2019年3月9日土曜日

カカルナチョコビスケット(カバヤ食品株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


カバヤ食品株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【CACARNA(カカルナ)チョコビスケット】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D454
【届出日】
2019/01/15
【届出者名】
カバヤ食品株式会社
カバヤ食品株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
CACARNA(カカルナ)チョコビスケット
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
難消化性デキストリンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)は、同時に摂取した糖の吸収をおだやかにすることで食後の血糖値の上昇をおだやかにする機能や、同時に摂取した脂肪の吸収を抑えることで食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
■食後の血中中性脂肪の上昇が気になる健常成人(未成年、疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
■食後の血糖値の上昇が気になる健常成人(未成年、疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品の構成は、難消化性デキストリン(食物繊維)を添加したビスケットに、難消化性デキストリンを配合したミルクチョコレートを合わせ、製品中12%難消化性デキストリンを含むチョコビスケットである。
ビスケットの原材料は、一般的な小麦粉、全粒粉、パラチノース、ショートニング、マーガリン等を使用し、そこに難消化性デキストリンを配合したものである。
 チョコレートの原材料は、マルチトール、ココアバター、全粉乳、カカオマス等であり、一般的なミルクチョコレートのレシピの砂糖部分をマルチトールに置き換え、そこに難消化性デキストリンを配合したものである。
  マルチトールの安全性について、国立健康・栄養研究所「健康食品の素材情報データベース」で確認したところ、過剰摂取した場合に下痢症状を起こす可能性がある旨の報告があった。これを受け、本品を食される方の体質や体調を考慮し、「多量に摂取することにより、お腹がゆるくなることがあります。」を摂取上の注意として表示することにした。

難消化性デキストリンは、1997年以降、多くの特定保健用食品の関与成分として利用されており、食品の種類としては清涼飲料水、とうふ、即席みそ汁、ソーセージ類、はっ酵乳、ゼリー、パン、米菓、クッキー、洋生菓子など多岐にわたっている。
また、難消化性デキストリンを関与成分とした特定保健用食品として、2016年11月24日までに、382品目が許可されており、これらに含まれる難消化性デキストリンの量は、概ね当該製品と同等以上である。

難消化性デキストリンの安全性について、国立健康・栄養研究所「健康食品の素材情報データベース」で確認したところ、健康被害に関する情報はなかった。ただし、マルチトール同様、難消化性デキストリンを過剰摂取した場合に下痢症状を起こす可能性がある旨の報告があったことから、本品を食される方の体質や体調を考慮し、「多量に摂取することにより、お腹がゆるくなることがあります。」を摂取上の注意として表示することにした。また、医薬品との相互作用についても確認したが、該当する情報はなかった。
 以上の情報を総合し、チョコレートの構成成分と難消化性デキストリンに、十分な食経験があり、安全性も確認されていることから、本品の安全性は問題ないと評価した。
【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。また食べ過ぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
製造施設についてはISO9001、ISO14001を取得。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

当該製品は、血糖値の上昇抑制と、血中中性脂肪の上昇抑制という2つの機能性を表示しようとしているため、それぞれについての評価を示す。

1)血糖値の上昇抑制
【標題】
 難消化性デキストリンの食後血糖上昇抑制効果の検証

【目的】
 難消化性デキストリンの摂取が、食後血糖値の上昇を抑制する効果があるかどうか、検証することを目的とする。そのため、その効果を、疾病に罹患していない者、もしくは境界域血糖値の者を対象として、難消化性デキストリンを配合しない食品と比較した、国内外の論文を広く調査し、検討を行った。

【背景】
 現在、糖尿病患者数の増加は、高齢者社会を迎える日本において極めて深刻な問題の一つとなっている。糖尿病の治療方法としては、食事療法、運動療法、薬物療法が一般的である。治療としてのみでなく、そもそも糖尿病に罹患しないためにも、食事療法などによる血糖値のコントロールは非常に重要である。食物繊維の摂取は2型糖尿病の発症リスクの改善効果が報告されており、食物繊維が有する血糖値調節効果が期待されている

【レビュー対象とした研究の特性】 
文献データベースから、疾病に罹患していない者、もしくは境界域血糖値の者を対象として、難消化性デキストリンを含有した試験食品(もしくは飲料)摂取後の血糖値の上昇を抑える効果をヒト試験で評価した研究の抽出を行った(2015年1月5日検索)。論文公表の時期は限定しなかった。最終的に43文献を抽出、評価した。なお、本研究レビューは、難消化性デキストリンの製造者である松谷化学工業(株)の資金により行われた。

【主な結果】 
 検索された43報の論文において、評価項目として、①30分後の食後血糖値、②60分後の食後血糖値、③食事直後~120分までの血糖値推移の総量(食後血糖値の濃度曲線下面積)を採用した。これらの指標は、特定保健用食品の「食後血糖値の上昇関係」における評価指標としても採用されているものである。
43報の全データを統合して統計解析した結果、3つの指標全てにおいて、有効性が確認された。

【科学的根拠の質】
種々のバイアスリスクや結果の一貫性等の面から、研究の質を総合的に評価した。バイアスリスクを計算に加えて、統計解析を行っても、上記有効性が覆ることはなかったことから、高い質が確保されていると判断され、表示しようとする機能性は適切であると考えている。本研究レビューの限界として、今後の研究によっては、本レビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。また、食事療法だけでなく、運動療法、その他生活習慣などとの交絡因子の影響について、継続した研究が必要と考えられる。

2)血中中性脂肪の上昇抑制
【標題】
 難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪上昇抑制効果の検証

【目的】
 難消化性デキストリンの摂取が、食後血中中性脂肪の上昇を抑制する効果があるかどうか、検証することを目的とする。そのため、その効果を、疾病に罹患していない者を対象として、難消化性デキストリンを配合しない食品と比較した国内外の論文を広く調査し、検討を行った。

