2018年12月24日月曜日

Yakult1000(株式会社ヤクルト本社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社ヤクルト本社(法人番号:7010401029746)が消費者庁に届出た機能性表示食品【Yakult(ヤクルト)1000】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D279
【届出日】
2018/10/31
【届出者名】
株式会社ヤクルト本社
株式会社ヤクルト本社の商品一覧楽天市場
【商品名】
Yakult(ヤクルト)1000
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)
乳酸菌 シロタ株を含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)が含まれるので、一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスをやわらげ、また、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を高める機能があります。さらに、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)には、腸内環境を改善する機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
健常な成人
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
届出食品には、機能性関与成分である乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)が1本(100ml)当たり1000億個含まれています。乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)は、37の国や地域において乳製品乳酸菌飲料および発酵乳製品に使用されており、日本においては、同菌株を使用した食品が80年以上に渡って飲食されてきました。
届出食品の安全性について、届出食品と同じ機能性関与成分を含有する食品である「ヤクルト400」および「ヤクルト400LT」(いずれも販売者は株式会社ヤクルト本社)の喫食実績、ならびに、既存情報による安全性試験結果により評価しました。
1. 喫食実績の評価
「ヤクルト400」および「ヤクルト400LT」の1日摂取目安量はいずれも1本(80ml)であり、1本に関与成分である乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)が400億個含まれています。2品とも、日本全国での流通実績があり、幅広い年齢層のお客さまに飲用されています。2品合計の販売実績は、2017年3月末時点で累積約154億本となりますが、これら製品の摂取による重篤な健康被害は報告されていません。ただし、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)を1000億個含む食品の喫食実績はありません。
2. 既存情報による安全性試験結果の評価
乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)は、平成24年にGRAS(Generally Recognized As Safe Substanceの略称で、米国における食品の安全性に関する制度)認証を取得し、安全性が国際的に認められています。同認証の取得に使用された研究者がまとめたレポートでは、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)の継続的な摂取は安全性面で問題はないと結論付けています。また、本レポートでは、過剰摂取時の安全性として、届出食品の3倍以上の菌数(3000億個や3600億個)を継続摂取させた試験でも有害な事象は認められていないことが報告されています。
また、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)のヒトを対象とした試験について文献調査を実施したところ、届出食品と同等以上(1000億個以上)の菌数で継続的に摂取させた試験が5件報告されていました。いずれも試験食に起因する有害事象は認められていません。

以上のことから、届出食品は安全な食品であると考えられます。
【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
届出食品は、「総合衛生管理製造過程」および「ISO9001」を取得している工場で製造しています。
【機能性の評価方法】
最終製品を用いた臨床試験(人を対象とした試験)により、機能性を評価している。
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

