究の特性
データベース4件の検索日は、2014年9月17日2件、9月25日1件、10月1日1件、対象期間はそれ以前、対象者は高血圧症に罹患していない日本の成人で、プラセボを対照としたランダム化比較試験により「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)を含む食品を8日以上摂取した試験を選抜し、最終的に10文献を評価した。主要評価項目は収縮期血圧の平均値差、副次評価項目は拡張期血圧の平均値差とした。レビューの著者は費用をカルピス株式会社より支給された。

オ 主な結果
 「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)を含む食品の摂取により、収縮期血圧は-3.42mmHg(P<0.0001)、拡張期血圧は-1.53mmHg(P=0.007)プラセボと比較して低値を示し、高血圧症に罹患していない日本人の収縮期血圧および拡張期血圧を有意に低く保つ機能を有することを確認した。また、1日摂取目安量4.8mg(VPP換算)を含む範囲でもプラセボに対して収縮期血圧は有意な低値を示し、この1日摂取目安量が妥当であることを確認した。食品形態(飲料と錠剤)、原料製法(発酵と酵素分解)の効果をそれぞれ調べた結果、プラセボに対して収縮期血圧は有意な低値を示し、飲料および錠剤、また、発酵および酵素分解の原料において、それぞれ収縮期血圧を有意に低く保つ機能を有することを確認した。

カ 科学的根拠の質
 すべてランダム化比較試験、全対象者533名のため、試験条件は均質でサンプル数は十分多く、統計解析により出版による偏りや結果のばらつきは認めなかったことから、科学的根拠の質は高いと評価した。研究の限界としては、出版されていない研究が結果に影響を与え、一部のサブグループ解析で人数がやや少ないことが挙げられる。
 表示中にある血管という言葉そのものは、からだの部位を示している言葉であり、機能を示すものではなく、末梢の血管の場合、心臓の血管などとは異なり、動脈硬化のような疾病の予防効果を暗示するものではない。また、血管の抵抗が下がることは結果として血圧を下げることにつながり、疾病の治療効果や予防効果を暗示する表現でもない。 「末梢の血管の抵抗を下げる」ことは血圧が下がるときにおこる生理現象であり、「ラクトトリペプチド」(VPP、IPP)が血圧を下げる際の作用機序を含めた表示である。


機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

ジージーメグル(江崎グリコ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


江崎グリコ株式会社(法人番号:5120001049268)が消費者庁に届出た機能性表示食品【gg MEGURU(ジージー メグル)】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
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平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

【届出番号】
D90
【届出日】
2018/07/20
【届出者名】
江崎グリコ株式会社
江崎グリコ株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
gg MEGURU(ジージー メグル)
gg MEGURU楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
モノグルコシルヘスペリジン
モノグルコシルヘスペリジンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはモノグルコシルヘスペリジンが含まれます。モノグルコシルヘスペリジンには、冷えにより低下した末梢血流を正常に整え、冷えによる皮膚表面温度の低下を軽減する機能があることが報告されています。
冷えによる血の巡り(末梢血流)の低下が気になる人に適した食品です。
【想定する主な対象者】
冷えによる末梢血流の低下が気になる人
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
<モノグルコシルヘスペリジン>
・当該製品のモノグルコシルヘスペリジンは、食品安全委員会からその安全性を評価されている試験食品の関与成分と定性的に同一である。
・当該製品のモノグルコシルヘスペリジン1日摂取目安量178 ㎎は、特定保健用食品の関与成分の1日摂取目安量340㎎の約半分と適正であると考える。
・そのほか2次データベースにおいても、重篤な有害事象は見られていないことから、安全性に問題はないと判断した。
【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造会社であるアピ株式会社は、国内GMPの認証を得ており、その基準に準拠して生産・製造の品質管理を行っています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
①標題
モノグルコシルヘスペリジンが冷えにより減少する末端の血流を正常に整える、および冷えによる皮膚表面温度の低下を軽減する効果に関する研究レビュー(システマティックレビュー)

②目的
健康な日本人に対して、モノグルコシルヘスペリジンを摂取した場合と、モノグルコシルヘスペリジンを摂取しない場合とで、冷えにより減少する末端の血流を正常に整える、または冷えによる皮膚表面温度の低下を軽減する効果について違いがあるか評価しました。

③背景
ヘスペリジンは温州みかんなどのかんきつ類に多く含まれるポリフェノールの1種です。日本では水溶性を高めたモノグルコシルヘスペリジンが販売されています。モノグルコシルヘスペリジン摂取による手足などの末端部分の冷えの軽減や血流の調整について総合的に調査することとしました。

