花王株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品リファイン 脳キレイのエビデンス(科学的根拠) |
花王株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【リファイン 脳キレイ】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
| 千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 花王株式会社 |
| 【届出番号】 |
| F675 |
【届出日】 |
| 2020/12/02 |
【届出者名】 |
| 花王株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
| リファイン 脳キレイ |
【食品の区分】 |
| 加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
| コーヒー豆由来クロロゲン酸類 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
| 本品にはコーヒー豆由来クロロゲン酸類が含まれます。 コーヒー豆由来クロロゲン酸類には、睡眠の質(夜中の中途覚醒時間を減らす・起きた時の疲労感を減らす)を高める機能と、加齢によって衰える認知機能の一部である、実行機能(状況に応じて適切に注意を切り替える力)、認知機能速度(複雑な視知覚情報を認識し、応答し、運動協調する力)をサポートすることが報告されています。 |
| Tweet |
【想定する主な対象者】 |
| 健常成人、健常な中高年 |
【安全性の評価方法】 |
| 既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。 既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
| 本品は、一日摂取目安量当たり機能性関与成分コーヒー豆由来クロロゲン酸類を300 mg含む、安全性の確認されている賦形剤や酸味料などを添加した加工食品である。 本品の機能性関与成分コーヒー豆由来クロロゲン酸類の安全性について、食品安全委員会が2009 年8 月に通知した特定保健用食品評価書「ヘルシアコーヒー 無糖ブラック」、「ヘルシアコーヒー マイルドミルク」により評価が行われている。 当該評価書によると、コーヒー豆由来クロロゲン酸類には十分な食経験があり、安全性試験等の結果からも安全性に問題はないと判断した旨が記載されている。 |
【摂取する上での注意事項】 |
| 多量に摂取することにより、より健康が増進するものではありません。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
| 本品は、イーエスフーズ株式会社 浜松工場にて、公益財団法人日本健康・栄養食品協会から受けたGMP(認定番号24716)の規定に準拠した衛生管理、品質管理に基づき、製造されます。製造工程のうち、スティックの包装工程は、上記のイーエスフーズ株式会社 浜松工場に加え、大場紙器印刷株式会社 鹿島事業所、大場紙器工業株式会社 行方工場、株式会社トーショー 本社にて行われます。なお、スティックの包装工程では、製品の衛生状態は変化しません。大場紙器印刷、大場紙器工業、トーショーでは、「確認表Ⅰ(衛生管理)」に定められた衛生管理、専門業者よる防虫管理と指導による衛生保持及び、「確認表Ⅲ(品質保証体制)」に基づく規格外の製品流通を防止する製造を行います。 |
【機能性の評価方法】 |
| 最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
| 1.「コーヒー豆由来クロロゲン酸類には、睡眠の質(夜中の中途覚醒時間を減らす・起きた時の疲労感を減らす)を高める機能が報告されています。」の機能性に関する評価 (ア)標題 機能性関与成分「コーヒー豆由来クロロゲン酸類」が睡眠の質に与える影響の定性的研究レビュー (イ)目的 疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)に、コーヒ豆由来クロロゲン酸類を経口摂取させると、プラセボ(コーヒー豆由来クロロゲン酸類を含有しない)の経口摂取と比較して、睡眠の質が高まるか検証した。 (ウ)背景 コーヒー豆由来クロロゲン酸類の経口摂取が睡眠の質に与える影響を検証するため、定性的研究レビューを実施した。 (エ)レビュー対象とした研究の特性 2019年12月17日に3つのデータベースの開設時から検索日までの情報を対象とし、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の経口摂取と、プラセボ(コーヒー豆由来クロロゲン酸類を含有しない)の経口摂取を比較した試験を検索した。検索の結果、2報の文献を採用した。採用文献2報は、疾病に罹患していない者を対象とし、コーヒー豆由来クロロゲン酸類を含有する食品、またはプラセボ(コーヒー豆由来クロロゲン酸類を含有しない)食品を摂取させ、睡眠の質を評価するランダム化比較試験(※)であった。文献はいずれも査読付き論文であった。 (オ)主な結果 採用文献2報のうち1報では、コーヒー豆由来クロロゲン酸類243 mg/日の14日間摂取により、睡眠の質の評価指標である睡眠中の中途覚醒時間と睡眠の効率、および起床時の疲労感と睡眠の質の主観的評価が有意に改善していた。もう1報では、コーヒー豆由来クロロゲン酸類511.8 mg/日の5日間摂取により、睡眠の質の評価指標である入眠潜時(入眠するまでの時間)が有意に短縮していた。2報はいずれもコーヒー豆由来クロロゲン酸類の睡眠の質を改善する効果について肯定的な結果であり、かつプラセボとの有意な群間差が認められたことから、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の睡眠の質改善効果は科学的根拠を有すると考えられた。 (カ)科学的根拠の質 出版バイアスは否定できず、不精確も疑いありと評価されたが、バイアスリスク、非直接性、非一貫性は低かったことから、科学的根拠の質は担保されていると考えられる。採用文献2報いずれも疾病に罹患していない者を対象とした試験であり、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の睡眠の質改善効果に対する肯定的な結果が得られていることから、コーヒー豆由来クロロゲン酸類は疾病に罹患していない者において、睡眠の質を高める機能性を持つと考えられる。 2.「コーヒー豆由来クロロゲン酸類には、加齢によって衰える認知機能の一部である、実行機能(状況に応じて適切に注意を切り替える力)、認知機能速度(複雑な視知覚情報を認識し、応答し、運動協調する力)をサポートすることが報告されています。」の機能性に関する評価 (ア)標題 機能性関与成分「コーヒー豆由来クロロゲン酸類」が認知機能に与える影響の定性的研究レビュー (イ)目的 疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)に、コーヒー豆由来クロロゲン酸類を継続摂取させると、プラセボ(コーヒー豆由来クロロゲン酸類を含有しない)の継続摂取または摂取前と比較して、認知機能が改善するか検証した。 (ウ)背景 コーヒー豆由来クロロゲン酸類の継続摂取が認知機能に与える影響を検証するため、定性的研究レビューを実施した。 (エ)レビュー対象とした研究の特性 2019年12月17日に3つのデータベースの開設時から検索日までの情報を対象とし、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の継続摂取と、プラセボ(コーヒー豆由来クロロゲン酸類を含有しない)の継続摂取または摂取前を比較した試験を検索した。検索の結果、2報の文献を採用した。採用文献のうち1報は、疾病に罹患していない者を対象とし、コーヒー豆由来クロロゲン酸類を含有する食品、またはプラセボ(コーヒー豆由来クロロゲン酸類を含有しない)食品を摂取させ、認知機能を評価するランダム化比較試験であった。もう1報は、コーヒー豆由来クロロゲン酸類を含有する食品を摂取させ、摂取前と認知機能を比較する非ランダム化比較試験であった。文献はいずれも査読付き論文であった。 (オ)主な結果 採用文献2報のうちランダム化比較試験である1報では、コーヒー豆由来クロロゲン酸類300 mg/日の16週間継続摂取により、認知機能の一部である実行機能と認知機能速度、運動速度がプラセボに比較して有意に改善していた。もう1報では、コーヒー豆由来クロロゲン酸類259 mg/日の6ヶ月間摂取により、認知機能の一部である実行機能、運動速度、総合記憶力、言語記憶力、総合注意力、認知柔軟性が摂取前に比較して有意に改善していた。2報はいずれもコーヒー豆由来クロロゲン酸類の認知機能を改善する効果について肯定的な結果であり、かつランダム化比較試験においてプラセボとの有意な群間差が認められたことから、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の認知機能改善効果は科学的根拠を有すると考えられた。 (カ)科学的根拠の質 採用文献中、ランダム化比較試験は1報のみであったが、バイアスリスク、非直接性、不精確性、非一貫性、出版バイアスはいずれも低かったことから、科学的根拠の質は担保されていると考えられる。採用文献2報いずれも疾病に罹患していない者を対象とした試験であり、コーヒー豆由来クロロゲン酸類の認知機能改善効果に対する肯定的な結果が得られていることから、コーヒー豆由来クロロゲン酸類は疾病に罹患していない者において、認知機能の一部である実行機能と認知機能速度をサポートする機能性を持つと考えられる。 ※ランダム化比較試験:評価の偏りを避けて客観的に効果を評価できる試験方法で、信頼性の高い結果が得られるとされている試験方法。 |
