2020年6月10日水曜日

ベータラクトリン(協和発酵バイオ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

協和発酵バイオ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品β(ベータ)ラクトリンのエビデンス



協和発酵バイオ株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【β(ベータ)ラクトリン】のエビデンス。
届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



#1
β(ベータ)ラクトリンの表示しようとする機能性

#2
β(ベータ)ラクトリンの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#3
β(ベータ)ラクトリンのエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。
協和発酵バイオ株式会社
※全届出リスト
機能性表示食品検索

【届出番号】

F1


【届出日】

2020/04/01


【届出者名】

協和発酵バイオ株式会社
(9010001120399)
楽天市場
協和発酵バイオ株式会社


【商品名】

β(ベータ)ラクトリン


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
βラクトリン
楽天市場
βラクトリン

【表示しようとする機能性】


本品にはβラクトリンが含まれているので、人や物の名前が思い出せなくなってきた、うっかりミスが気になってきたと感じている健常な中高年の方の、年齢とともに低下する認知機能の一部である記憶力(色と形など二つの物事を関係づけて覚え、きっかけを基に必要な情報を思い出す力)や注意力(集中しないといけない作業において、多くの情報の中から、大切なものごとを見落とさず、素早く正確に気付ける力)を維持する機能があります。


【想定する主な対象者】
年齢とともに人や物の名前が思い出せなくなってきた、うっかりミスが気になってきたと感じている健常な中高年

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
①喫食実績による安全性評価
当該食品と類似する食品として、βラクトリンを含むホエイペプチドを顆粒状に加工しアルミラミネートフィルムスティックに包装した形態の商品が2018年10月から販売され、現在累計で21,000食程度が販売されている。加えて、このβラクトリンを含むホエイペプチドは2006年2月より日本国内において販売が開始され、現在も継続して販売されており、総販売量は約130トンである。これまでβラクトリンを含むホエイペプチドや類似食品による健康被害は報告されていない。
以上より、βラクトリンは、喫食実績による食経験から十分な安全性があると判断した。

②医薬品との相互作用に関する評価
医薬品との相互作用があるという報告はなかった。

これらの情報より、当該食品は安全性に問題ないと判断した。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
個包装の開封後は、すぐにお召し上がりください。
乳幼児の手の届かないところに保管してください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】



本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
個包装の開封後は、すぐにお召し上がりください。
乳幼児の手の届かないところに保管してください。


【機能性の評価方法】
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



①標題
「βラクトリン」を含むホエイペプチドの摂取による記憶力および注意力向上作用の評価

②目的
人や物の名前を思い出せない、間違いが多い、といった自覚のある健常な中高齢の男女を対象にして、認知機能の一部である記憶力および注意力に対する当該製品の効果を、βラクトリンを含まない食品(プラセボ食品)を摂取した場合と比較して調査した。

③背景
βラクトリンは、乳清を酵素処理することによって生じるβラクトグロブリン由来のアミノ酸4残基からなるGTWYテトラペプチド(グリシン、トレオニン、トリプトファン、チロシンが結合したペプチド)である。これまでの研究により、げっ歯類においてβラクトリンの摂取が、ドーパミン代謝酵素であるモノアミンオキシダーゼBの活性を阻害し、脳内でドーパミン量を増加させることにより、記憶力や注意力を向上させることが報告されている。当該試験は、げっ歯類において確認された効果がヒトでも確認されるのかを検証するため実施された。

④方法
当該試験は、50歳以上75歳以下で、物忘れや間違いの多さを自覚する健常な男女114名を対象に、無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験デザインにて実施された。被験者を、βラクトリンを1.6 mg含むタブレットを摂取する被験食品群とプラセボ食品を摂取するプラセボ食品群の2群に分け、それぞれの食品を1日1回、12週間摂取させた。摂取開始前、6週後、12週後に複数の神経心理テストを用いて記憶力および注意力を評価した。摂取開始前からの各評価項目の変化量を被験食品群とプラセボ食品群とで比較した。試験は第三者機関によって実施され、試験費用はキリン株式会社が負担した。その他に特筆すべき利益相反はない。

