2020年7月14日火曜日

マンナンゴー(株式会社マンナンライフ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社マンナンライフが消費者庁に届出た機能性表示食品マンナンGO(ゴー)のエビデンス




株式会社マンナンライフ
が消費者庁に届出た機能性表示食品【マンナンGO(ゴー)】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


この情報だけは確認することをおすすめします。

"マンナンGO(ゴー)"の表示しようとする機能性


"マンナンGO(ゴー)"の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)


"マンナンGO(ゴー)"のエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
株式会社マンナンライフ
機能性表示食品検索

【届出番号】

F112


【届出日】

2020/05/27


【届出者名】

株式会社マンナンライフ
(8070001011825)
楽天市場
株式会社マンナンライフ


【商品名】

マンナンGO(ゴー)


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
楽天市場
難消化性デキストリン(食物繊維)

【表示しようとする機能性】

本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。
難消化性デキストリン(食物繊維)には、食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇をおだやかにする機能が報告されています。
さらに、おなかの調子を整える機能も報告されています。

【想定する主な対象者】
・食後の血中中性脂肪が気になる方、食後の血糖値が気になる方、おなかの調子が気になる方

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品は、一日摂取目安量の1本当たりに難消化性デキストリン(食物繊維)が5g含まれている食品である。難消化性デキストリン(食物繊維)はトウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維で、一般的な食品に含まれる成分として食経験があると考えられる。また、特定保健用食品の関与成分として、広く食品に使用されており、本品はその一日摂取目安量の範囲内となっているため、摂取量においても食経験が十分にあり、安全である。
ただし、摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることが知られているため、摂取上の注意を表示することとした。さらに医薬品との相互作用を確認したが、該当する情報はなかった。従って、本品は健康成人を対象として、一日摂取目安量を守って適切に摂取すれば、安全性に問題はないと判断している。

【摂取する上での注意事項】
本品は、多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本届出商品「マンナンGO(ゴー)」を製造している工場は、国内の健康補助食品FSSC22000認証を持つ工場で、予め定められた適正な製造基準に従って製造しています。
本認証を持つ工場では、以下の様な徹底した製造管理
・品質管理により製品を製造しています。
・使用する原料のチェックを毎回行っています。
・製品毎に決められた製造方法、条件により製造されています。
・製造した結果は必ず記録書として残し、賞味期限内保管しています。
・製造工程中には製品毎に決められた項目のチェックを行い、最終製品においては製造ロット毎に予め決められた品質項目について分析し異常の有無を確認し品質規格を外れた製品は排除しています。
・製造した製品はロット毎に、品質分析結果と製造記録を確認し、どちらも問題ない場合にのみ出荷されます。

以上の製造を異物混入や腐敗などが発生しない様に、設備環境としても作業者に対しても厳密な衛生管理体制で行っています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



1.食事から摂取した脂肪の吸収を抑える機能
(ア)標題:
難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)

(イ)目的:
空腹時血中中性脂肪値が200mg/dL未満の成人に対して難消化性デキストリンを摂取することにより、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が見られるか確認する。

(ウ)背景:
難消化性デキストリンは、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用を有することが報告されている。日本では、難消化性デキストリンは、平成27年9月4日時点で387品目の特定保健用食品に使用されており、「食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制する」といった表示内容の許可を受けた特定保健用食品は16品目となっている。
 
(エ)レビュー対象とした研究の特性:
空腹時血中中性脂肪値が200mg/dL未満の成人を対象に難消化性デキストリンを用いて食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用について調査したランダム化比較試験を収集した。国内外のデータベースを使用して2015年6月25日以前に発表された文献を集めたところ、条件を満たした文献は9報であった。

(オ)主な結果:
レビュー対象とした9報において、食後血中中性脂肪値(2、3、4時間)及び食後血中中性脂肪値の濃度曲線下面積(AUC0-6h)をメタアナリシスで評価した結果、難消化性デキストリンは食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用を有することが確認された。難消化性デキストリン(食物繊維として)の1回摂取量は採用論文9報のうち1報が5.2g、7報が5g、1報が9gであったため、難消化性デキストリン(食物繊維として)5gを食事とともに摂取すると、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制すると考えられた。なお、健康成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満)のみで別途定性評価を行った結果、健常成人に対しても同様の作用を有することが確認された。

(カ)科学的根拠の質:
バイアスリスク、非直接性、非一貫性、不精確、公表バイアスを評価した結果から、全てのアウトカムのエビデンスの強さはA(強い)と判断された。
本研究の限界として、今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。また、生活習慣などとの交絡因子の影響について、さらなる研究が必要と考えられる。

2.食事から摂取した糖の吸収を抑える機能
(ア)標題:
難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する食後血糖値の上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)

(イ)目的:
健常成人に対して難消化性デキストリンを摂取することにより、食後血糖値の上昇抑制作用が見られるか確認する。

(ウ)背景:
難消化性デキストリンは、平成27年9月4日時点で387品目の特定保健用食品に使用されており、「食後血糖値の上昇を抑制する」といった表示内容の許可を受けた特定保健用食品は190品目となっている。

(エ)レビュー対象とした研究の特性:
健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)を対象に難消化性デキストリンを用いて食後血糖値の上昇抑制作用について調査したランダム化比較試験を収集した。国内外のデータベースを使用して2014年12月25日もしくは2015年1月5日以前に発表された文献を集めたところ、条件を満たした文献は43報であった。

(オ)主な結果:
レビュー対象とした43報において、食後血糖値(30分、60分)及び食後血糖値の濃度曲線下面積(AUC0-120h)をメタアナリシスで評価した結果、難消化性デキストリンは食後血糖値の上昇抑制作用を有することが確認された。43報の論文の難消化性デキストリン(食物繊維)の1回摂取量は4~16gで、摂取量による部分集団解析結果から、食後血糖値の上昇抑制作用が期待できる推奨1回摂取目安量は、難消化性デキストリン(食物繊維)5gが適切と考えられる。また、難消化デキストリン(食物繊維)を少なくとも1回摂取量4g摂取した場合においても同様に食後血糖値の上昇抑制作用が期待出来るものと考えられる。なお、採用論文の中から境界域の者(空腹時血糖値110mg/dL以上、126mg/dL未満)を除き、正常域の者(空腹時血糖値110mg/dL未満)を対象に追加的解析を行った結果、正常域の者においても同様の作用を有することが確認された。