<ストレス、睡眠の質に対する機能性>(最終製品を用いた臨床試験)
【標題】
(1)「Yakult(ヤクルト)1000」の一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスに対する機能性
(2)「Yakult(ヤクルト)1000」の一時的な精神的ストレスがかかる状況での睡眠の質に対する機能性
【目的】
(1)健常な成人男女を対象とし、「Yakult(ヤクルト)1000」摂取が、一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスの緩和に対して機能性を有するかを検証することを目的とした試験を実施しました。
(2)健常な成人男女を対象とし、「Yakult(ヤクルト)1000」摂取が、一時的な精神的ストレスがかかる状況での睡眠の質への影響に対して機能性を有するかを検証することを目的とした試験を実施しました。
【背景】
厚生労働省e-ヘルスネットに「ストレスによって自律神経系・内分泌系・免疫系のバランスが崩れ、からだの病気が生じる」と記載されているとおり、一時的にストレスがかかる状況下では、精神的な負荷を感じたり、睡眠の質の低下等が起こりやすくなります。現代社会においてストレスは避けて通れない問題であり、精神的ストレスがかかる状況でのストレスの緩和や睡眠の質の向上に繋がる機能性を持つ食品は、日本人の健康維持に役立つと考えます。近年は脳と腸が自律神経系等を介して密接に関係していることや、それに腸内細菌が関わっていることを示唆する報告がなされており、一時的に精神的ストレスがかかる状況でのストレスの緩和や睡眠の質の向上に乳酸菌の摂取が有用である可能性が考えられます。
【方法】
(1)一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスに対する機能性(査読付き論文2報(①、②))
① 学術試験を受験する4年次の健常な医学部生の男女49名を無作為に2つのグループに分け、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)を1000億個含む食品(以下、届出食品)または乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)を含まず他の成分は同一の乳飲料(以下、対照品)を、学術試験までの8週間摂取してもらいました。ストレスの程度を質問票(VAS)により確認するとともに、試験8週間前、試験2週間前、試験前日、試験直後、試験2週間後にストレスの指標である唾液中コルチゾール濃度を測定しました(UMIN臨床試験登録ID:UMIN000011926)。
② 上記①と同様に学術試験を受験する4年次の健常な医学部生の男女49名に届出食品または対照品を摂取してもらい、ストレスの指標である唾液中コルチゾール濃度の測定を実施し(UMIN臨床試験登録ID:UMIN000015295)、①も含めた3試験についてプール解析を行いました。
(2)一時的な精神的ストレスがかかる状況での睡眠の質に対する機能性(査読付き論文1報(③))
③ 学術試験を受験する4年次の健常な医学部生の男女49名に届出食品または対照品を、11週間(学術試験までの8週間および試験後3週間)摂取してもらいました。睡眠の質の主観的評価について、睡眠調査票(OSA睡眠調査票)を用いて評価しました。さらに、睡眠時の脳波を測定することにより睡眠の質を評価しました(UMIN臨床試験登録ID:UMIN000015295)。また、別の年度にも学術試験を受験する4年次の健常な医学部生の男女49名に対して同様の試験を実施し(UMIN臨床試験登録ID:UMIN00019116)、2試験についてプール解析を行いました。
【主な結果】
(1)一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスに対する機能性(査読付き論文2報(①、②))
① 中途脱落およびデータ欠損を除く有効解析者数は、届出食品群23名(男性12名、女性11名、平均年齢22.8歳(21~28歳))、対照品群24名(男性13名、女性11名、平均年齢22.8歳(21~26歳))でした。届出食品および対照品の摂取に起因すると判断される有害事象は認められませんでした。ストレスについて、VASによる評価により、対照群と比較して届出食品群で有意な減少(ストレスの緩和)が認められました。また、ストレス下で増加することが報告されている唾液中コルチゾール濃度は、対照品群では学術試験前に有意な増加が認められたものの、届出食品群では増加は認められませんでした。
② 中途脱落およびデータ欠損を除く有効解析者数は、届出食品群70名(男性38名、女性32名、平均年齢23.0歳(21~29歳))、対照品群70名(男性38名、女性32名、平均年齢22.8歳(21~27歳))でした。届出食品および対照品の飲用に起因すると判断される有害事象は認められませんでした。ストレス下で増加することが報告されている唾液中コルチゾール濃度について、学術試験前に届出食品群では対照品群と比較して有意な減少が認められました。
(2)一時的な精神的ストレスがかかる状況での睡眠の質に対する機能性(査読付き論文1報(③))
③ 中途脱落およびデータ欠損を除く有効解析者数は、届出食品群48名(男性27名、女性21名、平均年齢22.8歳(21~29歳))、対照品群46名(男性28名、女性18名、平均年齢22.6歳(21~27歳))でした。届出食品および対照品の摂取に起因すると判断される有害事象は認められませんでした。睡眠調査票による主観的な眠りの評価において、届出食品群は対照品群と比較して「すっきりとした目覚め」を有意に改善することが認められました。また、脳波の測定による評価では、届出食品群は対照品群と比較して「眠りの深さ」を示す値で有意な増加(質の改善)が認められました。
【科学的根拠の質】
これらの試験は、届出食品の販売元である株式会社ヤクルト本社と徳島大学との共同研究にて実施されていますが、全てランダム化並行群間比較試験であり、科学的根拠の質は確保されていると判断しました。

<腸内環境に対する機能性>(研究レビュー)
【標題】
「Yakult(ヤクルト)1000」に含まれる乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)の腸内環境の改善に関する研究レビュー
【目的】
健常な成人が、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)を含む食品を摂取すると、それを含まない食品を摂取した場合と比べて、腸内環境を改善するかを確認するために研究レビューを実施しました。
【背景】
腸内細菌は、ヒトの健康状態やQOLに深い関係があることが知られており、腸内環境を改善する機能性を持つ食品は、健常な成人の健康維持に役立つと考えます。乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)は生きて腸まで到達する乳酸菌として知られており、これまでに排便習慣との関係や腸内環境の研究が多く実施されています。しかし、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)の腸内環境の改善について包括的に調査した研究レビューはありません。そこで、今回、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)の機能性を検証するため、研究レビューを実施しました。
【レビュー対象とした研究の特性】
公表された論文を対象とし、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)を含む食品を摂取した場合の腸内細菌叢および便性状の改善を評価している研究について調査しました。メタアナリシス、システマティックレビュー、無作為化コントロール比較試験(RCT)を対象に検索を行ったところ(検索日2018年8月3日)、健常な成人を対象としたRCT論文8報が採用されました。
【主な結果】
腸内細菌叢については、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)摂取により有用菌であるビフィズス菌と乳酸菌の増加が認められました。また、便性状として、排便頻度、便の硬さおよび水分含量を評価し、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)摂取により便性状の改善が認められ、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)を含む食品を摂取することで、腸内環境を改善する機能性を発揮することが示されました。
【科学的根拠の質】
採用された文献が8報あり、肯定的な内容で一貫性のある結果が得られていることから、科学的根拠の質は十分と判断しました。しかし、研究の限界として出版バイアスの存在が否定できないため、今後さらなるエビデンスの拡充が望まれます。
(構造化抄録)

