2021年11月18日木曜日

野菜一日これ一本プラス200ml b(カゴメ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

野菜一日これ一本Plus(プラス)200ml bの効果とエビデンス(科学的根拠):カゴメ株式会社


カゴメ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【野菜一日これ一本Plus(プラス)200ml b】の効果とエビデンス。
届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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【届出番号】
G687

【届出日】
2021/09/29

【届出者名】
カゴメ株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
野菜一日これ一本Plus(プラス)200ml b

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
トマト由来食物繊維

GABA(γ-アミノ酪酸)

クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはトマト由来食物繊維とGABAが含まれます。トマト由来食物繊維には、糖の吸収を抑制し、食後血糖値の上昇を抑える機能が報告されています。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健康な成人(食後の血糖値が気になる方、血圧が高めの方)

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本商品は、1日摂取目安量(200 mL)に機能性関与成分としてトマト由来食物繊維1.6 gとGABA36 mgを含む商品です。機能性関与成分であるトマト由来食物繊維とその基原材料であるトマト、機能性関与成分であるGABAについて、既存情報による安全性試験の評価を実施しました。
 トマト由来食物繊維に関しては、安全性に関する問題は確認されませんでした。ヒト試験では最大で4.1 gのトマト由来食物繊維を含む食品の継続摂取において、動物試験ではヒトの摂取量に換算して1,050 gに相当するトマト由来食物繊維の継続投与において安全性に問題がなかったことが報告されています。それぞれの試験におけるトマト由来食物繊維量は、本商品の1日摂取目安量に含まれるトマト由来食物繊維(1.6 g)の2.56倍、656倍にあたります。トマト由来食物繊維を高含有した食品によるヒト試験での報告は少なく、4.1 gを超えるトマト由来食物繊維を摂取したヒト試験の報告は見出せませんでした。しかし、基原原料のトマトの安全性については各種データベースの調査結果からも明らかであり、日常的に摂取するトマトやトマト加工品から摂取するトマト由来食物繊維がヒトに対して有害事象をもたらす可能性はほとんど無いと考えられます。
 またGABAに関しても、安全性に関する問題は確認されませんでした。本商品の1日摂取目安量に含まれるGABA量36 mg は、安全性を評価したヒト試験の論文で報告されている最大摂取量(400 mg)の約11分の1 に相当するため、摂取目安量の5倍以上の過剰摂取においても、その安全性には問題がないと考えられました。
 以上より、本商品の1日摂取目安量に含まれるトマト由来食物繊維(1.6 g)及びGABA(36 mg)は十分に安全であり、本商品の安全性に関しても問題ないと判断しました。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。降圧剤等の医薬品を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品を製造するカゴメ株式会社那須工場および富士見工場ではFSSC22000の認証を取得しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(1)「トマト由来食物繊維」の機能性に関する科学的根拠
【標題】
 トマト由来食物繊維による食後血糖値の上昇抑制作用に関するメタ分析を含むシステマティックレビュー
【目的】
 トマト由来食物繊維を含む食品の摂取が、食後血糖値の上昇を抑制する作用を示すかを検証することを目的としました。
【背景】
 日本の糖尿病有病者の割合は成人男性の18.7%、成人女性の9.3%を占めるとされています。食後血糖値の急激な上昇を繰り返すことは、糖尿病を悪化させると考えられているため、日々の食生活において食後血糖値を正常な値に保つことは、糖尿病やそれに起因する疾患の予防において重要です。
 トマト由来食物繊維には、食後血糖値の上昇を抑制する効果が期待されており、その研究が進められています。そこで、トマト由来食物繊維による食後血糖値の上昇抑制作用を検証することといたしました。
【レビュー対象とした研究の特性】
 トマト由来食物繊維の摂取が、食後血糖値の上昇を抑制する作用を示すか検証した研究を、国内外のデータベースを使用して検索しました。対象者は疾病に罹患していない方(空腹時血糖値126 mg/dL未満)とし、トマト由来食物繊維を含む食品の摂取が、トマト由来食物繊維を含まないかトマト由来食物繊維の含量の少ない食品の摂取、もしくは何も摂取しない場合と比較して、食後血糖値や食後の血糖上昇曲線下面積(*1)に影響を与えるかを検証した研究を対象としました。2020年5月以前に発表された英語および日本語の文献を網羅的に集めた結果、3つの研究が条件を満たしていたため、この3研究をレビューの対象としました。
【主な結果】
 レビュー対象とした3研究は、いずれも空腹時血糖値が126 mg/mL未満である健康な日本人を対象に実施された臨床試験の報告であり、一日当たり1.6~2.9 gのトマト由来食物繊維を含む食品を摂取することにより、食後血糖値や食後の血糖上昇曲線下面積の有意な低下が認められていました。また、3研究の結果を統合したメタ分析でも有意な低下が認められました。このことから、1.6 gのトマト由来食物繊維を含む食品の摂取は、糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇を抑制する機能があると結論づけました。
【科学的根拠の質】
 レビュー対象とした3研究は、いずれも概ね信頼できるものでした。トマト由来食物繊維摂取による食後血糖値の上昇抑制作用の一貫性は、評価項目によって異なるものの、総じて抑制する方向への変化が認められました。但し本調査には、対象となった個々の研究において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない、また論文化されていない試験がある等の研究の限界もあります。

