2019年4月13日土曜日

ローズヒップ唐辛子(株式会社吉野家)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社吉野家が消費者庁に届出た機能性表示食品【ローズヒップ唐辛子】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D555
【届出日】
2019/02/21
【届出者名】
株式会社吉野家
株式会社吉野家の商品一覧楽天市場
【商品名】
ローズヒップ唐辛子
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
ローズヒップ由来ティリロサイド
ローズヒップ由来ティリロサイドを含む商品一覧楽天市場

GOOGLE検索をご利用ください。

スポンサーリンク


【表示しようとする機能性】
本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。ローズヒップ由来ティリロサイドは、体脂肪を減らす機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
疾病に罹患していない者(未成年、妊産婦、授乳婦を除く)
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
ローズヒップ由来ティリロサイドを含むローズヒップエキスは「健康食品の安全性自主点検認証登録制度」(公益財団法人健康・栄養食品協会)に2011年から継続して認証され、外部機関により安全性も確認されている。
ローズヒップ由来ティリロサイドを本品と同じ量使った製品がサプリメントや茶飲料として日本国内において使用実績がある。サプリメントは12年以上の販売実績があり、飲料は日本全国の幅広い年齢層に飲用されているが、ローズヒップ由来ティリロサイドに起因する重篤な被害情報は見られていない。本品は吉野家で提供されてきた唐辛子、陳皮等の薬味素材にローズヒップ由来ティリロサイドを含むローズヒップエキスを混合したものである。ローズヒップ由来ティリロサイドは水溶性であるため、摂取後直ちに溶解し、先に挙げた食品と同様な消化吸収過程をたどると考えられる。従って本品そのものの食経験はないが、既存情報から安全であると判断した。
ローズヒップ由来ティリロサイドと医薬品との相互作用は報告されていない。
【摂取する上での注意事項】
本品は、多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日の摂取目安量を守ってください。
スポンサーリンク
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
製造施設は過去にISO認証を受けていたが、現在は更新せずに構築した仕組みを継続的に活用している。多数のOEM受託実績を有し、定期的に保健所、OEM委託者からの査察を受けている。防虫・衛生管理の仕組みを備え、品質管理担当者がいる。また当工場は食品営業許可のみならず医薬品・医薬部外品・化粧品製造(包装・表示・保管)許可を取得している。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題:ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の体脂肪低減作用に関するシステマティック・レビュー
目的:ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取が、健康な成人の体脂肪低減に有効であるかをシステマティック・レビューにより明らかにする。
背景:ローズヒップとはヨーロッパや中近東、北アフリカを原産とするバラ科植物の実で、食用や薬用として古くから利用されている。近年は日本でも市場に出回りハーブティなどの形で親しまれている。ローズヒップには抗酸化、抗炎症、抗菌、利尿などさまざまな機能があることがわかっているが、体脂肪低減作用については動物での研究報告があるものの、ヒトでの報告は少ない。
レビュー対象とした研究の特性:日本国内外のヒト試験論文から試験協力者にローズヒップ由来ティリロサイドあるいはそれと区別できないプラセボどちらかを摂取させて比較するやり方(ランダム化比較試験という)のヒト試験を選び、効果指標である体脂肪低減作用、具体的には、体脂肪面積(腹部の全脂肪面積、皮下脂肪面積、および内臓脂肪面積)を評価した。
主な結果:条件に合致する論文が1報あった。採用された1報は、BMI(Body Mass Index)が25.0 kg/m2 以上30.0 kg/m2 未満の健康な(疾病のない)成人男女を対象とし、ローズヒップエキスを含む錠剤の摂取により、体脂肪面積(皮下脂肪面積および内臓脂肪面積)などの効果指標に改善がみられるかどうかについて、検証したものであった。摂取させたローズヒップ由来ティリロサイド含量は、1日あたり0.1 mgであった。結果、摂取12週間後において、腹部の全脂肪面積、皮下脂肪面積および内臓脂肪面積の変化量が、プラセボ群と比べ、有意に低下した。また別途行なった内臓脂肪面積が100cm2 超える被験者を除いた健常者18名を対象に層別解析を行った結果においても腹部の全脂肪面積、皮下脂肪面積及び内臓脂肪面積の変化量は、ローズヒップ由来ティリロサイド摂取群がプラセボ群に比べ、いずれも有意な低値を示した。
科学的根拠の質:採用文献が1報であったので限界があるが、日本人を対象とした試験であり、試験計画がよく遵守されていることから、肯定的な結論は変わらないと判断した。
結論:1日あたり0.1 mgのローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の摂取が、健康な成人の体脂肪低減に有効である可能性が高いと考える。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