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

カラダカルピス500(アサヒ飲料株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

アサヒ飲料株式会社(法人番号:7010601019092)が消費者庁に届出た機能性表示食品【「カラダカルピス」500】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D278
【届出日】
2018/10/30
【届出者名】
アサヒ飲料株式会社
アサヒ飲料株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
「カラダカルピス」500
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸(10-HOA)
乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸を含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には独自の乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸(10-HOA)が含まれ、体脂肪を減らす機能があるので、肥満気味の方に適しています。
【想定する主な対象者】
肥満気味の方
【安全性の評価方法】
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
【既存情報による食経験の評価】
本品は清涼飲料水であり、機能性関与成分以外は、食経験により安全性が十分に確認された食品および食品添加物を原料とする。機能性関与成分である乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸(10-HOA:以下10-HOAと表記)は乳酸菌CP1563株に含まれる成分のため、その喫食実績を評価したが、乳酸菌CP1563株由来の10-HOAの喫食実績評価としては不十分と判断し、安全性試験により評価した。
【安全性試験】
<変異原性試験>サルモネラ菌4菌株と大腸菌1菌株を用いて、乳酸菌CP1563株由来の10-HOAの細菌における遺伝子突然変異誘発性を検討した結果、両菌株において遺伝子突然変異誘発性を有さなかった。
<染色体異常試験>チャイニーズハムスター肺由来細胞を用いて、乳酸菌CP1563株由来の10-HOAの染色体異常誘発性の有無を検討した結果、ほ乳類の培養細胞に対し染色体異常誘発性を有しないと判断された。
<ラット反復投与毒性試験>乳酸菌CP1563株由来の10-HOA 0(対照)、1.5、15mg/kgを雌雄各10匹のSDラットに1日1回13週間経口投与した結果、各投与群の雄雌ともに被験物質投与に関連した毒性変化は認められず、無毒性量は15mg/kg/dayと判断された。
<臨床試験>
・乳酸菌CP1563株由来の10-HOA 5.71mgあるいは0.73mgを含む飲料200mlを、健常者男女20名(1群10名)に、1日1本、12週間継続摂取する二重盲検並行群間比較試験を行った結果、理学的・血液・尿検査、自覚症状及び医師診察により臨床上問題となる所見は被験食品の両試験群に認められず、乳酸菌CP1563株由来の10-HOA 5.71mg含有食品を12 週間摂取した際の安全性が確認された。
・乳酸菌CP1563株由来の10-HOA 5.71mgあるいは0.73mgを含む飲料200mlを、健常者男女20名(1群10名)に、1日3本、4週間継続摂取する二重盲検並行群間比較試験を行った結果、理学的・血液・尿検査、自覚症状及び医師診察により臨床上問題となる所見は被験食品の両試験群に認められず、10-HOA 17.13mg含有食品を4週間摂取した際の安全性が確認された。
以上より、機能性関与成分である乳酸菌CP1563株由来の10-HOAおよび本品の安全性には問題が無いと評価した。
【摂取する上での注意事項】
多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
アサヒ飲料株式会社 群馬工場 FSSC22000に基づき製造、アサヒ飲料株式会社 岡山工場 FSSC22000に基づき製造、丸善食品工業株式会社 須坂工場 総合衛生管理製造過程及びISO22000、FSSC22000に基づき製造、ジャパンフーズ株式会社 総合衛生管理製造過程及びFSSC22000に基づき製造、九星飲料工業株式会社 伊都工場 FSSC22000に基づき製造
【機能性の評価方法】
最終製品を用いた臨床試験(人を対象とした試験)により、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題:機能性関与成分、乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸(10-HOA)(以下:10-HOAと表記)を含む飲料による体脂肪低減作用の評価
目的:肥満気味の人が乳酸菌CP1563株由来の10-HOAを含む食品を摂取すると、乳酸菌CP1563株由来の10-HOAを含まない食品を摂取した場合と比べて、体脂肪をはじめとした脂質代謝指標の改善が見られるか確認する。
背景:これまでの研究により、乳酸菌CP1563株(Lactobacillus amylovorus CP1563;以下、CP1563株と表記)由来の10-HOAが脂質代謝に関与する分子PPARα (ペルオキシソーム因子活性化受容体)を活性化し、脂質代謝改善作用を示すことをin vitroおよびin vivo試験で見出した。今回、乳酸菌CP1563株由来の10-HOAを人が摂取した際の体脂肪への影響を調べるため、当該原料を配合した飲料を用いて臨床試験を実施した。
方法:BMI 23以上30未満の健康な成人男女各100名、計200名が参加した。参加者を男女同数となるようにランダムに2つの群に分け、一方にCP1563株を200 mg含む500 mlの飲料を(CP1563株群)、他方にはそれを含まない以外は同一の飲料を(プラセボ群)、1日1本18週間摂取させた。当該試験食品中の乳酸菌CP1563株200mg中には10-HOAが1.44mg含まれている。各群への飲料の割り当ては、医師、参加者ともにわからないようにした。摂取開始前、摂取6,12,18週目、および摂取終了6週後に、身体測定、腹部CT、採血、尿検査を行った。本試験は、届出者の関連会社から資金提供を受け実施した。
主な結果:CP1563株群97名、プラセボ群100名が試験を完了した。CP1563株摂取群では、腹部全体および内臓脂肪面積がプラセボ群に比べ有意に低下し、血漿中アポリポプロテインA-I濃度(ApoA-I)も有意に増加した。更に、肥満症、メタボリックシンドローム、および内臓脂肪100㎝2以下を除外した層別解析の結果も同様に、CP1563株摂取群では、腹部全体、および内臓脂肪面積の有意な低下、および血漿中ApoA-I濃度の有意な増加が確認された。
科学的根拠の質:本試験では対象者の食事制限を行っておらず、試験食品の摂取による影響を厳密に評価したとは言えないが、対象者の日常生活を変えずに試験を実施しており、結果の信頼性は高いと考える。また、ランダム化比較試験を行い、論文が専門家による査読を経て学術専門誌に採択され、公表されているので、乳酸菌CP1563株由来の10-HOAを含む飲料による体脂肪低減作用の科学的根拠の質は高いと判断できる。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