(2)「GABA」の機能性に関する科学的根拠
【標題】
 GABAによる血圧低下作用に関するメタ分析を含むシステマティックレビュー
【目的】
 GABAを含む食品の摂取が、血圧を低下させる作用を示すかを検証することを目的としました。
【背景】
 現在、高血圧症、糖尿病、脂質異常症の患者は増加しており、19,400千人が、メタボリックシンドロームが強く疑われる者または予備軍と考えられています。このような疾患や症状に対して、その発症自体を予防すること、すなわち一次予防の重要性が注目されるようになっています。
 GABAは野菜や果実、発酵食品などに多く含まれるアミノ酸の一種で、血圧低下作用を示すことが報告されています。届出者は、GABAを含む食品の摂取に血圧低下作用があるかを検証し、その結果をお客様へお伝えすることがお客様の健康増進のために大切であると考えました。
【レビュー対象とした研究の特性】
 ヒトの血圧に対するGABAの作用が記載されている研究論文について、バイアスを避けながら、血圧低下作用の有無や程度を深く、詳しく評価しました。対象者は疾病に罹患していない方(未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く)としました。但し、血圧に関しては、血圧が正常の方(正常血圧者)、血圧が高めの方(正常高値血圧者)に加えて、軽症者(I度高血圧者)も対象としました(*2)。このような方に対して、GABAを含む食品の摂取が、GABAを含まない食品の摂取と比較して、収縮期血圧(SBP)および拡張期血圧(DBP)の低下作用を示すかを検証しました。また、論文として報告されている研究の妥当性と信頼性を評価しました。
【主な結果】
 調査によって18編の研究論文が抽出されました。このうち12編の研究論文には、統計学的な解析方法であるメタ分析に使用出来ない明確な理由があったため、残りの6編の研究論文に示された結果についてメタ分析を行いました。その結果、1日あたり12.3 mgのGABAを12週間摂取することは、正常血圧者の血圧には影響を与えず、正常高値血圧者とI度高血圧者に対して血圧を低下させる作用があることが明らかとなりました。また、軽症者(I度高血圧者)を除いて解析したところ、血圧が高めの方(正常高値血圧者)のみでも同様に血圧を低下させる作用があることが明らかとなりました。
【科学的根拠の質】
 全体を通して、解析に使用した研究は概ね信頼できるものでした。複数の論文から得られた結果の違いは小さく、GABAの血圧低下作用に関する情報には一貫性があると考えました。但し本調査には、対象となった個々の研究論文において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない、等の研究の限界もあります。

(*1)時間経過に伴う血糖値増加量の推移から算出した面積を指し、食品摂取による糖の吸収量の指標として用いられています。
(*2)正常血圧者はSBPが130 mmHg未満かつDBPが85 mmHg未満の方、正常高値血圧者はSBPが130~139 mmHg又はDBPが85~89 mmHgの方、I度高血圧者はSBPが140~159 mmHg又はDBPが90~99 mmHgの方のことです。

野菜一日これ一本プラス200ml a(カゴメ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

野菜一日これ一本Plus(プラス)200ml aの効果とエビデンス(科学的根拠):カゴメ株式会社


カゴメ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【野菜一日これ一本Plus(プラス)200ml a】の効果とエビデンス。
届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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【届出番号】
G686

【届出日】
2021/09/29

【届出者名】
カゴメ株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
野菜一日これ一本Plus(プラス)200ml a

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
トマト由来食物繊維

GABA(γ-アミノ酪酸)

クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはトマト由来食物繊維とGABAが含まれます。トマト由来食物繊維には、糖の吸収を抑制し、食後血糖値の上昇を抑える機能が報告されています。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健康な成人(食後の血糖値が気になる方、血圧が高めの方)

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本商品は、1日摂取目安量(200 mL)に機能性関与成分としてトマト由来食物繊維1.6 gとGABA36 mgを含む商品です。機能性関与成分であるトマト由来食物繊維とその基原材料であるトマト、機能性関与成分であるGABAについて、既存情報による安全性試験の評価を実施しました。
 トマト由来食物繊維に関しては、安全性に関する問題は確認されませんでした。ヒト試験では最大で4.1 gのトマト由来食物繊維を含む食品の継続摂取において、動物試験ではヒトの摂取量に換算して1,050 gに相当するトマト由来食物繊維の継続投与において安全性に問題がなかったことが報告されています。それぞれの試験におけるトマト由来食物繊維量は、本商品の1日摂取目安量に含まれるトマト由来食物繊維(1.6 g)の2.56倍、656倍にあたります。トマト由来食物繊維を高含有した食品によるヒト試験での報告は少なく、4.1 gを超えるトマト由来食物繊維を摂取したヒト試験の報告は見出せませんでした。しかし、基原原料のトマトの安全性については各種データベースの調査結果からも明らかであり、日常的に摂取するトマトやトマト加工品から摂取するトマト由来食物繊維がヒトに対して有害事象をもたらす可能性はほとんど無いと考えられます。
 またGABAに関しても、安全性に関する問題は確認されませんでした。本商品の1日摂取目安量に含まれるGABA量36 mg は、安全性を評価したヒト試験の論文で報告されている最大摂取量(400 mg)の約11分の1 に相当するため、摂取目安量の5倍以上の過剰摂取においても、その安全性には問題がないと考えられました。
 以上より、本商品の1日摂取目安量に含まれるトマト由来食物繊維(1.6 g)及びGABA(36 mg)は十分に安全であり、本商品の安全性に関しても問題ないと判断しました。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。降圧剤等の医薬品を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品を製造するカゴメ株式会社那須工場および富士見工場ではFSSC22000の認証を取得しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(1)「トマト由来食物繊維」の機能性に関する科学的根拠
【標題】
 トマト由来食物繊維による食後血糖値の上昇抑制作用に関するメタ分析を含むシステマティックレビュー
【目的】
 トマト由来食物繊維を含む食品の摂取が、食後血糖値の上昇を抑制する作用を示すかを検証することを目的としました。
【背景】
 日本の糖尿病有病者の割合は成人男性の18.7%、成人女性の9.3%を占めるとされています。食後血糖値の急激な上昇を繰り返すことは、糖尿病を悪化させると考えられているため、日々の食生活において食後血糖値を正常な値に保つことは、糖尿病やそれに起因する疾患の予防において重要です。
 トマト由来食物繊維には、食後血糖値の上昇を抑制する効果が期待されており、その研究が進められています。そこで、トマト由来食物繊維による食後血糖値の上昇抑制作用を検証することといたしました。
【レビュー対象とした研究の特性】
 トマト由来食物繊維の摂取が、食後血糖値の上昇を抑制する作用を示すか検証した研究を、国内外のデータベースを使用して検索しました。対象者は疾病に罹患していない方(空腹時血糖値126 mg/dL未満)とし、トマト由来食物繊維を含む食品の摂取が、トマト由来食物繊維を含まないかトマト由来食物繊維の含量の少ない食品の摂取、もしくは何も摂取しない場合と比較して、食後血糖値や食後の血糖上昇曲線下面積(*1)に影響を与えるかを検証した研究を対象としました。2020年5月以前に発表された英語および日本語の文献を網羅的に集めた結果、3つの研究が条件を満たしていたため、この3研究をレビューの対象としました。
【主な結果】
 レビュー対象とした3研究は、いずれも空腹時血糖値が126 mg/mL未満である健康な日本人を対象に実施された臨床試験の報告であり、一日当たり1.6~2.9 gのトマト由来食物繊維を含む食品を摂取することにより、食後血糖値や食後の血糖上昇曲線下面積の有意な低下が認められていました。また、3研究の結果を統合したメタ分析でも有意な低下が認められました。このことから、1.6 gのトマト由来食物繊維を含む食品の摂取は、糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇を抑制する機能があると結論づけました。
【科学的根拠の質】
 レビュー対象とした3研究は、いずれも概ね信頼できるものでした。トマト由来食物繊維摂取による食後血糖値の上昇抑制作用の一貫性は、評価項目によって異なるものの、総じて抑制する方向への変化が認められました。但し本調査には、対象となった個々の研究において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない、また論文化されていない試験がある等の研究の限界もあります。

