2020年5月17日日曜日

トリプルヨーグルト砂糖不使用ドリンクタイプ(森永乳業株式会社) の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

森永乳業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品トリプルヨーグルト砂糖不使用 ドリンクタイプのエビデンス


森永乳業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【トリプルヨーグルト砂糖不使用 ドリンクタイプ】のエビデンス。
届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



#1
トリプルヨーグルト砂糖不使用 ドリンクタイプの表示しようとする機能性

#2
トリプルヨーグルト砂糖不使用 ドリンクタイプの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#3
トリプルヨーグルト砂糖不使用 ドリンクタイプのエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。
森永乳業株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

E839


【届出日】

2020/03/18


【届出者名】

森永乳業株式会社
(8010401029662)
楽天市場
森永乳業株式会社


【商品名】

トリプルヨーグルト砂糖不使用 ドリンクタイプ


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
トリペプチドMKP(メチオニン-リジン-プロリン)、難消化性デキストリン(食物繊維)
楽天市場
トリペプチドMKP(メチオニン-リジン-プロリン)

難消化性デキストリン(食物繊維)

【表示しようとする機能性】


本品にはトリペプチドMKP(メチオニン-リジン-プロリン)と難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。
トリペプチドMKP(メチオニン-リジン-プロリン)には、高めの血圧(収縮期血圧)を下げる機能、難消化性デキストリン(食物繊維)には、食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇をおだやかにする機能が報告されています。


【想定する主な対象者】
健常者(高めの血圧(収縮期血圧)が気になる方、食後の血糖値や中性脂肪が気になる方)

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本届出食品は1本(100g、一日当たりの摂取目安量)当たりトリペプチドMKP(メチオニン-リジン-プロリン)が100μg、難消化性デキストリン(食物繊維)が5.0g含まれている加工食品(その他)です。
当該食品と類似する食品として「トリプルアタックドリンクヨーグルト」、「トリプルアタックヨーグルト」、「トリプルヨーグルト ドリンクタイプ」、「トリプルヨーグルト」(以上、全て森永乳業株式会社)が挙げられます。
これらの商品は、これまでの間、日本国内で累計5200万本(個)(2020年1月末時点)販売されてきました。
また、これらの商品は、1日1本(個)を目安に摂取されていると想定され、本届出食品の機能性関与成分であるトリペプチドMKP(メチオニン-リジン-プロリン)を100μg/本(個)、難消化性デキストリン(食物繊維)を5.0g/本(個)含みます。
これらの商品に関する健康被害情報はこれまでに確認されていません。
したがって、本届出食品「トリプルヨーグルト砂糖不使用 ドリンクタイプ」は安全であると評価しました。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
摂り過ぎあるいは、体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】



本届出食品はFSSC22000 の認証を取得した工場にて製造および品質管理を行っています。
本届出食品の機能性関与成分であるトリペプチドMKP(メチオニン-リジン-プロリン)、難消化性デキストリン(食物繊維)は一般財団法人日本食品分析センターにおいて、製品に表示された量が含まれていることが確認されています。
届出後においても、機能性関与成分のトリペプチドMKP(メチオニン-リジン-プロリン)については、届出者、機能性関与成分の難消化性デキストリン(食物繊維)については、一般財団法人日本食品分析センターにおいて、定性・定量分析等を実施します。


【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



①トリペプチドMKP(メチオニン-リジン-プロリン)に関する評価
【標題】MKP摂取による高めの血圧(正常高値血圧)の低下効果に関する研究レビュー

【目的】血圧が高めの健常成人(正常高値血圧者)が、MKPを含む食品を摂取した時、MKPを含まない食品を摂取した時と比較して、高めの血圧が低下するか明らかにするために研究レビューを実施しました。

