2020年11月5日木曜日

ぐっすりサフラン(株式会社グランデ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社グランデが消費者庁に届出た機能性表示食品ぐっすりサフランのエビデンス(科学的根拠)



株式会社グランデが消費者庁に届出た機能性表示食品【ぐっすりサフラン】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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株式会社グランデ
機能性表示食品検索

【届出番号】

F471


【届出日】

2020/09/20


【届出者名】

株式会社グランデ
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

ぐっすりサフラン


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
サフラン由来クロシン

サフラン由来サフラナール
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはサフラン由来クロシン、サフラン由来サフラナールが含まれます。
サフラン由来クロシン、サフラン由来サフラナールには、睡眠の質が低いと感じている方の睡眠の質(活動時の眠気)を改善し、物事をやり遂げるのに必要な意欲を維持させる機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
睡眠の質が低いと感じている健康成人

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
【喫食実績による食経験の評価】
当該食品としての喫食実績は無いが、類似する食品での喫食実績として以下を挙げます。
サフランは欧米では馴染みの深いスパイスであり、長い食経験を持ちます。本製品に使用されているサフラン抽出物アフロンは、過去3年間で約1,600kg(一日摂取量:28mgで5700万食分)がドイツ、フランス、スペイン、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ロシア、メキシコで販売されており、本製品と同等性のあるサプリメントはアメリカ、スペイン、フランスにて販売実績がありますが、健康被害に関する報告はありません。

【既存情報を用いた食経験及び安全性試験の評価】
国立健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報にて検索したところ、大量の摂取、妊娠中・授乳中の摂取はお勧めできません。一方で過剰摂取をみた安全性検討試験において、本製品におけるサフラン由来クロシン量0.6mg、サフラン由来サフラナール量として6μg/日の21倍量のサフラン由来クロシン12.9mg、サフラン由来サフラナール129μg(サフランエキス量として400mg)の継続摂取による安全性が確認されています。

【摂取する上での注意事項】
多量に摂取することにより疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。また、妊娠中の摂取はご遠慮ください。オリーブ、オカヒジキなどにより過敏症の既往がある方は摂取前に医師、薬剤師に相談してください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


本製品は、公益財団法人 日本健康・栄養食品協会にてGMP認証を受けた工場にて生産されています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


ア)標題
最終製品「ぐっすりサフラン」に含有する機能性関与成分「サフラン由来クロシン、サフラン由来サフラナール」による睡眠の質を改善する機能性に関するシステマティックレビュー

イ)目的
健康成人にて、サフラン由来クロシン、サフラン由来サフラナールを含む試験食を摂取することにより、プラセボと比較したとき、睡眠の質が改善されるのかを検討した。

ウ)背景
サフランの摂取により、動物実験等で睡眠の質が改善されることが知られているが、健康成人における有効性は明確ではなかった。そこで本システマティックレビューは、健康成人を対象として、本品に含有される機能性関与成分「サフラン由来クロシン0.6mg/日、サフラン由来サフラナール6μg/日」を摂取することにより睡眠の質の改善をプラセボと比較した研究にて実施した。

(エ)レビュー対象とした研究の特性
事前に設定したプロトコルに基づき、PubMed(外国語論文)および医中誌(日本語論文)の二つのデータベースを用いて、健康成人に対するプラセボと比較した機能性関与成分摂取による睡眠改善に関する論文を検索した。最終的に基準に達した研究論文は、バイアスリスク、非直線性、非一貫性およびアウトカムを分析し、機能性の根拠を評価した。

(オ)主な結果
1日当たりサフラン由来クロシン0.6mg、サフラン由来サフラナール6μgを摂取することで、プラセボ摂取群と比して、有意な改善が認められた。具体的には、睡眠の質が低いと感じている健康成人の睡眠の質(活動時の眠気)を改善し、物事をやり遂げるのに必要な意欲を維持させることが有意差をもって示された。

(カ)科学的根拠の質
対象とした研究は小規模であり、より大規模な研究により他の睡眠の質の項目への有効性の観察が望まれる。

ひとみカステラ(株式会社三源庵)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社三源庵が消費者庁に届出た機能性表示食品ひとみカステラのエビデンス(科学的根拠)



