日清フーズ株式会社の機能性表示食品,きのこの和風ソースのエビデンス(科学的根拠) |
日清フーズ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【きのこの和風ソース】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 日清フーズ株式会社 |
【届出番号】 |
F896 |
【届出日】 |
2021/02/05 |
【届出者名】 |
日清フーズ株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
きのこの和風ソース |
【食品の区分】 |
加工食品(その他) |
【機能性関与成分名】 |
難消化性デキストリン(食物繊維) クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には食後の血糖値の上昇を抑制する機能があることが報告されています。また、食後の血中中性脂肪の上昇を抑制する機能があることが報告されています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
食後の血糖値が気になる健常成人、食後の血中中性脂肪が気になる健常成人 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
本品に使用している難消化性デキストリン(食物繊維)は、トウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維であり、原料としては食経験があると考えられます。重篤な有害事例は報告されていません。 難消化性デキストリン(食物繊維)は、特定保健用食品の関与成分として使用されており、2019年3月で387品目が許可取得し、トクホ全体の約36%に相当します。許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態があります。 健康被害についての情報はありませんでしたが、健康な成人10名を対象として、難消化性デキストリン(食物繊維)を体重1kgあたり0.7~1.1g摂取させたところ、1.1g/kg体重を摂取した男性1名で下痢の症状が観察された事例がありました。このことから、本品を食する際の体調や体質などを考慮し、包装の「摂取上の注意」に「一度に多量に食べた場合、又は体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。」との内容を記載して注意喚起しています。 データベースを用いて医薬品との相互作用を確認しましたが、該当する情報はありませんでした。 以上のことから、本品の安全性に問題ないとの評価が妥当であると判断しました。 |
【摂取する上での注意事項】 |
普段の食事と置き換えてお召し上がりください。また、塩分の過剰摂取をさけるため、一日当たりの摂取目安量を超えての摂取はお控えください。一度に多量に食べた場合、又は体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
本品は、FSSC22000認証を取得した国内工場で製造しています。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
【標題】 難消化性デキストリンの食後血糖値の上昇抑制作用、食後血中中性脂肪の上昇抑制作用についての検証 【目的】 以下の2つの内容について検証する事を目的とした。 ①健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取する事により、食後血糖値の上昇抑制作用が見られるか。 ②健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満)に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取する事により、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が見られるか。 【背景】 近年、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、メタボリックシンドロームを初めとした生活習慣病の患者数が増加している。食生活を見直す事が注目視される中で、食物繊維の重要性が認識されているが、「平成24年国民健康・栄養調査報告」によると食物繊維の摂取不足が推測されている。 特定保健用食品にも使用されている難消化性デキストリン(食物繊維)には、食後血糖値の上昇抑制作用、食後血中中性脂肪の上昇抑制作用が報告されており、健康維持に役立つと考え、難消化性デキストリン(食物繊維)の①食後血糖値の上昇抑制作用、②食後血中中性脂肪の上昇抑制作用について検証した。 【レビュー対象とした研究の特性】 ①食後血糖値の上昇抑制作用 PubMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの4つの文献検索電子データベースを使用し、健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)を対象に難消化性デキストリン摂取時の食後血糖値の上昇抑制作用について調査し、抽出された研究論文について、その内容の詳細を検討した。 ②食後血中中性脂肪の上昇抑制作用 PubMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの4つの文献検索電子データベースを使用し、健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満)を対象に難消化性デキストリン摂取時の食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用について調査し、抽出された研究論文について、その内容の詳細を検討した。 【主な結果】 ①食後血糖値の上昇抑制作用 43報の研究論文が抽出され、統計解析の結果、「食後血糖値30分」「食後血糖値60分」「食後血糖値の濃度曲線下面積(AUC0-120min)」において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群は有意な食後血糖値の上昇抑制作用が認められ、さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを摂取することによって、食後血糖値の上昇抑制作用が期待できることが示された。 ②食後血中中性脂肪の上昇抑制作用 9報の研究論文が抽出され、統計解析の結果、「食後血中中性脂肪値(2,3,4時間)」「血中濃度曲線下面積(AUC0-6h)」において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群は有意な食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が認められ、さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを摂取することによって、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が期待できることが示された。 【科学的根拠の質】 本レビューでは、各アウトカムの総例数は多く不精確性はなく、一貫性があり、また、公表バイアスの存在は否定されなかったが未公表論文を想定してもその影響は小さいと判断された。したがって、本レビューの結果から、難消化性デキストリン(食物繊維)の①食後血糖値の上昇抑制作用、②食後血中中性脂肪の上昇抑制作用について十分な科学的根拠があると考えられた。 |
消費者庁に届出られた機能性表示食品のあれこれ。表示する機能性(効果)・エビデンス・主な対象者・機能性関与成分名・安全性に関する評価・製造品質管理情報・摂取する際の注意事項。
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2021年3月20日土曜日
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【届出番号】 |
F895 |
【届出日】 |
2021/02/05 |
【届出者名】 |
日清フーズ株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
ごぼうのミートソース |
【食品の区分】 |
加工食品(その他) |
【機能性関与成分名】 |
難消化性デキストリン(食物繊維) クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には食後の血糖値の上昇を抑制する機能があることが報告されています。また、食後の血中中性脂肪の上昇を抑制する機能があることが報告されています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
食後の血糖値が気になる健常成人、食後の血中中性脂肪が気になる健常成人 |
【安全性の評価方法】 |
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
本品に使用している難消化性デキストリン(食物繊維)は、トウモロコシでん粉由来の水溶性食物繊維であり、原料としては食経験があると考えられます。重篤な有害事例は報告されていません。 難消化性デキストリン(食物繊維)は、特定保健用食品の関与成分として使用されており、2019年3月で387品目が許可取得し、トクホ全体の約36%に相当します。許可品目の食品形態は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など多様な食品形態があります。 健康被害についての情報はありませんでしたが、健康な成人10名を対象として、難消化性デキストリン(食物繊維)を体重1kgあたり0.7~1.1g摂取させたところ、1.1g/kg体重を摂取した男性1名で下痢の症状が観察された事例がありました。このことから、本品を食する際の体調や体質などを考慮し、包装の「摂取上の注意」に「一度に多量に食べた場合、又は体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。」との内容を記載して注意喚起しています。 データベースを用いて医薬品との相互作用を確認しましたが、該当する情報はありませんでした。 以上のことから、本品の安全性に問題ないとの評価が妥当であると判断しました。 |
【摂取する上での注意事項】 |
普段の食事と置き換えてお召し上がりください。また、塩分の過剰摂取をさけるため、一日当たりの摂取目安量を超えての摂取はお控えください。一度に多量に食べた場合、又は体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
