2020年5月17日日曜日

アクティブカルピス(アサヒ飲料株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

アサヒ飲料株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品「アクティブカルピス」のエビデンス


アサヒ飲料株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【「アクティブカルピス」】のエビデンス。
届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



#1
「アクティブカルピス」の表示しようとする機能性

#2
「アクティブカルピス」の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#3
「アクティブカルピス」のエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。
アサヒ飲料株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

E836


【届出日】

2020/03/18


【届出者名】

アサヒ飲料株式会社
(7010601019092)
楽天市場
アサヒ飲料株式会社


【商品名】

「アクティブカルピス」


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
乳酸菌CP2998株(L.curvatus CP2998)
楽天市場
乳酸菌CP2998株(L.curvatus CP2998)

【表示しようとする機能性】


本品には乳酸菌CP2998株(L.curvatus CP2998)が含まれます。
乳酸菌CP2998株(L.curvatus CP2998)は、年齢とともに低下する歩行機能の向上に役立つことが報告されています。
毎日をアクティブに過ごしたい方の歩く働きをサポートします。


【想定する主な対象者】
年齢とともに歩行機能が低下している健常な中高年

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本届出食品は清涼飲料水であり、機能性関与成分以外は食経験により安全性が十分に確認された食品および食品添加物を原料とする。本届出食品と同じ機能性関与成分である乳酸菌CP2998株(L.curvatus CP2998)(以下、乳酸菌CP2998株)を含有する食品での喫食実績による評価を実施したが、不十分と判断し、既存情報を用いた食経験の評価並びに安全性試験の実施による評価を行った。

【既存情報を用いた食経験の評価】
乳酸菌CP2998株が属するL.curvatus種は、EFSA(欧州食品安全機関)のQualified Presumption of safety (QPS)指定菌種であり、健常者が摂取する範囲において安全であるとみなされている。

【安全性試験】
<復帰突然変異試験>
ネズミチフス菌(Salmonella typhimurium) TA100株、 TA98株、 TA1535株、TA1537株、及び大腸菌(Escherichia coli)WP2 uvrA株の5菌株を用いて、乳酸菌CP2998株の復帰突然変異試験を実施した結果、変異原性は認められなかった。

<反復投与毒性試験>
乳酸菌CP2998株をラット(雄雌 各n=6)に、500mg、1,000mg、4,000mg/kg/dayで28日間反複経口投与し、毒性について調べた結果、被験物質投与による影響は認められなかった。反復経口投与における無毒性量は雌雄ともに4,000mg/kg/dayであった。

<過剰摂取試験>
健康な40~69歳の日本人の男女11名を対象に、乳酸菌CP2998株2,000mg/日(1.11×1013個/日、当該製品の一日摂取目安量の約22倍量に相当)を含むカプセル剤を4週間摂取させるオープン試験を実施した。その結果、試験食品と因果関係のある臨床検査値の変動や重度及び重篤な有害事象は認められなかった。
 また、各試験で用いられた乳酸菌CP2998株は、本届出食品に配合する乳酸菌CP2998株と製法が同等な原料である。さらに、ヒト試験ではカプセル剤を試験食としているが、食品性状の違いによる機能性関与成分の消化、吸収に大きな差異はないと考えられる。

 以上より、機能性関与成分である乳酸菌CP2998株および届出食品の安全性には問題がないと評価した。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】



●アサヒ飲料株式会社 群馬工場:総合衛生管理製造過程、FSSC22000 

●アサヒ飲料株式会社 岡山工場:総合衛生管理製造過程、FSSC22000


【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



(ア)標題:
乳酸菌CP2998株(L.curvatus CP2998)の歩行能力の向上に関する定性的研究レビュー

(イ) 目的:
健常人に、乳酸菌CP2998株(L.curvatus CP2998)(以下、乳酸菌CP2998株)を含む食品を摂取させたとき、これを含まない対象食品(プラセボ)と比較して、歩行能力を向上させるかどうか検証することを目的とした。