株式会社三源庵が消費者庁に届出た機能性表示食品【ひとみカステラ】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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株式会社三源庵
機能性表示食品検索

【届出番号】

F470


【届出日】

2020/09/18


【届出者名】

株式会社三源庵
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

ひとみカステラ


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
ドナリエラバーダウィル由来ベータカロテン
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはドナリエラバーダウィル由来ベータカロテンが含まれます。
ドナリエラバーダウィル由来ベータカロテンは、目のピント調節機能の向上を助けることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健康な成人男女

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本届出商品(以下、本品)は、微細藻類ドナリエラバーダウィル粉末を通常の京都カステラ生地に混ぜてオーブンで焼いた菓子である。もともとドナリエラバーダウィル粉末には機能性関与成分である天然型ベータカロテン(オールトランス型と9シス型の比率が約1:1)が5~10%含まれており、本品は1日摂取目安量のカステラ1個(50g)当たり機能性関与成分10mg含有を確実に担保できるように製造された京都カステラである。カステラの喫食経験は長く、京都カステラ(本品の元祖)も1681年の記録が残されていることから、江戸時代中期頃から食されていたと推察される。本品の機能性関与成分の配合されていない、いわゆるベース(ブランク)のカステラは、当社設立2006年から約14年間にわたり、本品のサイズ換算で年に約30万食が製造販売されており、現在まで420万食相当が食されていることになる。この期間において、いわゆる健康被害のような申し出はこれまで1件も記録されていないが、本品の喫食経験はないので、本品に使用される機能性関与成分を含むドナリエラバーダウィル粉末について、安全性試験等に関する評価を既存情報及び安全性試験の結果から実施した。
 既存情報として、機能性関与成分を含む原材料のドナリエラバーダウィル粉末がFDA(米国食品医薬品局)の定めるGRAS(Generally Recognized As Safe)認証を受けている(GRN No. 351)ことと合わせ、同粉末をカプセル充填した機能性表示食品がすでに受理されている(D472)。同粉末で実施されたin vitro試験、in vivo試験及び臨床試験(ヒト試験)で安全性が確認されていることから、本品の安全性は高いものであると評価した。また、理論的に考えられる医薬品との相互作用の報告もあるが、本品摂取の対象者が健常者であることなどを考慮すると、摂取上の注意を守っていただければ安全性に関する特段の問題が発現する可能性は極めて低いと考える。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。糖類の過剰摂取にならないように、1日の摂取目安量をお守りください。アレルギー等がある方、体調、体質に合わない場合は摂取を控えてください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


HACCPに基づく衛生管理(詳細は本届出の別紙様式様式(Ⅲ)-1にHACCPプランのハザード分析リスト等を添付)をしています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


【標題】
最終製品「ひとみカステラ」に含有する機能性関与成分ドナリエラバーダウィル由来ベータカロテンによる眼の自覚症状及び視力の改善に関するシステマティックレビュー
【背景・目的】
抗酸化能を有するベータカロテンは眼の疲労や視機能の低下を改善することが期待され広く利用されてきた。オールトランス型と天然物にみられる9-シス型のベータカロテンの構成比がほぼ1:1の微細藻類ドナリエラバーダウィル由来ベータカロテン(以下、ドナリエラβ-カロテンと略)について、網膜色素変性症など網膜症患者の視力や視野改善効果を示す臨床研究(ヒト試験)論文はあるが、健常な成人における眼の自覚症状や視機能の改善については、これまで検証されていなかったので網羅的に文献調査を行い検証することとした。
【レビュー対象とした研究の特性】
2020年4月22日までに入手した情報から、20歳以上の日本の健常な成人を対象として、1日10 mgのドナリエラβ-カロテンを食用ゼラチンカプセルで摂取させて、眼の自覚症状や視力など視機能の改善効果を検証している1件の臨床試験(ヒト試験、ランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験、RCT)論文を評価の対象とした。
【主な結果】
本採用論文では、日本人健常成人がドナリエラβ-カロテンを摂取することにより疲れ眼や視力などの視機能に影響するかどうかをVAS法にて確認した。その結果、摂取開始30日後、眼の疲れ(P<0.01)、眼の乾き(P<0.01)、頭痛の頻度(P<0.05)においてそれぞれ有意差が見られたが、β-カロテン摂取によるものか特定はできなかった。群間比較において介入群で眼のかすみ(P=0.14)、夕方・夜の物の見えやすさ(P=0.17)、手元の見えやすさ(P=0.14)、夜間標識や看板の見えやすさ(P=0.14)で有意差はないもののやや改善傾向が、また、LogMAR視力*においては介入群に有意な視力回復(P<0.01)がみられた。
*:LogMAR(ログマー)視力とは通常の眼科検査における視力の数値を対数変換したもので、連続変量として統計学的処理による群間比較が可能となる。
【科学的根拠の質】
採用論文が1報であるため非一貫性は評価できなかったが、評価の対象は質の高い臨床試験(ヒト試験)とされているRCTであり、摂取した機能性関与成分の同等性についても厳密に考慮し、自覚的な評価(アンケート)と他覚的な評価(視機能の検査)の両面で評価されていることから科学的根拠の質は高いと考えられる。
【結論】
健常な成人がドナリエラβ-カロテン1日10 mgを確実に摂取することで、眼(目)のピント調節機能を向上させるなどの好影響が期待できると評価した。(構造化抄録)