本品は、FSSC22000認証を取得した国内工場で製造しています。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
【標題】 難消化性デキストリンの食後血糖値の上昇抑制作用、食後血中中性脂肪の上昇抑制作用についての検証 【目的】 以下の2つの内容について検証する事を目的とした。 ①健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取する事により、食後血糖値の上昇抑制作用が見られるか。 ②健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満)に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取する事により、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が見られるか。 【背景】 近年、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、メタボリックシンドロームを初めとした生活習慣病の患者数が増加している。食生活を見直す事が注目視される中で、食物繊維の重要性が認識されているが、「平成24年国民健康・栄養調査報告」によると食物繊維の摂取不足が推測されている。 特定保健用食品にも使用されている難消化性デキストリン(食物繊維)には、食後血糖値の上昇抑制作用、食後血中中性脂肪の上昇抑制作用が報告されており、健康維持に役立つと考え、難消化性デキストリン(食物繊維)の①食後血糖値の上昇抑制作用、②食後血中中性脂肪の上昇抑制作用について検証した。 【レビュー対象とした研究の特性】 ①食後血糖値の上昇抑制作用 PubMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの4つの文献検索電子データベースを使用し、健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)を対象に難消化性デキストリン摂取時の食後血糖値の上昇抑制作用について調査し、抽出された研究論文について、その内容の詳細を検討した。 ②食後血中中性脂肪の上昇抑制作用 PubMed、Cochrane Library、医中誌Web、CiNii Articlesの4つの文献検索電子データベースを使用し、健常成人(空腹時血中中性脂肪値150mg/dL未満)を対象に難消化性デキストリン摂取時の食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用について調査し、抽出された研究論文について、その内容の詳細を検討した。 【主な結果】 ①食後血糖値の上昇抑制作用 43報の研究論文が抽出され、統計解析の結果、「食後血糖値30分」「食後血糖値60分」「食後血糖値の濃度曲線下面積(AUC0-120min)」において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群は有意な食後血糖値の上昇抑制作用が認められ、さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを摂取することによって、食後血糖値の上昇抑制作用が期待できることが示された。 ②食後血中中性脂肪の上昇抑制作用 9報の研究論文が抽出され、統計解析の結果、「食後血中中性脂肪値(2,3,4時間)」「血中濃度曲線下面積(AUC0-6h)」において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群は有意な食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が認められ、さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを摂取することによって、食後血中中性脂肪値の上昇抑制作用が期待できることが示された。 【科学的根拠の質】 本レビューでは、各アウトカムの総例数は多く不精確性はなく、一貫性があり、また、公表バイアスの存在は否定されなかったが未公表論文を想定してもその影響は小さいと判断された。したがって、本レビューの結果から、難消化性デキストリン(食物繊維)の①食後血糖値の上昇抑制作用、②食後血中中性脂肪の上昇抑制作用について十分な科学的根拠があると考えられた。 |
グラシトールプレミアム(日本アドバンストアグリ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
日本アドバンストアグリ株式会社の機能性表示食品,グラシトールプレミアムのエビデンス(科学的根拠) |
日本アドバンストアグリ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【グラシトールプレミアム】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 日本アドバンストアグリ株式会社 |
【届出番号】 |
F894 |
【届出日】 |
2021/02/05 |
【届出者名】 |
日本アドバンストアグリ株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
グラシトールプレミアム |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
