2019年8月10日土曜日

讃岐もち麦ダイシモチ(株式会社まんでがん)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社まんでがんが消費者庁に届出た機能性表示食品【讃岐もち麦ダイシモチ】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
株式会社まんでがん
【届出番号】
E193
【届出日】
2019/06/26
【届出者名】
株式会社まんでがん
楽天市場
株式会社まんでがんの商品一覧
【商品名】
讃岐もち麦ダイシモチ
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【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
大麦β-グルカン
楽天市場
大麦β-グルカンを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品には大麦β-グルカンが含まれます。大麦β-グルカンには、食後血糖値の上昇をおだやかにする機能があることが報告されています。また、おなかの調子を整える機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
食後血糖値の上昇が気になる成人健常者及びおなかの調子を整えたい成人健常者
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
大麦は、多くの国で主食とされてきた穀物で、我が国においては米に次ぐ主食として広く喫食され続けてきた穀物です。我が国における大麦(はだか麦を含む。)の消費量に関する公表資料(食糧庁並びに農林水産省「食料需給表1)」)によれば、昭和26年度には、1人1日当たり58.5g、平成26年度では1人1日当たり0.7gの喫食実績があり、近年の喫食実績は減少しているものの、昭和26年には多くの喫食経験があります。
 大麦β-グルカン含有量については、平成26年12月に全国精麦工業協同組合連合会が行った大麦・はだか麦30点(とう精歩留60%)の第三者機関による分析の結果では、平均4.1%であり、昭和26年当時、全国民平均1日当たり約2.4gの大麦β-グルカンを摂取していたと考えられます。なお、この量は全国民の平均値であることから、カロリー摂取を多く必要とする仕事の従事者など、身体活動レベルの高い方は、3gを超えて大麦β-グルカンを摂取していたと推定されます。
 法務省行政事業レビューにおける矯正施設の「被収容者生活経費」に係る参考資料(法務省矯正局)2)によると、成人及び少年(男性)の1日当たりの大麦の給与量は105~150gと報告されています。精麦の重量が炊飯時の吸水等により2倍に増加するとして、1日当たり53~75gの精麦を喫食していることになります。これを機能性関与成分の大麦β-グルカン摂取量に置き換えると1日当たり2.2~3.1gの喫食経験があることになります。従って、1日150gを給与されている被収容者は、3gを超えて大麦β-グルカンを摂取していることとなります。
 上記により、大麦及び大麦β-グルカンには十分な食経験があり、重篤な健康被害の報告もないため、当該当製品の安全性に問題はないと考えます。
 1)農林水産省「食料需給表」 
 2)法務省矯正局:法務省行政事業レビューにおける矯正施設の「被収容者生活経費」に係る参考資料
【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。また、多量に摂取することにより疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日当たりの摂取目安量を守ってください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品は、精麦工程は、ISO22000の認証を受けた精麦工場で実施しており、製品が「安全」に作られ、「一定の品質」が保たれるよう、管理されています。精麦した製品の袋詰めは当社で実施しており、袋詰め工程における品質管理につきましては、社内基準を作成し、万全を期しています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

当該製品については、大麦β-グルカンによる食後血糖の上昇抑制機能およびおなかの調子を整える機能に関する研究レビューは次のとおりです。

① 食後の血糖値の上昇を抑制する機能
【標題】
大麦β-グルカンによる食後血糖の上昇抑制機能に関する研究レビュー
【目的】
大麦β-グルカンの食後血糖の上昇を抑制する機能に関して、健常者を対象とした論文を評価することを目的としました。
【背景】
大麦は古くから栽培され食用に供されてきた作物であり、今日に至るまで一般的な主食などとして、あるいは味噌、ビール、焼酎、麦茶などの加工食品の原料として用いられています。最近、大麦に含まれる水溶性食物繊維である大麦β-グルカンが各種機能性を有する物質として注目されています。食後の血糖の急激な上昇を抑制するとする文献も報告されています。しかし、これらの論文を評価した研究レビューは報告されていませんでした。
【レビュー対象とした研究の特性】
英語及び日本語の文献データベース3種類(PubMed、The Cochrane Library、JDreamⅢ)を用いて、目的に合致した文献を検索しました。採用した5報の試験デザインはすべてRCT試験であり、いずれの文献も対象者は成人健常者であり、大麦β-グルカンの素材としては抽出物や濃縮物ではなく、大麦穀粒や大麦粉でありました。
【主な結果】
この5報のうち2報が日本人を対象とした文献であり、他はイタリア2報、スウェーデン1報でありました。食後血糖の上昇抑制効果の指標である食後血糖のピーク値と食後血糖の上昇曲線下面積(AUC)値の二つの値について評価を行ったところ、4報においては両指標で有効性が確認され、1報においては食後血糖のピーク値において有意な低下が報告されていました。両指標において有効性が確認された大麦β-グルカン摂取量は1.055g~11.7gでありました。このうち、日本人については大麦β-グルカン摂取量は1.055g~1.8gでありました。さらに、食品形態等を考慮すると1食当たり1.8g以上の大麦β-グルカンを含有すれば食後血糖の上昇が抑制されると結論付けました。
【科学的根拠の質】
採用した5報の試験デザインはすべてRCT試験であり、いずれの文献も査読付文献であることから研究の質は高いと判断しました。バイアス・リスクは中程度でありましたが、今回の結果に与える影響は小さいと判断しました。