国産プロテオグリカン(八幡物産株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


八幡物産株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【国産プロテオグリカン】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D554
【届出日】
2019/02/21
【届出者名】
八幡物産株式会社
八幡物産株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
国産プロテオグリカン
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
サケ軟骨由来プロテオグリカン、サケ軟骨由来II型コラーゲン
サケ軟骨由来プロテオグリカンを含む商品一覧楽天市場

サケ軟骨由来II型コラーゲンを含む商品一覧
楽天市場

GOOGLE検索をご利用ください。

スポンサーリンク


【表示しようとする機能性】
本品にはサケ軟骨由来プロテオグリカン、サケ軟骨由来II型コラーゲンが含まれます。この2つの成分には、中高年健常者のひざ関節の曲げ伸ばしを伴う動きを改善する機能があることが報告されています。正座する、立ち上がる、走る、階段の上り下りなどの際にひざ関節が気になる方に適しています。
【想定する主な対象者】
ひざ関節が気になる中高年健常者
【安全性の評価方法】
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
・当該製品に使用されている機能性関与成分を含む原材料は日本薬品株式会社により製造され、2015年12月~2017年9月までに2トン販売されているが、重篤な副作用の報告はない。ただし、以上は原材料粉末としての販売実績であり、最終的な摂取形態や摂取量については不明である。
・当該製品に使用している機能性関与成分を含む原材料を被験品として、細菌を用いた復帰突然変異試験、ラットを用いた単回経口投与毒性試験、ラットを用いた反復経口投与毒性試験を実施したが、何れの試験においても有害性は確認されなかった。
・当該製品の同等品(サケ軟骨由来プロテオグリカン16 mg/日、サケ軟骨由来II型コラーゲン 16 mg/日含有)を12週間摂取させた臨床試験において、体重、BMI、バイタルサイン、血液検査、尿検査を行ったが、重篤な有害事象は発生しなかった。
・当該製品の同等品(サケ軟骨由来プロテオグリカン16 mg/日、サケ軟骨由来II型コラーゲン 16 mg/日含有)を用いた5倍量の過剰摂取試験において問診、体重、BMI、バイタルサイン、血液検査、尿検査、自覚症状、他覚症状の評価結果に臨床上問題となる影響は確認されず安全性が確認されている。

以上より当該製品は健常者が適切に経口摂取する場合、安全であると考えられる。
【摂取する上での注意事項】
一日摂取目安量をお守りいただき、過剰摂取はお控えください。
スポンサーリンク
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
日本ヘルス株式会社 : 国内GMP                                   
八幡物産株式会社 : 国内GMP、FSSC22000、ISO22000
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