(カ)科学的根拠の質:
バイアスリスク、非直接性、非一貫性、不精確、公表バイアスを評価した結果から、全てのアウトカムのエビデンスの強さはA(強い)と判断された。
本研究の限界として、今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。また、生活習慣などとの交絡因子の影響について、さらなる研究が必要と考えられる。

3.おなかの調子を整える機能
(ア)標題:
難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する整腸作用(便通改善作用)に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)

(イ)目的:
健常成人あるいは便秘傾向の成人に対して難消化性デキストリンを摂取することにより、整腸作用(便通改善作用)が見られるか確認する。

(ウ)背景:
難消化性デキストリンは、便通および便性改善作用を持つことが報告されている。日本では、難消化性デキストリンは多くの特定保健用食品にも使用されており、平成27年9月4日時点で387品目の特定保健用食品に使用されている。そのうち、整腸作用を目的とした商品は181品目となっている。

(エ)レビュー対象とした研究の特性:
健常成人あるいは便秘傾向の成人を対象に難消化性デキストリンを用いて整腸作用について調査したランダム化比較試験を収集した。国内外のデータベースを使用して2014年12月15日もしくは2015年1月5日以前に発表された文献を集めたところ、条件を満たした文献は26報であった。

(オ)主な結果:
レビュー対象とした26報において、排便回数及び排便量をメタアナリシスで評価した結果、難消化性デキストリンは整腸作用(便通改善作用)を有することが確認された。26報の論文の難消化性デキストリン(食物繊維)の一日摂取量は3.8~7.7gで、摂取量による部分集団解析結果も合わせて評価すると、一日推奨摂取目安量は5gが妥当と考えられる。また、難消化デキストリン(食物繊維)を少なくとも1回摂取量4g摂取した場合においても同様に整腸作用(便通改善作用)が期待出来るものと考えられる。

(カ)科学的根拠の質:
排便回数及び排便量において、バイアスリスク、非直接性、非一貫性、不精確、公表バイアスを評価した結果から、全てのアウトカムのエビデンスの強さはA(強い)と判断された。
本研究の限界として、今後の研究によっては、システマティックレビューの結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。また、生活習慣などとの交絡因子の影響について、さらなる研究が必要と考えられる。

健康計画飲む寒天(シオノギヘルスケア株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

シオノギヘルスケア株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品健康計画 飲む寒天のエビデンス



シオノギヘルスケア株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【健康計画 飲む寒天】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


この情報だけは確認することをおすすめします。

"健康計画 飲む寒天"の表示しようとする機能性


"健康計画 飲む寒天"の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)


"健康計画 飲む寒天"のエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
シオノギヘルスケア株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F111


【届出日】

2020/05/26


【届出者名】

シオノギヘルスケア株式会社
(8120001195737)
楽天市場
シオノギヘルスケア株式会社


【商品名】

健康計画 飲む寒天


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
難消化性デキストリン(食物繊維)
楽天市場
難消化性デキストリン(食物繊維)

【表示しようとする機能性】

本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれています。
難消化性デキストリン(食物繊維)には食後の中性脂肪や糖の吸収を抑えることにより、食後の中性脂肪の上昇や血糖値の上昇を抑えることが報告されています。
さらにお腹の調子をすっきり整えることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常成人(未成年、疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む)及び授乳婦を除く)のうち、次のいずれかに該当する者 

○食後の血中中性脂肪の上昇が気になる方
○食後の血糖値の上昇が気になる方
○おなかの調子をすっきり整えたい方

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
・機能性関与成分の喫食実績について
 届出製品に使用している難消化性デキストリンは1989年に発売され、販売期間は約30年間であり、この期間において報告された健康被害情報はない。

・届出製品と類似する食品の喫食実績について
 届出製品に類似する食品の喫食実績として、機能性関与成分である難消化性デキストリン(食物繊維)を届出製品と同等量以上に含有する清涼飲料水「飲む寒天シリーズ」に関して評価を行った。
「飲む寒天シリーズ」は、難消化性デキストリンを使用した製品として2004~2009年に販売され、累計約1830万本が出荷された。機能性関与成分については届出製品と同等量以上の配合であるが、これまでに問い合わせ窓口において重篤な健康被害の報告はない。
 なお、届出製品は類似する食品と同様に清涼飲料水として摂取されるものであり、機能性関与成分の消化・吸収過程に大きな違いはなく、またどちらの配合においても機能性関与成分の変質は確認されていない。

・届出製品の喫食実績について
「飲む寒天すっきりせんい(届出番号:B472、C231)」は、2017~2018年に累計18万本が出荷された。これまでに問い合わせ窓口において重篤な健康被害の報告はない。

・既存情報による食経験および安全性試験の評価
 食経験に関して、参考にしたデータベースにおいて健康被害の情報はなかった。安全性試験に関しては、健常者によるヒト試験において、難消化性デキストリン (0.7~1.1 g/kg) を摂取させたところ、1.1 g/kgを摂取した男性1名において下痢の発症が観察されたという報告があるが、成人の体重を60kgとした場合、一度に66g以上を摂取した場合に発生する計算となり、これは届出製品1日当たりの摂取目安量に含まれる難消化性デキストリン(食物繊維)5gの13倍量以上に相当する。本製品パッケージには摂取上の注意として“摂りすぎあるいは体質・体調によりお腹がゆるくなる場合があります。”と記載する。