② おなかの調子を整える機能
【標題】
大麦β-グルカンによるおなかの調子を整える機能に関する研究レビュー
【目的】
大麦β-グルカンのおなかの調子を整える機能に関して、健常者を対象とした論文を評価することを目的としました。
【背景】
大麦は古くから栽培され食用に供されてきた作物であります。最近、大麦に含まれるβ-グルカンがおなかの調子を整えるとする文献も報告されています。しかし、「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン」に合致した研究レビューは報告されていませんでした。
【レビュー対象とした研究の特性】
英語及び日本語の文献データベース3種類(PubMed、Cochrane Library、JDreamⅢ)を用いて、目的に合致した文献を検索しました。採用した8報の試験デザインはすべてRCT試験であり、いずれの文献も対象者は成人健常者であり、大麦β-グルカンの素材としては抽出物や濃縮物ではなく、大麦穀粒や大麦粉でありました。
【主な結果】
研究レビューの結果、目的に合致するRCT文献が8報採用されました。この8報すべてが外国で行われ日本人を対象とした文献はありませんでした。しかし、大麦β-グルカンの化学的特性がおなかの調子を整える作用機序にかかわっていると考えられることから、その結果の日本人への外挿性については問題ないと考えました。
採用文献8報のおなかの調子を整える機能の評価指標である、短鎖脂肪酸、呼気中の水素、グルカゴン様ペプチド-2(GLP-2)、糞便関連について評価しました。大麦β-グルカンを含む試験食において、短鎖脂肪酸に関しては4報中3報で、水素に関しては6報すべてで有意な増加が確認されました。GLP-2についても有意な増加、糞便に関しては重量増加、pH低下について有意でありおなかの調子を整える機能が明らかでありました。これらいずれかの指標において有効な大麦β-グルカン含有量は2.9gから23.4gであったことから、1食当たり2.9g以上の大麦β-グルカンを含有すればおなかの調子を整える機能があると結論付けました。
【科学的根拠の質】
採用した8報の試験デザインはすべてRCT試験であり、いずれの文献も査読付文献であることから研究の質は高いと判断しました。バイアス・リスクは中と評価し、エビデンスの強さを“中”と判断しましたので、今回の結果に与える影響は小さいと判断しました。