ピニトール クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品には、ピニトールが含まれ、食後血糖値の上昇をおだやかにする機能があります。本品は食後血糖値が気になる方に適しています。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
食後血糖値が気になる方 |
【安全性の評価方法】 |
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
ピニトール含有加工食品「グラシトールプレミアム」(以下、「本品とする)の機能性関与成分ピニトールは糖アルコールの1種である。 1.喫食実績 ピニトールはイナゴマメの莢などの植物に含まれる糖アルコールである。欧州ではシロップが甘味料として食されており、米国では1998年に食品成分として、韓国では2005年に血糖降下作用のある機能性成分として登録された。 ピニトールを含む食品として日本アドバンストアグリ(株)が製品名「グラシトール(R)」(以下、「グラシトール」とする)を2013年から販売し、累計出荷数は約7.8万パックである。販売開始以来、当該製品に関する健康被害情報を収集しているがグラシトールによる直接の健康被害はなかった。一方で本品とグラシトールは製造方法、剤型、配合量などが異なり、グラシトールの喫食実績による評価のみでは本品の安全性評価が不十分であると判断し、安全性試験の結果から評価した。 2.安全性試験に関する評価 本品と同一性をもつ食品を用いて、本品一日当り摂取目安量と同量の長期摂取試験および5倍量の過剰摂取試験を実施し、いずれも重篤な健康被害はなかった。尚、本品と同一性をもつ食品とは、賦形剤である結晶セルロースの配合量のみ本品とは異なるがその他の成分の配合量、製造方法、カプセルの崩壊性などは本品と同一である食品である。 さらに本品に使用されるピニトールを用いて復帰突然変異原性試験、13週反復投与毒性試験、小核試験、染色体異常試験、単回投与毒性試験を行ったところ、いずれも問題はなかった。 以上より本品の安全性評価は十分であると判断した。 3. 医薬品との相互作用 既存のデータベースを検索した結果、ピニトールと医薬品との相互作用に関する報告は確認されなかった。このことから、ピニトールと医薬品との相互作用はないと判断した。 一方で、ピニトールには食後血糖値の上昇をおだやかにする機能が報告されているため、糖尿病患者が治療薬と本品を併用した場合、理論上考えられる相互作用として低血糖を引き起こす可能性がある。しかし、本品は健常者を対象としており、低血糖を引き起こす可能性はないと考えられる。よって、念のため低血糖のリスクを避けるために商品パッケージの摂取上の注意欄に「糖尿病薬を服用中の方は医師、薬剤師にご相談ください。」と記載し、注意喚起を促すことで、本品を機能性表示食品として販売することは適切であると判断した。 |
【摂取する上での注意事項】 |
本品は多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 糖尿病薬を服用中の方は医師、薬剤師にご相談ください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
製造施設はGMP認証取得工場である。 日本タブレット株式会社 第2工場 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
(ア)標題 ピニトール含有食品の摂取よる食後血糖値に関するヒト臨床試験 (イ)目的 健常者がピニトールを含む食品を摂取した場合に、ピニトールを含まない食品を摂取する場合と比較して食後血糖値の上昇をおだやかにするかについて、ヒト試験により検証した。 (ウ)背景 日本では近年、糖尿病患者が増加しており、糖尿病には至っていない者あるいは自覚症状がない者においても、グルコース摂取後2時間の高い血糖値は心血管死亡率を大きく高めるため、有効な食後血糖調整策が必要とされている。 ピニトールはキシリトールなど糖アルコールの1種であり、健常人の単回6g摂取や2型糖尿病患者の単回600mg摂取により食後血糖値の上昇抑制に効果があるという報告がある。しかし、健常者の600㎎摂取による食後血糖値に関する報告はないため、ヒト試験により検証した。 (エ)方法 運動競技者ではなく疾病に罹患していない18歳から25歳の19名を対象集団とし、炭水化物を含む食事とともに、ピニトール600mgを含む食品あるいはピニトールを含まない食品を摂取し、食前および食後0、30、60、90、120分時の血糖値を測定した。尚、本試験中には18歳、19歳の被験者が5名含まれたが、成人と比較して医学的、栄養学的に差がなく、研究計画について事前に順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科倫理委員会の承認を得た際にも問題とはならなかった。本試験について利益相反に関する申告はなかった。 尚、本試験に使用されたピニトール600mgを含む食品は、賦形剤である結晶セルロースの配合量のみ本品とは異なるが、その他の成分の配合量、製造方法、カプセルの崩壊性などは本品と同一の食品である。 (オ)主な結果 19名のうち試験期間中に脱落したり、予め定めた除外基準に該当した者はいなかったため、有効解析対象者は19名であった。 ピニトールを含む食品はピニトールを含まない食品の摂取時に比べ、食後の血糖血中濃度曲線下面積(iAUC値)は有意に減少した。iAUC値は、グルコース摂取前の空腹状態の血糖値を基準として、グルコース摂取後の時間経過に伴う血糖の増加量を面積として表した指標である。 (カ)科学的根拠の質 以上の結果から、本品を食事とともに摂取することで、食後血糖値の上昇をおだやかにする機能が期待されると結論づけた。本試験は、信頼性が高いとされている無作為化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験によるヒト臨床試験であり、科学的根拠の質は高いと考えられる。 |