標題:サケ軟骨由来プロテオグリカン、サケ軟骨由来II型コラーゲン摂取の関節への機能性に関する研究レビュー 
目的:サケ軟骨由来プロテオグリカン及びII型コラーゲンを同時に含む食品について「対象者:疾病に罹患していない健康な成人(栄養学的観点)、介入:サケ軟骨由来プロテオグリカン及びサケ軟骨由来II型コラーゲンを有効成分とする食品の経口摂取、比較:プラセボ(擬似)食品の経口摂取、アウトカム:関節機能に対する有効性、研究デザイン:ランダム化比較試験」を設定し、その有効性を検証することを目的とした。
背景:プロテオグリカン又はII型コラーゲンの関節への有効性は多く報告されている。しかし、弊社が販売しようとする製品と同様にサケ軟骨由来の当該2成分を含む食品に関する研究レビューは見つからなかった為、本研究レビューが必要と考えた。
レビュー対象とした研究の特性:2017年7月14日以前にデータベースに公開された国内外の健康な成人男女を対象にしたランダム化比較試験を検索し、疾病と診断されない範囲で膝に痛み・違和感がある日本人男女を対象とした論文1報が得られた。当該論文にかかる研究費用は原料供給者が提供し、論文の著者にその関係者が含まれているが、試験は第三者機関で適切に実施されていた。
主な結果: 学術的に確立された膝に関する4つの評価(医師又はアンケートによる評価)が行われ、サケ軟骨由来プロテオグリカン16 mg/日、サケ軟骨由来II型コラーゲン16 mg/日を摂取した群がプラセボ食品を摂取した群と比較して大半の項目で有意な改善又は改善傾向を示した。また、膝関節の曲げ伸ばしを伴う動きで多くの改善が確認された。
科学的根拠の質:研究の限界(不十分な点)として「被験者が限定的(40歳以上70歳未満の膝関節に痛み・違和感のある男女)」、「評価の多重性(類似項目の繰返し評価)が考慮されていない」、「評価項目が本来健常者を対象とした方法では無い」、「対象部位が膝関節のみである」、「副次アウトカムの結果に信頼区間の広がりが見られる」、「採用文献が1報しか存在しない為、結果に一貫性があるか評価できない及び否定的な結果が公表されていない可能性が否定できない」があるが、結論に影響する大きな問題はないと判断した。また、限界の一部は表示しようとする機能性及び当該製品が想定する主な対象者にも反映している。以上より、当該機能性に関する科学的根拠の質は十分であると判断した。ただし、以上の限界も存在することから今後より質の高い研究結果が報告されることが望まれる。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

黒豆でつくったクッキー(フジッコ株式会社)の口コミ・効果・評判のエビデンス:機能性表示食品


フジッコ株式会社出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



【届出番号】
D553
【届出日】
2019/02/20
【届出者名】
フジッコ株式会社
フジッコ株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
黒豆でつくったクッキー
【食品の区分】
加工食品(その他)
【機能性関与成分名】
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンを含む商品一覧楽天市場

GOOGLE検索をご利用ください。

スポンサーリンク


【表示しようとする機能性】
本品には大豆イソフラボンが含まれます。大豆イソフラボンには骨の成分の維持に役立つ機能があることが報告されています。本品は丈夫な骨を維持したい方に適した食品です。
【想定する主な対象者】
骨の健康が気になる日本人中高年女性
【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
本品は、大豆そのものを原料としているため、大豆の食経験による安全性の情報が妥当すると考えられる。日本において、大豆は古くから食されてきたものであり、日常生活において一般の大豆食品から摂取する大豆イソフラボンによる健康被害が報告された例はない。大豆イソフラボンを関与成分とする特定保健用食品として「大豆芽茶」(フジッコ株式会社)が2001年に認可されており(許可番号第337号)、その際にヒトへの安全性試験等により十分な安全性が確認されている。「大豆芽茶」は発売後13年を経過するがその間健康被害の報告もない。また「大豆芽茶」以外にも、大豆イソフラボンを関与成分とする特定保健用食品が複数許可されている。さらに、本品に使用している大豆胚芽抽出物(大豆イソフラボン含有)はこれまで、サプリメントを初めとする多数の健康食品に使用されているが、特に重大な健康被害の報告はない。食品安全委員会の報告(「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」2006年5月)によれば、多数の既存情報の検討の結果、安全な一日摂取目安量の上限値は70mg~75mg(アグリコンとして)であるとされ、さらに、特定保健用食品としての大豆イソフラボンの安全な一日上乗せ摂取量の上限値は30mgであるとされた。したがって、本品の一日摂取目安量(大豆イソフラボン25mg(アグリコン換算))はこの範囲に合致し、安全性には問題ないと考えられる。以上のことから、大豆イソフラボンを機能性関与成分とした本品の安全性は十分に確認されていると考える。
【摂取する上での注意事項】
本品は、多量に摂取することにより疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
スポンサーリンク
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本品はフジッコ㈱加古川分工場で製造を行なうが、ISO9001 を取得しているフジッコ㈱の別工場(境港工場)と同様の運用をしており、そ中で規定されている「作業環境管理」 工程設備などの規則、手順書に基づき管理製造している。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