⑤主な結果
被験者114名は57名ずつ無作為に2群に割り付けられた。4名が脱落し、試験を終了した被験者は110名(被験食品群:54名、プラセボ食品群:56名)であった。事前に定めた除外基準により6名が解析対象から除外され、最終的な解析対象者数は104名(被験食品群:51名、プラセボ食品群:53名)であった。記憶力を評価した結果、被験食品摂取群において、摂取12週後に記憶力を評価する神経心理テストの一つであるウエクスラー記憶検査のうち視覚性対連合I(色と形の組み合わせを記憶させた後、図形を提示して組になっていた色を答えさせる試験)の変化量がプラセボ群と比較して有意に向上した。このことから、被験食品の摂取により記憶力(色と形など二つの物事を関係づけて覚え、きっかけを基に必要な情報を思い出す力)が向上することが示された。また、被験食品摂取群において、摂取6週後に注意力を評価する神経心理テストの一つである標準注意検査法(CAT)のうち、視覚性抹消課題(色々な図形や文字がある中から目的とするものをできる限り素早く正確に見つけ出していく試験)の「図形2」の所要時間の変化量がプラセボ群と比較して有意に減少した。このことから、被験食品の摂取により注意力(集中しないといけない作業において、多くの情報の中から、大切なものごとを見落とさず、素早く正確に気付ける力)が向上することが示された。
なお、被験食品と関連性のある有害事象は観察されなかった。

⑥科学的根拠の質
本試験は、健常な中高年(50歳以上75歳以下)を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験デザインで実施されており、また、記憶力や注意力を評価する試験として広くコンセンサスの得られた神経心理テストを採用していることから、当該製品の表示しようとする機能性に対する科学的根拠の質は十分であると判断した。


2020年6月9日火曜日

機能性表示食品一覧(令和2年6月9日更新分)

令和2年6月9日更新分



アサヒビール株式会社
アサヒスタイルバランスプラス香り華やぐハイボールテイスト
加工食品(その他)
難消化性デキストリン(食物繊維)
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。
難消化性デキストリン(食物繊維)には食事の脂肪や糖分の吸収を抑える機能があることが報告されています。


E881
2020/3/31
株式会社三協
SANKYO(サンキョウ)イミダゾール&疲労感軽減
加工食品(サプリメント形状)
イミダゾールジペプチド
本品にはイミダゾールジペプチドが含まれています。
イミダゾールジペプチドには、日常生活によって生じる一過性の疲労感を軽減する機能があることが報告されています。
一時的なからだの疲れを感じている方に適した食品です。


E882
2020/3/31
株式会社日本薬健
ハーブティー
加工食品(その他)
L-テアニン
本品には、L-テアニンが含まれます。
L-テアニンには、睡眠の質を高める(起床時の疲労感を軽減する)ことに役立つ機能があることが報告されています。
睡眠の質(朝目覚めた時の疲労感)が気になる方に適した食品です。


ハーブティ-(株式会社日本薬健)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社日本薬健が消費者庁に届出た機能性表示食品ハーブティーのエビデンス


株式会社日本薬健が消費者庁に届出た機能性表示食品【ハーブティー】のエビデンス。
届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



#1
ハーブティーの表示しようとする機能性

#2
ハーブティーの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

#3
ハーブティーのエビデンス(科学的根拠)


過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
機能性表示食品まとめ一覧
を参照してください。
株式会社日本薬健
※全届出リスト
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【届出番号】

E882


【届出日】

2020/03/31


【届出者名】

株式会社日本薬健
(6010801025164)
楽天市場
株式会社日本薬健


【商品名】

ハーブティー


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
L-テアニン
楽天市場
L-テアニン

【表示しようとする機能性】


本品には、L-テアニンが含まれます。
L-テアニンには、睡眠の質を高める(起床時の疲労感を軽減する)ことに役立つ機能があることが報告されています。
睡眠の質(朝目覚めた時の疲労感)が気になる方に適した食品です。


【想定する主な対象者】
睡眠の質(朝目覚めた時の疲労感)が気になる方

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
1.既存情報の食経験の評価
L-テアニンは、茶に含まれる成分の一つである。また、食品添加物に指定されており、調味料、栄養強化剤として用いられている。

2.既存情報による安全性試験の評価
L-テアニンを摂取させるヒト試験を調査したところ、12研究が確認されたが、いずれの研究でもテアニン摂取に起因する有害事象は報告されていなかった。なお、12研究のうち、摂取期間が最長の研究は、1日あたり210 mgのL-テアニンを5ヶ月間摂取した試験であり、摂取量が最大の研究は、1日あたり2,500 mgのL-テアニンを4週間摂取した試験であった。
本品の1日摂取目安量当たりのL-テアニンは200 mgであるため、本品に含まれるL-テアニンの安全性に懸念はないと考えられた。