(ウ)背景:
運動不足は身体機能の低下を深刻化させるため、年齢を経ても自立した歩行能力を維持することは、日常活動や生活の質の維持に役立ち、健康寿命の延伸に不可欠と考えられる。一方で、健康と乳酸菌に関する研究は広く行われ、乳酸菌は様々な健康維持増進に役立つことが知られている。近年では活動量の改善効果が報告されており、さらに、乳酸菌の運動機能の改善効果について検討したところ、乳酸菌CP2998を摂取することで歩行速度とケイデンスの改善効果が報告されていた。

(エ)レビュー対象とした研究の特性:
健常人における乳酸菌CP2998株の経口摂取が歩行能力の向上に及ぼす影響に関する研究を検索対象とし、日本人を対象とした査読付きのRCT文献1報を採用文献とした。

(オ)主な結果:
採用文献では、65歳以上80歳未満の健常な男女で、文部科学省の新体力テスト実施要項に準じ日常生活活動テスト質問紙の得点が13点以上の歩行能力テスト実施可能な方130名を対象に、乳酸菌CP2998株を一日摂取量あたり5×1011個含むカプセル剤またはプラセボ食品を12週間摂取させた結果、歩行速度とケイデンスにおいて、乳酸菌CP2998株含有試験食品の摂取によりプラセボ群と比較して有意な改善が確認された。
以上の結果より、乳酸菌CP2998株の摂取は、歩行機能を向上させる機能性について、肯定的であると考えられた。

(カ)科学的根拠の質:
採用文献が1報と少ないため今後の研究報告によっては本レビューの結論に影響を及ぼす可能性は否定できず、また、UMIN-CTRの活用が十分に進んでいないことから出版バイアスの可能性が否定できないが、採用された文献は肯定的な結果であり、表示しようとする機能性を否定するものではないと判断した。

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    株式会社マリンフレッシュが消費者庁に届出た機能性表示食品サラダまぐろたたきのエビデンス


    株式会社マリンフレッシュが消費者庁に届出た機能性表示食品【サラダまぐろたたき】のエビデンス。
    届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



    #1
    サラダまぐろたたきの表示しようとする機能性

    #2
    サラダまぐろたたきの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

    #3
    サラダまぐろたたきのエビデンス(科学的根拠)


    過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
    機能性表示食品まとめ一覧
    を参照してください。
    株式会社マリンフレッシュ
    機能性表示食品検索

    【届出番号】

    E835


    【届出日】

    2020/03/18


    【届出者名】

    株式会社マリンフレッシュ
    (1030001059775)
    楽天市場
    株式会社マリンフレッシュ


    【商品名】

    サラダまぐろたたき


    【食品の区分】

    加工食品(その他)

    【機能性関与成分名】
    難消化性デキストリン
    楽天市場
    難消化性デキストリン(食物繊維)

    【表示しようとする機能性】


    本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。
    難消化性デキストリンは、おなかの調子を整える機能があることが報告されています。


    【想定する主な対象者】
    おなかの調子を整えたい成人健常者

    【安全性の評価方法】
    既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

    【安全性に関する届出者の評価】
    当該製品は難消化性デキストリン(食物繊維)を6g(本品100g中)配合した加工食品「まぐろたたき」です。
    【「まぐろたたき」の安全性について】
    「まぐろ」は、日本人が好む代表的な魚種で、平成29年度水産白書においても約40万トン/年が消費されています。
    当社は、2003年の創業以来「まぐろたたき」を継続して製造販売しており、2019年度の販売実績は1600トンです。この間、当該製品に関する健康被害は報告されておらず、食経験上の安全性は確保されていると判断しています。

    【難消化性デキストリンの安全性について】
    難消化性デキストリンは、トウモロコシでんぷん由来の水溶性食物繊維の1種で、1988年に特定保健用食品の関与成分として認可されて以来、2018年4月現在で387品目が認可取得されています。その許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末ゼリー、かまぼこ、米飯、パン、豆腐など多種多様の食品に応用されており、食経験があると認められます。*1

