新日本漢方株式会社の機能性表示食品,脂浄力のエビデンス(科学的根拠) |
![]() 新日本漢方株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【脂浄力】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 新日本漢方株式会社 |
【届出番号】 |
F944 |
【届出日】 |
2021/02/24 |
【届出者名】 |
新日本漢方株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
脂浄力 |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
エラグ酸 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはエラグ酸が含まれています。エラグ酸は肥満気味の方の体重、体脂肪、血中中性脂肪、内臓脂肪、ウエスト周囲径の減少をサポートし、高めのBMI値の改善に役立つことが報告されています。肥満気味の方、BMI値が高めの方に適した商品です。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
肥満気味(BMI値25kg/㎡以上30kg/㎡未満)の健常成人 |
【安全性の評価方法】 |
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
当該食品「脂浄力」の機能性関与成分「エラグ酸」を含む食品(錠剤・カプセル・粉末)は、日本国内において2010年9月から約10年間、全国販売されており、既に1億3,600万食以上の流通実績のある食経験を有している。また、2020年8月31日時点において機能性関与成分を含む当該食品及び類似食品における重大・重篤な健康被害は報告されていない。それらの喫食実績をもとに同質性及び安全性を評価し、安全であることを確認した。 さらに、これまでの研究により、エラグ酸あるいはエラグ酸含有アフリカマンゴノキエキスを用いた臨床試験が4報報告されており、1日当たりエラグ酸を2-3mg、8-12週間摂取した試験であった。そこで、有害事象に関しては2報において頭痛、睡眠困難、鼓腸を挙げているが、これらの症状はプラセボ群においても同様に生じた症状であり、機能性関与成分由来の症状とは考えにくいと結論付けられている。また、残りの2報(うち1報は日本人の肥満1度が対象)については、機能性関与成分に起因する副作用が無かったとされている。さらに、日本人の健常者を対象とした過剰摂取試験では、1日当たりの摂取目安量の5倍量(エラグ酸15mg/日)を4週間摂取した結果で安全性に問題が無いことが示された。なお、過剰摂取試験には、当該製品と同じ原料であるエラグ酸含有アフリカマンゴノキエキスが用いられている。 機能性関与成分と医薬品との相互作用の有無については、データベースを用いて調査を行った結果、医薬品との相互作用に関する報告は無かった。 以上のことから、当該製品の1日当たりの摂取目安量を守って適切に使用すれば、安全性に問題は無いと判断できる。 |
【摂取する上での注意事項】 |
●本品は、疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画しているものを含む。)及び授乳婦を対象に開発された食品ではありません。 ●本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。 ●疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください。 ●体調に異変を感じた際は、服用を中止し、医師に相談してください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
当該製品を製造委託している工場は、国内GMP認定工場であり、適正な製造基準に従って当該製品の製造及び品質管理を実施している。また、GMP認定工場でない製造委託している工場では、GMPに準拠した製造管理基準を設けて、適正な製造基準に従っています。内容は、 ・正しい原材料が使用され、製品に含まれている量は正確であること ・衛生的に作られていること(施設や作業員の衛生状態など) ・異物が混入したり、他の製品との混同が生じたりしないこと ・どの製品も均質で設計どおりの内容であること ・賞味期限内の品質が保証されていること ・製造と品質管理に関する全ての記録が規定どおりに作成され、保管されていること ・規格外の製品が出荷されないよう、チェックする体制ができていること ・苦情などに対応できるよう、サンプルや製造・品質等の記録が残されていること |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
(ア)標題 機能性関与成分である「エラグ酸」を含む食品を経口摂取した場合における体重、体脂肪、及び血中中性脂肪に対する機能性に関する研究レビュー (イ)目的 健常成人(肥満1度;BMI値25 kg/㎡以上30 kg/㎡未満を含む)において、エラグ酸を経口摂取することによる体重、体脂肪、及び血中中性脂肪に対する機能性に関する定性的研究レビューの実施を目的とした。 (ウ)背景 エラグ酸は健常な過体重(肥満1度)者に対して、体脂肪及び血中中性脂肪をはじめ、体重、BMI値、ウエスト周囲径、内臓脂肪などを低減させるとの報告がある。また、エラグ酸には脂肪細胞における脂肪蓄積抑制及び脂肪細胞の肥大化を抑制する作用が報告されていることから、エラグ酸がこの有効性(機能性)に関わると推定できる。そこで、エラグ酸の経口摂取において体重、体脂肪、及び血中中性脂肪を低減させる機能性について総合的に評価するため、研究レビューを実施した。 (エ)レビュー対象とした研究の特性 複数のデータベースを用いて、データベース開設あるいは情報掲載時から検索日までに公表された論文を検索対象とした。2020年5月8日に英語及び日本語のデータベースを用いて検索を行った。そこで、健常成人(肥満1度;BMI値25kg/㎡以上30kg/㎡未満を含む)において、エラグ酸の経口摂取が体重、体脂肪、及び血中中性脂肪に及ぼす影響に関する無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験(RCT)の査読付き論文を検索した。文献検索し、論文の内容を精査した結果、採用した研究論文は2報となった。なお、そのうち1報は、日本人におけるRCTであり、論文著者として研究の資金提供を行った原料販売会社の社員等が含まれていた。 (オ)主な結果 採用された研究論文2報は、査読付き論文であり、無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験という信頼性の高い研究であった。また、標題に対して肯定的な結果であった。肥満気味(BMI値25kg/㎡以上30kg/㎡未満)の健常成人を対象とし、エラグ酸(3mg/日)の日常的な経口摂取により、対照であるプラセボ群と比較して体脂肪、血中中性脂肪、体重、BMI値、ウエスト周囲径、及び内臓脂肪を有意に低減させることが認められた。なお、試験期間中において機能性関与成分の経口摂取に起因する有害事象は報告されていない。 以上の結果により、機能性関与成分であるエラグ酸を1日当たり3mg含む当該製品は、肥満気味の方の体重、体脂肪、血中中性脂肪、内臓脂肪、ウエスト周囲径の減少をサポートし、高めのBMI値の改善に役立つという機能性表示食品として適切であると判断された。 (カ)科学的根拠の質 採用された研究論文2報は、査読付き論文であり、無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験で信頼性が高く、質の高い研究であった。本研究レビューの限界については、その他の未発表の研究データが存在する可能性が否定できない。しかし、文献検索は科学技術分野から医療分野の主要な7つのデータベース(英語・日本語)を使用しているため、現時点で公表されている当該研究をほぼ網羅していると判断した。さらに、採用された研究論文が2報と少ないことから、今後さらなる研究の検証が必要である。 |
消費者庁に届出られた機能性表示食品のあれこれ。表示する機能性(効果)・エビデンス・主な対象者・機能性関与成分名・安全性に関する評価・製造品質管理情報・摂取する際の注意事項。
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機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 金印株式会社 |
【届出番号】 |
F943 |
【届出日】 |
2021/02/23 |
【届出者名】 |
金印株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
北海道産 山わさび |
【食品の区分】 |
加工食品(その他) |
【機能性関与成分名】 |