・医薬品との相互作用について
 参考にしたデータベース又は出典において、医薬品との相互作用に関する報告はなかった。

 以上のことから、届出製品の機能性関与成分さらに届出製品と類似する食品の食経験は十分であり、届出製品と同等の食品の食経験は短期間であるが問題はなく、かつ機能性関与成分の既存情報による安全性についても問題はないと判断される。

【摂取する上での注意事項】
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
1日の摂取目安量を守ってください。
摂りすぎあるいは体質・体調によりお腹がゆるくなる場合があります。
よく振ってからお飲みください。開缶後はすぐにお飲みください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


プラム食品株式会社(ISO9001)。定期的に工場に対しての監査を実施している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



【標題】難消化性デキストリンによる1.食後の中性脂肪の上昇を抑える効果、2.食後の血糖値の上昇を抑える効果、3.お腹の調子をすっきり整える効果について

【目的】成人男女が、難消化性デキストリンを含む食品を摂取することにより、それを含まない食品を摂取した者と比較して1.食後の中性脂肪の上昇を抑える効果(食後血中中性脂肪上昇抑制効果)、2.食後の血糖値の上昇を抑える効果(食後血糖上昇抑制効果)、3.お腹の調子をすっきり整える効果(便通改善効果)が得られるかどうかを確認する。

【背景】難消化性デキストリンは、国内で数多くの特定保健用食品に配合され、2020年3月で309品目が許可を取得している。その機能としては1.食後血中中性脂肪上昇抑制、2.食後血糖上昇抑制、3.便通改善があり、清涼飲料水においては現在、特定保健用食品としての許可実績が十分であるなど科学的根拠が蓄積されているとして、いずれの機能についても特定保健用食品(規格基準型)に分類されている。
今回、難消化性デキストリンを配合した本機能性表示食品を販売するにあたり、1.~3.について改めて難消化性デキストリン配合食品の効果を検討するため、本研究レビューを行った。

【レビュー対象とした研究の特性】
1.食後血中中性脂肪上昇抑制
対象集団は、空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満の健常成人および空腹時血中中性脂肪値150~200mg/dL未満の軽症者※とし、対象論文は、信頼性の高いランダム化比較試験(RCT)による臨床試験とした。最終的に評価した論文は9報あった。うち原データを確認できる1報(総被験者数12名)については健常成人(10名)のみで再度追加的解析を行い、別途定性評価を行った。
※特定保健用食品の試験方法として記載された対象被験者の範囲内(正常高値域:空腹時血中中性脂肪値120~149mg/dLおよびやや高め:空腹時血中中性脂肪値150~199mg/dL)
2.食後血糖上昇抑制
対象集団は、空腹時血糖値が126mg/dL未満の健常成人とし、対象論文は、信頼性の高いランダム化比較試験(RCT)による臨床試験とした。最終的に評価した論文は43報あった。うち正常域の者(空腹時血糖値110mg/dL未満)のみを対象とした10報についても追加的解析を行った。
3.便通改善
対象集団は、健常成人もしくは便秘傾向の成人とし、対象論文は、信頼性の高いランダム化比較試験(RCT)による臨床試験とした。最終的に評価した論文は26報あった。
本レビューはいずれも松谷化学工業(株)の依頼により(株)薬事法マーケティング事務所が行った。

【主な結果】
1.食後血中中性脂肪上昇抑制
食後2時間、3時間、4時間の血中中性脂肪値とその変化量、食後6時間までの血中中性脂肪値の濃度曲線下面積(吸収量の指標)とその変化量について評価を行った。いずれの試験においても、難消化性デキストリンを食事と併用することにより、有意な食後血中中性脂肪上昇抑制が確認された。また、原データを確認できる論文1報について健常成人のみで再度追加的解析を行い、別途定性評価を行ったところ、食後1時間、2時間、3時間の血中中性脂肪値とその変化量、食後6時間までの血中中性脂肪値の濃度曲線下面積において有意差が認められた。つまり、健常成人においても本レビューの結果に肯定的であったことから、科学的根拠があると判断した。なお、難消化性デキストリン(食物繊維として)の一日摂取量は、採用論文9報中1報が5.2g、7報が5 g、1報が9 gであり、一日推奨摂取目安量は5gが妥当と考えられる。
2.食後血糖上昇抑制
食後30分、60分の血糖値、食後120分までの血糖値の濃度曲線下面積(吸収量の指標)について評価を行った。いずれの試験においても、難消化性デキストリンを食事と併用することにより、有意な食後血糖上昇抑制が確認された。また、対象者を空腹時血糖値が110mg/dL未満の者とした論文10報について追加的解析を行ったところ、この場合においても本レビューの結果に肯定的であったことから、科学的根拠があると判断した。なお、難消化性デキストリン(食物繊維として)の一日摂取量は、採用論文において4~16gであり、最少摂取量4 gの摂取によっても食後30分血糖値において、4.4 gの摂取により食後60分血糖値と食後120分までの血糖値の濃度曲線下面積においてそれぞれ対照群と比較して有意差が認められており、摂取量による部分集団解析結果も合わせて評価すると、一日推奨摂取目安量は5gが妥当と考えられる。
3.便通改善
排便回数、排便量について評価を行った。EFSAのガイドラインおよび特定保健用食品の試験方法で示されるとおり、調査結果はアンケート結果に基づくものとした。いずれの試験においても、難消化性デキストリンを摂取することにより、有意な便通改善が確認された。なお、難消化性デキストリン(食物繊維として)の一日摂取量は、採用論文において3.8~7.7gであり、最少摂取量3.8 gの摂取によっても排便回数および排便量において対照群との有意差が認められており、摂取量による部分集団解析結果も合わせて評価すると、一日推奨摂取目安量は5gが妥当と考えられる。