シボリズムEX(株式会社ファインアップ)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社ファインアップが消費者庁に届出た機能性表示食品シボリズムEX(エクストラ)のエビデンス(科学的根拠)



株式会社ファインアップが消費者庁に届出た機能性表示食品【シボリズムEX(エクストラ)】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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株式会社ファインアップ
機能性表示食品検索

【届出番号】

F469


【届出日】

2020/09/17


【届出者名】

株式会社ファインアップ
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

シボリズムEX(エクストラ)


【食品の区分】

加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
エラグ酸
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、エラグ酸が含まれます。
エラグ酸には、肥満気味な方の体重や体脂肪、内臓脂肪、ウエスト周囲径および血中中性脂肪を減らすのを助け、高めのBMI値の改善に役立つことが報告されています。

【想定する主な対象者】
肥満気味(BMI値25kg/㎡以上30kg/㎡未満)の健常成人

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
当該食品「シボリズムEX(エクストラ)」の機能性関与成分「エラグ酸」を含む食品(錠剤・カプセル・粉末)は、日本国内において2010年9月から約10年間、全国販売されており、既に1億3,600万食以上の流通実績のある食経験を有している。また、2020年8月31日時点において機能性関与成分を含む当該食品及び類似食品における重大・重篤な健康被害は報告されていない。それらの喫食実績をもとに同質性及び安全性を評価し、安全であることを確認した。
 さらに、これまでの研究により、エラグ酸あるいはエラグ酸含有アフリカマンゴノキエキスを用いた臨床試験が4報報告されており、1日当たりエラグ酸を2-3mg、8-12週間摂取した試験であった。そこで、有害事象に関しては2報において頭痛、睡眠困難、鼓腸を挙げているが、これらの症状はプラセボ群においても同様に生じた症状であり、機能性関与成分由来の症状とは考えにくいと結論付けられている。また、残りの2報(うち1報は日本人の肥満1度が対象)については、機能性関与成分に起因する副作用が無かったとされている。さらに、日本人の健常者を対象とした過剰摂取試験では、1日当たりの摂取目安量の5倍量(エラグ酸15mg/日)を4週間摂取した結果で安全性に問題が無いことが示された。なお、過剰摂取試験には、当該製品と同じ原料であるエラグ酸含有アフリカマンゴノキエキスが用いられている。
 機能性関与成分と医薬品との相互作用の有無については、データベースを用いて調査を行った結果、医薬品との相互作用に関する報告は無かった。
 以上のことから、当該製品の1日当たりの摂取目安量を守って適切に使用すれば、安全性に問題は無いと判断できる。

【摂取する上での注意事項】
食物アレルギーのある方は原材料を参照の上、お召し上がりください。乳幼児の手の届かない所に保管してください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


・公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMP取得の株式会社三協日の出工場にて、GMPの取組みに基づく製造、品質管理を行っている。・公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMP取得の株式会社三協本社工場にて、GMPの取組みに基づく製造、品質管理を行っている。・公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMP取得の株式会社三協島根川本工場にて、GMPの取組みに基づく製造、品質管理を行っている。・公益財団法人日本健康・栄養食品協会の食品GMP取得の株式会社三協大渕工場にて、GMPの取組みに基づく製造、品質管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