【背景】
 近年、日本人の食事の欧米化や慢性的な運動不足などにより、我が国におけるメタボリックシンドロームをはじめとした生活習慣病の患者数が増加している。生活習慣病は動脈硬化疾患や虚血性心疾患を誘発する要因となっており、食生活の改善などによる一次予防が望まれている。生活習慣病に罹患しない為には、血中中性脂肪値をコントロールすることが重要であり、特定保健用食品にも使用され、食後血糖の上昇を抑制する機能性素材である難消化性デキストリンの有効性を確認した。

【レビュー対象とした研究の特性】 
文献データベースから、疾病に罹患していない者、もしくは空腹時血中中性脂肪値がやや高めの者を対象として、難消化性デキストリンを含有した試験食品(もしくは飲料)摂取後の血中中性脂肪の上昇を抑える効果をヒト試験で評価した研究の抽出を行った(2015年6月25日検索)。論文公表の時期は限定しなかった。最終的に9文献を抽出、評価した。なお、本研究レビューは、難消化性デキストリンの製造者である松谷化学工業(株)の資金により行われた。

【主な結果】
 検索された9報の論文において評価項目として、①一定時間後の血中中性脂肪、②食事直後~一定時間後までの血中中性脂肪推移の総量(値のカーブの曲線下面積)を採用した。これらの指標は、特定保健用食品の評価指標としても採用されているものである。
9報のすべてで、2つの指標のいずれか、あるいは両方で有効性が認められていた。また、対象者から軽症者を除き、健常者のみのデータを抽出できた論文が1報あり、それらにおいても、有効性が認められていた。

【科学的根拠の質】
 種々のバイアスリスクや結果の一貫性等の面から、研究の質を総合的に評価した。バイアスリスクを計算に加えて、統計解析を行っても、上記有効性が覆ることはなかったことから、高い質が確保されていると判断され、表示しようとする機能性は適切であると考えている。本研究レビューの限界として、今後の研究によっては、本レビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。また、食事療法だけでなく、運動療法、その他生活習慣などとの交絡因子の影響について、継続した研究が必要と考えられる。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

2019年3月6日水曜日

内緒の黒醋(有限会社マイケア)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


有限会社マイケアが消費者庁に届出た機能性表示食品【内緒の黒醋】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D453
【届出日】
2019/01/11
【届出者名】
有限会社マイケア
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【商品名】
内緒の黒醋
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
酢酸
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【表示しようとする機能性】
本品には食酢の主成分である酢酸が含まれます。酢酸には、肥満気味の方の内臓脂肪を減少させる機能があることが報告されています。本品は、健常人で内臓脂肪が気になる方に適した食品です。
【想定する主な対象者】
一般健常者のうち、特に肥満気味の方、内臓脂肪が気になる方
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
「内緒の黒醋」(以下、届出食品とする)について、最終製品での喫食経験はないため、類似する食品での喫食実績による食経験および安全性の評価を以下に記載する。

<類似する食品の喫食経験について>
 類似食品として、データの提供元であるメロディアン株式会社の黒酢飲料(届出番号:B537)が挙げられる。1日摂取目安量200ml当たり機能性関与成分の酢酸を750mg含有した飲料であり、そのまま飲用する。
2017年7月より日本国内にて販売しており、2018年4月末までに200mlタイプを387,000本、1Lタイプを194,000本(1日摂取目安量コップ1杯200mlとして、973,000杯分)を販売しているが、これまでに因果関係の認められた有害事象に該当するものは報告されておらず、安全性に関する問題は発生していない。

届出食品は1日摂取目安量30ml当たり、上記の黒酢飲料同様、機能性関与成分の酢酸を750mg含有した飲料であり、これを5倍希釈して飲用する。そのため、機能性関与成分の消化・吸収過程には、大きな違いはない。また、届出食品と黒酢飲料の原材料や、加工工程は同様であり、機能性関与成分に与える影響も同じであると考える。

以上より、類似食品の喫食実績を以って、食経験の評価として十分であると考える。
【摂取する上での注意事項】
空腹時や原液での摂取は刺激を強く感じることがあります。本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日摂取目安量を守ってください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
フジスコ株式会社 FSSC22000に基づいた品質管理を行っている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

(ア)標題
酢酸の内臓脂肪減少作用に関する研究レビュー
(イ)目的
 肥満気味で内臓脂肪の高めな方に対する酢酸摂取による内臓脂肪低下効果を、それを摂取しない、あるいは類似の成分の食品摂取と比較することで認証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に判断することを目的とした。
(ウ)背景
肥満モデルラットを用いた基礎研究により、お酢の主成分である酢酸を摂取することで内臓脂肪が減少することが示されている。また、その作用は酢酸が肝臓での脂肪の合成を抑制すること、あるいは脂肪酸酸化を促進することによる脂肪の減少によることが示唆されている。
 しかし、健康な人で酢酸の内臓脂肪低下効果を総合的に評価した研究は行われていなかったため、レビューを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
検索の条件と除外の条件を定めて、2016年9月20日に、それ以前に発表された論文を対象に検索したところ、最終的に得られた論文は1報であった。この1報の論文については主に軽度の肥満(BMI平均27)を有する25~60歳の健康日本人(155名)を対象に、お酢を含む飲料として1日にお酢を(1) 15ml(酢酸750mg含有)摂取(2)30ml (酢酸1500mg含有)摂取(3)摂取しないという3条件に分けられ、対象者も試験実施者もどの飲料を飲んだか明らかにされない条件で12週間追跡調査されたものであった。この論文に対しての利益相反として、製造企業の研究者が含まれていることが挙げられる。
(オ)主な結果
 肥満気味の日本人が、酢酸を750mg含む食酢飲料を12週間継続して摂取することにより、酢酸を摂取しなかった人より内臓脂肪の面積の減少が見られた。さらに、飲用による危害も見られなかった。
(カ)科学的根拠の質
 対象論文が1報のみのため、効果があったものだけが報告されていることが否定できない。試験方法が(エ)に示した通り試験者にも明らかにされない形で実施されたため、エビデンスの質としては高いと考える。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