【科学的根拠の質】
1.食後血中中性脂肪上昇抑制
採用論文において、ランダム化手法※1の記載なし、単盲検※2、脱落例あり※3と評価される論文が含まれたが、非直接性※4、不精確性※5、非一貫性※6はなかった。出版バイアス※7の影響は小、メタアナリシスによる統合効果※8は有意であった。総合評価として、科学的根拠は強いと判断した。
2.食後血糖上昇抑制
採用論文において、単盲検※2、脱落例あり※3と評価される論文が含まれたが、非直接性※4、不精確性※5、非一貫性※6はなかった。出版バイアス※7の影響は小、メタアナリシスによる統合効果※8は有意であった。総合評価として、科学的根拠は強いと判断した。
3.便通改善
採用論文において、単盲検※2、脱落例あり※3と評価される論文が含まれたが、非直接性※4、不精確性※5、非一貫性※6はなかった。出版バイアス※7の影響は小、メタアナリシスによる統合効果※8は有意であった。総合評価として、科学的根拠は強いと判断した。
※1 どの被験者が機能性関与成分を含む食品を摂取するか、乱数表などを用いて
無作為に決定する方法
※2 被験者のみ摂取している食品が機能性関与成分を含むかどうか不明な試験
※3 被験者の都合により試験続行できなかった例が含まれること
※4 対象者、試験手法、対照、目的などが異なること
※5 被験者が少ないなどにより結果が不確かなこと
※6 得られた結論が異なること
※7 否定的結論の論文が公表されにくい可能性により生じる偏り
※8 複数の研究結果を統合し、統計学的に解析した結果
本レビュー以降の研究によっては結果が変わる可能性があるため、継続した調査が必要である。また、食事療法だけではなく運動療法やその他生活習慣などにも注意を払う必要があり、これらの影響についてもさらなる研究が必要と考えられる。

(構造化抄録)

想茶お腹サポート腸活美麗(株式会社マインドアップ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社マインドアップが消費者庁に届出た機能性表示食品想茶 お腹サポート 腸活美麗のエビデンス



株式会社マインドアップが消費者庁に届出た機能性表示食品【想茶 お腹サポート 腸活美麗】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


この情報だけは確認することをおすすめします。

"想茶 お腹サポート 腸活美麗"の表示しようとする機能性


"想茶 お腹サポート 腸活美麗"の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)


"想茶 お腹サポート 腸活美麗"のエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。

※全届出リスト(要アクセス)
株式会社マインドアップ
機能性表示食品検索

【届出番号】

F110


【届出日】

2020/05/26


【届出者名】

株式会社マインドアップ
(8090001001997)
楽天市場
株式会社マインドアップ


【商品名】

想茶 お腹サポート 腸活美麗


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
有胞子性乳酸菌(Bacillus coagulans SANK70258)
楽天市場
有胞子性乳酸菌(Bacillus coagulans SANK70258)

【表示しようとする機能性】

本品には有胞子性乳酸菌(Bacillus coagulans SANK70258)が含まれます。
有胞子性乳酸菌(Bacillus coagulans SANK70258)は便通を改善する機能が報告されています。
便通が気になる方に適した食品です。

【想定する主な対象者】
便通が気になる健常成人男女(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本製品の機能性関与成分である有胞子性乳酸菌(Bacillus coagulans SANK70258)は、1949年に緑麦芽から分離されました。1966年に食品用として本菌を配合した製剤(商品名:ラクリスTM)を、三共株式会社(現第一三共株式会社)が製造、販売を開始しました。2007年以降は、三菱化学フーズ株式会社(現在:三菱ケミカルフーズ社)が当該製剤を販売しています。
機能性関与成分である本菌を配合した製剤(商品名:ラクリスTM)の2007年度~2018年度までの12年間の累積販売実績は約300tで、これまでに本品に起因する安全性上の大きな有害事象は確認されておりません。
また、2017年に米国FDAのGRAS認証を取得(GRN691)したことから、米国の制度においても有胞子性乳酸菌(Bacillus coagulans SANK70258)の食品への使用が安全であると評価されております。

【摂取する上での注意事項】
●食物アレルギーのある方、薬を服用したり通院中の方は、お召し上がりになる前にお医者様とご相談ください。

●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進したりするものではありません。一日摂取目安量を守ってください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


当該製品は国内GMPを取得している工場で製造される。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



「標題」
有胞子性乳酸菌(Bacillus coagulans SANK70258)の便通改善効果に関する研究レビュー

「目的」
健常成人に対して、有胞子性乳酸菌(Bacillus coagulans SANK70258)摂取することにより、プラセボ摂取時と比較して便通が改善するか明らかにするため、研究レビューを実施しました。

「背景」
 有胞子性乳酸菌(Bacillus coagulans SANK70258)は、1949年に緑麦芽から分離され、1966年に食品用として販売を始めました。以来、便通改善目的でも使用されていますが、これまで健常者に対する有胞子性乳酸菌(Bacillus coagulan SANK70258)の便通の改善機能を検証した研究レビューは報告されていません。

「レビュー対象とした研究の特性」
 2018年11月13日に検索を実施しました。対象期間及び対象集団は指定していません。最終的に評価対象とした論文数は1報で、ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験で実施されていました。また、利益相反はありませんでした。

「主な結果」
 リサーチクエスチョンと適格基準に適合するエビデンスとして1報の文献を採用しました。採用文献では、排便回数が比較的少ない(週3~5回)健常成人男女60名を対象に、有胞子性乳酸菌(B. coagulans SANK70258)を1億個含むカプセルを、1日1回、2週間連続摂取した際の、ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験を実施していました。具体的には排便回数や排便日数、腸内フローラパターンを評価した試験で、便通改善の効果が認められました。

「科学的根拠の質」
 日本語・英語以外の言語に対する出版バイアスや、症例減少バイアスの疑いが残されています。また、評価した論文は1報であり、研究間での結果のばらつき等が評価できないなどの問題は残りますが、採用した論文はランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験であり、その他の試験でも内容を支持する結果が得られていることから、今後の研究により現在の結果が大きく変わる可能性は低いと考えられます。

エゴマの葉(株式会社太成)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社太成が消費者庁に届出た機能性表示食品エゴマの葉のエビデンス