3.医薬品との相互作用
公的機関のデータベースを調査した結果、L-テアニンと医薬品の相互作用に関する報告はなかった。

4.まとめ
以上より、本品の機能性関与成分であるL-テアニンの安全性に懸念はないと考えられた。なお、本品のL-テアニン以外の原材料は、本品の配合量においては安全性に問題ないと考えられるため、適切に摂取する上で安全性に懸念はないと考えられる。

【摂取する上での注意事項】
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
また、妊娠中の方あるいは妊娠の可能性のある方は医師に相談してください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】



本品は、次の製造工場にて生産・製造及び品質管理を行っている。

[製造所1]株式会社東洋新薬 鳥栖工場
●GMP:認証取得 (NSF-GMP、日健栄協GMP)
●ISO22000:認証取得

[製造所2]株式会社東洋新薬 インテリジェンスパーク
●GMP:認証取得 (NSF-GMP、日健栄協GMP)
●ISO22000:認証取得


【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】



1.標題
L-テアニンの摂取が睡眠の質改善に及ぼす影響について

2.目的
健常成人がL-テアニンを摂取し就寝すると、プラセボ(偽薬)を摂取した場合と比較して、睡眠の質が改善されているか検証することを目的とした。

3.背景
L-テアニンは、睡眠に対する作用が報告されており、睡眠の質改善作用が期待されている。そこで、ヒトにおけるL-テアニンの睡眠の質に及ぼす影響について評価するため、研究レビューを実施した。

4.レビュー対象とした研究の特性
健常成人にL-テアニンを摂取させ、睡眠の質を評価している文献を検索対象とした。英語文献については2015年3月8日(検索日)、日本語文献については2015年3月13日(検索日)以前に報告されている研究を対象とした。文献の内容を精査し、2研究について評価した。2研究とも健常成人を対象とし、日本で実施された信頼性の高いヒト試験であった。

5.主な結果
2研究どちらも、睡眠感に関するアンケート(OSA睡眠調査票MA版(※))を用いて、起床時の睡眠感が評価されており、「起床時の疲労回復」において、L-テアニンの摂取により、2研究のうち1研究で有意な改善が認められた。残りの1研究では、統計的に有意ではなかったものの、改善傾向がみられたことを考慮し、2研究全体としての最終的な評価においては、L-テアニンは効果を有すると判断した。
また、1研究では、睡眠の質と密接に関わるとされる自律神経活動(交感神経活動、副交感神経活動)が評価されており、L-テアニンの摂取により、交感神経活動が抑制され、副交感神経活動が亢進するという肯定的な結果が得られた。
以上より、L-テアニンは睡眠の質を高める(起床時の疲労感を軽減する)作用を有することが示唆された。
なお、2研究どちらもL-テアニンの摂取量は1日あたり200 mgであった。

6.科学的根拠の質
L-テアニンは、1日あたり200 mgの摂取により、睡眠の質を高める(起床時の疲労感を軽減する)作用を有することが示唆された。ただし、本研究には以下の限界も存在する。
・採用論文が2報であり、被験者が少なかったため、確実性に問題がある可能性は否定できない。
・未公表研究がある可能性は否定できない。

※日本人の起床時の主観的な睡眠感を評価するものとして尺度化されている4肢選択式のアンケート。起床時に16項目の設問に回答することで、被験者の睡眠感を評価できるとされる。

今週更新分
  • ハーブティーの効果とエビデンス:日本薬健の機能性表示食品
  • イミダゾール&疲労感軽減の効果とエビデンス:三協の機能性表示食品
  • アサヒスタイルバランスプラス香り華やぐハイボールテイストの効果とエビデンス:アサヒビールの機能性表示..
  • イミダゾール&疲労感軽減(株式会社三協)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

    株式会社三協が消費者庁に届出た機能性表示食品SANKYO(サンキョウ)イミダゾール&疲労感軽減のエビデンス



    株式会社三協
    が消費者庁に届出た機能性表示食品【SANKYO(サンキョウ)イミダゾール&疲労感軽減】のエビデンス。
    届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



    #1
    SANKYO(サンキョウ)イミダゾール&疲労感軽減の表示しようとする機能性

    #2
    SANKYO(サンキョウ)イミダゾール&疲労感軽減の生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

    #3
    SANKYO(サンキョウ)イミダゾール&疲労感軽減のエビデンス(科学的根拠)


    過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
    機能性表示食品まとめ一覧
    を参照してください。
    株式会社三協
    ※全届出リスト
    機能性表示食品検索

