2021年4月3日土曜日

メモリービフィズス記憶対策ヨーグルトドリンクタイプ(森永乳業株式会社) の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

森永乳業株式会社の機能性表示食品,メモリービフィズス記憶対策ヨーグルト ドリンクタイプのエビデンス(科学的根拠)

森永乳業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【メモリービフィズス記憶対策ヨーグルト ドリンクタイプ】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
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機能性表示食品まとめ一覧

森永乳業株式会社

【届出番号】
F952

【届出日】
2021/02/25

【届出者名】
森永乳業株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
メモリービフィズス記憶対策ヨーグルト ドリンクタイプ

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
ビフィズス菌MCC1274(B. breve)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品に含まれるビフィズス菌MCC1274(B. breve)は、健常な中高年の方の加齢に伴い低下する認知機能の一部である記憶力、空間認識力を維持する働きが報告されています。
※記憶力とは、見たり聞いたりした内容を記憶し、思い出す力のことです。

【想定する主な対象者】
中高年の健常者(MCIの方を含む)

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
公的機関の欧州食品安全機関(EFSA)が公表している特定微生物の安全性推定(QPS)には、ビフィズス菌ブレーベ種(Bifidobacterium breve)は、ヨーグルト等の乳製品で長い食経験の歴史を有しており、これまでに安全上の懸念が報告されていない菌種であることが記載されています。本品の機能性関与成分であるビフィズス菌MCC1274(B. breve)は、ビフィズス菌ブレーベ種に属しており、QPSにおいて安全上の懸念がない菌種とされていることから、安全性は高いと評価しました。さらに、PubMedより4報の1次情報が抽出され、いずれの臨床試験においても有害事象は発生しなかった旨が記載されていました。また、機能性関与成分ビフィズス菌MCC1274(B. breve)について、医薬品との相互作用によって健康被害が生じる可能性は低いと評価しました。したがって、本品「メモリービフィズス記憶対策ヨーグルト ドリンクタイプ」は安全であると評価しました。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品の製造工場は、FSSC22000認証(認証番号;FSSC 696253)を取得しており、準拠した製造および品質管理体制を実施している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
ビフィズス菌MCC1274(B. breve)摂取による認知機能改善効果に関する研究レビュー
【目的】
中高年の健常者(MCIの方を含む)がビフィズス菌MCC1274(B. breve)を摂取した際、プラセボ食品を摂取した場合と比較して、認知機能に与える影響を明らかにするため、研究レビューを実施しました。
【背景】
高齢化社会である日本において、中高年の方の加齢に伴う認知機能の低下は大きな社会問題です。軽度認知障害(MCI)とは認知症ではありませんが、軽度な認知機能の低下を有する状態を意味し、物忘れが目立ちます。ビフィズス菌MCC1274(B. breve)はヒト乳児由来のビフィズス菌で、脳内の炎症を抑制し、認知機能を改善させる事が基礎研究で報告されています。そのため、中高年の健常者に対してもビフィズス菌MCC1274(B. breve)の摂取が認知機能を改善する可能性が考えられるため、研究レビューを実施しました。
【レビュー対象とした研究の特性】
中高年の健常者(40歳以上)を対象に、ビフィズス菌MCC1274(B. breve)の摂取が認知機能に与える影響を検証した文献を検索しました。検索日(2021年2月18日)以前に公開された英語論文と日本語論文を6つのデータベースから検索し、プラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験を報告した1報が最終的に採用されました。当該文献は、森永乳業株式会社が臨床試験を外部委託し、提出された試験結果報告書に基づいて同社社員が執筆していました。
【主な結果】
採用された研究では、日本国籍を持つ健常な50~79歳の方にビフィズス菌MCC1274(B. breve)を摂取させた所、複合的な認知機能が向上しました。特に、即時記憶、遅延記憶、視空間構成の3領域において認知機能が向上しました。ビフィズス菌MCC1274(B. breve)の一日あたりの摂取目安量は、200億個と考えられました。また、試験食品に起因する有害事象はありませんでした。
【科学的根拠の質】
本研究レビューでは1報しか抽出されなかったため、非一貫性ならびにその他バイアス(出版バイアス等)が評価できませんでした。さらに、被験者数も多くないことから、今後の研究が本研究レビューに影響を与える可能性が考えられます。しかし、採用した研究がRCTであり、複数の認知機能検査ならびに複数の検査項目で認知機能の改善が確認できている事から、本品の表示しようとする機能性の科学的根拠は妥当だと判断しました。