はたらくアタマに抹茶ラテ260(アサヒ飲料株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


アサヒ飲料株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【「はたらくアタマに」抹茶ラテ260】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D452
【届出日】
2019/01/11
【届出者名】
アサヒ飲料株式会社
アサヒ飲料株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
「はたらくアタマに」抹茶ラテ260
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)
ラクトノナデカペプチドを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)が含まれます。ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)には、年齢とともに低下する認知機能の一つである注意力(事務作業の速度と正確さ)の維持と計算作業の効率維持に役立つことが報告されていますので、ものごとを忘れやすいと感じている中高年の方に適しています。
【想定する主な対象者】
ものごとを忘れやすいと感じている健常な中高年の方
【安全性の評価方法】
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品は清涼飲料水であり、機能性関与成分以外は食経験により安全性が十分に確認された食品および食品添加物を原料とする。本届出食品と同じ機能性関与成分「ラクトノナデカペプチド」(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)(以下、ラクトノナデカペプチドと記載)を含有する食品での喫食実績による評価を実施したが、不十分と判断し安全性試験の実施による評価を行った。
【安全性試験の実施】
<急性毒性試験>
6週齢のSD系ラット雌雄各5匹に、ラクトノナデカペプチドとして8.6mg/kgを含む試験液を単回強制経口投与し、急性毒性について調べた結果、被験物質投与による影響は認められなかった。
<反復経口投与毒性試験>
6週齢のSD系ラット雌雄各6匹に、ラクトノナデカペプチドとして4.3mg/kgを含む試験液を4週間強制経口投与し、毒性について調べた結果、被験物質投与による影響は認められなかった。
<染色体異常試験>
チャイニーズ・ハムスター肺由来線維芽細胞に対し、ラクトノナデカペプチドとして21μg/mLを含む試験液を用いて、染色体異常誘発能の有無を検討した結果、異常はみられず陰性と判定された。
<ヒト過剰摂取試験>
20歳以上65歳未満の健康な日本人成人男女40名を対象に、ラクトノナデカペプチド含有カゼイン酵素分解物を5,653mg(ラクトノナデカペプチドとして本品の一日摂取目安量の約8.8倍量相当の21mg)/日を含有する錠剤、又はカゼインナトリウムで置き換えたプラセボ錠剤を4週間摂取させた無作為化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験を実施した。その結果、試験期間中に多種類の薬を服用していた者(1名)及び摂取率が85%未満の者(1名)を除いた38名において、試験食品と因果関係のある臨床検査値の変動や重度及び重篤な有害事象は認められなかった。
また、各試験で配合したラクトノナデカペプチドは、カゼイン酵素分解物を使用しており、本品に配合するカゼイン酵素分解物と機能性関与成分含量及び製法が同等な原料である。さらに、ヒト試験では錠剤を試験食としているが、食品性状の違いによる機能性関与成分の消化、吸収に大きな差異はないと考えられる。
以上より、機能性関与成分であるラクトノナデカペプチドおよび届出食品の安全性には問題が無いと評価した。
【摂取する上での注意事項】
多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
アサヒ飲料株式会社 北陸工場 総合衛生管理製造過程、FSSC22000、神奈川柑橘加工株式会社 総合衛生管理製造過程、FSSC22000、丸善食品工業株式会社 本社工場 総合衛生管理製造過程、FSSC22000、日本果実工業株式会社 山口工場 総合衛生管理製造過程、FSSC22000、エスエスケイフーズ株式会社 焼津工場 FSSC22000
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題:ラクトノナデカペプチドによる認知機能改善作用に関する研究レビュー
目的:物忘れを自覚する健常な成人にラクトノナデカペプチドを含む食品を摂取させたとき、これを含まない対照食品(プラセボ)と比較して、認知機能の一つである注意力の維持と計算作業の効率維持という作用を有するかどうか検証することを目的とした。
背景:これまでの研究により、乳酸菌を用いた発酵乳を摂取することによるマウスの記憶力改善効果が確認されており、関与成分として同定されたペプチドがβカゼイン由来のラクトノナデカペプチドである。当該成分は、ヒト試験においても認知機能改善に関する報告がなされているが、システマティックレビューやメタアナリシスは確認できなかった。
方法:医中誌及びPubMedでの検索の結果、2論文を採用し評価を行った。論文1では、物忘れの自覚あるいは他覚症状を有する年齢50歳以上70歳以下の健常日本人男女60名を対象にラクトノナデカペプチド2.4mgを含む飲料を1日1回、8週間服用するプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験が行われた。論文2では、物忘れの自覚あるいは他覚症状を有するMMSE24点以上の年齢60歳以上79歳以下の日本人男女70名を対象にラクトノナデカペプチド2.1mgを含む錠剤を1日1回、12週間服用するプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験が行われた。
主な結果:プラセボと比較して、論文1では日本語版RBANS神経心理テストにおける注意力と符号処理能力が有意に改善すること、論文2では内田クレペリン検査において正答数の変化量が有意に増加することが見出された。このことから、物忘れの自覚あるいは他覚症状を有する健常者において、ラクトノナデカペプチドの摂取は、認知機能の一つである事務作業の速度と正確さを高め、計算作業の効率維持をもたらすことが考えられた。
科学的根拠の質:これらの研究結果は、これまでの研究による動物実験の結果と矛盾しないものであり、非一貫性は小さい。また、データに不精確さもなく、いずれの試験もプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験であり、直接性がある。一方で、出版バイアスについてはUMIN-CTRの活用が進んでいないことから、その可能性は否定できない。また、研究者に製造企業が含まれているため、エビデンス総体としてのバイアスリスクの可能性は否定できない。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