    【届出番号】

    E881


    【届出日】

    2020/03/31


    【届出者名】

    株式会社三協
    (7080101008580)
    楽天市場
    株式会社三協


    【商品名】

    SANKYO(サンキョウ)イミダゾール&疲労感軽減


    【食品の区分】

    加工食品(サプリメント形状)

    【機能性関与成分名】
    イミダゾールジペプチド
    楽天市場
    イミダゾールジペプチド

    【表示しようとする機能性】


    本品にはイミダゾールジペプチドが含まれています。
    イミダゾールジペプチドには、日常生活によって生じる一過性の疲労感を軽減する機能があることが報告されています。
    一時的なからだの疲れを感じている方に適した食品です。


    【想定する主な対象者】
    健常者(疾病に罹患していない人)

    【安全性の評価方法】
    既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

    既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

    【安全性に関する届出者の評価】
    1)喫食実績による評価
    「SANKYO(サンキョウ)イミダゾール&疲労感軽減」は、一日摂取目安量3.2gあたりに機能性関与成分であるイミダゾールジペプチドを200mg含有するパウダーである。2017年2月より日本人の老若男女を対象として販売を開始し、2019年6月末までに約95,000包(95,000食、約300 kg)の販売実績がある。 また、機能性関与成分であるイミダゾールジペプチドは、もともと食肉に豊富に含有され、特に鶏胸肉中に多く含有される。届出食品 の一日摂取目安量当たり200mgのイミダゾールジペプチドは鶏胸肉25gに含有される量に相当し、日常的な摂取量の範囲内である。

    2)安全性に関する既存情報
    イミダゾールジペプチドの安全性に関しては、鶏肉中からこれを高濃度に抽出したエキスについて、各種安全性試験において、変異原性がなく安全性が高いことが確認されている。また、ヒトを対象として、イミダゾールジペプチドとして一日当たり400mgを12週間、もしくは一日当たり1200mgを4週間摂取させ、生理学的、生化学検査における異常は確認されなかった。さらに届出食品の一日当たり摂取目安量に含有されるイミダゾールジペプチド量の20倍量に当たる4000mgを4週間継続摂取させても、有害事象が認められなかったことが報告されている。したがってイミダゾールジペプチドはきわめて安全性が高いと判断される。

    3)機能性関与成分等の相互作用に関する評価
    イミダゾールジペプチドの一つであるカルノシンは一過性に血圧を低下させる可能性があるため、抗高血圧薬との併用により、低血圧をもたらす危険性があると報告されている。そこで、届出食品 のパッケージにおいて、「降圧剤を服用中の方は、医師又は薬剤師にご相談ください」と記載を加え、注意喚起を行っている。アンセリンには、ドキソルビシン(抗がん剤)との併用において、腫瘍部位への抗がん剤流入を促進する可能性が示唆されている。しかし、ドキソルビシンは、医師の管理下で投与される抗がん剤であり、届出食品が対象とする「健常者(疾病に罹患していない人)」に投与されるものではないため、アンセリンとドキソルビシンが相互作用を起こす可能性は極めて低い。
    以上より、届出食品は、機能性表示食品として販売することに問題はないと判断した。

    【摂取する上での注意事項】
    ・乳幼児の手の届かないところに保存してください。

    ・開封後はお早めに召し上がりください。

    ・原材料名をご参照の上、食物アレルギーのある方は、召し上がらないでください。

    ・本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

    ・降圧剤を服用中の方は、医師又は薬剤師にご相談ください。


    【生産・製造・品質管理に関する基本情報】



    公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMP取得の株式会社三協日の出工場にて、GMPの取組みに基づく製造、品質管理を行っている。


    【機能性の評価方法】
    最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


    【届出者の評価(エビデンス)】



    ア.標題: 
    イミダゾールジペプチドを摂取することによる、日常生活における一時的な身体的疲労感軽減作用に関する研究レビュー

    イ.目的: 
    健常者(疾病に罹患していない人)を対象としてイミダゾールジペプチドの摂取がプラセボを摂取する時と比較して日常生活における一時的な身体的疲労感が軽減するかについて検証することを目的とした。