(2)「GABA」の機能性に関する科学的根拠
【標題】
 GABAによる血圧低下作用に関するメタ分析を含むシステマティックレビュー
【目的】
 GABAを含む食品の摂取が、血圧を低下させる作用を示すかを検証することを目的としました。
【背景】
 現在、高血圧症、糖尿病、脂質異常症の患者は増加しており、19,400千人が、メタボリックシンドロームが強く疑われる者または予備軍と考えられています。このような疾患や症状に対して、その発症自体を予防すること、すなわち一次予防の重要性が注目されるようになっています。
 GABAは野菜や果実、発酵食品などに多く含まれるアミノ酸の一種で、血圧低下作用を示すことが報告されています。届出者は、GABAを含む食品の摂取に血圧低下作用があるかを検証し、その結果をお客様へお伝えすることがお客様の健康増進のために大切であると考えました。
【レビュー対象とした研究の特性】
 ヒトの血圧に対するGABAの作用が記載されている研究論文について、バイアスを避けながら、血圧低下作用の有無や程度を深く、詳しく評価しました。対象者は疾病に罹患していない方(未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く)としました。但し、血圧に関しては、血圧が正常の方(正常血圧者)、血圧が高めの方(正常高値血圧者)に加えて、軽症者(I度高血圧者)も対象としました(*2)。このような方に対して、GABAを含む食品の摂取が、GABAを含まない食品の摂取と比較して、収縮期血圧(SBP)および拡張期血圧(DBP)の低下作用を示すかを検証しました。また、論文として報告されている研究の妥当性と信頼性を評価しました。
【主な結果】
 調査によって18編の研究論文が抽出されました。このうち12編の研究論文には、統計学的な解析方法であるメタ分析に使用出来ない明確な理由があったため、残りの6編の研究論文に示された結果についてメタ分析を行いました。その結果、1日あたり12.3 mgのGABAを12週間摂取することは、正常血圧者の血圧には影響を与えず、正常高値血圧者とI度高血圧者に対して血圧を低下させる作用があることが明らかとなりました。また、軽症者(I度高血圧者)を除いて解析したところ、血圧が高めの方(正常高値血圧者)のみでも同様に血圧を低下させる作用があることが明らかとなりました。
【科学的根拠の質】
 全体を通して、解析に使用した研究は概ね信頼できるものでした。複数の論文から得られた結果の違いは小さく、GABAの血圧低下作用に関する情報には一貫性があると考えました。但し本調査には、対象となった個々の研究論文において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない、等の研究の限界もあります。

(*1)時間経過に伴う血糖値増加量の推移から算出した面積を指し、食品摂取による糖の吸収量の指標として用いられています。
(*2)正常血圧者はSBPが130 mmHg未満かつDBPが85 mmHg未満の方、正常高値血圧者はSBPが130~139 mmHg又はDBPが85~89 mmHgの方、I度高血圧者はSBPが140~159 mmHg又はDBPが90~99 mmHgの方のことです。

野菜一日これ一本プラス265g(カゴメ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

野菜一日これ一本Plus(プラス)265gの効果とエビデンス(科学的根拠):カゴメ株式会社



カゴメ株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【野菜一日これ一本Plus(プラス)265g】の効果とエビデンス。
届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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【届出番号】
G685

【届出日】
2021/09/29

【届出者名】
カゴメ株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
野菜一日これ一本Plus(プラス)265g

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
トマト由来食物繊維

GABA(γ-アミノ酪酸)

クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはトマト由来食物繊維とGABAが含まれます。トマト由来食物繊維には、糖の吸収を抑制し、食後血糖値の上昇を抑える機能が報告されています。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健康な成人(食後の血糖値が気になる方、血圧が高めの方)