(ア)標題
 機能性関与成分である「エラグ酸」を含む食品を経口摂取した場合における体重、体脂肪、及び血中中性脂肪に対する機能性に関する研究レビュー
(イ)目的
 健常成人(肥満1度;BMI値25 kg/㎡以上30 kg/㎡未満を含む)において、エラグ酸を経口摂取することによる体重、体脂肪、及び血中中性脂肪に対する機能性に関する定性的研究レビューの実施を目的とした。
(ウ)背景
 エラグ酸は健常な過体重(肥満1度)者に対して、体脂肪及び血中中性脂肪をはじめ、体重、BMI値、ウエスト周囲径、内臓脂肪などを低減させるとの報告がある。また、エラグ酸には脂肪細胞における脂肪蓄積抑制及び脂肪細胞の肥大化を抑制する作用が報告されていることから、エラグ酸がこの有効性(機能性)に関わると推定できる。そこで、エラグ酸の経口摂取において体重、体脂肪、及び血中中性脂肪を低減させる機能性について総合的に評価するため、研究レビューを実施した。
(エ)レビュー対象とした研究の特性
 複数のデータベースを用いて、データベース開設あるいは情報掲載時から検索日までに公表された論文を検索対象とした。2020年5月8日に英語及び日本語のデータベースを用いて検索を行った。そこで、健常成人(肥満1度;BMI値25kg/㎡以上30kg/㎡未満を含む)において、エラグ酸の経口摂取が体重、体脂肪、及び血中中性脂肪に及ぼす影響に関する無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験(RCT)の査読付き論文を検索した。文献検索し、論文の内容を精査した結果、採用した研究論文は2報となった。なお、そのうち1報は、日本人におけるRCTであり、論文著者として研究の資金提供を行った原料販売会社の社員等が含まれていた。
(オ)主な結果
 採用された研究論文2報は、査読付き論文であり、無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験という信頼性の高い研究であった。また、標題に対して肯定的な結果であった。肥満気味(BMI値25kg/㎡以上30kg/㎡未満)の健常成人を対象とし、エラグ酸(3mg/日)の日常的な経口摂取により、対照であるプラセボ群と比較して体脂肪、血中中性脂肪、体重、BMI値、ウエスト周囲径、及び内臓脂肪を有意に低減させることが認められた。なお、試験期間中において機能性関与成分の経口摂取に起因する有害事象は報告されていない。
 以上の結果により、機能性関与成分であるエラグ酸を1日当たり3mg含む当該製品は、肥満気味の方の体重、体脂肪、血中中性脂肪、内臓脂肪、ウエスト周囲径の減少をサポートし、高めのBMI値の改善に役立つという機能性表示食品として適切であると判断された。
(カ)科学的根拠の質
 採用された研究論文2報は、査読付き論文であり、無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験で信頼性が高く、質の高い研究であった。本研究レビューの限界については、その他の未発表の研究データが存在する可能性が否定できない。しかし、文献検索は科学技術分野から医療分野の主要な7つのデータベース(英語・日本語)を使用しているため、現時点で公表されている当該研究をほぼ網羅していると判断した。さらに、採用された研究論文が2報と少ないことから、今後さらなる研究の検証が必要である。

アッププラス(株式会社ノーベル)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

株式会社ノーベルが消費者庁に届出た機能性表示食品UP+(アップ)プラスのエビデンス(科学的根拠)



株式会社ノーベルが消費者庁に届出た機能性表示食品【UP+(アップ)プラス】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、今週の注目ポイントの解説です。
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機能性表示食品まとめ一覧

株式会社ノーベル
機能性表示食品検索

【届出番号】

F468


【届出日】

2020/09/17


【届出者名】

株式会社ノーベル
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

UP+(アップ)プラス


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
イヌリン
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品にはイヌリンが含まれています。イヌリンは食後の血糖値の上昇をゆるやかにすることが報告されています。(血糖上昇抑制作用)イヌリンは善玉菌として知られているビフィズス菌を増やすことで、おなかの調子を整えることが報告されています。(整腸作用)