(構造化抄録)
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8月10日更新分

HMBプラス(三生医薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


三生医薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【HMB(エイチエムビー)プラス】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
三生医薬株式会社
【届出番号】
E192
【届出日】
2019/06/25
【届出者名】
三生医薬株式会社
楽天市場
三生医薬株式会社の商品一覧
【商品名】
HMB(エイチエムビー)プラス
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
3-ヒドロキシ-3-メチル酪酸カルシウム水和物(HMBカルシウム)
楽天市場
3-ヒドロキシ-3-メチル酪酸カルシウム水和物(HMBカルシウム)を含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品には3-ヒドロキシ-3-メチル酪酸カルシウム水和物(HMBカルシウム)が含まれます。HMBカルシウムには、自立した日常生活を送る上で必要な筋肉量及び筋力・筋持久力の維持に役立つ機能、歩行能力の維持に役立つ機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
健常な中高年者
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本届出食品は一日摂取目安量あたり、機能性関与成分3-ヒドロキシ-3-メチル酪酸カルシウム水和物(HMBカルシウム)を1.5g配合した食品です。喫食実績に関する情報がありませんでしたので、既存情報を用いた評価を行いました。調査の結果、HMBカルシウムを6g/日、28日間摂取したランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験の報告があり、有害事象の発生はみられませんでした。本届出食品に配合しているHMBカルシウムの4倍量での安全性が確認されており、その他の原材料も十分な食経験を有する食品や食品添加物であることから、本届出食品も十分安全な食品であると判断しました。なお、HMBカルシウムは単一の化合物であることから、同等性についても問題ないと考えられます。
【摂取する上での注意事項】
●本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。
●本品にはカルシウムが含まれますので、カルシウムの過剰摂取にならないようご注意ください。
●食物アレルギーのある方は、原材料名をご確認の上ご使用をお決めください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出食品の製造は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場で、バルク製造から充填包装工程を一貫して行っており、その基準に準拠した製造及び品質管理を行っています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】
3-ヒドロキシ-3-メチル酪酸カルシウム水和物(HMBカルシウム)の摂取による筋肉量、筋力・筋持久力、身体機能(全身持久力、歩行機能)の維持・改善機能に関する研究レビュー

【目的】
疾病に罹患していない健常成人が HMBカルシウムを摂取した際の、筋肉量、筋力・筋持久力、身体機能(全身持久力、歩行機能)の維持・改善機能について検証しました。

【背景】
筋力・筋持久力、全身持久力及び筋量は加齢とともに低下が起こり始め、筋力の維持や向上は日常生活を健康に送る上で重要です。さらに、加齢に伴い進行する筋肉量や身体機能が低下するサルコペニアについても問題視されており、低下する筋力や歩行能力などの身体機能を維持・改善することが重要と言われています。HMBカルシウムには、筋肉量、筋力・筋持久力、身体機能(全身持久力、歩行能力)を維持・改善する機能が報告されているため、研究レビューを実施して、科学的エビデンスを確認しました。

【レビュー対象とした研究の特性】
疾病に罹患していない健常成人を対象として、HMBカルシウムの有効性を検討している試験報告を調べました。

【主な結果】
データベース検索により281報の文献が抽出され、除外基準に抵触するか確認したところ8報が採用文献となりました。すべての採用文献が、事実を示す可能性が高いとされる試験デザイン(ランダム化比較試験)を用いた研究でした。
8報のうち6報でHMBカルシウムの経口摂取により筋肉量、筋力・筋持久力、身体機能のいずれかの評価項目で有効性が報告されていました。なお、8報のうち5報を対象として、メタアナリシス(複数の研究の結果を統合する統計解析)により筋肉量(除脂肪体重)に関して解析した結果、HMBカルシウムの摂取が有効であることが確認されました。有効性を肯定する報告から、HMBカルシウムの摂取量として1日当たり1.5gを摂取することによって、筋肉量、筋力・筋持久力、身体機能(歩行機能)を維持・改善する機能が期待できるものと判断しました。
本品は1日当たりの摂取目安量中にHMBカルシウムを1.5g含んでおり、筋肉量、筋力・筋持久力、身体機能(歩行機能)の維持・改善機能が期待できると判断しました。

【科学的根拠の質】
本研究レビューの限界は、英語と日本語のみを検索のキーワードとしたため、他の言語で書かれている文献が調査されておりません。しかし、複数の研究報告およびメタアナリシスでHMBカルシウムの摂取による有効性が支持されていることから、科学的根拠は十分であると判断しました。
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8月10日更新分