④レビュー対象とした研究の特性
各種データベースを用いて関連研究を網羅的に検索しました。研究の採択基準は、ヒト試験であること、モノグルコシルヘスペリジンの血流または皮膚表面温度への影響を評価している研究であることとしました。そして、研究対象者は、日本人への効果を検討するのにふさわしい人であること、モノグルコシルヘスペリジン配合食品またはモノグルコシルヘスペリジンそのものを経口摂取していること、かつ適切なプラセボが設定されていることとしました。血流および皮膚表面温度についてはそれぞれ独立して文献検索と評価を行いました。
⑤主な結果
文献検索および評価の結果2例の研究が該当しました。冷えにより減少する末端の血流を正常に整える効果、冷えによる皮膚表面温度の低下を軽減する効果を支持する一定の科学的根拠があると判断しました。

⑥科学的根拠の質
研究対象者の選択方法等に偏りがある可能性があり、全体的な偏りのリスクは中程度と評価しました。また効果の認められなかった研究が報告されていないリスクがあります。さらに採用した研究のモノグルコシルヘスペリジン摂取量は178~500 mgですが、この範囲外のモノグルコシルヘスペリジンを摂取する場合の効果は明確になっていません。しかしながら、評価対象論文において、一貫して効果が認められている等、一定の科学的根拠の質が確保されていると判断しました。


機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

モイストバリアW(株式会社ファンケル)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社ファンケル(法人番号:3020001000366)が消費者庁に届出た機能性表示食品【モイストバリアW】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
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平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

【届出番号】
D89
【届出日】
2018/07/20
【届出者名】
株式会社ファンケル
株式会社ファンケルの商品一覧楽天市場
【商品名】
モイストバリアW
モイストバリアW楽天市場
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
アスタキサンチン パイナップル由来グルコシルセラミド
アスタキサンチンを含む商品一覧楽天市場

パイナップル由来グルコシルセラミドを含む商品一覧
楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはアスタキサンチン・パイナップル由来グルコシルセラミドが含まれます。アスタキサンチンは、肌のうるおいを保ち、乾燥を和らげる機能が報告されています。パイナップル由来グルコシルセラミドは、肌の水分を逃がしにくくする機能が報告されています。肌の乾燥が気になる方に適しています。
【想定する主な対象者】
肌の乾燥が気になる方
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
1.安全性試験結果の評価
 当該製品機能性関与成分であるアスタキサンチン、パイナップル由来グルコシルセラミドの安全性について、公的機関のデータベースや国内外の科学系文献が検索できるデータベースを用いた調査を実施しました。収集した情報を検討した結果、それぞれの成分について、当該製品と同等量以上の摂取により拡大の恐れのある健康被害が発現した情報はなく、食経験もしくは安全性試験の結果から、安全性は十分に高いと評価しました。
 以上のことから、当該製品の摂取により拡大の恐れのある健康被害が発生する可能性は低く、安全性は高いと評価しました。当該製品摂取中の健康被害については、今後も情報を収集し、必要に応じて情報開示する体制を整えています。

2.医薬品との相互作用に関する評価
 当該製品機能性関与成分であるアスタキサンチンと医薬品の相互作用の報告について、内容を精査した結果、相互作用を起こす可能性は低いと評価しました。パイナップル由来グルコシルセラミドについては、現在のところ相互作用の報告はありませんでした。
 以上のことから、当該製品の摂取により医薬品と相互作用を起こす可能性は低いと評価しました。今後も当該製品の機能性関与成分と医薬品の相互作用について定期的に情報を収集し、必要に応じて情報更新をおこないます。