【想定する主な対象者】
食後の血糖値が気になる方、 おなかの調子を整えたい方

【安全性の評価方法】
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
①既存情報を用いた安全性試験の評価
国立健康・栄養研究所等のデータベースでイヌリンの8~14 g/日及び40 g/日までの摂取は問題ないと評価されている。さらに、いくつかの臨床試験から総合して、70 g/日までのイヌリン摂取においても問題がないと評価されている。
当該製品の原料となるイヌリン(製品名:Fuji FF)において、以下に示す安全性試験を実施している。
微生物を用い変異原性の有無を確認した試験では、陰性であることが確認されている。また、ラットを用いた単回経口投与及び90日間反復投与毒性試験において体重1 kg当たり2 gを摂取させても死亡例や異常がないことが確認されている。さらに、臨床試験では、イヌリン(製品名:Fuji FF)25 g/日を4週間摂取させた試験において、臨床上問題となる有害事象がなかったことが確認されている。
以上の評価より、当該製品を一日摂取目安量摂取した場合、人の健康を害するおそれはないと判断できる。

②イヌリンのアレルギーに関する評価
国立健康・栄養研究所等のデータベースでイヌリンのアレルギー性に関する記載があり、イヌリン製品中に残存する原料由来のタンパク質の関与が示唆されているが、当該製品の原料であるイヌリン(製品名:Fuji FF)は、アレルゲンフリーである砂糖から製造しており、製造工程中にアレルゲンになるような原料は使用していないことから、当該製品では報告されているようなアレルギー反応は起こらないと判断できる。

③医薬品との相互作用に関する評価
国立健康・栄養研究所のデータベースにおいて、イヌリン摂取によってカルシウムの吸収が促進されることを示唆している。カルシウムは、保険適応となる薬剤などがあり、厚生労働省の食事摂取基準で耐用上限量が定められている。このことから、イヌリンの摂取によりカルシウムの吸収が促進されることで、カルシウムの過剰摂取につながる可能性を検討したが、耐用上限量を上回るカルシウムの吸収量増加は起こらないと考えられる。

【摂取する上での注意事項】
一日の摂取目安量をお守りください。多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方はご利用をお控えください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


当社では、品質保証憲章を定め、品質保証基準に基づき生産および品質管理を行っています。本品は食品安全マネージメントシステム、ISO22000を取得した工場にて生産を行っています。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


【イヌリンの食後血糖の上昇を抑える機能について】
①標題
イヌリンの食後血糖値上昇抑制作用に関する研究レビュー(定性的レビュー)
②目的
「イヌリンを含む食品を、疾病に罹患していない者または空腹時血糖値が境界型の者が摂取することにより、食後血糖値の上昇をゆるやかにするか」を明らかにすることを目的とした。
③背景
イヌリンは自然界に広く分布しており、穀物、野菜、果物などに多く含まれることが知られている。イヌリンの生理機能性に関しては、様々な報告があり、単回経口摂取による食後血糖値の上昇抑制作用についても多数、論文化されている。しかしながら、イヌリンの当該効果に関するシステマティックレビューの報告は確認できなかった。そこで、今回「イヌリンを含む食品を疾病に罹患していない者または空腹時血糖値が境界型の者が単回経口摂取することにより食後血糖値の上昇をゆるやかにするか」を明らかにすることを目的とした研究レビューを実施した。
④レビュー対象とした研究の特性
『PubMed』『CENTRAL』『医中誌』をデータベースとして用い文献検索を2017年1月に実施した。検索対象期間は制限せず、言語は英語および日本語とし、対象集団は疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)または空腹時血糖値が境界型(空腹時血糖値110~125 mg/dL)の者とし、イヌリンを含む食品の単回経口摂取による食後血糖値の上昇抑制作用を検討した介入試験を対象にして、研究レビューを実施した。
⑤主な結果
抽出された3報の文献を用いて定性的レビューを行った結果、すべての論文が肯定的であった。その際のイヌリン摂取量は5.2~10.8 gであった。また、これら3報は正常血糖値者を対象とした試験で、上記食後血糖上昇抑制効果は正常血糖値範囲内であったことより、血糖値正常者がイヌリンを摂取した場合には血糖値は正常範囲内に維持されるものと考えられる。
⑥科学的根拠の質
研究デザインの質を評価したところ、3報全てが研究の質が最も高いレベル(バイアスリスクが低い)と判断した。研究の限界に関しては、評価した3報のいずれも小規模の試験であることや出版バイアスなどについて研究の限界が考えられるものの、その他の要因を含め、重大な影響ではないと判断した。これらのことから、本研究レビューの科学的根拠の質は確保されていると判断した。以上、本研究レビューの結果から、イヌリンの食後血糖値上昇抑制作用には科学的根拠があると判断した。