    【「サラダまぐろたたき」の安全性について】
    本品は、一日摂取目安量 100g/製品に含まれる難消化性デキストリンは6gを設定している。「まぐろ」には食物繊維が含まれていないので、当該製品の食物繊維含量は6gと推定され、特定保健用食品(規格基準型)の範囲に含まれている。また、本品における難消化性デキストリン定量分析の結果、同程度の食物繊維含量が計測されており、これらのことより本品の安全性に問題はないと判断した。
     *1:松谷化学工業株式会社 「難消化性デキストリン」カタログ
     *2:消費者庁HP 特定保健用食品(規格基準型)
     *3:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性、有効性情報、素材情報データ
    ベース

    【摂取する上での注意事項】
    1日当たりの摂取目安量をお守りください。
    多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。
    食べ過ぎあるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。


    【生産・製造・品質管理に関する基本情報】



    本品を製造する株式会社 マリンフレッシュは、一般社団法人 大日本水産会の「水産食品加工施設HACCP認定制度」の認定証明書を取得しており、これに準拠した自社内品質マニュアルを策定して運用している。
    また、大日本水産会による年2回の社外査察を実施している。


    【機能性の評価方法】
    最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


    【届出者の評価(エビデンス)】



    【標題】難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する整腸作用(便性改善作用)の検証

    【目的】難消化性デキストリンが持つ整腸作用(便性改善作用)について、健康成人及び便秘傾向の成人を対象としたランダム化比較試験(RCT)*1を実施した論文を評価し、その有効性を確認する。

    【背景】日本人の平均食物繊維摂取量は、1950年頃には一人当たり一日20gを超えていたが、2017年の「国民健康・栄養調査結果の概要」(厚労省)では平均14.4gまで低下している。食物繊維は、メタボリックシンドロームをはじめ各種の生活習慣病に対しても予防効果があると言われている。
    そのため、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」(厚労省)では、食物繊維の一日摂取目標量を18~70歳以上の男性で19g以上、女性で17g以上を推奨しています。
    日本人の食文化の中で魚介類摂取は重要な位置を占めており、本来食物繊維を含有していない魚介類の製品に食物繊維を強化した食品を提供することは、日本人の健康維持に役立つものと考えている。

    【レビュー対象とした研究の特性】
    検索日 : 日本国内の文献    2014年12月15日
          海外の文献      2015年 1月5日
    検索対象期間 : 検索日までのすべての期間
    対象集団の特性 :20歳以上の疾病に羅患していない方で、健康成人及び便秘傾向者を対象としました。
    最終的に評価した論文数 :26編
    研究デザイン :ランダム化比較試験(RCT)*1を行っていること。
    利益相反 :本システマテイックレビューについては、難消化性デキストリンの供給メーカーである松谷化学工業株式会社より依頼を受けた株式会社 薬事法マーケテイング事務所にて論文スクリーニング業務、統計解析業務等を実施した。

    【主な結果】
    排便回数、排便量において、対照食品群と比較して難消化性デキストリンを摂取した群では、有意に増加していました。以上のことから、整腸作用が期待できる一日当たりの摂取目安量は食物繊維として5gであると考えました。

    【科学的根拠の質】
    本システマテイックレビューでは、排便回数及び排便量の2つの項目にて有意差が認められました。また、公表バイアスについても検討した結果、影響は低いことが確認できたため、科学的根拠の質は高いと判断しました。ただし、今後の研究によっては、調査結果が変わる可能性があるため、継続して調査が必要と考えました。

    *1:ランダム化比較試験(RCT):介入群(今回は難消化性デキストリンを摂取した群)と対照群にランダムに割り付けを行い、介入の実施後、結果を観察することで介入群と対照群を比較する研究方法。