3.機能性関与成分同士の相互作用に関する評価
 現在のところ、機能性関与成分同士の相互作用の報告はありません。従って、当該製品の機能性関与成分同士が相互作用を起こす可能性は低いと評価しました。今後も当該製品の機能性関与成分同士の相互作用について定期的に情報を収集し、必要に応じて情報更新をおこないます。
【摂取する上での注意事項】
●原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方は摂取しないでください。
●妊娠・授乳中の方、お子様は摂取しないでください。
●商品により多少の色の違いがありますが、品質に問題ありません。
●乳幼児の手の届かないところに置いてください。
●ぬれた手で触らず、衛生的にお取扱いください。
●開封後はなるべく早くお召し上がりください。
●乾燥剤は誤って召し上がらないでください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
株式会社ファンケル美健 横浜工場2施設(国内GMP認証あり)、富士カプセル株式会社(国内GMP認証あり)
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
標題
最終製品 モイストバリアWに含有する機能性関与成分「アスタキサンチン」による肌のうるおいを保ち、乾燥を和らげる機能に関する研究レビュー
目的
健常人において、アスタキサンチンの継続的な摂取は、肌のうるおいを保ち、乾燥を和らげる機能を発現するか検証するため、定性的研究レビューを実施しました。
背景
肌の保湿力が低下すると、水分の蒸散が高まり、それに伴って肌が荒れ、乾燥した状態となります。つまり、肌の水分保持を改善し、水分の蒸散を抑えることは、肌の健康を維持するのに重要です。アスタキサンチンの継続摂取は、肌に対する有用性が報告されていたことから、臨床試験報告のレビューを実施しました。
レビュー対象とした研究の特性
富士化学工業株式会社の社内で、複数の研究論文データベースより文献検索を実施して特定された文献のうち、健常人を対象としたアスタキサンチンの経口摂取により、プラセボ摂取に比べて、肌の水分保持と肌から失われる水分の量を評価する指標である角層水分量、経皮水分蒸散量において有意な改善を示すかを検証したランダム化並行群間比較試験(RCT)の文献を選抜しました。選抜された文献は3報あり、全てアスタキサンチンの原料メーカーの協力による研究でした。
主な結果
3報のRCT文献のうち、2報は、3mgまたは3.57mg/日のアスタキサンチンを経口摂取することにより、アスタキサンチン群はプラセボ群に対して角層水分量において有意な改善効果を示しました。また、2報の文献で、3mgまたは6mg/日のアスタキサンチンを経口摂取することにより、アスタキサンチン群はプラセボ群に対して経皮水分蒸散量において有意な改善効果を示しました。
科学的根拠の質
3報における研究の妥当性や信頼性を調べました。真の値とは異なる結果を導く可能性を高める要因をバイアスと呼びます。収集された研究は、低から中レベルのバイアスのリスクがありました。しかし、3報の文献から得られた結果の違いは少なく、アスタキサンチンを継続摂取することによる肌のうるおいを保ち、乾燥を和らげる機能に関して、一貫性があると考えました。ただし、対象となった研究は方法の異なる3報に限定されたため、有効性に関する情報が必ずしも十分とは言えず、今後の研究に注目することが必要と考えています。

標題
パイナップル由来グルコシルセラミドが肌の水分蒸散量※に与える効果に関する評価
(※水分蒸散量とは肌から失われる水分の量のことです。)
目的
健康な日本人がパイナップル由来グルコシルセラミドを経口摂取したときの肌の水分蒸散量に対する有効性を検証しました。
背景
肌は外からの刺激から体内を保護し、水分が逃げるのを防いで保つ役割があります。健康な肌は、一般的に水分蒸散量が低くて角層水分量が多く、皮膚構造が整った状態です。しかし、肌の保湿力が低下すると、水分の蒸散が高まり、それに伴って肌が荒れ、乾燥した状態となります。つまり、肌の保湿力を高め、水分の蒸散を抑えることは、肌の健康を維持するのに重要です。
パイナップル由来グルコシルセラミドは、肌に対する有用性が報告されていたことから、臨床試験報告のレビューを行いました。
レビュー対象とした研究の特性
2017年12月5日以前の英語および日本語の文献を対象に検索し、健康な人を対象にしたランダム化比較試験の文献2報をレビューの対象と致しました。
主な結果
レビュー対象とした文献2報には、健康な日本人を対象に実施された臨床試験が報告されていました。いずれの報告でも、保湿力評価において通常よく用いられる試験方法である、肌の水分蒸散量を測定していました。2報の試験結果を総合的に判断すると、パイナップル由来グルコシルセラミド(1.2 mg)を毎日摂取することで、水分蒸散量の低下が確認されました。つまり、パイナップル由来グルコシルセラミドの摂取によって、皮膚の構造が整えられることで、その結果、肌の水分を逃がしにくくするものと考えられました。試験の間、パイナップル由来グルコシルセラミドの摂取による体調不良などは認められていませんでした。
科学的根拠の質
パイナップル由来グルコシルセラミド(1.2 mg)の摂取は、水分蒸散量を抑えるため、肌の水分を逃がしにくくする機能があることが確認されました。文献数が2報のみであり、バイアスリスクも否定できませんが、日本人対象のランダム化比較試験の報告であることから信頼性は高いと考えられました。
(構造化抄録)


機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

極赤汁(レッドファーム株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


レッドファーム株式会社(法人番号:9090001014338)が消費者庁に届出た機能性表示食品【極 赤汁】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