メモリービフィズス認知対策ヨーグルト(森永乳業株式会社) の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

森永乳業株式会社の機能性表示食品,メモリービフィズス認知対策ヨーグルトのエビデンス(科学的根拠)

森永乳業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【メモリービフィズス認知対策ヨーグルト】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

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機能性表示食品まとめ一覧

森永乳業株式会社

【届出番号】
F951

【届出日】
2021/02/25

【届出者名】
森永乳業株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
メモリービフィズス認知対策ヨーグルト

【食品の区分】
加工食品(その他)

【機能性関与成分名】
ビフィズス菌MCC1274(B. breve)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品に含まれるビフィズス菌MCC1274(B. breve)は、健常な中高年の方の加齢に伴い低下する認知機能の一部である記憶力、空間認識力を維持する働きが報告されています。
※記憶力とは、見たり聞いたりした内容を記憶し、思い出す力のことです。

【想定する主な対象者】
中高年の健常者(MCIの方を含む)

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
公的機関の欧州食品安全機関(EFSA)が公表している特定微生物の安全性推定(QPS)には、ビフィズス菌ブレーベ種(Bifidobacterium breve)は、ヨーグルト等の乳製品で長い食経験の歴史を有しており、これまでに安全上の懸念が報告されていない菌種であることが記載されています。本品の機能性関与成分であるビフィズス菌MCC1274(B. breve)は、ビフィズス菌ブレーベ種に属しており、QPSにおいて安全上の懸念がない菌種とされていることから、安全性は高いと評価しました。さらに、PubMedより4報の1次情報が抽出され、いずれの臨床試験においても有害事象は発生しなかった旨が記載されていました。また、機能性関与成分ビフィズス菌MCC1274(B. breve)について、医薬品との相互作用によって健康被害が生じる可能性は低いと評価しました。したがって、本品「メモリービフィズス認知対策ヨーグルト」は安全であると評価しました。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品の製造工場は、FSSC22000認証(認証番号;FSSC 696253)を取得しており、準拠した製造および品質管理体制を実施している。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
ビフィズス菌MCC1274(B. breve)摂取による認知機能改善効果に関する研究レビュー
【目的】
中高年の健常者(MCIの方を含む)がビフィズス菌MCC1274(B. breve)を摂取した際、プラセボ食品を摂取した場合と比較して、認知機能に与える影響を明らかにするため、研究レビューを実施しました。
【背景】
高齢化社会である日本において、中高年の方の加齢に伴う認知機能の低下は大きな社会問題です。軽度認知障害(MCI)とは認知症ではありませんが、軽度な認知機能の低下を有する状態を意味し、物忘れが目立ちます。ビフィズス菌MCC1274(B. breve)はヒト乳児由来のビフィズス菌で、脳内の炎症を抑制し、認知機能を改善させる事が基礎研究で報告されています。そのため、中高年の健常者に対してもビフィズス菌MCC1274(B. breve)の摂取が認知機能を改善する可能性が考えられるため、研究レビューを実施しました。
【レビュー対象とした研究の特性】
中高年の健常者(40歳以上)を対象に、ビフィズス菌MCC1274(B. breve)の摂取が認知機能に与える影響を検証した文献を検索しました。検索日(2021年2月18日)以前に公開された英語論文と日本語論文を6つのデータベースから検索し、プラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験を報告した1報が最終的に採用されました。当該文献は、森永乳業株式会社が臨床試験を外部委託し、提出された試験結果報告書に基づいて同社社員が執筆していました。
【主な結果】
採用された研究では、日本国籍を持つ健常な50~79歳の方にビフィズス菌MCC1274(B. breve)を摂取させた所、複合的な認知機能が向上しました。特に、即時記憶、遅延記憶、視空間構成の3領域において認知機能が向上しました。ビフィズス菌MCC1274(B. breve)の一日あたりの摂取目安量は、200億個と考えられました。また、試験食品に起因する有害事象はありませんでした。
【科学的根拠の質】
本研究レビューでは1報しか抽出されなかったため、非一貫性ならびにその他バイアス(出版バイアス等)が評価できませんでした。さらに、被験者数も多くないことから、今後の研究が本研究レビューに影響を与える可能性が考えられます。しかし、採用した研究がRCTであり、複数の認知機能検査ならびに複数の検査項目で認知機能の改善が確認できている事から、本品の表示しようとする機能性の科学的根拠は妥当だと判断しました。