消費者庁に届出られた機能性表示食品のあれこれ。表示する機能性(効果)・エビデンス・主な対象者・機能性関与成分名・安全性に関する評価・製造品質管理情報・摂取する際の注意事項。
人気の投稿
2021年1月16日土曜日
リファイン脳キレイ(花王株式会社)の口コミ・効果・評判のエビデンス:機能性表示食品
イヌリンのめぐり(日本フーズケミカル株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
日本フーズケミカル株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品イヌリンのめぐりのエビデンス(科学的根拠) |
日本フーズケミカル株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【イヌリンのめぐり】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
| 千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 日本フーズケミカル株式会社 |
| 【届出番号】 |
| F674 |
【届出日】 |
| 2020/12/01 |
【届出者名】 |
| 日本フーズケミカル株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
| イヌリンのめぐり |
【食品の区分】 |
| 加工食品(その他) |
【機能性関与成分名】 |
| イヌリン クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
| 本品にはイヌリンが含まれています。 イヌリンは食後の血糖値の上昇をゆるやかにすることが報告されています。 さらにイヌリンは善玉菌として知られているビフィズス菌を増やすことで、おなかの調子を整えることが報告されています。 本品は食後の血糖値が気になる方、おなかの調子を整えたい方に適した食品です。 |
| Tweet |
【想定する主な対象者】 |
| 健康な成人男女(妊産婦、授乳婦を除く。) |
【安全性の評価方法】 |
| 既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
| 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報によると、本機能性関与成分イヌリンは一般的には、短期間、適切に用いれば安全性が示唆されている(8~14 g/日を8週間までは安全とされている)。いくつかの臨床試験からイヌリンの摂取後、腸内ガスの滞留や不快感等が起きることは知られているが、その症状は容量が30gを超えるとさらに多くなるとも報告されている。しかしイヌリンの摂取量70、90gを5日間摂取させた場合でも鼓張はあったものの重大な副作用は報告されていないとされている。 イヌリン摂取によるアレルギー反応に関して、アナフィラキシー症状の発症が数例報告されているが、製品中に含まれる乳などのタンパク質が関連すると示唆されている。 また医薬品との相互作用については、国立研究開発法人 国立健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報において、本機能性関与成分であるイヌリンは食事由来のカルシウム吸収の増加が考えられるが、体内のカルシウムのイオン化、副甲状腺ホルモン濃度、カルシウム排泄に影響しないと考えられているとの記述がある。 以上の評価より、当該製品を1日目安量摂取した場合、人の健康を害するおそれはないと判断できる。 |
【摂取する上での注意事項】 |
| 本品は多量摂取により、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなる可能性があります。1日の目安量を守ってお召し上がりください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
| 本品は、次の製造工場にて生産・製造及び品質管理を行っている。太陽エフディ株式会社 GMP:認証取得 (公益財団法人 日本健康・栄養食品協会)株式会社ナルミヤ GMP:認証取得 (公益財団法人 日本健康・栄養食品協会) |
【機能性の評価方法】 |
| 最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
| 食後の血糖値の上昇をゆるやかにすることについて ① 標題 イヌリンの経口摂取による血糖値への影響についての研究レビュー。 ② 目的 健常者におけるイヌリンの経口摂取による血糖値への影響を検討した。 ③ 背景 イヌリンは以前よりヒトにおける血糖値低下作用についての報告は各々なされていた。しかし体系的に評価された報告は少ない。本研究レビューでは健常人におけるイヌリンの経口摂取が血糖値に与える影響するについて検討した。 ④ 研究レビュー対象とした研究の特性 文献検索は代表的データベースである医中誌Web、JDreamⅢ、ProQuest、EBSCOhost、Web of Science Core Collectionを用い行った。適格基準として対象を成人健常者(妊産婦、授乳婦を除く)とし、イヌリンの経口摂取とプラセボ摂取とを比較した、血糖値を評価した臨床試験を検索した。採用された論文についてはバイアスリスク等を評価し、総合的に機能性の根拠となるかを検証した。 ⑤ 主な結果 文献検索により抽出された62報ともとより持っていた1報を合わせた63報において、除外基準による選抜および研究の質を評価した。その結果定性評価できる研究論文は3報であった。この3報(4研究)はすべて食後血糖値の上昇曲線下面積(0-120分間)で血糖値を評価していた。研究のうちの1つは1日16gのイヌリンを2週間摂取することで上昇曲線下面積が有意に低下し、他3つの研究はイヌリン5.2、5.6、13gの単回摂取により有意に低下していた。本研究レビューにより、一日5.2~16gのイヌリンの経口摂取は、血糖値のパラメーターである食後血糖値の上昇曲線下面積を有意に低下させた。 ⑥ 科学的根拠の質 本研究レビューの限界として、国内外の複数の文献データベースを使用したが、既に臨床試験が終わっているものの論文化されていない研究が存在する可能性を排除できない。また、英語と日本語以外の情報は今回のレビューで除外したため、本レビューには出版バイアスが含まれる可能性が考えられる。 おなかの調子を整えることについて ① 標題 イヌリンの経口摂取による整腸機能への影響についての研究レビュー。 ② 目的 健常者におけるイヌリンの経口摂取による整腸作用への影響を検討した。 ③ 背景 イヌリンは以前よりヒトにおける整腸効果についての報告は各々なされていた。しかし体系的に評価された報告は少ない。本研究レビューでは健常人におけるイヌリンの経口摂取が整腸機能に与える影響するについて検討した。 ④ レビュー対象とした研究の特性 データベースは、医中誌Web、JDreamⅢ、ProQuest (Medline)、EBSCOhost、Web of Science Core Collectionを用い日本語と英語の論文を検索した。対象とした被験者は妊産婦や授乳婦を除く健康な成人男女であり、介入はイヌリンの経口摂取とした。ただ摂取する剤形は限定をしていない。評価は整腸機能にまつわるパラメーターとし、研究デザインはプラセボ対照の臨床試験とした。 ⑤ 主な結果 文献検索により40報の文献が抽出され、除外基準による選抜および研究の質を評価した結果、定性評価できる研究論文は7報であった。今回の研究レビューでエビデンスの強かった糞便中のビフィズス菌数において、評価した5報中4報では一日のイヌリン量4.5~13.5gを14日間以上の摂取で有用であった。残り1報はイヌリン9.95gの摂取であったが、期間が7日間と短かったため効果が観察されなかったと考えられる。 ⑥ 科学的根拠の質 本研究レビューの限界として、国内外の複数の文献データベースを使用したが、既に臨床試験が終わっているものの論文化されていない研究が存在する可能性を排除できない。また、英語と日本語以外の情報は今回のレビューで除外したため、本レビューには出版バイアスが含まれる可能性が考えられる。 |
食物せんいをプラスした爽健食パン(株式会社ミールケア)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社ミールケアが消費者庁に届出た機能性表示食品食物せんいをプラスした爽健食パンのエビデンス(科学的根拠) |
株式会社ミールケアが消費者庁に届出た機能性表示食品【食物せんいをプラスした爽健食パン】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
| 千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社ミールケア |
| 【届出番号】 |
| F673 |
【届出日】 |
| 2020/12/01 |
【届出者名】 |
| 株式会社ミールケア クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
| 食物せんいをプラスした爽健食パン |
【食品の区分】 |
| 加工食品(その他) |
【機能性関与成分名】 |
| 難消化性デキストリン(食物繊維) クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