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    三生医薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品SUNKINOU(サンキノウ) ブラックジンジャーのエビデンス


    三生医薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【SUNKINOU(サンキノウ) ブラックジンジャー】のエビデンス。
    届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



    #1
    SUNKINOU(サンキノウ) ブラックジンジャーの表示しようとする機能性

    #2
    SUNKINOU(サンキノウ) ブラックジンジャーの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

    #3
    SUNKINOU(サンキノウ) ブラックジンジャーのエビデンス(科学的根拠)


    過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
    機能性表示食品まとめ一覧
    を参照してください。
    三生医薬株式会社
    機能性表示食品検索

    【届出番号】

    E834


    【届出日】

    2020/03/17


    【届出者名】

    三生医薬株式会社
    (8080001008119)
    楽天市場
    三生医薬株式会社


    【商品名】

    SUNKINOU(サンキノウ) ブラックジンジャー


    【食品の区分】

    加工食品(サプリメント形状)

    【機能性関与成分名】
    ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
    楽天市場
    ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン

    【表示しようとする機能性】


    本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。
    ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、日常活動時のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする作用により、BMIが高め(BMI24以上30未満)の方の腹部の脂肪(内臓脂肪及び皮下脂肪)を減らす機能があることが報告されています。


    【想定する主な対象者】
    BMI が高めの健康な方(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)

    【安全性の評価方法】
    喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
    既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

    【安全性に関する届出者の評価】
    本品と類似する商品の喫食実績を調査し、安全性を評価しました。
    本品は、機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を1日摂取目安量あたり12mg配合した商品です。
    本品に類似する商品として、本品の機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を同等量含有し、消化・吸収過程に大きな違いがないと考えられ、かつ、加工工程も大きな違いがないと考えられる食品が日本国内で販売されています。
    本類似商品は2014年4月以降累計3305万食以上が販売されており、喫食実績は十分と判断しました。
    その間、本類似商品に関する重篤な健康被害は報告されていません。
     上記の通り、喫食実績が十分であると判断しましたが、安全性に関わる更なる情報として既存情報による評価も行いました。
    既存情報の調査では、機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を含むブラックジンジャー抽出物を用いた臨床試験の報告が行われていますが、「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」に起因する有害事象は認められませんでした。
    以上のことから、本品と類似する食品に関する評価により、喫食実績は十分であり、本品を適切に摂取する場合、安全性に問題ないと評価しました。

    【摂取する上での注意事項】
    ●本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。

    ●食物アレルギーのある方は、原材料名をご確認の上ご使用をお決めください。


    【生産・製造・品質管理に関する基本情報】



    本品の製造は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場で、バルク製造から充填包装工程を一貫して行っており、その基準に準拠した製造及び品質管理を行っています。


    【機能性の評価方法】
    最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


    【届出者の評価(エビデンス)】



    ア 標題
    「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取による、腹部の脂肪を減らす機能に関する定性的研究レビュー

    イ 目的
    健康な方に対する「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取の効果を、プラセボとの比較で検証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に評価しました。

    ウ 背景
    ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの脂肪に対する影響に関して、培養ヒト細胞を用いたin vitro実験や、マウスを用いた動物実験では、脂肪の分解を促進する作用があるという研究報告があり、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを摂取することで脂肪が減少するものと考えられます。しかし、ヒトを対象に脂肪に対する影響を評価した文献を包括的に整理する研究レビューはありませんでした。今回、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを継続摂取することによる、腹部脂肪を減らす作用について検証を行いました。

    エ レビュー対象とした研究の特性
    国内外のデータベースを使用して英語及び日本語の文献を検索し、基準に合致した文献1報(ランダム化比較試験)を採用しました。本採用文献の全体解析では、脂質異常・高血糖・高血圧のいずれかに該当する被験者が解析対象に含まれる恐れがあったため、正常範囲の被験者のみを対象としたサブグループ解析の結果を研究レビューの対象としました。本解析の対象者は、20-64歳の、BMIが高め(BMIが24以上30未満)の健康な男女52名を被験者とした試験でした。
    ※BMIはBody Mass Indexのことで、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出されます。