フコキサンノールD(セルメディカ株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

セルメディカ株式会社の機能性表示食品,フコキサンノールDのエビデンス(科学的根拠)

セルメディカ株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【フコキサンノールD】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

セルメディカ株式会社

【届出番号】
F950

【届出日】
2021/02/25

【届出者名】
セルメディカ株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
フコキサンノールD

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
微細藻類由来フコキサンチン
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には微細藻類由来フコキサンチンが含まれます。微細藻類由来フコキサンチンには肥満気味の方のおなかの脂肪を減らす機能が報告されています。本品は、肥満気味でおなかの脂肪が気になる方に適した食品です。

【想定する主な対象者】
肥満気味でおなかの脂肪が気になる方

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
本品の機能性関与成分である微細藻類由来フコキサンチンは日本人に馴染みの深い昆布・ワカメ・モズクといった褐藻類に含まれるカロテノイド色素と同一物質であり、フコキサンチンは古来より常食される食品に含まれる成分として十分な喫食経験があるものと考えられる。また、フコキサンチンを含有する海藻抽出物は食品原料として2000年頃より日本国内でも流通している。
フコキサンチンは、ヒトを対象とした経口摂取による体内動態試験が報告されており、被験者の一般血液検査に異常は認められなかったと報告されている。
マウスを用いた毒性試験においても2000mg/kgの単回投与、1000mg/kgの30日間反復投与を行った結果毒性に関する所見は認められず、復帰突然変異試験、小核試験においても異常は見られなかったと報告されており、自社と国立大学法人琉球大学の共同で行われた本品の微細藻類由来フコキサンチンにおいてもマウス急性経口毒性試験(2000mg/kg単回投与)、復帰突然変異試験で異常は認められなかった。
本品は基原生物を褐藻類ではなく微細藻類としているが、珪藻・ハプト藻等の多くの微細藻類が長年に渡り水産養殖飼料として活用されている。一方で、ヒトに有害なドウモイ酸等を産生する種の微細藻類は水産飼料として用いられておらず、水産飼料としての利用実績が十分な種であれば喫食実績同等の安全性は担保されているものと考えられる。
微細藻類には褐藻類のようなヨウ素貯蔵能力が無い為、目的量のフコキサンチンを摂取するにおいて、ヨウ素過剰を来たすリスクは低いものと考えられる。日本食品分析センターにおける本品の栄養成分分析の結果、灰分(ヨウ素等のミネラル)はほぼ検出されていない。
また、純培養による微細藻類フコキサンチンであれば、海洋汚染による安全性リスクを生じないと考えられる。
何れの基原生物においても、光過敏症誘発の観点からクロロフィルは除去されている事が好ましく、本品はクロロフィルを全て除去している。
同じカロテノイド色素であるアスタキサンチンに関しても、鮭や海老などの魚介類から日常的に摂取されている点、および水産養殖において発色目的で飼料に使われている点から、基原生物であるヘマトコッカス藻の直接的喫食は無いが機能性表示食品として登録が成されている。
日本国外では、米国において新規栄養成分通知(NDIN)を取得した微細藻類由来フコキサンチンが一般に流通している。

【摂取する上での注意事項】
・多量に摂取することにより、疾病が治癒するものではありません。
・飲みすぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
日健栄協GMP認定取得工場にて製造

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【表題】
微細藻類由来フコキサンチンのおなかの脂肪の減少機能に関する論文レビュー

【目的】
本研究レビューは、微細藻類由来フコキサンチンが内臓脂肪を減少させることについて、PICOに基づき「P: BMI25~30(肥満1度)の成人男女」に「I:フコキサンチンを摂取させる」と「C:プラセボ群と比較において「O:腹部脂肪面積(おなかの脂肪)の減少」を文献情報に基づき検証する事を目的とする。

【背景】
フコキサンチンは褐藻類や微細藻類に含まれるカロテノイド色素であり、抗肥満に役立つ物質とされている。
肥満は代謝疾患や冠動脈疾患など多くの疾病と関連するといわれており、フコキサンチンが国民の健康増進に寄与する成分であると考え、総合的に研究報告を評価する必要があると考えた。