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本商品は、1日摂取目安量(265 g)に機能性関与成分としてトマト由来食物繊維1.6 gとGABA36 mgを含む商品です。機能性関与成分であるトマト由来食物繊維とその基原材料であるトマト、機能性関与成分であるGABAについて、既存情報による安全性試験の評価を実施しました。
 トマト由来食物繊維に関しては、安全性に関する問題は確認されませんでした。ヒト試験では最大で4.1 gのトマト由来食物繊維を含む食品の継続摂取において、動物試験ではヒトの摂取量に換算して1,050 gに相当するトマト由来食物繊維の継続投与において安全性に問題がなかったことが報告されています。それぞれの試験におけるトマト由来食物繊維量は、本商品の1日摂取目安量に含まれるトマト由来食物繊維(1.6 g)の2.56倍、656倍にあたります。トマト由来食物繊維を高含有した食品によるヒト試験での報告は少なく、4.1 gを超えるトマト由来食物繊維を摂取したヒト試験の報告は見出せませんでした。しかし、基原原料のトマトの安全性については各種データベースの調査結果からも明らかであり、日常的に摂取するトマトやトマト加工品から摂取するトマト由来食物繊維がヒトに対して有害事象をもたらす可能性はほとんど無いと考えられます。
 またGABAに関しても、安全性に関する問題は確認されませんでした。本商品の1日摂取目安量に含まれるGABA量36 mg は、安全性を評価したヒト試験の論文で報告されている最大摂取量(400 mg)の約11分の1 に相当するため、摂取目安量の5倍以上の過剰摂取においても、その安全性には問題がないと考えられました。
以上より、本商品の1日摂取目安量に含まれるトマト由来食物繊維(1.6 g)及びGABA(36 mg)は十分に安全であり、本商品の安全性に関しても問題ないと判断しました。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。降圧剤等の医薬品を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品を製造するカゴメ株式会社那須工場ではFSSC22000の認証を取得しています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
(1)「トマト由来食物繊維」の機能性に関する科学的根拠
【標題】
 トマト由来食物繊維による食後血糖値の上昇抑制作用に関するメタ分析を含むシステマティックレビュー
【目的】
 トマト由来食物繊維を含む食品の摂取が、食後血糖値の上昇を抑制する作用を示すかを検証することを目的としました。
【背景】
 日本の糖尿病有病者の割合は成人男性の18.7%、成人女性の9.3%を占めるとされています。食後血糖値の急激な上昇を繰り返すことは、糖尿病を悪化させると考えられているため、日々の食生活において食後血糖値を正常な値に保つことは、糖尿病やそれに起因する疾患の予防において重要です。
 トマト由来食物繊維には、食後血糖値の上昇を抑制する効果が期待されており、その研究が進められています。そこで、トマト由来食物繊維による食後血糖値の上昇抑制作用を検証することといたしました。
【レビュー対象とした研究の特性】
 トマト由来食物繊維の摂取が、食後血糖値の上昇を抑制する作用を示すか検証した研究を、国内外のデータベースを使用して検索しました。対象者は疾病に罹患していない方(空腹時血糖値126 mg/dL未満)とし、トマト由来食物繊維を含む食品の摂取が、トマト由来食物繊維を含まないかトマト由来食物繊維の含量の少ない食品の摂取、もしくは何も摂取しない場合と比較して、食後血糖値や食後の血糖上昇曲線下面積(*1)に影響を与えるかを検証した研究を対象としました。2020年5月以前に発表された英語および日本語の文献を網羅的に集めた結果、3つの研究が条件を満たしていたため、この3研究をレビューの対象としました。
【主な結果】
 レビュー対象とした3研究は、いずれも空腹時血糖値が126 mg/mL未満である健康な日本人を対象に実施された臨床試験の報告であり、一日当たり1.6~2.9 gのトマト由来食物繊維を含む食品を摂取することにより、食後血糖値や食後の血糖上昇曲線下面積の有意な低下が認められていました。また、3研究の結果を統合したメタ分析でも有意な低下が認められました。このことから、1.6 gのトマト由来食物繊維を含む食品の摂取は、糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇を抑制する機能があると結論づけました。
【科学的根拠の質】
 レビュー対象とした3研究は、いずれも概ね信頼できるものでした。トマト由来食物繊維摂取による食後血糖値の上昇抑制作用の一貫性は、評価項目によって異なるものの、総じて抑制する方向への変化が認められました。但し本調査には、対象となった個々の研究において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない、また論文化されていない試験がある等の研究の限界もあります。

(2)「GABA」の機能性に関する科学的根拠
【標題】
 GABAによる血圧低下作用に関するメタ分析を含むシステマティックレビュー
【目的】
 GABAを含む食品の摂取が、血圧を低下させる作用を示すかを検証することを目的としました。
【背景】
 現在、高血圧症、糖尿病、脂質異常症の患者は増加しており、19,400千人が、メタボリックシンドロームが強く疑われる者または予備軍と考えられています。このような疾患や症状に対して、その発症自体を予防すること、すなわち一次予防の重要性が注目されるようになっています。
 GABAは野菜や果実、発酵食品などに多く含まれるアミノ酸の一種で、血圧低下作用を示すことが報告されています。届出者は、GABAを含む食品の摂取に血圧低下作用があるかを検証し、その結果をお客様へお伝えすることがお客様の健康増進のために大切であると考えました。
【レビュー対象とした研究の特性】
 ヒトの血圧に対するGABAの作用が記載されている研究論文について、バイアスを避けながら、血圧低下作用の有無や程度を深く、詳しく評価しました。対象者は疾病に罹患していない方(未成年者、妊産婦及び授乳婦を除く)としました。但し、血圧に関しては、血圧が正常の方(正常血圧者)、血圧が高めの方(正常高値血圧者)に加えて、軽症者(I度高血圧者)も対象としました(*2)。このような方に対して、GABAを含む食品の摂取が、GABAを含まない食品の摂取と比較して、収縮期血圧(SBP)および拡張期血圧(DBP)の低下作用を示すかを検証しました。また、論文として報告されている研究の妥当性と信頼性を評価しました。
【主な結果】
 調査によって18編の研究論文が抽出されました。このうち12編の研究論文には、統計学的な解析方法であるメタ分析に使用出来ない明確な理由があったため、残りの6編の研究論文に示された結果についてメタ分析を行いました。その結果、1日あたり12.3 mgのGABAを12週間摂取することは、正常血圧者の血圧には影響を与えず、正常高値血圧者とI度高血圧者に対して血圧を低下させる作用があることが明らかとなりました。また、軽症者(I度高血圧者)を除いて解析したところ、血圧が高めの方(正常高値血圧者)のみでも同様に血圧を低下させる作用があることが明らかとなりました。
【科学的根拠の質】
 全体を通して、解析に使用した研究は概ね信頼できるものでした。複数の論文から得られた結果の違いは小さく、GABAの血圧低下作用に関する情報には一貫性があると考えました。但し本調査には、対象となった個々の研究論文において、参加者の選定時にバイアスがなかったかどうかを厳密には評価できない、等の研究の限界もあります。

(*1)時間経過に伴う血糖値増加量の推移から算出した面積を指し、食品摂取による糖の吸収量の指標として用いられています。
(*2)正常血圧者はSBPが130 mmHg未満かつDBPが85 mmHg未満の方、正常高値血圧者はSBPが130~139 mmHg又はDBPが85~89 mmHgの方、I度高血圧者はSBPが140~159 mmHg又はDBPが90~99 mmHgの方のことです。