    オ 主な結果
    採用文献から、健康な被験者が、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12 mgを含む食品を1日1粒、12週間継続して摂取することで、含まない食品を摂取した場合と比較して、腹部の脂肪面積が有意に減少していることが確認されました。

    カ 科学的根拠の質
    評価した文献が1報のため科学的根拠の一貫性は不明であったものの、日本人を対象としたランダム化比較試験であり、予め設定された試験計画に沿って試験が実施されていました。よって、採用文献のブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12mgを継続して摂取することによって、腹部の脂肪を減らす機能が認められたという結果は信頼できる科学的根拠に基づいていると考えられ、本品でも同様の機能が期待できると考えられます。

    今週更新分
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    株式会社藤野ブレインリサ-チが消費者庁に届出た機能性表示食品プラズマローゲンBOOCS(ブックス)粉末カプセルのエビデンス


    株式会社藤野ブレインリサ-チが消費者庁に届出た機能性表示食品【プラズマローゲンBOOCS(ブックス)粉末カプセル】のエビデンス。
    届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



    #1
    プラズマローゲンBOOCS(ブックス)粉末カプセルの表示しようとする機能性

    #2
    プラズマローゲンBOOCS(ブックス)粉末カプセルの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

    #3
    プラズマローゲンBOOCS(ブックス)粉末カプセルのエビデンス(科学的根拠)


    過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
    機能性表示食品まとめ一覧
    を参照してください。
    株式会社藤野ブレインリサ-チ
    機能性表示食品検索

    【届出番号】

    E833


    【届出日】

    2020/03/17


    【届出者名】

    株式会社藤野ブレインリサ-チ
    (6010001137330)
    楽天市場
    株式会社藤野ブレインリサ-チ


    【商品名】

    プラズマローゲンBOOCS(ブックス)粉末カプセル


    【食品の区分】

    加工食品(サプリメント形状)

    【機能性関与成分名】
    ホタテ由来プラズマローゲン
    楽天市場
    ホタテ由来プラズマローゲン

    【表示しようとする機能性】


    本品にはホタテ由来プラズマローゲンが含まれます。
    ホタテ由来プラズマローゲンには、認知機能の一部である、空間認知能や場所を理解する能力といった記憶力を維持する機能があることが報告されています。


    【想定する主な対象者】
    場所を理解する記憶力の低下が気になる高齢者【疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。】を対象とする。

    【安全性の評価方法】
    喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

    【安全性に関する届出者の評価】
    ①喫食実績による食経験の評価
    当該届出食品は、機能性関与成分であるホタテ由来プラズマローゲンを1日摂取目安量当たり1.0mg含有する食品で、機能性関与成分を含む原材料として高純度に精製したホタテ抽出物を配合しています。
    当該届出食品自体は販売実績はありませんが類似する食品として当該食品と全く同一処方の既存届け出食品(D545)と同じ内容商品は、2016年11月~2018年4月までに累計200万粒以上(60粒入り1箱で換算すると3万箱以上)の販売実績がありますが、商品と因果関係の認められる健康被害に関する報告は受けていません。
    また、当該届出食品と同じ原料を配合したソフトカプセルタイプの類似食品は、2015年9月~2018年4月までに累計1,100万粒以上(60粒入り1箱で換算すると18万箱以上)の販売実績がありますが、商品と因果関係の認められる健康被害に関する報告は受けていません。
    さらに、ホタテ由来プラズマローゲンの安全性に関する研究報告をデータベースで検索したところ、ヒトを対象とした安全性に関する報告が1報ありました。
    1日1.0mgのホタテ由来プラズマローゲンを24週間摂取した場合に、有害な作用はみられていません。
    但し、この報告は、当該届出食品の1日摂取目安量当たりに含まれるホタテ由来プラズマローゲンの量に対して5倍量未満の報告のため、参考情報としました。
    なお、データベースを用いた調査の結果、医薬品との相互作用に関する報告はありませんでした。
    以上のことから、当該届出商品は摂取目安量を守り適切に摂取する場合、安全性に関し問題はないと判断しました。