骨コツプロ(ダイドードリンコ株式会社)の口コミ・効果・評判のエビデンス:機能性表示食品


ダイドードリンコ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【骨コツプロ】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
ダイドードリンコ株式会社(ダイドードリンコ分割準備株式会社)
【届出番号】
E191
【届出日】
2019/06/25
【届出者名】
ダイドードリンコ株式会社
楽天市場
ダイドードリンコ株式会社の商品一覧
【商品名】
骨コツプロ
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【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
大豆イソフラボン
楽天市場
大豆イソフラボンを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品には大豆イソフラボンが含まれます。大豆イソフラボンには骨の成分の維持に役立つ機能があることが報告されています。本品は更年期以降も骨を丈夫に維持したい女性に適した食品です。
【想定する主な対象者】
丈夫な骨を維持したい中高年女性
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
日本において大豆は古くから食されてきたものであり、日常生活において一般の大豆食品から摂取する大豆イソフラボンによる重篤な健康被害が報告された例はない。大豆イソフラボンを関与成分とする特定保健用食品として「大豆芽茶」(フジッコ株式会社)が2001年に認可されており(許可番号第337号)、その際にヒトへの安全性試験等により十分な安全性が確認されている。「大豆芽茶」は発売後13年を経過するが、これまでに重篤な健康被害の報告もない。また「大豆芽茶」以外にも、大豆イソフラボンを関与成分とする特定保健用食品が複数許可されている。
さらに、当該製品の機能性関与成分である大豆胚芽抽出物(大豆イソフラボン含有)に関する安全性に関する報告内容を精査した結果、大豆イソフラボンはサプリメントを初めとする多数の食品に使用されているが、これまでに重篤な健康被害の報告はない。内閣府食品安全委員会の報告(「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」2006年5月)によれば、多数の既存情報の検討の結果、安全な一日摂取目安量の上限値は70mg~75mg(アグリコンとして)であるとされ、特定保健用食品としての大豆イソフラボンの安全な一日上乗せ摂取量の上限値は30mgと設定されている。したがって、当該製品の一日摂取目安量当たりの機能性関与成分量として、大豆イソフラボン25mg(アグリコンとして)はこの範囲に合致し、安全性には問題ないと考える。
なお、医薬品と機能性関与成分である大豆イソフラボンとの相互作用については、当該製品が想定する主な対象者が一日摂取目安量をきちんと守って摂取すれば、相互作用を引き起こす可能性は低いと考える。
以上のことから、当該製品の安全性は十分に確認されていると考える。
【摂取する上での注意事項】
■一日当たりの摂取目安量を参考に、摂り過ぎにならないよう注意してご使用ください。
■原材料をご確認の上、食物アレルギーのある方は、ご使用にならないでください。
■乾燥剤が入っていますので、誤って召し上がらないようご注意ください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品を製造する工場は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMP適合工場として認定されており、製品の生産及び品質管理に関しては、GMPの取組みに基づき実施されている。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題:
大豆イソフラボン摂取による骨吸収(破骨細胞の働きによって骨の成分が壊れること)抑制作用について

目的:
健常な中高年日本人女性を対象に、大豆イソフラボンの骨吸収抑制作用について文献に基づく総合的な検証を目的とした。

背景:
骨量は男女とも30歳半ばで最大に達し、加齢とともに減少する。骨は常に破骨細胞が古い骨の成分を壊し(骨吸収)、骨芽細胞が新しい骨を作る(骨形成)という骨代謝を行っている(※)が、女性は閉経後の5~10年間に骨量の急激な減少が起こる。骨吸収には女性ホルモンが大きく関わっており、女性ホルモンの分泌が低下する閉経後女性では骨吸収が亢進する。女性ホルモンに似た作用をもつ大豆イソフラボンが骨吸収を抑制するという文献が報告されているが、被験者を日本人健常者に絞って研究結果を総合的に評価したものはなかった。

レビュー対象とした研究の特性:
2015年3月2日に、1947年から2015年に公開された英語及び日本語の文献を対象に、フジッコ株式会社社員2名が独立して検索を行った。対象文献は、健常な日本人女性を被験者としていること、用量の明確な大豆イソフラボンを摂取させていること、比較対照として大豆イソフラボンを含まない対照食を摂取させていること、骨吸収マーカーが測定されていることを条件とし、さらに研究デザインは信頼性が高いとされる無作為化コントロール比較試験(RCT)であることを条件とした。結果、10件の文献が抽出された。

主な結果:
10件の文献すべてにおいて、大豆イソフラボン摂取(アグリコン換算25mg/日)による骨吸収マーカーである尿中デオキシピリジノリン量の低下、すなわち骨吸収の抑制(骨の維持)が認められた。また、重篤な有害事象は認められず、安全性に問題はないと確認した。統合可能な9報について統計学的にまとめる方法であるメタアナリシスを実施した結果、明らかな尿中DPDの低下が認められた。