ダイドーブレンドスマートラテ世界一のバリスタ監修(ダイドードリンコ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

ダイドードリンコ株式会社(法人番号:8120001196529)が消費者庁に届出た機能性表示食品【ダイドーブレンド スマートラテ 世界一のバリスタ監修】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D277
【届出日】
2018/10/30
【届出者名】
ダイドードリンコ株式会社
ダイドードリンコ株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
ダイドーブレンド スマートラテ 世界一のバリスタ監修
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維として)
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【表示しようとする機能性】
本品には難消化性デキストリン(食物繊維として)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維として)は、食事や軽食から摂取した糖や脂肪の吸収を抑えるので、食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇を抑える機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
食後の血糖値が気になる健常成人 食後の血中中性脂肪が気になる健常成人
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
「ダイドーブレンド スマートラテ 世界一のバリスタ監修」は、清涼飲料や健康食品で一般的に用いられる食品原料に難消化性デキストリン(食物繊維として)を5g配合したコーヒー(清涼飲料水)です。
難消化性デキストリンは、トウモロコシのでん粉由来の水溶性食物繊維であり、その原料のデキストリンは、米国食品医薬局(FDA)よりGRAS(一般に安全とみなされる)に分類されています(21CFRのパート184,1277)。また、多くの特定保健用食品に使用され、食品カテゴリとしても清涼飲料水、即席みそ汁、米菓、ソーセージ、ゼリー等多岐に渡っています。

当該食品と類似する食品として、ダイドードリンコ株式会社が販売している商品で、難消化性デキストリン(食物繊維として)を6g配合したコーヒー(清涼飲料水)「スマートショットブラック」があげられます。2011年3月の販売開始から2018年3月までの約7年間において、日本国内において約1,300万本の販売実績があり、現在まで本商品と因果関係が確認された健康被害は報告されていません。
当該食品は、「スマートショットブラック」と使用している難消化性デキストリンの製造販売者元及び規格、1日当たりの摂取目安量等の設計がほぼ同じ飲料です。従って、当該食品には十分な食経験があり、安全性は高いと評価しました。
また、国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報を調査したところ、医薬品との相互作用に関する情報は記載されていませんでした。 