【届出番号】
D88
【届出日】
2018/07/20
【届出者名】
レッドファーム株式会社
レッドファーム株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
極 赤汁
極 赤汁楽天市場
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
硝酸塩(硝酸イオンとして)
硝酸塩を含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には、硝酸塩(硝酸イオンとして※)が含まれます。硝酸塩は、水に溶けると硝酸イオンとなり、硝酸イオンには、血圧(拡張期血圧)を下げる機能があることが報告されています。※イオンクロマトグラフ法による分析
【想定する主な対象者】
健常な範囲で血圧(拡張期血圧)を下げたい成人全般。ただし、疾病に罹患している者、妊産婦および授乳婦を除く。
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
1. 喫食実績による食経験の評価
喫食実績による安全性情報として、当該製品に含有されるビーツと同一の原材料を用いた加工食品Aを、一日あたり100g(硝酸イオンとして250mg)の摂取を目安として全国の健常者向けに販売している(摂取の方法は本品と同等)。なお、加工食品Aには硝酸塩が含まれているが、硝酸塩は水に溶けると硝酸イオンとなる。従って、硝酸塩を水に溶かして摂取することで、硝酸イオンとして摂取することができる。加工食品Aを1日あたり100g摂取することで、硝酸塩337.8mg※(硝酸イオンとして250mg)の摂取に相当する。加工食品Aを年間当たり36万食以上販売しているが、健康被害の報告は受けていない。上記を踏まえ、本品に含まれる一日摂取目安量以上での硝酸塩(硝酸イオンとして)の食経験による安全性が確認されている。
※硝酸イオン量から換算。換算比率は硝酸塩:硝酸イオン=5 : 3.7
2.医薬品との相互作用
ヒトでの医薬品との相互作用における被害情報は報告されていない。
3.まとめ
以上の知見より、硝酸塩(硝酸イオンとして)を一日摂取目安量摂取することの安全性に問題ないと評価した。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、 より健康が増進するものではありません。
小さなお子様の手の届かない所に保管してください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造施設において国内GMPおよびHACCPを取得しており、国内GMPおよびHACCPに準拠した衛生管理等の体制を整えて、製造及び品質管理を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】
標題:硝酸イオンを含有するビーツ食品の摂取による血圧低下機能に関する研究レビュー
目的:硝酸イオン含有食品による健常者(正常高値血圧者を含む)の血圧低下機能がみられるか評価することを目的とし、研究レビュー(公開済みの研究報告を検索、整理し、評価した報告)を行った。なお、本品に含まれている機能性関与成分は硝酸塩であるが、硝酸塩は水に溶けると電離して硝酸イオンとして存在する。よって本品を水に溶かして摂取することで、硝酸イオンとして摂取することができる。これらより、本品の機能性関与成分名を「硝酸塩(硝酸イオンとして)」とし、本研究の研究対象は「硝酸イオン含有食品」と設定した。
背景:硝酸イオンには、血管拡張作用など様々な機能を持つことが知られている。これまで、硝酸イオン含有食品の血圧低下に関する機能性について複数の研究が実施されているが、包括的に整理したレビューは実施されていなかった。
レビュー対象とした研究の特性:血圧の低下機能に関して、健常者(正常高値血圧者を含む)を対象に対照群(プラセボ摂取群)を用いて硝酸イオンを含有したビーツ食品摂取の効果を評価した試験を対象とし、複数のデータベースを用いて論文検索を行った。12報の論文が対象となり、すべてが、事実を示す可能性が高いとされる試験デザイン(ランダム化比較試験)を用いた研究であった。
主な結果:硝酸イオンには、硝酸イオンを1 日あたりの摂取目安量68.2mg 摂取することによって、健常者(正常高値血圧者を含む)の血圧(拡張期血圧)を低下する機能を有する可能性が高いことが明らかとなった。12報中12報の論文において、「収縮期血圧」「拡張期血圧」「収縮期血圧(iAUC)」「拡張期血圧(iAUC)」に関する評価項目で、プラセボ群と比べて有意に血圧が低下していた。すべての論文において、硝酸イオンの摂取との因果関係が考えられる有害事象はなかった。
なお、本品には硝酸塩が含まれているが、硝酸塩は水に溶けると電離して硝酸イオンとなる。硝酸塩を水に溶かすことにより、硝酸イオンとして存在することから、本品の摂取の方法を「約100㏄の水によく溶かしてお召し上がりください。」と設定した。従って本品を「摂取の方法」に沿って、水に溶かして1日摂取目安量摂取することで、硝酸塩94.6mg(硝酸イオンとして70mg)を摂取することができる(硝酸塩量は硝酸イオン量から換算。換算比率は硝酸塩:硝酸イオン=5 : 3.7)。よって、本品を「摂取の方法」に沿って1日摂取目安量摂取することで、健常者(正常高値血圧者を含む)に対して血圧(拡張期血圧)を低下させる機能を有すると判断した。
科学的根拠の質:このレビューには、いくつかの限界がある。国内外の文献データベースを使用したが、英語と日本語のみを検索のキーワードとしたため、他言語で書かれている文献がないとは言い切れない。また、メタアナリシス(複数の研究の結果を統合する統計解析)による検証が行われていないことも挙げられる。しかし、現時点において後発の研究によって結果が大きく変更される可能性は低いと考えた。


機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。