【レビュー対象とした研究の特性】
海外文献データベースPubMed1946~2020年、Cochrane1993~2020年、日本語文献データベース医中誌1970~2020年を2020年8月~9月に行い、最終検索日は2020年9月7日であった。
製品と同等の微細藻類由来フコキサンチンの研究評価は少なかったため、フコキサンチンの効果を幅広く評価するため、フコキサンチンを指標に検索し、利益相反情報のない二重盲検RCT論文1報を採択文献とし、機能性と摂取量の目安を評価するための参考文献とした。
採択文献では、20~59歳の日本人男女33名、BMI25~30(肥満1度)、腹囲:男性85cm以上、女性90cm以上を対象者として、「1.慢性症状に対する現在の投薬」「2.食品または薬に対する重度のアレルギー」「3.代謝の治療を含む検査に影響を与える可能性のある薬の服用」「4.現在または過去の心血管疾患、腎炎、肝炎、およびその他の障害」「5.AST、ALTまたはγ-GTPが通常の上限の2.5倍を超える」者を除外した。

【主な結果】
年齢20歳~59歳、BMI25~30の男女33名を対象にしたプラセボ群とフコキサンチン1mg/日摂取群、フコキサンチン3mg/日摂取群のランダム比較試験において、3mg/日摂取群において有意な腹部脂肪面積(おなかの脂肪)の減少が認められた。

【科学的根拠の質】
今回の機能性評価に用いた文献は、科学技術及び医療分野の主要なデータベースによる調査を行い抽出したもので、一般的に広く公開されている。
今回、BMI25~30の成人が微細藻類フコキサンチンを摂取する事で腹部脂肪面積(おなかの脂肪)が減少することのレビューを行った結果、PICOに基づき有意な機能性が評価された。
文献においては日本人を対象としており、日本人に対する外挿性の問題はないと判断した。
しかし、科学技術及び医療分野のデータベースにより収集したものの、未発表データが存在する可能性は否定できないため限界とした。

メモリービフィズス記憶対策サプリ(森永乳業株式会社) の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

森永乳業株式会社の機能性表示食品,メモリービフィズス記憶対策サプリのエビデンス(科学的根拠)

森永乳業株式会社が消費者庁に届出た機能性表示食品【メモリービフィズス記憶対策サプリ】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

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機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

小林製薬株式会社

【届出番号】
F949

【届出日】
2021/02/25

【届出者名】
小林製薬株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
メモリービフィズス記憶対策サプリ

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
HMBカルシウム(カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品に含まれるビフィズス菌MCC1274(B. breve)は、健常な中高年の方の加齢に伴い低下する認知機能の一部である記憶力、空間認識力を維持する働きが報告されています。認知機能(記憶力、空間認識力)が気になる方に適しています。
※記憶力とは、見たり聞いたりした内容を記憶し、思い出す力のことです。

【想定する主な対象者】
中高年の健常者(MCIの方を含む)

【安全性の評価方法】
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
公的機関の欧州食品安全機関(EFSA)が公表している特定微生物の安全性推定(QPS)には、ビフィズス菌ブレーベ種(Bifidobacterium breve)は、ヨーグルト等の乳製品で長い食経験の歴史を有しており、これまでに安全上の懸念が報告されていない菌種であることが記載されています。本品の機能性関与成分であるビフィズス菌MCC1274(B. breve)は、ビフィズス菌ブレーベ種に属しており、QPSにおいて安全上の懸念がない菌種とされていることから、安全性は高いと評価しました。さらに、PubMedより4報の1次情報が抽出され、いずれの臨床試験においても有害事象は発生しなかった旨が記載されていました。また、機能性関与成分ビフィズス菌MCC1274(B. breve)について、医薬品との相互作用によって健康被害が生じる可能性は低いと評価しました。したがって、本品「メモリービフィズス記憶対策サプリ」は安全であると評価しました。