 以上を総合的に判断し、難消化性デキストリン(食物繊維として)を5g含有する当該食品の安全性は高いと考えられます。
【摂取する上での注意事項】
摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該食品は、食品安全の認証規格「FSSC22000」を取得している工場にて生産・製造及び品質管理を行っています。当社及び製造委託工場双方での厳格なダブルチェック体制をとり、常に安全・安心な製品の出荷・販売体制を維持しています。また、当社は工場において、法令や社内規則の遵守、施設・設備の適切な維持管理、品質管理の手順・記録が適切であるかを監査し、品質管理の徹底を図っています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】
難消化性デキストリンの食後血糖値の上昇抑制作用および食後血中中性脂肪の上昇抑制作用の検証

【目的】
本研究の目的は、健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)または空腹時血中中性脂肪値が200mg/dL未満の成人が、難消化性デキストリンを摂取することで食後血糖値または食後血中中性脂肪の上昇が抑えられるかどうかを確認することです。

【背景】
食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、糖尿病や動脈硬化の危険因子とされる脂質異常症の患者数は増加しており、食生活の改善などによる一次予防が望まれています。一方、難消化性デキストリンはトウモロコシのでん粉から作られた水溶性の食物繊維で、食後血糖値や食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が報告されています。
難消化性デキストリンを配合し、これらの効果を付加した食品は日本人の健康維持・増進に寄与することが期待されます。

【レビュー対象とした研究の特性】
国内外の論文に関して電子データベースを用い、難消化性デキストリンの食後血糖値および食後血中中性脂肪の上昇抑制作用について、健常成人を対象者としたランダム化比較試験を実施したものを調査しました。調査の結果、食後血糖値の上昇抑制効果について43報、食後血中中性脂肪の上昇抑制効果について9報の論文を収集しました。

【主な結果①:食後血糖値の上昇抑制作用】
食後血糖値の上昇抑制作用を調べた43報の論文について統計解析した結果、全ての評価項目において、難消化性デキストリンの摂取は非摂取時と比べ、有意に食後血糖値を低下させることが確認されました。また、難消化性デキストリン(食物繊維として)の摂取量の中央値は5 gでした。

【主な結果②:食後血中中性脂肪の上昇抑制作用】
食後血中中性脂肪の上昇抑制作用を調べた9報の論文について統計解析した結果、全ての評価項目において、難消化性デキストリンの摂取は非摂取時と比べ、有意に食後血中中性脂肪を低下させることが確認されました。また、難消化性デキストリン(食物繊維として)の推奨1回摂取量は5gと評価されました。

なお、上記論文のうち、食後血糖値の上昇抑制作用においては正常域の者(空腹時血糖値110mg/dL未満)、食後血中中性脂肪の上昇抑制作用においては健常成人(空腹時血中中性脂肪値が150mg/dL未満)を対象に実施された論文を評価したところ、正常域の者または健常成人における難消化性デキストリンの食後血糖値の上昇及び食後血中中性脂肪の上昇に対する効果は本研究レビューと同様でした。

【科学的根拠の質】
採用された論文において、試験デザインや結果の妥当性、各研究間の一貫性等を検討した結果、食後血糖値あるいは食後血中中性脂肪の上昇抑制作用に関する科学的根拠の質は高いと評価されました。
従って、難消化性デキストリン(食物繊維として)を5g配合している「ダイドーブレンド スマートラテ 世界一のバリスタ監修」は、食事と合わせて摂取することによって、食事から摂取した糖や脂肪の吸収を抑え、食後血糖値あるいは血中中性脂肪値の上昇を抑制する作用が期待できると考えます。

ただし、今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要です。また、食事療法や運動療法、その他生活習慣などとの交絡因子の影響について、継続した研究が必要と考えられます。
※3500文字