【背景】血圧を正常に維持することは健康の維持・増進において重要な因子のひと
つと考えられています。MKPは牛乳に含まれるタンパク質の分解物から発見されたメチオニン(M)-リジン(K)-プロリン(P)からなるトリペプチドです。ヒトがMKPを摂取すると高めの血圧(収縮期血圧)を低下させることが報告されていますが、それらの結果を系統的に解析した報告はありません。そこで、MKP摂取による高めの血圧(正常高値血圧)の低下効果に関する研究レビューを実施しました。

【レビュー対象とした研究の特性】血圧が高め(正常高値)で疾病に罹患していない成人を対象にして3つの文献データベースを検索しました(2018年5月17日)。各データベースとも開設あるいは搭載されている最初の時点から検索日までに公表された文献を対象として検索しました。最終的に評価した文献は1報で、信頼性の高い試験デザインで森永乳業株式会社が実施した試験でした。

【主な結果】採用された文献は1報で日本人を対象としてMKPの摂取は血圧が高め(正常高値血圧)の健常成人(疾病に罹患していない者)の血圧(収縮期血圧)を下げることが報告されていました。採用文献の結果から、MKPの一日当たりの摂取目安量は100μgと考えられました。また、試験食品に起因する有害事象はありませんでした。

【科学的根拠の質】MKPに関する文献数が1報と少ない点、MKPの診療室血圧に対する影響は明らかにされているものの、さらに信頼性の高い血圧の測定法として知られる24時間自由行動下血圧に対する影響が不明な点が限界として挙げられます。しかしながら、採用文献は信頼性の高い試験デザインで実施されていること、診療室血圧も健康診断等に採用されており十分なエビデンスを有していると考えられることから、さらなるエビデンスの充実が必要なものの、機能性関与成分トリペプチドMKP(メチオニン-リジン-プロリン)100μg(一日当たりの摂取目安量)の摂取は血圧が高め(正常高値血圧)の健常成人(疾病に罹患していない者)の血圧(収縮期血圧)を下げることが示唆されていると評価しました。

②難消化性デキストリン(食物繊維)に関する評価
 A.食後血糖値の上昇抑制作用
【標題】難消化性デキストリンの食後血糖値の上昇抑制作用の評価

【目的】健康な成人(血糖値が高め人を含む)を対象として、難消化性デキストリン摂取後の血糖値を測定した論文を網羅的に調査することにより、血糖値の上昇抑制作用を評価しました。

【背景】食生活の欧米化や運動不足などにより、我が国では糖尿病などの生活習慣病が増加しており、極めて深刻な問題のひとつとなっています。糖尿病にならないためには、食事や運動により血糖値をコントロールすることが非常に重要であり、特に食後の血糖値は糖尿病の指標として注目されています。そこで、食後の血糖値の増加を抑えることが知られている難消化性デキストリンの効果についてレビューを行いました。

【レビュー対象とした研究の特性】健康な成人または血糖値が高めの成人を対象として、食事とともに難消化性デキストリンを摂取した後の血糖値を測定している臨床試験を国内外の4つのデータベースを用いて検索しました(2015年1月まで)。43報の臨床試験が見つかりました。

【主な結果】食後30分、60分の血糖値および食後2時間までに吸収された量(血中濃度曲線下面積)は、難消化性デキストリン摂取により、対照群と比較して低い値を示したことから、難消化性デキストリンによる食後血糖値の上昇抑制作用が確認されました。また、血糖値が正常な成人だけを対象とした論文でも同様に血糖値の抑制作用が認められました。

【科学的根拠の質】レビューの対象とした論文は信頼性が高いとされている試験(ランダム化比較試験)であり、論文数も43報と多く、各論文の結果には一貫性がありました。科学的根拠の質は高いと評価されました。効果のない論文が公表されていない可能性もありますが、公表されていない論文があることを想定した場合も効果が認められたことから、重大な影響はないと判断されました。

 B.食後の脂肪吸収抑制作用
【標題】難消化性デキストリンの脂肪吸収抑制作用の評価

【目的】健康な成人または血中中性脂肪がやや高めの成人に対する難消化性デキストリンの食後の中性脂肪吸収抑制作用に関する文献を網羅的に調査することにより評価しました。