ローズヒップ由来ティリロサイド クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。ローズヒップ由来ティリロサイドにはBMIが高めの方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
疾病に罹患していないBMIが高めの方(未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
ローズヒップエキスを使用した食品(一日摂取目安量あたりローズヒップ由来ティリロサイドを0.1 mg含む錠剤)が2005年の発売以来、14年以上、商品数として累計92万個以上販売されているが、本食品に起因する重篤な被害情報はないことから、ローズヒップエキスの安全性は高いと考えられる。 当該食品に配合しているローズヒップエキスは、上記ローズヒップエキスと同製品であり、機能性関与成分のローズヒップ由来ティリロサイドも同一である。また、上記の錠剤食品は、第17改正日本薬局方「崩壊試験法」において、30分以内に崩壊することを販売者の森下仁丹株式会社に確認した。よって、ローズヒップ由来ティリロサイドは消化管内で遊離した状態で体内に吸収されると考えられる。一方、本届出商品はペースト状に加工した山わさびに上記同様のローズヒップエキスを配合した商品であり、喫食の過程で容易に崩壊する性状である。そのため、ローズヒップ由来ティリロサイドが消化管内で遊離した状態で吸収されると考えられるため、機能性関与成分の消化・吸収過程に違いはなく、試験食品と同等性があるものと判断した。 以上により、既存情報から安全であると判断した。 |
【摂取する上での注意事項】 |
一日の摂取量を守ってください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
本製品は、FSSC22000を認証取得している工場で製造を行っている。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
標題:ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の体脂肪低減作用に関する研究レビュー 目的:健康な成人において、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取が、それを含まない食品の摂取と比較して体脂肪を低減させる作用があるか、研究レビューにより評価した。 背景:ローズヒップは、主にヨーロッパや中近東、北アフリカを原産とするバラ科植物の果実で、その種子に含まれるポリフェノールの一つがティリロサイドである。動物実験によりローズヒップの体脂肪低減作用が明らかになり、ティリロサイドがその関与成分として報告されている。しかし、これまでにヒトを対象とした網羅的な研究報告はなかった。 そこで、本研究レビューにて、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取による健康な成人における体脂肪低減作用について検証を行った。 レビュー対象とした研究の特性:各種学術論文および臨床試験登録データベースを用い、収録されているすべての文献を対象として検索を行った。その結果、健康な成人を対象としたランダム化並行比較試験の論文1報を採用した。 主な結果:採用した1報は、BMI (Body Mass Index) が25.0 kg/m2以上30.0 kg/m2未満の疾病に罹患していない健康な成人32名を対象としており、ローズヒップエキスを含む食品(1日あたりローズヒップ由来ティリロサイド0.1 mgを含む)の摂取は、プラセボ食品の摂取と比べ、腹部全脂肪面積、腹部皮下脂肪面積および腹部内臓脂肪面積の摂取12週間後における初期からの変化量が、有意な低値を示した。また追加で、初期の内臓脂肪面積が100 cm2未満の試験参加者を対象とした層別解析を行った結果、ローズヒップエキスを含む食品の摂取は、プラセボ食品の摂取と比べ、腹部全脂肪面積、腹部皮下脂肪面積および腹部内臓脂肪面積の摂取12週間後における初期からの変化量が、有意な低値を示した。 科学的根拠の質:採用した文献は1報であったため、科学的根拠の一貫性を示すことができず、バイアスの評価もできなかった。しかし、採用した文献は、日本人を対象としたランダム化並行比較試験であり、試験計画がよく遵守されていることから、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取が体脂肪低減作用を示すという結果が、後発の研究結果によって大きく変わる可能性は低いと考える。 |
還元型コエンザイムQ10RⅡ(ラシェル製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
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千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 ラシェル製薬株式会社 |
【届出番号】 |
F942 |
【届出日】 |
2021/02/22 |
【届出者名】 |
ラシェル製薬株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
還元型コエンザイムQ10RⅡ |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
還元型コエンザイムQ10 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品には還元型コエンザイムQ10が含まれます。還元型コエンザイムQ10にはお口の潤いをサポートする機能があることが報告されています。年齢とともにお口の潤いが不足がちと感じる方に適した食品です。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
健常な成人(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) |
【安全性の評価方法】 |
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
●食経験(喫食実績) 新たに販売する製品であり、まだ販売実績がないため、当該製品の食経験は評価できない。当該製品と類似する食品が、原料メーカー子会社から販売されているので、その販売実績が喫食実績による食経験の評価に使えると判断し、その販売実績を記載した。 喫食実績の評価 摂取集団 16歳~102歳、男性4割女性6割 摂取形状 ソフトカプセル 1日摂取目安量 還元型コエンザイムQ10:100mg 販売期間 2010年2月~現在 販売量 5,580万食分 (30食入りボトル186万本(2010年2月~2018年3月) 健康被害 当該製品並びに機能性関与成分と因果関係があると判断された事例は報告されていない。 以上、食経験(喫食実績)の評価により、当該製品の安全性に問題はないと判断した。また、補足として既存情報による安全性試験の評価や医薬品との相互作用も調べたが、これらについても特段問題はないと判断した。 ●既存情報による安全性試験の評価 当該製品の摂取量を上回る用量(1日200~300mg)の機能性関与成分含有食品の長期摂取試験(26~96週間)など、既存情報による安全性試験の評価から、当該製品並びに機能性関与成分の安全性には問題がないと判断した。 ●医薬品との相互作用 3種類のデータベースを検索したが、還元型CoQ10と医薬品との相互作用に関する報告はなかった。また、原料メーカーが還元型コエンザイムQ10の販売を開始した2006年以来、医薬品との相互作用も報告されていない。なお、当該製品に使用している還元型コエンザイムQ10(原料名:カネカQHTM)は、米国FDA(食品医薬品局)により1日最大摂取量300mgの安全性データが認められ、新規ダイエタリー成分としての申請が2005年10月に受理されている。また、2008年には米国FDAのGRAS制度に基づき、原料メーカーが安全性試験の結果を踏まえて自己認証GRASを実施し、専門家による安全性パネル評価を受けている。さらに、製品パッケージやホームページ等で、摂取上の注意事項を消費者へ提供するほか、当該製品における健康被害事例は「ラシェル製薬株式会社」で収集し、問題が発生した場合には迅速に消費者庁や保健所等に連絡する体制を整えている。また、コエンザイムQ10に関する健康被害事例についても原料メーカーで継続して収集しており、十分な健康被害事例の収集体制を構築している。 |
【摂取する上での注意事項】 |