ア)標題
大豆イソフラボン摂取による骨吸収(破骨細胞の働きによって骨の成分が壊れること)抑制作用について
イ)目的
健常な中高年日本人女性を対象に、大豆イソフラボンの骨吸収抑制作用について文献に基づく総合的な検証を目的とした。
ウ)背景
骨量は男女とも30歳半ばで最大に達し、加齢とともに減少する。骨は常に破骨細胞が古い骨の成分を壊し(骨吸収)、骨芽細胞が新しい骨を作る(骨形成)という骨代謝を行っている(※)が、女性は閉経後の5~10年間に骨量の急激な減少が起こる。骨吸収には女性ホルモンが大きく関わっており、女性ホルモンの分泌が低下する閉経後女性では骨吸収が亢進する。女性ホルモンに似た作用をもつ大豆イソフラボンが骨吸収を抑制するという文献が報告されているが、被験者を日本人健常者に絞って研究結果を総合的に評価したものはなかった。
エ)レビュー対象とした研究の特性
1947年から2015年に公開された英語及び日本語の文献を対象に、フジッコ株式会社社員2名が独立して2015年3月2日に検索を行った。対象文献は、健常な日本人女性を被験者としていること、用量の明確な大豆イソフラボンを摂取させていること、比較対照として大豆イソフラボンを含まない対照食を摂取させていること、骨吸収マーカーが測定されていることを条件とし、さらに研究デザインは信頼性が高いとされる無作為化コントロール比較試験(RCT)であることを条件とした。結果、10件の文献が抽出された。
オ)主な結果
10件の文献すべてにおいて、大豆イソフラボン摂取(アグリコン換算25mg/日)による骨吸収マーカーである尿中デオキシピリジノリン量の低下、すなわち骨吸収の抑制(骨の維持)が認められた。また有害事象は認められず、安全性に問題がないことが確認された。さらに、統合可能な9報について統計学的にまとめる方法であるメタアナリシスを実施した。その結果、明らかな尿中DPDの低下が認められた。
カ)科学的根拠の質
採用した文献は全て専門家による査読を通過したものであり、研究デザインはRCTである。実験方法及び結果は共通しており、一貫性の高いものである。また出版バイアス(ネガティブな研究は公開されにくいことによる情報の偏り)は検出されなかった。よって、これらの科学的根拠の質は機能性評価に値する。文献収集は、主要なデータベースを用い、公開されている研究はほぼ網羅されたと考えられるが、未発表研究が存在する可能性は否定できず、今後の研究動向を注視していく必要がある。
※日本医師会HPより

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

Wの健康青汁(新日本製薬株式会社)の口コミ・効果・評判のエビデンス:機能性表示食品


新日本製薬株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【W(ダブル)の健康青汁】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。


【届出番号】
D552
【届出日】
2019/02/20
【届出者名】
新日本製薬株式会社
新日本製薬株式会社の商品一覧楽天市場
【商品名】
W(ダブル)の健康青汁
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
アフリカマンゴノキ由来エラグ酸、GABA
アフリカマンゴノキ由来エラグ酸を含む商品一覧楽天市場

GABAを含む商品一覧
楽天市場

GOOGLE検索をご利用ください。

スポンサーリンク


【表示しようとする機能性】
本品にはアフリカマンゴノキ由来エラグ酸とGABAが含まれます。アフリカマンゴノキ由来エラグ酸は肥満気味の方の体脂肪や中性脂肪、体重、ウエスト周囲径の減少をサポートし、高めのBMI値の改善を助ける機能が、GABAは血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
【想定する主な対象者】
肥満気味(BMI値25kg/m2以上30 kg/m2未満)または血圧が高めの方。健康な成人であれば年齢、性別を問わない。ただし、疾病に罹患している者、妊産婦および授乳婦を除く
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
●安全性の評価
【アフリカマンゴノキ由来エラグ酸】
アフリカマンゴノキ由来エラグ酸を含む食品は、日本国内において流通実績があり、これまでに機能性関与成分を含む類似食品において重大・重篤な健康被害は報告されていない。
また、これまでにエラグ酸含有アフリカマンゴノキエキスを用いた臨床試験は3報報告されており、安全性が確認されている。
さらに、日本人を対象とした1日当たりの目安量の5倍量を4週間摂取した結果でも安全性に問題がないことが示された。