株式会社太成が消費者庁に届出た機能性表示食品【エゴマの葉】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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"エゴマの葉"の表示しようとする機能性


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【届出番号】

F109


【届出日】

2020/05/26


【届出者名】

式会社太成
(9011101055873)
楽天市場
株式会社太成


【商品名】

エゴマの葉


【食品の区分】

生鮮食品

【機能性関与成分名】
ロズマリン酸
楽天市場
ロズマリン酸

【表示しようとする機能性】

本品にはロズマリン酸が含まれます。
ロズマリン酸には、花粉やハウスダスト、ホコリなどによる目の不快感を軽減することが報告されています。
目の不快感が気になる健常な方に適しています。

【想定する主な対象者】
「目の不快感」が気になる成人健常者

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
1. 喫食実績による食経験の評価
 本届出食品の喫食実績について、類似する食品(ロズマリン酸含有エゴマの葉製品)が韓国及び日本において販売されており、食経験を有している。
・摂取集団:韓国全土および日本全国の健康な男女
・摂取形状:生鮮食品等
・摂取方法:食事として摂取
・摂取頻度:毎日摂取
・食習慣を踏まえた機能性関与成分の日常的な摂取量:1日あたりロズマリン酸50mgの摂取
・機能性関与成分の含有量:1日あたり50mg
・販売期間:韓国:1987年から、日本:2015年から
・販売量
韓国:累計86億日分(1日摂取目安量50mgとして)
日本:累計1万200日分(1日摂取目安量50mgとして)
・健康被害情報:今までに健康被害の情報なし

2.医薬品との相互作用
ロズマリン酸と医薬品に関する相互作用は報告されていない。

3.まとめ
以上の知見より、喫食実績による食経験が豊富であり、医薬品との相互作用も報告されていないことから、ロズマリン酸を一日あたり50mg摂取することの安全性に問題ないと評価した。

【摂取する上での注意事項】
生ものですのでお早めにお召し上がりください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


エゴマの葉は、韓国政府の農林畜産食品部が定めた「韓国農水産物品質管理法」などにより、安全性に関する検査を定期的に受けることを必須としている。
また、生産者は自主的に安全性検査を実施して対外輸出品については錦山郡農業技術センター及び忠清南道農業技術院に年4回検査を依頼して品質管理を実施する等、品質管理体制において万全の状態で栽培している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



標題:機能性関与成分ロズマリン酸を用いた健常者(鼻目のアレルギー反応を有する)における目・鼻の不快感を軽減する機能に関する研究レビュー

目的:ロズマリン酸による健常者の目・鼻の不快感を軽減する機能がみられるか評価することを目的とし、研究レビュー(公開済みの研究報告を検索、整理し、評価した報告)を行った。

背景:ロズマリン酸はシソ科植物などに含まれる成分で、抗アレルギー作用やヒスタミンの分泌抑制作用があると報告されている。これまで、ロズマリン酸の目・鼻の不快感を軽減する機能に関する包括的に整理したレビューは実施されていなかった。

レビュー対象とした研究の特性:国内外の4つの文献データベースを使用し、ロズマリン酸を用いて、健常者に対する目・鼻の不快感を軽減する機能について調査したランダム化比較試験(RCT)を収集した

主な結果:日本人の健常者(鼻目のアレルギー反応を有する)を対象とした1報のRCT論文が抽出され、評価項目『目・鼻の不快感』において、有意に目の不快感を軽減する機能を示すことが確認された。また、ロズマリン酸の摂取との因果関係が考えられる有害事象はなかった。

科学的根拠の質:このレビューの限界としては1報という限定された研究報告のため、メタアナリシス(複数の研究の結果を統合する統計解析)による検証が行われていないことが挙げられる。また、機能性が示されなかった論文が公表されていない可能性もある(公表バイアス)。ただし、公表バイアスを含め、今回の研究結果に大きな影響を与える因子は確認できないため、本研究の科学的根拠に関する妥当性について問題ないと判断した。

ユーハグミサプリクエン酸(味覚糖株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

味覚糖株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品UHA(ユーハ)グミサプリ クエン酸のエビデンス



味覚糖株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【UHA(ユーハ)グミサプリ クエン酸】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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"UHA(ユーハ)グミサプリ クエン酸"の表示しようとする機能性


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【届出番号】

F108


【届出日】

2020/05/26


【届出者名】

味覚糖株式会社
(2120001077560)
楽天市場
味覚糖株式会社


【商品名】

UHA(ユーハ)グミサプリ クエン酸


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
クエン酸
楽天市場
クエン酸

【表示しようとする機能性】

本品にはクエン酸が含まれます。
クエン酸は日常生活における軽い運動後の一時的な疲労感を軽減することが報告されています。

【想定する主な対象者】
日常生活における軽い運動後の疲労感が気になる方

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
1日 の摂取目安量を守ってください。
抗凝固剤を服用中の方は医師、薬剤師に相談してください。通常喫食する間食の代替としてお召し上がりください。

【摂取する上での注意事項】
・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

・1日の摂取目安量を守ってください。

・開封後は、チャックをしっかり閉めてお早めにお召し上がりください。

・歯科治療材がとれる場合ありますのでご注意ください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


味覚糖株式会社奈良工場FSSC 22000認証取得(認証番号:JP12/030176)   
福島工場FSSC 22000認証取得(認証番号:JP14/030231)

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



【標題】クエン酸摂取による疲労感軽減機能の評価

【目的】本レビューは成人健常者を対象とし、クエン酸を含む食品を摂取することで、クエン酸を含まない食品(プラセボ)を摂取した時と比べ、疲労感が軽減されるかについての総合的な評価を目的とする。