●原材料名をご確認の上、食物アレルギーのある方はご利用にならないでください。●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進したりするものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。●妊娠・授乳中の方、お子様はご利用をお控えください。●本品は口腔乾燥症を改善するものではありません。口腔乾燥症の方は医療機関の受診をお勧めします。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMPの認定を取得した株式会社三協にてGMP基準に準拠して中間製品までの製造・加工及び品質管理を行っている。最終的な容器包装に入れる工程は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMPの認定を取得したラシェル製薬株式会社 新見工場にてGMP基準に準拠して生産及び品質管理を行っている。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
ア)標題 還元型コエンザイムQ10摂取がお口の潤いに与える影響 イ)目的 (P): 健康な中高年に、(I): 還元型コエンザイムQ10を含む食品を摂取させると、(C): 還元型コエンザイムQ10を含まない食品を摂取した場合と比較して、(O):お口の潤いに役立つかを検証した。 ウ)背景 唾液量は加齢やストレスが原因で低下し、口腔内の乾燥により口臭の発生や食物の嚥下に影響を及ぼしたり、不快感を増加させたりして生活の質を損なう可能性がある。最近、ドライマウス患者において還元型または酸化型コエンザイムQ10を摂取することにより唾液量が増えたという報告がされているが、健常者において、還元型コエンザイムQ10がお口の潤いに役立つかを検証した研究レビューは存在しない。そこで、還元型コエンザイムQ10 摂取が、健常者の唾液量に与える影響を調べた論文を検索し、お口の潤いに役立つかを評価した。 エ)レビュー対象とした研究の特性 本研究レビューの作成は、事前に規定したプロトコールに基づき行った。検索は2名で実施し、他1名が適宜確認し、対象となる文献を選定した。検索データベースはPubMedおよび医中誌Webとし、メタアナリシス(MA)、システマティックレビュー(SR)、RCTおよび準RCTを対象に検索を行った。採用文献と研究全体での各種バイアス・リスクや、アウトカムである「お口の潤い(唾液量を指標とした)」について、エビデンスの強さと重要度等を評価した。 オ)主な結果 本研究レビューでは、1報のRCT文献が採用された。この報告では、唾液量が2分間に2g未満の口腔乾燥症等の疾病が疑われる方を除く、健康な中高年男女に還元型コエンザイムQ10を1日当たり100mg摂取させた結果、プラセボ群と比較して唾液量が有意に増加した。以上から、還元型コエンザイムQ10にはお口の潤いに役立つ機能があることが示された。 カ)科学的根拠の質 採用文献の各種バイアス・リスクはすべて低かった。エビデンス総体の評価において、お口の潤いに役立つ機能に関するエビデンスの強さは中と判断した。本研究レビューの限界として、サンプリングバイアス(被験者の偏り)や言語バイアス(英語と日本語のキーワードのみでの検索による偏り)および出版バイアスが完全には否定できないことが挙げられる。 |
みえルテ(株式会社常磐植物化学研究所)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社常磐植物化学研究所の機能性表示食品,みえルテのエビデンス(科学的根拠) |
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千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社常磐植物化学研究所 |
【届出番号】 |
F941 |
【届出日】 |
2021/02/22 |
【届出者名】 |
株式会社常磐植物化学研究所 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
みえルテ |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
ルテイン ゼアキサンチン クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはルテイン、ゼアキサンチンが含まれます。ルテイン、ゼアキサンチンは黄斑色素密度を増加させ、ブルーライトなどの光刺激を軽減し、色のコントラスト感度を改善することで目の調子を整える機能が報告されています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
健常成人 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。 既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
下記の(ア)及び(イ)の情報により、本届出商品を機能性表示食品として販売することは適切であると考えられた。 (ア)既存情報を用いた評価 本届出商品の機能性関与成分であるルテイン、ゼアキサンチンの安全性について国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報の収集を行ったところ、一日摂取量ルテイン10mg、ゼアキサンチン2mgにおいて有害事象は認められなかった。FAO/WHO 合同食品添加物専門家会議(JECFA)において、ルテインならびにゼアキサンチンの1 日許容摂取量は、0-2 ㎎/kg体重/日と設定され、これは体重60kg の成人の場合、1 日許容摂取量は120 ㎎/日に相当する。 これらのことから、本届出商品を一日摂取目安量の範囲で摂取する場合には、安全性に問題は無いと考えられる。 (イ)医薬品との相互作用に関する評価 本届出商品が摂取の対象としているのは健常者であり、医薬品との併用を想定していないため健康被害のリスクは低いと考えるが、より安全に使用していただくために、本届出商品パッケージに「疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください。」と注意喚起をした上で、リスクを減らす対策を講じている。 これらのことから安全上問題ないと考えられ、本届出商品を機能性表示食品として販売することは問題ないと判断する。 |
【摂取する上での注意事項】 |
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
本届出商品は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMPの認定を取得した工場にて、そのGMP基準に準拠して製造及び品質管理を行っている。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
(ア)標題 機能性関与成分「ルテイン、ゼアキサンチン」が黄斑色素量ならびに視機能に及ぼす機能性に関する研究レビュー (イ)目的 ルテイン、ゼアキサンチンの摂取が健常成人の視機能に対する影響を検証する目的で研究レビューを実施した。 (ウ)背景 ルテイン、ゼアキサンチンは網膜の黄斑部に存在しており、視機能に重要な役割を果たすことが報告されている。ルテイン、ゼアキサンチンは健康食品として利用されており、その機能性が期待されていることから視機能に対する効果について当該研究レビューを通じて検証を行った。 (エ)レビュー対象とした研究の特性 PubMed(外国語論文)およびJDreamⅢ(日本語論文)について検索を実施(検索日:2020年12月24日)した結果、4報の対象文献が抽出された。文献は査読付きで、健常成人を対象としており、ルテイン、ゼアキサンチンの摂取が視機能に及ぼす影響についてプラセボ摂取と比較したものであった。 (オ)主な結果 健常成人に対してルテイン 6.18-22.73 mg/日、ゼアキサンチン2-4.72 mg/日の摂取による視機能への影響をプラセボと比較したところ、黄斑色素量および視機能改善効果が認められた。また、安全性に関しても、問題がないことが示された。 (カ)科学的根拠の質 論文の収集はPubMed(外国語論文)およびJDreamⅢ(日本語論文)を用いて検索を行ったが、未発表のデータが存在する可能性が否定できない。また、今回のレビューにおいては対象文献が4報であり、今後の報告に注目していく必要がある。査読付きのプラセボ対照試験であり、バイアスリスクは中程度であると評価した。 以上より、本届出商品に配合するルテイン10mg/日、ゼアキサンチン 2 mg/日を摂取することにより、黄斑色素量および視機能改善効果が見られることから、表示しようとする機能性は適切であると考えられる。 |
モイスセラ(株式会社常磐植物化学研究所)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社常磐植物化学研究所の機能性表示食品,モイスセラのエビデンス(科学的根拠) |
株式会社常磐植物化学研究所が消費者庁に届出た機能性表示食品【モイスセラ】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社常磐植物化学研究所 |
【届出番号】 |
F940 |
【届出日】 |
2021/02/19 |
【届出者名】 |
株式会社常磐植物化学研究所 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