お口うるおいサプリ(サンスター株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
サンスター株式会社の機能性表示食品,お口うるおいサプリのエビデンス(科学的根拠) |
サンスター株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【お口うるおいサプリ】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 サンスター株式会社 |
【届出番号】 |
F893 |
【届出日】 |
2021/02/05 |
【届出者名】 |
サンスター株式会社 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
お口うるおいサプリ |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
還元型コエンザイムQ10 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品には還元型コエンザイムQ10が含まれます。還元型コエンザイムQ10にはお口のうるおいをサポートする機能が報告されています。年齢とともにお口のうるおいが不足がちと感じる方に適した食品です。 |
Tweet |
【想定する主な対象者】 |
健常な成人(疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) |
【安全性の評価方法】 |
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
<食経験(喫食実績)> 販売しようとする製品「お口うるおいサプリ」 (以下、当該製品)は新たに販売する製品であり、まだ販売実績がない。そのため、当該製品での喫食実績による食経験は評価できないが、類似する食品が過去より販売されている。そこで、その類似する食品の販売実績が、喫食実績による食経験の評価に使えると判断し、以下に類似する食品の販売実績を記載した。 類似する食品の一例: 「還元型コエンザイムQ10(キューテン)」 (販売者:ユアヘルスケア株式会社) 喫食実績の評価 ・摂取集団 日本人、全国の健康な成人男女 ・摂取形状 ソフトカプセル ・1日摂取目安量 還元型コエンザイムQ10:100mg ・販売期間 2010年2月~2018年3月 ・販売量 約5,580万食分 (30食入りボトル186万本(2010年2月~2018年3月)) ・健康被害情報 還元型コエンザイムQ10と因果関係ありと判断された事例なし また、当該製品と1日摂取目安量として還元型コエンザイムQ10を同等量(100mg)含む食品である「UHA(ユーハ)グミサプリ 還元型CoQ10(コーキューテン)プラセンタ」は2015 年4月より日本国内で累計約138 万食分(1日摂取目安量:2 粒を1 食分として)(2019年6 月時点)、さらに「UHA(ユーハ)グミサプリ 還元型コエンザイムQ10(キューテン)」は2017年1月より日本国内で累計約100万食分(1日摂取目安量:2 粒を1 食分として) (2019 年6 月時点)が販売されてきた。 これらの食品に関して、販売開始後は、「味覚糖株式会社 お客様相談センター」を通じて、健康被害情報が収集されたが、これまでにこれらの食品に起因する重大な有害情報は得られていない。 以上から、類似する食品の食経験が十分と評価でき、当該製品の安全性に問題はないと判断した。 <医薬品との相互作用> 医薬品との相互作用について3種類のデータベースを検索したが、機能性関与成分との相互作用に関する報告はなかった。 |
【摂取する上での注意事項】 |
アレルギー体質の方は原材料をご確認ください。 体質によりお腹がゆるくなる場合があります。 1日の摂取目安量を守ってください。 本品は口腔乾燥症を改善するものではありません。口腔乾燥症の方は医療機関の受診をお勧めします。 喉を詰まらせる恐れがありますので、よく噛んでお召し上がりください。 歯科治療材がとれる場合がありますのでご注意ください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
味覚糖株式会社奈良工場FSSC 22000認証取得(認証番号:JP12/030176) |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