ワンダはたらくアタマにアシストブラック(アサヒ飲料株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


アサヒ飲料株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ワンダ はたらくアタマに アシストブラック】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D451
【届出日】
2019/01/11
【届出者名】
アサヒ飲料株式会社
アサヒ飲料株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
ワンダ はたらくアタマに アシストブラック
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)
ラクトノナデカペプチドを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)が含まれます。ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)には、年齢とともに低下する認知機能の一つである注意力(事務作業の速度と正確さ)の維持と計算作業の効率維持に役立つことが報告されていますので、ものごとを忘れやすいと感じている中高年の方に適しています。
【想定する主な対象者】
ものごとを忘れやすいと感じている健常な中高年の方
【安全性の評価方法】
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品はコーヒー規格の飲料であり、機能性関与成分以外は食経験により安全性が十分に確認された食品および食品添加物を原料とする。本届出食品と同じ機能性関与成分「ラクトノナデカペプチド」(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)(以下、ラクトノナデカペプチドと記載)を含有する食品での喫食実績による評価を実施したが、不十分と判断し安全性試験の実施による評価を行った。

【安全性試験の実施】
<急性毒性試験>
 6週齢のSD系ラット雌雄各5匹に、ラクトノナデカペプチドとして8.6mg/kgを含む試験液を単回強制経口投与し、急性毒性について調べた結果、被験物質投与による影響は認められなかった。
<反復経口投与毒性試験>
 6週齢のSD系ラット雌雄各6匹に、ラクトノナデカペプチドとして4.3mg/kgを含む試験液を4週間強制経口投与し、毒性について調べた結果、被験物質投与による影響は認められなかった。
<染色体異常試験>
 チャイニーズ・ハムスター肺由来線維芽細胞に対し、ラクトノナデカペプチドとして21μg/mLを含む試験液を用いて、染色体異常誘発能の有無を検討した結果、異常はみられず陰性と判定された。
<ヒト過剰摂取試験>
 20歳以上65歳未満の健康な日本人成人男女40名を対象に、ラクトノナデカペプチド含有カゼイン酵素分解物を5,653mg(ラクトノナデカペプチドとして本品の一日摂取目安量の約8.8倍量相当の21mg)/日を含有する錠剤、又はカゼインナトリウムで置き換えたプラセボ錠剤を4週間摂取させた無作為化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験を実施した。その結果、試験期間中に多種類の薬を服用していた者(1名)及び摂取率が85%未満の者(1名)を除いた38名において、試験食品と因果関係のある臨床検査値の変動や重度及び重篤な有害事象は認められなかった。
また、各試験で配合したラクトノナデカペプチドは、カゼイン酵素分解物を使用しており、本品に配合するカゼイン酵素分解物と機能性関与成分含量及び製法が同等な原料である。さらに、ヒト試験では錠剤を試験食としているが、食品性状の違いによる機能性関与成分の消化、吸収に大きな差異はないと考えられる。

 以上より、機能性関与成分であるラクトノナデカペプチドおよび届出食品の安全性には問題が無いと評価した。
【摂取する上での注意事項】
多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
●アサヒ飲料株式会社 北陸工場:総合衛生管理製造過程、FSSC22000 
●アサヒビール株式会社 茨城工場:FSSC22000 
●株式会社日本キャンパック 群馬第2工場:総合衛生管理製造過程、FSSC22000 
●日本果実工業株式会社 山口工場:総合衛生管理製造過程、FSSC22000 
●エスエスケイフーズ株式会社 焼津工場:FSSC22000
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題:ラクトノナデカペプチドによる認知機能改善作用に関する研究レビュー

目的:物忘れを自覚する健常な成人にラクトノナデカペプチドを含む食品を摂取させたとき、これを含まない対照食品(プラセボ)と比較して、認知機能の一つである注意力の維持と計算作業の効率維持という作用を有するかどうか検証することを目的とした。

背景:これまでの研究により、乳酸菌を用いた発酵乳を摂取することによるマウスの記憶力改善効果が確認されており、関与成分として同定されたペプチドがβカゼイン由来のラクトノナデカペプチドである。当該成分は、ヒト試験においても認知機能改善に関する報告がなされているが、システマティックレビューやメタアナリシスは確認できなかった。

方法:医中誌及びPubMedでの検索の結果、2論文を採用し評価を行った。論文1では、物忘れの自覚あるいは他覚症状を有する年齢50歳以上70歳以下の健常日本人男女60名を対象にラクトノナデカペプチド2.4mgを含む飲料を1日1回、8週間服用するプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験が行われた。論文2では、物忘れの自覚あるいは他覚症状を有するMMSE24点以上の年齢60歳以上79歳以下の日本人男女70名を対象にラクトノナデカペプチド2.1mgを含む錠剤を1日1回、12週間服用するプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験が行われた。

主な結果:プラセボと比較して、論文1では日本語版RBANS神経心理テストにおける注意力と符号処理能力が有意に改善すること、論文2では内田クレペリン検査において正答数の変化量が有意に増加することが見出された。このことから、物忘れの自覚あるいは他覚症状を有する健常者において、ラクトノナデカペプチドの摂取は、認知機能の一つである事務作業の速度と正確さを高め、計算作業の効率維持をもたらすことが考えられた。

科学的根拠の質:これらの研究結果は、これまでの研究による動物実験の結果と矛盾しないものであり、非一貫性は小さい。また、データに不精確さもなく、いずれの試験もプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験であり、直接性がある。一方で、出版バイアスについてはUMIN-CTRの活用が進んでいないことから、その可能性は否定できない。また、研究者に製造企業が含まれているため、エビデンス総体としてのバイアスリスクの可能性は否定できない。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
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平成27年度届出
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はたらくアタマに/サポートカルピス(アサヒ飲料株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