【イヌリンの整腸作用について】
①標題
イヌリンの整腸効果に関するシステマティックレビュー
②目的
イヌリンの整腸効果について明らかにすることを目的とする。
③背景
イヌリンはヒトに良い効果をもたらす腸内細菌の増殖を促進するプレバイオティクスの一つである。腸内で善玉菌であるビフィズス菌を増やし、腸内フローラを良好に保つことからおなかの調子を整えることが知られているが、イヌリンのみを摂取したときの整腸効果に関する多くの研究をまとめて評価したものがなかったので、その効果を検証するため本研究レビューを行った。
④研究レビュー対象とした研究の特性
論文の検索日:2015年8月10日(PubMed、医中誌)、2015年8月11日(CENTRAL)
検索対象期間:全期間(2015年まで)
対象集団の特性:健常者(未成年者、妊産婦、授乳婦を除く)および疾病に罹患していない者
最終的に評価した論文数:17報
利益相反情報:研究レビューは静岡県産業振興財団 フーズサイエンスセンター、フジ日本精糖株式会社、静岡県立大学との共同研究により実施した。
⑤主な結果
イヌリンの整腸効果に関して、各アウトカム指標ごとに評価した結果、糞便中ビフィズス菌数に関しては、14報18試験のうち15試験で有意に増加し、2試験で増加傾向、1試験で減少傾向であった。糞便中乳酸菌数に関しては、9報13試験のうち5試験で有意に増加し、4試験で増加傾向、4試験で減少傾向または差なしであった。排便回数に関しては7報10試験のうち2試験で排便回数が有意に増加し、4試験で増加傾向、4試験で減少傾向または差なしであった。排便量に関しては6報7試験のうち2試験で排便量が有意に増加し、4試験で増加傾向、1試験で減少傾向であった。
⑥科学的根拠の質
評価した全ての論文の試験デザイン(試験方法等)が、整腸効果を調査する目的に適合していることを確認した。正確性の観点から研究デザインの質を評価したところ、最も質が高いレベルと判断できた論文は17報中11報であった。採用された論文において、試験デザインや結果の妥当性、各研究間の一貫性等を検討した結果、大きな問題はなく、科学的根拠の質は高いと評価された。研究の限界に関して、日本人を対象とした論文は1報しかなかった。この点については、他の論文と同様の成績であり、日本人への外挿性に関しては問題ないと考える。また、排便回数および排便量の増加について、明確に有意差の認められるものは多くなく、増加傾向が認められる文献が多かった。この点については、適切に層別解析された試験において、中程度の便秘傾向の被験者の排便回数および排便量について有意な増加が認められていた。よって、本研究レビューにおける排便回数および排便量に関するアウトカムの評価は本品の機能性には影響しないと考えられる。これらのことから、今回評価した論文全体を通して、科学的根拠の質は確保されていると評価した。今後、本研究レビューの科学的根拠の質をさらに高めるために、日本人を被験者とし、適切に層別化された質の高い研究を追加していくことが望まれる。以上を総括し、イヌリンの整腸効果について肯定的な根拠があると判断した。

イミダの力ブレイン(日本ハム株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

日本ハム株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品イミダの力 ブレインのエビデンス(科学的根拠)



日本ハム株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【イミダの力 ブレイン】のエビデンス。口コミ評判ではありません。効果等は科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。

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外部サイト
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会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

日本ハム株式会社
機能性表示食品検索

【届出番号】

F467


【届出日】

2020/09/17


【届出者名】

日本ハム株式会社
※企業をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。


【商品名】

イミダの力 ブレイン


【食品の区分】

加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
イミダゾールジペプチド
※機能性関与成分名をクリックすると、楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、イミダゾールジペプチドが含まれています。
イミダゾールジペプチドには、中高年の方の記憶力(言葉や文章を覚え、思い出す力)を保つ機能があることが報告されています。