| 本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。 難消化デキストリンには、食事から摂取した脂肪や糖の吸収を抑えて、食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇を抑える機能があることが報告されています。 |
| Tweet |
【想定する主な対象者】 |
| 食後の糖や脂肪の吸収による血糖値や血中中性脂肪の上昇が気になる健常者 |
【安全性の評価方法】 |
| 既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
| 当該製品の機能性関与成分である難消化性デキストリンは、とうもろこしでん粉由来の水溶性食物繊維であり、すでに国内において多くの加工食品に利用され販売されています。特に特定保健用食品の関与成分として多くの使用実績があり、2020年6月19日現在で387品目が認可されています。認可品目は、清涼飲料水、パン、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、米飯、豆腐など多岐にわたります。 アメリカ食品衛生局(FDA)によるGenerally Recognized As Safe(GRAS)において、1日の摂取量の上限値を明確に定める必要がないほど、安全な食品素材であると認められている他、過去の安全性を調べたヒト試験では、難消化性デキストリンを1日3回毎食前に10gを16週間にわたり摂取した結果、血圧などの生理学的検査値は変化を認めず、またその他の臨床検査値、特に血清タンパク質およびCa(カルシウム)、Mg(マグネシウム)、Fe(鉄)などのミネラル濃度について、難消化性デキストリン摂取が原因となる変化は認められなかったと報告されています。さらに、試験期間中、下痢などの消化器症状をはじめ、とくに問題となる症状はみられず、安全であると報告されています。 以上のことから、当該製品における難消化性デキストリンの1日当たり摂取目安量5gの摂取は安全性に問題がないと判断しました。 |
【摂取する上での注意事項】 |
| 本品は多量摂取により、より健康が増進するものではありません。食べすぎ、あるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。1日摂取目安量を超えての摂取はお控えください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
| GMP,HACCP,ISO 22000,FSSC 22000の認証は取得していないが、株式会社ミールケアの製造工程表に則って製造および品質管理を実施している。 |
【機能性の評価方法】 |
| 最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
| 本製品における機能性評価を、以下のとおり行いました。 【標題】 食事から摂取した脂肪や糖の吸収を抑えて、食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇を抑える機能についての検証 【目的】 難消化性デキストリンを配合した食品を食事として摂取した場合において、以下の2つの効果について検証することを目的としました。 ①食事から摂取した糖の吸収を抑えて、食後の血糖値の上昇を抑える効果 ②食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて、食後の血中中性脂肪の上昇を抑える効果 【背景】 近年、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、メタボリックシンドロームをはじめとする生活習慣病罹患者が増加しています。中でも、糖尿病患者の増加は、医療費の増大など超高齢社会を迎えた我が国において極めて深刻な問題となっています。また、脂質異常症の1つとして食後に血中中性脂肪値の高い状態が長時間継続する食後高脂血症が、動脈硬化や冠動脈疾患の発症を早めるリスク因子であることがわかり、日常の血糖値や血中中性脂肪の数値管理は、これらの疾病予防につながると考えられます。 難消化性デキストリンは食事の糖や脂肪の吸収を抑えて、食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇を抑制する効果があることが報告されており、難消化性デキストリンをあらかじめ配合した食品を提供することで、利用者が手軽に健康を維持するのに寄与できるものと考えました。そこで、国内外の研究報告から難消化性デキストリンを含まない食品との比較を行った文献を広く収集精査し、食後の血糖値と血中中性脂肪の上昇を抑制する効果について検証しました。 ①食事から摂取した糖の吸収を抑えて、食後の血糖値の上昇を抑える効果 【レビュー対象とした研究の特性】 20歳以上の健常者(男女)を対象に難消化性デキストリンを用いて食後血糖値の上昇抑制作用について調査した研究報告のうち、ランダム化比較試験(データに偏りが生じないように評価することを目的とした試験方法)を行っている43報の文献を選び、以下の3つの評価項目「食後血糖値30分」、「食後血糖値60分」、「食後血糖値の濃度曲線下面積(0-120分)」より、食後の血糖値の上昇抑制効果を評価しました。 【主な結果】 統計解析の結果、全ての評価項目において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群が有意に食後血糖値を低下させることが認められました。さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)摂取量の中央値は5 gでした。よって、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを食事と合わせて摂取することで食後血糖値の上昇を抑制する作用が期待できることが示されました。 【科学的根拠の質】 採用された文献43報について研究の偏りのリスク、結果の精確性や一貫性などの研究の質を総合的に評価した結果、科学的根拠の質は高いと判断しました。公表バイアス(否定的な結果が出た研究は肯定的な結果が出た研究に比べて公表されにくいという偏りのこと)については、未公表の論文があったとしても、その影響は小さいと判断しています。ただ、今後の研究によっては、今回の結果が変わる可能性もあるため、継続した調査が必要であると考えられます。また、食事療法だけでなく、運動療法、その他生活習慣などとの交絡因子の影響について、継続した研究が必要と考えられます。 ②食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて、食後の血中中性脂肪の上昇を抑える機能について 【レビュー対象とした研究の特性】 空腹時血中中性脂肪値が200mg/dL未満の成人男女を対象に難消化性デキストリンを用いて食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用について調査した研究報告のうち、ランダム化比較試験(データに偏りが生じないように評価することを目的とした試験方法)を行っている9報の文献を選び、以下の4つの評価項目「食後血中中性脂肪値(2,3,4時間)」および「血中濃度曲線下面積(0-6時間)」の実測値および変化量より、食後の血中中性脂肪の上昇抑制効果を評価しました。 【主な結果】 統計解析の結果、全ての評価項目において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群が有意に食後血中中性脂肪値を低下させることが認められました。難消化性デキストリン(食物繊維として)5gを食事と合わせて摂取することにより、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する作用が期待できることが示されました。 【科学的根拠の質】 採用された文献9報について、研究の偏りのリスク、結果の精確性や一貫性などの研究の質を総合的に評価した結果、科学的根拠の質は高いと判断しました。公表バイアス(否定的な結果が出た研究は肯定的な結果が出た研究に比べて公表されにくいという偏りのこと)については、未公表の論文があったとしても、その影響は小さいと判断しています。ただ、今後の研究によっては、今回の結果が変わる可能性もあるため、継続した調査が必要であると考えられます。また、食事療法だけでなく、運動療法、その他生活習慣などとの交絡因子の影響について、継続した研究が必要と考えられます。 |
健視計画(株式会社三協)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社三協が消費者庁に届出た機能性表示食品健視計画のエビデンス(科学的根拠) |
株式会社三協が消費者庁に届出た機能性表示食品【健視計画】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
| 千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社三協 |
| 【届出番号】 |
| F672 |
【届出日】 |
| 2020/11/30 |
【届出者名】 |
| 株式会社三協 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
| 健視計画 |
【食品の区分】 |
| 加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
| デルフィニジン3,5‐ジグルコシド クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
| 本品にはデルフィニジン 3,5-ジグルコシドが含まれます。 デルフィニジン 3,5-ジグルコシドには、スマートフォンやパソコンなどの作業を日常的に行う健康な人の低下しがちな目の潤いをサポートし、目の一時的な疲労感や不快感を軽減する機能が報告されています。 |