アサヒ飲料株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【「はたらくアタマに/サポートカルピス」】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D450
【届出日】
2019/01/11
【届出者名】
アサヒ飲料株式会社
アサヒ飲料株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
「はたらくアタマに/サポートカルピス」
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)
ラクトノナデカペプチドを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)が含まれます。ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)には、年齢とともに低下する認知機能の一つである注意力(事務作業の速度と正確さ)の維持と計算作業の効率維持に役立つことが報告されていますので、ものごとを忘れやすいと感じている中高年の方に適しています。
【想定する主な対象者】
ものごとを忘れやすいと感じている健常な中高年の方
【安全性の評価方法】
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品は清涼飲料水であり、機能性関与成分以外は食経験により安全性が十分に確認された食品および食品添加物を原料とする。本届出食品と同じ機能性関与成分「ラクトノナデカペプチド」(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)(以下、ラクトノナデカペプチドと記載)を含有する食品での喫食実績による評価を実施したが、不十分と判断し安全性試験の実施による評価を行った。
【安全性試験の実施】
<急性毒性試験>
6週齢のSD系ラット雌雄各5匹に、ラクトノナデカペプチドとして8.6mg/kgを含む試験液を単回強制経口投与し、急性毒性について調べた結果、被験物質投与による影響は認められなかった。
<反復経口投与毒性試験>
6週齢のSD系ラット雌雄各6匹に、ラクトノナデカペプチドとして4.3mg/kgを含む試験液を4週間強制経口投与し、毒性について調べた結果、被験物質投与による影響は認められなかった。
<染色体異常試験>
チャイニーズ・ハムスター肺由来線維芽細胞に対し、ラクトノナデカペプチドとして21μg/mLを含む試験液を用いて、染色体異常誘発能の有無を検討した結果、異常はみられず陰性と判定された。
<ヒト過剰摂取試験>
20歳以上65歳未満の健康な日本人成人男女40名を対象に、ラクトノナデカペプチド含有カゼイン酵素分解物を5,653mg(ラクトノナデカペプチドとして本品の一日摂取目安量の約8.8倍量相当の21mg)/日を含有する錠剤、又はカゼインナトリウムで置き換えたプラセボ錠剤を4週間摂取させた無作為化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験を実施した。その結果、試験期間中に多種類の薬を服用していた者(1名)及び摂取率が85%未満の者(1名)を除いた38名において、試験食品と因果関係のある臨床検査値の変動や重度及び重篤な有害事象は認められなかった。
また、各試験で配合したラクトノナデカペプチドは、カゼイン酵素分解物を使用しており、本品に配合するカゼイン酵素分解物と機能性関与成分含量及び製法が同等な原料である。さらに、ヒト試験では錠剤を試験食としているが、食品性状の違いによる機能性関与成分の消化、吸収に大きな差異はないと考えられる。
以上より、機能性関与成分であるラクトノナデカペプチドおよび届出食品の安全性には問題が無いと評価した。
【摂取する上での注意事項】
多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
アサヒ飲料株式会社 群馬工場 FSSC22000に基づき製造、アサヒ飲料株式会社 岡山工場 FSSC22000に基づき製造、丸善食品工業株式会社 須坂工場 総合衛生管理製造過程及びISO22000、FSSC22000に基づき製造、ジャパンフーズ株式会社 総合衛生管理製造過程及びFSSC22000に基づき製造、九星飲料工業株式会社 伊都工場 FSSC22000に基づき製造
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題:ラクトノナデカペプチドによる認知機能改善作用に関する研究レビュー
目的:物忘れを自覚する健常な成人にラクトノナデカペプチドを含む食品を摂取させたとき、これを含まない対照食品(プラセボ)と比較して、認知機能の一つである注意力の維持と計算作業の効率維持という作用を有するかどうか検証することを目的とした。
背景:これまでの研究により、乳酸菌を用いた発酵乳を摂取することによるマウスの記憶力改善効果が確認されており、関与成分として同定されたペプチドがβカゼイン由来のラクトノナデカペプチドである。当該成分は、ヒト試験においても認知機能改善に関する報告がなされているが、システマティックレビューやメタアナリシスは確認できなかった。
方法:医中誌及びPubMedでの検索の結果、2論文を採用し評価を行った。論文1では、物忘れの自覚あるいは他覚症状を有する年齢50歳以上70歳以下の健常日本人男女60名を対象にラクトノナデカペプチド2.4mgを含む飲料を1日1回、8週間服用するプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験が行われた。論文2では、物忘れの自覚あるいは他覚症状を有するMMSE24点以上の年齢60歳以上79歳以下の日本人男女70名を対象にラクトノナデカペプチド2.1mgを含む錠剤を1日1回、12週間服用するプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験が行われた。
主な結果:プラセボと比較して、論文1では日本語版RBANS神経心理テストにおける注意力と符号処理能力が有意に改善すること、論文2では内田クレペリン検査において正答数の変化量が有意に増加することが見出された。このことから、物忘れの自覚あるいは他覚症状を有する健常者において、ラクトノナデカペプチドの摂取は、認知機能の一つである事務作業の速度と正確さを高め、計算作業の効率維持をもたらすことが考えられた。
科学的根拠の質:これらの研究結果は、これまでの研究による動物実験の結果と矛盾しないものであり、非一貫性は小さい。また、データに不精確さもなく、いずれの試験もプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験であり、直接性がある。一方で、出版バイアスについてはUMIN-CTRの活用が進んでいないことから、その可能性は否定できない。また、研究者に製造企業が含まれているため、エビデンス総体としてのバイアスリスクの可能性は否定できない。

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パワープロダクションエキストラアミノアシッドテアニン(江崎グリコ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