【背景】平成14年度に厚生労働省が実施した労働者健康状況調査によると、日本全国の労働者のうち、疲労感を感じている人の割合は約72.2%にのぼることが確認されており、現在においては、社会構造の複雑化や日常生活のスピード化、高齢化に伴い、ますます疲労やそれに伴う疲労感が広く社会に蔓延していると考えられる。これらのことから、過労防止や経済活性化のためにもその対処策が求められている。しかし、実際に疲労や疲労感に対する作用が実証された食品はほとんど存在しないのが実状である。こうした背景において、疲労感を軽減する食品が開発されれば、その社会的意義は非常に大きいものと考えられる。疲労感を軽減する機能が期待される成分の一つとしてクエン酸が挙げられるが、クエン酸の疲労感の軽減機能について総合的に評価した文献はなかった。そこで本レビューでは、成人健常者がクエン酸を摂取することで、疲労感にどのような影響を及ぼすかを総合的に評価した。

【レビュー対象とした研究の特性】英語ないし日本語の文献データベースを用いた検索は2017年9月1日に実施し、対象期間はデータベースの収録開始から検索実施日までとした。対象は成人健常者とした。研究デザインはランダム化比較試験(RCT)を重視し、疾病に罹患している者のみを対象とした試験を行っている文献や利益相反が疑われる文献に関しては除外し、最終的に4報の文献について評価を行った。

【主な結果】評価した4報の文献において、クエン酸1000mg~2700mgを摂取することによって、VAS(Visual Analogue Scale)による疲労感の軽減が確認された。VASとは主観的評価である疲労感の一般的な評価方法であり、疲労感を数値化することで評価する手法である。なお、クエン酸に起因する有害事象は認められず、安全性に問題がないことが確認された。

【科学的根拠の質】未報告研究情報の収集は行っていない為、出版バイアスの可能性は否定できないが、評価した4報の文献が効果ありとする結果であり、また、その文献の質も高いものであった為、今回の結果に与える影響は小さいと判断した。

ウェルネックス肌。(新田ゼラチン株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

新田ゼラチン株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品Wellnex(ウェルネックス)肌。(マル)のエビデンス



新田ゼラチン株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【Wellnex(ウェルネックス)肌。(マル)】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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【届出番号】

F107


【届出日】

2020/05/25


【届出者名】

新田ゼラチン株式会社
(2120001039437)
楽天市場
新田ゼラチン株式会社


【商品名】

Wellnex(ウェルネックス)肌。(マル)


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
魚由来低分子コラーゲンペプチド
楽天市場
魚由来低分子コラーゲンペプチド

【表示しようとする機能性】

本品には魚由来低分子コラーゲンペプチドが含まれています。
魚由来低分子コラーゲンペプチドは肌の水分量と弾力の低下を緩和し、肌の健康維持に役立つことが報告されています。
※魚由来低分子コラーゲンペプチドとは、魚を原料とした平均分子量が1,000以下になるまで細かく分解されたコラーゲンペプチドのことです。

【想定する主な対象者】
肌の乾燥が気になる健常者

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品は機能性関与成分として魚由来低分子コラーゲンペプチドを含有する。

【コラーゲンペプチド】
本品に配合している魚由来低分子コラーゲンペプチド(新田ゼラチン株式会社)は、過去に安全性が確認されている原料と同じ製造販売元の原料を使用しており、定性的に同一であり、1日摂取目安量2,500㎎は、過去に安全性が確認されている摂取量の半分である。さらに1日10,000mgのコラーゲンペプチドを12週間長期摂取する臨床試験においても、コラーゲンペプチドに起因する有害事象は認められなかったとの報告がある。

また、魚由来低分子コラーゲンペプチドは医薬品との相互作用に関する報告はない。

以上より、本品に含まれる魚由来低分子コラーゲンペプチドは、1日あたりの摂取目安量を守り、適切に摂取すれば、安全性は十分確保されているものと判断し、本品を機能性表示食品として販売することは適切であると考える。

【摂取する上での注意事項】
●1日の摂取目安量を守ってください。

●原材料をご確認の上、食物アレルギーがご心配な方は摂取をお避けください。

●開封時に中身がこぼれることがあります

●お召し上がりの際、袋の切り口でケガをしないようにご注意ください。

●開封後はすぐにお召し上がりください。

●原料の特性により、経時的に色や風味が変化する場合がございますが、品質に問題ありません。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本届出食品は公益財団法人日本健康・栄養食品協会認定のGMP(適正製造規範)認証を受けたアピ株式会社 揖斐川工場で製造及び品質管理を行う。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



【表題】魚由来低分子コラーゲンペプチドによる肌の角質水分量および肌の弾力低下の緩和に関する研究レビュー(システマティックレビュー)

【目的】肌の乾燥が気になる健常者が、魚由来低分子コラーゲンペプチドを摂取することにより、プラセボの経口摂取と比較して肌の角層水分量および肌の弾力性を保持することを検証するために、研究レビューを実施した。また、低分子コラーゲンペプチドとは、平均分子量が1,000以下のコラーゲンペプチドを指す。

【背景】魚由来低分子コラーゲンペプチドの経口摂取後に血中に存在することが確認されたペプチドは、肌の角層水分量および肌の弾力の低下の緩和効果に寄与することが報告されている。しかし、基原や分解の程度が異なるコラーゲンペプチドの機能性を同等に評価することは難しい。
魚由来低分子コラーゲンペプチドは、水への溶解度が高くなるよう平均分子量1,000以下まで分解したもので、体への吸収性が高いことから、低用量での肌の角層水分量及び肌の弾力の低下の緩和効果があることが期待される。魚由来低分子コラーゲンペプチドの経口摂取による、肌の角層水分量および肌の弾力の低下の緩和効果を網羅的に解析した研究レビューはないため、新たに研究レビューを行った。

【方法】リサーチクエスチョン及びPICOに該当する文献について、JDreamIII(JSTPlus、JMEDPlus)、PubMed、Cochrane Libraryの各検索データベースを用いて関連研究を検索した。リサーチクエスチョンは、「肌の乾燥が気になる健常者に(P)」、「魚由来低分子コラーゲンペプチドを摂取させると(I)」、「プラセボの摂取と比較して(C)」、「肌の角層水分量と肌の弾力性の低下を緩和するか(О)」とした。採用された文献は、Minds診療ガイドライン作成の手引き2014(医学書院)に基づき、バイアスリスク、非直接性、不精確性、非一貫性及びアウトカムを評価し、総合的に機能性の根拠となるかを検証した。