| Tweet |
【想定する主な対象者】 |
| スマートフォンやパソコン、TVゲームなどのVDT作業の多い健常成人 |
【安全性の評価方法】 |
| 既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
| 1. 食経験 本品の食経験はありません。 2.既存情報による安全性の評価 本品の原材料になる機能性関与成分である「デルフィニジン3,5-ジグルコシド」を含むマキベリー抽出物と全く同じ製法、製造場所、抽出溶媒、マキベリーの品種で製造されたデルフィニジン3,5-ジグルコシド含有量が同等のマキベリー抽出物(マキベリーエキス,マキベリーエキス-P35)について、5種類の安全性試験が報告されており,いずれの試験結果からも異常は認められませんでした。特に、ヒト試験について、5倍量(デルフィニジン3,5-ジグルコシドとして20 mg/日)摂取しても安全性上の問題となる事象は認められませんでした。これらの安全性試験に使用された抽出物は本品に使用された抽出物と同様に,デルフィニジン3,5-ジグルコシドを6.7%程度含有する抽出物でした。以上,既存情報による安全性試験結果の評価により,十分な安全性を確認していると判断しました。 3. 医薬品との相互作用 「独立行政法人国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報」データベースにて調べましたが、医薬品との相互作用に関する記載がありませんでした。 4. まとめ 以上より,機能性関与成分「デルフィニジン3,5-ジグルコシド」を配合した本品は,一日当たりの摂取目安量を守って適切に使用すれば安全性に懸念はないと考えられます。 |
【摂取する上での注意事項】 |
| 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。食物アレルギーのある方は、原材料名をご確認の上ご使用をお決めください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
| ・公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMP取得の株式会社三協日の出工場にて、GMPの取組みに基づく製造、品質管理を行っている。 ・公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMP取得の株式会社三協大渕工場にて、GMPの取組みに基づく製造、品質管理を行っている。 |
【機能性の評価方法】 |
| 最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
| 1. 標題 デルフィニジン3,5-ジグルコシド(機能性関与成分)の摂取が目の渇きや疲れに及ぼす影響の評価 2. 目的 健常成人において,機能性関与成分を摂取すると,対照食摂取時と比較して目の潤いや目の疲労感の改善に役立つか検証することを目的とした。 3. 背景 目の疲れや渇きに伴う作業性の低下は深刻な問題である。その予防には定期的に休息をとることが効果的であるが,多くの人が生活の中に無理なく休息を取り入れることは困難である。そこで,本品のように食品として目の疲れや渇きを改善することができれば,多くの人がライフスタイルを変えることなく予防することができると考えた。涙液分泌作用をもつ機能性関与成分の摂取が目の疲れや渇きを向上するという報告があるが,被験者を健常成人に絞って総合的に評価した報告はなかったため,レビューを実施した。 4. レビュー対象とした研究の特性 2018年までに公開された英語及び日本語の研究を対象とし,原料メーカー社員2名が独立して検索を行った。対象とする研究は,健常成人が被験者であること,比較対照として機能性関与成分を含まない対照食を摂取させていること,目の疲れや渇きに影響を及ぼすことが容易に想像できる評価項目が測定されていることを条件とし,研究デザインは信頼性が高いヒト試験であることを条件とした。その結果,1研究を評価対象とした。 5. 主な結果 採用した2研究が肯定的な結果であり,機能性関与成分(デルフィニジン3,5-ジグルコシド4.0 mg/日)を4週間摂取することでVDT作業前の涙液分泌およびVDT作業後の自覚症状 [目の疲れ,肩のこりおよび目がごろごろする(異物感)] が有意に改善した。よって,機能性関与成分をそれぞれ1日あたり4.0 mg摂取することは,健常成人男女における目の渇きや疲れに役立つ効果が期待できると判断した。 6. 科学的根拠の質 評価対象とした研究は全て,信頼性が高いヒト試験であった。評価項目はよく知られた手法を用いており,結果に一貫性がみられた。しかしながら,研究数が少ないことから,出版バイアス(否定的な研究は公開されにくいことによる情報の偏り)の有無,サンプルサイズ及び期間など様々な観点から本研究レビューの信頼性に完全に問題がないとは言い切れない。よって,今後更なる有効性・安全性の検証が必要である。 |
高純度水溶性食物繊維イヌリン(株式会社燦樹)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社燦樹が消費者庁に届出た機能性表示食品高純度 水溶性食物繊維 イヌリンのエビデンス(科学的根拠) |
株式会社燦樹が消費者庁に届出た機能性表示食品【高純度 水溶性食物繊維 イヌリン】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
| 千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社燦樹 |
| 【届出番号】 |
| F671 |
【届出日】 |
| 2020/11/30 |
【届出者名】 |
| 株式会社燦樹 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
| 高純度 水溶性食物繊維 イヌリン |
【食品の区分】 |
| 加工食品(その他) |
【機能性関与成分名】 |
| イヌリン クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
| 本品にはイヌリンが含まれています。 イヌリンは食後の血糖値の上昇をゆるやかにすることが報告されています。 また、イヌリンは血中中性脂肪を下げることが報告されています。 さらに、イヌリンは善玉菌として知られているビフィズス菌を増やし、腸内フローラを整えることでお通じを改善しおなかの調子を整えることが報告されています。 |
| Tweet |
【想定する主な対象者】 |
| 健常成人 |
【安全性の評価方法】 |
| 既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
| ①既存情報を用いた安全性試験の評価 国立健康・栄養研究所等のデータベースでイヌリンの8~14 g/日及び40 g/日までの摂取は問題ないと評価されている。さらに、いくつかの臨床試験から総合して、70 g/日までのイヌリン摂取においても問題がないと評価されている。このことから、当該製品を一日摂取目安量摂取した場合、人の健康を害するおそれはないと判断できる。 ②イヌリンのアレルギーに関する評価 国立健康・栄養研究所等のデータベースでイヌリンのアレルギー性に関する記載があり、イヌリン製品中に残存する原料由来のタンパク質の関与が示唆されているが、当該製品の原料であるイヌリン(製品名:Fuji FF)は、アレルゲンフリーである砂糖から製造しており、製造工程中にアレルゲンになるような原料は使用していないことから、当該製品では報告されているようなアレルギー反応は起こらないと判断できる。 ③医薬品との相互作用に関する評価 国立健康・栄養研究所のデータベースにおいて、イヌリン摂取によってカルシウムの吸収が促進されることを示唆している。カルシウムは、保険適応となる薬剤などがあり、厚生労働省の食事摂取基準で耐用上限量が定められている。このことから、イヌリンの摂取によりカルシウムの吸収が促進されることで、カルシウムの過剰摂取につながる可能性を検討したが、耐容上限量を上回るカルシウムの吸収量増加は起こらないと考えられる。 |
【摂取する上での注意事項】 |
| 摂り過ぎ、あるいは体質・体調により、お腹がゆるくなる可能性があるので一日摂取目安量を守って下さい。 下部の賞味期限は未開封の状態で保存した場合の期限になります。 開封後はお早めにご使用ください。 原料由来の褐色・茶褐色の粉が入ることがあります。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
| 株式会社燐樹では、衛生・品質管理基準書を作成し、それに基づいて管理、記録を行っている。 |
【機能性の評価方法】 |
| 最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