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

リベラアイサポートミルク(江崎グリコ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

江崎グリコ株式会社(法人番号:5120001049268)が消費者庁に届出た機能性表示食品【LIBERA(リベラ)アイサポート<ミルク>】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D276
【届出日】
2018/10/30
【届出者名】
江崎グリコ株式会社
江崎グリコ株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
LIBERA(リベラ)アイサポート<ミルク>
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
アスタキサンチン
アスタキサンチンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはアスタキサンチンが含まれます。アスタキサンチンは目のピント調節機能を助けることで、パソコン作業などによる目の疲労感を軽減することが報告されています。
【想定する主な対象者】
パソコン、スマートフォンなどを日常的に使用する成人健康男女
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品の機能性関与成分アスタキサンチンは、鮭やエビなど魚介類に多く含まれ、日本人には食経験が豊富な天然の赤色色素である。また、アスタキサンチンを主成分とするヘマトコッカス藻色素は、天然の食品添加物として既存添加物名簿にも収載されている。平成19年8月には安全性に加えて規格及び用途の確立した食品添加物として「第8版食品添加物公定書」に新規収載されており、長年の使用実績がある。
培養ヘマトコッカス藻から抽出したアスタキサンチンを使用した各種サプリメントは、未成年や妊産婦を除いては性別や年齢に関係なく摂取されてきたが、これまでに健康被害の報告はない。
一般に公開されているデータベース(ナチュラルメディシン・データベースや国立健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報 素材情報データベース)においても安全上の問題は報告されていない。
以上のことから、アスタキサンチンを食品として摂取することの安全性に問題は無いと評価した。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
<原材料又は中間製品から最終的な包装製品まで>・FSSC 22000(株式会社ロビニア、関東パック株式会社)、やISO 22000(株式会社ロビニア、日本食材株式会社、株式会社マツヤ 本社工場、株式会社マツヤ 千音寺工場)の認証を取得しており、その認証内容に従って製造・品質管理を行っている。・関東パック株式会社 沼田工場では、関東パック株式会社 本社工場が2016年7月に認証取得したFSSC22000に準拠した管理体制でシステム構築を行っている。衛生管理体制については「食品安全マニュアル」、「衛生管理マニュアル」で手順を定めて運用している。<チョコレート生地、チョコレート中間製品まで>・FSSC 22000(関西グリコ株式会社 大阪ファクトリー、不二製油株式会社 IK-1 工場、大東カカオ株式会社 中井工場)、ISO 22000(大東カカオ株式会社 中井工場)や都道府県等HACCP(東京フード株式会社)の認証を取得しており、その認証内容に従って、製造・品質管理を行っている。・不二製油株式会社I-1工場では製造、製品やサービスの品質保証に関するマネジメントシステムであるISO9001認証を取得している。衛生管理体制に関してはISO9001での取決めに従い、具体的には「品質マニュアル」、「製造管理規定」、「環境管理規定」、「設備管理規定」の中で手順を定め運用している。不二製油株式会社IK-2工場では、製造、製品やサービスの品質保証に関するマネジメントシステムであるFSSC22000認証を受けている不二製油株式会社 IK-1工場と同じ管理基準で運用している。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

①標題
アスタキサンチンのピント調節機能に係わる目の疲労感の改善について

②目的
疾病に罹患していない者において、アスタキサンチンの継続的な摂取は、正常な目のピント調節機能を維持することで、VDT作業による目の疲労感を軽減するかを検証するため、定性的研究レビューを実施した。

③背景
アスタキサンチンの目のピント調節機能改善効果については、複数報告されているが、それらを総合的に評価した報告はない。そこで、アスタキサンチンの摂取が目のピント調節機能を維持し、VDT作業による目の疲労感を軽減するかを検証した。

④レビュー対象とした研究の特性
(公財)日本健康・栄養食品協会の担当者2名が、リサーチクエスチョン「疾病に罹患していない者を対象とした臨床試験において、アスタキサンチンの継続的な摂取は、プラセボ群と比較して正常な目のピント調節機能を維持することで、VDT作業による疲労感を軽減するか?」に基づいて検索式を設定し、3つのデータベース(PubMed、JDreamⅢ、医中誌Web)より文献検索を実施した。検索により特定された文献を適格基準に基づいて採用文献と除外文献に分別した後、「論文の質」の評価により、一定水準以上の研究レベル(QL3以上)であるかを選択条件とした。採用文献のピント調節機能に係わる目の疲れの改善をアウトカムとして定性的研究レビューを実施し、エビデンスの総合評価を7名の学識経験者からなる機能性評価委員会にて、【科学的根拠レベル総合評価】、【「研究タイプ、質、数」の目安】、【一貫性の目安】についてA~Eの5段階評価で実施した。

⑤主な結果
適格基準に合致するエビデンスとして8報の文献を採用した。アスタキサンチン6mg~9mg/日の継続的な摂取により、ピント調節機能に係わる目の疲れに有意な改善が認められ、VDT作業による目の疲労感を軽減することが示唆された。

⑥科学的根拠の質
機能性評価委員会における評価結果は、【科学的根拠レベル総合評価】:A、【「研究
タイプ、質、数」の目安】:A、【一貫性の目安】:Aであったことから、科学的根拠の質は高いと考えられる。また、本研究レビューの限界としては、すべての試験において富士化学工業株式会社が製造したヘマトコッカス藻由来アスタキサンチンが使用されていること、主な対象者がパソコンなどのVDT作業に従事する者であることが挙げられる。アスタキサンチンの目の疲労感に対する効果をより広く検証するためにも、今後、由来や製造方法の異なるアスタキサンチンを使用した試験にて、幅広い対象者における有効性が検証されることが期待される。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