【背景】食後に血中中性脂肪値の高い状態が長時間継続することは、動脈硬化や冠動脈疾患の発症を早める危険因子であることが知られおり、食後の血中中性脂肪を下げることは、健康の維持に寄与すると考えられます。そこで、食後の中性脂肪値を低下させることが知られている難消化性デキストリンの効果についてレビューを行いました。

【レビュー対象とした研究の特性】健康な成人または空腹時血中中性脂肪値が200mg/dL未満のやや高めの成人を対象として、食事とともに難消化性デキストリンを摂取した後の血中中性脂肪値を測定している臨床研究を国内外の4つのデータベースを用いて検索しました(2015年6月まで)。9報の臨床試験が見つかりました。

【主な結果】食後2時間、3時間、4時間の血中中性脂肪値および食後6時間までに吸収された脂肪量(血中濃度曲線下面積)は、対照群と比較して、難消化デキストリン摂取により低い値を示し、9つの研究を合わせた結果から、難消化性デキストリンの摂取により、食後の血中中性脂肪値の上昇が抑制される作用が示されました。また、健康な成人だけを対象とした場合でも血中中性脂肪値の抑制が認められました。

【科学的根拠の質】レビューの対象とした9報の論文は信頼性が高いとされている試験(ランダム化比較試験)であり、各論文の結果には一貫性がありました。総人数は321~470人と十分な人数でした。被験者の群分け方法の記載のない論文や被験者が途中で脱落している論文があり、効果に影響を与えている可能性があります。また、効果のない論文が公表されていない可能性もありますが、未公表の論文を想定した場合も効果が認められたことから、重大な影響はないと判断されました。

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    #1
    糖質90%オフのど飴の表示しようとする機能性

    #2
    糖質90%オフのど飴の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

    #3
    糖質90%オフのど飴のエビデンス(科学的根拠)


    過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
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    を参照してください。
    森永製菓株式会社
    機能性表示食品検索

    【届出番号】

    E838


    【届出日】

    2020/03/18


    【届出者名】

    森永製菓株式会社
    (1010401029660)
    楽天市場
    森永製菓株式会社


    【商品名】

    糖質90%オフのど飴


    【食品の区分】

    加工食品(その他)

    【機能性関与成分名】
    イヌリン
    楽天市場
    イヌリン

    【表示しようとする機能性】


    本品にはイヌリンが含まれます。
    イヌリンは善玉菌として知られているビフィズス菌を増やすことで、おなかの調子を整えることが報告されています。
    本品は、腸内フローラを良好にし、おなかの調子を整えたい方に適した食品です。


    【想定する主な対象者】
    おなかの調子を整えたい方

    【安全性の評価方法】
    既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

    【安全性に関する届出者の評価】
    ①既存情報を用いた安全性試験の評価
    国立健康・栄養研究所等のデータベースでイヌリンの8~14 g/日及び40 g/日までの摂取は問題ないと評価されている。さらに、いくつかの臨床試験から総合して、70 g/日までのイヌリン摂取においても問題がないと評価されている。
    当該製品の原料となるイヌリン(製品名:Fuji FF)において、以下に示す安全性試験を実施している。
    微生物を用い変異原性の有無を確認した試験では、陰性であることが確認されている。また、ラットを用いた単回経口投与及び90日間反復投与毒性試験において体重1 kg当たり2 gを摂取させても死亡例や異常がないことが確認されている。さらに、臨床試験では、イヌリン(製品名:Fuji FF)25 g/日を4週間摂取させた試験において、臨床上問題となる有害事象がなかったことが確認されている。
    以上の評価より、当該製品を一日摂取目安量摂取した場合、人の健康を害するおそれはないと判断できる。