| 【イヌリンの整腸作用について】 ①標題 イヌリンの整腸作用に関する研究レビュー(定性評価ならびにメタアナリシス) ②目的 イヌリンを含む食品を健康成人が摂取することにより、ビフィズス菌を増やし、腸内フローラを整え、排便回数、排便量を増やすことで排便習慣を良好にする整腸作用を有するかについて明らかにすることを目的とした。 ③背景 イヌリン摂取によるビフィズス菌増加作用ならびに排便習慣改善作用は多くの研究で検討されている。しかし、それらを総体的に評価した研究レビューは行われていない。 ④レビュー対象とした研究の特性 健康成人(妊産婦、授乳婦は除く。便通回数の少ない者は含む)が、イヌリンを含む食品を摂取した時の糞便中ビフィズス菌数、排便回数および排便量について、プラセボ食品を摂取した時と比較した研究文献を網羅的に集めた。日本語および英語文献データベースを用いて、2019年1月22日に対象期間を設定せず文献を検索した。データベースから得た文献の内容を精査し、対象となる文献18報が抽出された。それぞれの研究結果をアウトカム別に統合し、定性的ならびにメタアナリシスにて評価した。 ⑤主な結果 「糞便中ビフィズス菌数」に関する定性評価では13報中9報で有意な増加を認め、肯定的な試験数が否定的な試験数を上回っていた。8報を対象としてメタアナリシスを行ったところ、有意に増加することが示された。「排便回数」を検討した11報の結果を統合したところ、イヌリンを含む食品の摂取により有意な増加が認められた。「排便量」を検討した8報の結果を統合したところ、イヌリンを含む食品の摂取により有意な増加が認められた。 ⑥科学的根拠の質 抽出された論文を、「Minds 診療ガイドライン作成マニュアル」に従い文献の質を確認したところ、割り付けの隠蔵についての記載がない、男性または女性に限定した試験など認めたが、大きな問題は認めず、バイアスリスクは低く、科学的根拠の質は確保されていると評価した。本研究レビューの結果から、イヌリンの腸内フローラならびに排便習慣の改善作用には科学的根拠があると判断した。 【イヌリンの血中中性脂肪を下げる機能について】 ①標題 イヌリンの血中中性脂肪低下作用に関する研究レビュー(定性的レビュー) ②目的 「イヌリンを含む食品を、疾病に罹患していない者または血中中性脂肪値がやや高めの者が摂取することにより、血中中性脂肪値を下げるか」を明らかにすることを目的とした。 ③背景 イヌリンは自然界に広く分布しており、穀物、野菜、果物などに多く含まれることが知られている。イヌリンの生理機能性に関しては、様々な報告があり、血中中性脂肪低下作用についても多数、論文化されている。研究成果全体をまとめたレビューに関しては、イヌリンの血中中性脂肪低下作用について、15報の文献を対象にメタ解析が実施され、血中中性脂肪値の有意な減少が報告されている(Brighenti F., J Nutr. 2007 Nov;137(11 Suppl):2552S-2556S)。しかしながら、このメタ解析では疾病に罹患している者を対象とした試験などが含まれており、機能性を表示するための研究レビューとしては適格ではないと判断し、新たに研究レビューを実施した。 ④レビュー対象とした研究の特性 『PubMed』『CENTRAL』『医中誌』をデータベースとして用い文献検索を2017年2月に実施した。検索対象期間は制限せず、言語は英語および日本語とし、対象集団は疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)または血中中性脂肪値がやや高め(血中中性脂肪値150~199 mg/dL)の者とし、イヌリンを含む食品の摂取による血中中性脂肪値の変化を検討した介入試験を対象にして、研究レビューを実施した。加えて正常血中中性脂肪値を示す被験者のみを対象に試験を実施した文献を別途定性評価した。なお、成人の基準が国によって異なるため、成人か未成年者の判断は実施国における成人の基準に則ることとし、採用の可否を判断した。 ⑤主な結果 抽出された6報の文献を用いて定性的レビューを行った結果、6報中4報の論文が肯定的であった。その際のイヌリン摂取量は8.1~17.6 g/日であった。また正常な血中中性脂肪値を示す被験者のみを対象とした文献は6報中4報で、そのうち2報で有意な血中中性脂肪低下作用を示したが、その他の2報では血中中性脂肪値の低下は認められなかった。更に、低下作用の認められた2報の論文においても、その低下度は小さく、正常範囲内に維持されていた。このことより、正常血中中性脂肪値を示す者がイヌリンを摂食した場合、血中中性脂肪値は正常範囲内に維持されるものと判断された。 ⑥科学的根拠の質 研究デザインの質を評価したところ、6報中4報は研究の質が最も高いレベル(バイアスリスクが低い)と判断した。研究の限界に関して、評価した6文献はいずれも外国人を対象としていることから、日本人への外挿性が懸念されたが、日本人の糖尿病患者を対象にイヌリンを摂取させた試験においても、本研究レビュー結果とほぼ同様な結果が認められることより、日本人への外挿性については問題ないと考えられた。これらのことから、本研究レビューの科学的根拠の質は確保されていると判断した。以上、本研究レビューの結果から、イヌリンの血中中性脂肪低下作用には科学的根拠があると判断した。 【イヌリンの食後血糖の上昇を抑える機能について】 ①標題 イヌリンの食後血糖値上昇抑制作用に関する研究レビュー(定性的レビュー) ②目的 「イヌリンを含む食品を、疾病に罹患していない者または空腹時血糖値が境界型の者が摂取することにより、食後血糖値の上昇をゆるやかにするか」を明らかにすることを目的とした。 ③背景 イヌリンは自然界に広く分布しており、穀物、野菜、果物などに多く含まれることが知られている。イヌリンの生理機能性に関しては、様々な報告があり、単回経口摂取による食後血糖値の上昇抑制作用についても多数、論文化されている。しかしながら、イヌリンの当該効果に関するシステマティックレビューの報告は確認できなかった。そこで、今回「イヌリンを含む食品を疾病に罹患していない者または空腹時血糖値が境界型の者が単回経口摂取することにより食後血糖値の上昇をゆるやかにするか」を明らかにすることを目的とした研究レビューを実施した。 ④レビュー対象とした研究の特性 『PubMed』『CENTRAL』『医中誌』をデータベースとして用い文献検索を2017年1月に実施した。検索対象期間は制限せず、言語は英語および日本語とし、対象集団は疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)または空腹時血糖値が境界型(空腹時血糖値110~125 mg/dL)の者とし、イヌリンを含む食品の単回経口摂取による食後血糖値の上昇抑制作用を検討した介入試験を対象にして、研究レビューを実施した。 ⑤主な結果 抽出された3報の文献を用いて定性的レビューを行った結果、すべての論文が肯定的であった。その際のイヌリン摂取量は5.2~10.8 gであった。また、これら3報は正常血糖値者を対象とした試験で、上記食後血糖上昇抑制効果は正常血糖値範囲内であったことより、血糖値正常者がイヌリンを摂取した場合には血糖値は正常範囲内に維持されるものと考えられる。 ⑥科学的根拠の質 研究デザインの質を評価したところ、3報全てが研究の質が最も高いレベル(バイアスリスクが低い)と判断した。研究の限界に関しては、評価した3報のいずれも小規模の試験であることや出版バイアスなどについて研究の限界が考えられるものの、その他の要因を含め、重大な影響ではないと判断した。これらのことから、本研究レビューの科学的根拠の質は確保されていると判断した。以上、本研究レビューの結果から、イヌリンの食後血糖値上昇抑制作用には科学的根拠があると判断した。 |
チョウ・素肌マネージメント(キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品CHOU・素肌マネージメント(チョウ・スハダマネージメント)のエビデンス(科学的根拠) |
キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【CHOU・素肌マネージメント(チョウ・スハダマネージメント)】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
| 千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社 |
| 【届出番号】 |
| F670 |
【届出日】 |
| 2020/11/30 |
【届出者名】 |
| キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
| CHOU・素肌マネージメント(チョウ・スハダマネージメント) |
【食品の区分】 |
| 加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
| 植物性乳酸菌K-1(L. casei 327) クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
| 本品には植物性乳酸菌K-1(L.casei 327)が含まれます。 植物性乳酸菌K-1(L.casei 327)には、肌の潤いを維持する機能、お通じを改善する機能があることが報告されています。 |
| Tweet |
【想定する主な対象者】 |
| 便秘気味で肌が乾燥しがちな方 |
【安全性の評価方法】 |
| 既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
| 本届出食品は機能性関与成分「植物性乳酸菌K-1(L. casei 327)」を1000億個/日含む食品です。 <既存情報による安全性試験の評価> ①過剰摂取試験 健常成人男女に、植物性乳酸菌K-1(L. casei 327)5000億個/日を含む食品を4週間摂取させたところ、試験食品に起因する有害事象は確認されませんでした。 ②長期摂取試験 健常成人女性に、物性乳酸菌K-1(L. casei 327)1000億個/日を含む食品を12週間摂取させたところ、試験食品に起因する有害事象は確認されませんでした。 以上の通り、本届出食品に含まれる機能性関与成分の5倍量の過剰摂取試験、同等量での長期摂取試験において安全性に問題がないことが確認されています。また、本届出食品に含まれるその他の原材料は十分な食経験を有する食品や食品添加物であることから、本届出食品も安全な食品であると判断しました。なお、上記の報告における植物性乳酸菌K-1(L. casei 327)は、本届出食品の機能性関与成分と同一の原料であることから、同等性は問題ありません。 |
【摂取する上での注意事項】 |