【想定する主な対象者】
健常中高齢者

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
1)喫食実績による評価
「イミダの力 ブレイン」は、一日摂取目安量100mLあたりに機能性関与成分であるイミダゾールジペプチドを1000 mg含有するドリンクである。2015年4月より日本人の老若男女を対象として販売を開始し、現在(2020年6月末)までに約125,000本の販売実績があるドリンク「イミダの力500」と同一のものである。また、機能性関与成分であるイミダゾールジペプチドは、もともと食肉に豊富に含有され、特に鶏胸肉中に多く含有される。本届出食品の一日摂取目安量当たり1000mgのイミダゾールジペプチドは鶏胸肉 約125gに含有される量に相当し、日常的な摂取量の範囲内である。

2)安全性に関する既存情報
イミダゾールジペプチドの安全性に関しては、鶏肉中から高濃度に抽出したエキスについて、各種安全性試験において、変異原性がなく安全性が高いことが確認されている。また、ヒトを対象として、イミダゾールジペプチドとして一日当たり400mgを12週間、もしくは一日当たり1200mgを4週間摂取させ、生理学的、生化学検査における異常は確認されなかった。さらに届出食品の一日当たり摂取目安量に含有されるイミダゾールジペプチド量の4倍量に当たる4000mgを4週間継続摂取させても、有害事象が認められなかったことが報告されている。したがってイミダゾールジペプチドはきわめて安全性が高いと判断される。

3)機能性関与成分等の相互作用に関する評価
イミダゾールジペプチドの一つであるカルノシンは一過性に血圧を低下させる可能性があるため、抗高血圧薬との併用により、低血圧をもたらす危険性があると報告されている。そこで、本製品のパッケージにおいて、「降圧剤を服用中の方は、医師又は薬剤師にご相談ください」と記載を加え、注意喚起を行っている。アンセリンには、ドキソルビシン(抗がん剤)との併用において、腫瘍部位への抗がん剤流入を促進する可能性が示唆されている。しかし、ドキソルビシンは、医師の管理下で投与される抗がん剤であり、本届出食品が対象とする「健常中高齢者」に投与されるものではないため、アンセリンとドキソルビシンが相互作用を起こす可能性は極めて低い。
以上より、届出食品は、機能性表示食品として販売することに問題はないと判断した。

【摂取する上での注意事項】
・本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
・降圧剤を服用中の方は、医師又は薬剤師にご相談ください。


【生産・製造・品質管理に関する基本情報】


タンポポ産業株式会社 本社工場において、HACCPに準じた自社の製造管理基準に則って製造管理を行っている。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。


【届出者の評価(エビデンス)】


【標題】 
イミダゾールジペプチドを摂取することによる、認知機能の維持、改善に関する研究レビュー

【目的】 
健康中高齢者を対象としてイミダゾールジペプチドの摂取が、プラセボ(偽薬)と比較して、認知機能を維持、改善するかについて検証することを目的とした。

【背景】
イミダゾールジペプチドと脳機能との関連について多くの報告があるものの、イミダゾールジペプチドの摂取が健常者の認知機能へ及ぼす影響に関する報告や研究レビューは非常に少ない。

【レビュー対象とした研究の特性】
上記の目的について、信頼性の高い試験方法(対象者を2群に分けそれぞれにイミダゾールジペプチドを含む試験食もしくはプラセボを摂取させ、その結果を比較する試験)が用いられており、専門家による審査を経て発表された論文を対象とした。
  
【主な結果】
選抜により、5報の論文(臨床試験としては3試験)が研究レビューの対象として採用された。いずれの試験においても、日本人の健康な中高齢者を対象として、イミダゾールジペプチドを1日1000mg摂取させることにより、認知機能の維持に肯定的な結果が報告されていた。特に、認知機能の中でも記憶力(言葉や文章を覚え、思い出す力)について、3試験中2試験で共通して有意な効果が確認された。
  
【科学的根拠の質】
出版バイアス(効果がない報告がされていない可能性)等が否定できないこと、試験実施数が少ないこと、また3試験中2試験において試験食の製造者が届出者と同一であることなど、バイアスリスクは中等度にあり、今後さらなる検討が必要である。
(構造化抄録)