【GABA】
GABAは野菜や果物、穀物などに多く含まれているアミノ酸の一種である。また食品安全委員会において、特定保健用食品の食品健康影響評価が審議されており、GABAを関与成分とする複数の特定保健用食品について、適切に摂取される場合には、安全性について問題がないとの判断がなされている。
当該製品に含まれるGABAと同じ原料メーカーのGABAを配合した各種製品が日本全国で販売されているが、これまでにGABAが原因となる重篤な健康被害は報告されていない。
さらにGABAの安全性に関して、日本人を対象とした安全性試験が23報あり、安全性に問題はなかったことが報告されている。

以上のことから、当該製品の安全性に問題はないと考えられる。

●医薬品との相互作用の評価
アフリカマンゴノキはホルモン薬、糖尿病薬との併用により相加作用が生じる可能性が示唆されている。GABAは降圧薬との併用により、低血圧を起こす可能性があるとされている。これらから、テストステロン値を高める医薬品および降圧剤を服用中の方に対しての注意喚起を記載している。さらに、疾病に罹患している場合、医薬品を服用している場合の注意喚起も併記しており、相互作用を防ぐための策を講じている。また当該製品は健康な方を対象にしているため、上述のような医薬品との併用は極めて低いと考えられ、1日当たりの摂取目安量を守って適切に使用すれば安全性に問題はないと判断できる。

●機能性関与成分の相互作用の評価
機能性関与成分を同時に摂取する場合の喫食実績や安全性試験に関しては、明確な情報が得られていない。しかし成分同士の相互作用の報告がないこと、個々の機能性関与成分については安全性の情報が十分にあり、個々の成分を含む食品は既に広範囲で流通していることから、適切に摂取する場合には当該製品の安全性に問題はないと判断した。
【摂取する上での注意事項】
●原材料名をご確認の上、アレルギーのある方はご使用をお控えください。
●本品の摂り過ぎはテストステロン値を高める恐れがありますので、1日摂取目安量をお守りください。テストステロン値を高める医薬品を使用中の方は、ご使用をお控えください。
●降圧剤を服用中の方は医師にご相談ください。
●妊娠中、授乳中の方は医師にご相談いただくか、ご使用をお控えください。
●製造ロットによって若干の味、色の違いが生じる場合がありますが、品質には問題ありません。
●開封後は早めにお召し上がりください。
●乳幼児の手の届かないところに保管してください。
スポンサーリンク
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品を製造委託している工場は、国内GMP認定工場であり、適正な製造基準に従って当該製品を製造している。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

当該製品は、肥満気味の方の体脂肪や中性脂肪、体重、ウエスト周囲径の減少をサポートし、高めのBMI値の改善を助ける機能と、高めの血圧を下げる機能という2つの機能性を表示しようとしているため、それぞれについての評価を示す。

1.肥満気味の方の体脂肪や中性脂肪、体重、ウエスト周囲径の減少をサポートし、高めのBMI値の改善を助ける機能
【標題】アフリカマンゴノキ由来エラグ酸の標準体重(BMI値18.5 kg/m2以上25 kg/m2未満)および肥満1度(BMI値25 kg/m2以上30 kg/m2未満)における体重や体脂肪、中性脂肪の改善に関する研究レビュー

【目的】本研究レビューではアフリカマンゴノキ由来エラグ酸摂取の標準体重(BMI値18.5 kg/m2以上25 kg/m2未満)及び肥満1度(BMI値 25 kg/m2以上30 kg/m2未満)における体重、体脂肪、中性脂肪に及ぼす機能性について検証した。

【背景】アフリカマンゴノキエキス(種子由来)の肥満における有効性の臨床研究及びシステマティックレビューは報告されている。すべての成分の特定はされていないが、エラグ酸類縁体が多く含まれる。エラグ酸には脂肪細胞の脂肪蓄積抑制効果が報告されていることから、この機能性に関わると推定できる。また、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸を含むアフリカマンゴノキエキスを用いた臨床研究において、当該成分以外のアフリカマンゴノキエキスに含まれる他成分については、当該機能性への役割が明確でないことが考察されており、当該機能性については当該成分が深く関与していると推察される。

【レビュー対象とした研究の特性】日本語及び英語文献のデータベースを用い、検索日以前に発表された標準体重および肥満1度を対象とした機能性関与成分摂取による体重、体脂肪、中性脂肪値への効果に関する査読付きランダム化二重盲検コントロール比較試験の論文を検索した。