    ②イヌリンのアレルギーに関する評価
    国立健康・栄養研究所等のデータベースでイヌリンのアレルギー性に関する記載があり、イヌリン製品中に残存する原料由来のタンパク質の関与が示唆されているが、当該製品の原料であるイヌリン(製品名:Fuji FF)は、アレルゲンフリーである砂糖から製造しており、製造工程中にアレルゲンになるような原料は使用していないことから、当該製品では報告されているようなアレルギー反応は起こらないと判断できる。

    ③医薬品との相互作用に関する評価
    国立健康・栄養研究所のデータベースにおいて、イヌリン摂取によってカルシウムの吸収が促進されることを示唆している。カルシウムは、保険適応となる薬剤などがあり、厚生労働省の食事摂取基準で耐用上限量が定められている。このことから、イヌリンの摂取によりカルシウムの吸収が促進されることで、カルシウムの過剰摂取につながる可能性を検討したが、耐容上限量を上回るカルシウムの吸収量増加は起こらないと考えられる。

    【摂取する上での注意事項】
    本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
    一日摂取目安量を守って、摂取量が多くならないようご注意ください。


    【生産・製造・品質管理に関する基本情報】



    当該製品は、FSSC22000認証を取得した国内工場で製造している。


    【機能性の評価方法】
    最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


    【届出者の評価(エビデンス)】



    ①標題
    イヌリンの整腸効果に関するシステマティックレビュー

    ②目的
    イヌリンの整腸効果について明らかにすることを目的とする。

    ③背景
    イヌリンはヒトに良い効果をもたらす腸内細菌の増殖を促進するプレバイオティクスの一つである。腸内で善玉菌であるビフィズス菌を増やし、腸内フローラを良好に保つことからおなかの調子を整えることが知られているが、イヌリンのみを摂取したときの整腸効果に関する多くの研究をまとめて評価したものがなかったので、その効果を検証するため本研究レビューを行った。

    ④研究レビュー対象とした研究の特性
    論文の検索日:2015年8月10日(PubMed、医中誌)、2015年8月11日(CENTRAL)
    検索対象期間:全期間(2015年まで)
    対象集団の特性:健常者(未成年者、妊産婦、授乳婦を除く)および疾病に罹患していない者
    最終的に評価した論文数:17報
    利益相反情報:研究レビューは静岡県産業振興財団 フーズサイエンスセンター、フジ日本精糖株式会社、静岡県立大学との共同研究により実施した。

    ⑤主な結果
    イヌリンの整腸効果に関して、各アウトカム指標ごとに評価した結果、糞便中ビフィズス菌数に関しては、14報18試験のうち15試験で有意に増加し、2試験で増加傾向、1試験で減少傾向であった。糞便中乳酸菌数に関しては、9報13試験のうち5試験で有意に増加し、4試験で増加傾向、4試験で減少傾向または差なしであった。排便回数に関しては7報10試験のうち2試験で排便回数が有意に増加し、4試験で増加傾向、4試験で減少傾向または差なしであった。排便量に関しては6報7試験のうち2試験で排便量が有意に増加し、4試験で増加傾向、1試験で減少傾向であった。

    ⑥科学的根拠の質
    評価した全ての論文の試験デザイン(試験方法等)が、整腸効果を調査する目的に適合していることを確認した。正確性の観点から研究デザインの質を評価したところ、最も質が高いレベルと判断できた論文は17報中11報であった。採用された論文において、試験デザインや結果の妥当性、各研究間の一貫性等を検討した結果、大きな問題はなく、科学的根拠の質は高いと評価された。研究の限界に関して、日本人を対象とした論文は1報しかなかった。この点については、他の論文と同様の成績であり、日本人への外挿性に関しては問題ないと考える。また、排便回数および排便量の増加について、明確に有意差の認められるものは多くなく、増加傾向が認められる文献が多かった。この点については、適切に層別解析された試験において、中程度の便秘傾向の被験者の排便回数および排便量について有意な増加が認められていた。よって、本研究レビューにおける排便回数および排便量に関するアウトカムの評価は本品の機能性には影響しないと考えられる。これらのことから、今回評価した論文全体を通して、科学的根拠の質は確保されていると評価した。今後、本研究レビューの科学的根拠の質をさらに高めるために、日本人を被験者とし、適切に層別化された質の高い研究を追加していくことが望まれる。以上を総括し、イヌリンの整腸効果について肯定的な根拠があると判断した。