科学的根拠の質:
採用した文献は全て専門家による査読を通過したものであり、研究デザインはRCTである。実験方法及び結果は共通しており、一貫性の高いものである。また出版バイアス(ネガティブな研究は公開されにくいことによる情報の偏り)は検出されなかった。よって、これらの科学的根拠の質は機能性評価に値する。文献収集は、主要なデータベースを用い、公開されている研究はほぼ網羅されたと考えられるが、未発表研究が存在する可能性は否定できず、今後の研究動向を注視していく必要がある。
※日本医師会HPより
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コレステ新習慣EX(株式会社GoldenBiotechnologyJapan)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社Golden Biotechnology Japanが消費者庁に届出た機能性表示食品【コレステ新習慣EX(イーエックス)】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト 【機能性表示食品まとめ一覧】を参照してください。
株式会社Golden Biotechnology Japan
【届出番号】
E190
【届出日】
2019/06/25
【届出者名】
株式会社Golden Biotechnology Japan
楽天市場
株式会社Golden Biotechnology Japanの商品一覧
【商品名】
コレステ新習慣EX(イーエックス)
GOOGLEで検索してみる!
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
アントロキノノール
楽天市場
アントロキノノールを含む商品一覧
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【表示しようとする機能性】
本品にはアントロキノノールが含まれます。アントロキノノールには、LDL(悪玉)コレステロール値を下げる機能が報告されています。本品は、LDL(悪玉)コレステロール値が高めの方に適した食品です。
【想定する主な対象者】
LDL(悪玉)コレステロール値が高めの健常成人男女
【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本品の原材料であるベニクスノキタケ(学名:Antrodia camphorata、アントロディア カンフォラタ)は、台湾に古来から生息するクスノキに寄生する紅色のキノコであり、このキノコは、台湾の人々に古くから食されていました。
本品は、このベニクスノキタケから機能性関与成分のアントロキノノールを抽出して錠剤化したサプリメントで、本品と同一の製品は、2017年10月から、日本および台湾で、15ヶ月間、1万食以上の販売、喫食実績があり、その間、重大・重篤な健康被害は発生しておらず、本品の安全性に問題はないと判断しました。
 また、医薬品との相互作用に関して調査しましたが、有害となる事象はありませんでした。
 また、「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト」にアントロキノノールの記載はなく、「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト」にアントロキノノールの由来である「アントロディア カンフォラタ(ベニクスノキタケ)」が記載されていますので、ベニクスノキタケを原料とする本品の機能性関与成分「アントロキノノール」は、医薬品成分ではないと考えます。
 さらに、東京都福祉保健局 健康安全部薬務課に確認したところ「アントロキノノールは、医薬品成分に該当するとは言えない」との回答を得ました。
【摂取する上での注意事項】
一日摂取目安量を守ってください。
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品を製造する工場は、健康食品のGMP認定工場です。また、厳重な品質検査により、高品質な製品の安定供給を実現するとともに、原材料調査から製品出荷、出荷後の製品クレームへの対応までのプロセスを充実させています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

ア.標題
 アントロキノノール含有食品のLDLコレステロールの低下作用に関する研究レビュー
イ.目的
 アントロキノノールの摂取が、LDLコレステロールを低下させる機能があるか検証することを目的としました。
ウ.背景
 台湾固有のキノコであるベニクスノキタケ由来のアントロキノノールは、in vitro試験で、LDLコレステロールの低減作用があることがと示唆されていましたが、質の高いヒト臨床試験を対象とした研究レビューが行われていませんでした。
エ.レビュー対象とした研究の特性
 2017年12月5日に、日本語と英語の文献データベースで、LDLコレステロールが高め(120~159 mg/dL以下)の成人男女を対象に、アントロキノノールの摂取がLDLコレステロールに与える影響を評価した文献を検索した。
オ.主な結果
  検索の結果、査読付きRCT論文1報が採用されました。採用文献では、LDLコレステロールが高めの者(LDLコレステロールが120~159 mg/dL以下の日本人)が、一日当たり0.68mg/日のアントロキノノールを摂取した場合、プラセボに対してLDLコレステロールを低下させることが示されました。また、LDLコレステロールが120~139mg/dLの健常域の者での層別解析でもLDLコレステロールを低下させることが示されました。
カ.科学的根拠の質
  採用した論文は、無作為化プラセボ対照ダブルブラインド方式で行われ、査読付き論文として発表されているため、比較的バイアスが低い、質の高い内容と言えます。また、被験者は、すべて日本人であったので、本品を日本人が同様に摂取した場合、同様の機能性がある科学的根拠になりうると判断します。しかしながら、採用論文が1報であること、対象とした被験者数が少ないこと、出版バイアスの可能性などの限界があるため、今後のさらなる研究が望まれます。
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8月10日更新分