グランポワールビーントゥバーチョコレート(株式会社サンテ・フローラ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

グランポワール ビーントゥバーチョコレートの効果とエビデンス(科学的根拠):株式会社サンテ・フローラ


株式会社サンテ・フローラが消費者庁に届出た機能性表示食品【グランポワール ビーントゥバーチョコレート】の効果とエビデンス。
届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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sa55株式会社サンテ・フローラ
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【届出番号】
G684

【届出日】
2021/09/29

【届出者名】
株式会社サンテ・フローラ
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
グランポワール ビーントゥバーチョコレート

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
イヌリン
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはイヌリンが含まれています。イヌリンは食後の血糖値の上昇をゆるやかにすることが報告されています。また、イヌリンは善玉菌として知られているビフィズス菌を増やし、腸内フローラを整えることでお通じを改善しおなかの調子を整えることが報告されています。本品は食後の血糖値が気になる方、腸内環境を改善したい方、お通じを改善しおなかの調子を整えたい方に適した食品です。

【想定する主な対象者】
食後の血糖値が気になる方、腸内環境を改善したい方、お通じを改善しおなかの調子を整えたい方

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
①既存情報を用いた安全性試験の評価
国立健康・栄養研究所等のデータベースでイヌリンの8~14 g/日及び40 g/日までの摂取は問題ないと評価されている。さらに、いくつかの臨床試験から総合して、70 g/日までのイヌリン摂取においても問題がないと評価されている。このことから、当該製品を一日摂取目安量摂取した場合、人の健康を害するおそれはないと判断できる。

②イヌリンのアレルギーに関する評価
国立健康・栄養研究所等のデータベースでイヌリンのアレルギー性に関する記載があり、イヌリン製品中に残存する原料由来のタンパク質の関与が示唆されているが、当該製品の原料であるイヌリン(製品名:Fuji FF)は、アレルゲンフリーである砂糖から製造しており、製造工程中にアレルゲンになるような原料は使用していないことから、当該製品では報告されているようなアレルギー反応は起こらないと判断できる。

③医薬品との相互作用に関する評価
国立健康・栄養研究所のデータベースにおいて、イヌリン摂取によってカルシウムの吸収が促進されることを示唆している。カルシウムは、保険適応となる薬剤などがあり、厚生労働省の食事摂取基準で耐用上限量が定められている。このことから、イヌリンの摂取によりカルシウムの吸収が促進されることで、カルシウムの過剰摂取につながる可能性を検討したが、耐容上限量を上回るカルシウムの吸収量増加は起こらないと考えられる。

【摂取する上での注意事項】
摂り過ぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなる可能性があるので一日摂取目安量を守ってください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品は国内HACCPで管理している工房で製造している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【イヌリンの食後血糖の上昇を抑える機能について】
①標題
イヌリンの食後血糖値上昇抑制作用に関する研究レビュー(定性的レビュー)
②目的
「イヌリンを含む食品を、疾病に罹患していない者または空腹時血糖値が境界型の者が摂取することにより、食後血糖値の上昇をゆるやかにするか」を明らかにすることを目的とした。
③背景
イヌリンは自然界に広く分布しており、穀物、野菜、果物などに多く含まれることが知られている。イヌリンの生理機能性に関しては、様々な報告があり、単回経口摂取による食後血糖値の上昇抑制作用についても多数、論文化されている。しかしながら、イヌリンの当該効果に関するシステマティックレビューの報告は確認できなかった。そこで、今回「イヌリンを含む食品を疾病に罹患していない者または空腹時血糖値が境界型の者が単回経口摂取することにより食後血糖値の上昇をゆるやかにするか」を明らかにすることを目的とした研究レビューを実施した。
④レビュー対象とした研究の特性
『PubMed』『CENTRAL』『医中誌』をデータベースとして用い文献検索を2017年1月に実施した。検索対象期間は制限せず、言語は英語および日本語とし、対象集団は疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)または空腹時血糖値が境界型(空腹時血糖値110~125 mg/dL)の者とし、イヌリンを含む食品の単回経口摂取による食後血糖値の上昇抑制作用を検討した介入試験を対象にして、研究レビューを実施した。
⑤主な結果
抽出された3報の文献を用いて定性的レビューを行った結果、すべての論文が肯定的であった。その際のイヌリン摂取量は5.2~10.8 gであった。また、これら3報は正常血糖値者を対象とした試験で、上記食後血糖上昇抑制効果は正常血糖値範囲内であったことより、血糖値正常者がイヌリンを摂取した場合には血糖値は正常範囲内に維持されるものと考えられる。
⑥科学的根拠の質
研究デザインの質を評価したところ、3報全てが研究の質が最も高いレベル(バイアスリスクが低い)と判断した。研究の限界に関しては、評価した3報のいずれも小規模の試験であることや出版バイアスなどについて研究の限界が考えられるものの、その他の要因を含め、重大な影響ではないと判断した。これらのことから、本研究レビューの科学的根拠の質は確保されていると判断した。以上、本研究レビューの結果から、イヌリンの食後血糖値上昇抑制作用には科学的根拠があると判断した。

【イヌリンの整腸作用について】
①標題
イヌリンの整腸作用に関する研究レビュー(定性評価ならびにメタアナリシス)
②目的
イヌリンを含む食品を健康成人が摂取することにより、ビフィズス菌を増やし、腸内フローラを整え、排便回数、排便量を増やすことでお通じを改善しおなかの調子を整える整腸作用を有するかについて明らかにすることを目的とした。
③背景
イヌリン摂取による整腸作用は多くの研究で検討されている。しかし、それらを総体的に評価した研究レビューは行われていない。
④レビュー対象とした研究の特性
健康成人(妊産婦、授乳婦は除く。便通回数の少ない者は含む)が、イヌリンを含む食品を摂取した時の糞便中ビフィズス菌数、排便回数および排便量について、プラセボ食品を摂取した時と比較した研究文献を網羅的に集めた。日本語および英語文献データベースを用いて、2019年1月22日に対象期間を設定せず文献を検索した。データベースから得た文献の内容を精査し、対象となる文献18報が抽出された。それぞれの研究結果をアウトカム別に統合し、定性的ならびにメタアナリシスにて評価した。
⑤主な結果
「糞便中ビフィズス菌数」に関する定性評価では13報中9報で有意な増加を認め、肯定的な試験数が否定的な試験数を上回っていた。8報を対象としてメタアナリシスを行ったところ、有意に増加することが示された。「排便回数」を検討した11報の結果を統合したところ、イヌリンを含む食品の摂取により有意な増加が認められた。「排便量」を検討した8報の結果を統合したところ、イヌリンを含む食品の摂取により有意な増加が認められた。
⑥科学的根拠の質
抽出された論文を、「Minds 診療ガイドライン作成マニュアル」に従い文献の質を確認したところ、割り付けの隠蔵についての記載がない、男性または女性に限定した試験など認めたが、大きな問題は認めず、バイアスリスクは低く、科学的根拠の質は確保されていると評価した。本研究レビューの結果から、イヌリンの腸内フローラならびに便通改善作用には科学的根拠があると判断した。