    ウ.背景:
    イミダゾールジペプチドの摂取による疲労軽減作用は、複数の文献で報告されているが、総合的に評価した研究レビューは少ない。

    エ.レビュー対象とした研究の特性:
    2019年8月時点でデータベース上に公開されている文献を対象として、文献検索、レビューを日本ハム株式会社の社員が実施した。レビュー対象は、上記の目的について、信頼性の高い試験方法(対象者を2群に分けそれぞれにイミダゾールジペプチドを含む試験食と含まない試験食を摂取させ、その結果を比較する試験)で試験しており、専門家による審査を経て発表された論文とした。身体的疲労感は、日本人において妥当性が確認されており日本疲労学会において疲労の主観的指標として認められているVASという指標により評価されたものとした。その結果、6報が採用された。

    オ.主な結果:
    採用された6報のうち5報においてイミダゾールジペプチドの摂取による有意な疲労感の軽減が確認されていた。また6報のうち5報については、日本人を対象とした試験報告であり、結果を日本人に適用することについて問題はないと考えられた。

    カ.科学的根拠の質:
    出版バイアス(効果がない報告がされていない可能性)等が否定できないなどバイアスリスクは中等度にあるものの、本研究レビューで評価した論文は目的に合った条件で試験がなされており、科学的根拠の質は十分であると判断した。
    (構造化抄録)

    今週更新分
  • ハーブティーの効果とエビデンス:日本薬健の機能性表示食品
  • イミダゾール&疲労感軽減の効果とエビデンス:三協の機能性表示食品
  • アサヒスタイルバランスプラス香り華やぐハイボールテイストの効果とエビデンス:アサヒビールの機能性表示..
  • アサヒスタイルバランスプラス香り華やぐハイボールテイスト(アサヒビール株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

    アサヒビール株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品アサヒスタイルバランスプラス香り華やぐハイボールテイストのエビデンス


    アサヒビール株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【アサヒスタイルバランスプラス香り華やぐハイボールテイスト】のエビデンス。
    届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。



    #1
    アサヒスタイルバランスプラス香り華やぐハイボールテイストの表示しようとする機能性

    #2
    アサヒスタイルバランスプラス香り華やぐハイボールテイストの生産・製造や品質管理の情報(メーカー情報)

    #3
    アサヒスタイルバランスプラス香り華やぐハイボールテイストのエビデンス(科学的根拠)


    過去に届出た商品の一覧は、年度別にまとめた外部サイト
    機能性表示食品まとめ一覧
    を参照してください。
    アサヒビール株式会社
    ※全届出リスト
    機能性表示食品検索

    【届出番号】

    E880


    【届出日】

    2020/03/31


    【届出者名】

    アサヒビール株式会社
    (9010601039873)
    楽天市場
    アサヒビール株式会社


    【商品名】

    アサヒスタイルバランスプラス香り華やぐハイボールテイスト


    【食品の区分】

    加工食品(その他)

    【機能性関与成分名】
    難消化性デキストリン(食物繊維)
    楽天市場
    難消化性デキストリン(食物繊維)

    【表示しようとする機能性】


    本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。
    難消化性デキストリン(食物繊維)には食事の脂肪や糖分の吸収を抑える機能があることが報告されています。


    【想定する主な対象者】
    血中中性脂肪がやや高めの20歳以上の健常成人、食後の血糖値が気になる20歳以上の健常成人

    【安全性の評価方法】
    既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

    【安全性に関する届出者の評価】
    本品には、機能性関与成分として難消化性デキストリンが1本当たり5g含まれています。難消化性デキストリンとは、トウモロコシでん粉から作られた水溶性の食物繊維です。難消化性デキストリンは特定保健用食品にも多数使用されており、国内で広く摂取されている食品素材です。
     本品の食経験を評価するため、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所「「健康食品」の安全性・有効性情報、素材情報データベース」および「ナチュラルメディシン・データベース」を検索しましたが、一日の摂取目安量の3倍量でも健康被害情報はありませんでした。また、本品には難消化性デキストリンが5g含まれていますが、これは特定保健用食品・規格基準型の難消化性デキストリンで定められた一日摂取目安量である3~8gの範疇です。
     以上より、難消化性デキストリンを一日の目安量として5g程度摂取する場合の安全性に問題はないと考えられました。
     但し、難消化性デキストリンの緩下作用から、本品を一度に10本程度飲用した場合に下痢症状を起こす可能性があることから、本品を飲用される方の体質・体調を考え(3)に記載の摂取上の注意を容器に表示しております。尚、上記データベース上に医薬品との相互作用に該当する情報はありませんでした。
     以上の情報を総合し、本品の安全性に問題はないと考えます。