| 原材料をご参照のうえ、食物アレルギーのある方は、お召し上がりにならないでください。植物由来の原料を使用しておりますので、色調等にばらつきがある場合がありますが、品質に問題はありませんので、安心してお召し上がりください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
| 本届出食品の製造は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品GMP適合認定を取得した製造工場で、バルク製造から充填包装工程を一貫して行っており、その基準に準拠した製造及び品質管理を行っている。 |
【機能性の評価方法】 |
| 最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
| 【標題】 植物性乳酸菌 K-1(L. casei 327)の肌の潤いの維持作用に関する研究レビュー 【目的】 植物性乳酸菌 K-1(L. casei 327)の摂取による肌の潤いの維持作用に関する機能性を検証する目的で実施しました。 【背景】 食品成分による肌の保湿能の維持に関しては、グルコシルセラミドやヒアルロン酸ナトリウムなどが知られ、機能性表示食品としても数多く受理されている。これらとは異なった作用機序による肌の保湿能の維持も有用性が期待され、乳酸菌に代表される有用な菌による腸内フローラの改善や腸脳相関を作用機序とした肌の潤いの維持も有望と思われる。 【レビュー対象とした研究の特性】 リサーチクエスチョン(以下RQ)及びPICOを以下のように設定し研究レビューを実施しました。 RQ:「植物性乳酸菌K-1(L. casei 327)は、肌の潤いを維持させるか?」 P:「肌の乾燥が気になる健常成人」 I:「植物性乳酸菌K-1(L. casei 327)の経口摂取(食品形態は問わない)」 C:「プラセボの経口摂取(プラセボの配合内容は問わない)」 O:「肌の潤い」 上記PICOをもとに検索式と除外基準を設定し、医中誌Web及びPubMedで論文を検索しました。検索により特定された文献は、適格基準により採用文献と除外文献に選別し、採用文献からPICOに対応した項目の情報を抽出しました。また、原著論文であるか、査読誌であるか確認しました。また、インターネットを用いたハンドサーチも行いました。 【主な結果】 データベース検索により、最終的に2報を採用しました。この2報の文献の質およびエビデンス総体の質の評価を行い、それらの結果を表示しようとする機能性との関連において評価しました。その結果、植物性乳酸菌 K-1(L. casei 327)1000億個、4週間以上の摂取で肌の潤いを維持することが確認され、表示しようとする機能性は妥当と判断しました。2報とも臨床試験が日本で実施されていることより、日本人への外挿性の問題はないと判断しました。 【科学的根拠の質】 全研究のバイアスリスクは「中」、非直接性は「低」、不精確は「中」、非一貫性は「低」と判断し、全体のエビデンスの強さは「中等度」と判断しました。使用したデータベースが少なく研究の収集が不完全と思われました。本機能性関与成分を使用した臨床試験は採用された2報のみであることから出版バイアスは低いと判断しました。被験者が便秘傾向の女性で、皮膚の測定部位も少ないため、今後は男性被験者への対応や肌の測定部位なども増やし、より広範な研究が望まれます。 【標題】 植物性乳酸菌 K-1(L. casei 327)の便通改善作用に関する研究レビュー 【目的】 植物性乳酸菌 K-1(L. casei 327)の摂取による便通改善作用に関する機能性を検証する目的で実施しました。 【背景】 植物性乳酸菌 K-1(L. casei 327)は主に整腸作用が期待され、最近では臨床試験の実施により有効性が確認されるなどその有用性が見出されていますが、便通改善作用に関する研究レビューは確認できませんでした。 【レビュー対象とした研究の特性】 リサーチクエスチョン(以下RQ)及びPICOを以下のように設定し研究レビューを実施しました。 RQ:植物性乳酸菌K-1(L. casei 327)は、便通を改善させるか? P:便秘傾向のある健常成人 I:植物性乳酸菌K-1(L. casei 327)の経口摂取(食品形態は問わない) C:プラセボの経口摂取(プラセボの配合内容は問わない) O:便通の改善 上記PICOをもとに検索式と除外基準を設定し、データベースで論文を検索しました。検索により特定された文献は、適格基準により採用文献と除外文献に選別し、採用文献からPICOに対応した項目の情報を抽出しました。また、原著論文であるか、査読誌であるか確認しました。また、インターネットを用いたハンドサーチも行いました。 【主な結果】 最終的に1報を採用し、植物性乳酸菌 K-1(L. casei 327)500億個、2週間の摂取で便通が改善することが確認され、表示しようとする機能性は妥当と判断しました。採用論文は臨床試験が日本で実施されていることより、日本人の外挿性の問題はないと判断しました。 【科学的根拠の質】 全研究のバイアスリスクは「低」、非直接性は「低」、不精確は「低」、非一貫性は「中/疑い」、全体のエビデンスの強さは「高」と判断しました。使用したデータベースが少なく研究の収集が不完全と思われました。本機能性関与成分を使用した便通改善に関する臨床試験は採用された1報のみであることから出版バイアスは低いと判断しました。 |
伊勢黒潮まだい(三重県漁業協同組合連合会)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
三重県漁業協同組合連合会が消費者庁に届出た機能性表示食品伊勢黒潮まだいのエビデンス(科学的根拠) |
三重県漁業協同組合連合会が消費者庁に届出た機能性表示食品【伊勢黒潮まだい】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
| 千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 三重県漁業協同組合連合会 |
| 【届出番号】 |
| F669 |
【届出日】 |
| 2020/11/30 |
【届出者名】 |
| 三重県漁業協同組合連合会 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
| 伊勢黒潮まだい |
【食品の区分】 |
| 生鮮食品 |
【機能性関与成分名】 |
| DHA・EPA クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
| 本品にはDHA・EPAが含まれます。 DHA・EPAには中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。 |
| Tweet |
【想定する主な対象者】 |
| 疾病に疾患していないもの |
【安全性の評価方法】 |
| 喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
| 養殖まだいは、古くから親しまれている食品である。 そのような中でも、餌の配合等を工夫することにより、人体には無害かつ有用なDHA、EPA含有量を既存商品よりも多く含有させるものである。 |
【摂取する上での注意事項】 |
| ●本品は多量に摂取することで、より健康が増進するものではありません。 ●DHA・EPAの含有量が表示値以上になるよう出荷管理をしていますが、本品は生鮮食品のため、気象等の影響により表示値を下回る可能性があります。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
| ・HACCP認証を受けた加工場(三重漁連) ・細菌検査実施(三重漁連) ・養魚場がある海域の環境は安定しており、規格化された餌を用いているため、同時期に収獲される個体はほぼ均質である。 ・出荷魚の品質を確認するため、事前に三重県漁連品質管理課において成分を測定し、規格に合致しているかを確認している。 ・変形、キズ品、規格外品を、金属探知機や目視確認等により選別後、出荷 |
【機能性の評価方法】 |
| 最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
| 【標題】 EPA・DHAによる血中中性脂肪値の低下に関する研究レビュー 【目的】 疾病に罹患していない者及び特定保健用食品の試験対象者の範囲を超えない者がEPA・ DHA の摂取により、中性脂肪値が低下するかを検証しました。 【背景】 EPA・DHAは魚介類に多く含まれており、日本人にとっては長い食経験のある成分です。 近年、魚介類を食べる量の減少とともにEPA・DHAの摂取量が減っていると考えられて います。 【レビュー対象とした研究の特性】 3つのデータベース(PubMed:2020年2月26日)、JDreamⅢ(最終検索日:2020年3月4日)、医中誌Web(最終検索日:2020年3月5日))を検索し、ハンドサーチは実施しておりません。各データベースとも検索期間は限定せずに、最終検索日までの全範囲を対象として検索を行いました。未報告研究についてはUMIN臨床試験登録システム(UMIN-CTR、最終検索日:2020年5月21日)を用いて検索しました。 レビュー対象とした研究は、「日本人の疾病に罹患していない者と中性脂肪がやや高めの 者」を対象集団とし、ランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験のものであります。最終的に評価した文献は3報でした。 【主な結果】 採用文献3報は全て日本人の中性脂肪が健常域+軽症域の者を対象としています。そのう ち2報で、DHA 260㎎、EPA 600㎎/日の12週間の継続摂取により対照群と比較して、中性脂肪の有意な低下が確認されました。また、3報のうち2報は、日本人の中性脂肪が健常域の者を対象としています。そのうち1報で、DHA 260㎎、EPA 600㎎/日の12週間の継続摂取により対照群と比較して、中性脂肪の低下効果が確認されました。よって DHA・EPA860mg/日以上の12週間摂取は、中性脂肪が正常(健常域)およびやや高め (軽症域)の者において、中性脂肪値低下作用が期待できると判断しました。 【科学的根拠の質】 総合的に考察した結果、各種バイアスや非一貫性が認められるものがあるが、いずれも論 文の質はQL1(高い)、QL2(中程度)の文献を採用しており、介入群の有意な効果があ るためエビデンスの強さはB(肯定的な根拠がある)と判断しました。本研究レビューの 限界としては、効果ありの文献が健常者+軽症域で1報、健常域のみで1報と少ないこと があげられます。 |