メトファスブラックジンジャー(グロリアス製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

METOFAS(メトファス) ブラックジンジャーの効果とエビデンス(科学的根拠):グロリアス製薬株式会社


グロリアス製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【METOFAS(メトファス) ブラックジンジャー】の効果とエビデンス。
届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

【届出番号】
G683

【届出日】
2021/09/29

【届出者名】
グロリアス製薬株式会社
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【商品名】
METOFAS(メトファス) ブラックジンジャー

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
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【表示しようとする機能性】

本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、日常活動時のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする作用により、肥満気味の方、BMIが高め(BMI23以上30未満)の方の腹部の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)を減らす機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
BMI が高めの健康な方(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本届出商品での喫食実績は無いため、既存情報による安全性の評価を行いました。既存情報の調査では、機能性関与成分「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を含むブラックジンジャー抽出物を用いた臨床試験の報告が行われていました。本届出商品と同じ1日摂取目安量であるブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン12mg(ブラックジンジャー抽出物150mg)の12週間摂取の試験や、5倍量となるブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン60mg(ブラックジンジャー抽出物750㎎)の4週間摂取の試験において安全性に問題となる事象は報告されていないことから、本届出商品の原材料であるブラックジンジャー抽出物およびブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの安全性は高く、問題はないと考えられました。更に、届出商品に使用されているその他の原材料は、十分な食経験を有する食品及び食品添加物であり、これらの結果から、機能性関与成分ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンおよび本届出商品は安全であり、本製品を適切に摂取する場合、安全性に問題ないと評価しました。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。また、妊娠中の方あるいは妊娠の可能性のある方は医師に相談してください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、次の製造工場にて生産・製造及び品質管理を行っている。

[製造所1]
株式会社東洋新薬 鳥栖工場
●GMP:認証取得 (NSF-GMP、日健栄協GMP)
●FSSC22000:認証取得
[製造所2]
株式会社東洋新薬 インテリジェンスパーク
●GMP:認証取得 (NSF-GMP、日健栄協GMP)
●FSSC22000:認証取得

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
ア 標題
「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取による、腹部の脂肪に与える影響に関する研究レビュー
イ 目的
健康な方に対する「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」摂取の効果を、プラセボとの比較で検証した研究をレビューし、効果の有無を総合的に評価しました。
ウ 背景
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの脂肪に対する影響に関して、培養ヒト細胞を用いたin vitro実験や、マウスを用いた動物実験では、脂肪の分解を促進する作用があるという研究報告があります。しかし、ヒトを対象とした、脂肪に対する影響を評価した文献を包括的に整理する研究レビューでは、脂肪に対する影響について評価したものはありませんでした。今回、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを継続して摂取することによる、腹部の脂肪に与える影響について検証を行いました。
エ レビュー対象とした研究の特性
国内外のデータベースを使用して英語及び日本語の文献を検索し、基準に合致した文献2報(ランダム化比較試験)を採用しました。採用文献はいずれも、20-64歳の、BMIが高めの健康な日本人成人男女を参加者とした試験で、解析対象者に脂質異常・高血糖・高血圧に該当する参加者は含まれていませんでした。
※BMIはBody Mass Indexのことで、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出されます。本届出では、BMI23以上30未満の範囲をBMIが高めと想定しています。
オ 主な結果
採用文献2報から、健康な参加者がブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを1日当たり12 mg含む食品を12週間継続して摂取することで、含まない食品を摂取した場合と比較して、腹部の脂肪面積が有意に減少していることが確認されました。
カ 科学的根拠の質
 評価した文献が2報のため出版バイアスについて否定できないものの、いずれの文献も日本人を対象としたランダム化比較試験であり、予め設定された試験計画に沿って試験が実施されており、信頼できる研究であると考えられました。よって、採用文献のブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを1日当たり12mg継続して摂取することによって、腹部の脂肪を減らす機能が認められたという結果は信頼できる科学的根拠に基づいていると考えられ、届出製品でも同様の機能が期待できると考えられます。

アサヒ飲料:十六茶糖と脂肪にはたらく(アサヒ飲料株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

「アサヒ 十六茶」糖と脂肪にはたらくの効果とエビデンス(科学的根拠):アサヒ飲料株式会社



アサヒ飲料株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【「アサヒ 十六茶」糖と脂肪にはたらく】の効果とエビデンス。
届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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a010アサヒ飲料株式会社
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【届出番号】
G682

【届出日】
2021/09/29

【届出者名】
アサヒ飲料株式会社
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【商品名】
「アサヒ 十六茶」糖と脂肪にはたらく

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
イソマルトデキストリン(食物繊維)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、イソマルトデキストリン(食物繊維)が含まれます。イソマルトデキストリン(食物繊維)には、血糖値が上昇しやすい健常者の食事の糖の吸収を抑える機能が報告されています。また、食事の脂肪の吸収を抑える機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
【以下の健常成人】食事の糖の吸収が気になる血糖値が高めの方、食事の脂肪の吸収が気になる方