モイスセラ |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
米由来グルコシルセラミド クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品には米由来グルコシルセラミドが含まれます。米由来グルコシルセラミドには、肌の潤いを維持する機能(バリア機能)があることが報告されています。肌が乾燥しがちな方に適した食品です。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
肌が乾燥しがちな成人健常者 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
下記の(ア)及び(イ)の情報により、機能性関与成分である米由来グルコシルセラミドを一日摂取目安量1.8 mg 配合する本届出商品を機能性表示食品として販売することは適切であると考えられた。 (ア)既存情報を用いた評価および既存情報による安全性試験の評価 日本人において、植物性食品中のグルコシルセラミド含有量から推定した食事由来の1日当たりのグルコシルセラミド摂取量は約50mgとの報告がある。また、ヒト試験において、米由来グルコシルセラミド 9.0mg配合の粉末顆粒を4週間摂取した場合、及び 同 1.8mg配合の粉末顆粒を12週間摂取した場合、いずれにおいても臨床検査値等に影響を及ぼさなかったとの報告もある。よって、本届出商品を一日摂取目安量の範囲内で摂取する場合には、安全上の問題はないと考えられる。 (イ)医薬品との相互作用に関する評価 既存のデータベースを検索した結果、医薬品との相互作用に関する報告はない。 |
【摂取する上での注意事項】 |
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
本届出商品の製造所である備前化成株式会社 第3工場は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康食品GMPの認定を取得しており、そのGMP基準に準拠して生産・製造及び品質管理を行っている。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
(ア)標題 「米由来グルコシルセラミドが持つ機能性について」 (イ)目的 肌が乾燥しがちな成人健常者に米由来グルコシルセラミド 1.8 mg/日を摂取させることが肌の潤いを維持する機能(バリア機能)に役立つことを検証した。 (ウ)背景 米由来グルコシルセラミドの経口摂取が肌の潤いを維持する機能(バリア機能)に与える影響について、いくつかの報告があるが、研究成果を総合的にまとめたレビューが無いため、当該研究レビューを通じて検証を行った。 (エ)レビュー対象とした研究の特性 PubMed(外国語論文)、及びJDreamⅢ(日本語論文)の2つのデータベースを検索した結果、1報の文献を採用した。採用文献は査読付きで、肌が乾燥しがちな成人健常者を対象としたプラセボ対照ランダム化二重遮蔽並行群間比較試験であった。 (オ)主な結果 採用文献によると、肌が乾燥しがちな成人健常者(乾燥などによる肌荒れを自覚する20歳以上の健常者)133名にプラセボ対照ランダム化二重遮蔽並行群間比較試験を行い、機能性関与成分である米由来グルコシルセラミド1.8 mg /日を含む米胚芽抽出物配合の粉末顆粒、またはプラセボをそれぞれ12週間経口摂取させ、摂取4週目、8週目、12週目、および摂取終了4週後に経表皮水分蒸散量(TEWL)を評価した。介入群には米胚芽抽出物を含有する粉末顆粒を、プラセボ摂取群には米胚芽抽出物未配合の粉末顆粒を摂取させた。その結果、介入群はプラセボ摂取群と比べ、上背部、頸部、肘部、頬部において経表皮水分蒸散量(TEWL)の有意な低下が認められた。 以上のことから、肌が乾燥しがちな成人健常者に対して、米由来グルコシルセラミド 1.8 mg/日を摂取することで、肌の潤いを維持する機能(バリア機能)が確認できた。 (カ)科学的根拠の質 未発表のデータが存在する可能性が否定できないこと、さらに、レビュー対象となる論文は1報と少ないことから、今後更なる有効性の検証が必要である。また、レビュー対象の研究論文は、日本で実施された肌が乾燥しがちな成人健常者を対象とするRCTであることから外挿性に問題は無いが、試験期間中の症例減少などのバイアスリスクを含んでいることは否定できない。これらは本研究レビューの限界と考えられる。 以上より、本届出商品に配合する米由来グルコシルセラミドを 1.8 mg/日を摂取することにより、肌の潤いを維持する機能(バリア機能)に役立つことが考えられることから、表示しようとする機能性は適切であると判断した。 |
糖に働くロハスのイヌリン(バブルスター株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
バブルスター株式会社の機能性表示食品,糖に働くLOHAS(ロハス)のイヌリンのエビデンス(科学的根拠) |
バブルスター株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【糖に働くLOHAS(ロハス)のイヌリン】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 バブルスター株式会社 |
【届出番号】 |
F939 |
【届出日】 |
2021/02/19 |
【届出者名】 |
バブルスター株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
糖に働くLOHAS(ロハス)のイヌリン |
【食品の区分】 |
加工食品(その他) |
【機能性関与成分名】 |
イヌリン クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはイヌリンが含まれます。イヌリンは、腸内のビフィズス菌による発酵・増殖に利用され、腸内フローラが良好になることで、便秘傾向者において排便回数・排便量を増やし、お腹の調子を整えることが報告されています。 また、イヌリンは食後の血糖値の上昇を緩やかにすることが報告されています。 本品はお腹の調子を整えたい方、食後の血糖値が気になる方に適した食品です。 |
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【想定する主な対象者】 |
便秘気味の健常者で腸内環境が気になる方。血糖値が高めの健常者で血糖値上昇が気になる方。 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。 既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
イヌリンはチコリ、ごぼう、菊芋、ねぎ、にんにく、アーティチョーク、ヤーコンといった野菜の根や茎、葉、種などに多く含まれ、古くから日本および海外で野菜として、またそれらを加工した飲料として広く摂取されている食物である。なかでも、イヌリンの含有量が多いチコリはヨーロッパ原産であり、16世紀から相当量が喫食されてきた。 本製品のイヌリンはオランダのSensus社で製造される製品と同等品であるが、この同等品はヨーロッパを初めとする全世界でおよそ25年間販売され、2018年9月現在までに、総販売量は数十万トン以上に達する。また同等のチコリ由来のイヌリンは全世界の製造販売が100万トンに達するとされているが、健康被害は報告されていない。 以上のことから、境界型の者を含む疾病に罹患していない健常な成人が本届出製品(糖に働くLOHAS(ロハス)のイヌリン)の最大一日摂取目安量6gを超えて摂取しても、安全性に問題ないと判断した。 |
【摂取する上での注意事項】 |
原材料表示をご参照の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。万一体質に合わない場合は摂取をお控えください。 天然由来の素材のため、製造ロットにより味や色に違いが生じる場合がございますが、品質上問題ありません。 一度にたくさん摂取すると、おなかが緩くなることがあります。摂取目安量を守ってお召し上がりください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