【結果】文献検索および評価の結果2例のRCT研究が該当した。2報の採用文献からエビデンス総体として、魚由来低分子コラーゲンペプチドを1日当たり2,500mg以上摂取することにより、肌の乾燥が気になる健常人の肌の角層水分量と肌の弾力性の低下を緩和することが示された。魚由来低分子コラーゲンペプチドの経口摂取に起因する有害事象はありませんでした。

【結論】対象とした参加者は中国人女性であり、測定対象部位も顔(目尻、頬)に限られている。作用機序より、女性を男性にも外挿できること、顔を全身の肌に外挿できると判断した。また、生活習慣の類似性を考え、中国人を日本人に外挿できると判断した。よって、魚由来低分子コラーゲンペプチドを1日当たり2,500mg以上摂取することにより、肌の乾燥が気になる健常人の肌の角層水分量および肌の弾力の低下を緩和することが示された。採用文献2報における肌の角層水分量および肌の弾力性の測定は一部の部位で行われたが、魚由来低分子コラーゲンペプチドの作用機序は一部の部位に特有のものではないことから、全身にも外挿可能と判断した。よって、本研究レビューを実施した時点において、一部の部位の測定のみの研究例で、魚由来低分子コラーゲンペプチドには、肌の角層水分量保持および肌の弾力の低下の緩和効果があると考えられる。

【科学的根拠の質】
症例減少バイアス、その他のバイアスに中~高程度のバイアスリスクがあり、バイアスリスク総体として中程度と評価した。非直接性は中程度、不正確性、非一貫性は低程度と評価した。研究レビューの限界として、出版バイアスが不明であり、効果の認められなかった研究が報告されていないリスクがある。また、採用した文献の被験者が中国人女性であるが、作用機序ならびに人種や生活環境、食生活の類似性を考慮し、日本人男女に外装できると判断した。一定の科学的根拠の質が確保されていると判断し、上記結果に重大な影響はないと判断した。

ビフィズス菌ブルーベリー味(カゴメ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

カゴメ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品ビフィズス菌ブルーベリー味のエビデンス



カゴメ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ビフィズス菌ブルーベリー味】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


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"ビフィズス菌ブルーベリー味"の表示しようとする機能性


"ビフィズス菌ブルーベリー味"の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)


"ビフィズス菌ブルーベリー味"のエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
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カゴメ株式会社
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【届出番号】

F106


【届出日】

2020/05/22


【届出者名】

カゴメ株式会社
(2180001035109)
楽天市場
カゴメ株式会社


【商品名】

ビフィズス菌ブルーベリー味


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
ビフィズス菌 BB-12 (B. animalis)
楽天市場
ビフィズス菌 BB-12 (B. animalis)

【表示しようとする機能性】

本品にはビフィズス菌BB-12(B. animalis)が含まれます。
ビフィズス菌BB-12(B. animalis)は、生きて腸まで届くことで腸内環境を改善し(善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌を増やし、悪玉菌を減らす)、便通を改善する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常な成人の方で腸内環境を整え、お通じを改善したい方

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
今回届出を行う商品(以下、本商品)は、1日摂取目安量(100 ml)に機能性関与成分としてビフィズス菌 BB-12 (B. animalis) (以下、BB-12株)を10億個含む商品である。本商品と内容物が同一の当社商品は2017年から販売しており、重篤な健康被害は発生していないものの、十分な喫食実績はない。そこで、機能性関与成分であるBB-12株の喫食実績による食経験を評価した。
調査の結果、機能性関与成分であるBB-12株は、1985年から世界中の人たちに、ヨーグルトやサプリメントといった形状で摂取されていた。また、1日あたり9億から40億個以上含有している特定保健用食品も販売されており、日本国内でも幅広い年代層に摂取されているが、重篤な健康被害は発生していない。以上から、BB-12株は安全であると判断した。
本商品の機能性関与成分であるBB-12株は原料メーカーから入手しており、上述したBB-12株と同一である。また、本商品は今までBB-12株が摂取されてきた形状の1つであること、BB-12株の含量も既存の特定保健用食品と同等量であることから、当該商品の安全性にも問題がないものと判断した。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本品の製造施設であるカゴメ株式会社小牧工場ではFSSC22000の認証を取得しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



【標題】
ビフィズス菌 BB-12 (B. animalis) (以下、BB-12株)の整腸作用についての評価

【目的】
病気でない方を対象として、BB-12株を含む食品を摂ることが、BB-12株を含まない食品を摂った時や何も摂らなかった時と比較して、整腸作用を示すか否かを調べることを目的とした。

【背景】
BB-12株は、高い酸耐性能を持ちヨーグルト中でも高い生存率を示すこと、生きて腸まで届くことが確認されていることから、整腸作用をはじめとした機能性研究が盛んに行われているビフィズス菌である。この整腸作用について、出来るだけ多くの文献データベースを用いて文献を探索し、統計学的な手法を用いて検証することとした。

【レビュー対象とした研究の特性】
BB-12株の摂取が、対照食品の摂取と比較して整腸作用(便通改善作用および腸内環境改善作用)を示すかを検証した研究を、国内外の20のデータベースを使用して探索した。対象者は疾病に罹患していない方とし、BB-12株を含む食品の摂取が、BB-12株を含まない食品の摂取や何も摂取しない時と比較して、排便頻度(排便日数、排便回数)や、糞便中のビフィズス菌占有率、ビフィズス菌数、乳酸菌数、レシチナーゼ陽性クロストリジウム菌数に影響を与えるかを検証した。また、論文として報告されている研究の妥当性と信頼性を評価した。