    【摂取する上での注意事項】
    摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。


    【生産・製造・品質管理に関する基本情報】



    本品は、FSSC22000、総合衛生管理製造過程のいずれか、もしくは両方を取得し、衛生管理や規格外製品の流通防止の体制等を整備した施設において製造を行っています。


    【機能性の評価方法】
    最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


    【届出者の評価(エビデンス)】



    1.食事から摂取した脂肪の吸収を抑える機能
    (ア)標題
     難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する脂肪の吸収抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)

    (イ)目的
     健常成人における難消化性デキストリンの単回摂取が、プラセボの単回摂取と比較し、脂肪の吸収抑制作用を示すか検証しました。

    (ウ)背景
     現在、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、我が国におけるメタリックシンドロームをはじめとした生活習慣病の患者数が増加しています。脂質異常症の一つとして食後に血中中性脂肪値の高い状態が長時間継続する食後高脂血症が、動脈硬化症や冠動脈疾患の発症を早めるリスク因子であることが明らかとなってきており、食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する食品素材が注目されています。そのため、ヒトで食事から摂取した脂肪の吸収を抑制し食後の血中中性脂肪値の上昇を抑制することが知られている難消化性デキストリンの機能についてレビューを行いました。

    (エ)レビュー対象とした研究の特性
     健常成人および血中中性脂肪がやや高めの成人を対象とし、試験群に難消化性デキストリンを含有した食品(または飲料)を、また対照群に有効成分を含まない食品(または飲料)を用い、摂取した脂肪の吸収の程度を反映していることが知られている食後血中中性脂肪濃度曲線下面積(AUC 0-6hr)を評価指標としているランダム化比較試験を対象に、国内外の文献検索サイトで網羅的な検索を行いました。

    (オ)主な結果
     9報のRCT論文が抽出され、統計解析の結果、難消化性デキストリン5~9gを単回摂取することにより、介入群では対照群と比べて食後血中中性脂肪濃度曲線下面積(AUC 0-6hr)が有意に低下することが確認されました。また、推奨1回摂取量は5 gが妥当と考えられました。なお、機能性表示食品の対象者である健常成人のみを対象とした場合でも同様の効果が確認されました。

    (カ)科学的根拠の質
    バイアスが認められましたが、その影響は統計的に小さいと考えられ、例数が多く研究間の結果に差がない(不精確性や研究間の異質性がない)ことから、得られた科学的根拠は強いと判断しました。ただし、未報告研究の存在や出版バイアスの可能性が否定できないため、引き続き検証する必要があると考えます。


    2.食事から摂取した糖の吸収を抑える機能
    (ア)標題
     難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する糖の吸収抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)

    (イ)目的
     健常成人における難消化性デキストリンの単回摂取が、プラセボの単回摂取時と比較して、糖の吸収抑制作用を示すか検証を行いました。

    (ウ)背景
    現在、糖尿病患者数の増加は、超高齢社会を迎えた日本において極めて深刻な問題のひとつとなっています。糖尿病に罹患しないためには、食事療法などにより食後血糖値をコントロールすることが非常に重要であることから、食事から摂取した糖質の吸収を抑制し食後血糖値の上昇を抑制する食品素材が注目されています。そのため、ヒトで食事から摂取した糖の吸収を抑制し食後の血糖上昇抑制作用を有することが知られている難消化性デキストリンの機能についてレビューを行いました。

    (エ)レビュー対象とした研究の特性
     健常成人を対象とし、試験群に難消化性デキストリンを含有した食品(または飲料)を、また対照群に有効成分を含まない食品(または飲料)を用い、摂取した糖の吸収の程度を反映していることが知られている食後血糖濃度曲線下面積(AUC 0-6hr)を評価指標としているランダム化比較試験を対象に、国内外の文献検索サイトで網羅的な検索を行いました。

    (オ)主な結果
     24報のRCT論文が抽出され、統計解析の結果、難消化性デキストリン5~9gを単回摂取することにより、介入群では対照群と比べて食後血糖濃度曲線下面積(AUC 0-6hr)が有意に低下することが確認されました。また、推奨1回摂取量は5 gが妥当と考えられました。

    (カ)科学的根拠の質
    バイアスが認められましたが、その影響は統計的に小さいと考えられ、例数が多く研究間の結果に差がない(不精確性や研究間の異質性がない)ことから、得られた科学的根拠は強いと判断しました。ただし、未報告研究の存在や出版バイアスの可能性が否定できないため、引き続き検証する必要があると考えます。

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