本商品は、バブルスター株式会社が製造、販売を行っています。バブルスター株式会社の製造施設・従業員の衛生管理等の体制について ●製造施設等における衛生管理①使用器具の破損や汚れなどを製造前・製造後に記録し、製品毎に洗浄して衛生環境を維持しています。 ②日常点検を含む施設内の清掃手順、清掃箇所を記録しています。 ③製造室内には不要な物を持ち込まないよう管理を徹底し、日常的に備品の定数の管理を行っています。 などの自社規定を設けて管理しています。●従業員の衛生管理①日常的に勤務日当日の朝に検温を行い、発熱など異常があった場合は自社衛生管理基準に沿って健康状態を点検し対応しています。②製造室内には私物の持ち込みを制限、厳禁として準備室の指定された保管場所で管理しています。 ③作業着・帽子・ヘアキャップ(ネット)・マスク・手袋・靴(室内用)については当社指定のものを使用しています。 などの自社規定を設けて管理しています。●規格外製品の出荷防止体制について ①原材料の管理について原材料の流通=Traceabilityを記録管理しています。原材料を発注してから受入までの流れを(発注日、原料名、原料メーカー、発注量、使用目的、原料納品予定日)を記録。原材料の受入後も(入荷年月日、原料名、原料メーカー、入荷量、賞味期限、原料ロットNo)を記録。原材料の受入の際に外観(破損・汚染・異物)を検品し問題があった場合は受入を拒否。返送して必要があれば代替品の請求。製造後(使用した日付、自社製造ロットNo、使用した商品、使用量、賞味期限、原料ロットNo、製造予定数、生産数、歩留まり)を記録。原材料を製造室内に運び入れる際に製造日報に記載してある原料のロットNoと使用する原料のロットNo、予定している使用量と移動量を比較して確認。製造前に原料の開口にある紐や糸くず、紙くずなどを除去してから製造室内に移動し異物混入の事故防止と誤った原材料を運び入れないような管理体制を整えています。 ②商品袋の外観のチェック、袋の密封と圧着作業の工程では自社基準に沿って品質を均一に保ち逸脱した商品は除外しています。 ③小分け作業や検品の工程では重さの基準を経済産業省のホームページと計量法に従って自社基準を設定し検品も同じ人が行わない配置を組み2回体制で規格外製品の出荷防止体制に努めています。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
1.整腸について (ア)標題 イヌリンを含む本製品の整腸効果について (イ)目的 イヌリンを含む本製品の摂取が便通におよぼす影響、糞便中の有用短鎖脂肪酸含有量、腸内フローラへの影響について検討した。 (ウ)背景 便秘は健康な人にも広く見られる胃腸機能障害のひとつであり、さまざまな生活習慣病との関係も指摘されている。 (エ)レビュー対象とした研究の特性 検索日は2018 年5月22日および5月23日、検索対象期間は掲載開始日から検索日までに公表された論文を検索対象とした。 対象集団の特性は健常な成人男女、最終的に評価した論文数は33報、研究デザインはイヌリンを含む食品を摂取させ、プラセボ食品を摂取させた群、無介入のコントロール群、または介入前と比較し、糞便中のビフィズス菌量または排便回数、排便量を評価している臨床試験研究報告とした。 利益相反情報に関しては、今回の研究レビューは第三者機関に実施を依頼し、当該機関には実施費用を支払った上で実施されたものである。 (オ)主な結果 介入期間は 7-30 日間の試験において、33 報中 23 報で糞便中のビフィズス菌量を評価しており、22 報で有意な増加がみられた。また、 33 報中 20 報で排便回数を評価しており、12 報で有意に増加していた。さらに、12 報で排便量を評価しており、5 報で有意に増加していた。便秘傾向者における結果に限ると、排便回数は 10 報中 9 報で、排便量は 6 報中 5 報で有意な改善が見られた。 このことから、本製品の摂取により、腸内細菌の中で有用菌として知られるビフィズス菌の増加を促し、排便回数、排便量の増加、改善につながることが示唆された。 (カ)科学的根拠の質 研究の限界:サンプル数が多く、また結果の一致度も高かったため、定性的な議論で十分であると判断し、メタアナリシスを行わなかった。そのため出版バイアス等の定量性については本研究レビューでは議論できない。本研究レビューには、採用論文の一部にランダム化や盲検化がなされていないなどバイアスリスクが高いものがあることや、メタアナリシスを行っていないため出版バイアスの議論ができていないことなど、いくつかの限界がある。しかしながら、採用論文の数が多くトータルでのサンプル数が十分に多いこと、各アウトカムでの結果の一致度が高かったことを総合的に考慮すると、本研究レビューの結論に対する科学的根拠は充分と考えられる。 2.食後血糖値について (ア)標題 イヌリンによる食後血糖値上昇を緩やかにする作用に関する定性的研究レビュー (イ)目的 「イヌリンを含む食品を疾病に罹患していない者または空腹時血糖値が境界型の者が経口摂取することにより、食後血糖値の上昇を緩やかにするか」を検証するため研究レビューを実施する。 (ウ)背景 イヌリンは、自然界では、チコリやゴボウ、玉葱等に多く含まれている水溶性食物繊維の一種、果糖の重合体(フルクタン)の一種である。デンプンと異なりヒトの消化器では分解不能で大腸の腸内細菌叢によってはじめて代謝されるため、栄養成分表示では糖質ではなく食物繊維として扱われる。血糖に直接的に作用することはないが、食後の血糖濃度上昇を抑制することに加え、腸内細菌による代謝産物がインスリン感受性を向上させることにより、糖尿病患者の血糖値を適切な水準に調節することが報告されている。 イヌリンの単回経口摂取による食後血糖値の上昇抑制作用については多数論文化されているが、健常者のみを対象としたイヌリンの当該効果に関する研究レビューの報告はまだ少ない。 (エ)レビュー対象とした研究の特性 「医中誌」「JDreamIII」「PubMed」「The Cochrane Library」を用いて論文検索を行った。対象(P)が疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)、または空腹時血糖値または 75 g OGTTが境界型の者、または食後血糖値が高めの者、介入(I)がイヌリンの経口摂取(食品形態は問わない)、アウトカム(O)が食後血糖値の上昇を緩やかにするかとし、臨床試験文献を収集し、イヌリンの単回経口摂取は食後血糖値の上昇を緩やかにするかを検討した。 (オ)主な結果 557報の文献から選択・除外基準により文献の選抜を行った結果、最終的に最終製品を用いた 7 報の文献を採用した。この文献は、5 報が外国で行われた試験、2 報が日本で行われた試験であった。 本研究レビューの結果、評価した 7 報中 5 報で、境界型を含む疾病に罹患していない健常な成人がイヌリンを摂取(イヌリンとして 0.75 ~ 21.6 g/日)することにより、食後血糖値の上昇の有意な抑制が認められた。 イヌリンの単回経口摂取による食後血糖値上昇抑制作用の作用機序については、直接的な作用として、イヌリンには小腸におけるグルコースの吸収を抑制する作用のあることが報告されている。また、間接的な作用として、大腸においてイヌリンはビフィズス菌などの腸内細菌叢に利用され、代謝産物として短鎖脂肪酸などの有機酸を産生することが報告されている。さらに、短鎖脂肪酸は腸管上皮細胞に発現する L 細胞に作用し、GLP-1 の分泌を促進することで、すい臓β細胞からのインスリンの分泌を促進する結果、食後に上昇する血糖の臓器への取り込みが促進され、血糖値の上昇が抑制されたものと考えられる。 (カ)科学的根拠の質 今回の採用論文の中には二重盲検についての記述が無いものが存在したことから、バイアスリスクが上昇していることは否定できない。また、メタアナリシスを行っていないため、出版バイアスについて定量的に評価することはできていない。しかしながら、評価した論文 7 報のうち 5 報が肯定的であり、バイアスリスクや非直接性などにリスクが高いもの(-2)がないことから、エビデンスの強さを A 「効果の推定値に確信がある」とした。 イヌリンは、直接および代謝産物を介した間接的な作用によって食後血糖値の上昇を抑制したものと考えられる。本研究レビューにより、当該製品の表示しようとする機能性である「イヌリンには食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果のあることが報告されています。」には十分な科学的根拠があると示すことができたと考える。 |
高めの血圧ケアギャバ(株式会社サンセリテ札幌)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社サンセリテ札幌の機能性表示食品,高めの血圧ケアGABA(ギャバ)のエビデンス(科学的根拠) |
株式会社サンセリテ札幌が消費者庁に届出た機能性表示食品【高めの血圧ケアGABA(ギャバ)】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社サンセリテ札幌 |
【届出番号】 |
F938 |
【届出日】 |
2021/02/19 |
【届出者名】 |
株式会社サンセリテ札幌 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
高めの血圧ケアGABA(ギャバ) |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
GABA(γ-アミノ酪酸) クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはGABAが含まれます。GABAには高めの血圧を下げる機能があることが報告されています。血圧が高めの方に適しています。 |
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【想定する主な対象者】 |