【摂取する上での注意事項】
本品は多量摂取により、より健康が増進するものではありません。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
本製品の製造工程は粉末混合からカプセル充填とアルミ袋包装に分かれており、それぞれ別工場で製造されているが、いずれの工程も公益財団法人日本健康・栄養食品協会による GMP の認証、インターテック・サーティフィケーション株式会社による ISO22000 の認証を取得した工場にて、その GMP 基準に準拠して製造及び品質管理を行っている。本食品の機能性関与成分であるビフィズス菌はMCC1274(B. breve)であることを確認しており、その含有量は一般財団法人 日本食品分析センターにおいて、培養法により、製品に表示された量が含まれていることが確認されている。 届出後においても、届出者らによって、ロット毎に機能性関与成分であるビフィズス菌MCC1274(B. breve)の定量を実施する。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
ビフィズス菌MCC1274(B. breve)摂取による認知機能改善効果に関する研究レビュー
【目的】
中高年の健常者(MCIの方を含む)がビフィズス菌MCC1274(B. breve)を摂取した際、プラセボ食品を摂取した場合と比較して、認知機能に与える影響を明らかにするため、研究レビューを実施しました。
【背景】
高齢化社会である日本において、中高年の方の加齢に伴う認知機能の低下は大きな社会問題です。軽度認知障害(MCI)とは認知症ではありませんが、軽度な認知機能の低下を有する状態を意味し、物忘れが目立ちます。ビフィズス菌MCC1274(B. breve)はヒト乳児由来のビフィズス菌で、脳内の炎症を抑制し、認知機能を改善させる事が基礎研究で報告されています。そのため、中高年の健常者に対してもビフィズス菌MCC1274(B. breve)の摂取が認知機能を改善する可能性が考えられるため、研究レビューを実施しました。
【レビュー対象とした研究の特性】
中高年の健常者(40歳以上)を対象に、ビフィズス菌MCC1274(B. breve)の摂取が認知機能に与える影響を検証した文献を検索しました。検索日(2021年2月18日)以前に公開された英語論文と日本語論文を6つのデータベースから検索し、プラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験を報告した1報が最終的に採用されました。当該文献は、森永乳業株式会社が臨床試験を外部委託し、提出された試験結果報告書に基づいて同社社員が執筆していました。
【主な結果】
採用された研究では、日本国籍を持つ健常な50~79歳の方にビフィズス菌MCC1274(B. breve)を摂取させた所、複合的な認知機能が向上しました。特に、即時記憶、遅延記憶、視空間構成の3領域において認知機能が向上しました。ビフィズス菌MCC1274(B. breve)の一日あたりの摂取目安量は、200億個と考えられました。また、試験食品に起因する有害事象はありませんでした。
【科学的根拠の質】
本研究レビューでは1報しか抽出されなかったため、非一貫性ならびにその他バイアス(出版バイアス等)が評価できませんでした。さらに、被験者数も多くないことから、今後の研究が本研究レビューに影響を与える可能性が考えられます。しかし、採用した研究がRCTであり、複数の認知機能検査ならびに複数の検査項目で認知機能の改善が確認できている事から、本品の表示しようとする機能性の科学的根拠は妥当だと判断しました。

運動ヘルプ(小林製薬株式会社)の口コミ・効果とエビデンス:機能性表示食品

小林製薬株式会社の機能性表示食品,運動ヘルプのエビデンス(科学的根拠)


小林製薬株式会社
が消費者庁に届出た機能性表示食品【運動ヘルプ】のエビデンス。科学的な根拠に基づいています。届出番号・届出日・届出者名・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・会社の評判・成分の評判・表示しようとする機能性・当該製品が想定する主な対象者・安全性の評価方法・安全性に関する届出者の評価・摂取する上での注意事項・生産・製造及び品質管理に関する基本情報・機能性の評価方法・製品の機能性に関する届出者の評価を紹介します。
千葉一敏先生(薬剤師・サプリメントアドバイザー)による、届出のあった機能性表示食品の注目ポイントを判り易く解説です。

動画で見る機能性表示食品と成分の解説一覧(動画)

機能性表示食品制度が始まってから届出た商品の一覧を紹介しています。
会社別・年度別にまとめてありますので、ご利用ください。

機能性表示食品まとめ一覧

小林製薬株式会社

【届出番号】
F948

【届出日】
2021/02/25

【届出者名】
小林製薬株式会社
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【商品名】
運動ヘルプ

【食品の区分】
加工食品(サプリメント形状)

【機能性関与成分名】
HMBカルシウム(カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート)
クリックすると楽天市場の検索結果が表示されます。

【表示しようとする機能性】

本品には、HMBカルシウム(カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート)が含まれます。
HMBカルシウム(カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート)には、運動との併用で自立した日常生活を送る上で必要な筋力(立つ・歩くための筋力)の低下抑制に役立つ機能があることが報告されています。筋力の衰えが気になる方に適しています。

【想定する主な対象者】
スポーツ選手やトレーニングされた者を除いた健康な中高年(筋力の衰えが気になる方)