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    小岩井乳業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品小岩井βラクトリンミルクのエビデンス


    小岩井乳業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【小岩井βラクトリンミルク】のエビデンス。
    届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



    #1
    小岩井βラクトリンミルクの表示しようとする機能性

    #2
    小岩井βラクトリンミルクの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

    #3
    小岩井βラクトリンミルクのエビデンス(科学的根拠)


    過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
    機能性表示食品まとめ一覧
    を参照してください。
    小岩井乳業株式会社
    機能性表示食品検索

    【届出番号】

    E837


    【届出日】

    2020/03/18


    【届出者名】

    小岩井乳業株式会社
    (9010001015896)
    楽天市場
    小岩井乳業株式会社


    【商品名】

    小岩井βラクトリンミルク


    【食品の区分】

    加工食品(その他)

    【機能性関与成分名】
    βラクトリン
    楽天市場
    βラクトリン

    【表示しようとする機能性】


    本品にはβラクトリンが含まれます。
    βラクトリンには加齢に伴って低下する記憶力(手がかりをもとに思い出す力)を維持することが報告されています。


    【想定する主な対象者】
    健常な中高齢者

    【安全性の評価方法】
    喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

    【安全性に関する届出者の評価】
    ①喫食実績による安全性評価
    当該食品と類似する食品として、βラクトリンを含むホエイペプチド(乳たんぱく質分解物)を顆粒状に加工し、適量の水で希釈して飲用する形態の商品が2018年10月から販売され、現在累計で21,000食程度が販売されている。
    加えて、このβラクトリンを含むホエイペプチドは2006年2月より日本国内において販売が開始され、現在も継続して販売されており、総販売量は約130トンである。これまで類似食品やβラクトリンを含むホエイペプチドによる健康被害は報告されていない。当該食品は、このβラクトリンを含むホエイペプチドを、予め乳飲料として調製したものである。
    以上より、βラクトリンは、喫食実績による食経験から十分な安全性があると判断した。

    ②医薬品との相互作用に関する評価
    医薬品との相互作用があるという報告はなかった。

    これらの情報より、当該食品は安全性に問題ないと判断した。

    【摂取する上での注意事項】
    多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。


    【生産・製造・品質管理に関する基本情報】



    当該食品は、「総合衛生管理製造過程による食品の製造又は加工」について厚生労働省から承認を受けた施設(厚生労働省発東北厚0307第2号)で製造している。


    【機能性の評価方法】
    最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


    【届出者の評価(エビデンス)】



    ①標題
    「小岩井βラクトリンミルク」に含まれるβラクトリンによる記憶力(手がかりをもとに思い出す力)の維持向上効果の評価

    ②目的
    βラクトリンを健常な中高齢者が摂取することによって、βラクトリンを含まない食品を摂取した時と比べて記憶力(手がかりをもとに思い出す力)が維持向上するか明らかにする。

    ③背景
    高齢社会において記憶機能の低下は社会課題となっている。その中でも、ある情報をきっかけにそれに紐づく情報を思い出す力は、日常生活において重要な能力の一つとされている。乳由来の成分であるβラクトリンは、4つのアミノ酸からなるペプチドで、記憶力の維持向上効果を有することが報告されている。しかし、その効果について明確ではなかったため、「手がかりをもとに思い出す力」に着目して、網羅的に文献調査を行うことでβラクトリンの有効性を評価した。