江崎グリコ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【パワープロダクション エキストラアミノアシッドテアニン】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D449
【届出日】
2019/01/11
【届出者名】
江崎グリコ株式会社
江崎グリコ株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
パワープロダクション エキストラアミノアシッドテアニン
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
L-テアニン
L-テアニンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはL-テアニンが含まれます。L-テアニンには、睡眠の質を向上(起床時の疲労感や眠気を軽減)する機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
成人男女(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品“パワープロダクション エキストラアミノアシッドテアニン”の機能性関与成分であるL-テアニンは、私たちが日常的に飲用しているお茶に含まれる成分です。日本では、お茶は鎌倉時代から普及していたと言われており、1000年以上の飲用経験があります。お茶一杯中にL-テアニンは約3.6~12 mg含まれるとされています。また、L-テアニンを高純度化した製品は、日本で食品添加物として一般食品やサプリメントに使用されています。L-テアニンはFDA(米国食品医薬品局)においてGRAS(一般に安全と認識される食品)に認定されています。
L-テアニンを利用したサプリメントとして、太陽化学株式会社より、「テアニンタブレット」(1日摂取目安量中L-テアニン200-300mg配合、2003年販売開始)、「サンテアニン(顆粒)」(1日摂取目安量中L-テアニン500mg配合、2008年販売開始)が、日本全国のユーザー、小児から高齢者向けに販売されており、これまでに有害となる事象は報告されていません。錠剤形状である「テアニンタブレット」ではヒトでの安全性試験が実施されており、成人39名(男性11名、女性28名)に1日あたりL-テアニンとして1,000 mg、4週間連続摂取させても副作用は確認されなかったことが報告されています。これは、当該製品“パワープロダクション エキストラアミノアシッドテアニン”の1日摂取目安量に含まれるL-テアニンの5倍量に当たります。さらに、文献やデータベースで収集した安全性に関する情報も踏まえ、安全である摂取量や摂取する際の注意事項を定めました。以上のことから、“パワープロダクション エキストラアミノアシッドテアニン”は十分な安全性が確認できていると考えています。
医薬品との相互作用に関しては、降圧剤(カプトプリル,エナラプリル,ロサルタン,バルサルタン,ジルチアゼム,アムロジピン,ヒドロクロロチアジド,フロセミドなど)の作用を強めてしまうおそれがあり、一方、興奮剤(ジエチルプロピオン,エピネフリン,フェンテルミン,プソイドエフェドリンなど)の作用を弱めてしまう可能性がありますので、それらとの併用については医師にご相談ください。
【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
特に、降圧剤、興奮剤をご使用の際は医師に相談してください。
1日の摂取目安量を守ってください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造会社である中日本カプセル株式会社本社工場および養老工場は、国内GMPおよびISO22000の認証を得ており、その基準に準拠して生産・製造の品質管理を行っています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

①標題
L-テアニンの睡眠改善の機能性に関する研究レビュー(メタアナリシス)

②目的
健康な日本人成人男女に対して、L-テアニンを摂取した場合と、L-テアニンを摂取しない場合とで、睡眠の質を改善する効果について評価しました。

③背景
L-テアニンの睡眠の質の改善効果について、個々の文献では報告されているものの、それらを網羅的に評価した文献はなかったため、L-テアニンが夜間の睡眠の質を改善する効果があるか結論付けることはできませんでした。そこで、検証が必要になりました。

④レビュー対象とした研究の特性
各種データベースを用いて関連研究を網羅的に検索しました。研究の適格基準は、ヒト試験であること、睡眠に関する主観的又は客観的な評価している研究であること、一次研究の報告であることとしました。そして、研究の参加者は健常な日本人または日本人に外挿可能と考えられるヒトであること、介入はL-テアニン配合食品またはL-テアニンそのものの経口摂取であり、かつL-テアニンの効果を検証するにふさわしいプラセボが設定されていること、としました。最終的に3報の文献を評価しました。これらの文献のうち2報は原料を販売している企業と大学研究機関との共同研究、1報は原料の提供はあるが大学研究機関が独自で実施した研究の結果です。

⑤主な結果
200 mgのL-テアニンを摂取した文献2報に対して定量的な統合を行った結果、疲労回復感と起床時眠気の項目に有意差が認められました。また、200 mgのL-テアニンを摂取した文献1報のみではありますが、客観評価である睡眠効率、中途覚醒時間、自律神経活動において有意差が認められました。以上より、就寝前にL-テアニンを摂取することは、睡眠の質を向上(起床時の疲労感や眠気を軽減)する機能が期待できると考えられました。。

⑥科学的根拠の質
選定された文献が3報でしたので出版バイアス(効果の認められなかった研究が報告されていないリスク)の評価に至りませんでした。正確性の評価に関してはサンプルサイズが少ないため考慮が必要とされました。エビデンスの一貫性などに特に問題は認められず、エビデンス総体の質はおおむね良好と考えています。

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カフェオーレゆるリリース(江崎グリコ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


江崎グリコ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【カフェオーレゆるリリース】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D448
【届出日】
2019/01/11
【届出者名】
江崎グリコ株式会社
江崎グリコ株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
カフェオーレゆるリリース
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
γ-アミノ酪酸
γ-アミノ酪酸を含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品にはγ-アミノ酪酸が含まれます。γ-アミノ酪酸には、事務的な作業による、一時的な精神的ストレスの緩和機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
健常者。(ただし、疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該食品は機能性関与成分γ-アミノ酪酸を一日摂取目安量あたり28 mg配合した飲料です。

γ-アミノ酪酸は野菜や果物、穀物などに多く含まれているアミノ酸の一種であり、例えばナスやトマトには100 g あたりγ-アミノ酪酸が20 mg ~ 50 mg含まれています。また、γ-アミノ酪酸は特定保健用食品の関与成分として知られており、γ-アミノ酪酸を配合した特定保健用食品が市販されています。食品安全委員会において、特定保健用食品の食品健康影響評価が審議されており、γ-アミノ酪酸を関与成分とする複数の特定保健用食品(一日摂取目安量あたりのγ-アミノ酪酸配合量の10 mg ~ 80 mg)について、適切に摂取される場合には、安全性について問題がないとの判断がなされています。

当該食品に含まれるγ-アミノ酪酸を配合した食品は、2003年頃より多数の商品が販売されています。原料メーカーから発売されたγ-アミノ酪酸配合の錠剤形状食品(一日摂取目安量あたりのγ-アミノ酪酸配合量120 mg)を始めとして、一日摂取目安量あたりγ-アミノ酪酸を数mg ~ 200 mg程度配合した各種製品が日本全国で販売されていますが、これまでにγ-アミノ酪酸が原因となる重篤な健康被害は報告されていません。