コレスケアキトサン青汁(大正製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

大正製薬株式会社(法人番号:4013301006867)が消費者庁に届出た機能性表示食品【コレスケア キトサン青汁】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D275
【届出日】
2018/10/30
【届出者名】
大正製薬株式会社
大正製薬株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
コレスケア キトサン青汁
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
キトサン
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【表示しようとする機能性】
本品にはキトサンが含まれます。キトサンには、コレステロールの吸収を抑え、LDL(悪玉)コレステロールを低下させる機能があることが報告されています。LDLコレステロールが高めの方に適した食品です。
【想定する主な対象者】
LDLコレステロールが気になる方(LDLコレステロールが高めの方をはじめ、健康な成人であれば年齢、性別を問わないが、疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本品と同一組成の食品が2008年10月以降に、8年間以上の期間で8800万食分以上販売され、本品が原因と判断できる重大な健康被害が発生していないことを確認していることから、本品は安全であると判断した。
一方で、既存のデータベースを検索した結果、ワルファリン(抗凝固剤に含まれる成分)およびバルプロ酸ナトリウム(抗てんかん剤等に含まれる成分)との相互作用に関する症例報告が確認された。しかし、本品と同一組成の食品において薬物との併用に伴う重大な健康被害の報告は無い。また本品の対象者は健常者であり、商品パッケージに「疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください。」と記載することで、注意喚起を促しているが、ワルファリンあるいはバルプロ酸ナトリウムを含んだ医薬品を服用している方が本品の摂取を希望するケースが否定できないことから、摂取する上での注意事項として「ワルファリン(抗凝固剤に含まれる成分)あるいはバルプロ酸ナトリウム(抗てんかん剤等に含まれる成分)を服用中の方は、医師、薬剤師に相談してください。」と記載することにより、本品を機能性表示食品として適切に販売できると判断した。
【摂取する上での注意事項】
本品を多量に摂取することがないように注意喚起するため、商品パッケージに「多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。摂りすぎあるいは体質・体調により、一過性の膨満感を覚えることがあります。」と記載する。ワルファリン(抗凝固剤に含まれる成分)あるいはバルプロ酸ナトリウム(抗てんかん剤等に含まれる成分)を服用中の方への注意喚起のため「ワルファリン(抗凝固剤に含まれる成分)あるいはバルプロ酸ナトリウム(抗てんかん剤等に含まれる成分)を服用中の方は、医師、薬剤師に相談してください。」と記載し、また外観に関しては「本品は植物由来原料を使用しておりますので、収穫時期などにより色・風味のばらつきがあり、またキトサンが白い浮遊物や沈澱として残る場合がありますが、品質に問題はありません。」と記載する。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造所は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMP 認定、NSF InternationalのGMP認定、およびペリージョンソンホールディング株式会社 ペリージョンソン レジストラーのISO22000認定を取得しており、当該基準に準拠して生産・製造及び品質管理を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

ア 標題
キトサンのLDLコレステロール及び総コレステロール低下に関する研究レビュー

イ 目的
キトサンの摂取が、LDLコレステロールや総コレステロールを低下させる機能があるか検証することを目的とした。

ウ 背景
複数の臨床試験において、キトサンの摂取がLDLコレステロールや総コレステロールを低下させることが確認されている。しかし、キトサンの摂取が、LDLコレステロールや総コレステロールを低下させる機能に関しては、研究レビューが報告されていないため、研究レビューとメタアナリシスを実施した。

エ レビュー対象とした研究の特性
2017年2月19日に、それまでに公表された日本語と英語の文献で、LDLコレステロールが159 mg/dL以下の成人男女を対象に、キトサンの摂取がコレステロールに与える影響を評価した文献を検索した。その結果、4研究の副次的解析結果が記載された文献1報を評価対象とした。

オ 主な結果
採用文献1報に記載された4研究におけるキトサンの摂取量は0.88~1.23 g/日、摂取期間は12週間であった。4研究を評価した結果、0.88 g/日以上のキトサンの摂取は、LDLコレステロール及び総コレステロールを低下させることが示された。また、疾病に罹患していない者(LDLコレステロールが139 mg/dL以下)のみの評価結果においても同様に、LDLコレステロール及び総コレステロールを低下させることが示された。

カ 科学的根拠の質
研究の限界として、採用文献は副次的集団を用いた解析結果の統合であり、また利益相反の問題も存在するため、バイアスの混入は否定できない。しかしながら、評価した4研究はいずれも信頼性の高いプラセボ対照無作為化比較試験であることから、表示しようとする機能性を否定するものではないと判断した。
(構造化抄録)