    ④レビュー対象とした研究の特性
    文献の検索は、5つのデータベースを用いて、2019年9月13日にその日までに公表された文献を対象に実施した。その結果、調査対象となる文献が2報得られた。いずれも1日あたり1.6 mgのβラクトリンを含む食品を摂取する群(βラクトリン群)と含まない食品を摂取する群(プラセボ群)の2つのグループを設け、それぞれの食品を12週間継続摂取させた際の認知機能を評価していた。評価は摂取開始6週目、12週目に実施されていた。対象者はいずれも健常な中高齢の男女であった。記憶力(手がかりをもとに思い出す力)は、当該分野において学術的に広く認められている神経心理テストによって客観的に評価されていた。利益相反については適切に記載されていた。

    ⑤主な結果
    対象文献2報のうち1報では、「視覚性対連合I」※1で、プラセボ群と比較してβラクトリン群では摂取12週後における摂取前からのスコアの変化量が有意に大きかった。もう1報では、「語流暢性試験」のうち「『あ』から始まる言葉」※2で、プラセボ群と比較してβラクトリン群では摂取12週後における摂取前からのスコアの変化量が大きい傾向が認められた。
    ※1色と図形の組み合わせを記憶した後に、図形に対応する色を答える試験
    ※2「あ」から始まる単語を1分間にできるだけ多く答える試験

    ⑥科学的根拠の質
    調査の対象となった文献2報は、いずれも研究の質が高く、2報中1報でβラクトリンによる有意な記憶力(手がかりをもとに思い出す力)の向上が認められ、もう1報でも向上傾向が認められた。よって、βラクトリンが記憶力を維持する効果について示唆的な根拠があると判断した。限界として採用文献が2報と少なく、そのいずれもが同じ研究グループから報告されている点が挙げられる。また、1報でしか有意差が確認されていないため、更なる臨床研究での検証が望まれる。

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    アサヒ飲料株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品「アクティブカルピス」のエビデンス


    アサヒ飲料株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【「アクティブカルピス」】のエビデンス。
    届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



    #1
    「アクティブカルピス」の表示しようとする機能性

    #2
    「アクティブカルピス」の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

    #3
    「アクティブカルピス」のエビデンス(科学的根拠)


    過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
    機能性表示食品まとめ一覧
    を参照してください。
    アサヒ飲料株式会社
    機能性表示食品検索

    【届出番号】

    E836


    【届出日】

    2020/03/18


    【届出者名】

    アサヒ飲料株式会社
    (7010601019092)
    楽天市場
    アサヒ飲料株式会社


    【商品名】

    「アクティブカルピス」


    【食品の区分】

    加工食品(その他)

    【機能性関与成分名】
    乳酸菌CP2998株(L.curvatus CP2998)
    楽天市場
    乳酸菌CP2998株(L.curvatus CP2998)

    【表示しようとする機能性】


    本品には乳酸菌CP2998株(L.curvatus CP2998)が含まれます。
    乳酸菌CP2998株(L.curvatus CP2998)は、年齢とともに低下する歩行機能の向上に役立つことが報告されています。
    毎日をアクティブに過ごしたい方の歩く働きをサポートします。


    【想定する主な対象者】
    年齢とともに歩行機能が低下している健常な中高年

    【安全性の評価方法】
    既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

    安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。

    【安全性に関する届出者の評価】
    本届出食品は清涼飲料水であり、機能性関与成分以外は食経験により安全性が十分に確認された食品および食品添加物を原料とする。本届出食品と同じ機能性関与成分である乳酸菌CP2998株(L.curvatus CP2998)(以下、乳酸菌CP2998株)を含有する食品での喫食実績による評価を実施したが、不十分と判断し、既存情報を用いた食経験の評価並びに安全性試験の実施による評価を行った。

    【既存情報を用いた食経験の評価】
    乳酸菌CP2998株が属するL.curvatus種は、EFSA(欧州食品安全機関)のQualified Presumption of safety (QPS)指定菌種であり、健常者が摂取する範囲において安全であるとみなされている。

    【安全性試験】
    <復帰突然変異試験>
    ネズミチフス菌(Salmonella typhimurium) TA100株、 TA98株、 TA1535株、TA1537株、及び大腸菌(Escherichia coli)WP2 uvrA株の5菌株を用いて、乳酸菌CP2998株の復帰突然変異試験を実施した結果、変異原性は認められなかった。