【安全性の評価方法】
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。

【安全性に関する届出者の評価】
①喫食実績による食経験の評価
 当該届出商品は、機能性関与成分であるHMBカルシウム(カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート)<以下、「HMBカルシウム」と記載する>を一日摂取目安量当たり1.5g含有する食品です。原料メーカーの実績によると当該届出商品と類似する食品(HMBカルシウムを一日当たり1.5g以上含有した食品で水などと共に摂取される商品)の2012年8月~2017年7月の5年間における販売量はHMBカルシウム換算で約15t(約8,100,000食に相当、30日分換算で約270,000個に相当)でした。これらの類似する商品は年齢や性別を問わず全国規模にて販売されていますが、これまでに重篤な健康被害の報告は受けていません。
②既存情報による安全性試験の評価
 研究者等が調査・作成したデータベースにおいて、一日3g以下の使用については安全と考えられる旨の記載があります。また、HMBカルシウムの安全性に関する研究報告をデータベースで検索したところ、ヒトを対象とした安全性に関する報告が3報ありました。一日2g~6gのHMBカルシウムを4週間~1年摂取した場合に、3報すべての報告において有害な作用はみられていません。
なお、データベースを用いた調査の結果、医薬品との相互作用に関する報告はありませんでした。

 以上のことから、当該届出商品は摂取目安量を守り適切に摂取する場合、安全性に関し問題はないと判断しました。但し、本品にはカルシウムが含まれることから、多量摂取によるカルシウムの過剰摂取にならないよう注意が必要です。

【摂取する上での注意事項】
●乳幼児・小児の手の届かない所に置いてください。
●乳幼児・小児には与えないでください。
●食物アレルギーの方は原材料名をご確認の上、お召し上がりください。
●原材料の特性により色等が変化することがありますが、品質に問題はありません。
●本品には、カルシウムが含まれます。カルシウムの過剰摂取にならないよう注意してください。1日摂取目安量を守ってください。

【生産・製造・品質管理に関する基本情報】
当該製品は公益財団法人日本健康・栄養食品協会から認定を受けた健康補助食品GMP認定工場にて製造しております。

【機能性の評価方法】
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

【届出者の評価(エビデンス)】
【標題】
HMBカルシウム(カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート)による筋肉や筋力に関する研究レビュー

【目的】
成人健常者に、HMBカルシウム(カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート)<以下、「HMBカルシウム」と記載する>を摂取させた際に、HMBカルシウムを摂取しない場合またはHMBカルシウムの摂取前に比べて、筋肉量及び筋力が増加、または低下が抑制されるか、についての検証を目的としました。

【背景】
自立した日常生活を送り続ける上で、心身機能の維持及び向上は不可欠であり、筋肉及び筋力の低下抑制などの身体機能の維持及び改善は、重要な要素です。HMBカルシウムは、複数の文献で筋肉、筋力に関する効果が報告されていますが、効果を総合的に評価した研究レビューの報告はありませんでした。

【レビュー対象とした研究の特性】
文献データベースを用いて、スポーツ選手やトレーニングされた者を除いた健康な者に、HMBカルシウムを摂取させると、筋肉量及び筋力が増加、または低下が抑制されるかについて論文を検索しました (検索日 2018年2月26日、2018年1月24日)。またハンドサーチを実施しました(検索日2018年2月26日)。最終的に6 報のランダム化比較試験の論文を採択しました。本研究レビュー実施にあたっての利益相反はありません。

【主な結果】
HMBカルシウムの摂取は、自立した日常生活を送る上で必要な筋肉量及び筋力の低下抑制に役立つ可能性が高いことが示されました。HMBカルシウムの一日あたりの有効な摂取量は1.5~6gであると示唆されました。なお、重篤な副作用はみられませんでした。

【科学的根拠の質】
研究の限界としてはスポーツ選手やトレーニングされた者、及び日本人を対象とした報告が含まれていないことが挙げられます。採択した文献にスポーツ選手やトレーニングされた者を対象とした試験は含まれていませんでしたので、トレーニング等で鍛えられた筋肉や筋力への有効性は不明です。従いまして、確認された筋肉量及び筋力についての機能性は、自立した日常生活を送る上で必要な筋肉量及び筋力に限定されます。なお、採択した文献はいずれも海外での研究でしたが、日本人やアジアで行われた研究においても同様の結果が報告されていることから、日本人においても同様の機能が期待できると考えられます。