ア)標題 還元型コエンザイムQ10摂取がお口の潤いに与える影響 イ)目的 (P): 健康な中高年に、(I): 還元型コエンザイムQ10を含む食品を摂取させると、(C): 還元型コエンザイムQ10を含まない食品を摂取した場合と比較して、(O):お口の潤いに役立つか?(唾液量を指標とする)を検証した。 ウ)背景 唾液量は加齢やストレスが原因で低下し、口腔内の乾燥により口臭の発生や食物の嚥下に影響を及ぼしたり、不快感を増加させたりして生活の質を損なう可能性がある。最近、ドライマウス患者において還元型または酸化型コエンザイムQ10を摂取することにより唾液量が増えたという報告がされているが、健常者において、還元型コエンザイムQ10がお口の潤いに役立つかを検証した研究レビューは存在しない。そこで、還元型コエンザイムQ10 摂取が、健常者の唾液量に与える影響を調べた論文を検索し、お口の潤いに役立つかを評価した。 エ)レビュー対象とした研究の特性 本研究レビューの作成は、事前に規定したプロトコールに基づき行った。検索は2名で実施し、他1名が適宜確認し、対象となる文献を選定した。検索データベースはPubMedおよび医中誌Webとし、メタアナリシス(MA)、システマティックレビュー(SR)、RCTおよび準RCTを対象に検索を行った。採用文献と研究全体での各種バイアス・リスクや、アウトカムである「お口の潤い(唾液量を指標とした)」について、エビデンスの強さと重要度等を評価した。 オ)主な結果 本研究レビューでは、1報のRCT文献が採用された。この報告では、唾液量が2分間に2g未満の口腔乾燥症等の疾病が疑われる方を除く、健康な中高年男女に還元型コエンザイムQ10を1日当たり100mg摂取させた結果、プラセボ群と比較して唾液量が有意に増加した。以上から、還元型コエンザイムQ10にはお口の潤いに役立つ機能があることが示された。 カ)科学的根拠の質 採用文献の各種バイアス・リスクはすべて低かった。エビデンス総体の評価において、お口の潤いに役立つ機能に関するエビデンスの強さは中と判断した。本研究レビューの限界として、サンプリングバイアス(被験者の偏り)や言語バイアス(英語と日本語のキーワードのみでの検索による偏り)および出版バイアスが完全には否定できないことが挙げられる。 |
ストレピア還元型コエンザイムQ10(株式会社ナチュラルビューティハウス)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品
株式会社ナチュラルビューティハウスの機能性表示食品,ストレピア 還元型コエンザイムQ10のエビデンス(科学的根拠) |
株式会社ナチュラルビューティハウスが消費者庁に届出た機能性表示食品【ストレピア 還元型コエンザイムQ10】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。 |
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。 動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画) |
機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。 会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。 【機能性表示食品まとめ一覧】 株式会社ナチュラルビューティハウス |
【届出番号】 |
F892 |
【届出日】 |
2021/02/05 |
【届出者名】 |
株式会社ナチュラルビューティハウス クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【商品名】 |
ストレピア 還元型コエンザイムQ10 |
【食品の区分】 |
加工食品(サプリメント形状) |
【機能性関与成分名】 |
還元型コエンザイムQ10 クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。 |
【表示しようとする機能性】 |
本品には還元型コエンザイムQ10が含まれます。細胞のエネルギー産生を助け、酸化ストレスを緩和する働きがある還元型コエンザイムQ10は、日常の生活で生じる一過性の身体的・精神的な疲労感の軽減に役立つことが報告されています。本品は一過性の身体的・精神的な疲労を自覚している方に適した食品です。 |
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【想定する主な対象者】 |
成人健常者、一過性の身体的・精神的な疲労を自覚している方 |
【安全性の評価方法】 |
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。 既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。 |
【安全性に関する届出者の評価】 |
<食経験(喫食実績)>当該製品は新たに販売する製品であり、まだ販売実績がないため当該製品の食経験は評価できない。当該製品と類似する食品が原料メーカー子会社から販売されてるのでその販売実績が喫食実績による食経験の評価に使えると判断しその販売実績を記載した。〇類似する食品:還元型コエンザイムQ10(販売者:カネカヘルスケア株式会社) 喫食実績の評価 ・摂取集団:16歳~102歳(男性4割、女性6割)・形状:ソフトカプセル・1日摂取目安量/1粒(還元型コエンザイムQ10:100mg)・販売期間:2010年2月~現在・販売量:5,580万食(30食入りボトル186万本(2019年3月現在)・健康被害:当該製品並びに機能性関与成分と因果関係があると判断された事例は報告されていない。以上、食経験(喫食実績)の評価により当該製品の安全性に問題はないと判断した。また、補足として既存情報による安全性試験の評価や医薬品との相互作用も調べたが、これらについても特段問題はないと判断した。