ヘルスイッチa(株式会社オーガランド)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社オーガランドが消費者庁に届出た機能性表示食品ヘルスイッチaのエビデンス(科学的根拠) |
株式会社オーガランドが消費者庁に届出た機能性表示食品【ヘルスイッチa】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
| 千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社オーガランド |
| 【届出番号】 |
| F668 |
【届出日】 |
| 2020/11/28 |
【届出者名】 |
| 株式会社オーガランド クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
| ヘルスイッチa |
【食品の区分】 |
| 加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
| エラグ酸 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
| 本品にはエラグ酸が含まれています。 エラグ酸は肥満気味の方の体重、体脂肪、血中中性脂肪、内臓脂肪、ウエスト周囲径の減少をサポートし、高めのBMI値の改善に役立つことが報告されています。 肥満気味の方、BMI値が高めの方に適した商品です。 |
| Tweet |
【想定する主な対象者】 |
| 肥満気味(BMI値25kg/m2以上30kg/m2未満)の健常成人 |
【安全性の評価方法】 |
| 喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
| 当該食品「ヘルスイッチa」の機能性関与成分「エラグ酸」を含む食品(錠剤・カプセル・粉末)は、日本国内において2010年9月から約10年間、全国販売されており、既に1億2,800万食以上の流通実績のある食経験を有している。また、2020年5月31日時点において機能性関与成分を含む当該食品及び類似食品における重大・重篤な健康被害は報告されていない。それらの喫食実績をもとに同質性及び安全性を評価し、安全であることを確認した。 さらに、これまでの研究により、エラグ酸あるいはエラグ酸含有アフリカマンゴノキエキスを用いた臨床試験が4報報告されており、1日当たりエラグ酸を2-3mg、8-12週間摂取した試験であった。そこで、有害事象に関しては2報において頭痛、睡眠困難、鼓腸を挙げているが、これらの症状はプラセボ群においても同様に生じた症状であり、機能性関与成分由来の症状とは考えにくいと結論付けられている。また、残りの2報(うち1報は日本人の肥満1度が対象)については、機能性関与成分に起因する副作用が無かったとされている。さらに、日本人の健常者を対象とした過剰摂取試験では、1日当たりの摂取目安量の5倍量(エラグ酸15mg/日)を4週間摂取した結果で安全性に問題が無いことが示された。なお、過剰摂取試験には、当該製品と同じ原料であるエラグ酸含有アフリカマンゴノキエキスが用いられている。 機能性関与成分と医薬品との相互作用の有無については、データベースを用いて調査を行った結果、医薬品との相互作用に関する報告は無かった。 以上のことから、当該製品の1日当たりの摂取目安量を守って適切に使用すれば、安全性に問題は無いと判断できる。 |
【摂取する上での注意事項】 |
| ●開封後はなるべく早くお召し上がりください。 ●衛生上、ぬれた手ではふれないでください。 ●原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。また、体調や体質によりまれに合わない場合がございます。その場合は利用を中止してください。 ● 乳幼児の手の届かないところに置いてください。 ●妊娠・授乳中の方は摂取しないでください。 ●乾燥剤は誤って召し上がらないでください。 ●本品は多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
| 届出製品の製造に関して、全ての工程を公益財団法人日本健康・栄養食品協会のGMP に認証された工場(中日本カプセル株式会社)で製造しており、生産及び品質管理に関して、GMPおよびISO22000の取組みに基づいて実施されている。 |
【機能性の評価方法】 |
| 最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
| ア)標題 機能性関与成分である「エラグ酸」を含む食品を経口摂取した場合における体重、体脂肪、及び血中中性脂肪に対する機能性に関する研究レビュー (イ)目的 健常成人(肥満1度;BMI値25 kg/m2以上30 kg/m2未満を含む)において、エラグ酸を経口摂取することによる体重、体脂肪、及び血中中性脂肪に対する機能性に関する定性的研究レビューの実施を目的とした。 (ウ)背景 エラグ酸は健常な過体重(肥満1度)者に対して、体脂肪及び血中中性脂肪をはじめ、体重、BMI値、ウエスト周囲径、内臓脂肪などを低減させるとの報告がある。また、エラグ酸には脂肪細胞における脂肪蓄積抑制及び脂肪細胞の肥大化を抑制する作用が報告されていることから、エラグ酸がこの有効性(機能性)に関わると推定できる。そこで、エラグ酸の経口摂取において体重、体脂肪、及び血中中性脂肪を低減させる機能性について総合的に評価するため、研究レビューを実施した。 (エ)レビュー対象とした研究の特性 複数のデータベースを用いて、データベース開設あるいは情報掲載時から検索日までに公表された論文を検索対象とした。2020年5月8日に英語及び日本語のデータベースを用いて検索を行った。そこで、健常成人(肥満1度;BMI値25kg/m2以上30kg/m2未満を含む)において、エラグ酸の経口摂取が体重、体脂肪、及び血中中性脂肪に及ぼす影響に関する無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験(RCT)の査読付き論文を検索した。文献検索し、論文の内容を精査した結果、採用した研究論文は2報となった。なお、そのうち1報は、日本人におけるRCTであり、論文著者として研究の資金提供を行った原料販売会社の社員等が含まれていた。 (オ)主な結果 採用された研究論文2報は、査読付き論文であり、無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験という信頼性の高い研究であった。また、標題に対して肯定的な結果であった。肥満気味(BMI値25kg/m2以上30kg/m2未満)の健常成人を対象とし、エラグ酸(3mg/日)の日常的な経口摂取により、対照であるプラセボ群と比較して体脂肪、血中中性脂肪、体重、BMI値、ウエスト周囲径、及び内臓脂肪を有意に低減させることが認められた。なお、試験期間中において機能性関与成分の経口摂取に起因する有害事象は報告されていない。 以上の結果により、機能性関与成分であるエラグ酸を1日当たり3mg含む当該製品は、肥満気味の方の体重、体脂肪、血中中性脂肪、内臓脂肪、ウエスト周囲径の減少をサポートし、高めのBMI値の改善に役立つという機能性表示食品として適切であると判断された。 (カ)科学的根拠の質 採用された研究論文2報は、査読付き論文であり、無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験で信頼性が高く、質の高い研究であった。本研究レビューの限界については、その他の未発表の研究データが存在する可能性が否定できない。しかし、文献検索は科学技術分野から医療分野の主要な7つのデータベース(英語・日本語)を使用しているため、現時点で公表されている当該研究をほぼ網羅していると判断した。さらに、採用された研究論文が2報と少ないことから、今後さらなる研究の検証が必要である。 |
センナ茎茶(株式会社日本薬健)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社日本薬健が消費者庁に届出た機能性表示食品センナ茎茶のエビデンス(科学的根拠) |
![]() 株式会社日本薬健が消費者庁に届出た機能性表示食品【センナ茎茶】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
| 千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社日本薬健 |
| 【届出番号】 |
| F667 |
【届出日】 |
| 2020/11/27 |
【届出者名】 |
| 株式会社日本薬健 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
| センナ茎茶 |
【食品の区分】 |
| 加工食品(その他) |
【機能性関与成分名】 |