【主な結果】基準に達した研究論文は1報のみだが、標題に対して肯定的な結果であった。この研究は肥満1度においてエラグ酸を3mg含むアフリカマンゴノキエキス(種子由来)の摂取が、対照であるプラセボ群に比べて8週間後の体重、体脂肪率、BMI値、ウエスト周囲径、ヒップ周囲径、中性脂肪(血漿トリグリセリド)値および血中脂質(総コレステロール値、LDL-コレステロール値、HDL-コレステロール値)を改善させたことを示している。しかし、対象に肥満症が含まれている可能性を完全に排除するため、肥満1度かつウエスト周囲径が正常値(内臓脂肪面積が100cm2以上を除く、男性85cm未満、女性90cm未満)を対象とした層別解析も追加した。その結果、プラセボ群と比較して8週間後の体重、体脂肪(体脂肪率、BMI値、ウエスト周囲径)、ヒップ周囲径、血中脂質(総コレステロール値、LDL-コレステロール値、HDL-コレステロール値)および中性脂肪(血漿トリグリセリド)値を改善させ、同じ結果を導き出した。なお、試験期間中において機能性関与成分に起因する有害事象は報告されていない。
以上により機能性関与成分を1日あたり3mg含む当該製品「Wの健康青汁」は、肥満気味の方の体脂肪や中性脂肪、体重、ウエスト周囲径の減少をサポートし、高めのBMI値の改善を助ける機能性表示食品として適切であると判断した。ただし、本品は痩身効果を目的としたものではない。


【科学的根拠の質】採用された研究論文は査読付きランダム化二重盲検コントロール比較試験であるため、エビデンスの質は機能性の評価に値するものである。ただし、本研究レビューの限界については、他の未発表の研究データが存在する可能性が否定できないものの、文献検索は科学技術分野から医療分野の主要なデータベースを使用しているため、現時点で公表されている当該研究をほぼ網羅していると判断した。しかしながら、UMIN-CTR の活用が進んでいないこと、さらには採用論文が1報 のみであることから、本研究レビューの信頼性のためにも更なる臨床試験が期待される。

2.高めの血圧を下げ、正常に維持する機能
【標題】GABAの、血圧が高めの方の血圧を低下させる効果(血圧低下効果)についての研究レビュー

【目的】血圧が正常または血圧が高めの人およびI度高血圧者が長期間GABAを含む食品を摂取した場合に、血圧を低下する効果が見られるか検証した。

【背景】GABAを関与成分とした特定保健用食品が市販されている等、GABAは血圧が高めの方の血圧を下げる効果があるとされている。新たにGABAを配合した機能性表示食品を販売するにあたり、当該製品の血圧低下効果について改めて検証するため、本研究レビューを行った。

【レビュー対象とした研究の特性】血圧が正常または血圧が高めの人およびI度高血圧者を研究対象とし、無作為化対照試験(GABAを含む食品を摂取する人とGABAを含まない食品を摂取する人を無作為に分け、それぞれの結果を照らし合わせて評価する試験)の形の査読付論文(専門家による審査を経た論文)をレビュー対象とした。

【主な結果】最終的に評価した論文は14報あった。血圧低下効果は、収縮期血圧(心臓が収縮した時に指し示す最大血圧)および拡張期血圧(心臓が拡張した時に指し示す最小血圧)の各指標で評価された。どちらの指標でもGABAを含んだ食品はGABAを含まない食品と比較して有意な効果(統計学上、偶然ではなく意味のある効果)が認められた。正常な血圧の人のみを対象にした場合は正常な血圧を維持し、血圧が高めの健常者のみを対象にした場合も1日あたり12.3mg以上の摂取で有意な血圧低下効果が認められた。

【科学的根拠の質】収集した論文の中には、研究方法に偏り(バイアス)があり、結果が正しく出ない可能性があるものがあった。また、効果がないとする研究結果が論文として発表されていない可能性があった。これらの問題点は残るものの、ほぼすべての論文で、適切な被験者数で、かつ、本研究レビューの目的に合った条件で試験がなされており、本研究レビューで評価した論文は直接的な科学的根拠として問題のないものであった。ただし、効果があったとする論文中では被験者は1日あたり12.3mg以上のGABAを摂取しており、これより少ない量ではGABAの効果は確認されておらず注意が必要である。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310