<既存情報による安全性試験の評価>当該製品の摂取量を上回る用量(1日200~300mg)の機能性関与成分含有食品の長期摂取試験(26~96週間)など既存情報による安全性試験の評価から当該製品並びに機能性関与成分の安全性には問題がないと判断した。<医薬品との相互作用> 3種類のデータベースを検索したが、還元型コエンザイムQ10と医薬品との相互作用に関する報告はなかった。また、原料メーカーが還元型コエンザイムQ10の販売を開始した2006年以来医薬品との相互作用も報告されていない。なお、当該製品に使用している還元型コエンザイムQ10(原料名:カネカQHTM)は米国FDA(食品医薬品局)により1日最大摂取量300mgの安全性データが認められ新規ダイエタリー成分としての申請が2005年10月に受理されている。また、2008年には米国FDAのGRAS制度に基づき原料メーカーが安全性試験の結果を踏まえて自己認証GRASを実施し専門家による安全性パネル評価を受けている。さらに製品パッケージやホームページ等で摂取上の注意事項を消費者へ提供するほか、健康被害事例は迅速に消費者庁や保健所等に連絡する体制を整えている。また、コエンザイムQ10に関する健康被害事例についても原料メーカーで継続して収集しており十分な健康被害事例の収集体制を構築している。 |
【摂取する上での注意事項】 |
〇本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。 〇原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。又、体調や体質によりまれに合わない場合がございます。その場合は摂取を中止してください。 〇薬を服用あるいは通院中の方はお医者様とのご相談の上お召し上がりください。 〇商品により多少の色の違いや成分特有のにおいがありますが、品質には問題ありません。 〇乳幼児の手の届かないところに置いてください。 〇開封後はお早めにお召し上がりください。 |
【生産・製造・品質管理に関する基本情報】 |
本品の製造に関して、すべての工程をGMP認証工場で製造しており、製品の生産及び品質管理に関しては、GMPの取り組みに基づき実施されている。 |
【機能性の評価方法】 |
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。 |
【届出者の評価(エビデンス)】 |
ア 標題 還元型コエンザイムQ10摂取が一過性の身体的・精神的な疲労に与える影響 イ 目的 成人健常者が還元型コエンザイムQ10を1日100mg摂取したとき、日常の生活で生じる一過性の身体的・精神的な疲労感が軽減するか検証した。 ウ 背景 エネルギー不足や酸化ストレスによる細胞障害等は、身体のだるさや疲れが抜けないこと(身体的疲労感)や、不安や気分障害(精神的疲労感)など、疲労感の発生に深く関与していることが報告されている。還元型コエンザイムQ10はエネルギー産生に必須であり、また、活性酸素などの酸化ストレスを緩和する重要な抗酸化物質であることから、還元型コエンザイムQ10を摂取することは、身体的・精神的疲労感の軽減に役立つと考えられる。 これまで、還元型コエンザイムQ10が疲労感を緩和するという報告は複数あるが、これらを総合的に評価した研究レビューはない。そこで、還元型コエンザイムQ10摂取が、心身に負担がかかった際の活動意欲の低下(疲労感)や身体的活動量の低下(疲労)に与える影響に関する論文を検索し、還元型コエンザイムQ10が日常の生活で生じる一過性の身体的・精神的な疲労感を軽減する作用を評価した。なお、『疲労』は『一過性の疲労(急性疲労、亜急性疲労)』と『慢性疲労』に分けられることがあるが、本研究レビューでは『一過性の疲労とそれに伴う疲労感』を軽減するかを検証し、慢性疲労に関する研究は除いた。 エ レビュー対象とした研究の特性 2019年7月3日~7月9日の期間に、文献データベースに公表された研究の中から、成人健常者を対象として、還元型コエンザイムQ10を摂取させることで、日常の生活で生じる一過性の身体的・精神的な疲労感が軽減するか調査した。各研究における利益相反の申告はなかった。 オ 主な結果 この研究レビューの結果、専門家の審査を受けた学術論文6報が抽出された。6報のうち5報がポジティブな結果であり、そのうち日本人を対象とした試験は4報であった。これら4報の論文では、いずれも還元型コエンザイムQ10の摂取によって身体的・精神的疲労感の指標である「活力」や「仕事への意欲」「疲労回復」「ストレスの程度」などの改善が認められた。別のもう1報では、還元型コエンザイムQ10の摂取により、身体的・精神的疲労感の指標である「活力」や「心の健康」の改善とともに、1日の歩数の増加(身体的活動量の増加)が認められた。 これらの結果は、還元型コエンザイムQ10がエネルギー産生を促進し、酸化ストレスを緩和したことで、日常の生活で生じる一過性の身体的・精神的な疲労感が軽減したものと考えられた。 なお、いずれの試験でも還元型コエンザイムQ10に起因する有害な事象は認められなかった。 カ 科学的根拠の質 1日の摂取量や人種が異なる(4報が日本人、2報が欧米人)ことなど、評価指標に違いはあるが、定性的な評価や科学的根拠の強さなども高評価であり、科学的根拠の質は十分と判断した。但し、対象となった文献が6報と少ないことが研究の限界であり、今後更に検証が行われることが望ましい。 |
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