血圧が高めの健常成人 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
本届出品は機能性関与成分(GABA)を一日摂取目安量を15㎎配合した食品である。新製品であるため、最終製品での喫食実績がないため、既存情報における機能性関与成分GABAでの安全性評価をした。 1、既存情報による食経験の評価:公的機関、民間機関のデータベースにおいて、機能性関与成分GABAの喫食実績を調査した。その結果、ナス、トマト、ジャガイモなど一般に食される野菜100g中にGABAが20~50㎎以上含まれていることから、通常の食生活において摂取される成分である。また、GABA(10~80mg/日)を関与成分とする特定保健用食品が市販されており、食品安全委員会において「適切に摂取される場合には、安全性に問題はない」と評価されている。 2、安全性試験による評価:GABAの食品としての安全性に関する研究報告を検索したところ、24報あった。11.5~1,000mgのGABAを2週間~6か月間摂取した場合に、軽度の自覚症状変化を訴える事例(下痢、腹痛、お腹が張る、食欲不振など)はあるものの、安全性に問題はなかったことが報告されている。また、本届出品に含まれる機能性関与成分量の5倍量以上のGABA 1,000mgを4週間摂取した試験においても安全性に問題のないことが報告されていることから、本届出品に含まれている機能性関与成分GABAには十分な安全性があると判断できる。 GABAは単純な構造のアミノ酸であり、基原による性質の違いは生じない。従って、各安全性評価試験で用いられたGABAと本届出品に含まれるGABAは同等のものであると言える。 以上のことから、機能性関与成分GABAを配合した本届出品の安全性に問題はないと考えられる。しかしながら降圧剤などの医薬品を併用すると血圧を下げすぎてしまう可能性が報告されているので、摂取をする上での注意事項に、降圧剤等の医薬品服用者は本届出品の利用について医師、薬剤師に相談すべきである旨を表示している。 |
【摂取する上での注意事項】 |
●原材料をご確認の上、食物アレルギーがご心配な方はご利用をお控えください。また、体質や体調により体に合わない場合(かゆみ・発疹・胃腸の不快感等)にはご利用をお止めください。 ●薬を服用中の方、通院中の方、妊娠・授乳中の方は、医師とご相談の上、お召し上がりください。 ●降圧薬を服用中の方は、医師、薬剤師にご相談ください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
当該製品は国内GMPを取得した工場で製造している。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
・標題 「GABA摂取による血圧が高めの方の血圧を低下させる効果についての研究レビュー」 ・目的 血圧が正常もしくは高め〔最高(収縮期)血圧~139 mmHgまで、または、最低(拡張期)血圧~89 mmHgまで〕の健常成人が、長期間GABAを含む食品を摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合で、血圧低下効果に違いがあるかどうかを評価し、届出品に含まれる量のGABAが健常人の高めの血圧を健康的な値に保つことをサポートするかを検証することを目的とした。 ・背景 本品を機能性表示食品として販売するにあたり、GABAを配合した本届出品の血圧低下効果について検証するため、本研究レビューを行った。 ・レビュー対象とした研究の特性 日本語および英語の文献データベース、健康食品素材のデータベースを用いて文献調査を行い、2016年7月より以前に発表された文献を対象として、「目的」の項に記載した条件に合致する文献を検索した。なお、特定保健用食品の試験方法に倣い、参加者に軽症高血圧者が含まれる研究も対象としたが、軽症高血圧者のみの研究は疾病者のデータになるため対象外とした。最終的に残った15報を評価対象とした。 ・主な結果 血圧低下効果は、収縮期および拡張期血圧を指標として評価された。その結果、正常高血圧(収縮期血圧 130~139 mmHg 又は拡張期血圧 85~89 mmHg)の人において、1日あたり12.3mg~80mgのGABAを含んだ食品はGABAを含まない対照品と比較して、有意な効果(統計学上、偶然ではなく意味のある効果)が認められた。また、正常な血圧の人のみを対象とした場合は正常な血圧を維持した。採用した論文は、いずれも日本人を対象とした試験であり、日本人への外挿性は高いと判断した。 ・科学的根拠の質 収集した論文は、GABAを含まないプラセボを対照としたランダム化二重盲検並行群間試験がほとんどで、研究レビューの科学的根拠の質は高いと考えられる。一部の採用論文において、研究方法に偏り(バイアス)が疑われるもの、利益相反について記述がないものもあったが特に問題となるものはなかった。 また、幅広く文献の検索を実施しているが、未報告の研究が存在する可能性があり、出版バイアスの可能性もあると考えられるため、今後も新しい研究報告について定期的にチェックする必要がある。 |
ラベル:
株式会社サンセリテ札幌の機能性表示食品
ぱちっと(株式会社リフレ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社リフレの機能性表示食品,ぱちっとのエビデンス(科学的根拠) |
![]() 株式会社リフレが消費者庁に届出た機能性表示食品【ぱちっと】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社リフレ |
【届出番号】 |
F937 |
【届出日】 |
2021/02/19 |
【届出者名】 |
株式会社リフレ クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
ぱちっと |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
ビルベリー由来アントシアニン ルテイン クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品に含まれるビルベリー由来アントシアニン、ルテインには以下の機能が報告されています。 【ビルベリー由来アントシアニン】目のピント調整力を助け、眼の疲労感を軽減する。 【ルテイン】ブルーライトの光刺激から目を守る黄斑色素を増やすことで、視野のかすみやぼやけ(コントラスト感度)を改善し、眩しさから回復する目の調整力(グレア回復)を改善する。 |
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【想定する主な対象者】 |
健常成人で、スマホなどで目を酷使している方。 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
1.当該製品の喫食実績 2018年8月より国内健常成人を対象に販売中。約3,890袋(120,590日分)を流通しており、その間には大小に関わらず健康被害は報告されていない。 2.ビルベリー由来アントシアニン(VMA) 当該製品でVMAの供給源として使用しているビルベリーエキスは、日本国内で様々なサプリメント形状の製品に10年以上配合されてきたが、当該原材料が原因と考えられる重篤な有害事象は報告されていない。また、成年健常者で1440 mg(VMAとして約520 mg、当該製品の12倍量)の摂取における安全性が確認されている。 3.ルテイン 当該製品の原材料として使用しているルテインは、日本国内において様々なサプリメント形状の製品に10年以上配合されてきたが、当該原材料が原因と考えられる重篤な有害事象は報告されていない。また、成年健常者で120 mg(当該製品の6倍量)の摂取における安全性が確認されており、WHOにおいても1日摂取許容量(ADI)は体重あたり0-2 mg/kg(体重60 kgの場合で最大120 mg)と評価されている。 なお、カロテンやルテイン等のカロテノイドを過剰に摂取した場合に皮膚の色が黄色くなることがあるが、通常は回復性があり、カロテノイドの摂取を止めると自然に元に戻る。 4.相互作用 VMA、ルテインに関して、機能性関与成分同士の相互作用に関する報告は見当たらなかった。また、当該製品に含まれる、VMAは野菜や果物等に含まれるアントシアニン類に属する成分で、ルテインも野菜や果物に含まれている成分であり、食物から同時に摂取する機会は多々あると考えられることから、VMA、ルテインを同時に摂取することによって重篤な有害事象が発生する可能性は低いと評価した。 5.総括 適切に摂取する場合には当該製品の安全性に問題はないと判断した。 |
【摂取する上での注意事項】 |
原材料を参照の上、食物アレルギーのある方は、お召し上がりにならないでください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