    【摂取する上での注意事項】
    ●食物アレルギーがある方は、原材料をご確認ください。

    ●開封後は、お早目にお召し上がりください。

    ●体質・体調に合わない場合は、ご利用を中止してください。

    ●賞味期限が過ぎた製品は摂取を控えてください。

    ●シートから取り出す際は、指の腹で押し出すようにしてください。爪で押し出すとカプセルが割れることがあります。

    ●乳幼児の手の届かない所に置いてください。


    【生産・製造・品質管理に関する基本情報】



    当該届出商品の製造は4つの製造者で行っており、いずれの製造工場共に公益財団法人 日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場で、予め定められた適正な製造基準に従って製造しています。


    【機能性の評価方法】
    最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


    【届出者の評価(エビデンス)】



    【標題】
    「ホタテ由来プラズマローゲン」の記憶力などの認知機能に与える効果に関する研究レビュー

    【目的】
    疾病に罹患していない成人男女がホタテ由来プラズマローゲンを経口継続摂取した際の記憶力などの認知機能に対する効果を検証しました。

    【背景】
    高齢化が急速に進む現在の日本において、加齢に伴う認知機能の低下は大きな問題となっています。生体成分の一つであるプラズマローゲンは、脳機能、特に神経細胞の維持や分化に重要であり、記憶力などの認知機能に深く関わっていると考えられています。ホタテ由来プラズマローゲンを配合した本機能性表示食品を販売するにあたり、ホタテ由来プラズマローゲン配合食品の機能について検証するため、本研究レビューを行いました。

    【レビュー対象とした研究の特性】
    疾病に罹患していない成人男女(認知症ではないとされている「軽度認知障害」の人も含みます)を対象としてホタテ由来プラズマローゲンの記憶力に関する有効性評価を行った研究を調査しました。レビュー対象は、ランダム化並行群間比較試験(試験成分を含む食品を摂取する人と試験成分を含まない食品を摂取する人を無作為に分け、それぞれの結果を照らし合わせて評価する試験)、またはこれに準じる形の試験の査読付論文(専門家による審査を経た論文)としました。

    【主な結果】
    データベース検索およびその他の情報源より、37報の文献が抽出され、あらかじめ決めてあった基準を確認したところ、1報が採用文献となりました。内容を精査したところ、解析対象者178名(試験食品群90名、プラセボ群88名)での結果であり、ホタテ由来プラズマローゲンを1.0mg継続摂取することにより、記憶力に関する指標になるMMSE-Jにおいて、総得点では群間有意差はないものの、試験品群は統計的有意に上昇したのに対し、プラセボ群は有意な改善を示していませんでした。さらにMMSE-Jのカテゴリーの一つである場所の見当識では試験品群は有意な改善を示し、プラセボ群では有意な改善を示さず、その群間差は統計的に有意でした(p=0.003)。
    以上より、ホタテ由来プラズマローゲンを1日当たり1.0mg継続的に摂取することにより、高齢者の方の加齢に伴い低下する、認知機能の一部である記憶力の維持が期待できると判断しました。本機能性表示食品はホタテ由来プラズマローゲンを1.0mg含んでおり、上記のとおり記憶力を維持する作用が期待できるものと判断しました。

    【科学的根拠の質】
    本研究レビューの限界として、4つの代表的な自然科学分野のデータベースを網羅的に検索したものの、採用された論文は1報のみであり、メタアナリシス(複数の研究の結果を統合する統計解析)による検証がされていないことが挙げられます。しかし、採択文献は多施設でのランダム化並行群間比較試験であり、また対象人数も178名と規模も大きいことから、科学的根拠は十分であると判断しました。

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