ギャババランス(株式会社アイビー化粧品)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品


株式会社アイビー化粧品が消費者庁に届出た機能性表示食品【GABA(ギャバ)バランス】の届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



【届出番号】
D551
【届出日】
2019/02/20
【届出者名】
株式会社アイビー化粧品
株式会社アイビー化粧品の商品一覧楽天市場
【商品名】
GABA(ギャバ)バランス
【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)
【機能性関与成分名】
GABA
GABAを含む商品一覧楽天市場

GOOGLE検索をご利用ください。

スポンサーリンク


【表示しようとする機能性】
本品にはGABAが含まれています。GABAは、血圧が高めの方の血圧を下げる機能や、仕事や勉強などによる一時的な精神的ストレスを緩和する機能が報告されています。
【想定する主な対象者】
健常な範囲で血圧が高めの方(血圧が高めの健常人)。仕事や勉強などによる一時的な精神的ストレスを感じている方。
【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
【安全性に関する届出者の評価】
当該食品は機能性関与成分GABAを一日摂取目安量あたり28mg配合した粒状の加工食品である。

GABAは野菜や果物、穀物などに多く含まれているアミノ酸の一種であり、例えばナスやトマトには100gあたりGABAが20~50mg含まれている。また、GABAは特定保健用食品の関与成分として知られており、GABAを配合した特定保健用食品が市販されている。食品安全委員会において、特定保健用食品の食品健康影響評価が審議されており、GABAを関与成分とする複数の特定保健用食品(1日摂取目安量あたりのGABA配合量10mg~80mg)について、適切に摂取される場合には、安全性について問題がないとの判断がなされている。

当該食品に含まれるGABAと同じ原料メーカーのGABAを配合した食品は、2003年頃より多数の商品が販売されている。原料メーカーから発売されたGABA配合の錠剤形状食品(2003年発売、1日摂取目安量あたりのGABA配合量120mg)をはじめとして、1日摂取目安量あたりGABAを数mg~200mg程度配合した各種製品が日本全国で販売されているが、これまでにGABAが原因となる重篤な健康被害は報告されていない。
さらに、GABAの安全性に関しての研究報告をデータベースで検索したところ、日本人を対象とした安全性試験が23報あった。11.5~1000mgのGABAを配合した食品を4週間~16週間摂取した場合に、軽度の自覚症状の変化を訴える事例はあるものの臨床上問題となる異常変動等はなく、23報すべての研究報告において安全性に問題はなかったことが報告されている。
GABAは分子量103の単一の低分子化合物であり、基原によらずGABAの性状は一定である。従って、各安全性試験で用いられたGABAと当該製品に含まれるGABAは同等であると言える。このため、安全性試験の結果を当該製品に含まれるGABAの安全性として判断することに問題はないと考えられる。

以上のことから、機能性関与成分GABAを配合した当該食品の安全性に問題はないと考えられる。
【摂取する上での注意事項】
理論的に考えられる医薬品との相互作用として、GABAは降圧薬等との併用により、低血圧を起こす可能性があるとされている。このため、降圧薬等を服用している場合は医師、薬剤師に相談するなどの注意が必要であり、パッケージには以下のように注意喚起している。

〈摂取上の注意〉
●降圧作用を有する医薬品等を服用している方は、医師、薬剤師に相談してください。
スポンサーリンク
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本届出商品を製造している工場は、国内の健康補助食品GMP認定工場で、予め定められた適正な製造基準に従って製造しています。
【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【届出者の評価】

【標題】GABAの、血圧が高めの方の血圧を低下させる効果(血圧低下効果)についての研究レビュー(研究を中立的立場から精査・検証すること)

【目的】血圧が正常または血圧が高めの人およびI度高血圧者が長期間GABAを含む食品を摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合で、血圧低下効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。