一般社団法人日本健康食品規格協会、公益財団法人日本健康・栄養食品協会よりGMP認証を受けている4工場にて、所定の基準に基づき生産・製造及び品質管理を行っている。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
1)ビルベリー由来アントシアニン(VMA) 【標題】 VMAのピント調節力と眼の疲労感に対する機能性評価 【目的】 健常成人男女がVMAを摂取した場合に、ピント調節力や眼の疲労感が改善するか検証する。 【背景】 VMAは抗酸化能を有することなどから、視機能に対する効果が期待され、世界中で広く利用されているが、成年健常人におけるVMAの視機能に対する効果は検証されていなかった。 【レビュー対象とした研究の特性】 成年健常人を対象とする、質の高い臨床試験(機能性関与成分を含む食品と含まない類似食品を比較するために、どちらの食品を摂取するのかは被験者が知らない状態で試験が行われ、どの食品を摂取するかは第三者により無作為に振り分けられた試験:RCT)を評価の対象とした。2018年5月29日に検索した2018年4月までに報告された査読論文を精査し4報(利益相反あり4報)を評価対象とした。 【主な結果】 成年健常人男女が、40-480 mgのVMAを摂取することによりピント調節機能の低下が改善し、眼の疲労感が改善した。 【科学的根拠の質】 各機能性関与成分で評価の対象となった論文数が少ないため、効果が認められなかった研究結果が発表されていない可能性は否定できない。また、定性的な評価であるため、精確な評価ができていない可能性がある。しかしながら、評価の対象は比較的質の高い臨床試験とされているRCTであり、摂取した機能性関与成分の同等性も担保されていることから科学的根拠の質は高いと考えられる。 2)ルテイン 【標題】 ルテインのMPOD値とコントラスト感度及びグレア感度に対する機能性評価 【目的】 健常成人男女がルテインを摂取した場合に、MPOD値、コントラスト感度およびグレア感度が変化するか検証する。 【背景】 ルテインは抗酸化能を有することなどから、視機能に対する効果が期待され、世界中で広く利用されているが、成年健常人におけるルテインの視機能に対する効果は検証されていなかった。 【レビュー対象とした研究の特性】 成年健常人を対象とする、RCTを評価の対象とした。2018年6月8日に検索した2018年4月までに報告された査読論文を精査し5報(利益相反あり2報)を評価対象とした。 【主な結果】 成年健常人男女が、6-20 mgのルテインを摂取することによりMPOD値が上昇し、コントラスト感度およびグレア感度が改善した。 【科学的根拠の質】 定性的な評価であるため、精確な評価ができていない可能性がある。しかしながら、評価の対象は比較的質の高い臨床試験とされているRCTであり、摂取した機能性関与成分の同等性も担保されていることから科学的根拠の質は高いと考えられる。 |
リラクミン(株式会社リラクル)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社リラクルの機能性表示食品,リラクミンのエビデンス(科学的根拠) |
株式会社リラクルが消費者庁に届出た機能性表示食品【リラクミン】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社リラクル |
【届出番号】 |
F936 |
【届出日】 |
2021/02/18 |
【届出者名】 |
株式会社リラクル クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
リラクミン |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
L-テアニン GABA(γ-アミノ酪酸) クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品にはL-テアニン及びGABAが含まれます。L-テアニンには、夜間の良質な睡眠(起床時の疲労感や眠気を軽減)をサポートする機能、またGABAには、仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する機能が報告されています。 |
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【想定する主な対象者】 |
健康な成人男女 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
【L-テアニン】 本品は機能性関与成分L-テアニンを一日摂取目安量で200mg配合した食品である。 L-テアニンは、私たちが日常的に飲用しているお茶に含まれる成分である。本品と同等の原材料を使用したサプリメント形態食品(「サンテアニン(顆粒)」等)の喫食実績として、2003年より合わせて3万5千個以上(L-テアニンを200~500mg/日含有)を全国で販売しているが、これまでに有害となる事象は報告されていない。 また、「サンテアニン(顆粒)」ではヒトでの安全性試験が実施されており、L-テアニン2.5g/日(本品の10倍以上に該当)を4週間連続摂取させても副作用は確認されなかった。更に、文献やデータベースで収集した情報も踏まえ、本品は十分に安全性が確認されていると判断した。 【GABA】 本品は機能性関与成分GABAを一日摂取目安量で50mg配合した食品である。 ・既存情報による食経験の評価:GABAはナスなどの野菜に含まれ、通常の食生活において摂取される成分である。また、GABA(10~80mg/日)を関与成分とする特定保健用食品が市販されており「適切に摂取される場合には、安全性に問題はない」と評価されている。 ・安全性試験による評価:GABAの食品としての安全性に関する研究報告を24報確認した。11.5~1,000 mgのGABAを2週間~6か月間摂取した場合に軽度の症状変化を訴える事例はあるものの、安全性に問題はなかったことが報告されている。また、GABA 1g(本品の5倍以上に該当)を4週間摂取した試験においても安全性に問題ないことが報告されている。 GABAは単純な構造のアミノ酸であり、基原による性質の違いは生じない。従って、各安全性評価試験で用いられたGABAと本品に含まれるGABAは同等のものであると言える。以上のことから、GABAを配合した本品の安全性に問題はないと判断した。 なお、L-テアニンには降圧剤の作用を強め、興奮剤の作用を弱める可能性、GABAには降圧剤等の作用を強める可能性が報告されている。本品は疾病に罹患している者を対象としておらず、通常の食品として利用する場合はおそらく安全であると考えられるが、念の為、摂取をする上での注意事項に、降圧剤、興奮剤等との併用に対して注意喚起することとした。これらを踏まえて、本品を機能性表示食品として販売することは適切であると判断した。 |
【摂取する上での注意事項】 |
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。乳幼児の手の届かない所に保管してください。薬(降圧剤、興奮剤など)の服用あるいは通院中の方は、医師、薬剤師とご相談のうえ、お召し上がりください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
製造工場:株式会社三協日の出工場/公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMP取得、GMPの取組みに基づく製造、品質管理を行っている。包装工場:株式会社山清福富物流センター/食品の安全性を確保するため、作業手順書や品質管理マニュアル、衛生管理マニュアルに従って製造、管理している。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
【L-テアニン】 (ア)標題 最終製品”リラクミン”に含有する機能性関与成分L-テアニンによる睡眠改善の機能性に関する研究レビュー (イ)目的 健常成人を対象とし、L-テアニンを摂取させる介入を行い、プラセボと比較して睡眠の質が改善されていることを、起床時の昨夜の睡眠に関するアンケートや睡眠中の生理学的指標にて検証した。 (ウ)背景 L-テアニンの睡眠改善効果について、個々の文献では報告されているものの、それらを網羅的に評価された文献はなかった。そこでL-テアニンが夜間睡眠の質を改善するか検証するため、本研究レビューを行った。 (エ)レビュー対象とした研究の特性 英語文献検索には、Pubmed(検索対象期間:1946年~2018年8月23日)、Cochrane Library(1992年~2018年9月13日)のデータベースを用い、Pubmedは2018年8月23日に、Cochrane Libraryは2018年9月13日に検索を実施した。また、日本語文献は、JSTPlus(検索対象期間:1981年~2018年8月14日)、JMEDPlus(1981年~2018年8月14日)、JST7580(1975年~1980年12月8日)のデータベースを用い2018年8月21日に検索を実施した。検索対象は、健常な日本人の成人の集団、L-テアニンを摂取しない群と比較した試験デザインであることとし、最終的に3報の文献を評価した。