さらに、γ-アミノ酪酸の安全性に関する研究報告をデータベースで検索したところ、日本人を対象とした安全性試験が23報ありました。被験者はγ-アミノ酪酸11.5 mg ~ 1,000 mgを4週間~16週間摂取した場合に、軽度の自覚症状の変化を訴える事例はあるものの臨床上問題となる異常変動等はなく、23報すべての研究報告において、安全性に問題がなかったことが報告されています。

γ-アミノ酪酸は分子量103の単一の低分子化合物であり、基原によらず、γ-アミノ酪酸の性状は一定です。したがって、各安全性試験で用いられたγ-アミノ酪酸と当該製品に含まれるγ-アミノ酪酸は同等であると言えます。このため、安全性試験の結果を当該製品に含まれるγ-アミノ酪酸の安全性として判断することに問題はないと考えます。

以上のことから、機能性関与成分γ-アミノ酪酸を配合した当該食品の安全性に問題はないと考えます。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。降圧薬を服用中の方は医師、薬剤師に相談ください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造会社である岐阜グリコ乳業株式会社は、FSSC 22000の認証を得ており、その基準に準拠して生産・製造の品質管理を行っています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】 γ-アミノ酪酸の心理ストレス緩和・リラックス効果に関する研究レビュー (システマティックレビュー)

【目的】 健康な日本人がγ-アミノ酪酸を含んだ食品またはγ-アミノ酪酸そのものを摂取した場合、γ-アミノ酪酸を配合しない食品と比較して、精神的作業による一時的・心理的なストレスの低減に効果があるかどうかを検証することを目的としました。

【背景】現代社会において、ストレスは避けて通れない問題です。2013年の厚生労働省「労働者健康状況調査」によると日本人の48%が日常的にストレスを感じています。ストレスのうち、心理的ストレスはさまざまな精神的、肉体的疾病の原因とも言われています。γ-アミノ酪酸は、心理的ストレスを低減することは示唆されていましたが、検証はされていませんでした。そこで本研究レビューで、γ-アミノ酪酸の心理的ストレス低減効果を検証することとしました。

【レビュー対象とした研究の特性】 文献データベースから、健康な成人男女を対象として、γ-アミノ酪酸の一時的な心理的ストレスの低減効果をヒト試験で評価した研究の抽出を行いました(2015年3月24日検索)。論文公表の時期は限定しませんでした。最終的にランダム化比較試験 (RCT) 5例を含む9例 (文献数は7) を抽出、評価しました。7例では当社または原料製造元との利益相反がありました。

【主な結果】 検索された7報の論文において、一時的な心理的ストレスへの効果検証のための評価項目として、①副交感神経活動の活性化、②リラックスに関係する脳波(α波)の増加、唾液中のストレス指標物質変化(③クロモグラニンAまたは④コルチゾールの減少/増加抑制、または⑤唾液αアミラーゼの減少、⑥抗体(IgA)量の減少抑制)がありました。評価の結果、25 mgを超えるγ-アミノ酪酸の摂取で、5つの指標において効果が認められました。いずれも害の報告はありませんでした。

【科学的根拠の質】結果に影響を与える要因としては、効果がない結果は出版されない可能性があります。また試験例間の結果のばらつきや、被験者にどの食品を摂取したかがわかることで心理的影響がある研究、例数に限りがある研究など、結果にバイアスを与えうるリスクもあり、今後対象試験例が増えたときに結果の再検討は必要です。しかし、各研究の質を総合的に判断して、上記結果に重大な影響はないと判断しました。

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平成27年度届出
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マイルドカフェオーレゆるリセット(江崎グリコ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


江崎グリコ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【マイルドカフェオーレゆるリセット】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D447
【届出日】
2019/01/11
【届出者名】
江崎グリコ株式会社
江崎グリコ株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
マイルドカフェオーレゆるリセット
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
難消化性デキストリンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリンには、同時に摂取した脂肪や糖の吸収を抑え、食後の血中中性脂肪や血糖値上昇を抑える機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
コーヒー乳飲料愛好者かつ食後の血糖値や血中中性脂肪が気になる健常者
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品は、コーヒー乳飲料に機能性関与成分難消化性デキストリン(食物繊維)を約2%の濃度、一日摂取目安量当たり5g(食物繊維として)配合したものです。コーヒー乳飲料の原材料は乳製品、砂糖、コーヒー、油脂、カラメル等であり、一般的なコーヒー乳飲料のレシピです。

難消化性デキストリンを関与成分とした特定保健用食品として、1997年11月21日~2018年5月9日の間に、387品目が許可されており、食品の形態も、清涼飲料水、即席味噌汁、米菓、ソーセージ、ゼリー、発酵乳、パン、とうふ等多岐にわたっています。また、これらに含まれる難消化性デキストリンの量は、概ね当該製品と同等以上です。