    <反復投与毒性試験>
    乳酸菌CP2998株をラット(雄雌 各n=6)に、500mg、1,000mg、4,000mg/kg/dayで28日間反複経口投与し、毒性について調べた結果、被験物質投与による影響は認められなかった。反復経口投与における無毒性量は雌雄ともに4,000mg/kg/dayであった。

    <過剰摂取試験>
    健康な40~69歳の日本人の男女11名を対象に、乳酸菌CP2998株2,000mg/日(1.11×1013個/日、当該製品の一日摂取目安量の約22倍量に相当)を含むカプセル剤を4週間摂取させるオープン試験を実施した。その結果、試験食品と因果関係のある臨床検査値の変動や重度及び重篤な有害事象は認められなかった。
     また、各試験で用いられた乳酸菌CP2998株は、本届出食品に配合する乳酸菌CP2998株と製法が同等な原料である。さらに、ヒト試験ではカプセル剤を試験食としているが、食品性状の違いによる機能性関与成分の消化、吸収に大きな差異はないと考えられる。

     以上より、機能性関与成分である乳酸菌CP2998株および届出食品の安全性には問題がないと評価した。

    【摂取する上での注意事項】
    多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。


    【生産・製造・品質管理に関する基本情報】



    ●アサヒ飲料株式会社 群馬工場:総合衛生管理製造過程、FSSC22000 

    ●アサヒ飲料株式会社 岡山工場:総合衛生管理製造過程、FSSC22000


    【機能性の評価方法】
    最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


    【届出者の評価(エビデンス)】



    (ア)標題:
    乳酸菌CP2998株(L.curvatus CP2998)の歩行能力の向上に関する定性的研究レビュー

    (イ) 目的:
    健常人に、乳酸菌CP2998株(L.curvatus CP2998)(以下、乳酸菌CP2998株)を含む食品を摂取させたとき、これを含まない対象食品(プラセボ)と比較して、歩行能力を向上させるかどうか検証することを目的とした。

    (ウ)背景:
    運動不足は身体機能の低下を深刻化させるため、年齢を経ても自立した歩行能力を維持することは、日常活動や生活の質の維持に役立ち、健康寿命の延伸に不可欠と考えられる。一方で、健康と乳酸菌に関する研究は広く行われ、乳酸菌は様々な健康維持増進に役立つことが知られている。近年では活動量の改善効果が報告されており、さらに、乳酸菌の運動機能の改善効果について検討したところ、乳酸菌CP2998を摂取することで歩行速度とケイデンスの改善効果が報告されていた。

    (エ)レビュー対象とした研究の特性:
    健常人における乳酸菌CP2998株の経口摂取が歩行能力の向上に及ぼす影響に関する研究を検索対象とし、日本人を対象とした査読付きのRCT文献1報を採用文献とした。

    (オ)主な結果:
    採用文献では、65歳以上80歳未満の健常な男女で、文部科学省の新体力テスト実施要項に準じ日常生活活動テスト質問紙の得点が13点以上の歩行能力テスト実施可能な方130名を対象に、乳酸菌CP2998株を一日摂取量あたり5×1011個含むカプセル剤またはプラセボ食品を12週間摂取させた結果、歩行速度とケイデンスにおいて、乳酸菌CP2998株含有試験食品の摂取によりプラセボ群と比較して有意な改善が確認された。
    以上の結果より、乳酸菌CP2998株の摂取は、歩行機能を向上させる機能性について、肯定的であると考えられた。

    (カ)科学的根拠の質:
    採用文献が1報と少ないため今後の研究報告によっては本レビューの結論に影響を及ぼす可能性は否定できず、また、UMIN-CTRの活用が十分に進んでいないことから出版バイアスの可能性が否定できないが、採用された文献は肯定的な結果であり、表示しようとする機能性を否定するものではないと判断した。

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