【主な結果】
網羅的な文献調査によって抽出された8編の研究論文を用いて、統計学的な解析方法であるメタ分析を行ったところ、BB-12株の摂取は排便日数および排便回数を有意に増加させること、糞便中のビフィズス菌占有率を有意に上昇させること、糞便中のビフィズス菌数および乳酸菌数を有意に増加させることが明らかになった。またメタ分析を行えなかった糞便中のレシチナーゼ陽性クロストリジウム菌数も、定性的な評価からBB-12株の摂取で減少することが明らかになった。各試験でのBB-12株の摂取量及び摂取期間を踏まえ、1日に10億個のBB-12株を2週間摂取することで、健康な人の便通や腸内環境を改善することが考えられた。

【科学的根拠の質】
全体を通して、解析に使用した研究は概ね信頼できるものであった。複数の論文から得られた結果の違いは低~中程度であり、BB-12株摂取による整腸作用の情報の一貫性は項目によって異なるものの、総じて改善する方向への変化が認められた。但し本調査には、対象となった個々の研究論文において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない、また論文化されていない試験がある等の研究の限界もあった。

ビフィズス菌すっきりプレーン味(カゴメ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

カゴメ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品ビフィズス菌すっきりプレーン味のエビデンス



カゴメ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【ビフィズス菌すっきりプレーン味】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


この情報だけは確認することをおすすめします。

"ビフィズス菌すっきりプレーン味"の表示しようとする機能性


"ビフィズス菌すっきりプレーン味"の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)


"ビフィズス菌すっきりプレーン味"のエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
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カゴメ株式会社
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【届出番号】

F105


【届出日】

2020/05/22


【届出者名】

カゴメ株式会社
(2180001035109)
楽天市場
カゴメ株式会社


【商品名】

ビフィズス菌すっきりプレーン味


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
ビフィズス菌 BB-12 (B. animalis)
楽天市場
ビフィズス菌 BB-12 (B. animalis)

【表示しようとする機能性】

本品にはビフィズス菌BB-12(B. animalis)が含まれます。
ビフィズス菌BB-12(B. animalis)は、生きて腸まで届くことで腸内環境を改善し(善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌を増やし、悪玉菌を減らす)、便通を改善する機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常な成人の方で腸内環境を整え、お通じを改善したい方

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
今回届出を行う商品(以下、本商品)は、1日摂取目安量(100 ml)に機能性関与成分としてビフィズス菌 BB-12 (B. animalis) (以下、BB-12株)を10億個含む商品である。本商品と内容物が同一の当社商品は2017年から販売しており、重篤な健康被害は発生していないものの、十分な喫食実績はない。そこで、機能性関与成分であるBB-12株の喫食実績による食経験を評価した。
調査の結果、機能性関与成分であるBB-12株は、1985年から世界中の人たちに、ヨーグルトやサプリメントといった形状で摂取されていた。また、1日あたり9億から40億個以上含有している特定保健用食品も販売されており、日本国内でも幅広い年代層に摂取されているが、重篤な健康被害は発生していない。以上から、BB-12株は安全であると判断した。
本商品の機能性関与成分であるBB-12株は原料メーカーから入手しており、上述したBB-12株と同一である。また、本商品は今までBB-12株が摂取されてきた形状の1つであること、BB-12株の含量も既存の特定保健用食品と同等量であることから、当該商品の安全性にも問題がないものと判断した。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本品の製造施設であるカゴメ株式会社小牧工場ではFSSC22000の認証を取得しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



【標題】
ビフィズス菌 BB-12 (B. animalis) (以下、BB-12株)の整腸作用についての評価

【目的】
病気でない方を対象として、BB-12株を含む食品を摂ることが、BB-12株を含まない食品を摂った時や何も摂らなかった時と比較して、整腸作用を示すか否かを調べることを目的とした。

【背景】
BB-12株は、高い酸耐性能を持ちヨーグルト中でも高い生存率を示すこと、生きて腸まで届くことが確認されていることから、整腸作用をはじめとした機能性研究が盛んに行われているビフィズス菌である。この整腸作用について、出来るだけ多くの文献データベースを用いて文献を探索し、統計学的な手法を用いて検証することとした。

【レビュー対象とした研究の特性】
BB-12株の摂取が、対照食品の摂取と比較して整腸作用(便通改善作用および腸内環境改善作用)を示すかを検証した研究を、国内外の20のデータベースを使用して探索した。対象者は疾病に罹患していない方とし、BB-12株を含む食品の摂取が、BB-12株を含まない食品の摂取や何も摂取しない時と比較して、排便頻度(排便日数、排便回数)や、糞便中のビフィズス菌占有率、ビフィズス菌数、乳酸菌数、レシチナーゼ陽性クロストリジウム菌数に影響を与えるかを検証した。また、論文として報告されている研究の妥当性と信頼性を評価した。

【主な結果】
網羅的な文献調査によって抽出された8編の研究論文を用いて、統計学的な解析方法であるメタ分析を行ったところ、BB-12株の摂取は排便日数および排便回数を有意に増加させること、糞便中のビフィズス菌占有率を有意に上昇させること、糞便中のビフィズス菌数および乳酸菌数を有意に増加させることが明らかになった。またメタ分析を行えなかった糞便中のレシチナーゼ陽性クロストリジウム菌数も、定性的な評価からBB-12株の摂取で減少することが明らかになった。各試験でのBB-12株の摂取量及び摂取期間を踏まえ、1日に10億個のBB-12株を2週間摂取することで、健康な人の便通や腸内環境を改善することが考えられた。

【科学的根拠の質】
全体を通して、解析に使用した研究は概ね信頼できるものであった。複数の論文から得られた結果の違いは低~中程度であり、BB-12株摂取による整腸作用の情報の一貫性は項目によって異なるものの、総じて改善する方向への変化が認められた。但し本調査には、対象となった個々の研究論文において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない、また論文化されていない試験がある等の研究の限界もあった。