これらの文献のうち2報は原料を販売している企業と大学研究機関との共同研究、1報は原料の提供はあるが大学研究機関が独自で実施した研究の結果であった。 (オ)主な結果 評価した3報の結果をまとめ、統計的に解析した結果、L-テアニン摂取により、起床時のアンケート調査のうち「疲労回復」、「眠気」の改善については強い関連性が、「夢み」、「睡眠時間延長感」の改善については中程度の関連性がみられた。また、生理学的指標のひとつである睡眠中の交感神経活動の抑制についても中程度の関連性がみられた。これらの指標は、日本人(成人)で標準化された「OSA睡眠調査票(MA版)」の評価項目に含まれていることから日本人の睡眠の質を評価するのに適しているといえ、「疲労回復」と「眠気」の改善に強い関連性がみられたことは良質な睡眠がもたらされたことを示している。以上のことより、就寝前にL-テアニンを摂取することは、夜間の良質な睡眠(起床時の疲労感や眠気を軽減)をサポートすると考えた。 (カ)科学的根拠の質 選定された文献が3報でしたので出版によるバイアスの評価に至らず、正確性の評価に関してはサンプルサイズが少ないため考慮が必要とされた。エビデンスの一貫性などに特に問題は認められず、エビデンス総体の質はおおむね良好と考えた。 【GABA】 (ア)標題 GABAの、デスクワークなどの精神的ストレスがかかる作業によって生じる一時的な疲労感の緩和効果に関する研究レビュー (イ)目的 健康な成人日本人男女がGABAを含む食品を摂取した場合と、GABAを含まない食品(プラセボ)を摂取した場合で、デスクワークなどの精神的ストレスがかかる作業によって生じる一時的な疲労感の緩和効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。 (ウ)背景 GABAのデスクワークなどを主体とする精神負荷作業における疲労感の緩和について、個々の文献では報告されているものの、それらを網羅的に評価された文献はなかった。そこでGABAの、精神的ストレスがかかる作業後の疲労感を緩和する機能性について検証するため、本研究レビューを行った。 (エ)レビュー対象とした研究の特性 外国語文献検索には、PubMed(1946年~2016年)、英語文献検索には、The Cochrane Library(1992年~2016年)のデータベースを用い2016年7月1日に検索を実施した。日本語文献は、医中誌Web(1977年~2016年)、J-DreamⅢ(1975年(医学情報は1981年)~2016年)のデータベースを用い2016年7月3日に検索を実施した。文献を精査し、健常な日本人成人を対象とし、GABAを摂取しない群と比較した試験デザインである7報の文献を評価した。利益相反に関して、申告がない論文もあったが特に問題となるものはなかった。 (オ)主な結果 主観的疲労感(精神的ストレス)としてVASおよびPOMS、唾液中のコルチゾールおよびクロモグラニンA、さらに、脳波の変動、自律神経活動の各指標により精神的ストレスや疲労感を評価した。これらの指標は一時的な精神的ストレスや疲労感を評価する指標として広く用いられ、表示しようとする機能性を評価するのに適した指標である。結果は、28~100mgのGABAを摂取することで、GABAを摂取しない時と比較して、勉強や仕事などによる一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する効果が確認された。なお、GABAの摂取による副作用などの有害事象の記載はみられなかった。 (カ)科学的根拠の質 最終調査対象とした論文のバイアス・リスクの評価では、採用論文7報中1報が中程度であり、他の6報は低度であった。エビデンスの一貫性など特に問題は認められず、科学的根拠の質は高いと考えられる。本レビューの限界として、報告数、被験者数ともに少ないことから、バイアスの存在が完全に否定できないことが考えられる。 |
パセノール お肌のうるおいキープたんぱく(森永製菓株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
森永製菓株式会社の機能性表示食品,パセノール お肌のうるおいキープ たんぱくのエビデンス(科学的根拠) |
森永製菓株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【パセノール お肌のうるおいキープ たんぱく】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 森永製菓株式会社 |
【届出番号】 |
F935 |
【届出日】 |
2021/02/18 |
【届出者名】 |
森永製菓株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
パセノール お肌のうるおいキープ たんぱく |
【食品の区分】 |
加工食品(その他) |
【機能性関与成分名】 |
ピセアタンノール クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品には、ピセアタンノールが含まれます。ピセアタンノールには、乾燥しがちな肌のうるおいを守ることが報告されています。 |
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【想定する主な対象者】 |
肌が乾燥しがちな健常成人 |
【安全性の評価方法】 |
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
【喫食実績】 当該製品と同等のピセアタンノール量を含有している製品群「パセノール(粒)」「パセノールドリンク」を日本国内で2013年6月より発売し、これまで1,480万食以上を販売している。その間に購入された方からの有害事象の申し出はないことから当該製品についても安全性に問題ないと評価した。また、原料のパッションフルーツは長い間世界中で一般的に種ごと食され食経験は十分にあることから、安全性に問題はないと考えられる。 【医薬品との相互作用】 ピセアタンノールと医薬品の相互作用に関する情報はなかった。 一方で、パッションフルーツと医薬品「ミタゾラム(一般名)」との相互作用に関する報告があり確認したところ、ミタゾラムの代謝酵素である肝薬物代謝酵素CYP3A4に対しパッションフルーツが阻害するというものであったが、阻害率は2.5%とほとんどないことから相互作用に問題ないことが確認できた。 |
【摂取する上での注意事項】 |
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 一日摂取目安量を守って、摂取量が多くならないようご注意ください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
当該製品は、FSSC22000認証を取得した国内工場で製造している。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
(1)肌に及ぼす機能の検証 【標題】 ピセアタンノール含有食品の摂取が肌に及ぼす効果の検証 【目的】 研究レビューにより、「肌が乾燥しがちな健常成人」を対象に、プラセボの経口摂取と比較して、国内外の論文を検索・調査し、科学的根拠を評価した。 【背景】 体の表面を覆う皮膚は、人体における最大の臓器であり、表皮・真皮および皮下組織から構成される。皮膚の重要な役割としては、表皮角質層のバリア機能が体内から水分が蒸散するのを防ぎ、外界からの異物の侵入や攻撃から体を守る働きがある。したがって、角質層の水分量を保持することは、皮膚を健康に保つうえで重要である。 ピセアタンノールは、パッションフルーツ種子に高含有している食品成分であり、生理機能としては、血糖値上昇抑制作用や血管拡張作用、線維芽細胞におけるコラーゲン産生増強・分解抑制作用、メラニン合成抑制作用などが報告されている。さらに近年、ピセアタンノールを経口摂取することで、肌の保湿機能に関する機能性をもつことが報告されている。 【レビュー対象とした研究の特性】 ・検索対象期間:~2018年8月17日 ・対象集団の特性:肌が乾燥しがちな健常者 ・評価した論文数:2報 ・研究デザイン:最低2週間、健常成人を対象に肌の保湿機能(皮膚水分量)に対するピセアタンノール含有食品の効果を検討しているランダム化比較試験 ― 【主な結果】 肌が乾燥しがちな健常成人が、ピセアタンノール含有食品 (1日あたり5 mg~30 mg)を摂取することによって、プラセボの経口摂取と比較して、統計学的に有意な肌の保湿作用があることが示された。 【科学的根拠の質】 本研究レビューにおける結果の限界・問題点としては、採用論文が2報のみであり、論文数が限定されていることが挙げられる。また、英語および日本語の論文のみを抽出対象としていることから、他の言語における本研究レビューに関連する論文の存在は否定できず、言語バイアスについて否定できない。 (構造化抄録) |
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