 さらに、コーヒー乳飲料の構成成分と難消化性デキストリンに、安全性へ影響を及ぼす相互作用はないと考えられることから、当該製品の安全性は十分確保されているものと評価しました。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。また飲み過ぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。糖尿病治療薬を服用中の方は医師、薬剤師に相談してください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造会社である東京グリコ乳業株式会社は、FSSC 22000の認証を得ており、その基準に準拠して生産・製造の品質管理を行っています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪および血糖値上昇抑制効果の検証
【目的】本研究の目的は、空腹時血中中性脂肪の値が正常~やや高めの成人または健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)が、難消化性デキストリンを摂取することで食後血中中性脂肪または食後血糖値の上昇が抑えられるかどうかを確認することです。
【背景】食生活の欧米化や運動不足などにより動脈硬化や糖尿病の危険因子とされる血中中性脂肪あるいは血糖値が高めの方が増加しており、食生活の改善が望まれています。一方、難消化性デキストリンはトウモロコシのでん粉から作られた水溶性の食物繊維で、食後血中中性脂肪値や食後血糖値の上昇抑制作用が報告されています。
【レビュー対象とした研究の特性】
国内外の論文に関して電子データベースを用い、難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪および食後血糖値の上昇抑制作用について、健常成人を対象者とした臨床試験を実施したものを調査しました。その結果、食後血中中性脂肪の上昇抑制効果について15報、食後血糖値の上昇抑制効果について43報の論文を収集しました。
【主な結果①:食後血中中性脂肪の上昇抑制作用】15報の研究全てにおいて、食後血中中性脂肪上昇抑制効果が認められていました。また、空腹時血中中性脂肪値が正常値範囲内の方のみを対象とした解析においても、効果が認められていました。これらの研究における難消化性デキストリンの摂取量は5.0 ~10 gでした。
【主な結果②:食後血糖値の上昇抑制作用】43報の研究全てにおいて、食後血糖値上昇抑制効果が認められました。これらの研究における難消化性デキストリン(食物繊維として)の摂取量の中央値は5 gでした。
【科学的根拠の質】
検討に用いた論文において、試験デザインや結果の妥当性、各研究間の一貫性等を検討した結果、食後血中中性脂肪あるいは食後血糖値の上昇抑制作用に関する科学的根拠の質は十分に高く、難消化性デキストリン(食物繊維として)を5~10g摂取することにより、同時に摂取した糖や脂肪の吸収を抑え、食後血中中性脂肪値あるいは血糖値の上昇を抑制する作用が期待できると考えます。ただし、有効性が示された研究に比べ、有効性が示されなかった研究は公表されない可能性が高いというリスクはありえます。また、食事だけでなく、運動、その他生活習慣など影響を与えうる因子の影響について、継続した研究が必要と考えられます。

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カフェオーレゆるリセット(江崎グリコ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


江崎グリコ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【カフェオーレゆるリセット】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D446
【届出日】
2019/01/11
【届出者名】
江崎グリコ株式会社
江崎グリコ株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
カフェオーレゆるリセット
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
難消化性デキストリンを含む商品一覧楽天市場

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【表示しようとする機能性】
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリンには、同時に摂取した脂肪や糖の吸収を抑え、食後の血中中性脂肪や血糖値上昇を抑える機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
コーヒー乳飲料愛好者かつ食後の血糖値や血中中性脂肪が気になる健常者
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該製品は、コーヒー乳飲料に機能性関与成分難消化性デキストリン(食物繊維)を約3%の濃度、一日摂取目安量当たり5g(食物繊維として)配合したものです。コーヒー乳飲料の原材料は乳製品、砂糖、コーヒー、油脂、カラメル等であり、一般的なコーヒー乳飲料のレシピです。

難消化性デキストリンを関与成分とした特定保健用食品として、1997年11月21日~2018年5月9日の間に、387品目が許可されており、食品の形態も、清涼飲料水、即席味噌汁、米菓、ソーセージ、ゼリー、発酵乳、パン、とうふ等多岐にわたっています。また、これらに含まれる難消化性デキストリンの量は、概ね当該製品と同等以上です。

 さらに、コーヒー乳飲料の構成成分と難消化性デキストリンに、安全性へ影響を及ぼす相互作用はないと考えられることから、当該製品の安全性は十分確保されているものと評価しました。
【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。また飲み過ぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。糖尿病治療薬を服用中の方は医師、薬剤師に相談ください。
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【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品の製造会社である岐阜グリコ乳業株式会社は、FSSC 22000の認証を得ており、その基準に準拠して生産・製造の品質管理を行っています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪および血糖値上昇抑制効果の検証
【目的】本研究の目的は、空腹時血中中性脂肪の値が正常~やや高めの成人または健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)が、難消化性デキストリンを摂取することで食後血中中性脂肪または食後血糖値の上昇が抑えられるかどうかを確認することです。
【背景】食生活の欧米化や運動不足などにより動脈硬化や糖尿病の危険因子とされる血中中性脂肪あるいは血糖値が高めの方が増加しており、食生活の改善が望まれています。一方、難消化性デキストリンはトウモロコシのでん粉から作られた水溶性の食物繊維で、食後血中中性脂肪値や食後血糖値の上昇抑制作用が報告されています。
【レビュー対象とした研究の特性】
国内外の論文に関して電子データベースを用い、難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪および食後血糖値の上昇抑制作用について、健常成人を対象者とした臨床試験を実施したものを調査しました。その結果、食後血中中性脂肪の上昇抑制効果について15報、食後血糖値の上昇抑制効果について43報の論文を収集しました。
【主な結果①:食後血中中性脂肪の上昇抑制作用】15報の研究全てにおいて、食後血中中性脂肪上昇抑制効果が認められていました。また、空腹時血中中性脂肪値が正常値範囲内の方のみを対象とした解析においても、効果が認められていました。これらの研究における難消化性デキストリンの摂取量は5.0 ~10 gでした。
【主な結果②:食後血糖値の上昇抑制作用】43報の研究全てにおいて、食後血糖値上昇抑制効果が認められました。これらの研究における難消化性デキストリン(食物繊維として)の摂取量の中央値は5 gでした。
【科学的根拠の質】
検討に用いた論文において、試験デザインや結果の妥当性、各研究間の一貫性等を検討した結果、食後血中中性脂肪あるいは食後血糖値の上昇抑制作用に関する科学的根拠の質は十分に高く、難消化性デキストリン(食物繊維として)を5~10g摂取することにより、同時に摂取した糖や脂肪の吸収を抑え、食後血中中性脂肪値あるいは血糖値の上昇を抑制する作用が期待できると考えます。ただし、有効性が示された研究に比べ、有効性が示されなかった研究は公表されない可能性が高いというリスクはありえます。また、食事だけでなく、運動、その他生活習慣など影響を与えうる因子の影響について、継続した研究が必要と考えられます。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
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