【背景】GABAを配合した本機能性表示食品を販売するにあたり、本食品の血圧低下効果について検証するため、本研究レビューを行った。

【レビュー対象とした研究の特性】2018年7月3日に、2018年7月までに発表された論文を対象にして検索を行った。レビュー対象は、血圧が正常または血圧が高めの人およびI度高血圧者を研究対象とし、無作為化対照試験(GABAを含む食品を摂取する人とGABAを含まない食品を摂取する人を無作為に分け、それぞれの結果を照らし合わせて評価する試験)の形の査読付論文(専門家による審査を経た論文)とした。最終的に評価した論文は14報あった。利益相反(研究の結果に影響を与え得る利害関係)について、記述がない論文もあったが特に問題となるものはなかった。

【主な結果】血圧低下効果は、収縮期血圧(心臓が収縮した時に指し示す最大血圧)および拡張期血圧(心臓が拡張した時に指し示す最小血圧)の各指標で評価された。どちらの指標でもGABAを含んだ食品はGABAを含まない食品と比較して有意な効果(統計学上、偶然ではなく意味のある効果)が認められた。正常な血圧の人のみを対象にした場合は正常な血圧を維持し、血圧が高めの健常者のみを対象にした場合も1日あたり12.3mg以上の摂取で有意な血圧低下効果が認められた。

【科学的根拠の質】収集した論文の中には、研究方法に偏り(バイアス)があり、結果が正しく出ない可能性があるものがあった。また、効果がないとする研究結果が論文として発表されていない可能性があった。これらの問題点は残るものの、ほぼすべての論文で、適切な被験者数で、かつ、本研究レビューの目的に合った条件で試験がなされており、本研究レビューで評価した論文は直接的な科学的根拠として問題のないものであった。ただし、効果があったとする論文中では被験者は1日あたり12.3mg以上のGABAを摂取しており、これより少ない量ではGABAの効果は確認されておらず注意が必要である。

【標題】GABAの、精神的負荷による一時的な精神的ストレスの緩和効果について。

【目的】健康な成人日本人がGABAを含む食品またはGABAそのものを摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合で、事務的作業などの精神的負荷による一時的な精神的ストレスの緩和効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。

【背景】GABAにはストレス緩和効果があることが一般的に知られている。GABAを配合した本機能性表示食品を販売するにあたり、改めてGABA配合食品の機能について検証するため、本研究レビューを行った。

【レビュー対象とした研究の特性】2017年7月3日に、2017年7月までに発表された論文を対象にして検索を行った。レビュー対象は、健康な日本人を研究対象とした無作為化対照試験(GABAを含む食品を摂取する人とGABAを含まない食品を摂取する人を無作為に分け、それぞれの結果を照らし合わせて評価する試験)またはこれに準じる形の試験の査読付論文(専門家による審査を経た論文)とした。最終的に評価した論文は7報あった。利益相反(研究の結果に影響を与え得る利害関係)について、記述がない論文もあったが特に問題となるものはなかった。

【主な結果】脳波、副交感神経活動、唾液中のクロモグラニンA及びコルチゾール、主観的疲労感の各指標によりストレスを評価した。これらの指標は一時的な精神的ストレスを評価するのに一般的に用いられ、表示しようとする機能性を評価するのに適した指標である。結果として、28mg~100mgのGABAを含んだ食品は、GABAを含まない食品と比較して、精神的負荷による一時的な精神的ストレスを緩和する有意な効果(統計学上、偶然ではなく意味のある効果)が認められた。

【科学的根拠の質】収集した論文の中には、研究方法に偏り(バイアス)があり、結果が正しく出ない可能性があるものがあった。また、効果がないとする研究結果が論文として発表されていない可能性があった。これらの問題点は残るものの、ほぼすべての論文で、適切な被験者数で、かつ、本研究レビューの目的に合った条件で試験がなされており、本研究レビューで評価した論文は直接的な科学的根拠として問題のないものであった。ただし、効果があったとする論文中では被験者は28mg~100mgのGABAを摂取しており、この量未満の量を摂取する場合にはGABAの効果は確認されておらず注意が必要である。

機能性表示食品は、平成27年度から始まった制度です。
目 次
平成30年度一覧
平成29年度一覧
平成28年度届出
B1-B50 B51-B100 B101-B150 B151-B200 B201-B250 B251-B300 B301-B400 B401-B500 B501-B600 B601-B620
平成27年度届出
A1-A50  A51-A100 A101-A150 A151-A200 A201-A250 A251-A300 A301-A310