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品の機能性関与成分であるイソマルトデキストリンはでん粉由来の食物繊維であり、米国FDA(Food and Drug Administration:食品医薬品局)によって、GRAS(Generally Recognized as Safe:一般に安全と認められる食品素材)に認定されている。当該製品に含まれるイソマルトデキストリンはGRASとして認められたものと同等である。また、既存情報の1次情報として以下の安全性試験の報告が確認されている。
1.急性毒性試験、90日間反復投与試験
ラットを用いてイソマルトデキストリンの毒性作用を単回投与、反復投与にて評価した結果、毒性は認められなかった。
2.Ames試験
細菌を用いてイソマルトデキストリンの遺伝毒性作用を評価した結果、変異原性は示されなかった。
3.ヒトにおける過剰摂取試験、長期摂取試験、下痢に対する最大無作用量
イソマルトデキストリンの過剰摂取試験(30 g/日、4週間継続摂取)および長期摂取試験(10 g/日、12週間継続摂取)を行った結果、有害事象は認められなかった。下痢に対する最大無作用量を評価した結果、0.8 g/kg-BWであると判断した。
(考察)
ヒトにおける過剰摂取試験および長期摂取試験において試験責任医師によりイソマルトデキストリンは被験者の健康に悪影響を及ぼさないと判断された。また、下痢に対する最大無作用量の検討で得られた数値は体重60 kgのヒトに換算すると39.6 gに相当し、当該製品の1日摂取目安量に含まれるイソマルトデキストリン(食物繊維)はこれに比べて十分に低い。これらの結果から、イソマルトデキストリンの安全性に関しては問題なく、イソマルトデキストリン配合の当該製品の安全性に関しても問題ないと判断した。ただし、注意喚起として「1日あたりの摂取目安量をお守りください。」「摂り過ぎ、体調によりおなかがゆるくなることがあります。」と表示した。
尚、各種安全性試験で評価されたイソマルトデキストリンは当該製品に使用されているものと同等性に問題はないと判断した。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。飲みすぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。摂取目安量を超えての摂取はお控えください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、FSSC22000、ISO22000、総合衛生管理製造過程のいずれか、もしくは複数を取得し、衛生管理や規格外製品の流通防止の体制等を整備した施設において製造を行っています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
1.糖の吸収を抑える機能について

イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用

【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用の検証

【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取による血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用があるか検証する。

【ウ.背景】
日本では食生活の変化などを背景として糖尿病に対する対策が急務となっており、食後の血糖値の管理も重要とされている。食物繊維には血糖値の上昇を抑制する機能を有するものが知られており、水溶性食物繊維であるイソマルトデキストリンにもその機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2021年4月28日(PubMed, The Cochrane Library, JDreamⅢ)

検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:2報(研究2例)
研究デザイン:ランダム化二重盲検並行群間比較試験、ランダム化二重盲検クロスオーバー試験、準ランダム化二重盲検比較試験
利益相反:本研究は、株式会社林原からの資金提供を受けて実施されたものである。

【オ.主な結果】
血糖値の上がりやすい健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)において、イソマルトデキストリン(食物繊維)2.13 g以上の摂取で食後の血糖値の上昇を抑制し、また2.53 g以上の摂取で食事由来の糖の吸収も抑制すると考えられた。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は2報と少なくメタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなったが、各々ランダム化二重盲検比較試験で実施され、血糖値の上昇を抑制するという結果に一貫性があるため、信頼性は高いと考える。今後1日当たりの有効摂取量などに関してさらなる研究が望まれる。

2.脂肪の吸収を抑える機能について

【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血中中性脂肪上昇抑制作用もしくは脂肪の吸収抑制作用の検証

【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取による血中中性脂肪上昇抑制作用もしくは脂肪の吸収抑制作用があるか検証する。

【ウ.背景】
日本では食生活の変化などを背景として生活習慣病に対する対策が急務となっており、食後高脂血症に対する注意も重要とされている。食物繊維には食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制する機能を有するものが知られており、水溶性食物繊維であるイソマルトデキストリンにもその機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の血中中性脂肪値上昇抑制作用もしくは脂肪の吸収抑制作用に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2020年7月14日(PubMed, The Cochrane Library,
JDreamⅢ)、また、データベース以外で既に存在を把握している文献は、著者から情報提供を受けた(2020年8月28日)。
検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:2報
研究デザイン:ランダム化二重盲検並行群間比較試験、ランダム化二重盲検クロスオーバー試験、準ランダム化二重盲検比較試験
利益相反:本研究は、株式会社林原からの資金提供を受けて実施されたものである。

【オ.主な結果】
イソマルトデキストリン(食物繊維)は、2.13 g以上の摂取時に食後の血中中性脂肪値が高めの健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)の食後血中中性脂肪値上昇抑制作用を、また5 g以上の摂取時に健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)の食後の血中中性脂肪上昇抑制作用と食事由来の脂肪の吸収抑制作用を有すると考えられた。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は2報であるため、パブリケーション・バイアスと非一貫性については検討していない。また、メタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなった。しかしながらエビデンス・グレーディングが高いとされるランダム化二重盲検比較試験で実施されており、食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制する機能性と食事由来の脂肪の吸収を抑制する機能性に関する結論が後発の1次研究によって大きく変更される可能性は低いと推察される。一日当たりの有効摂取量に関するさらなる研究が報告されることが望ましい。

十六茶糖と脂肪にはたらく630(アサヒ飲料株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

「アサヒ 十六茶」糖と脂肪にはたらく630の効果とエビデンス(科学的根拠):アサヒ飲料株式会社


アサヒ飲料株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【「アサヒ 十六茶」糖と脂肪にはたらく630】の効果とエビデンス。
届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

【チェック】

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動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

【届出番号】
G681

【届出日】
2021/09/29

【届出者名】
アサヒ飲料株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
「アサヒ 十六茶」糖と脂肪にはたらく630

【食品の区分】
加工食品(その他)

生鮮食品の機能性表示食品

【機能性関与成分名】
イソマルトデキストリン(食物繊維)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、イソマルトデキストリン(食物繊維)が含まれます。イソマルトデキストリン(食物繊維)には、血糖値が上昇しやすい健常者の食事の糖の吸収を抑える機能が報告されています。また、食事の脂肪の吸収を抑える機能が報告されています。