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。

エフビースリー(BIOACTIVESJAPAN株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

BIO ACTIVES JAPAN株式会社(法人番号:6013301024446)が消費者庁に届出た機能性表示食品【FB3 エフビースリー】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310


【届出番号】
D274
【届出日】
2018/10/30
【届出者名】
BIO ACTIVES JAPAN株式会社
BIO ACTIVES JAPAN株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
FB3 エフビースリー
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
フォルスコリン
フォルスコリンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはフォルスコリンが含まれます。フォルスコリンには体脂肪率を減少させるのを助ける機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
成人健常者で肥満気味な方
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
食実績による食経験の評価
コレウスフォルスコリはインドでは古くから食として利用されており、米国でも1970年代からコレウスフォルスコリのエキス粉末がサプリメント原料として使用され、サプリメントや食品としての利用が進んでいます。
日本でも2000年からサプリメント原料として利用され始め、以来今日までコレウスフォルスコリエキス粉末が含まれる、多くのサプリメントや食品がドラッグストアやスーパー、コンビニエンスストア、通信販売などで販売され利用されています。
弊社では2007年1月から日本への輸入を開始しコレウスフォルスコリエキス粉末をサプリメント等の原料として累計1400トン以上を日本国内で販売し、サプリメントや食品などの製品に使用されています。

喫食実績の評価
摂取集団 日本人、成人健男女、健常人、全国規模
摂取形状 サプリメント:錠剤、カプセル、顆粒 食品:飲料、ゼリー、粉末
摂取方法 加工食品として、水などと一緒に、または単独で食品として摂取
摂取頻度 1日1回から3回程度
食習慣を踏まえた機能性関与成分の日常的な摂取量 
フォルスコリン100から500mg/日
機能性関与含有量 20から50mg/粒(食)
市販食品の販売期間 「FB3 エフビースリー」と同じコレウスフォルスコリエキス粉末原料を使用した製品は2007年から市販開始
これまでの販売量 コレウスフォルスコリ原料として1400トン
         錠剤製品として4000万製品分以上
       (フォルスコリン1日摂取目安量100mgの類似する食品の実績)
         錠剤以外のカプセル、顆粒などのサプリメント
         飲料、ゼリーなどの食品
         他社が供給しているコレウスフォルスコリエキス使用食品も
         上記数量以外に販売実績がある。
健康被害情報 現在のところ原料供給先の食品、類似食品を含めて重大・重篤な健康被害は発生していない。

以上の結果から、適切に摂取すれば当該製品の安全性に問題はないと判断しています。
【摂取する上での注意事項】
○本品は成人健常者で肥満気味(BMI25以上30未満)の方を対象としています。お薬をお飲みの方は、本品の摂取を避けてください。
○本品は、多量摂取により健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
○一度にたくさん摂りすぎると、お腹がゆるくなることがあります。少なめの粒数から始め、体調に合わせて摂取量を増やしてください。
○原材料名をご参照の上、食物アレルギーのある方は摂取しないでください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品の製造は公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場によりバルク製造から充填包装工程を一貫して行っており、その基準に準拠した製造および品質管理を行っております。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

1.標題
機能性関与成分フォルスコリンの摂取が、体脂肪率へ及ぼす影響の評価 

2.目的
P:「成人健常者で肥満気味(BMI25以上30未満)な方」
I:「フォルスコリンの経口摂取」
C:「プラセボ」に比べ
O:「体脂肪率を減少させる」
かを検証することを目的とした。

3.背景
フォルスコリンを経口摂取することで、体脂肪率へ及ぼす影響について、そのヒト試験結果を総合的に評価するため、システマティックレビューを実施した。

4.レビュー対象とした研究の特性
成人健常者を対象としてフォルスコリンを経口摂取することで、体脂肪率へ及ぼす影響に関する研究(日本語、英語問わない)を検索対象とした。内容を精査し、RCT論文1研究を評価対象とした。

5.主な結果
採用文献の研究(Badmaevら、2015)は 20から70歳未満の日本人男女志願者で、BMI25から30未満の成人健常者16名を対象とし、介入及びプラセボを6週間摂取することにより理学的検査、腹部CT脂肪測定、血液学的検査、血液生化学的検査等を比較検討したRCT論文であった。体脂肪率については、有意に減少していた(p<0.05)

6.科学的根拠の質
対象文献は、質的評価は高かった。よって本研究レビューの結果、本品に配合する機能性関与成分フォルスコリンを100mg/日摂取することにより、体脂肪率に関して摂取群が、摂取前と比較して有意に減少したことが確認され、表示しようとする機能性は適切であると考える。対象文献が1報と少ないことが研究の限界であり、今後更なる検証が望まれる。
(構造化抄録)

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。