| 難消化性デキストリン(食物繊維) クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
| 本品には、難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。 難消化性デキストリン(食物繊維)には、食事に含まれる脂肪や糖の吸収を抑え、食後に上がる中性脂肪や血糖値を抑える機能が報告されています。 食後に上がる中性脂肪や血糖値が気になる方に適した食品です。 また、お腹の調子を整える機能があることも報告されています。 |
| Tweet |
【想定する主な対象者】 |
| 健常成人で、食後に上がる中性脂肪や血糖値が気になる方、お腹の調子が気になる方 |
【安全性の評価方法】 |
| 既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
| 1.食経験 本品は、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを含む粉末飲料である。 難消化性デキストリンは、特定保健用食品の関与成分として数多くの商品で使用実績がある。データベースを用いた調査の結果、本品と同程度の難消化性デキストリンを含む粉末飲料が特定保健用食品として複数許可されており、最初の許可は1998年5月であった。 本品に用いている難消化性デキストリンもこれらと同等と考えられることから、食経験は十分にあると判断した。 また、難消化性デキストリンを過剰摂取した場合には、下痢を誘発することが知られているため、本品の摂取する上での注意事項として「摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。」等とパッケージ上に注意喚起することとする。 2.医薬品との相互作用 データベースを用いた調査の結果、医薬品との相互作用に関する報告はなかった。 3.まとめ 以上より、本品と同程度の難消化性デキストリンを含む粉末飲料の安全性に問題はないと考えられる。本品は、難消化性デキストリン以外には、本品の配合量において安全性に問題ないと考えられる原材料から構成されるため、適切に摂取するうえで安全性に懸念はないと考えられる。 |
【摂取する上での注意事項】 |
| 多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。また、妊娠中の方あるいは妊娠の可能性のある方は医師に相談してください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
| 本品は、次の製造工場にて生産・製造及び品質管理を行っている。[製造所1]株式会社東洋新薬 鳥栖工場●GMP:認証取得 (NSF-GMP、日健栄協GMP)●ISO22000:認証取得[製造所2]株式会社東洋新薬 インテリジェンスパーク●GMP:認証取得 (NSF-GMP、日健栄協GMP)●ISO22000:認証取得[製造所3]株式会社オゴウ・コントラクト 松田営業所 ●作業エリアは、倉庫等とは区画を分けており、意図しない製品の汚損等が発生しない様にしている。作業エリアに入室する際は、入室手順があり、製品の汚損や毛髪等の異物混入防止のため作業着もしくはエプロン及びヘアキャップ、手袋を着用して作業に当たっている。また手指の消毒用アルコールを常備し、作業員の衛生管理に努めている。 |
【機能性の評価方法】 |
| 最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
| 【A:食後の血中中性脂肪の上昇に与える影響】 1.標題 難消化性デキストリンの摂取が食後の血中中性脂肪に及ぼす影響の評価 2.目的 成人男女または健常者において、食事と共に難消化性デキストリンを摂取すると、プラセボ(偽薬)摂取時と比較して、食後の血中中性脂肪の上昇を抑制するか検証することを目的とした。 3.背景 食事時における難消化性デキストリンの経口摂取が、食後の血中中性脂肪の上昇を抑制するとの報告があり、そのヒト試験結果を総合的に評価するため、システマティックレビューを実施した。 4.レビュー対象とした研究の特性 成人男女における難消化性デキストリンの経口摂取が食後の血中中性脂肪の上昇に及ぼす影響に関する研究(日本語、英語問わない)を検索対象とした。内容を精査した結果、6研究を評価対象とした。なお、全ての研究は男女を対象としたものであり、筆頭著者は日本人であった。 5.主な結果 6研究はいずれも単回摂取試験で、対象者数は12~100例であった。摂取された難消化性デキストリンは5研究において食物繊維として5 gであった。 6研究のうち、食後血中中性脂肪曲面下面積(AUC)の測定値の記載があった4研究をメタアナリシス実施対象の研究とし、以下の2種類のメタアナリシスを実施した(うち1研究は、2つの摂取量が設定されていた)。 ① この4研究についてメタアナリシスを実施した結果、難消化性デキストリン摂取により、食後血中中性脂肪AUCの有意な低下作用が認められた。 ② さらに、健常者を対象とした2研究のみでメタアナリシスを実施した。その結果、食後血中中性脂肪AUCの低下を示したものの統計的に有意ではなかった。しかしながら、この結果は被験者数が少ないことに起因するものであり、健常者における難消化性デキストリンの効果を否定するものではないと考えられた。したがって、難消化性デキストリンによる食後血中中性脂肪上昇抑制作用は、健常者においても発揮されると考えられる。 なお、メタアナリシスで出版バイアス※は検出されなかった。 ※出版バイアス:肯定的な研究結果がそうでない研究結果に比べて出版されやすいために起こる結果の偏りのこと。メタアナリシスによって視覚化、検出できる。 6.科学的根拠の質 難消化性デキストリン(食物繊維として)は5 g/日を食事と共に摂取することにより、食後の血中中性脂肪値上昇が抑制されることが示唆された。ただし、本研究には以下の限界も存在する。 ・出版バイアスは検出されず、信頼性の高いヒト試験であったが、多くの研究で研究計画は事前登録されておらず、利益相反の問題も存在するため、バイアスの混入は否定できない。 ・すべて単回摂取試験であるため、継続摂取した際の影響は不明であり、安全性については検証できない。 【B:食後の血糖値の上昇に与える影響】 1.標題 難消化性デキストリンの摂取が食後の血糖値に及ぼす影響の評価 2.目的 成人男女または健常者において、食事と共に難消化性デキストリンを摂取すると、プラセボ(偽薬)摂取時と比較して、食後の血糖値の上昇を抑制するか検証することを目的とした。 3.背景 食事時における難消化性デキストリンの経口摂取が、食後の血糖値の上昇を抑制するとの報告があり、そのヒト試験結果を総合的に評価するため、システマティックレビューを実施した。 4.レビュー対象とした研究の特性 健常者における難消化性デキストリンの経口摂取が食後血糖値の上昇に及ぼす影響に関する研究(日本語、英語問わない)を対象として、絞り込み検索を行った。内容を精査した結果、22研究を評価対象とした。なお、19研究は日本で実施されたことが明記されており、1研究は女性のみを対象としていた。 5.主な結果 22研究中19研究が肯定的、3研究が否定的であった。ただし、否定的結果であった3研究についてはバイアスが高かったことから、この3研究の否定的論文が19研究の肯定的論文のエビデンスを覆す程の頑強性はないと判断した。以上のことから、難消化性デキストリンの食後血糖値推移のエビデンス相対評価は「強い」と判断した。 なお、難消化性デキストリン(食物繊維として)の摂取量は、肯定的な研究にて4.0~8.6 g/単回摂取で有効性を示し、5.0 gで効果を示した研究が多かった。 6.科学的根拠の質 難消化性デキストリン(食物繊維として)は5 g/日を食事と共に摂取することにより、食後の血糖値上昇が抑制されることが示唆された。ただし、多くの研究が難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gの摂取であったため、より低用量における効果についての検討が今後望まれる。 【C:便通に及ぼす影響】 1.標題 難消化性デキストリンの摂取が便通に及ぼす影響の評価 2.目的 健常成人(便秘傾向者を含む)において、難消化性デキストリンを摂取すると、プラセボ(偽薬)摂取時と比較して、便通を改善するか検証することを目的とした。 3.背景 難消化性デキストリンの経口摂取が、便通を改善するとの報告があり、そのヒト試験結果を総合的に評価するため、研究レビューを実施した。 4.レビュー対象とした研究の特性 健常成人(便秘傾向者を含む)における難消化性デキストリンの経口摂取が便通に及ぼす影響をプラセボと比較した研究(日本語、英語問わない)を検索対象とした。内容を精査した結果、15研究を評価対象とした。なお、15研究は全て日本で実施されたことが明記されていた。 5.主な結果 各研究における難消化性デキストリンの摂取量は食物繊維として4.2g/日~10g/日、摂取期間は7日間~20日間であった。排便回数は11報でプラセボとの比較において有意な改善が認められ(摂取量は食物繊維として4.2g/日~10g/日)、排便量は9報でプラセボとの比較において有意な改善が認められた(摂取量は食物繊維として4.8g/日~10g/日)。したがって、難消化性デキストリンを摂取することで、便通を改善すると考えられる。 6.科学的根拠の質 難消化性デキストリンを摂取することにより、便通を改善することが示唆された。ただし、本研究には以下の限界も存在する。 ・全ての研究計画は事前登録されておらず、出版バイアス※が存在する可能性が否定できない。 ・採用論文中の記載内容に不十分な点があり、利益相反の問題も存在するため、バイアスの混入は否定できない。 ※出版バイアス:肯定的な研究結果がそうでない研究結果に比べて出版されやすいために起こる結果の偏りのこと。 |
登録:
コメント (Atom)