【想定する主な対象者】
【以下の健常成人】食事の糖の吸収が気になる血糖値が高めの方、食事の脂肪の吸収が気になる方

免疫維持に効果の機能性表示食品

鼻の不快感(花粉症)に効果のある機能性表示食品

痛風の発作を回避、尿酸値を下げる機能性表示食品

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品の機能性関与成分であるイソマルトデキストリンはでん粉由来の食物繊維であり、米国FDA(Food and Drug Administration:食品医薬品局)によって、GRAS(Generally Recognized as Safe:一般に安全と認められる食品素材)に認定されている。当該製品に含まれるイソマルトデキストリンはGRASとして認められたものと同等である。また、既存情報の1次情報として以下の安全性試験の報告が確認されている。
1.急性毒性試験、90日間反復投与試験
ラットを用いてイソマルトデキストリンの毒性作用を単回投与、反復投与にて評価した結果、毒性は認められなかった。
2.Ames試験
細菌を用いてイソマルトデキストリンの遺伝毒性作用を評価した結果、変異原性は示されなかった。
3.ヒトにおける過剰摂取試験、長期摂取試験、下痢に対する最大無作用量
イソマルトデキストリンの過剰摂取試験(30 g/日、4週間継続摂取)および長期摂取試験(10 g/日、12週間継続摂取)を行った結果、有害事象は認められなかった。下痢に対する最大無作用量を評価した結果、0.8 g/kg-BWであると判断した。
(考察)
ヒトにおける過剰摂取試験および長期摂取試験において試験責任医師によりイソマルトデキストリンは被験者の健康に悪影響を及ぼさないと判断された。また、下痢に対する最大無作用量の検討で得られた数値は体重60 kgのヒトに換算すると39.6 gに相当し、当該製品の1日摂取目安量に含まれるイソマルトデキストリン(食物繊維)はこれに比べて十分に低い。これらの結果から、イソマルトデキストリンの安全性に関しては問題なく、イソマルトデキストリン配合の当該製品の安全性に関しても問題ないと判断した。ただし、注意喚起として「1日あたりの摂取目安量をお守りください。」「摂り過ぎ、体調によりおなかがゆるくなることがあります。」と表示した。
尚、各種安全性試験で評価されたイソマルトデキストリンは当該製品に使用されているものと同等性に問題はないと判断した。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。飲みすぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品は、FSSC22000、ISO22000、総合衛生管理製造過程のいずれか、もしくは複数を取得し、衛生管理や規格外製品の流通防止の体制等を整備した施設において製造を行っています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
1.糖の吸収を抑える機能について

イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用

【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用の検証

【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取による血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用があるか検証する。

【ウ.背景】
日本では食生活の変化などを背景として糖尿病に対する対策が急務となっており、食後の血糖値の管理も重要とされている。食物繊維には血糖値の上昇を抑制する機能を有するものが知られており、水溶性食物繊維であるイソマルトデキストリンにもその機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の血糖上昇抑制作用もしくは糖の吸収抑制作用に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2021年4月28日(PubMed, The Cochrane Library, JDreamⅢ)

検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:2報(研究2例)
研究デザイン:ランダム化二重盲検並行群間比較試験、ランダム化二重盲検クロスオーバー試験、準ランダム化二重盲検比較試験
利益相反:本研究は、株式会社林原からの資金提供を受けて実施されたものである。

【オ.主な結果】
血糖値の上がりやすい健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)において、イソマルトデキストリン(食物繊維)2.13 g以上の摂取で食後の血糖値の上昇を抑制し、また2.53 g以上の摂取で食事由来の糖の吸収も抑制すると考えられた。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は2報と少なくメタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなったが、各々ランダム化二重盲検比較試験で実施され、血糖値の上昇を抑制するという結果に一貫性があるため、信頼性は高いと考える。今後1日当たりの有効摂取量などに関してさらなる研究が望まれる。

2.脂肪の吸収を抑える機能について

【ア.標題】
イソマルトデキストリン(食物繊維)の血中中性脂肪上昇抑制作用もしくは脂肪の吸収抑制作用の検証

【イ.目的】
健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)を対象としてイソマルトデキストリン(食物繊維)の摂取による血中中性脂肪上昇抑制作用もしくは脂肪の吸収抑制作用があるか検証する。

【ウ.背景】
日本では食生活の変化などを背景として生活習慣病に対する対策が急務となっており、食後高脂血症に対する注意も重要とされている。食物繊維には食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制する機能を有するものが知られており、水溶性食物繊維であるイソマルトデキストリンにもその機能が期待されている。そこで今回、「イソマルトデキストリン(食物繊維)」の血中中性脂肪値上昇抑制作用もしくは脂肪の吸収抑制作用に関するシステマティックレビューを実施した。

【エ.レビュー対象とした研究の特性】
検索日:日本国内外の文献 2020年7月14日(PubMed, The Cochrane Library,
JDreamⅢ)、また、データベース以外で既に存在を把握している文献は、著者から情報提供を受けた(2020年8月28日)。
検索対象期間:検索日までの全期間
対象集団の特性:健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)
最終的に評価した論文数:2報
研究デザイン:ランダム化二重盲検並行群間比較試験、ランダム化二重盲検クロスオーバー試験、準ランダム化二重盲検比較試験
利益相反:本研究は、株式会社林原からの資金提供を受けて実施されたものである。

【オ.主な結果】
イソマルトデキストリン(食物繊維)は、2.13 g以上の摂取時に食後の血中中性脂肪値が高めの健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)の食後血中中性脂肪値上昇抑制作用を、また5 g以上の摂取時に健常成人(妊産婦、授乳婦は除く)の食後の血中中性脂肪上昇抑制作用と食事由来の脂肪の吸収抑制作用を有すると考えられた。

【カ.科学的根拠の質】
採用論文は2報であるため、パブリケーション・バイアスと非一貫性については検討していない。また、メタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとなった。しかしながらエビデンス・グレーディングが高いとされるランダム化二重盲検比較試験で実施されており、食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制する機能性と食事由来の脂肪の吸収を抑制する機能性に関する結論が後発の1次研究によって大きく変更される可能性は低いと推察される。一日当たりの有効摂取量に関するさらなる研究が報告されることが望ましい。